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-165- RX−7 本塗り前
ついに本塗りです。大変お待たせ致しました(既に塗り終わっていますが…)。
フェーエルリッド(給油口蓋)は外してありますが、これも塗ってあります。
リヤゲートには大型のリヤスポイラーが付いている為、この端がクォーターパネル上部に差し掛かってしまうので「半開き」の状態にして塗装します。上まで開けてしまうとマスキングの範囲が大きくなり「空気溜まり」が出来てしまい、塵の付着が増える恐れがある為、極力開かない状態にしておきます。 それよりもやはりトランクは閉まった状態で塗るのが好ましいので(私的見解です)、一時はリヤスポイラーを外す事も検討しましたが、ボルトだけでは無く「両面テープ」も使われていた為、こちらは断念致しました。その他付属品は殆ど外しております。 リヤバンパーは、クォーターパネル内部より付いているボルトを外し、隙間を若干開けてあげる事により、完全に外さない状態で綺麗に仕上がるようにしております。
仕上がり的には美しく塗れたと思います。こちらも完成までもう少々お待ちください。
2006/05/21
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-164- FD3S マスキング技法&専用工具
マスキングの「専用工具」と言っても単なる自作品なのですが、普通のプラスチック製の「パテベラ」の、この先端を曲げてあげる事により、通常指先だけでは不可能な部分のマスキングが容易に出来るようになります。
通常、フロントフェンダーを塗らないでドアパネルを塗る場合、フロントフェンダー表面に単にテープや紙を張って養生(マスキング)するだけの方法になってしまいがちですが、フロントドア前方を後方や下部と同じく「バックテープ」にする事により、パネル隙間内部との空気を完全に遮断する事が出来ます(説明難しいです…。しかも同業者向けです…)。
通常フロントドア前方は、ドアを開いた状態では内側に入り込んでしまう為、裏からテープを張る「バックテープ」の技法は難しいです。しかし「バックテープ」こそが理想的なマスキングであり(私的見解です)、これのみが完全な空気の遮断を可能とします。
専用の工具を使ってこの個所のバックテープを行う方法としては、30mm〜50mmのマスキングテープをパネルと直角の状態で隙間に指し込み、ドアエッジに軽く仮止めした状態でヘラ先端を隙間に指し込みます。ヘラの先端は直角になっているので、ドア裏側のテープ部をスライドして擦るだけで、しっかりとテープを裏側に貼り付ける事が出来ます。後はヒラヒラとして食み出た部分をフェンダー側に固定するだけです。
ちなみに、ヘラの「曲げ具合の角度」「厚み」は色々とあると便利です。アウディ系はこの隙間が狭いので、ヘラ先端は極力薄くしておくと良いです(折れるデメリットはあります)。 曲げ具合の角度は、用途によって直角(90度)では無い方がやり易いので、若干角度の違う物を数種類作っておくと重宝します。場合によっては100度くらいの角度がついている方が使い易いです。
これの最も良い利点は、「コストが安い」に限ります。自分なりの工具が数分で作れますし、ヘラの仕入れ原価は恐らく¥200しない筈です。作成に失敗したり、折れてしまったとしてもリスクは非常に少なく済みます。
曲げる方法としては、いつも使っているドライヤー(工業用)が良いです。緊急時に作成する時はライターでも良いのですが、プラスチック内部に十分に熱が加わる前に先端に引火してしまい、異型になってしまいます(これも経験済みです)。 ジコラヘラ(商品名)以外にも、ヨトリヤマカップ1L(商品名)に付属の「攪拌棒」もお勧めです。しなりがあるのでこれも場合によっては重宝します。
この方法を考案してから(と言うより、知っている方には当たり前の事なのですが…)、フェンダーを塗らない場合でのドアマスキングでは100%徹底出来ています。思ったよりも全然面倒な作業では無く、実はマスキング時間効率は上がるとも思います。 ご存知無かった方は是非ご活用してみて下さい。
2006/05/21
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-163- RX−7 FD3S 入庫
こちらも実は以前の都筑店で御来店頂き、その時はボンネットのお見積もりをさせて頂いたのですが、今回は側面イタズラ傷のご依頼になります。先日は御来店・御足労有難う御座いました。イタズラ傷、世の中本当に多いですよね…。卑怯極まりありません…。
色は黒のソリッドですが、純正からの2コート仕上げになっている為(最初は1コートソリッドかと思っていました)、純正と同じように2コート(ベースコート黒→クリアーコート)で仕上げます。実は本日最終で本塗り完了致しました。
損傷を受けた部位は、左ドアと左クォーターパネルで、その他大きな損傷は無く全体的に綺麗な状態です。ソリッドの黒は維持するのも大変ですが(洗車傷等の小傷が目立ちます)、深々とした漆黒を維持出来ればやはり美しい塗色でもあります。
ちなみにこちらのブラック、黒の中でも相当漆黒です。色相的には「青味」があり、とにかく「黒い」です。
ソリッドの黒は、単に「黒」と言っても、実は千差万別です。「赤い黒」もあれば「黄色い黒」もあり、明度が高ければ「グレー味」っぽい黒もあります。「ソリッドの黒だから調色しない」なんて感覚は通用しないと思います。 私的に感じている所では、国産車(日本車)の方が外国車よりも漆黒度が高く(所謂「黒い」)、昔の黒程「黒い」気がします。恐らく「黒」の顔料主成分が何かしらの現行の規制に引っかかるのでは?、と思います。 補修塗料でも、外資系塗料の黒は「弱い」と感じられます(今まで使った外資系塗料PPG・DUPONT・STANDOXでの経験だけですが…)。逆に国産塗料の方が原色でも漆黒感は強いです(今まで使った国産塗料 関ペ・ロックだけの経験ですが…)。
「外資系は黒に弱い」と記載はしましたが、対応出来ない訳ではありませんのでご安心下さい。塗料メーカーのデータ上では存在しない原色の設定はあります。デュポンでは「G9900」、スタンドックスでは「リアルブラック」「ブリリアントブラック」などがそうです。G9900では専用の硬化剤とシンナーを使用すれば通常のベースコートと同様に使用出来ます(センタリ原色5%まで混合可)。スタンドックスは通常の硬化剤とシンナーで対応出来ます。
黒の難しい所は、色を混ぜれば混ぜる程「明るく」「濁る」事になります。極端に言うと、段々「グレー」になっていくのです…。 例えば、「もう少し赤味が欲しい」となって、赤の原色を入れれば、黒はグレーになっていきます。それを考慮し、色相の合った原色黒を選択し、明度・濁りを考慮しながら色相(色味)を演出していかなければなりません。白を入れる場合も、実際には「白」では無く「マイクロチタン」(マイクロホワイト)を使用して「透明なスカシの青味」を作り出したりします。実際にはマイクロチタンはソリッド色に使用しないのが定説なのですが、こうしないと出ない(作れない)色のケースも多いです(これについては塗料メーカーに了承済みなので問題は無いと考えております)。
2006/05/21
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-162- VW LUPO GTI 調色作業詳細
こちらはスタンドックスの「原色特性表」の一部で、実際に使用した塗料が赤枠の二色のみで、データに記載ある色は赤枠561と、青枠566と、そしてホワイトです。
561は朱色のような赤で、「濁る」と記載ありますが、これがメインの色になるので抜く事は出来ません(類似色もありません)。 問題となったのは「566」のパープルとホワイトで、これらが入ると(混ざると)鮮やかな色味は出せません。このパープルの代わりに、鮮やかな青味の856に切り替えます。説明にあるとおり透明度が高いので、青味を演出する上で「濁り」を出し難いのです。「ホワイト」は、これが混入されると非常に濁ってしまうので、これも入れません。基本的には561と856のみのバランスで彩度・色相・明度を再現し、最終的な微調整で566を数滴使います。データを使用しない一からの目調色です。 しかしこの出来上がった塗料は非常にトマリ(=染まり=隠蔽力)が悪く、これ単体では10回塗っても色が染まりません。なので最初に作った廃棄塗料を下色として隠蔽に使用し(3回)、その後調色完成した色で仕上げます。
2006/05/20
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-161- VW LUPO GTI 出庫
先日無事出庫致しました。夜勤明けのお疲れの時ににわざわざ御足労頂き有難う御座いました。
今回で二度目のご依頼だったのですが、以前塗らせて頂いた時には「塗装カルテ」を作成していなかった(まだ始めていなかった、或いは作成し忘れた)のか、カルテが存在しませんでした。その為、また調色で苦労してしまい(以前もしたのです…)、今回も塗料を3回作り直しとなってしまいました。調色していて3回目の作り直しの時に「あ、そういえば以前はこうやったんだ…」と思い出したのです。自業自得です…。
LUPOの赤ソリッドはこちらの車両しか経験無いのですが、とにかく彩度が強いです(鮮やかです)。塗装屋的な観点からして、在り得ないくらい鮮やかです。
今回の調色については、結局の所、メーカー(スタンドックス)のカラーデータから作成していては一生出ません(作れません)。簡単な原色構成なのですが、原色の選択自体が間違っている為、これを解決しなければなりませんでした。詳しくは次に記載致します。
とりあえずは、この度のご依頼・ご贔屓有難う御座います。毎週箱根に通うくらい走るのが好きなオーナー様ですが、くれぐれも事故にはお気をつけ下さい。極力当店ではお世話させて頂かないように…です。
2006/05/20
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-160- VOLVO 850 リヤガラスモールアップ処理
今回は対物100%の保険修理なので、リヤガラス脱着はコスト的に問題無いのですが(支払いは保険会社支払いの為)、リヤガラスモールが十分な程めくれ上がる為、ガラスは外さずに「リフティングテープ」なる柔らかい紐状の専用具を挟み、モールを塗膜から浮かせます。これによりモールの隙間内部まで塗料が入り込む為、ガラスを外さなくても美しい仕上がりにする事が出来ます(業界的には当たり前の工具なのですが…)。現状、問題(雨漏れ・風切り音等)の無いガラスを外す事は余り好ましいと思いませんので、今回はこちらの方法と取らせて頂きます。
ちなみにこの様な「モールアップ処理」はどの車種でも対応出来る訳ではありません。BMWの場合は結構難しかったりします…。中には、一旦外すと再利用出来ないガラスもあったりします。例えば現行ジャガーのリヤガラスは再利用が難しいとの事です(ガラス屋さん談)。
既に磨き作業も完了しており、各部品も揃っておりますので、来週早々組み付け作業に入り、早ければ半ばには完成する予定です。仕上がり楽しみにお待ち下さい。
2006/05/20
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-159- VOLVO 850 本塗り完了
そして本塗り完了です。美しく仕上げられたと思います。
リヤバンパーの上部は樹脂素地がそのまま残る仕上がりの為、この部分はマスキングします。バンパーは新品時にプライマー塗布仕上げになっている為、全体的に#1200で軽く研磨、その後スコッチで細部までの足付けを行います。
2006/05/20
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-158- VOLVO 850 本塗り直前
大変お待たせしております。先日は御足労頂き有難う御座いました。実は既に本塗りも完了しております。完成までもう少しです。
こちらのボルボもリピーターの方で、以前リヤバンパーを修理させて頂いたのですが、今回は後ろから追突されてしまい、リヤ周りの修理になります。 車体としては幸いなことに(全然幸いな事では無いのですが・・・すいません…)ボディ(フレーム)へのダメージは少なく、バンパーとその骨格(リーンホースメント)の交換がメインとなります。リヤゲートとリヤライセンスプレート(ナンバープレート)には少し傷が入っていたので、プレートは交換(再交付)、ゲートは塗装になります。 リヤバンパーは交換で、その骨格(リーンホース)も交換です。リヤゲートに貼ってあったバッジ「VOLVO」「850」も交換になります。
2006/05/20
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-157- MINI オールペン(業者様企画物)完成
とりあえずここまでで当店がご依頼頂いた分は完成になります。この後、車高が下がったり(現時点何故か車高高過ぎです…)、内装全て張り直し、各機関のメンテナンスを行って販売される事になるそうです。
私的な感想としては、イギリス車っぽく無く、斬新さと今風な感じに仕上がっていると思います。最初にうちに来た時の状態としては、見た目は結構ヤレた感じの車体でしたが、今回の施工でビシっと仕上がったと思います。作業内容としては、いつも通り新車肌の再現に勤めましたので、「いかにも塗りました」感を抑え、色が変わっても違和感の無い仕上がりに出来たと思います。ご依頼頂いた元請様には感謝です。
ちなみにこちらの車両を購入ご希望の方は、当店にご連絡頂ければ元請様を紹介致します(これに関して全く許可など頂いていないのですが…)。ちなみに紹介しても安くなったりなどはしないと思いますが…。
2006/05/20
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-156- MINI オールペン(業者様企画物) ホイール塗装
ホイールはボディよりもちょっと淡く明るいチャコールブラックに仕上げます。
ホイール素地はアルミ無垢の状態なので、素地調整としてはリン酸によるエッチング処理を行い、その後ウォッシュプライマー(デュポン820R)を塗布し、続けて(ウェットオンウェット)トップコート(チャコールブラック)になります。
この他、フロントグリル周りを艶消しの黒に(流行のチョイ悪風な感じです)、室内の各パネルをルーフと同色のグレーで、これを艶消し仕上げにして上品に仕立てます。艶消しと艶在りを別けると、全部で5色塗り別けてたりします。これが結構大変でした…。
2006/05/20
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-155- MINI オールペン(業者様企画物) メッキバンパー塗装
純正のメッキバンパーも塗ります(塗りました)。色はルーフと同じグレーのソリッドで、色を統一させる事により品良く仕上げます。
ちなみにメッキが施された物には通常塗装は難しい事です。簡単に剥がれたりします。メッキにも色々と種類はありますが、ミニのバンパーへの塗装は既に塗装工程が確立されています。密着性の基準としては、JIS碁盤目テストをクリアーしています。
【JIS碁盤目テストとは】 カッターナイフで一定間隔で碁盤目を入れた試験片上の塗膜に「JIS Z1522」に規定する幅18mmまたは24mm、粘着力2.94N/10mm{300gf/10mm}以上のセロハン粘着テ−プをはり(私の場合はガムーテープです)、はがした後の塗膜の付着状態を観察するテストです。 塗膜のはがれ具合によって、塗料の付着度合いを0〜10点で点数評価します。10点とは、切り傷1本ごとが、細かくて両側が滑らかで、切り傷の交点と正方形の1目1目にはがれが無い状態をいいます。(画像内参照)
ポリエチレン素材への塗装と同様、メッキへの塗装方法はまだ公には出来ないのですが(経営上の理由で)、いつか皆様に公表したいと思っております。 理論的に考えれば解明出来る事なのですが、やはり通常使わない材料も使用しますので、これが見つけられれば難しい事では無いと思います(しかしポリエチレンへの塗装は相当難しく面倒です。また、どちらも非常に高コストな作業でもあります・・・)
ちなみに、メッキ・ポリエチレン共に、「密着剤」を使用している訳ではありません。密着剤を使用してもある程度は食い付く(密着する)のですが、経年数により剥がれたり、今回のバンパーの場合は飛び石により簡単に無数の飛び石傷が出来てしまったりします。
2006/05/20
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-154- MINI オールペン(業者様企画物) ルーフカラー本塗り完了時
先に塗った、ブラックメタリックを一旦焼き(強制乾燥硬化し)、続けてルーフパネルをグレーのソリッドで塗装します(しました)。
2006/05/20
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-153- MINI オールペン(業者様企画物) ボディカラー本塗り完了
ボディカラーのブラックメタリック塗装直後の状態です。
通常業者さんからのご依頼の場合、「とにかく安く」と思われがちですが、実際そうではありません。今回も結構な費用を頂戴しておりますので、使用する材料(塗料)もより良い物(スタンドックス/クリスタルクリアー)を奢ってあげます。 こちらの車両は既に先日納車済みなのですが、その時に以前(およそ2年前)塗らせて頂いた、ショップ様所有のミニを拝見させて頂きましたが、その時も良い(高い)材料(塗料)を使用していたので、やはり今でも美しい状態にありました。この様な事が非常に嬉しい事であり、生きる糧になったりします(大袈裟ですが…)。
ちなみにこのミニはドアパネルを付けたままドア内部を塗っていますが、通常はこのやり方では無く、ドアは外して塗装します。または内部を先に別工程で塗装完了させてからドアを付け、外板のみで本塗りしたりします。
2006/05/20
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-152- MINI オールペン(業者様企画物) 本塗り前
本塗り直前の状態です。 サイドシェル(ロッカーパネル)、タイヤハウスも塗るので、車体はリジットラック(通称:馬)で固定してあります。宙に浮いているみたいです。
ボディはメルセデスのブラックメタリック、ルーフも同じくメルセデスのグレーで塗装しますが、グレーは別工程で塗りますので、とりあえずは屋根も一緒にブラックメタリックで塗装してしまいます。
フロントフェンダーには穴が一杯開いていますが、これはオーバーフェンダーが取り付く箇所の穴で、既存の純正品のオーバーフェンダーを固定してあった穴と、今回新たに取り付ける13インチ用のオーバーフェンダー(これも純正品です)を固定する穴を新たに開けました。フロントフェンダーは穴部分は防錆処理のみになっていますが、クォーターパネル(リヤフェンダー)の穴は室内に通じている箇所があるので、ここはシーリング&リベットで塞ぎます。オーバーフェンダーが付けば見えない箇所なので、予算の都合上この処理になります。綺麗に穴を埋める場合はやはり溶接になりますが、安易に火を入れる(溶接する)よりは、今回の処理でも十分だと思います(シーリング&プライマーにより鉄とアルミ(リベット)は絶縁されているので電位差による腐食は無いと考えられます)。
2006/05/20
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-151- MINI オールペン(業者様企画物)
連休明けに多忙になってしまった理由として、これがありました…。 いつもお世話になっている業者様からのご依頼で、ショップオリジナルのミニを作成します。当店が担当するのは勿論外装のみですが、結構色々やる事となりました・・・。 内容としては、とりあえず現状のグリーンメタリック(ブリティッシュレーシンググリーン)から、ミニショップの社長さんの提案する色に変更するのですが、計5色使用する内容となったので決行手間が掛かってしまいました。ちなみに色替えのオールペンは現在受け付け停止させて頂いております。業者様からのご依頼で、ミニのみ取り扱っております。不都合お掛けして申し訳御座いません(既に3年待っていただいている方が居たりするのですが…)。
2006/05/19
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-150- ミニ マークU ホイール
こちらは、先日出庫したミニマークUのホイールで、当初錆だらけの状態でしたが、サンドブラスト専門業者さんに処理を御願いして、当店に到着した時の写真です。
簡単なものであれば当店でサンドブラスト処理を行ってしまいますが、ホイール4本となると結構大掛かりなので、このような場合は専門の業者さんに依頼してしまいます。当店がいつもお世話になっているのは埼玉のU2(ユーツー)さんになります。ウェットブラストや、ダイヤモンドコートなど、通常のサンドブラスト以外にも色々と頼りになります。DIY好きな方は是非ご参考下さい。
2006/05/19
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-149- アルシオーネSVX出庫
こちらは連休前からお預かりしておりました、フロントバンパー交換のアルシオーネで、先日無事出庫致しました。遠方からの御来店有難う御座いました。
全体的には非常に程度の良い状態の車体ですが、補修暦のあるボンネットに少々問題が起きているのがオーナー様的に非常に気になっているご様子で、恐らく今後機会があればご依頼頂く事と思います。しかしその修理方法としては、塗膜総剥離か、ボンネット交換になるとは思いますので、とりあえずは今の状態で許してあげておくのも良いかと存じます。
この度のご依頼有難う御座いました。大切な愛車に末永く乗り続けられるよう私も応援しております。
2006/05/19
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-148- VW LUPO 本塗り完了時
「赤」のベースコートは傷を処理した周辺のみで、パネル一枚全てを赤で塗る訳ではありません。一枚塗ってしまうと隣接パネルとの色違いが起きてしまうからです。勿論調色はしていますが、「100%同じ色」は作れる物ではありませんので、パネル内(フロントフェンダー)でベースコートをボカシ、色味を馴染ませていきます。そしてクリアーはフェンダー一枚塗装します。これが所謂「2コート塗装」なる作業です。今回はソリッド色(メタリック・パールでは無い色)なので、「2コートソリッド」と呼んだりします。
ホワイトパールでは、ベースコートとして「ソリッド白」の上に「パールコート」をし、その上にクリアーを塗るので、「3コート塗装」となります。通常は「3コートパール」と呼んだりします。
2006/05/19
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-147- ポルシェボクスター 塗装後のリヤバンパー
この日は本塗り予定が他にもあり、一番最初にボクスターのリヤバンパーを塗装後、40℃20分くらいで軽く乾燥硬化(強制乾燥)させ、一旦ブースから出します。その後、ブース内にあるローバーミニ(業者様)のルーフ(屋根)を塗装し、その後またバンパーをブース内に入れて一緒に強制乾燥(60℃40分)させます。エコノミーでエコロジーな方法になります(業界内では当たり前の事なのですが…)。
2006/05/19
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-146- VW LUPO GTI 入庫してます
既に2日前に本塗り完了し、本日磨き作業まで完了致しました。画像は入庫時の時の撮影で、損傷は左フロントフェンダーに20cmのイタズラ傷になります。痛い感じです・・・。
こちらの方もリピーターの方で、以前は都筑店の時に左クォーターパネル(リヤフェンダ)を塗らせて頂きました。その時の修復箇所の状態は良好です。この度のご贔屓有難う御座います。
VW系オーナーには結構有名な「VWM」(フォルクスワーゲンマニアックス)なるサイトの管理人さん達は、実は昔からの当店のお客様で、そこからのご紹介でVW系の車両は多数御来店頂いております。LUPOのGTI自体、マニアックな方が多いと思うのですが…。
2006/05/19
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-145- ポルシェ ボクスター リヤバンパー取り外し
掲載大変お待たせ致しました。既に出庫済みとなりますボクスターですが、各内容の説明をさせて頂きます。 実はGW連休前に、リヤバンパー内の一部を部分的な補修(クイックスポット)での作業を行いましたが、出庫直前に不都合を発見した為、連休明けに再度お預かりさせて頂く事になりました。「不都合」とは、クリアーのボカシ目がはっきりと出てしまった事です。 通常反射率の高い白であれば、この「ボカシ際」は目立たない仕上がりになる筈だと考えて作業しましたが、新車時の塗膜が極端な軟化剤使用での塗膜であった為にボカシ際が目立ってしまいました。オーナー様には目立たないと言って頂けたのですが、自分的には許せないレベルであった為、その時は一旦出庫して頂き、後日再入庫となりました。その節はお手数をお掛けしてしまい申し訳御座いませんでした。 再補修の方法としては、クリアーのボカシ際が上手く出来ない事が解った以上、リヤバンパー全ての塗装が望ましい事となり、バンパーは取り外しての塗装となります。昔のポルシェに比べ、現行型ではバンパー脱着はそんなに面倒な作業ではありません(964などはとにかくボルト数が多いです・・・)
2006/05/18
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-144- MINI マークUボディ外板本塗り直後
左右ドアと、ボンネット、トランクは別で塗ります。
ルーフは白(オールドイングリッシュホワイト)の仕上がりになりますが、これも一旦ボディのグリーンを完了させてからとなります。
車両お預かりからおよそ半年、長かったですがついに本塗り完了で、安心した一時でした…。
2006/05/08
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-143- ミニ マークU 外板パネル本塗り直前
本日無事元請の業者様に納まりました、床に穴の開いていたミニです。
室内と下周りは既に本塗り済みで、その側のみ単体での本塗りとします。外側もエポキシ系プライマーサフェーサーと、その上にウレタンプライマーサフェーサーの塗布で仕上がっています。
2006/05/08
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-142- 他店工場見学
仲の良い川崎の鈑金屋さんの所に遊びに行った時に撮ってきた画像です。 昔アルバイトに行っていた町工場で一緒に働いていた方で、私よりも半年早く独立し、昨年引越してこの新しいブースが導入されました。ブース設置には相当拘り、床下は1メートルも掘ってしまいました。この工事費が結構高いのです…(うちは40cmとの事です)。 先日は新型もマセラティも入庫してたりと、遊びに行くだけでも相当勉強にもなります。
2006/05/08
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-141- ジャガーXJR 本塗り直後
そして本塗り完了です。
ボディ全体の肌が、ポリッシュされた鏡面状の仕上がりになっている為、塗ったパネルも後に肌を殺して(肌を削り落として)のジャガー的な仕上がりとしております。
ちょっとした擦り傷と、洗車傷の付いたボディの修復に何十万も掛ける事は、やはりオーナー様以外には理解し難いところでもあるとは思いますが、仕上がりを見て頂いてお連れ様の方にも喜んで理解して頂ければ何よりです。この度は有難う御座いました。
2006/05/08
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-140- ジャガーXJR 本塗り前
こちらはGW連休前に出庫済みのジャガーになりますが、途中工程と内容の紹介をさせて頂きます。
今回のご依頼は、左リヤタイヤ前方の部位の修理と、ボディ全体のポリッシュ&コーティングになります。5年前くらいからの常連さんです。いつもご贔屓有難う御座います。
リヤドアは損傷的にはそんなに大きくは無かったのですが、以前の補修暦(購入当初からの補修暦)でドアにびっしりパテが入っている(付いている)状況なので、そのラインとの「繋ぎ」をスムーズにする為にサフェーサーの範囲は大きくなりました。
2006/05/08
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-139- 工具棚作成 in Pro_Fit
GW中を利用して作成していた作成棚です。この業種は工具や使用材料は増えていく一方なので、それに対応すべく新たに収納棚を拡大し続けなくてはなりません。両面テープの種類だけでもおよそ20種類×2セットは常備しなければなりませんし…。
写真はフレームが完成し、ペンキ(フタル酸塗料)を塗り終えた所です。時計は12時を指していますが、勿論夜中の12時です…。 無事板も貼り終えて、既に工具は収納済みです。連休明けはまだ落ち着いていますが、5月中旬までは既に予約で一杯となっておりますので、各作業がスムーズに進行出来るようにしたいと思います。
2006/05/08
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-138- CLK240 リヤスポイラー塗装
画像では取り付けているように見えますが、乾燥硬化時の熱によって変形したリヤスポイラーを、ボディに仮合わせしている所です。今回のご依頼としては塗装のみで、取り付けはオーナー様自らの手による施工となります。
素材はウレタン系でしたが、やはり巣穴は多少空いていたので、一旦#240で研磨の後にプライマーサフェーサー塗布→研磨(#600〜#1200)で、トップコートは調色無しでのデーターからになります。やはり色味はボディと異なってはしまいましたが、オーナー様的に満足して頂けたのでこれはこれで良いと思います(色違い発生は承諾の上での作業ですので…)。
無事取り付け完了していると思いますが(元ディーラーメカニックとの事なので心配はしておりませんが)、もし難航しているようであればお気軽にご相談下さい。この度は有難う御座いました。
2006/05/08
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-137- アルシオーネ バンパー本塗り完了時
バンパーダクト部の、樹脂素地の「黒」部分は塗装しない為、この部分のみマスキングをします。
ちなみにこのスバル「アルシオーネ」なる車両は結構マニアックな車両で(それでも当店に他に3名程常連さんがいらっしゃいますが・・・)、知らない方も多いと思いますので、紹介文を他サイトから抜粋してみました。
【アルシオーネとは】 イタリアの著名なカーデザイナーであるG・ジウジアーロ率いるイタルデザインがスタイリングを担当した。オリジナル原案に極めて忠実な市販モデルが完成したことに当のイタルデザイン側も驚いたという。外観だけでなくその中身も負けず素晴らしいものだった。当時としては先進的な4WDシステム(VTD機構付き;不等&可変駆動トルク配分)とスバル独特の3.3L水平対向6気筒エンジンを搭載し、その性能は世界屈指のグランドツーリングカーといっていいものであった。
【G・ジウジアーロとは】 ジウジアーロ氏の手掛けた作品は、初代フィアット・パンダやアウディ80、BMW M1、最近ではアルファ159やブレラなどが有名だが、日本との関わりも深い。古くはいすゞ・ピアッツァや117クーペ、スバルSVX、初代アリスト、それに2004年のジュネーブショーでトヨタが発表したアレッサンドロ・ポルタなどはまだ記憶に新しい。 自身の創作活動50周年を記念し、1台のプロトタイプをデザインした。その名は、フェラーリ GG50。
との事です。
2006/05/08
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-136- アルシオーネSVX入庫
こちらのSVXは、先日お世話になったプレリュードのオーナー様の妹様の御車で、プレの仕上がりを気に入って頂き今回のご依頼となりました。遠方からの御来店有難う御座いました。
既に本塗り&組み付けも完了し、最後に磨きをして完了となります。本日中に完了予定です。
損傷状況としては、バンパー角を擦ってしまい下地が露出している状態ですが、既に4回の修復暦があるとの事で、膜厚も相当ついてしまいそのまま塗るよりもバンパー自体を交換する事となりました。画像手前にある黒いバンパーが新品状態の物です。
予定通りのお渡しが出来ると思いますのでご安心下さい。
2006/05/08
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-135- アルファ156 クイックスポット本塗り完了時
この部位以外にも、他に二箇所をクイックスポットにて対応しております。フロントバンパーとリヤバンパーでは、各部品によって色が違うので(補修&退色による)、実際にはどちらにも近い感じに調色を仕上げておりますが、「どちらにも合わせている」と言う事は、「どちらにも合っていない」事でもあります。これをベースコートのボカシ方(ボカす部位)で、色違いを解らない仕上がりにする事に重点をおきました。
2006/04/30
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-134- アルファロメオ156 クイックスポット本塗り前状態
損傷範囲的には大きく見えますが、部分的な補修(スポット補修)で可能かどうかを判断するのは、「クリアーのボカシ際」が要となるので、今回のケースでも部分的な補修「クイックスポット」で対応可能となります。クリアーのボカシ部分で目立つ箇所は、画像内の黄色丸箇所のみとなり、他は殆ど目立たない部位になります。実際仕上がって車両をお渡しする状態でも、クリアーのボカシ目は殆ど解りません(お客様も私も肉眼では解らない仕上がりですが、赤や黒のソリッドの場合、後にクリアーのボカシ目は解り易い塗色でもあります)。
2006/04/30
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-133- アルファ156 調色作業
アルファロメオのロッソ(赤)のように、頻繁に塗る塗色の場合、カラーデータからいきなり作らずに、今までに作成した事のあるデータを利用したりします。データとしては「塗装カルテ」に色板(テストピース)として残っているので、これを実車に合わせて最初に確認します。アルファの場合は車両毎に全然色が違うので余り参考にはならないのですが…(ベンツの744シルバーなどは重宝します)。
2006/04/30
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-132- 電動車椅子用ホイール塗装完了
色分けとして、ホイール全体が黒のソリッドで、リムのみブルーメタリックの仕上がりとなります。
最初にソリッドの黒で一旦塗装を完成させ(乾燥硬化させ)、ホイール表面のみ再下地処理(足付け処理)の後、リムのみブルーメタリックにする為にマスキングをし、塗布後マスキングを剥がしてホイール表面全部にクリアーをコートします。二回工程です。
この度のご依頼、ご贔屓有難う御座いました。またご相談ありましたらお気軽にどうぞ!
2006/04/30
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-131- 電動車椅子作業内容書
今回の様に、通常の依頼(自動車補修)では無い特殊なご依頼の場合、その内容を出来るだけ解るようにして残すようにはしています。 今回のご依頼も、前回と同じ様な仕様とし、アルミホイールは2色塗り分けての仕上がりになるので、その「見切り箇所」の確認は、以前行った時の作業内容を確認して作業します。カラーデータも「塗装カルテ」として残っていました(多忙な場合作成していない時もありますので…)。殴り書きなので暗号みたいな文面ですが…。
2006/04/30
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-130- 電動車椅子用部品各種塗装依頼
こちらも以前、電動車椅子一台分の塗装でお世話になりました方からのご依頼で、今回はスペアー用の部品の塗装依頼になります。アルミホイール二本と、フロントフォーク二個の塗装です。ホイールは新品で、塗るのがちょっと勿体無いのですが・・・。
2006/04/30
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-129- アルファロメオ156ワゴン入庫
こちらは以前都筑店でお世話頂きましたアルファで、今回は各部の小傷の修理をご依頼頂きました。ご贔屓有難う御座います。
この度の損傷箇所としては、リヤバンパーモール状箇所の傷、フロントバンパー左側面、フロントバンパー右下部、それぞれ部分的な補修「クイックスポット」での対応となります。
2006/04/30
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-128- 嘱託社員(?)
以前勤めていた時の同僚で、今は自動車関係のフリーのライターさんです。月に数回、会社内の専門的な業務を色々と助けて頂いております。いつも有難う御座います。 会社内のLAN構築や、PC関連の部品調達、アドバイスなどを頂いており、今回は「現場でDVDを連続して再生出来るようにして欲しい」なるわがままをお願い致しました。結果、貧弱な現場用PCでも映像が見れるように出来たので、今後ハードディスクを拡大して手持ちのDVD(全て音楽系です)を全てPC内に入れて、ディスク交換の手間を無くし、作業効率のアップを計りたいと思います。
その他、色々な方の手助けによりプロフィットは成り立っております。いつもお世話して頂き有難う御座います。
ちなみにプロフィットの事務所二階は、結構空いたスペースが残っております。正直勿体無いスペースだと思っておりますので、もし何かしらでご利用したい方がいらっしゃいましたらご一報頂ければ検討させて頂きます。「電話とPCと机さえあれば仕事が出来る」という感じの方でしょうか…。当店にとってデメリットが無ければ無償で構いません。また、鈑金経験者の方の雇用も募集しております。お気軽に連絡下さい。
2006/04/30
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-127- アルファ147 部品取り付け(サイドステップカバー)
通常、社外品エアロパーツでのサイドステップカバーの場合、ドア下部の箇所は直角に折れ曲がっていて、サイドシェル上面に数センチ被さる形状になるのが普通なのですが、今回のアウタデルタ製の物は、ボディラインにピッタリ沿う形となります。これが苦労した理由です…。
また、今回のようなボディとパーツとの隙間には、通常黒のスポンジ状の隙間埋めの物を利用しますが、より上品な仕上がりにするべく、ゴム製の隙間シールを利用します。これはスバルレガシィのリヤバンパースポイラーに使用されている純正部品です(色はグレーと黒があり、今回は黒の使用です)。しかし隙間を埋める程の戦闘力(業界ではこのような表現をします)は無く、たった2ミリ程の幅しか無いので、製品自体のライン歪みを誤魔化す事では無く、1.2ミリ厚の両面テープを見えなくするくらいの戦闘力でしかありません。結果、スポイラー自体のフィッティング・ライン補正に相当の時間を費やしてしまいました…。
2006/04/30
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-126- アルファ147 リヤゲート塗装
今回は、各エアロパーツの他に、ボディリヤゲートの塗装も併せてご依頼頂きました。損傷自体はタッチペンされた箇所くらいで、余り目立つ損傷ではなかったのですが、単体での塗装ご依頼よりも、今回のように一緒にご依頼頂いた方が安価に出来ますので(調色は一回ですし)お勧めです。
2006/04/30
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-125- アルファ147 エアロパーツ本塗直後
ここまで来るのにおよそ一ヶ月掛かってしまいましたが、ついに本塗り完了です。
下地の状態では60℃近くまで熱を加えていますが、本塗りの強制乾燥では安全マージンを取り、50℃以下での熱とします。その代わり、これを3度(一回40分)に渡って繰り返します。2回目以降は他の被塗物の強制乾燥時に一緒にブース内に入れて行います(行いました)。とにかく時間は掛かります。
2006/04/30
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-124- ISUZU ヘッドカバー結晶塗装完成!
そして完成した状態です。イタリアンなレッド(当HP上にあるマセラティの赤)をご希望でしたので、そのような色味に仕上げました(と言ってもアルファのヘッドに塗る赤も同じなのですが…)。
今回の依頼中に、エンジン自体もディーラーにて作業しているとの事で、その間に仕上げて、無事後日ディーラー内にて装着して頂いたとの事です。お褒めのお言葉も頂き有難う御座いました。
普段はエンジンルームの中にあるので中々人に見せられる部位ではありませんが、ヘッドカバーの塗装はオーナー様の満足度は結構高いものだと思います。または部屋やガレージに飾ってもインパクトありますよね…。
ヘッドカバーへの結晶塗装は、当店の耐久性データの一つとしては、レース車両使用時にて6年間剥がれずに美観を保っており、今後簡単に剥がれる事は無いと思いますので、今後は鮮やかな赤が保てるようにメンテナンスがんばって下さい。この度は有難う御座いました。
2006/04/30
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-123- ISUZU ヘッドカバー結晶塗装依頼
ちょっと前に、同じ型のヘッドカバーを結晶塗装しましたが、今回はその方のお知り合い(だったと思います)からのご依頼になります。前回行ったヘッドカバーをオーナー様は見たとの事で、今回はそれと同じ様な仕上がりでのご希望となります。
既にオーナー様の手により、ある程度の下地が出来た状態なので、当店で行うこの後の作業としては、リン酸処理と塗装(プライマー含む)、そして文字部分の研磨のみとなります。ちなみに今回は発送でのご依頼となっております(結晶塗装は発送でのご依頼の方が多いですね…。有難う御座います)。
2006/04/30
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-122- アルファ147 エアロパーツ本塗り前状態
こちらも既に出庫済みとなりましたが、各作業途中の内容の紹介させて頂きます。オーナー様先日は遠方より有難う御座いました。
途中、下地が完了した筈のサイドステップが極端に変形してしまい(元の形に戻ってしまい)、端の部分をバッサリ切り落とし、部品を車体に取り付けた状態でのFRP貼り付けなど、結構大変な事になってしまいましたが、無事装着出来て何よりです。
ちなみに昔アルバイトに行っていた鈑金屋さんでは、エアロパーツのマスター(FRP製品の原型)作りをしていて、これを見ていたので、ある程度勝手が解っていたので、車体に取り付けたままのFRP貼り付けをしてみました。 ・まず汚れると思われる箇所を、大き目のシート状粘着フィルムでマスキングをします。FRP樹脂が直接ボディに付くので、そのままだと大変な事になります。 ・その上に部品を仮組みし、ポリエステル樹脂を塗りまくります(マスター作りの場合は発泡ウレタンを貼り付けたり盛ったりします)。 ・ガラスマットを貼り付けていき、またポリエステル樹脂を塗りながら形を整えます。崩れるようであればダンボール等で固定します。 ・完全硬化前の半乾きの状態で、部品(サイドステップ)ごと取り外します。完全硬化してしまうと外し難くなってしまいます。 ・形が崩れないような状態にして完全硬化を待ちます。
車体に合わせてその辺りの部分を作ってしまっているので、フィット性はかなり良くなります。パテで対応出来るのであればそうするのですが、アール部分の硬い箇所で、ボディとの隙間が1cmも開いてしまうと、もうパテでは対応出来ませんし、加熱して変形させても無理です(今回これで痛い目を見ました・・・)。
2006/04/30
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-121- W210ベンツワゴン出庫!
もう結構前に出庫されたのですが、改めての紹介となります。
2トーン色は全体的に引き締まったイメージになりますが、やはりモールボディ同色は、高級感漂う仕上がりだと思います。
車体の状態は非常に良いですが、結構長く乗っていらっしゃるとの事で、今後とも無事故で、美しい状態を維持し続けられるよう応援しております。この度は有難う御座いました。
2006/04/30
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-120- W210 メルセデスワゴン モール各部塗装直前
掲載大変お待たせ致しました。現在GWの連休中になりますが、連休中お預かりの車両の作業と、業者様からの比較的大きな修理依頼により、現場作業は今日も進行しております。
今回のベンツのドアモールは、ボディからは比較的簡単に取り外しが出来ますが、前後バンパーのモールは一旦バンパー自体を外さなければ取れないので、これの脱着に少々手間が掛かります。
モール自体は既に新車からの塗装済みなので、足付け処理と、ちょっとした傷の部分的な修理をするのみで塗装可能です。樹脂(プラスチック)素地に直接塗装する訳ではありませんので、プラスチック専用プライマーなどは使用しません。 誤解されがちな事ですが、被塗物はプラスチックであっても、その表面には車体ボディと同様の(実際には違う種の塗料ですが)塗膜があるので、剥がしたり、専用プライマーを塗ったりする必要はありません。既に下地は出来ている訳です。#1200のペーパーで研磨した後、同等目のスコッチ(研磨不織布)とウォッシュコンパウンドでの足付け処理を行うのみで塗装可能となります。
先日BMWのヘッドカバーを結晶塗装を依頼頂いたオーナー様が、もう一台の愛車のゴルフVの各モールを艶消し黒に自家塗装しましたが、この場合は樹脂素地の状態に塗装する事になったので、足付け処理の後にプラスチックプライマー(デュポン800R)を塗布し、缶スプレーで仕上げました。仕上がりみせて頂きましたが、相当綺麗に塗れています。しかも下地処理は基本通りに行っているので今後剥がれるトラブルも無いと思います。艶々の場合は難しいですが、艶消しの場合は結構自家塗装しやすいので、樹脂モールが白っぽく劣化してしまってお困りの方は自家塗装チャレンジしてみては如何でしょうか。応援致します。
2006/04/29
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-119- フィアットバルケッタ 納車前
実はまだありました。 オーナー様が海外出張中での車両お預かり&修理依頼となっておりましたが、先日無事ご帰国されました。納車の日取りも決まっておりますので最終確認です。仕上がり確認して頂き、オーナー様に喜んで頂ければそれで一安心ですが、10年20年以上今後乗り続けていて修理箇所に何の問題も起こらなければ私としても非常に嬉しい事です。 御来店お待ちしております。
2006/04/06
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-118- アルファ147 エアロ仮組み状態
ようやくサフェーサー塗布まで完了し、その時点では自然乾燥で一日置いて、後日仮組みをした状態でブースに入れて焼きます(強制乾燥硬化させます)。どうにも怪しい箇所が多すぎる部品なので、外した状態で熱を掛けてしまうとまた形が崩れてしまう恐れがある為です。
しかし悲劇は起きました・・・。サイドステップカバーはまさか本番さながら両面テープでビシッと付ける訳にはいかず、ガムテープでの固定となりましたが、これくらいの仮組みでは上手く行きませんでした…。せっかくラインを合わせたのですが、また元に戻ってしまいました…。既に樹脂と繊維が変形した状態で形を成してしまった模様です。なので予定変更で、再度サイドステップの取り付け合わせを行います。これによりまたFRPを切断し、再貼り付けとなっております。まだまだ時間掛かりそうです…。完成まではもう少々お待ち下さい。
2006/04/06
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-117- W210ベンツワゴン入庫!
掲載遅れましたが、既に本塗りは完了しておりますので、車両お渡しは予定通り出来ると思います。オーナー様ご安心下さい。
ご依頼内容は、ドアモール各種とバンパーモールを既存の艶消しガンメタからボディ同色のシルバーへの塗装になります(画像では解り難いですが、施工前のガンメタです)。特に事故などでのご依頼ではありません。車体の状態は非常に綺麗です。
いつも思うのですが、皆さん御車綺麗に維持していますよね…。今はそうでは無いのですが、私も昔は(塗装屋になる前ですね)自分の車は相当綺麗に維持していました。「素手で塗膜に触れるのは禁止」でしたし…。なので塗膜を綺麗な状態に維持する事が非常に大変な事は良く解ります。しかしオーナー様にとってはそれも(それが)楽しみなのも良く解ります。
組み付け完成画像も掲載しますのでこちらも是非楽しみにお待ち下さい。
2006/04/06
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-116- FRP部品 ブリスター処理(アルファ147)
FRP部品の欠点の一つとして「ブリスター」があります。これはFRP貼り付けの際や、ゲルコートとFRPの間に出来た巣穴(気泡)内の空気が熱により膨張する事で、その箇所が表面に膨れ出てしまいます。私的に大嫌いな物です。 「温度を掛けずにそっと」と最後まで行えば、これも発生させずに済んだりするのですが、そうすると気温の暑くなる夏場などに大量発生したりもします。全面これが出たコルベットを見た事がありますが、最悪です…。
この発生率は、やはり製品の製作者の手腕による所が大きく、良い製品であればブリスターの発生は相当低いです。逆にひどい仕上がりだと沢山出ます。今回も沢山出ました…(それにしても出過ぎです…)。
ちなみにこれは被塗物を一旦強制的に温度を掛けて、わざとブリスターを発生させています。熱を掛けなければ直ぐに発生はしていないと思われましたが、上塗り・サフェーサーを塗布してから発生すると二度手間になるので予め膨らませてしまいます。 そしてその膨らんだ箇所をマイナスドライバーで抉ってしまいます。怪しいと思われる箇所も残さず抉ります。結果、画像のように全体的に深さ1〜5ミリくらいの穴が多数出来ますが(部品4点で合計200個くらいです…)、その後ダブルアクションサンダーで穴部分をテーパー状にし、ポリパテをシゴキ入れます。これで安心です。
2006/04/04
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