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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記2006】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 アルファ147 エアロパーツ本塗直後(img125.jpg) -125- アルファ147 エアロパーツ本塗直後

ここまで来るのにおよそ一ヶ月掛かってしまいましたが、ついに本塗り完了です。

下地の状態では60℃近くまで熱を加えていますが、本塗りの強制乾燥では安全マージンを取り、50℃以下での熱とします。その代わり、これを3度(一回40分)に渡って繰り返します。2回目以降は他の被塗物の強制乾燥時に一緒にブース内に入れて行います(行いました)。とにかく時間は掛かります。

2006/04/30
 
jpg画像 ISUZU ヘッドカバー結晶塗装完成!(img124.jpg) -124- ISUZU ヘッドカバー結晶塗装完成!

そして完成した状態です。イタリアンなレッド(当HP上にあるマセラティの赤)をご希望でしたので、そのような色味に仕上げました(と言ってもアルファのヘッドに塗る赤も同じなのですが…)。

今回の依頼中に、エンジン自体もディーラーにて作業しているとの事で、その間に仕上げて、無事後日ディーラー内にて装着して頂いたとの事です。お褒めのお言葉も頂き有難う御座いました。

普段はエンジンルームの中にあるので中々人に見せられる部位ではありませんが、ヘッドカバーの塗装はオーナー様の満足度は結構高いものだと思います。または部屋やガレージに飾ってもインパクトありますよね…。

ヘッドカバーへの結晶塗装は、当店の耐久性データの一つとしては、レース車両使用時にて6年間剥がれずに美観を保っており、今後簡単に剥がれる事は無いと思いますので、今後は鮮やかな赤が保てるようにメンテナンスがんばって下さい。この度は有難う御座いました。

2006/04/30
 
jpg画像 ISUZU ヘッドカバー結晶塗装依頼(img123.jpg) -123- ISUZU ヘッドカバー結晶塗装依頼

ちょっと前に、同じ型のヘッドカバーを結晶塗装しましたが、今回はその方のお知り合い(だったと思います)からのご依頼になります。前回行ったヘッドカバーをオーナー様は見たとの事で、今回はそれと同じ様な仕上がりでのご希望となります。

既にオーナー様の手により、ある程度の下地が出来た状態なので、当店で行うこの後の作業としては、リン酸処理と塗装(プライマー含む)、そして文字部分の研磨のみとなります。ちなみに今回は発送でのご依頼となっております(結晶塗装は発送でのご依頼の方が多いですね…。有難う御座います)。

2006/04/30
 
jpg画像 アルファ147 エアロパーツ本塗り前状態(img122.jpg) -122- アルファ147 エアロパーツ本塗り前状態

こちらも既に出庫済みとなりましたが、各作業途中の内容の紹介させて頂きます。オーナー様先日は遠方より有難う御座いました。

途中、下地が完了した筈のサイドステップが極端に変形してしまい(元の形に戻ってしまい)、端の部分をバッサリ切り落とし、部品を車体に取り付けた状態でのFRP貼り付けなど、結構大変な事になってしまいましたが、無事装着出来て何よりです。

ちなみに昔アルバイトに行っていた鈑金屋さんでは、エアロパーツのマスター(FRP製品の原型)作りをしていて、これを見ていたので、ある程度勝手が解っていたので、車体に取り付けたままのFRP貼り付けをしてみました。
・まず汚れると思われる箇所を、大き目のシート状粘着フィルムでマスキングをします。FRP樹脂が直接ボディに付くので、そのままだと大変な事になります。
・その上に部品を仮組みし、ポリエステル樹脂を塗りまくります(マスター作りの場合は発泡ウレタンを貼り付けたり盛ったりします)。
・ガラスマットを貼り付けていき、またポリエステル樹脂を塗りながら形を整えます。崩れるようであればダンボール等で固定します。
・完全硬化前の半乾きの状態で、部品(サイドステップ)ごと取り外します。完全硬化してしまうと外し難くなってしまいます。
・形が崩れないような状態にして完全硬化を待ちます。

車体に合わせてその辺りの部分を作ってしまっているので、フィット性はかなり良くなります。パテで対応出来るのであればそうするのですが、アール部分の硬い箇所で、ボディとの隙間が1cmも開いてしまうと、もうパテでは対応出来ませんし、加熱して変形させても無理です(今回これで痛い目を見ました・・・)。

2006/04/30
 
jpg画像 W210ベンツワゴン出庫!(img121.jpg) -121- W210ベンツワゴン出庫!

もう結構前に出庫されたのですが、改めての紹介となります。

2トーン色は全体的に引き締まったイメージになりますが、やはりモールボディ同色は、高級感漂う仕上がりだと思います。

車体の状態は非常に良いですが、結構長く乗っていらっしゃるとの事で、今後とも無事故で、美しい状態を維持し続けられるよう応援しております。この度は有難う御座いました。

2006/04/30
 
jpg画像 W210 メルセデスワゴン モール各部塗装直前(img120.jpg) -120- W210 メルセデスワゴン モール各部塗装直前

掲載大変お待たせ致しました。現在GWの連休中になりますが、連休中お預かりの車両の作業と、業者様からの比較的大きな修理依頼により、現場作業は今日も進行しております。

今回のベンツのドアモールは、ボディからは比較的簡単に取り外しが出来ますが、前後バンパーのモールは一旦バンパー自体を外さなければ取れないので、これの脱着に少々手間が掛かります。

モール自体は既に新車からの塗装済みなので、足付け処理と、ちょっとした傷の部分的な修理をするのみで塗装可能です。樹脂(プラスチック)素地に直接塗装する訳ではありませんので、プラスチック専用プライマーなどは使用しません。
誤解されがちな事ですが、被塗物はプラスチックであっても、その表面には車体ボディと同様の(実際には違う種の塗料ですが)塗膜があるので、剥がしたり、専用プライマーを塗ったりする必要はありません。既に下地は出来ている訳です。#1200のペーパーで研磨した後、同等目のスコッチ(研磨不織布)とウォッシュコンパウンドでの足付け処理を行うのみで塗装可能となります。

先日BMWのヘッドカバーを結晶塗装を依頼頂いたオーナー様が、もう一台の愛車のゴルフVの各モールを艶消し黒に自家塗装しましたが、この場合は樹脂素地の状態に塗装する事になったので、足付け処理の後にプラスチックプライマー(デュポン800R)を塗布し、缶スプレーで仕上げました。仕上がりみせて頂きましたが、相当綺麗に塗れています。しかも下地処理は基本通りに行っているので今後剥がれるトラブルも無いと思います。艶々の場合は難しいですが、艶消しの場合は結構自家塗装しやすいので、樹脂モールが白っぽく劣化してしまってお困りの方は自家塗装チャレンジしてみては如何でしょうか。応援致します。

2006/04/29
 
jpg画像 フィアットバルケッタ  納車前(img119.jpg) -119- フィアットバルケッタ  納車前

実はまだありました。
オーナー様が海外出張中での車両お預かり&修理依頼となっておりましたが、先日無事ご帰国されました。納車の日取りも決まっておりますので最終確認です。仕上がり確認して頂き、オーナー様に喜んで頂ければそれで一安心ですが、10年20年以上今後乗り続けていて修理箇所に何の問題も起こらなければ私としても非常に嬉しい事です。
御来店お待ちしております。

2006/04/06
 
jpg画像 アルファ147 エアロ仮組み状態(img118.jpg) -118- アルファ147 エアロ仮組み状態

ようやくサフェーサー塗布まで完了し、その時点では自然乾燥で一日置いて、後日仮組みをした状態でブースに入れて焼きます(強制乾燥硬化させます)。どうにも怪しい箇所が多すぎる部品なので、外した状態で熱を掛けてしまうとまた形が崩れてしまう恐れがある為です。

しかし悲劇は起きました・・・。サイドステップカバーはまさか本番さながら両面テープでビシッと付ける訳にはいかず、ガムテープでの固定となりましたが、これくらいの仮組みでは上手く行きませんでした…。せっかくラインを合わせたのですが、また元に戻ってしまいました…。既に樹脂と繊維が変形した状態で形を成してしまった模様です。なので予定変更で、再度サイドステップの取り付け合わせを行います。これによりまたFRPを切断し、再貼り付けとなっております。まだまだ時間掛かりそうです…。完成まではもう少々お待ち下さい。

2006/04/06
 
jpg画像 W210ベンツワゴン入庫!(img117.jpg) -117- W210ベンツワゴン入庫!

掲載遅れましたが、既に本塗りは完了しておりますので、車両お渡しは予定通り出来ると思います。オーナー様ご安心下さい。

ご依頼内容は、ドアモール各種とバンパーモールを既存の艶消しガンメタからボディ同色のシルバーへの塗装になります(画像では解り難いですが、施工前のガンメタです)。特に事故などでのご依頼ではありません。車体の状態は非常に綺麗です。

いつも思うのですが、皆さん御車綺麗に維持していますよね…。今はそうでは無いのですが、私も昔は(塗装屋になる前ですね)自分の車は相当綺麗に維持していました。「素手で塗膜に触れるのは禁止」でしたし…。なので塗膜を綺麗な状態に維持する事が非常に大変な事は良く解ります。しかしオーナー様にとってはそれも(それが)楽しみなのも良く解ります。

組み付け完成画像も掲載しますのでこちらも是非楽しみにお待ち下さい。

2006/04/06
 
jpg画像 FRP部品 ブリスター処理(アルファ147)(img116.jpg) -116- FRP部品 ブリスター処理(アルファ147)

FRP部品の欠点の一つとして「ブリスター」があります。これはFRP貼り付けの際や、ゲルコートとFRPの間に出来た巣穴(気泡)内の空気が熱により膨張する事で、その箇所が表面に膨れ出てしまいます。私的に大嫌いな物です。
「温度を掛けずにそっと」と最後まで行えば、これも発生させずに済んだりするのですが、そうすると気温の暑くなる夏場などに大量発生したりもします。全面これが出たコルベットを見た事がありますが、最悪です…。

この発生率は、やはり製品の製作者の手腕による所が大きく、良い製品であればブリスターの発生は相当低いです。逆にひどい仕上がりだと沢山出ます。今回も沢山出ました…(それにしても出過ぎです…)。

ちなみにこれは被塗物を一旦強制的に温度を掛けて、わざとブリスターを発生させています。熱を掛けなければ直ぐに発生はしていないと思われましたが、上塗り・サフェーサーを塗布してから発生すると二度手間になるので予め膨らませてしまいます。
そしてその膨らんだ箇所をマイナスドライバーで抉ってしまいます。怪しいと思われる箇所も残さず抉ります。結果、画像のように全体的に深さ1〜5ミリくらいの穴が多数出来ますが(部品4点で合計200個くらいです…)、その後ダブルアクションサンダーで穴部分をテーパー状にし、ポリパテをシゴキ入れます。これで安心です。

2006/04/04
 
jpg画像 アルファ147 サイドステップカバー修正(img115.jpg) -115- アルファ147 サイドステップカバー修正

車体に対してサイドステップカバーの長さ(取り付け部内寸)が全然短いので、表側にFRPを数枚貼り付け、それをカットして今度は内側を削り落とします。ここで角の割れた部分も一緒に貼り付けておきます。

車体に付けてはカットし、足りない部分を補い、そしてまた組み付けてと、これを繰り返せば繰り返す程仕上がりは良くなっていきます。コスト上掛けられる時間は制限されてしまいますが(仕事である以上これは当然の事なのです…)、良いフィッティング出来たと思います。最終兵器もありますので(後日記述します)まだまだ良い状態に出来ると思います。是非楽しみにお待ち下さい。

2006/04/04
 
jpg画像 アルファ147 フロントダクトネット&ウィンカー仮組み(img114.jpg) -114- アルファ147 フロントダクトネット&ウィンカー仮組み

フロントバンパーダクト部のネットをとりあえず仮組みした状態です。ネットは画像の物より粗めの物になりますが、その両サイドのターンレンズと、それに差し込むメッキバー取り付け&位置調整は完了致しました。ターンレンズの付くべき箇所はスペースが非常に狭く、最初は全く入らない状態でしたが、削って切ってなんとかスペース確保です。

2006/04/04
 
jpg画像 S4 結晶塗装塗布部品装着!(img113.jpg) -113- S4 結晶塗装塗布部品装着!

取り付けは嵌め込むだけなのでその場で装着です。エンジンルーム内、華やかになって引き締まったイメージになったと思います。この度のご依頼有難う御座います。

先日もお伝えしましたが、こちらの車両、2006インポートカーショウ内に展示される予定なので(恐らく日曜日です)、足を運ばれる方は是非チェックしてみて下さい。うちもデモカー作成して出展したい所でですが・・・(無理です)。

2006/04/04
 
jpg画像 ビックホーン本塗り完了!(img112.jpg) -112- ビックホーン本塗り完了!

大変お待たせ致しました。無事本塗り完了しております。

塗色はソリッドのブラックなのでブースの天井が良く映りこみます。実は最初、パールかと勘違いしておりました。オーナー様心配お掛けして申し訳御座いません。

以前の塗装の仕上がりでは、色に関してもお褒めのお言葉頂きましたが、「ソリッドの黒」も勿論普通に調色を行いますので、仕上がりの色違いは解り難く出来ていると思います。
ソリッドの黒は確かに色違いは解り難い塗色なのですが、データで出来る色と実車の色味は相当違います。昔アルバイトをしていた所では、「黒だから調色しなくて良い」的な風潮があり、そこの社長は結構調色しないで塗ってたりもしましたが、塗り終わってから外に出して「全然色違うぢゃん…」なんてトラブルも起きて、納車前日に慌てて塗り直していたりもしてましたが…。


既に乾燥硬化工程も完了しておりますので、明日磨き工程と部品組み付け(ウィンドウォッシャーノズルのみですが…)で完了する予定です。完了次第連絡させて頂きますので、仕上がり楽しみにお待ちください。

2006/04/03
 
jpg画像 アウディS4 樹脂カバー結晶塗装完了(img111.jpg) -111- アウディS4 樹脂カバー結晶塗装完了

先日は御来店頂き有難う御座いました。無事仕上がり喜んで頂けて何よりです。

既にお馴染みとなった、樹脂製(プラスチック製)への結晶塗装ですが、未だに作業はまだ難しく、何より温度管理として被塗物に付きっきりなのが大変です。樹脂素材は勿論「熱可塑性」なので、ある程度の熱が加われば変形も溶解もします(実際アウディのエンブレムを外して付ける際には裏の爪部分を半田コテで溶解・溶着させてますし…)。

ちなみに色合いが「青っぽく」見えますが、実際はイタリアンなレッドです(いつもアルファロメオのヘッドカバーに塗っている塗色です)。

2006/04/03
 
jpg画像 ビックホーン本塗り前状態(img110.jpg) -110- ビックホーン本塗り前状態

先日は御足労頂き有難う御座いました。本日本塗り完了しております。

こちらのオーナー様、およそ3年前にボンネットとフロントバンパースポイラーを塗らせて頂き、今回もボンネットの塗装依頼となります。ご贔屓有難う御座います。

ご依頼内容は飛び石傷だけなのですが、やはりどうしても気になってしまうとの事で、結果ボンネット一枚の塗装になります。飛び石は大きい物がおよそ3つ、小さい物が3つくらいですが、画像のように下地処理(サフェーサー塗布)範囲は結構大きくなります。無理に派手にやっている訳ではありませんので・・・ご安心下さい。

以前手を掛けた箇所がこうやって確認出来る事は、作業者としては有難い事です。私的には全ての作業は「絶対」的なものでは無いと思っていますので、この様な「日常使用による年月の経った被塗物」を見れる事は良いデータにもなりますし、問題が起きていなければ作業者の自信にも繋がると思います(安心出来ます…)。

2006/04/03
 
jpg画像 アルファロメオ ダクトカバー(アルミネット)(img109.jpg) -109- アルファロメオ ダクトカバー(アルミネット)

今回新たに用意したアルミネットですが、元々の物に比べて「目」が相当細かいです。まだオーナー様に確認とっていないのですが(こちらの日記相当楽しみにしているとの事なのでもうお気づきだと思いますが)、写真撮りましたのでご確認下さい。

機能性としては飛び石が入り難くて良いのですが、デザイン的にお気に入りにならなければその旨ご連絡頂ければ幸いです。とりあえずはバンパー内にあるターンレンズ(フォグだと思っていました…)とネットとを繋ぐ「メッキバー」は装着出来そうです。仮合わせまでは完了しております。

ちなみにこのようなアルミネット、黒く塗られた物で、その塗料が簡単に剥がれてしまう物を良く見かけますが、単に黒を塗っただけであればこれは当たり前に起こる事です…。アルミ素地に直接色(トップコート)を塗っても密着する筈がありませんので…。

今回も艶消しの黒に塗る予定ですが、その前に「足付け処理」と「プライマーの塗布」は行います。当たり前の作業なのですが…。

2006/03/30
 
jpg画像 アルファロメオ サイドステップカバーエンド修正(img108.jpg) -108- アルファロメオ サイドステップカバーエンド修正

ガラスマットを貼り付ける箇所に合わせてカットし、主剤と硬化剤を混合したポリエステル樹脂を塗ります(浸透させます)。
「FRP」について解り易いサイトがありました。「FRC」なるセラミック質のものや、ボ材が金属のものもあるんですね。勉強になります…。

ちなみに、普通にただ貼って塗っただけでは表面は凸凹になってしまいます。それを研磨し、さらにポリエステルパテでラインを出したりするのが普通ですが、この部位に「型」を付けてあげる事によって簡単に平滑にする事が出来ます(成型をされる方であれば当たり前の作業なのですが、補修だと余り活用されていないと思います)。同業者の方、宜しければご参考下さい。

(ここからは同業者向けな説明となります。解り難かったらすいません…)

ご存知の通り、ガムテープ表面は塗装が乗らない性質があります(密着しないのか、表面の皮膜が剥がれるかどちらかですね)。これを利用し、ダンボール片にガムテープを貼り、貼り付けたFRPが乾かない内に圧着貼り付けします。裏側も同様にし、さらにそれらをガムテープで固定します。可能であれば木片をバイスで固定してしまう方が強度は出ると思いますが、ポリエステル樹脂が溢れ出てくるので下に何か敷いた方が良いでしょう。今回は薄い鉄板とダンボールを利用しましたが、平滑なPPかPE(ポリエチレン)の板であればそのまま貼り付けもOKです。アクリル板はくっ付いてしまうのでやはりガムテープが必要です。薄いフィルム状の物でも良いですね。綺麗な表面の物であればそのまま研磨要らずで仕上がったりもします。

ちなみに私が勤めていた会社ではFRPの補修は殆ど行った事がありませんでした(ディーラーなのでこれが普通ですが…)。多少はバイト先の町工場で経験しましたが、今回のようなアイデアや元々の始まりは、一般の方でも簡単に入手可能な「モトメンテ」や「オールドタイマー」などの雑誌で勉強しました(これらもオートサプライヤーさんの御好意により揃えて頂いていたりするのですが…。いつも有難う御座います)。そこから少しずつテストや実践を行って今日に至ります。
各雑誌とも相当面白いのでまだ読んだ事の無い方には是非お勧めの一冊です。

2006/03/30
 
jpg画像 アルファ147 サイドステップカバー(FRP)修正(img107.jpg) -107- アルファ147 サイドステップカバー(FRP)修正

本日はサイドステップカバーの仮合わせを行いました。ちなみにフロントバンパーとリヤバンパーは現在コミキ(うちの従業員です)が担当しておりますので、私が行っているサイドステップと並行して作業は進行しております。

サイドステップカバーは勿論そのままスムーズに合う事は無く(これが一番合わせ難いです)、こちらも各部位の修正が入ります(修正を行います)。

とりあえずは、車両取り付け部に対してサイドステップカバーが嵌る内側が2ミリ程短いので、カバー内側を削って装着出来るようにします。無理やり付けると割れます。ちなみにもう各箇所が割れましたが…(詳しくは後述します)。
さらに、その「2ミリ」を削るとサイドステップカバーの端は極端に薄くなるので、取り付け強度が足りません。走っている内に外れてしまいます…。なので内側を削った箇所の「表側」に新たにFRPを3枚程張って対応致します。「耳」の部分も短いので、こちらも幅を広くしておきます。

最近は暖かくなってきたので外に出て作業してたりもします。ちなみに画像は工場前の歩道ですが…。
ガラスマット貼り付け作業の際には「微小なガラス粉」が辺りに舞ってしまい、これが結構厄介なので(非常にチクチクします)外で作業してたりします。歩行者の方も興味深々でした…。

2006/03/30
 
jpg画像 AUDI A4も出庫していました。(img106.jpg) -106- AUDI A4も出庫していました。

出庫直前に写真撮ってありました。遅れましたが掲載させて頂きます。
リヤゲートに貼ってありましたエンブレムは、オーナー様のご要望により取り外しました。何の車だか解り難くなってしまったと思うのですが…。

当日はオーナー様のお仕事が忙しく、取りに来られたのが遅い時間にはなってしまいましたが、大切なお車をようやくお渡し出来て何よりです。御足労頂き有難う御座いました。

まだ1000キロしか走行していない車両ですが、今後末永く乗り続けられる事を応援しております。この度は有難う御座いました。

2006/03/30
 
jpg画像 プレリュード出庫(img105.jpg) -105- プレリュード出庫

本日は遠方より御足労頂き有難う御座いました。

昨日完成の連絡をしたのですが、本日会社を早退しての御来店となりました。お気に入りの一台への想いが良く解ります。

実はこちらのオーナー様はご友人の紹介で当店(ウェブサイト)を知ったとの事ですが、その時の仕上がりを気に入ってくれての決断だったとの事です。当時はプロフィット日記は無かったので掲載していなかったのですが、その時塗らせて頂いた物はDUCATI999Rのサイドカウルです。ドライカーボン素材がベースで、「DUCATI999R」の文字抜きがされた真っ赤なカウルでしたが、正直完成するまで自信が無かった事を覚えております(フリーハンドカットでの文字抜きは大変でした…)


本日は有難う御座いました。今後とも末永く乗り続けられる事を応援しております。

2006/03/30
 
jpg画像 アルファ147 またまた問題(img104.jpg) -104- アルファ147 またまた問題

勘違いしていたのですが、フロントバンパー下部大口径ダクト部は純正バンパー付属のプラスチック製の「ネット」がそのまま移植される形になっております。フォグも同じくです。

しかし各隙間でチリが合わなく、画像の通り最高15ミリ程の溝が出来てしまう為、これは使えません…。なのでここには汎用品のアルミネット「バグネット」を貼り付ける方向で作業進めたいと思います(既に発注はしてしまったのですが…)。

また作業経過掲載させて頂きますので完成までこちらも楽しみにお待ち下さい。

2006/03/26
 
jpg画像 アウディS4 樹脂製カバー結晶塗装(img103.jpg) -103- アウディS4 樹脂製カバー結晶塗装

本日は御足労頂き有難う御座いました。アウディからドーベルマン(犬です)が出てきたのにはビックリしましたが…。

今回ご依頼頂いたのは、エンジンルーム内にあるイミテーションカバー(樹脂製カバー)の塗装になります。

元々が「チヂミ」っぽい質感に仕上がっているのですが、やはり樹脂素地な雰囲気は拭えませんので、今回の結晶塗装によって「重厚な質感」を演出する予定です(塗るだけの事ですが…。大袈裟な表現ですいません…)。

ちなみにオーナー様のアウディ、去年のインポートカーショー会場内に展示されたそうで、今年も出るとの事です。その準備ですね。車体全体も気合入ってます…(画像掲載したかったですね…撮って無いですが…)。

恐らく当店のお客様方々も足を運ぶ方がいらっしゃるかと思いますので、是非装着後の仕上がり見て頂きたいです。

仕上がりましたらそちらの画像も掲載させて頂きますので楽しみにお待ち下さい。

2006/03/26
 
jpg画像 ジャガーソブリン 本塗り完了しております(img102.jpg) -102- ジャガーソブリン 本塗り完了しております

塗りあがりの状態になります。美しいラインと美しい肌が出来たと思います。

オーナー様も気にしておりました「色」についてですが、確かに色変化の激しい塗色で、「スカシ=赤青い」「ヘッド=鮮やかな黄味のグリーン」となります。この「反対色」な感じの塗色は英国車に多く見られますが、私的には好きな色です(英国贔屓な訳ではありません…)。

ちなみに「反対色」とは、「色の3原色」の図式での反対側の色になります(解り難いのでこちらを御覧下さい)。

・赤の反対色・・・緑
・青の反対色・・・橙(オレンジ)
・黄の反対色・・・紫

となります。これら色の基本特性を知る事で塗料の調色をする事が出来たりします。
余談ですが、外科医師の白衣が「緑」色になっている理由としては、血液の「赤」の反対色にして目を疲れ難くしているとの事です(昔TV番組で見ました)。なるほど、です。

2006/03/26
 
jpg画像 ジャガーソブリン 鈑金(パテ)完了(img101.jpg) -101- ジャガーソブリン 鈑金(パテ)完了

こちらも大変お待たせしております。実は本日最終で塗りあがっております。ご安心下さい。

この後、ウォッシュプライマーとプライマーサフェーサーを塗布し、乾燥硬化→研磨(水研ぎ)でラインを出すのですが、このアーチ部の微妙なラインが難しく、一回の研ぎ(サフェ研ぎ)ではラインが出なく(出来なく)、サフェーサーの二度打ち(二工程)を行いました。無事本来の美しいラインが形成出来たと思います。

2006/03/26
 
jpg画像 アルファロメオ147 またまた問題発生(img100.jpg) -100- アルファロメオ147 またまた問題発生

今回のエアロ部品塗装取り付けと一緒に「マフラー」の取り付けもご依頼されたのですが、イギリスから到着したマフラーセット、部品一つ足りませんでした・・・。

マフラーのパイプ同士を繋げた箇所の締め付ける為の「U字」型になったボルト止めする部品ですが、きっちりパイプ径と合っていないとキチンと締め付けられません。同じ様な物がホームセンターに売っているのですが、それだと合わないのです…。なので自作する事にします(しました、ですね。既に装着済みです)。

ちなみに自動車鈑金塗装業は相当色々な工具・機材が必要な業種なので、それ相応に身の回りに色々な物があります。半自動溶接機やスポット溶接機、酸素アセチレンガス、研磨工具も色々あるので結構なんでも作れます。
今回の作業で重点をおいたのは、「ホームセンターに行って材料買って帰るよりも早く」です(勿論品質も確保します)。身近な材料(端材)と工具の使用で十分な品質の物を作成します。

ベースとなるのは「アングル」で、厚みが3ミリくらいの物を酸素(アセチレン)で炙って変形させマフラーパイプに安定して固定出来る「耳」を作り、反対側はパイプ径とピッタリの半円形に切り抜きます。これはグラインダーとエアーソー(ノコギリですね)、そしてベルトサンダーで仕上げます。
「U字」になる箇所は、エンド部を「ネジ」状にしてボルトで固定出来るようにします。かなりトルク掛けられるようにしなければならないので、ここは直径10ミリの「長ネジ」を適当に切り、酸素で曲げてマフラーパイプの形状に合わせます。ここで相当の熱が入るので、軟鉄の長ネジに「焼き」も入り、丈夫な硬い鉄になります。

そして洗浄してプライマー塗布、余った塗色のシルバーで仕上げます。材料探しから完成まで40分くらいなので、目標は達成です。コーナン(ホームセンター)に行って帰ってくるより半分くらいで良い物が出来たと思います。

2006/03/26
 
jpg画像 プレリュード各部品塗装完了しております。(img99.jpg) -99- プレリュード各部品塗装完了しております。

大変お待たせしております。昨日本塗り完了しております。

FRP部品は強制乾燥による「ブリスター」の発生がある為、50℃40分を二度焼きしております。これで来週早々には磨き工程、そして組み付けになります。

各部品とも良い仕上がりになっていると思います。組み付け画像も後日掲載しますのでこちらも楽しみにお待ち下さい。

2006/03/26
 
jpg画像 アルファロメオ147 エアロフロントバンパー仮合わせ(img98.jpg) -98- アルファロメオ147 エアロフロントバンパー仮合わせ

いや、大変でした・・・。バンパー組み付ける(仮組み)だけでここまで大変だった経験が御座いません・・・。

実はフロントバンパー、縦に10cmくらい縮んでおりました(多分10cm以上です)。これの理由は良く解ります。バンパー製造時、素材のポリエステル樹脂が硬化しきる前にバンパーを型(雌型)から外してしまい、外した後にまだ硬化し続ける事によって内側にどんどん引っ張られてしまったのだと思います。FRP製品は縮んだり広がったりと、ある程度の変形は良くある事ですが、まさかここまでひどいとは・・・です。

本来ならば返品ですが、とりあえずは色々と考えてみました(既に装着しているのでご安心下さい。これまでの経緯です)。

@ バンパーを一旦真っ二つに切って角度を広げて再結合。
これの工程自体は難しいことでは無いのですが、バンパーが全体的に折れ曲がってしまっているので一箇所だけでは無く数箇所切り継ぎしなければ全体的に角度が合わなくなってしまうと思い、踏みとどまりました。本来のライン(デザイン)も大きく変わってしまう恐れがあります。

A 熱を掛けての再変形
結果としてはこれを撰んで上手く行きましたが、FRP(ちなみに今回の物はファイバークロス+ポリエステル樹脂)の性質上「熱可塑性」(熱によって変形する性質)では無いので「熱」によって変形する事はありえ0無いので余り期待はしていませんでした。「少しでも良くなれば」程度です(物が大きいので実際には熱によって変形したりもするのですが)。

とりあえずは無理やりバンパーをこじ開けて、取り付け箇所(ボルト穴)に位置を合わせますが、この時点でバンパーが悲鳴をあげます(ミシミシと嫌な音がします)。ちなみにこれによってバンパーが割れてしまっても良いと考えていました(勿論直します)。それくらい合わなかったのです…。
しかし幸いにもバンパーは割れず、とりあえずは装着出来ました。しかし二人掛かりでの作業で、抑えている手を離せば一瞬にして前に飛んできます(本当です)。
そこで各ボルトを装着し仮止めし、ジェットヒーター(業務用のジェットエンジンみたいな形状をしたストーブ)を当てて強制的に熱を掛けます。局部的には120℃の熱が掛かったのでブリスターが有り得ないくらい発生しました(当然です…)。
そこで気付いたのですが、このバンパー未だに硬化不良だったらしく、熱を掛けた事によって裏側の樹脂がベトつく感じになりました。恐らく受注生産品で、オーダーが入ってから作成したのでは?と思います。しかしFRPの場合、硬化時の自己反応熱で100℃を超えるので、単なる硬化不良では無いと思うのですが…(ちなみにこのバンパーの生産国イギリスは現在寒いのでしょうか…?だとすると有り得る話ですが…)。
とにかく、熱を掛ける事によって無理やり付けていた状態でバンパーが再変形してくれて、さらにその間に木片を挟んで十分余裕のある広がりに再変形出来ました。当初ボンネットも閉まらない変形をしていましたが、全体の形状に戻る事によって各部も無事納まってくれました。本当に助かりました…。

勿論、ブリスターの発生した箇所は補修しますのでご安心下さい。

まだまだ時間掛かりそうですが、仕上がりまで楽しみにお待ち下さい。フロントバンパーも仮組みが完了しただけで、これから細部の調整になります。

2006/03/24
 
jpg画像 ジャガーソブリン エポキシパテ塗布(img97.jpg) -97- ジャガーソブリン エポキシパテ塗布

こちらは本日の今朝、パテを塗布した時の画像になります。ドアパネルの方はポリパテで十分だったのですが、エポキシパテを付けて悪い事は無いのでこちらも一緒に塗布します(しました)。

材料としては群を抜いて良いのがエポキシの特徴ですが、とにかく作業性が悪く、ヘラ付けするのも綺麗に出来ません。硬化させる為にも強制乾燥60℃1時間を要します(通常のポリパテは強制乾燥5分で研げます)。

ちなみに現在の宇宙ロケットの機体はカーボン(恐らくドライカーボンですね)とエポキシ樹脂で成り立ってるとの事です。それくらい耐久性はあります(パテ研ぎも#120では研磨しきれませんので#60使いますし・・・)。

2006/03/24
 
jpg画像 ジャガーソブリン 鈑金(叩き)完了(img96.jpg) -96- ジャガーソブリン 鈑金(叩き)完了

損傷としては、横線状にリア後部からクォーターパネルのアーチ部に食い込んだ凹みとなります。鋼板が2枚重なった結構硬い箇所です。

このような鋼板二枚合わせ目箇所の場合、間に空間があるので裏から叩いても表の鋼板は出てきません。表からスタッド溶接をして引っ張り出すか、裏のパネルを切開して表を叩いて平らにし、また裏のパネル貼り付けるかになるのですが、今回は裏のパネルを切り開く程の損傷では無いと思いますし、そこまでして表面のパネルを綺麗に叩いて仕上げても、結果としてそれが車の為では無いと思います。なので裏のパネルは手を付けず、表側のパネルの鈑金(叩き)を程ほどにして(手を抜いている訳では御座いません)、パテを強固な物としてカバーする方向で作業したいと思います(既に作業は進行しておりますが…)

画像は既に(鈑金)叩きが完了した時点で、この後いつも通りスタンドックスレッドブラウンを塗布し、その後のパテは軽量エポキシの物を使用します。

2006/03/24
 
jpg画像 ジャガーソブリン 入庫しております。(img95.jpg) -95- ジャガーソブリン 入庫しております。

先日は御足労頂き有難う御座いました。既に作業は始まっておりますのでご安心下さい。

損傷箇所は右リヤ側面で、塗装部位は右クォーターパネルと右リヤドアになります。

オーナー様ジャガーが大変気に入っているとの事で、既に同じ型で2台目との事です。確かに英国車、乗ってみてその良さが解ったりすると思います。マイナーな車種ですが、ローバー75なるセダンは良く出来た車だと思います。私的には好きなのですが、余り売れなかったですね…(マイナーな上に高いです…)。

2006/03/23
 
jpg画像 アウディ リヤバンパー保護シール貼り付け完了(img94.jpg) -94- アウディ リヤバンパー保護シール貼り付け完了

貼り付け方はウィンドガラスのスモークフィルムを貼るような作業と一緒です。たっぷりと水を流して表面のゴミを洗い落とし、中性洗剤を少し混ぜた水を霧吹きでたっぷりとかけ、フィルムを貼り付けて位置が決まったらゴムべラでフィルム隙間の水分を外に出します。

市販されている純正シールの場合は、シール表面に保護シートが張ってあるのでシールに傷が付きにくいようになっていますが、今回の様に一品物で作成した場合は保護シートが付いていないので、不要になった紙などを多量に用意し、シールとヘラの間に置いてしごいて上げると傷が付きません。しかし耐水では無いのですぐに紙はボロボロになってしまうのでどんどん新しい紙に替えていきましょう。

保護シールとしては今回「耐擦り傷製」効果の高い素材を使用しましたが、これは相当高い物で1ロール2万円以上するらしいのですが、以前オートサプライヤーさんの御好意により分けて頂いた物なので当店で販売している訳ではありません。クリアーシールにこだわらず、カーボン調のシールなども良いかと思います。ワゴンの方でご不満の方は是非チャレンジすると良いですね。解らない事がありましたら掲示板までお気軽にどうぞ。

2006/03/21
 
jpg画像 アウディ リヤバンパー保護シール作成パートV(img93.jpg) -93- アウディ リヤバンパー保護シール作成パートV

切り取った保護シールを現品に仮止めして微調整カットを行います。U次元が3次元になるので、ここでの少しのズレは本番では大きなズレとなってしまうので、仮合わせは本番さながら慎重に行う事をお勧め致します。

この時点では保護シールの裏紙が付いているのでバンパーに馴染み難いですが、プレスラインをはみ出て折れる部分もイメージしておくと良いと思います。今回はプレスラインを食み出る幅を15ミリくらいにしましたが、これで上手くいきました。短かくても長くても馴染み難くなってしまうと思いますので、他の車種で行う場合はそのプレスラインにあった丁度良い幅を探して見て下さい。

2006/03/21
 
jpg画像 アウディ リヤバンパー保護シール作成パートU(img92.jpg) -92- アウディ リヤバンパー保護シール作成パートU

紙とマスキングテープで型紙が出来たら、貼りたいシールの上にそれを貼り付けます。3次元を2次元に変換するので気を慎重に貼り付けます。

あとはその通りにカットし、再度現車に併せて微調整カットを行います。

2006/03/21
 
jpg画像 アウディ リヤバンパー保護シール作成(img91.jpg) -91- アウディ リヤバンパー保護シール作成

こちらも大変お待たせしております。

既に鈑金塗装作業は完了し、追加部品の到着待ちになるアウディですが、今回ご依頼された作業として「リヤバンパー上部の保護シール」の作成の紹介になります。器用な方ならDIYも十分可能だと思いますので是非お勧め致します(アウディではこの箇所に付ける保護プレート等のオプションが無くお困りだったとの事です)。

最初に型紙を作ります。平面に見えますがXYZ軸での3次元ラインになっています。特に傷の付き易いエッジ部を保護する為、プレスラインをはみ出るような形で貼れるようにしますが、型紙の作成はプレスラインに沿って作成します。台紙が弛まない様にして、プレスラインの箇所にクレヨンなどの側面を当てて引くとラインが転写出来ます。この線をハサミで切り取ってしまい、今度はそれをはみ出るようにして一回り大きめに作る分をマスキングテープで貼っていきます。「型紙=紙の周りにマスキングテープ」となります。

2006/03/21
 
jpg画像 ジャガーXKR完成!(img90.jpg) -90- ジャガーXKR完成!

本日無事作業完了致しました。大変お待たせ致しました。

既にオーナー様にはご連絡済みで、取りに来て頂く段取りもついております。仕上がり楽しみに、道中お気をつけて御来店下さい。お待ちしております。

2006/03/21
 
jpg画像 プレリュード FRPフロントリップスポイラースプレーパテ2回目塗布前(img89.jpg) -89- プレリュード FRPフロントリップスポイラースプレーパテ2回目塗布前

既に一回、リップスポイラー全体にスプレーパテを塗布し、全体に研磨した状態です。これでもまだまだラインは相当崩れています。
ちなみにカーボンファイバーでも、「ウェットカーボン」の場合はクリアー状のゲルコートが塗布されていますので、スプレーパテもゲルコートと同じく「ポリエステル系」なので、スプレーパテでラインを形成する事は製品本来の素材と変わりありませんのでご安心下さい。

この後再度スプレーパテを塗布し、さらにラインを煮詰めていきます。

すでにこちらはサフェーサー塗布まで完了し、おおまかなラインの復元は完了しております。ご安心下さい。

2006/03/21
 
jpg画像 プレリュード FRPフロントリップスポイラー旧塗膜剥離(img88.jpg) -88- プレリュード FRPフロントリップスポイラー旧塗膜剥離

こちらも大変お待たせしております。

元々現車についていたリップスポイラーですが、仕上がりが悪かったのでやり直したいとの事で、とりあえずは旧塗膜を剥がします。見たところ5コートくらい塗り重ねられていて、最初の方で恐らく自家塗装されたと思われるアクリルラッカーのような塗膜が出てきました。これは非常にペーパーが絡むので結構厄介です。
素材がFRP(カーボンファイバー)になるので余り粗目のペーパー(研磨紙)は使いたくはなかったのですが(どんどん削ってしまいます)、#120くらいではペーパーが数秒で廃棄物となってしまうので、急遽#80で対応です。
しかし#80を使うとなると元のラインまで崩してしまうので、この後ラインを作成する作業を行う必要が出てきます。

2006/03/21
 
jpg画像 アルファ147 FRPリヤバンパー装着前(img87.jpg) -87- アルファ147 FRPリヤバンパー装着前

最初に組みつけようとした状態です。リヤバンパーの左側の上が分厚過ぎてはまりません・・・(画像赤丸)。しかし社外品のFRP部品はいつもこんな感じです。ジャガーXKRの場合も、「リヤバンパーは新品交換よりも再利用した方が良い」と判断した理由はこれです。製品の型崩れですね・・・。

とりあえずこれくらいはFRPを削り落としてはまるので問題ありません。しかしバンパー先端の黄丸の部分の穴がボディ側の穴と全然位置が違うので、こちらはFRPを新たに貼り付けて穴を一旦埋めてしまいます。そして新たにボディ側の穴に併せてバンパーの穴を開けなおします。社外品FRPの場合、同じ製品でも各部品で出来具合は大きく変わるので、これが事前見積もりが難しい理由ですね・・・。

緑の線の箇所も分厚く、そのままリヤゲートを閉めるとバンパー割れてしまうくらい狭いです。なのでこの箇所も裏側を削り落として薄くします。

既に上記問題はクリアーしたので、あとは他にご依頼頂いているマフラーを取り替えてから再度リヤバンパーの立て付け調整になります。他にはフロントバンパー、左右サイドステップカバーがありますので、後日こちらも作業入り次第掲載させて頂きます。楽しみにお待ち下さい。


2006/03/21
 
jpg画像 アルファロメオ147入庫(img86.jpg) -86- アルファロメオ147入庫

既に画像ではエアロ(社外品FRPリヤバンパー)装着済みですが、これだけでも結構苦労しました…。
今回のアルファも千葉よりの御来店になります。最近遠方の方が重なってますね…。先日は御足労頂き有難う御座いました。

あれから早速仮合わせしたのですが(どうにも不安で)、とりあえずは一番簡単(そう)なリヤバンパーからの装着になります。オーナー様、イメージ湧いたでしょうか?

2006/03/21
 
jpg画像 Ferrari F355 結晶塗装ヘッドカバー装着(img85.jpg) -85- Ferrari F355 結晶塗装ヘッドカバー装着

こちらは以前ヘッドカバーのみ発送でのご依頼で結晶塗装を施した、フェラーリF355のヘッドカバー(装着済み)です。後日無事エンジンに装着したとのメールと画像頂きましたので掲載させて頂きます。その節は有難う御座いました。
車体色はオレンジだったんですね・・・初めて知りました。

現在のデータでは6年経ってスチーム掛けても剥がれるような報告はありません。アルミ素地には下地処理(リン酸エッチングorサンドブラスト処理)を施し、ウォッシュプライマーも塗布されているので、これらの点では新車時よりも長持ちする塗膜が出来ていると思います。
今後も末永く乗り続ける事応援しております。

2006/03/21
 
jpg画像 プロフィット イメージフラッシュ未完成品(廃棄予定)(img84.jpg) -84- プロフィット イメージフラッシュ未完成品(廃棄予定)

こちらは去年作成していたフラッシュ画像ですが、作成途中でイメージが変わってしまったので途中で手付かずになってしまいました。こちらです。ボリュームに気をつけて下さい・・・。途中の文章も読めないと思います・・・。イメージだけでも伝わればと思います。期間限定で公開致します。お粗末なものですいません・・・。

頭の中で全体の構想が大きく変わってしまったので、各部変更するよりも一から新たに作り直す事になると思います。半年掛けたのですが廃棄処分になると思います。

仕事が非常にアナログ的なので、趣味的にデジタル的な事をするのが結構好きです。次回は動画も組み込んで、より伝わり易い作品を作成したいと思います(当分先でしょうが・・・)

2006/03/19
 
jpg画像 ミニ マークU 室内本塗り前(img83.jpg) -83- ミニ マークU 室内本塗り前

ちょっと前の工程に戻りますが、先ほど説明した「半自動溶接」と「繋ぎ目のパテ」の部分がこの画像の赤丸の部分になります。床を貼り直す際に、この車体室内の横に通ったパネルも一旦切り取っているので繋ぎ直しました。犠牲車両から同じ部位を切り取った物を、少し小さめになるように折り曲げ直し(叩き直し)、車体に残っているパネルの内側にはめ込み、ここはスポット溶接をして「フランジ」状にします(隙間にはウォッシュプライマーを流し込みます)。そして切り取ったパネルをこのフランジ状になった箇所に被せるのですが、ここは恐らく車体の要になる部分だと思いますので(フレームとはちょっと違うと思うのですが…)、この箇所のみ半自動溶接を施し(反対側の端サイドシェルとの接合部も半自動溶接です)パテでラインを出しています。車体の「ネジレ」に重要な箇所なのでパネルボンドは控えました。
ちなみに白く塗られた物はエポキシ系浸透型プライマー「エスコ」です。

2006/03/17
 
jpg画像 ミニ マークU ボディーシューツ(アンダーコート)(img82.jpg) -82- ミニ マークU ボディーシューツ(アンダーコート)

今回このミニの旧塗膜を剥離する際に困難を極めた「アスファルトのようなボディーシューツ」が非常に嫌だったので、今回の修理では2液ウレタン製のボディーシューツ(3M社製)を使います。これは主剤と硬化剤がパッケージの中で混合出来るよう構造になっていて、専用ガンを使って吹き付けます。ノズルはパッケージに最初からセットされているので、作業前も後も手が汚れずに出来ます。しかし「肌」が思うように出来ないのと、コストが高過ぎるので余り使っていません。今回の修理には理想的だと思います。何より今後剥離する必要がある時、ペーパーに絡みつくような事がありません。

今回のこのミニの修理で何気なく気を使った事は、「次回作業する人がやり易いように」です。40年も経って未だ健在しようとする車両であれば、この先また大きな補修(レストア)が行われる可能性は高いと考えられます(勿論機会の無い様に今回修理しているのですが)。所謂「バランスシート」を超えた修理の可能性があるからです。
なので、次回(何年先だか解りませんが…)補修する人が困らないように、今回のボディーシューツのように色々と工夫して作業したりもしています。溶接箇所も半自動溶接は殆ど使用していません(半自動溶接の方がスポット溶接よりもガッチリ付きますが、外す際に困難です。反面スポット溶接は発見が楽です)。パネルのつなぎ目のパテやシーラーもインチキ臭い厚塗りはしていません。極力正直な修理を心掛けてみました(このミニに限る事ではありませんが…)。

自動車塗装に限る事ではありませんが、作業方法や使用材料はどんどん良い物が開発されて進化していく物だと思います。「アスファルトの様なボディーシューツ」もその時代のやり方では仕方の無かった事だとも思いますし(しかしプライマー層で足付けしていないのには時代に関係無く納得出来無い事なのですが…)。

ちなみに溶接技術も凄い進化をしているみたいです。プレリュードのオーナー様に教えて頂きました。→http://www.hitachi-hisec.co.jp/product/fsw.htm
”摩擦攪拌接合”なる凄い技術です…。いつかこの様な技術が特別なものでは無く、自動車補修に使われたりもするのかも知れません(と言うより、ゴルフ5のようなアウタパネルのみ交換の方が現実味がありますが…)。

2006/03/17
 
jpg画像 ミニ マークU 中塗り完了しております。(img81.jpg) -81- ミニ マークU 中塗り完了しております。

こちらも大変お待たせしております。

フロアー(床)パネル張り替えのミニですが、車内と下周りの本塗りは完了しております。リフトで上げ下げして一緒に塗りました。

当初の予定(ご依頼)では、張り替えた床の部分のみの塗装でしたが、「折角だから」との提案に許諾頂き有難う御座いました。ルーフライニング(屋根内張り)も外す予定ではなかったのですが、結局外しました…。
どんな作業でも、この「折角だから」は、これを言い出すとキリの無い話だと思います。「折角だからインパネも」「折角だからエンジンも」「折角だから足回りもミッションも」「どうせなら屋根を切って・・・」と、こんな感じになってしまいます。どの作業にしてもライン引きは難しいです。引かないと何も出来ないのですが…。

現在取り外している部品「ドア」「トランク」「ボンネット」を作業中です。なんとか来月中には完成させたいです(丁度半年くらいですね…)。

2006/03/17
 
jpg画像 プレリュード作業開始しております。(img80.jpg) -80- プレリュード作業開始しております。

先日は御足労頂き有難う御座いました。作業は既に進行しております。
こちらのプレリュードは、新車から14年乗り続けているとの事ですが、オーナー様の大のお気に入りとの事で、未だ凄い状態で健在です(細部までピカピカです)。とても14年経っているとは思えません…。ちなみにこちらは千葉からの御来店になります。

今週末にも千葉からアルファ147(エアロフルセット取り付け)の御来店入庫予定で、現在メールでの進行中のお話では愛知からもやってくるかも知れません。皆様御足労お掛けして申し訳御座いません…。

ちなみに当店に来られる方は、現在の工場に移ってからはご近所の方も前より(都筑店)は多くなりましたが(通りに面しているお陰ですね)、やはり近くの方は少ないです。都内では世田谷の方が多いですが、それでも近い訳ではありませんし…。ご贔屓有難う御座います。

今回のプレリュードは、どちらかと言うと「事故」では無く、前から気になっていた箇所の修復になります。修理箇所としては、「フロントバンパー」「フロントリップスポイラー」(カーボンファイバー)、「マッドフラップ」「リヤバンパーサイドスカート」になります。

ちなみに本日リップスポイラーの割れを修復しようとして重大な事が発覚しました。こちらのスポイラーは4回ほど塗られた形跡があるのですが、一番最初に塗ってあるガンメタ色がどうも自家塗装の「アクリルラッカー」の模様です。これはマズイです…。この上に通常のウレタン塗料(二液)が塗られているのですが、これはタブーな作業です…。良くチヂレなかったと思います・・・。
当然この上から塗る訳にはいきませんので、全て剥離致します。しかし当初から全部剥離する覚悟はしておりましたので問題ありませんが、問題としては「ペーパーが絡む」です。塗料がちょっとの摩擦熱で軟化してしまうので、ペーパー(研磨紙)が直ぐにダメになってしまいます(使い物にならなくなります)。少し想定外でしたが、仕上がりに関しては特に問題御座いませんので(全て取り除くので当たり前ですが)ご安心下さい。

完成までまだ時間掛かると思いますが、何卒もう少々お待ち下さい。

2006/03/17
 
jpg画像 アリスト完成(img79.jpg) -79- アリスト完成

大変お待たせ致しました。ついに完成です。
オーナー様には既に連絡済みで、明日名古屋から新幹線にて取りに来られる予定です(現在午前1時で大雨降っていますが…)。御足労お掛け致します(二重敬語で間違った使い方でしょうか…。勉強不足すいません)。

天候やご都合など、変更御座いましたら後日でも構いませんので無理なさらないで下さい(この日記が見れないかも知れませんが…)。

それでは明日、道中お気をつけて御来店下さい。

2006/03/17
 
jpg画像 ジャガーXKR 本塗り完了(しています)(img78.jpg) -78- ジャガーXKR 本塗り完了(しています)

こちらも大変お待たせしております。本日本塗り完了致しました。午後6時くらいで途中雨が降ってきましたが、使用しているエアーは湿気は強制的に除去しておりますので(エアードライヤー二機掛けです)仕上がりに問題は御座いません。ご安心下さい。

トランクトップの後部にリヤスポイラー(これもアーデン製だと思いますが)が付いていて、これが接着剤でついているようであれば外さずにトランク後部側面のみで済まそうと考えておりましたが(保険作業なので仕上がり優先で選択しています)、ボルト(3本)での固定だったので問題無く外せました。社外品の場合、時々接着剤が付いている事がありますが(外れて飛んでいく訳にはいかないので…)、この場合で外す際にはパネルがボコボコになってしまうケースがあります。隙間からカッターやピアノ線を入れて綺麗にカット出来れば良いのですが、結構大変です。今回のようにハイマウントストップランプも付いていれば配線も一緒に切れてしまいますし…。

先ほどのアウディーの箇所で説明もしましたが、昔のジャガーは磨き込んでの「テロッ」とした肌が特徴でしたが、現行型のジャガーXタイプやSタイプではそうではありません。しかしこちらのXKRは往年のツルツル感が強いです。現行XJもツルツル感が強いですが、それよりも磨き込んだ感じの肌です。生産台数的に製造ラインが違うのだとは思いますが、新車時でどのような工程になっているのか知りたいです。どなたかご存知の方が居れば是非ご教授下さい(ちなみにXKRは今回初めて触れますので…)。

ちなみに画像内赤丸の部分にはテストピース(鉄製)のプレートが貼ってあります。以前説明しましたが、これは当店の「塗装カルテ」なる、修理の際の作業内容を記録しているカルテに貼り付けして保存する物です(時々忘れてしまう時もあります…)。使用した材料や作業内容、作業環境や調色時に使った原色(データ以外の物など)、とにかく気付いた事を殴り書きしているので酷い字になってしまっていますが、最も役に立つのは再入庫時の「調色」作業です。今回のジャガーもデータ上ではホワイトパールのみ混入されていますが、実際にはレッドパールやグリーンパールが使われていると思われます(実際使いました。前のレンジもそうでしたが、英国車はこのパターンが多いです…)。

明日は乾燥硬化として一日手を触れない予定です。今週中の完成は難しいかも知れませんが、仕上がり予定が決まりましたら事前に連絡させて頂きます。仕上がりまでもう少々お待ち下さい。

2006/03/17
 
jpg画像 AUDI A4ワゴン 本塗り完了(しています)(img77.jpg) -77- AUDI A4ワゴン 本塗り完了(しています)

大変お待たせしております。昨日無事本塗り完了しております。綺麗に仕上がったと思います(例によって私の口からは仕上がりに関しては言い切れませんので・・・)。

バンパーは新品交換で、下地はプライマーが塗布された物です。外国車の場合これが一般的で、国産車のような色の付いた(塗装された状態の)「カラードバンパー」なる設定は通常ありません(本国ではあります)。これは恐らく在庫管理の理由からだと思います。
話はそれますが、ゴルフ5はドアアウターパネル(ドアの外板の鋼板パネル一枚を指します)がボルトで付いているそうで、ドアの凹みの場合はアウタパネルのみの交換で対応するそうです。昔はこれが普通の作業だったらしいのですが、最近ではドアパネル一枚交換が普通です。通常ドアアウターパネルは耳が内側に折り込まれているので、折り込んだ際に外板パネルが歪んでしまい、慣れていないと難しいそうです(私はやった事がありませんし…)。これをゴルフ5ではボルトのみでの固定で(確か8本と聞きましたが…)、相当簡単に脱着が可能になっているとの事です。既に色が塗られているカラード製品であれば、もう「自動車塗装屋」は必要ありません。いずれは無くなる職業ですね…(昔サターンが出た当時同じ話題になりましたが全然問題無かったですね…)。


アウディの肌(クリアーの新車肌)は私的には一番好きな肌で、最近の塗膜では相当良く出来た塗り肌だと思います。VW系のゴルフもこれに似ているのですが、車種によってバラつきがあるように感じます。その点アウディは安定しています(私的見解です)。

昔のジャガーのように単に肌が「ツルツル」しているのでは無く(現行型はちょっと違います)、キチンとラウンド(肌の凸凹)が規則的に並び、それでいて広く浅い形をしています。ジャガーの場合、新車時に相当のポリッシュを行われている(いた)との事で、あのようなツルツル感がある訳です(これがジャガーの「売り」でもあったと思うのですが)。アウディーは塗り肌でツルツルしています(表現が難しいです・・・)。

ちなみに今回のアウディーでは、オーナー様のご希望で「リヤバンパーの保護シール」を製作しております。リヤラゲッジスペースからの物品の出し入れでバンパー上部が傷だらけになるのを防ぐ為の保護シールです。良く見かける物ではアルミプレート製の物などありますが、今回はポルシェのクォーターパネルに張ってある耐摩擦性に優れた専用のクリアーシートで型から作成します。後日工程を紹介しますので是非楽しみにお待ち下さい(DIYでも十分出来る範囲だと思います。お悩みの方是非参考にしてみて下さい)。

2006/03/17
 
jpg画像 ジャガーXKR トランクリッド鈑金修正(img76.jpg) -76- ジャガーXKR トランクリッド鈑金修正

ジャガーXKRはトランクにも若干の凹み損傷があり、デントリペアで修理出来ればこちらで対応したかったのですが、袋状になっている箇所で工具が届かず、パテを使っての修理を選択しました。(画像右下がデントリペアのツールで、袋状になっている箇所にはこんな曲線のタイプを使用します)。いつもお世話になっているデントリペア屋さんにも相談したのですが、「穴開けるしかないですね」との事だったので、それであればとパテでの対応になりました。デメリットとメリットを考えた上での判断で御座います。何卒ご了承下さい。

錆色の塗料は「レッドブラウン」で、その上にパテ、そしてこの後ウォッシュプライマー塗布、プライマーサフェーサーを塗布します(しました)。
ちなみに画像内赤いラインの箇所についていた傷も結構深かったので、こちらもサフェーサー塗布で対応しています。

2006/03/17
 

My Memory(It's Free!)