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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記2006】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 スカイライン入庫しております(img574.jpg) -574- スカイライン入庫しております

先日はご足労頂きありがとう御座いました。古いスカイラインの入庫で御座います。
今回の御依頼としては左クォーターの自家塗装補修部分の修正になります。

既にボディ全面を色違いに塗装されているとの事で、今回の修理では、データ無しでの目調色による塗料作成となります。

作業進行しましたらまた紹介させて頂きたいと思います。完成まで今しばらくお待ち下さい。

2007/01/19
 
jpg画像 ゴルフ5も順調に作業進行しております(img573.jpg) -573- ゴルフ5も順調に作業進行しております

先日はご足労頂きありがとう御座いました。
こちらは以前、リヤバンパーのクイックスポットを御依頼頂いたお客様で、今回は隣の車がドアを開けた際にぶつけられてしまったとの事です。フロントドアに多少の凹みと傷がありました。対物100%の保険修理となります。

損傷の部位的にはフロントドア後方になり、比較的リヤドアに近かった為にリヤドアへもベースコートのボカシが必要と考え、リヤドアも要塗装となります。

いつもながらゴルフ5は修理状況の見た目が相当派手に見えますが、これは少し特殊な構造で、ドアアウタパネルが比較的簡単に外せる為です。カットモデルっぽいですね…。

2007/01/19
 
jpg画像 BMW M5 バンパー&ボディ塗装完了しております。(img572.jpg) -572- BMW M5 バンパー&ボディ塗装完了しております。

既に先週塗り終わっておりましたが、私事で少々バタバタしていたので掲載が遅れてしまいました。申し訳御座いませんでした。
昨日より通常通り業務は進行しておりますのでご安心下さい。

ボディの方も既に塗り終わっている状態で、残すところは樹脂パーツの艶消し黒の塗装と、少し変わった作業でサイドマーカーのスモーク化を行います。これは黒のキャンディー塗装ですね。こちらも進行しましたら紹介させて頂きたいと思います。

2007/01/19
 
jpg画像 忌中(img571.jpg) -571- 忌中

私事で誠に恐縮では御座いますが、昨日実父が亡くなり、本日(15日)〜17日は欠勤させて頂きたく存じます。
予定としては16日に通夜、17日は告別式となりますので、18日からは通常通り勤務出来ると思います。
現在御依頼を請けております作業が数日手が付かない状況となってしまい大変申し訳御座いませんが、私事で仕上がりに影響が出るような事は無いように致しますので何卒ご容赦頂ければ幸いです。

関係者の方々には大変ご迷惑をお掛けして申しわけ御座いませんが、何卒ご了承を頂ければ幸いです。

2007/01/15
 
jpg画像 A BMW M5 フロントバンパー塗装(2トーン)(img570.jpg) -570- A BMW M5 フロントバンパー塗装(2トーン)

下部のグレーシルバーがテープフリー(マスキングテープを貼っても大丈夫な程の乾燥状態)になったらマスキングを施し、続いて上部のボディカラーブルーメタリックを塗布します。
作業の流れとしては、

・バンパー下部グレーシルバー塗布
・自然乾燥(1時間)
・マスキング(20分)
・上部ブルーメタリック塗布
・マスキング剥がし
・セッティングタイム
・クリアー塗布

となります。

ベースコートを続けて行う2トーンの場合は、塗布面に触れないように作業する事が必須となり、さらにホコリを立てないよう動作も慎重になるので通常のマスキングよりも数倍時間を要したりします。今回はバンパーの塗装開始からクリアー塗布完了まではおおよそ3時間となります。

2007/01/13
 
jpg画像 BMW M5 フロントバンパー塗装(2トーン)(img569.jpg) -569- BMW M5 フロントバンパー塗装(2トーン)

M5のフロントバンパーは、下部リップスポイラー状の部位がグレーシルバーになるので、バンパーは2色での色分けとなります。

上部・下部での塗り分けの順序はケースバイケースで、今回は下部のグレーシルバーからの塗装となります。
この時点では色毎にマスキングをしたりはせず、グレーシルバーは上部ブルーメタリック部に食み出る感じで塗装致します。見た目的には宜しく無い感じになっていますが、ミストが飛び散るのを嫌いマスキングをしてしまうと、2色の境界線でのマスキング際に段差が出来てしまうので(所謂「バツ切り」)このように行うのがセオリーとなります。
と言っても、やはり塗料をむやみに飛散させてしまうと、飛び散ったミストがドライコートな肌になってしまい、この後の上部ブルーメタリック部の肌が悪くなってしまうので(または艶ビケ)、塗り方(スプレー方向・パターン絞り)によって抑える事で対処する必要があると考えます。

2007/01/13
 
jpg画像 KawasakiZX12R 色替え全塗装依頼入ってます(img568.jpg) -568- KawasakiZX12R 色替え全塗装依頼入ってます

先日はご足労頂きありがとう御座いました。
年明けで現場の状況は比較的空いておりますので早速作業開始しております。

御依頼内容としては外装カウル全ての塗装で、既存の濃色ブルーメタリックからブラックパールへの変更となります。パールと言っても相当微量で、ブラック原色に対して1.6%のイエローパール(粗目)のみとなります。オーナー様のご意向としては、「ぱっと見はブラックだけど条件によって何かしらの変化が欲しい」といった感じだと思います。

2007/01/12
 
jpg画像 お買いあげありがとう御座いました。(img567.jpg) -567- お買いあげありがとう御座いました。

こちらは発送でのご注文になります。
駐車場に止めていたオーナー様の車両が何者かに擦られてしまい、相手の車両の塗料が付いてしまったとの事で、それの除去に使用されるとの事です。

このようなケースは良くある事で(失言すいません…)、ガードレールなどに擦った場合にも相手側(ガードレール側)の塗料が擦り付いてしまうのですが、この場合安易にタッチアップをすると余計に酷い状態になってしまうケースがあります。

なので順序としては、

・コンパウンドで取り除く(最初はハード1程度)

・取り切れなかった傷のみタッチアップ

・乾燥後に再度コンパウンドを掛ける(この場合はハード2)

こうすれば比較的スリムな補修と仕上がりに出来たりします。
場合によってはコンパウンドのみでも殆ど除去出来たりもします。
または消しゴムなどで擦るだけで落ちたりするケースもあります。

どれにしても、最初に塗面についたホコリを取り除き、綺麗な状態になってから行う事が前提です。砂を噛むとペーパー掛け(ヤスリ掛け)状態になってしまいますので…。

綺麗に除去出来るといいですね。がんばって下さい。
使用上解らない事がありましたらお気軽にご相談下さい。

この度のお買い上げありがとう御座いました。

2007/01/10
 
jpg画像 年明け営業始まっています。(img566.jpg) -566- 年明け営業始まっています。

皆様明けましておめでとう御座います。年末年始で色々とやりたい事もあったのですが、私事において色々と多忙になってしまったので何も出来ませんでした…。プロフィット日記も掲載が遅れてしまい申し訳御座いませんでした。
改めて、今年も宜しくお願い致します。

画像は昨年からお預かりしておりますBMWで、本日はオーナー様もお立ち寄りして頂きました。と言っても現車の作業状況確認というより、趣味の自家塗装に使う塗料材料(DUPONT800R)が急遽必要になったとの事でのご来店で御座いました。既に4本目のお買い上げとなる程の塗装好きの方で御座います…。

年明けになって、必要だった部品(バンパーステー類)が入荷し、各部修正とチリ(位置)合わせを数十回繰り返し(画像は作業途中のものです)、昨日サフェーサー塗布、そして本日研磨の後、二度目のサフェーサーを打ちます(塗ります)。
内板パネル(コアサポート)も一部シーリングを施しましたので、こちらも後日塗装となります。年明けの仕事はこちらのBMW一本で行っていますので比較的進行は早くなっております(が、特に急いでやっている訳ではありませんのでご安心下さい)。

予定としては、明日にはフロントバンパーとフロントマスクの本塗りを先行して行い、後日ボディの本塗りとなる予定です。

ちなみにフロントバンパーは、下部がグレーシルバーになる2トーンで御座います。リップスポイラーに見えますが、実はバンパー一体物だったりします。バンパー自体の出来は非常に良いです(値段も高いですが…)。

2007/01/10
 
jpg画像 フュージョン色味B(img565.jpg) -565- フュージョン色味B

光源として500Wのハロゲン投光器を追加するとパール感が出てきます。撮影が近すぎるのでパール感が強く感じられますが(ラメっぽいですね…)、実際はそんなにギラギラしていませんのでご安心下さい。

2006/12/27
 
jpg画像 フュージョン色味A 蛍光灯のみ(img564.jpg) -564- フュージョン色味A 蛍光灯のみ

光源が蛍光灯のみだとこんな感じです。赤味のある黒っぽいです(言葉として意味不明ですが塗装屋だとこんな会話になります)。

2006/12/27
 
jpg画像 フュージョン色味(img563.jpg) -563- フュージョン色味

先ほどオーナー様よりご連絡頂き、納車(納品)日は29日となりました。現在横浜は雷雨中ですが(凄いです…)、当日は天気が良くなる事をお祈りしております(雨だったら納品出来ません…)。

本日小物13点を梱包していたのですが、包む前に色味が解るように撮影しておきました。
以前も記載しましたが、オーナー様のご要望としては「普通は黒っぽいのに光りが当たると味が出る」です。
今回の塗色は黒をベースに、数パーセント赤パールが混入されています(他にも沢山入ってますが)。なので日陰では黒っぽく、光源があると赤パールが輝きます(当たり前なのですが…)。

2006/12/27
 
jpg画像 そしてサイドカー内側の本塗り完了です(img562.jpg) -562- そしてサイドカー内側の本塗り完了です

艶が出てしまったので見本とした部品の質感とは全く変わってしまいましたが、私的には艶消しよりも艶々の方が今回は良い質感に出来上がったと思います。

外側の塗色はソアラ純正のカラーで、「一見して黒だけど、光にあたると違ったイメージをかもし出して欲しい」とのご要望で、オーナー様からのご指定の塗色になります。
これが「赤黄色い黒」の為、内装色のベージュと非常にマッチした仕上がりになっている事と思います。モダンな感じですね(そうなのかどうなのかは不明ですが…)。

本日完成の旨をメールにて送っておりますが、御手透きの際で構いませんのでご連絡を頂ければ幸いです。

ちなみに当店の年末年始休業のお知らせですが、

12月30〜1月4日

を予定しております。不都合をおかけしますが何卒宜しくお願い致します。

2006/12/25
 
jpg画像 フュージョン内側塗色の調色(img561.jpg) -561- フュージョン内側塗色の調色

フュージョン本体(バイクの方でサイドカーではありません)に付く内装部品に合わせて色を作ります。と言ってもある程度の簡単な目調色です(およそ10分)。

私的には、車両本体の内装色(画像内の部品)に合わせて「艶消し」の仕上がりにする予定でしたが(実際に塗りました…)、どうにも下地の粗さ(ボディシューツ仕上がり)に「艶消し」の質感が合わない為、急遽「艶々」の仕上がりにする事にしました。何かいかにも「自家塗装」っぽい仕上がりになってしまいこれが嫌だったのです・・・。
と言っても塗り直した訳では無く、「艶消し」の仕上がりの上に通常通り「艶あり」の塗装をしただけですので特に手間が掛かっている訳ではありません(使用したのはスタンドックス2Kエナメル)。1コート目に艶消し使用で塗った後、2コート目から艶ありに変更です。全部で3コートの塗装となりました。

ちなみに塗料の下に敷いているカラーデータの用紙は全く関係ありません。

2006/12/25
 
jpg画像 ボディシューツ材料と専用ガン(img560.jpg) -560- ボディシューツ材料と専用ガン

フュージョンサイドカーの内側に使用したボディシューツです。
これは水性タイプの物で(シッケンズ社)、恐らくエマルジョン=乳化重合で塗膜を形成します。「硬化」とは少し意味あいが違います。
プラモデル用の塗料でも、「乾燥する前なら水で筆が洗える」といった物が市販されていますがこれも同様の物で、一旦分子同士が結合すれば水で溶けたりはしません。上塗りに使うウレタンシンナーでも簡単に解けたりはしません(なのでチヂレたりもしません)。
難点としては乾燥性が悪いので、塗ってそのまま上塗りに移る事は出来ません。今回は2日間開けて十分結合するのを待ちます。

また完全に塗膜を形成すると、そのまま塗っても密着不良を起こしたりもします。なので再度足付け処理をする必要もあります。

ボディシューツではこの他に、一液溶剤系の物や二液ウレタン系の物もあります(以前日記にも登場しています)。性能的・作業性は郡を抜いて2液ウレタン系のボディシューツが良いのですが、とにかくコストが大きくなります。
今回使用したのは3本(3kg)で、これでも結構な材料費ではありますが(普通こんなに使いません…)、2液ウレタン(3M社製)だとすると10倍くらいになるかも知れませんので…(勿論事前にオーナー様と相談済みです)。

2006/12/25
 
jpg画像 ボディーシューツ塗布(img559.jpg) -559- ボディーシューツ塗布

そしてボディシューツを塗布します。イメージ的には粘度の高い(硬い)塗料を専用のガンで勢い良くぶつけて塗るような感じです。比較的(相当)凸凹の大きな粗い肌が出来ます。勿論この肌もある程度は調整出来るのですが、今回はとにかく醜い素地を覆い隠すように厚く塗ります(私的には「覆い隠す」といった表現は嫌いなのですが…)。

2006/12/25
 
jpg画像 フュージョンサイドカー内側 初期状態(img558.jpg) -558- フュージョンサイドカー内側 初期状態

ご覧の通り、内側は結構ひどい状態です。
元々内装が糊でついていたらしく、全体的に取れそうでとれない接着剤が残っています。
本来であればこれらの不純物は根こそぎ取り除かなければならないのですが、FRP繊維の凸凹部に入り込んでいる為、相当深くまで削り落とさなければ除去し切れません。アセトン(強い溶剤)で溶かしてしまえば一発なのですが、これであればポリエステル樹脂である本体(FRP)も解けてしまいます…。

なので解決策として、ある程度研磨にて削り落とし、残った分はボディーシューツを厚めに塗布して対応する事にします(勿論オーナー様ご了承の上です)。これであれば「防音」「防振」の役目も成しますので、メリット分が上昇します。
それにしても、使用する「量」を侮っていたのですが…。

2006/12/25
 
jpg画像 フュージョンも完成しました(img557.jpg) -557- フュージョンも完成しました

日記掲載大変お待たせ致しました。先々週からノロウィルスに感染したらしく、その後も胃腸炎が続き、先週はどうにもひどい一週間でした…。
日常的には気が張っているので風邪も引き難い体質になっているのですが、やはり年末年始などの休み前は気が緩んでしまうらしく体調を崩し易い体になってしまいがちです。不都合をお掛けして申し訳御座いませんでした。

先週にはマジェスタ・カマロも出庫したのですが、うっかり完成時の写真を撮り忘れてしまいました。申し訳御座いません…。

画像はフュージョンの本塗りを終えた所で、既に一週間前くらいの状態になります。この後、サイドカー(宙にぶら下がっている乗り物)の内側の塗装に入ります。
部品点数は全部で14点、正直なところ結構大変な作業ではありましたが(サイドカーが異様に大きいのです…)、これを塗り終えて気が緩んでしまったのか、後日体調を崩す事になったりします。未熟ですね…。

2006/12/25
 
jpg画像 VWルポの完成です(img556.jpg) -556- VWルポの完成です

この度の御依頼ありがとう御座いました。そしていつもご贔屓ありがとう御座います。
普段の使用がアグレッシブなだけに、くれぐれも事故にはお気をつけ下さい。正直な所、今回はこれくらいの損傷で幸いだったと思います(非常に失言なのですが、事故時は相当のスピードでスピンしたとの事ですので…)。といっても、走ってこそが車の楽しみでもありますし。私も初めて自分の車を手に入れた時は、毎日意味も無く走り続けた記憶がありますし…。
学業・お仕事共にがんばって下さい。応援しております。

2006/12/16
 
jpg画像 VWルポは出庫しております。(img555.jpg) -555- VWルポは出庫しております。

先日はご足労頂きありがとう御座いました。いつも遠方よりお越し頂き恐縮で御座います(今回初めて気が付いたのですが新幹線でいらっしゃってます)。
オーナー様は毎週末、箱根ターンパイクで走りこんでいるとの事で、今回は週末に間に合うように日程を組んでの御依頼となります。なので昨日の出庫となります。恐らく本日も走りにいった事でしょう。感服致します。

今回の損傷部はバンパー左下部となりますので、部分的な補修「クイックスポット」での対応となります。

2006/12/16
 
jpg画像 カマロ本塗り完了(img554.jpg) -554- カマロ本塗り完了

そして本塗り完了です。画像には写っていませんが、フェーエルリッド(給油口の蓋)とサイドモールも一緒に塗装しています。

とここでコーヒーを飲んでいたらまた胃が痛くなってきました…。まだ体調が万全では無い模様です(現場に出ている時は体調良いのですが…)
明日は休日となりますので、体調を整えて来週に挑みたいと思います。皆様もお気をつけ下さい…。

2006/12/16
 
jpg画像 カマロ本塗り前(img553.jpg) -553- カマロ本塗り前

そしてサフェーサー研磨〜足付け処理〜マスキングが完了です。

ブースに入ってからの流れとしては、

・車体を勢いよくエアーブロー
・自分の体をエアーブロー
・被塗面を脱脂(シリコンオフと不職布(キムテックス))
・車体を勢いよくエアーブロー
・車体をタッククロス(粘着材付きの不職布)で撫でながらエアーブロー
・塗料(スプレーガン)の準備
・さらに車体をタッククロス(粘着材付きの不職布)で撫でながらエアーブロー
・そして塗装開始

となります。

2006/12/16
 
jpg画像 カマロ板金(叩き)完了(img552.jpg) -552- カマロ板金(叩き)完了

そして板金(叩き)が完了です。この後いつも通りレッドブラウン(パテ前のプライマー)を塗布して焼き(強制乾燥し)、パテでラインを整えます(画像左下)。

左クォーターは以前修復暦があるらしく、さらに給油口付近の処理が悪かったらしく旧塗膜が剥がれ掛かっていたのでこちらは除去します。原因としては給油口内のカバーを外さずに処理した為と思われます。
その他エクボも数箇所あったので一緒に処理しておきます(どれも勝手に判断している訳では無く、ご依頼されている内容です)。

2006/12/16
 
jpg画像 カマロ損傷部裏側(img551.jpg) -551- カマロ損傷部裏側

日記掲載大変お待たせ致しました。
実は今週ノロウィルスに感染したらしく、胃腸痛と嘔吐で体調が余り優れませんでした。現場に出ている時は吐き気なども気にならないのですが、体を動かしていない時は腹痛と吐き気で参ってしまいます。本日になってようやく体調が戻りました。お待たせして申し訳御座いませんでした。

お預かりしておりますカマロは既に作業完了しましたが、途中経過の説明をさせて頂きます。

画像は損傷部の左クォーターパネル裏側で、丁度プレスラインの箇所が歪んでしまっています。幸いにして(事故事態は幸いでは無いのですが…すいません)パネルの裏側には手が入るスペースがあるので板金(叩き)はし易くなります。
まずはプレスラインの箇所を影タガネなる工具で叩きだし、裏側にドリーを押し当てながら表を板金ハンマーで叩きます。
板金時のラインの確認では「手の平」で行うのは勿論、「目視」でも確認しながら行います。なので塗膜をいきなり削ったりはせず、艶のある状態で板金した方がより作業し易くなります。
ある程度叩き出しが出来たら、損傷部をあて板を添えたペーパーで研ぐと微妙な凸凹が解ります。金ヤスリを使ったりもしますが、私的には面の大きい当て板の方が判断し易いのでこうしています。
これを繰り返し、鋼板を平滑にしていきます。単に当て板とハンマーで叩いて平滑にしようとすると鋼板は簡単に伸びてしまいます。アルミであったら取り返しが付かなくなったりもします(現在新型ジャガーXKの板金入ってますが、こちらは業者様からの御依頼なので日記では紹介できません。これの車体はフルアルミボディーです)。

2006/12/16
 
jpg画像 プロウォッシュとプロタッチも売れました(img550.jpg) -550- プロウォッシュとプロタッチも売れました

この度はお買い上げありがとう御座いました。
メールを頂いて慌てて準備したのですが、在庫が間に合って良かったです。
これで「pro_wash」はついに最後の一個になりました。が、最近気付いたのですが、こちらのポリペール(20L)はアスクルでも単品購入出来るようなので、もうそんなに付加価値は無いとも思います(なので再販しないと思います)。製造元と交渉して、ようやく売ってもらった単価がアスクル価格同じ金額だったりしますし…(私的には結構ショックでした…)。

ちなみに洗車時のコツですが、吹き上げの時にタオル(セーム皮やJワイパーなども)を搾る際、その前にバケツの中で勢い良く濯いで下さい。洗車時に付く傷は、実際にはタオルなどで付くのでは無く、そこに挟まれた「不純物」によって付きます。所謂「砂」なのですが、これの硬度が非常に高い為(ガラスや鉄などですね)、これが原因で傷を増やしてしまいます。タオルを絞る度に密度は高くなっていき、そして次第に水分が無くなって摩擦抵抗が増えていくと非常に傷が付き易い環境になります。なので毎回タオルの砂を振い落せば傷は非常に付きにくくなります。
「濯ぎ」と「搾り」はセットで考えるのが理想的だと思います。

そして洗車が終わった後のバケツの底を見ると、砂が溜まっているのが良く解ると思います(一般的に比重の重い物質が傷が付き易い要因の物質になります)。
なので「濯ぎバケツは大きく水はたっぷり」が良いとも考えます。底に溜まった砂が吹き上げタオルに再付着する事を防ぎます。

また洗車時には「擦って洗う」と言うよりも、「水の膜で洗う」をイメージして行うとこれも効果的です。
洗車タオルで比較的耐久性のある物(セーム側やスポンジ)を使っている場合は、何回かに一回は洗濯機で洗うと良いでしょう。特にスポンジは表面の気孔に砂が溜り易いです(なので私的には嫌いです)。

2006/12/12
 
jpg画像 アルファロメオV6ヘッドカバー(img549.jpg) -549- アルファロメオV6ヘッドカバー

これは当店で「塗装済み品」として製作・販売しているアルファのヘッドカバーですが、最近売り切れてしまったので先日再販(再製造)致しました。

通常の部品持込での御依頼だと、このヘッドカバー一個辺りの工賃が3万円弱くらいになるのですが、当店で販売している「塗装済み品」は部品代(勿論純正新品です)を含めて¥28、560と、結構お買い得になっています。これの理由としては、「新品なのでアルミの腐食が無い」「一回に纏めて4個同時に作る」からです。

実際に車に装着するのも良いですが、オフィスやガレージに飾っても華があって良いと思います。
ちょっとした企みとしては、「フェラーリのヘッドカバーの型を取って、自家アルミ鋳造で量産化したい」なんて考えたりするのですが、まさに犯罪なのでこれは出来ません。相当売れると思うのですが…。

2006/12/12
 
jpg画像 BMW M5 入庫しています。(img548.jpg) -548- BMW M5 入庫しています。

先日はご足労頂きありがとう御座いました。明日アジャスターさんの立会いになります。

損傷部としては、フロントバンパーを横から追突されたとの事で(無人の車が動いてきたそうです…)、バンパー・グリルが横にズレています。

こちらのオーナー様も常連の方ですが、実際に外板パネルの塗装を承るのは初めてになります。最初はヘッドカバーの結晶塗装を御依頼頂き、その後800R(デュポンプラスチックプライマー)などの自家塗装用品を買って頂いたりして、写真内のヘッドライトグリルはオーナー様自らの塗装だったりします。

樹脂むき出しの黒い部品は経年数変化で白っちゃけ易いのですが、最近では樹脂素地専用のガラスコーティング剤が効果があります(特にワコーズの製品は郡を抜いてます)。しかしオーナー様の「一回塗っておけば殆どメンテナンスフリー」とのお言葉通りだったりもします。なので今回ヘッドライトグリルは交換になりますが、要塗装として承っていたりもします。

2006/12/12
 
jpg画像 VW LUPO 入庫しています(img547.jpg) -547- VW LUPO 入庫しています

先日はご足労頂きありがとう御座いました。そしていつもご贔屓ありがとう御座います。

初めての御依頼は、まだプロフィットが都筑にあった頃で、およそ3年前くらいになります。その時は左クォーターの凹みでした。そしてつい数ヶ月前に右フロントフェンダーをイタズラで傷つけられてしまい、そして今回のフロントバンパーの損傷になります。
事故内容的には今回が一番酷かったと思うのですが(箱根ターンパイク付近でスピンしたそうです…)、今回は幸いにして(全然幸いでは無いのですが…すいません…)フロントバンパーをかすった程度になりました。
傷は深いですが、変形・裂けはありませんのでクイックスポット(部分的な塗装)で対応させて頂きます。

本日サフェーサー塗布まで完了しておりますので、予定通り作業は進行しております。ご安心下さい。

2006/12/12
 
jpg画像 カマロ損傷部(img546.jpg) -546- カマロ損傷部

痛々しい画像で申し訳御座いません…。損傷部は左クォーターパネル(リヤフェンダー)になります。

しかし幸いにして(全然幸いでは無いのですが…すいません…)、リヤバンパーはウレタン素材で、これは非常に柔軟性が良く(イメージ的にはゴムみたいな感じです)、損傷を受けても凹みはありません。ちょっと傷があるので、こちらはポリッシュでの処理とします。

2006/12/09
 
jpg画像 カマロ入庫しました(img545.jpg) -545- カマロ入庫しました

先日はご足労頂きありがとう御座いました。こちらのカマロもリピーターの方になります。以前リヤバンパーの塗装でお世話になりました。いつもご贔屓ありがとう御座います。

今回は雨の中での運転で、「ある筈の無いポール」に当たってしまったとの事です(良く解ります…)。

作業進行しましたらまた掲載させて頂きますので、車体の凹みと一緒に胸の辺りの凹みも解消して頂ければ幸いです。お仕事がんばって下さい(美容師さんとの事です)。

2006/12/09
 
jpg画像 フュージョン サフェ塗布完了(img544.jpg) -544- フュージョン サフェ塗布完了

そしてサフェーサーを塗布します。
一品あたり4コートくらいサフェーサーを塗布していますので、結構な量を使用していたりもします(恐らく3Lくらいです…)。
画像内に収まりきらなかった部品もありますが、こちらも同様の作業をしておりますのでご安心下さい。

見た目的には綺麗に見えますが、下地の大変な所はまだまだこれからです…。
年内には完成予定となりますので、楽しみにお待ち下さい。

2006/12/09
 
jpg画像 フュージョン サフェ塗布前(img543.jpg) -543- フュージョン サフェ塗布前

こちらも大変お待たせしております。本日サフェーサー塗布まで完了致しました。

ボディ側ABS樹脂の部品の穴は溶着で埋め、FRPのサイドカーにあった穴は新たにファイバーを貼り付けて埋めてあります。その他ひび割れ箇所もファイバーで補修してあります。
特に全体的に小傷・飛び石傷が多く、旧塗膜をある程度削り落とし、パーツ全てにサフェーサーを塗布して下地から作り直します。
サイドカーの内側には後ほどボディーシューツを全体的にぬるので、現段階ではまだ下地処理もしていません。後日ダブルアクションで全体的に削り落とします。

2006/12/09
 
jpg画像 肌合わせA(img542.jpg) -542- 肌合わせA

こちらは以前修理を承らせて頂いたE46のBMWで、赤い矢印のフロントフェンダーが既存の肌で(新車塗膜では無く補修暦はあるそうです)、青い矢印のフロントドアの方が当店で塗ったパネルです。
これが「磨き込んだ肌」になると、鏡の様にツルツルになってしまい、非常に大きな違和感を感じてしまいます。逆にボソボソしていたりデロデロしていても違和感が大きくなります。業界ではこの違和感を感じ次第、「やってあるね」とか「ヤリヤリだね」などと呼んだりします。

2006/12/09
 
jpg画像 シトロエンC5の肌(img541.jpg) -541- シトロエンC5の肌

先日も記載しましたが、今回のシトロエンは「プレスライン」を見切りとして塗装しています。
画像内のグリーンの部分が「プレスライン」で、この上が新車塗膜の肌で、下が今回塗装した部位です。

先日も説明しましたが、シトロエンC5の肌は少々(と言うよりかなり)「荒め」です。
この新車肌に合わせる為、シンナーの希釈率やスプレー条件(主にエアー量)を変えて行います。

実際の塗装時には、塗ってはいけない所にはマスキングがしてあるので、作りたい「肌」の見本としての確認は出来ませんので(実際には反対側のビニールを捲って見たりはします)、基本的には頭の中のイメージを頼りに作ります。
時にはテストピースを使って前もって調整したりもしますが、所詮10cm×15cmくらいの板なので、これでは実践とは相当かけ離れていたりはします。パターン幅などを考えると、最低でも50cm×50cmは必要ですし。さらに本塗りと同条件にもしなければなりませんので、フラッシュオフタイムを含めて2コートのクリアーとなると、テストだけで40〜60分は必要になってしまいますので難しい所もあります。(と言っても必要であれば行いますが。艶消しなどはそうですね)。

2006/12/09
 
jpg画像 シトロエンC5出庫しました(img540.jpg) -540- シトロエンC5出庫しました

先日はご足労頂きありがとう御座いました。
また、こちらのC5の前にはシトロエンXMも出庫致しました(こちらは業者様依頼です)。
そして本日はアウディA4も出庫致しました。こちらは完成の写真撮るの忘れてしまいまして…。誠に申し訳御座いません…。もし良い写真が撮れましたら送って頂ければ幸いです。

本日は、朝からVW LUPO GTIの方がいらっしゃって(来週早々に入庫ですが、今回で3回目のリピーターの方です)、夕方頃には語フル5の方がいらっしゃいました(こちらは3ヶ月前くらいにお世話になりました方で)どちらもリピーターの方です。

新規の方もリピーターの方も、どちらも本当に有り難く存じます。ありがとう御座います。

2006/12/09
 
jpg画像 ホンダヒュージョン(スクーター)とサイドカー入庫しています(img539.jpg) -539- ホンダヒュージョン(スクーター)とサイドカー入庫しています

先日は遠方よりご足労・ご来店頂きありがとう御座いました。少々バタバタしておりまして申し訳御座いませんでした。

今回の御依頼は、ホンダのフュージョンの外板パネル(全て樹脂製)と、その車体に付くサイドカーの外板パネルです。サイドカー部分は社外品で、素材はFRPになります。

オーナー様は現在こちらの車両をレストア中との事で、ボディは全体的に傷・飛び石などが酷い状態で、サイドカー自体の塗装もあまり好ましく無い状態なので今回ご依頼を頂きました。
私的に気になる箇所はサイドカーの内側部分で、オーナー様曰く「内装を貼ってあった糊」との事ですが、今回この箇所も美しく仕上げたいと思います。方法としてはボディーシューツで、これによりファイバー目の醜さなども拭えれば、と思います。

作業進行しましたらまた掲載させて頂きます。予定的には年内にお渡し出来る事と思います。楽しみにお待ち下さい。

2006/12/06
 
jpg画像 マジェスタ本塗り完了です(img538.jpg) -538- マジェスタ本塗り完了です

そして本塗り完了です。大変お待たせ致しました。
ちなみに、今回の事故で懸念していた内板パネルへの損傷は見当たりませんでしたのでご安心下さい。

リヤバンパーは未塗装の新品部品を取り寄せたかったのですが、メーカーでは色付き(カラード)の仕様しかなかった為、今回は塗装済み品(カラードバンパー)への交換で対応しております。

後日、残りの部品の組み付けと完成検査を経て完成となります。完了次第連絡させて頂きますのでもう少々お待ち下さい。

2006/12/06
 
jpg画像 マジェスタも塗りあがっております(img537.jpg) -537- マジェスタも塗りあがっております

こちらも大変お待たせしております。昨日磨き作業を終え、本日より組み付け作業に入っております。

今回はリヤ部を後方車両に追突されたのですが、以前より気にしてらしたトランクリッドの補修暦を今回の作業で拭う事にしました(と言うより御依頼頂いているのですが)。

元々トランクの中央に凹みがあったらしく、その修理箇所に歪が発生し、全体的に激しい艶ビケを起こしていまいた。なので原因である塗膜を全て除去し、下地から作り直す事にします。画面右下枠内の画像が、問題のあった旧塗膜を剥がした状態で、残っているのは新車塗膜です。これ自体は何も問題では無く、剥しきる意味は無いので(と言うより剥がすとデメリットが生じます)極力残しての作業となります。実際にはシングルサンダーで旧塗膜を全て剥がしてしまう方が作業的には楽なのですが(残す場合はダブルアクションでネチネチと平滑に削る必要があります)。

そしてウォッシュプライマーを塗布し(画面右上の黄色い塗料)、それを覆うようにプライマーサフェーサーを塗布し、研磨します。そしていよいよ本塗りです。

正直な所、トランク自体を交換しても良かったのですが(これの判断もオーナー様に任されています)、トランクリッドの裏側が微妙な艶加減だった為、トランク自体を交換してしまうと「事故暦アリ」の判断材料の一つとされてしまう可能性もあった為(交換した場合は勿論「艶加減」を合わせるように努力はしますが)今回の作業に至ります。

2006/12/06
 
jpg画像 プレスラインボカシ(シトロエンC5クォーターパネル)(img536.jpg) -536- プレスラインボカシ(シトロエンC5クォーターパネル)

C5の「プレスラインボカし」部です。ボカシ際はマスキングテープの端を3ミリくらい折り込んで、貼った状態でのテープ際が「ピラピラ」となるようにします(画像はテープをはがした状態です)。スプレー時のエアーでそのピラピラが浮き上がり、クリアーの「見切り際」は緩やかな段差が形成されます(と言っても一ミリ未満の世界ですが…)。極端な段差が出来る「バツ切り」にはなりません。
足付け処理はこのプレスラインの上側に食み出るように処理しておきます。番手は#3000くらいの細かい目にしておき、後の磨きで処理し易くしておきます。

この後(完全硬化後)、このボカシ際を#3000で軽く研磨してさらに緩やかにしてポリッシュを行います。これであれば塗装屋が見ても解らない仕上がりに出来ますし、いつも懸念している「経年数によるクリアーボカシ際の発生」が起きても解りません。

今回プレスラインでの見切りで、唯一デメリットとして懸念していたのは「肌の再現」で、プレスラインの見切り部分ではスプレーの仕方(方向)を若干変えなくてはならないので、肌にバラつきが出来るかも知れない可能性がありましたが(オーナー様には事前に説明してあります)、それも問題無く仕上がったと思います。

明日、改めて完了の連絡をさせて頂きます。大変お待たせ致しました。

2006/12/06
 
jpg画像 シトロエンC5 本塗り完了(img535.jpg) -535- シトロエンC5 本塗り完了

そして本塗り完了です(これが先週金曜日だったと思います)。

肌は新車肌に合わせて相当粗い感じに仕上げています。通常よりもラウンド(肌目)が大きく、そして深い感じです。アルファも肌が良くありませんが(私的見解です)、それとはまた違った特有の肌です。
なのでクリアーのシンナー希釈率を通常よりも下げて粘度を高め(固い感じにします)、エアー圧も通常よりも若干低めで調整しています。私的には違和感の無い仕上がり(肌)に出来たと思いますのでご安心下さい。

2006/12/06
 
jpg画像 シトロエンC5 本塗り前(img534.jpg) -534- シトロエンC5 本塗り前

掲載が遅れて申し訳御座いませんでした。ちょっと身内に不幸が御座いましたので昨日は休暇とさせて頂きました(と言っても私からは少し遠い親戚なのですが)。

本日既にシトロエンC5は組み付け〜完成検査まで完了致しました。大変お待たせ致しました。
画像は先週の状態になりますが、途中工程を説明させて頂きます。

今回損傷を受けたのは「左リヤドア」と「左クォーターパネル」(リヤフェンダー)なのですが、通常通りに作業を行うと相当コストが掛かってしまう修理となりますので、今回は「プレスラインボぼかし」での対応とさせて頂きました。通常は傷が小さくても「パネル一枚」での塗装が通常作業としていますが、今回のようにパネル内にプレスラインが走っている(存在している)ケースでは、デメリットを少なく(仕上がりを極力落とさずに)コストを下げる事が可能です。特に部品脱着費と部品費用を削減出来ます。

今回省けた作業は
・リヤドア水切りモール(恐らく曲がるので要交換)
・クォーターガラス脱着(モールが硬いのでリフティングテープが使えません)
・ルーフバー&ルーフモール脱着
になります。

プレスライン下の部品は通常通り外しての作業となります。
例えば・・・

・ドアアウタハンドル
・ドアサイドモール(クリップ式ですが裏から摘まないと破損します)
・ドアトリム(ドアの内装で、これを外さないとアウタハンドルは外せません)
・テールランプ
などなどです。

プレスラインの箇所は、綺麗にクリアーがボケてくれるようなマスキングを施します。

2006/12/06
 
jpg画像 トムスのホイールも塗りあがっております。(img533.jpg) -533- トムスのホイールも塗りあがっております。

お言葉に甘えてゆっくり作業してしまって申し訳御座いませんでした。既に先日塗り終わっております。

こちらは以前、オーディオパネルの結晶塗装の御依頼を承った方からの御依頼で、今回はマグネシウムホイール5本の色替え塗装の御依頼になります。この度もご贔屓ありがとう御座います。

オーナー様のご意向としては「フェラーリのような色合いと質感で」との事なのですが、私的に「フェラーリのホイールのシルバー」にどのシルバーを塗れば良いのか判断出来ませんでしたので、今回はスタンドックスの「原色見本帳」を郵送して色を決めて頂きました。当初オーナー様はこの見本帳を購入するご意向だったのですが、想像以上にこの見本帳が高く(5千円です)、たった一回の使用でこの出費は勿体無いとの事で、特別に対応させて頂きました。しかしその後塗料屋さんからのご好意により、在庫していた見本帳をお譲り頂きましたので、今後この見本帳の貸し出しに対応出来るようになりました。用途と理由が解っていたので塗料屋さんは特別に対応してくれたのだと思いますが、それにしても感謝です。この場をお借りしてお礼申し上げます。

元々の状態としては、多少の擦り傷はありましたが新品同様の状態だったので少し勿体無い気もしましたが、オーナー様的にはどうしても今回のシルバーで車体色に合わせたかったとの事です。それにしても太いホイールですね…。

完成後の納品は、梱包して発送でのお渡しとなりますので、万全を記して発送まではもう少々お待ち下さい。発送可能な状態に近づきましたらこちらから連絡させて頂きます。

2006/11/30
 
jpg画像 マジェスタも作業開始しております。(img532.jpg) -532- マジェスタも作業開始しております。

昨日、保険会社さんのアジャスターさんの立会いも無事終え、本日より作業開始しております。先日はご足労頂き、またご贔屓頂きありがとう御座います。

こちらはつい2ヶ月くらい前に、左側面の事故により修理を承りましたマジェスタですが、度々の不幸で今回は後ろから追突されてしまいました…。大きな怪我は無かったようなのでそれだけは何よりです。重度の鞭打ちはそれは酷い事になるらしいので…。

仕上がりまではもう少々時間が掛かりますが、完成までもう少々お待ち下さい。作業進みましたらまた掲載させて頂きます。

2006/11/30
 
jpg画像 シトロエンC5 板金完了(img531.jpg) -531- シトロエンC5 板金完了

主画像が叩き終了の状態で、この後レッドブラウン(パテ前に塗布するプライマー。スタンドックス製品)を塗布し、強制乾燥の後に軽く足付け(#400研磨)をしてパテ塗布してラインを成形します。
そして研磨の画像内右下の枠内がプライマー(&サフェーサー)塗布前の状態です。白いチューブ状に見える物は、断面が丸状になったスポンジ製の帯に粘着材が付着した物で(3M社ソフトテープ)、今回はサフェーサーの塗装際を滑らかにしたいので使用しています(今回に限る事ではありませんが…)。
同時に、板金した箇所の裏側にプライマーを塗布し板金工程の完了となります。

ドアのサイドモールは既に外してある状態です。モールは両面テープは使われておらず、クリップのみでの固定でしたので再利用は問題なく可能です。アウディ・VWのサイドモールもいい加減クリップ装着になってくれれば…と日々願っております。

2006/11/30
 
jpg画像 シトロエン損傷箇所(img530.jpg) -530- シトロエン損傷箇所

シトロエンの損傷箇所で、この部分はどうしても「死角」になってしまう所です。

幸いな事に(作業者にとって作業し易い面であり、オーナー様にとっては全然幸いでは無いのですが…すいません…)、クォーターパネル(リヤフェンダー)の「アーチ部」は、鋼板一枚の構造となっております。多くの車種の場合この部分はインナーパネルとの合わせ目で「2重」の鋼板になっているケースが多いのですが、今回のような一枚構造の場合は板金作業・防錆処理が比較的やり易くなります。

しかしシトロエン、新車肌が特有ですよね…(ラウンドが深く大きいのですが、アルファの肌とはまた違います)。

2006/11/30
 
jpg画像 アウディA4 本塗り完了時(img529.jpg) -529- アウディA4 本塗り完了時

そして本塗り完了です。

既に本日焼き終わっておりますので(強制乾燥が完了しておりますので)、明日か明後日には磨いて組み付けて完了する予定です。お引取り日は予定通り来週で構いませんので、完成した愛機とのご対面まではもう少々お待ち下さい。作業完了次第またご連絡させて頂きます。

2006/11/30
 
jpg画像 アウディA4 本塗り前(img528.jpg) -528- アウディA4 本塗り前

そして本塗り直前の状態です。損傷はバンパー左角の擦り傷になりますので、今回は部分的な塗装「クイックスポット」での対応となります。傷の範囲に対してサフェーサーの範囲は大きくなっていますが、無理に小さい範囲での処理をしようとすると結局は他の部分にそのしわ寄せが行くので、いつもながらサフェーサーの範囲は大きくしております(むやみに大きくしている訳では無いのですが…)。
「小さくやれ」と言われれば小さい範囲内で処理する事も可能ですが、特に誰に言われる状況でも無いのでそれは致しません。
昔アルバイトに行っていた町工場では「あーあー、そんなにやっちゃ駄目だって」と社長に良く言われていましたが、それはそれで間違いでは無いとも思います。「郷に入っては郷に従え」は当たり前の事ですし。

2006/11/30
 
jpg画像 シトロエンC5も入庫しております。(img527.jpg) -527- シトロエンC5も入庫しております。

先日はわざわざご足労頂き、またこの度もご贔屓頂きありがとう御座います。本日板金作業を完了しております(と言ってもついさっきサフェーサー塗布したばかりですが)。

損傷箇所としては左リヤタイヤのアーチ部分(左リヤドア・リヤフェンダー)で、若干の凹みと擦り傷の修理となります。

実は別件で、業者さんからの御依頼でシトロエンのXMも入庫していたりもします。こちらは少々大きめの事故でコアサポートを交換していたりしますが、一部の部品がバックオーダー(日本に在庫が無いため本国にオーダー)で少し困っています。マニアックな車種はこの辺が怖いですね…。

2006/11/29
 
jpg画像 アウディA4入庫しています。(img526.jpg) -526- アウディA4入庫しています。

先日はわざわざご足労頂きありがとう御座いました。お預かりしておりますアウディは本日本塗りが完了致しました。オーナー様のご都合としては来週で構わないとの事でしたが、順番・工程的にスムーズに進み、特に作業を急いだ訳ではありませんのでご安心下さい。綺麗に塗りあがっていると思います(私が塗っているのですが、仕上がりは私が決める事ではありませんので他人事っぽい言い回し方になってすいません…)。

入庫時の状態は、多少深いエグレを伴った10平方センチくらいの範囲での擦り傷でした。画像の状態は傷を全て削り落とし、バンパーの樹脂自体も掘り下げています。削った分、凹んだ状態となっております。
この後、バンパーなど比較的柔らかい素材に適用したエポキシパテを塗布し(塗布と言ってもヘラ付けです)、ラインを形成します。そしてプラスチック用プライマー→サフェーサープライマーを塗布し、硬化後にさらに微妙なラインを形成する為水研ぎを行います(#320→#600→#800→#1200)。

2006/11/29
 
jpg画像 ロードスターおまけ画像(img525.jpg) -525- ロードスターおまけ画像

先ほど掲載したロードスターのロールバーの下地塗料を塗っている状態です。
今回の御依頼では極力コストを下げる為、「ウェットオンウェット」での塗装としております。

通常の工程であれば、

・プライマー塗布
・プライマーサフェーサー塗布
・強制乾燥(完全硬化)
・研ぎ
・本塗り(上塗り)
・強制乾燥(完全硬化)

となりますが、今回の工程だと

・プライマーサフェーサー塗布(エポキシサフェーサー)
・フラッシュオフタイム(30分)
・本塗り(上塗り)
・強制乾燥(完全硬化)

としております。
メリットとしては途中工程と時間を大幅に削減出来る事で、デメリットとしては「素地の影響を受ける」「艶が引ける」などがあります。

「素地の影響を受ける」については、例えば「巣穴」があればそのまま仕上がりまで影響してしまいますし、細かい凸凹もそのままで仕上がります。微小なラインの補正も全く出来ません。しかし今回の場合は丸パイプの形状である為、またパテなども塗布していない為にこのデメリットは少なくなります(勿論ご要望にもよりますが)。

「艶が引ける」に関しても、個人の感じ方によるので簡単には言い切れませんが、今回は形状が丸パイプでもあるので殆ど感じなかったと思います(しかし塗った本人には解ります)。

ちなみに最近見た資料では、新車時の塗装工程(下地処理)の途中でも「研ぎ」を採用しているとの事で、レクサスはそうらしいです(業界紙に書いてありました)。逆を考えると一般的には「研ぎ」をしていないと考えられてしまいますが…。
 確かに「全面艶引け」のような状態の新車塗膜も多く見られますが(特に日本車に多い様な気が…)、これも見る人間個々によってて感じ方が違うと言う事でもあります(塗装屋の観点からするとどう見ても艶引けです…)。

ちなみに「ウェットオンウェット」では、途中工程にある「フラッシュオフタイム」のタイミングを間違えると「チヂレ」が発生したり、「密着不良」を起こします。と言っても塗装屋であればそんな簡単に発生したりはしませんのでご安心下さい(碁盤目テストでは結果も出ています)。と言っても、通常のパネル(ドアなど)の本塗りでウェットウェットを行ったりはしません。これもケースバイケースです。しかし私的には、一般的な「足付け処理」よりも「ウェットオンウェットの方が密着性が高い場合があるのでは」と感じる事もあります。いずれこれもテストしてみたいと思います(個々のテストはしていますが、同条件での比較テストは今までしていませんので)。

2006/11/27
 

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