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-111- ハイエース社外品テールランプ レッドキャンディー+スモーク塗装完成ですA
そう言えば昨日こちらのテールランプを磨き作業していたら、TAC従業員のサイトー君の後輩?の方々がこれを見て、「これ何色に塗るんスカ?」(←ちょっとやんちゃな感じの子達なのでこんな話し方だった気がします。笑)と聞いてきました。
最初は何を言っているのか理解不能だったのですが、なるほど数秒してその意味を理解出来ました。どうやらこれを純正の状態と勘違いしたらしいですね。
まあ確かにハイエースの純正テールランプを知らないとそうとしか思えないかも知れません(笑)。塗った自分で言うのもなんですが、これを見て元々がクリアーレンズだったとは想像出来ませんので…。 ただ今回の塗装費用でその純正品は何個も買えてしまう気もしますので、余り純正に見られても困りますかね(苦笑)。いや、同じハイエースオーナーにさえ解って貰えば良いんでしたっけ(爆)。
ハイマウントストップランプも紹介します。
2012/01/26
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-110- ハイエース社外品テールランプ レッドキャンディー+スモーク塗装完成です!
こちらもお待たせしました!塗ってみたら結構大きくて大変でしたが(笑)無事完成となります。
バックランプとウィンカー部分のクリアー抜きの位置決めは内部の反射板の枠を目印にしていますが、外側のレンズと中の反射板まで距離があるのでこうやって角度をつけて見るとズレて見えてはしまいますね。正面から見るとちゃんと出来ていますのでご安心下さい。
他にも画像あるので紹介しますね。
2012/01/26
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-109- 「レッドキャンディー」のみと「スモーク」を掛けた比較
ちょっと光の当たる角度的に差が出過ぎてしまっていますが、同じレッドキャンディーでもスモークを掛けているのと掛けていないのでは結構差がありますよね。
画像を見て頂ければ直ぐに解ると思いますが、左がスモークを掛けた方と右側がレッドキャンディーのみの場合です。純正っぽさにこだわるか、ちょっとアクセントとしてスモークも入れるか、といった感じでしょうか。お好みでどうぞ。
それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。 この度のご依頼、誠にありがとうございました!
2012/01/26
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-108- インプレッサテールランプ(from横浜)レッドキャンディー塗装 完成ですA
オーナー様のご要望が「リヤバンパーのリフレクターランプと揃える感じて」という事で今回はスモークは入れていません。鮮やかな赤はこれはこれで良いですよね。
とにかくこのインプレッサのテールランプは内部反射板の形のお蔭か、色を着けると非常に美しくなります。「とにかくクリアーなのが嫌だった」と言うのを払拭するだけでは無くこんなに綺麗になるから今でもご依頼が多いんでしょうね。
ちなみに昨日も急遽新たなご依頼者がいらっしゃって当店で在庫しているレンタル用のテールランプ一式お持ち帰りになりました。まだアポも取っていないらしいですが、これからディーラーに掛け合ってそれと交換して着いていたテールランプが外れたら持って来られるそうです。
何故か凄く急いでいたので「何かイベントでもあるんですか?」と尋ねたら、「とにかくこのクリアーの状態が嫌で嫌で、一日でも早くこれが無くなれば」との事でした。な、なるほど…ですね(笑)。
まあ恐らくはそのインプが凄く気に入っているだけにそこが許せなくなってしまうのでは、と思います。本当に好きなんでしょうね…。羨ましい限りです。
ちなみにこれと一緒に仕上がっているハイエースのテールランプがあって、そちらは「レッドキャンディー+スモーク」ですので一応並べて写真撮っておきました。
ちょっと比較してみましょうか。続きます。
2012/01/26
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-107- インプレッサテールランプ(from横浜)レッドキャンディー塗装 完成です!
大変お待たせしました!横浜からご依頼頂いていたインプレッサのテールランプ、レッドキャンディー塗装で完成となります。
スモーク無しのバージョンは久しぶりですが、当初はこれがメインだったんですよね。一番最初は忘れもしないプレリュードのテールランプでした。
プレリュードのオーナー様は以前のプロフィットからのお客様で、その時は「クリアー抜き」も初めてでしたから「またこの人は無茶言うな…」と思っていましたが(笑)お陰様で今があるんですよね。有難い限りです。
もう一枚画像あるので紹介します。
2012/01/26
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-106- デローザのロゴ入れ塗装準備
デローザのフレームは「艶消し黒」がベースで、ロゴはベースがホワイト、「O」の中のハート部分は純正同様「レッド」にしますので、それ用にマスキングシートを用意します。
ロゴ入れの塗装はその塗膜の段差や膜厚によっての「フチの仕上がり」具合を考えて、色によって塗る順番を考えます(変えます)。
今回はロゴが白で、これを黒ベースの上に塗ろうとすると隠蔽させるのにかなりの膜厚が必用ですから(白は隠ぺい力が弱いのです)、先にロゴの白を塗ってから黒を塗る事にします。 ですのでマスキングシートもそれに合わせて使うのはオス型?の方にします。
ちなみに小物の塗装作業は本塗りの時以外は極めて地味な作業が多く陰鬱な気分(爆。冗談です)になってしまいますので、私の場合は一日の内半分くらいはヘッドフォンをして好きな音楽を聴きながら作業していたりします。ちょっと不道徳な感じもしますがラジオを聴きながら作業するのと同じような感覚ですかね。自営業ですからそれくらいはご勘弁頂ければと…(苦笑)。
2012/01/26
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-105- アンタレスのフレームも
こちらもデローザと平行して作業しております。
画像はサフェ研ぎ前の状態で、よく見るとグレーのサフェーサーの上にはパラパラと細かい黒が塗られているのが解ると思います。 これは研ぎ忘れを防止する為の「ガイドコート」で、サフェ研ぎの前に缶スプレーの黒などで全体的に万遍なく塗っておきます。
サフェーサーが研ぎ終わった時点でこれが全て無くなっていればOKなのですが、実際は「目消し」といった作業もありますから、黒い点が無くなったからそれで終了と言う訳ではありませんね。これの作業で2時間以上は掛かりますし(研ぐだけでマスキングその他は別です)。
空研ぎの弱点としては「埃っぽくなる」事で、水研ぎならば「研ぎ汁」として埃が舞う事は無いのですが空研ぎは体が粉だらけになりますし体に良くありません。面倒なのでついつい防塵マスクとかしないんですよね…。 まあそういう事もあるので空研ぎは出来るだけ風通しの良い屋外で行ったりしています。気温は寒くてもこの作業は汗をかく程ですからね。熱くなります(じゃなくて暑く、ですかね。笑)。
2012/01/26
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-104- DEROSAフレーム 下地処理
こちらもお待たせしております。ちょっと本塗りのタイミングが遅れていまして申し訳御座いません。
画像は「サフェ研ぎ」の作業で、通常のアルミフレームであればプライマーの塗布だけですから膜厚も薄く研ぎも軽く足付け処理程度で済むのですが、今回は下地にエポキシ系、その上にはウレタン系のサフェーサーを塗っていますから結構な膜厚で、それによって出来たラウンド(肌)も凸凹としていますから全体的にペーパーで研いで平滑にする作業が必用です。
このサフェ研ぎの作業も面倒ではあるのですが、近年は「空研ぎ用ペーパー」で非常に良い物が開発・販売されていますから作業効率もかなり上がりました。自転車フレームならば水研ぎをしないでもサフェ研ぎが可能だったりするのです(その分コストは上がりますが仕事が忙しいならばこの方が良いのです)。
最初は#320で肌目を落とし、その後布状の研磨材で「中目→細目」で仕上げます。業界では有名なアシレックスですね。
その後良く脱脂清掃してマスキングをし、本塗りのタイミングを待ちます。現在工場二階奥の天井に吊るしてあります。
という事で本塗まではもう少々お待ちくださいませ!
2012/01/26
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-103- ハイエースのテールランプ 磨き処理
綺麗に見えても探せば手を加える所は無限にありますが、「ここまで」と言うラインを決めないと終わりが無くなってしまいますので(費用がどんどん上がってしまいますので)「お任せコース」では磨き作業は省くように努力しています(変な言い回しですが実際そんな感じで決め事として考えるようにしています)。
逆に「全く磨くところが見当たらない」なんて言葉は塗装屋としてはちょっと信じられません。まあ見解の違いかも知れませんが(苦笑)。
ただ標準コースであれば磨き処理は行うようにしていますので、綺麗に見えるテールランプ一個でも3〜5箇所くらいはペーパーを掛けてコンパウンドで磨きます。
簡単そうな作業に見えますがこれが結構面倒で、塗装屋さんなら誰しも「磨きさえ無ければ…」と思って居る筈です(笑)。塗って終わりだけなら塗装屋は誰でもなれますからね。
塗装作業で体力的に大変なのは下地と磨きで、後者は体をやられます(腕から背中と首が痛くなります)。重いポリッシャーを力いっぱい押し付けますからね(パナロックなどの柔らかいクリアーならこれが非常に楽なんですが…)。
精神的に良くないのが「本塗り」と「調色」で(爆)、前者はやり直しが効かないのと折角の苦労が一瞬で水の泡になるから緊張を強いられます。 後者は、時間を掛けた挙句「使い物にならない」という事が起こって、しかも塗り終わって色が違っていたらまた塗り直しですからね。やはり精神的に良くないのです(これは辛いですよ…)。
まあそんなこんながありまして自らを滅ぼしてしまったのか(苦笑)、一時期体調が非常に悪くなって自動車塗装屋は引退するに至りました。今も同じ塗装屋ではありますが全く内容は違いますから随分と良くなりましたね。少なくとも四つん這いで現場を這ったり(腰痛です)、車を運転していてバックする時首だけ回して後ろが向けないという事は無くました。
今は画像に写っている程の小さなポリッシャー(磨く為の工具)ですから磨き作業での体への負担は殆どありません。有難い限りです。
と、話が逸れてすいません! 本当は磨きの工程を紹介したかったですので。
工程としては、
#1500→#2000→#3000のペーパーで水研ぎし、 バフもコンパウンドも3種類使って磨きます。
クリアーが柔らかければこの工程も少なくて済むのですが、まあ仕方ないですね(笑)。
2012/01/26
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-102- ラバーコートとは
「ラバーコート」が正式名称なのかどうかは解りませんが、塗装業界では結構な厄介者として有名ではあります。フェラーリやVW系など外車の内装に多用されていたりします(最近は懲りて採用も少なくなりましたかね)。
質感は「艶消しでシットリしていて高級感がある」というので私的にも好きなのですが、夏場は高温になる車内だと劣化が激しい為か数年してベトベトになります。毛ホコリがついてそれが取れないどころか感染する勢いです(恐)。
で、どうにもならなくなってその部品を「塗装して欲しい」となるとこれがまた厄介なのです。せめてそうなる前ならまだマシなのですが…。 劣化してきたラバーコートは、激しく日焼けして剥がれてきた人の皮膚のような状態となり、綺麗に仕上げる為にはそれらの被膜を全て除去しなければなりません。
かといって素材の多くはプラスチックですからサンドブラストも溶剤浸け置きも剥離剤も使えませんので、一つ一つ手作業で剥がしていかなければなりません。 ただこれをやると同じ部品が何個も買える程の金額になるので、殆どのケースとしては「新しい物に代替え」となり、勿論新品だと質感は良いですから「とりあえず塗装はしないでこれでいいか」と同じことを繰り返していくのです(これがメーカーの策略ですかね。苦笑)。 ただフェラーリの内装部品はありえない金額ですので簡単に買い換えとは出来ませんから、結構な費用が掛かろうとも一つ一つネチネチと剥離〜下地作業を繰り返していくのです。これをやると指の皮膚が摩擦で火傷?するかで塗装屋殺しの仕事でもあります(苦笑)。
画像はテスト的にthinkpadの小物部品をシンナーとウェスでふき取った物で「やはりラバーコートだったか」と自分で納得する為の作業でもあります。事前にオーナー様からはそうでは無いかとご助言頂いておりましたが、やはり確実に知っておいた方が作業は間違いないですからね。
こうなると後には引けないのでラバーコートは綺麗に拭き取りますが、やっている内にシンナーで素材のプラスチック表面も侵されてきますので、最後にペーパーで削って平滑にし直しておきます。
この部品が8個ありますが、全てをこれで行うと天板の塗装費用以上になったりしますので、先ほど紹介したようにラバーコートを剥がさないで塗装する方法で行うのです。
ちなみに天板の素材はマグネシウム(金属)ですので溶剤浸け置きも剥離剤もサンドブラストもOKです。
2012/01/26
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-101- Thinkpadのプラスチックパーツは・・・
こちらはノートパソコンの天板4枚をご依頼頂いている案件で、それのメクラ蓋?的な小さいプラスチックの部品です。
天板自体には傷付き防止の為にゴム状の塗装(ラバーコート)が施されていて、それを除去するのには溶剤に浸けて行います。
で、ちょっと気になったのでこちらの部品を確認したら、やはりと言うかしっかりこちらにもラバーコートが施されていました。 プラスチックは溶剤に浸けられないので(フニャフニャに…)結構厄介です。
ラバーコートは耐溶剤製が弱く(耐久性も劣るので使っている内にべたべたとなる筈です)、これの上に色を塗ったりサフェーサーを塗ろうとすると激しい「チヂレ」が生じます。溶剤に侵されてラバーコートが浮き上がる現象ですね。
ですのでこれの対応としては逆転の発想で、このラバーコートを侵さないようにそれでいて溶剤に負けない皮膜を作ってあげれば良いのです。低溶解で分子間結合力の強い皮膜(塗膜)ですね。
と言う事で、本作業はまだまだ先ですが先にそれの準備として下塗りだけしておきます。 また進行したら紹介しますね。そろそろ日が昇りますので…(危)。
2012/01/26
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-100- ロードスターヘッドカバー結晶塗装(赤黒) 完成ですA
このロードスターのヘッドカバーはちょっと他には無い面白い形をしています。かまぼこが二個合わさったような感じなのです(笑)。
肉厚もしっかりしているようで熱の伝わり方も良く綺麗に結晶目が出るのも特徴です。製造時のバリも少なくよく出来ていますよね。如何にも日本車、といった製品だと感じます。
ただいつもやってくるこのヘッドカバーは結構腐食が出ているので、ショボくても何かしら塗ってくれていればもう少しマシなのに…と思ったりします。 まあこれはコスト上の問題なのだと思いますが、限定車とか後期モデルとか、ちょっと特別な仕様なら塗ってくれている物があっても良いのでは…と思います。
そうなると私の仕事も減るかも知れませんが(苦笑)、それでも「他にある色じゃ駄目だ」って方は居ると思いますので、ちょっと特異的な小物塗装でも最近は「これは結構堅い仕事なのでは?」と思ったりもしています(笑)。
それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。 この度のご依頼、誠にありがとう御座いました! そして長らくお待たせしました!
2012/01/25
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-99- ロードスターヘッドカバー結晶塗装(赤黒) 完成です!
すっかり紹介が遅れてしまいすいませんでした。撮影自体は明るいうちに出来たのですが激しい忙しさですっかりこんな時間になってしまいました。そろそろ日付変更ですね…。
色は赤ですが、いつもの鮮やかな赤では無く「エンジ」をイメージしてかなり黒を入れました。いつもよりドス黒く仕上がっているかと思われます。
もう一枚画像あるので紹介しますね。
2012/01/25
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-98- DEROSAのロゴ カッティング作業
デローザフレームの本塗りもそろそろとなりましたので、それ入れるロゴの準備をしています。
各ロゴは既にデータ化してあったので、それを開いてカッティングシートにアウトプットします。
実は先日Illustratorのソフトもバージョンアップしたのですが、使っているカッティングプロッターが古いのでそれのドライバに対応していないのです(苦)。と言うかプラグインソフトが対応していないんですね。機械はまだまだ現役なのに…(いや、既に働かせ過ぎかも知れません)。
という事で、ソフトは結局今までのバージョンを使っての使用となります。便利になっているようで実は不便だらけです(Macはこういうのないんでしょうか…?)。
ちなみに小さい方の「DEROSA」は横長になっていますがこれはわざとです。元々のロゴがこうですのでそれを再現しています。ご安心下さい。
2012/01/25
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-97- ANTARES自転車フレームの色
そろそろ本塗りの準備に取り掛かる所ですが、そう言えばまだ色を作っていないのを思い出しました。失礼しました…。
色の作成となると通常は作業現場でとなりますが、現在の私(プロフィット)の状況としては「知人工場内に間借り」といった形態ですから、どうしても面積を取ってしまう「塗料」は自宅に置いてあったりします。
→スタンドックス塗料セット
当然塗料だけでは無く、デジタル計量秤や配合データを確認するパソコンもあるので塗料の作成は全て自宅で出来る様になっています。 また小型のコンプレッサーにエアードライヤー、エアーフィルターも設置しまして、さらには小物なら塗れる程の調色用ブースもあるのでここでこのまま仕事が出来たりします(笑)。
と言っても塗装は塗るだけが仕事ではありませんので、とてもこの程度の設備じゃ今の仕事は出来ません。
それでも「塗装」は一度仕事を覚えれば比較的独立し易い職種だとは思います。最初の設備投資費は結構掛かりますが、それに見合う仕事もある筈ですので。 そうです、あればの話なんですよね(苦)。
どの仕事もそうですが、一番難しいのは仕事を取ることだと思います。営業力ですね。 これがネックで独立したくても一歩が踏み出せないでいる塗装屋さんは多いと思います。
幸いにして私には贔屓にして下さる方々がいらっしゃいますので、今まで仕事が切れる(無くなる)という事は一度も無い気がします。本当に有難い限りです。
ちなみに私は仕事をする上で幾つかルールみたいなのがあります。
・身内・友人の仕事は進んで請けない
これはどうしても正規の費用が取れそうも無く、「それでも喜ばれるなら」と引き受けてしまえば普通にご依頼頂いている方々に不公正となりますし、その負担はどこに行くのか?となりますよね 。しかも一旦受けると次回から断れなくなりますし…(恐)。 そもそも身内・友人なら正規の金額以上払ってくれるのが礼儀ではないか、と思うくらいなのですが…(まぁ私的見解です)。
これは業者さんとのお付き合いにも言える事で、「今回は値段が決まっているので余り出せないのですが」と言われても、求めてくるクォリティが高ければそれは難しい話です。それを受け入れてしまえば「何も言わない人が損をする」といった事になってしまいますので…。
まあこれらは私的な考えもあってでして、私が何かを依頼したり買ったりする時に何より嫌なのが「損をした」と思わされることです(苦笑)。 ひねくれた考えではありますが、お金を頂く立場としてはとにかくそれに気をつけてはいます。
と、話が逸れてしまいすいません! いや、先日某塗装屋さんから会って話を聞きたいとか相談のお問い合わせがあって、ただ時間が作れなくてそのままでしたので、せめて独立する場合の参考などになればと思いまして…。 機会があれば私が小物塗装で独立した経緯など紹介出来ればと思います。その時は社外記でですね。
それでは明日(というかそろそろ日が昇る時間かと…)には色を作成しておきます。 作業進行しましたらまた紹介しますね。もう少々お待ち下さいませ!
2012/01/25
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-96- ロードスターのヘッドカバーも
こちらも昨年からお待ち頂いている部品ですからね。大変お待たせしております!
既に結晶塗装までは終わっていますので、本日は最後の仕上げとして「凸部研磨」の作業となります。画像はまさにその作業中ですね。
ヘッドカバーは文字やフィンの部分が他の面より一段高くなっていて、塗装後にそこを削って光らせる事でワンポイントのアピールとなります。
研磨する方法は至ってアナログ方式で(笑)、削る部分の周りをガムテープでマスキングして傷が付かないようにし、サンダーを使って凸部の表面を削り落とします。
と言ってもそれだけでアルミ素地は光りませんので、この工程も結構大変ではあります。
流れとしては・・・
・#120シングルアクションサンダー ・#120ダブルアクションダンサー ・#180ダブルアクションダンサー ・#240ダブルアクションダンサー ・#240手研ぎ ・#320手研ぎ ・研磨フィルム(粗目)手研ぎ ・研磨フィルム(細目)手研ぎ
となります。
で、最後にクリアーを筆で塗って完了です。
明日には完成予定で、発送は明後日以降になるかと存じます。もう少々お待ちくださいませ!
2012/01/24
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-95- アランミクリのメガネフレーム フロントフレーム本塗り完了です!
画像だとあっと言う間に完成ですが今回も2色使いのグラデーションですので結構時間は掛かっています。
先にグリーン部分を塗ってその後イエローを塗っていますが、グラデーション部分のボケ方が綺麗になるように使用しているガンはエアーブラシです。 と言っても一般的なエアーブラシでは無くSATA社のスプレーガンですから、使い方はいつものガンと同じような感じで違和感無く使えます。
えーと、画像ありました(笑)→SATAエアーブラシ
口径は0.3ミリで使っています。以前の自動車塗装では宝の持ち腐れでしたが(凄く高い筈です…)今の小物塗装ではかなり重宝しています。確か日本では手に入らない筈ですが、以前良くしてくれていたオートサプライヤーさん(塗料屋さん)が譲ってくれたのです。その節は有難う御座いました…!
ただ何故かゴトー氏(間借りさせて頂いている板金塗装屋兼TAC社長です)もこれを持っているんですよね(笑)。日本に無い筈なのに…、と思ったらわざわざ取り寄せたらしいです。ゴトー氏も大分変わっているというか、少々壊れ気味だと思います(爆)。
という事で、先にこちらを完全硬化させたら今度はテンプル側の本塗りになります。もう少々お待ちくださいませ!
2012/01/24
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-94- アランミクリのメガネフレーム フロントフレーム本塗り開始です。
と言う事で先にフロント部分を本塗り開始です。
素材は金属ですが上面には紫に、全体には艶消しクリアーが塗られているので下地処理は足付け処理のみとなります。
2012/01/24
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-93- アランミクリのメガネフレーム マスキング作業
どう考えても出て行く(完成する)よりご依頼数が多い気がします。ちょっとマズイですね…(もう部品を置く場所がありません)。
という事ですが、こういった細かい作業を行っている時は雑念も消えてくれますので(考えている余裕がありません…)、やはりデスクワークよりも現場作業の方が楽ですね。
で、こちらのアランミクリのフレームはいつもの通り分解出来ませんので、フロントのフレームとテンプル(サイドのフレーム)とは別々での塗装となります。 先にテンプル部分をマスキングしてフロントフレームからの塗装となります。
2012/01/24
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-92- DUCATIのアッパーカウル2点 塗装承りました!
先日無事到着しておりますDUCATIのアッパーカウル2点です。上と下に分割されるようですね。この度のご依頼、誠にありがとうございます!
実は結構前に違う柄(3色)でお問い合わせ頂いていたのですが、それだと結構な費用になってしまったのでご依頼には至りませんでした(2色以上の塗り分けはどうしても割高になってしまうのです…)。
で、その後どういった経緯があったのか解りませんが、画像に写る下側のカウルはオーナー様自ら自家塗装で塗られたとの事です。 え?と疑う程の仕上がりなんですが…。
まあ確かに良く見ると下地が露出していたり、ラインの際の見切りが若干ガタガタしていたりと(ただこれはプロでも時々見られる程度のレベルですが…)何か気に入らない事があるのかも知れません。または単なる気分転換ですかね(爆)。
ご依頼内容としては、全体をレッドでの単色べた塗りで(少々勿体ない気がするのですが…)、ただ自家塗装された方がベースカラーにラッカー系が使われているとの事で、念のため表側は全部削り落とした後に下地を造りなおす事とします。「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程ですね。
それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。 この度のご依頼、誠にありがとうございます!
2012/01/24
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-91- LOTUSプラスチック製エンジンカバー 結晶塗装承りました!
こちらも先日無事到着しております。この度のご依頼、誠にありがとうございます!
こちらはローバーエンジン用のカバーとの事で(ロータスエリーゼは車体が同じでもエンジンが色々選べるそうです)、確かMG-Fに搭載していたエンジンだったと思いますが、以前当店でもこれを赤と黒で一種類ずつ施行しています。
今回はその時の「結晶塗装 黒」の仕上がりと同じ内容でと承っております。 以前の作業例はこちらのページでどうぞ。
確かにこのプラスチックな質感はちょっと残念ですよね…。 そもそも最近のエンジンにプラスチックのカバーが付いているのは人を跳ねた時の致死率を下げる為との事を聞いた事がありますが(体がくの字に曲がって頭が丁度ボンネット中央のエンジン部分に当たるそうです。嫌な話ですいません)、ロータスエリーゼってリヤに搭載ですよね…。アルミ鋳造製でも良さそうな気がしますが…。 まあ軽量化と言う点では良いんでしょうけどね。エンジンが選べるならばカバーも選べるようになれば、と思う次第です(無理ですね…)。
それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。 改めましてこの度のご依頼、誠にありがとうございます!
2012/01/24
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-90- 中々理解して頂くのに難しいのですが・・・
こちらは下で紹介しているトミーカイラのハンドルスポークカバーの近接画像で、素地のカーボン部分に「巣穴」が無数にあるのが解ると思います。
クリアー仕上げのカーボン製品の場合、その折り目の立体模様からしてこの巣穴が目立ち難いのですが、塗装の下地として考えると結構な穴の量です。このまま本塗りをすると恐ろしい事になります。
「これくらい微細な穴ならクリアーで埋まるんじゃ?」は私も塗装を始めるまでは思っていたりもしましたが、塗料には「表面張力」という働きがあって、この微細な穴をクリアーが避けるようにしてさらに大きな穴になったりします。 または上手い事この穴にクリアーが流れ込んでくれたとしても、乾燥硬化後にはやはり穴が開いていたりします。
本来ならばこういった巣穴はパテやらサフェーサーで埋めるのですが、カーボン素地を活かした「クリアー仕上げ」となるとそうはいきませんので、一旦は普通通りにクリアーを塗って、出て来た巣穴を一つ一つクリアーを筆さして虱潰しにしていきます。
これがボンネットとなると巣穴ハジキが300個くらい出る時もあるのですが、その場合もやり方は同じで一つ一つクリアーを筆さして完全硬化後に再度全体にクリアー塗布、それでもまだ巣穴が残っていらまた同じ事を繰り返していきます。
こういった巣穴もサフェーサー&パテなら一発で処理出来るのですが、クリアーとなると想像以上に充填硬化が乏しいので(そもそもクリアーにそういう役目はありません。耐候性の向上などですので)、面倒でも数回に分けての塗装が必用となるのです。 一回で済まそうとすると非常に痛い目に遭いますからね…(当然経験済みです。苦)。
それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。 この度もご贔屓頂きありがとうございます!
2012/01/24
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-89- Tommy kairaのタワーバー&ハンドルスポークカバー塗装承りました!
こちらは現在「CANONビデオカメラ水中ケース」の塗装でご依頼頂いているオーナー様からの追加依頼で、恐らくは愛車NISSAN Z32に装着されている部品ですね。どちらのトミーカイラ製です。 見た目は結構お疲れ気味ですが(失言すいません…)良い物ですから当時は結構したんですよね。今はもう手に入らないと思いますが…(いや、メーカーはあるのですがZ32用となると…ですね)。
タワーバーは腐食がひどいので素地調整は必須で、カーボン製のハンドルカバーもそのまま塗れる下地では無いのでこちらも下地からやり直す事にします。
ご依頼内容としては、タワーバーが黒の艶あり仕上げ、ハンドルカバーはリング内部が艶あり黒、リングの外側はカーボン素地を活かした艶あり仕上げ(クリスタルクリアー)で承っております。 どちらも元と同じように「Tommy kaira」のロゴを新たにシルバーでペイントします。
もう一枚画像あるので紹介しますね。
2012/01/24
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-88- ホイールキャップ塗装承りましたA
アルミプレートの表面には凹凸のプレス加工が施されていて、それに合わせてブルーの塗料をプリントしているのですが、良くみると結構ズレてます(苦笑)。まあアメ車ってことで許されるんでしょうね(失言だったらすいません…)。
今回はブラックパールでのべた塗りですが、この凹凸が活きていい感じに仕上がりそうですね。膜厚付け過ぎて埋め無い様に注意致します。
それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。 この度もご贔屓頂きありがとうございます!
2012/01/24
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-87- ホイールキャップ塗装承りました!
ちょっと聞き逃してしまったのですが(と言うか忘れてしまいまして…謝)、以前もご依頼頂いた方で(スモーク塗装でしたっけ…)この度もご贔屓頂きました。有難う御座います!
ご依頼の案件は、アルミホイールのセンターキャップで、塗装色はクライスラージープ・パトリオットのボディ色「ブリリアントブラックパールコート」(カラーコード:PXR)で承っております。
部品としてはプラスチックの土台にアルミプレートが貼ってある状態で、表面にはクリアーが塗られているので簡単な下地処理(足付け処理)のみでの塗装を予定しております。
撮った画像見てピンボケ?と思ったら何か違うようです。
続きます…。
2012/01/24
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-86- アランミクリのメガネフレーム 調色作業
こちらも随分とお待たせしております。作業進行しておりますのでご安心下さい。
今回は「グリーン」と「イエロー」の2色でのグラデーション塗装で承っております。今回で5本目?になりすかね。この度もご贔屓ありがとう御座います。
グラデーションのデザインは以前行った「ブルー」と「イエロー」の組み合わせと同じく、今回はこのブルーの場所をグリーンで塗ります。
→アランミクリ「ブルー」と「イエロー」のグラデーション
どちらの色も「メタリックで輝くように」とのご要望ですが、イエローはその色自体が鮮やかで明度が高いのでメタリックは余り目立ちませんから、前回同様に「ガラスフレーク」と「ゴールドパール 」で味付けをします。 これらはどちらも粉末タイプの「パウダー顔料」と呼ばれるタイプで、メリットとしては「長期保存が可能」ですね。 デメリットとしては「少量の調色では微調整が難しい」ですが、今回のような使い方であればこれは特に気にしないのでパウダー顔料は小物塗装向きではあると言えます。色に混ぜてもよし、3コートパールに使っても良いですからね。
グリーンは原色にグリーンパールで淡さと色変化を出して、またこちらにもガラスフレークは入れますが、どちらかと言うとパール感を活かした塗色に仕上げています。アルマイトっぽい感じですかね。
2012/01/24
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-85- ハイエースのハイマウントランプも本塗り完了です。
こちらもレッドキャンディー+スモークで本塗り完了です。おまたせしました!
それではこちらも完成しましたらまた紹介させて頂きますね。 もう少々お待ちくださいませ!
2012/01/23
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-84- ハイエースのハイマウントランプも
ブレーキランプの点灯とは別にポジションランプ機能もあるようです。高そうな社外品ですね…。
2012/01/23
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-83- ハイエースのテールランプ レッドキャンディー+スモーク塗装 本塗り完了です!
そしてスモーク塗ってクリアーを塗布して本塗り完了です。お待たせしました!
スモーク無しの時に比べてクリアー部もレッド部分も落ち着いた感じになって枠の黒に良く合うようになったと思います。
ハイマウントランプも一緒に塗ってますのでそちらも紹介しますね。
2012/01/23
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-82- ハイエースのテールランプ レッドキャンディー終了
プラスチックプライマーを塗ってレッドキャンディーが完了した状態です。
キャンディーレッドは透明ですので枠の黒い部分はそのままに残りますが(当たり前ですね…)、確かにこのままだと黒い枠と赤い部分と白いクリアーな部分とのコントラストが強いですから若干スモークが入った方が落ち着いて良いですかね。
マスキングも剥がして無事出来ていましたので一安心です。 クリアー抜き部分には再度プラスチックプライマーを塗布してスモークに続きます。
2012/01/23
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-81- ハイエースのテールランプも
こちらもお待たせしました。問題のテールランプですね(笑)。
やってみれば比較的単純なのですが、初めての内容だと手探りでの作業になりますからどうしても大変です。単に長方形のシール作って貼るだけじゃないですからね(苦笑)。
こちらも念入りに準備していよいよ本塗り開始です。普通の塗装とちがってハジキ一つで大変な事になってしまいますからね…。
2012/01/23
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-80- インプレッサテールランプ(from横浜) 本塗り完了です!
そして本塗り完了です。お待たせしました!
インプレッサのテールランプでは、最近は「最後に全体にスモーク」の追加ご依頼が多いですが、久しぶりにこちらはスモーク無しのレッドキャンディーです。 今回一緒にお預かりしたリフレクターレンズ(リヤバンパーの反射板)と合わせて統一感を出すような感じですね。
それでは完成しましたらまた紹介させて頂きます。 もう少々お待ちくださいませ!
2012/01/23
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-79- インプレッサテールランプ(from横浜) 本塗り前
そして全てのマスキングが完了したら本塗り準備開始です。
既にここまで何度も脱脂作業は行われていますが、テープを貼る時に当然直接指が触れている箇所もありますので再度シリコンオフで脱脂作業を行います。 ただウェスを動かす方向を見誤ると、折角貼ったテープを剥がしたり、ウェスの埃カスがテープの角に残ってしまったりとあらぬトラブルを起こしますのでこの時点では結構慎重に作業します。
2012/01/23
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-78- インプレッサテールランプ(from横浜) マスキング作業
紹介が遅れましたが先週無事本塗り完了しておりますのでご安心下さい。力尽きて紹介しきれ出来ませんでした(苦笑)。
画像は「クリアー抜き」のマスキング部の確認で、隣り合うテールランプ同士のチリ合わせの確認ですね。ここでは3mm幅のラインテープを使っています。
寒くなってくるとこういったテープの伸縮具合や糊の付き方も変わってくるので、冬は冬のやりかたで、夏は夏のやり方に変えなければいけません。 といっても実際は慣れでやっているのでわざわざ意識してやっていたりはしないんですけどね(苦笑)。
昔やっていた「プロジェクトX」などの番組はこういった事もわざわざ凄い事として紹介していたと思いますが(笑)、素人から見れば凄い事でも同業者から見れば至極当たり前の事なので、実はわざわざ紹介する事でも無いんですよね。まあネタが無いと続かないので良く解ります(笑)。
ただやってもいない事を紹介されたりすると、紹介された本人は「そんな事は一言も言ってない」と我慢出来なくなったりしますので(仕事に誇りを持っていれば傍観出来ませんよね…)ヤラセと言われても仕方ないかと存じます。番組は好きだったのに非常に残念です。
2012/01/23
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-77- モンキーサイドカバー塗装ご依頼いただきました!
紹介が遅れてしまいましてすいませんでした。この度のご依頼、誠にありがとう御座います!
こちらはホンダモンキーのサイドカバーで、最初のお問い合わせで頂いた画像から判断して「FRP製白ゲルコート仕上げ」かと思いきや、プラスチックの一枚物の部品でした。恐らくはABS樹脂ですかね。
ですので素地表面の状態もかなりよく、純正部品同様に簡単な下地処理(足付け処理)のみで塗装可能です。
色は当初「Web色見本帳 」からご指定頂いていたのですが、あちらはディスプレイ上での表示ですから、その後のメールのやり取りで車体色を教えて頂けたのでそこからスタンドックスの配合データを検索してみました。
色名は「モンツァレッド」との事ですから、それを英語変換して「MONZA RED」、メーカーを「HONDA MOTORCYCLE」で探してみるとありましたありました。カラーコードは「345」になります。
原色の構成は
「レッド」「オレンジ」「パープル」「ホワイト」
の4色が使われていて、それぞれ0.1グラム刻みでの配合となっています。
それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。 改めましてこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!
2012/01/22
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-76- ジョシスワゴン自転車フレームの色
で、こちらが今回選んでいただいたグリーンです。これを「3分艶」でのご指定で承っております。
画像に写っている色見本帳は、先日こちらの掲示板でもご相談があった「日本塗料工業会」の色見本帳でして、主に建築塗装に使われる物かと存じます(私が育った自動車塗装では使わなかったですので)。
普通このような色見本帳に掲載してある色は「配合データ」といった計量調色で同じ色が作れるようなシステムがあるのですが、この色見本帳にはありません。いや、もしかしたらあるのかも知れませんが当店が使っている塗料にはありません。日本製では無くドイツ製ですからね…。
かといってこれ程に色が見やすい(選び易い)色見本帳も他に無いかと思います。ああ、でもPANTONEの方が色が豊富で見やすいですかね(笑)。ただあちらは色見本帳自体が高額ですのでちょっと無料貸し出しは難しいんですよ…(苦)。
それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。 この度のご依頼、誠にありがとう御座います!
2012/01/21
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-75- ジョシスワゴン自転車フレーム一式お預かりしております
紹介が遅れましたが先日スポーク日吉店様よりお預かりしておりますのでご安心下さい。そしてこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!
こちらはブリジストン社のおしゃれなママチャリ?のような自転車のフレームで、以前こちらでも紹介しました「スポーク日吉店」様のデモカーを塗らせて頂きましたね。今回そちらで購入予定の方が「マットグリーン」をご要望との事でして今回もご贔屓頂きました。ありがとう御座います!
→スポーク日吉店ブログ「すぽひよ」
ちなみにフレームの形は同じようですが、今回の製品は電動アシスト付きのようです。恐らくはまだ乗ってもいない新車のようで、分解は先方の業者様が行って当店まで届けて頂きました。 色は直接当店からオーナ様へ色見本帳を送ってその中から好みの色を選んで頂きました。
その画像もあるので紹介しますね。
2012/01/21
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-74- 結晶塗装の色確認
大変お待たせしました!ロードスターのヘッドカバーとフェラーリのヘッドカバーは無事昨日結晶塗装完了し、焼付けも完了しておりますのでご安心下さい。
ロードスターの作業としては「凸文字部分」の研磨仕上げですので、こちらは来週始め辺りに行う予定ですので、早ければ来週半ば辺りには完成出来るかと存じます。 フェラーリ512TRの方はまだグレーシルバーが残っておりますのでそちらを後日行います。フィンの凸部分も研磨しますね。
とりあえずこちらでは「色」の確認で、右側はいつもご依頼の多い「鮮やかなイタリアンレッド」で、フェラーリのヘッドカバーを塗る時に採用しているレッドです。
で、左側ロードスターのヘッドカバーはそれに黒を足してエンジ色っぽくしています。
結晶塗装の特徴としては、焼付け時に120℃以上の熱を加えるのですが時には150℃以上の熱が掛かる場合もありまして、その場合熱が掛かれば掛かるほど色が黒ずんできます。ですので鮮やかな赤の時にはこれに気をつける必要がありますが、逆に左側の濃い方はこれを気にしなくても構わないので(むしろ黒くなって頂きたいので…)精神的には楽になります(笑)。
それではまた進行しましたら紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!
2012/01/21
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-73- FERRARI512TRのタペットカバー プライマー塗布
こちらも元の塗膜は綺麗に取り除き、サージタンク同様リン酸処理などを経て無事本塗り完了しております。
このタペットカバーも結晶塗装の赤で、あと残っているのはインテークマニホールド4点とその他小物がグレーシルバーの結晶塗装です。こちらは後日施工ですね。
このフェラーリエンジンは12気筒でとにかく塗る部品が多いです。 塗装費用も大台を軽く超えていますが、それはフェラーリ云々だからと言う訳では無く、部品点数が多かったりマスキングに手間が掛かったりとした理由からです。見積もりの基本は「作業に掛かる時間」、所謂「時間工賃」による算出ですから私的には結構公平な見積もり方法だと思っております(当然リスク分を考える場合はありますが)。
逆に塗りたい物が非常に安価で売っている物の場合、それを塗装するのに数万円の費用が掛かるとなるとやはり考えてしまうとは思います。 ただですね、その欲しい色の物をメーカーにお願いしても作ってくれないと思いますし、作ってくれたとしていったい幾ら掛かるのか、といった所です。 大量生産には大量生産の良いところがありますし無理なところもあるのです(だから安く買えるのです)。
でもそういった大手メーカーさんから「この色で塗れますか」といった問い合わせは結構あるんですよね。だた塗装費用は製品代の数倍になったりもするのですが、それでも無理をしないとどうにもMならない時があるようです(笑)。以前はあった高かった垣根は崩れつつあるのだと感じます。
2012/01/20
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-72- FERRARI512TRのサージタンク 赤部分本塗り前
苦労の甲斐あって旧塗膜は綺麗に除去出来ています。その後リン酸処理して綺麗に洗浄したらよく水気を取ってマスキングします。
ちなみにサージタンクはシルバーと赤の2トーンカラーですからそれぞれ別に塗りますので、今回はロードスターのヘッドカバーも赤系ですからそれぞれ同時に作業進行しています。
2012/01/20
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-71- FERRARI512TRのサージタンクも
この世の終わりの様な光景ですが(笑)、実際大変な作業ではあります。旧塗膜の剥離作業中ですね。
数日間溶剤槽の中に浸け置きしておき、塗膜が柔らかくなったところでスクレーパーやワイヤーブラシなどで塗膜を削り落とします。 既に剥がれかかっているところはビローンと簡単に取れるのですが、しつこい所は簡単に取れてくれませんからまた溶剤の中に戻します。
一旦傷が入ったところはそこから溶剤が染み込んで塗膜を侵しさらに剥がれ易くなりますから、これを何度も何度も繰り返すことで細かい箇所の塗膜まで剥がす事が出来ます。
地味で辛い作業ですが、始めから通して最後まで一人で出来る仕事だとそんなに大変ではなかったりします。といってもやってる最中は「なんだよどうしてここだけ剥がれないんだよはぁぁぁ」と溜息ついたりもしてはいますが(笑)。
2012/01/20
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-70- ロードスターヘッドカバー 本塗り前
こちらもお待たせしました!ユーノスロードスターのヘッドカバーですね。
先日浸け置き洗浄から出して燐酸処理した後にマスキングしておきました。本日無事本塗りも完了しておりますのでご安心下さい。
・・・が!画像が他に無いようです。すいません…。てっきりプライマー塗った後に撮っていたと思ったのですが撮っていなかったようです。申し訳御座いません…。
色については「赤」なのですが、車体の内装色に合わせて「エンジのような赤で」とご依頼いただいておりますので、ちょっと前に行ったぜファーのサイドパネル結晶塗装時と同じく赤と黒を混ぜて色を作っています。
凸部研磨は来週になりますが、明日明るくなったら写真撮っておきますね。もう少々お待ち下さいませ!
2012/01/20
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-69- ハイエースのテールランプ マスキング確認B
で、直径20mmの真円をカッティングマシンでカットし、さらにそれを四分の一にカットして形をイメージします。うーん、ちょっと大きくて野暮ったいですね…。
と言う事で改めて16mmで造りなおしていい感じになりました。
実際のマスキングはこの中に埋まる部分を行いますので、現時点で画像に写っているのはその為の「型枠」といった感じです。
インプレッサのテールランプのように何十個も作業していれば比較的早く手が動くのですが、初めての案件でこういった位置の指定がある場合には恐ろしく時間が掛かります。失敗したからといって塗り直しは出来ませんからね。しかも足付け処理まで終わっていますから安易にベタベタと触ったり出来ませんし(油も皮脂も汗も避けなければならないのです)。
頭が痛くなる作業ではありますが小物塗装の中では比較的稼ぎ頭でもありますので(笑)一つ一つ確認しながら(次回の為にデータを取りながら)前進していきます。
2012/01/20
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-68- ハイエースのテールランプ マスキング確認A
で、今回のクリアー抜きでは角部分を「アール形状」で承っておりますのでそれの準備もしておきます。
ちなみに角部分を直角で終わらせる場合とは作業時間が大きく変わりますから当然費用も変わってきます。どうぞご理解くださいませ…。
で、この角のアールも色々ありますから、目安としてそういった定規を使います。と言うか以前これがあったのを思い出して今回引っ張り出してきました(笑)。ユザワヤで買ったかSATAのエアーブラシセットに入っていたかどちらかなのですが、それぞれの○にサイズが記載してあるので凄く便利です。
最初は直径20mmのサイズで型を作る事にします。
2012/01/20
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-67- ハイエースのテールランプ マスキング確認
こちらは某業者様からのご依頼になるのですが、直接オーナー様ともメールでやり取りしていましたので作業内容紹介させて頂きますね。
業者様からのご依頼だと基本的にはここでは紹介しませんし、また納期についても決められたりしていますから順番的に優先させて頂いたりはします。納期指定の「標準コース」といった扱いですね。
で、「お任せコース」の場合はコストを抑える為にそれ単体で作業はしないで他の案件と一緒に作業する事によって効率を良くしています。品質を落とすのではなく作業効率を良くしてコストダウン、といった方向ですね。
例えば本塗リ時にしても、塗装ブースを稼働させるには塗装前のセッティングやら着替え、その後の乾燥硬化まで一連の作業がありまして、一つだけの製品を塗るのでは到底採算が取れません。なんせ蛍光灯が100個くらい点くような箱の中ですからね(笑)。 なので今回のような「標準コース」の塗装時に合わせて同じような内容の作業一緒に行う事で足りない分を補います。これがお任せコースが「納期未定」と説明している理由です。
と言ってもお預かりしてから2か月以上になる事は稀ですのでご安心下さい。タイミングが合えば予定していたよりも早く出来たりもしますしね。
で、画像はハイエース用の社外品テールランプで、バックランプとウィンカー部分の「クリアー抜き」箇所をマスキングする準備です。 依頼書を確認すると「端から43ミリ」と指定されていますので、それに合わせて位置を決めていきます。 で、塗装屋の場合はこういった場合は物差しを使ったりはせず、色々なサイズのマスキングテープを貼って位置の確認をしたりします。 マスキングテープは各サイズありますので、それらを組み合わせて基準線と平行に貼っていけば自ずと位置が出てくるという訳ですね。 今回の場合は43ミリですので「12+12+12+6」ミリ幅のテープを貼り、残り1ミリを目検で合わせます。最後をピタリと貼ると毛ホコリを巻き込んでしまいますので(塗装屋なら解りますよね。テープの側面には毛ホコリがついてしまうのです)。
2012/01/20
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-66- 「手」、ですよね・・・
本日は(というか現在午前3時前ですので昨日の話ですが)ちょっと現場作業がいっぱいいっぱいで更新が遅れましたが作業は進行しておりますのでご安心下さい。
長らくお待たせしてしまっているのはアランミクリのメガネフレームとロードスターのヘッドカバーですね。アランミクリの方は手が空きましたら色の作成を始めます。 ロードスターのヘッドカバーは既に素地調整は終わっていますからタイミングが来たら本塗りに入ります。
現在50件くらいの案件が既に決まっておりましてその殆どがまだ手付かずです。お待ち頂いている方々には申し訳御座いません。何卒もう少々お待ち下さいませ。アランミクリはお預かりしたのが去年の9月くらいですからね…(謝)。
ちなみに画像の手は私が趣味で造ったものではなく、以前仕事としてご依頼頂いた案件です。博物館だかの施設に展示されている物で、実際に触れて試せる設備品らしく私のところに来た時は塗膜が擦り切れてボロボロでした。働き者の手としては賞賛したいくらいでしたから敬意をもってピカピカに仕上げさせて頂きました。青って言うのが凄いですが(笑)。
納めてからは既に数年経っているのでここまでの艶は無いと思いますが見かけた方は是非その働きを労ってあげて下さい(笑)。
そして今年もこの時期がやって来ました。「岡本太郎現代芸術賞」展ですね。 美術館が好きな方も余り興味が無い方でもこれだけは楽しめる企画展であるとお勧め出来ます。作品には未熟な点も見受けられたりしますが(私が言う事ではありませんが…)とにかく熱意というかエネルギー溢れる作品が多いです。 川崎市岡本太郎美術館は電車でも車でも行けますし、広い公園と森のような自然もあり、それでいて人ごみも無く一人で行っても変に思われないのでどなたにもお勧めです。是非に是非にどうぞ。
「第15回 岡本太郎現代芸術賞」展
2012/01/20
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-65- インプレッサテールランプ(from横浜) 下地処理
こちらもお待たせしております。定番のGRBインプレッサテールランプで、こちらは横浜の方からご依頼頂いている物ですね。 現在こちらを含めて3セットお預かりしておりますが、それぞれ混ざらないように注意して作業しておりますのでご安心下さい。
こちらのご依頼内容としては、
・レッドキャンディー ・クリアー抜き(柱無し) ・クリスタルクリアー
と、今回は珍しく「最後に薄めにスモーク」は行いません。と言うよりは、今回のご要望としては「リヤのリフレクターレンズ(リヤバンパーに着いている反射板)の赤に合わせて欲しい」とのご要望ですので、それに合わせての比較的鮮やかなレッドにするといった仕様になっております。まさに純正風ですね(笑)。
画像では手間のレンズが白っぽくなっているのが足付け処理された物で、表面は#1200程度の細かい傷が無数についている為に曇って見えます。水で濡らしたりすると透明に見えるのでこれを目安に傷の番手を考えます。粗すぎては傷が見えてしまいますし、細か過ぎたら塗装の密着性が劣る、という事ですね。
ただ何故かこれがヘッドライトには当て嵌まらないのです。ヘッドライトレンズでの足付け処理だと、どんなに細かい傷でも残って見えてしまう事が多々あり、結果この足付け処理自体が出来ないのです。これが当店でヘッドライトの塗装を受け付けていない理由ですね。何卒ご理解下さいませ。
それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。
2012/01/19
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-64- NISSAN S20タペットカバー塗装 艶々赤で完成ですA
ちなみにこういった艶あり仕上げよりも実は結晶塗装の方がスプレーの仕方は難しかったりします。
一般的なクリアーであれば目で見ながら肌を確認して塗り過ぎかどうかを確認してスプレーしますが、結晶塗装の場合は焼きあがってから結晶目が出るので塗っている時は膜厚を記憶しながらの塗装となります。
最初の頃は「とにかく塗ればチヂれるから」と結晶塗装の事を適当に考えていたのですが、仕上がった時の結晶目を全体的に揃えるにはかなり難しいのです。
ですので実はそっちの方でヘッドカバーの塗装は慣れていますから、塗装テクニックだけを考えるとこちらの艶あり仕様の方が気は楽です。
ただし下地の誤魔化しは効きませんから労力的には断然こちらの方が大変ではありますね。塗るだけならいいんですけどね…。
という事で、後程連絡致しますね。この度のご依頼、誠にありがとうございました!
2012/01/18
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-63- NISSAN S20タペットカバー塗装 艶々赤で完成です!
大変お待たせしました!遠くは四国からご依頼頂いていたS20のタペットカバーですね。 結晶塗装では定番となったS20のヘッドカバーですが、今回は(と言うか今回も)3回連続での「艶あり仕様」でご依頼頂きました。 ちょっとあり得ない感が良いですね(笑)。
ヘッドカバーに直接塗装してもこういった艶具合にはなりませんが、下地さえやれば普通の外板パネル同様に艶は出ます。ちょっと出過ぎな感がしますが(笑)、それは肌が無くなるくらい塗り込んでいるのとクリスタルクリアーだからですかね。
ただ「肌が無くなる塗り込む」といっても単に膜厚を付けるだけの事ではありません。これだとデロデロとした「垂れ肌」になるのがふつうですので。デロデロでは無くテロテロ、といった感じでしょうか(笑)。
小物塗装では通常の修理塗装とは違い「新車肌の再現」という方向では無くとにかく美しく仕上げるのが理想となりますので。
私の場合、今クリアーで使っているのはIWATAの低圧ガンで、ただこのガンも結構初期の物ですから普通の自動車塗装だと非常に使い難く塗り難い物だと思うのですが(一度は捨てようかと思ったくらいです…)、とにかくガン距離を近くすると比較的綺麗に塗れるような気がします。 低圧ガンというと、国産塗料のような比較的シャブい(粘度の低い)クリアーであれば何とかなりますが、外資系塗料のような比較的重い(粘度の高い)クリアーだと塗料の出が悪くて(足りなくて)綺麗に塗れないのが普通なんですよね。 ただガン距離を5cm程度まで近づけると結構いい感じで塗れるのです。低圧ガン特融の「スプレーしてから塗面に付着するまで溶剤揮発量が少ない」といった特性を利用して、スプレーしてから比較的伸びる(レべリングする)といった感じです。まあ垂れるリスクも非常に高いのですが(苦笑)。
特に今回のようなプラグ穴付近は地獄のようです(爆)。ノズル細くしただけじゃちゃんと奥まで入らないのでかなりガンを近づけて塗ってます。やはりここでもスプレーの塗り方としては 「丸」では無く「八角形」と考えてが基本ですね。
2012/01/18
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-62- デローザのフレーム プライマー&サフェーサー塗布完了
最初に浸透型エポキシプライマーを薄く2コート塗布し、続けてサフェーサーを4コート程度塗布します。
私の癖で「程度」といった言葉をよく使いますが、実際に作業している時にコート回数など数えている訳では無く、実際の被塗物に合わせて毎回作業している訳ですからどれも決まった数やらやり方というのがある訳では無いのです。曖昧(と言うか適当)ですいません。ただこれが結構便利な言葉でして助かってます。嘘をつかなくてすみますからね(笑)。
画像には写っていませんが、リヤタイヤが付く部分にはネジ2本で固定されているフレームの一部(なんて言うんですかね?)も別に塗っておりますのでご安心下さい。 その他付属品はプレート以外は取り付けないで返却しますね(位置を間違えて塗装に傷を付けるのはマズイですので…)。
それではこちらも次の工程までは少々お待ちくださいませ!
2012/01/18
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