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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記 2012】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 バイク用マグネシウムホイール 本塗り完了です!(img1656.jpg) -1656- バイク用マグネシウムホイール 本塗り完了です!

そしてクリアーを塗ったら本塗り完了です。お待たせしました!

今回のような「部分的な塗装」自体はそんなに難しく無いのですが、「部分的に塗ったのが解からない仕上がり」にするのはむしろ全部を塗るよりも難しかったり面倒だったりします。一番のネックはやはり「クリアーのボカシ」ですね。

今回もそれの応用で、プレスライン(山の部分)を利用した1ミリ程の幅でクリアーをボカシています。勿論塗りっぱなしじゃその跡は解かりますが、その後の磨き処理で「どこでクリアーを見切ったか解からない」といったレベルまでが可能になります。まあ自動車の塗装だとこれも基本と言うか出来て当たり前なんですけどね…。

ただ場合によっては部分的な塗装の方が全部を塗るよりも高くなったりしますので、塗装範囲を少なくするのは単にコストを落とす事ではありません。自転車のフレームなどはまさにそうですね。
極小範囲で傷の補修なども出来ますが、フレーム全部を塗るよりも費用は高くなったりします。なので余程のヴィンテージ物で既存のロゴを残したい、といったケースに限られますかね(実際ディーラーさんからのご依頼はこれが多くとても難しいのです…)。

2012/09/09
 
jpg画像 バイク用マグネシウムホイール クリアー用マスキングA(img1655.jpg) -1655- バイク用マグネシウムホイール クリアー用マスキングA

使っているのは12ミリ幅のマスキングテープで、その端の3ミリくらいを折り畳んで貼り付けてしまいます。土台にしているのは私の太腿の部分で、ここを利用してシャーとテープを引き出すと見る見る内に折り畳まれたマスキングテープが完成します。慣れれば難しいことではなく、自動車の塗装屋としては初歩の初歩で使う技法です。

ただ場合によってはこれを6mm幅のマスキングテープでも行ったりするので、その場合は1mmを折り畳んで作りますから流石にそれはちょっと難しいです。逆に24ミリ幅のテープでも作ったりしますかね。これはサフェーサーの時などに多用します。

2012/09/09
 
jpg画像 バイク用マグネシウムホイール クリアー用マスキング(img1654.jpg) -1654- バイク用マグネシウムホイール クリアー用マスキング

そしてクリアーを塗る為のマスキングが完了です。

先ほど塗ったブルーメタリックのラインから1〜2ミリ程度ズラしてクリアーの見切り部分にマスキングしています。丁度「山」のラインの最初と終わりの部分でそれぞれを分けている感じですね。

で、クリアーの見切り部分のマスキングは先ほどとはちょっと違っています。ピッタリと貼らないようにフチが若干浮いているのが解かるでしょうか。マスキングテープのフチがヒラヒラとなるようにして貼っています。

これはマスキングテープの端を数ミリの幅で折り込んでわざとこういった形にしています。

その作り方の写真も撮りましたので続けて紹介しますね。

2012/09/09
 
jpg画像 バイク用マグネシウムホイール ベースコート塗布完了(img1653.jpg) -1653- バイク用マグネシウムホイール ベースコート塗布完了

という事でベースコートの塗装が完了です。と言ってもここまででも結構手間は掛かっています。

今回の塗色はヤマハの「ディープパープリッシュブルーメタリックキャンディー」なる色で、その名の通りキャンディーコートです。

ただベースカラーになる色も隠ぺい力が弱いので、まずは下塗りとして比較的濃い目のブルーメタリックを塗り、その上にデータで作ったブルーメタリック、そしてその上にクリアーで薄めたブルーのキャンディーコートを行っています。まあ一般的な2コートでも出来そうな色ですが、如何せんスタンドックスの配合データがそうなっているのでそれに習って塗る事にしています。

この時点で既に一般的な塗色に比べて膜厚が付いていますから、マスキング際も汚い仕上がりにならないようにと注意して塗っています。スプレー方向を間違えないように、ですね(ちょっと説明が難しいので今回は割愛させて頂きます…)。


で、次はクリアー用のマスキングです。

2012/09/09
 
jpg画像 バイク用マグネシウムホイール 本塗り準備完了ですA(img1652.jpg) -1652- バイク用マグネシウムホイール 本塗り準備完了ですA

通常の塗り方だとこのマスキングを最初から最後まで貼りっぱなしで行うのだと思いますが、そうなるとベースコートもクリアーも同じラインで見切ることになるのでその塗膜厚は相当なものになりますから仕上がりもそれなりに(ガタガタに)なります。
まあそれを気にしない方が普通なのかも知れませんが(遠目に見たら解からないかも知れませんし…)、やはり見切りのラインはシャープに仕上げたいのでこういった場合には「ブルー」(ベースコート)と「クリアー」は別々にマスキングして見切りラインをズラすことにします。


画像はブルーを見切るラインで、要はクリアーの前にこのマスキングを一旦剥がして2ミリ程度ズラした箇所にマスキングし直す、といった感じですかね。そんなに難しいことではありません。ただ面倒なだけです(笑)。

2012/09/09
 
jpg画像 バイク用マグネシウムホイール 本塗り準備完了です。(img1651.jpg) -1651- バイク用マグネシウムホイール 本塗り準備完了です。

エポキシプライマーが完全硬化したら研ぎ付け、塗装部分に足付け処理をしたらマスキングをしていよいよ本塗りになります。

ホイールのセンターには筒を挿してガムテープで固定し、そこに鉄の棒を挿しこんだら台の上に置きます。これでホイールはクルクルと回せますので塗る時は自分は動かずに作業出来るのです。車のホイールと違って両面ありますから地面と水平に吊るして塗るのは現実的ではありませんからね。

2012/09/09
 
jpg画像 塗料の塊A(img1650.jpg) -1650- 塗料の塊A

左側の艶消しクリアーは、主剤の中に「軟化剤」が予め混合されています。なので固まってもゴムのように弾性があります。

代わって右側の一般的なクリアーには軟化剤を入れていません。軟化剤は「必要であれば入れる」といった仕様なので、容器から出したクリアーは恐らく急激に空気に触れる事で反応が進み、柔軟性が無いのであっという間に割れてしまいます。逆に軟化剤を入れておけば割れずに綺麗な形で残ります。

まあそれだけですが(笑)。


ちなみにこんな感じで2液硬化のウレタン塗料だと「残したら単なるゴミ」という所もありますので、塗装屋としてはこれを極力減らしたいと考えて作ります。その時に塗るのに使う分を想定して、ただ足りないと大変な事になりますので(作り直している時間でもうクリアーは乾きますから仕上がりの肌が荒れてしまいます)、「使う分より少し大目」が理想な量ですかね。

2012/09/08
 
jpg画像 塗料の塊(img1649.jpg) -1649- 塗料の塊

ベースコートは1液タイプなので残ったら別の下塗り用などで再利用可能ですから容器に戻して保管しておきますが、主剤と硬化剤を混合して作る2液性の物は一度混ぜたら元に戻らないので混合した容器でそのまま硬化させます。画像はその残った塗料が固まった物ですね。

左の濁ったのが「艶消しクリアー」で、ただこれは使った容器が「紙コップ」だったので表面が多少ザラザラとした質感になっています。

右側のがPPカップ(ポリプロピレン製のカップ)なのでそのままツルンと取り出せます。プッチンプリンのような感じですかね。

ただ両者は大きな違いがあって、この後数分で大きな変化が現れます。
続きます。

2012/09/08
 
jpg画像 ハーレーのサイドケース サフェ研ぎB(img1648.jpg) -1648- ハーレーのサイドケース サフェ研ぎB

空研ぎが終わったら次は耐水ペーパーを使っての「水研ぎ」になります。

今のシステムであれば最後まで空研ぎでも可能なのですが(空研ぎ用の細かい番手の研磨材も多数存在します)、今回程の面積となるとコストとスピードを考えて水研ぎの方が間違いはありません。小さい部品だったら空研ぎで最後まで行ってしまいますけどね。


そんな感じで塗装の下地工程は、使う材料ややり方など中々決まったやり方と言うのが存在しません。基本的にはそれぞれ決まっていはいるのですが、どうにも「同じ物で同じ仕上がり」という仕事が稀なのでその時その時に合ったやり方を考えて行うのが基本的なスタイルとなります。なのでこれをマニュアル化するのは非常に難しく、結果的に今の時代でさえ「徒弟制度」が残っている業種でもあります。伝統工芸ならまだ解るのですが、扱っているのは至極近代的な物なのに何だかおかしいんですよね。


と言う事で、私が以前居た自動車板金塗装業界は(今は一応違うと考えてます)慢性的な人手不足のようでして、私でさえ「若手」の部類に入るような状況です(苦笑)。
最近、知り合いの塗装屋さん(確か30代半ば)が近々業界から足を洗うとの事でした。
「その歳で違う仕事が出来るの?!」と心配になりましたが、それ以上にこの業界は先が見えないようなのです(結果モチベーションが下がったんですかね。これは解ります)。

ただかと言えば知り合いの会社に19歳の女の子が塗装屋見習いで入ったそうです。
溶剤を扱う業種ですからちょっとマズイんじゃ…とも思いましたが、むしろそれに対応した職場環境を会社が作るように努力するかも知れないので良い傾向かも知れませんね。

ただ塗装の現場と言ってもある程度整備などの作業もありますから、「14番持ってきて」と言っても理解してくれないのが大変なのだそうです。
ちょっとでも車やバイクを弄るのが好きな人間であれば「ラチェットとメガネ、どっちが良いですか?」なんて聞き返してくれそうですが、それすら無いので一から教えるのが大変なのだそうです。

ちなみに私がついた上司(親方)はそういった聞き返す事すらタブーでした。14番といったらスパナもメガネもラチェットも全て揃えて持ってくるのが当たり前、くらいな感じでしたからね…(酷)。


で、サフェ研ぎが終わったら最後に水を掛けてラインのチェックや深く入ったペーパー目の取りこぼしの処理を行い、いよいよ本塗りの準備です。裏側のマスキングはフチの部分は一旦全部剥がして貼り直します。

2012/09/08
 
jpg画像 ハーレーのサイドケース サフェ研ぎA(img1647.jpg) -1647- ハーレーのサイドケース サフェ研ぎA

丸い形でロール状になっているのがサンダーなどのエアーツールに貼り付けて使うペーパーで、ストレートの帯状になっている物が当て板などに貼って使うペーパーです。
それぞれのペーパーはさらに用途によって「番手」(粗さ)を替えなければなりませんので各種を用意しておく必要があります。

今主に使っている番手としては、

【空研ぎ用】

#120・#180・#240・#320・#400

【水研ぎ用】

#240・#320・#400・#600・#800・#1000・#1200・#1500・#2000・#3000

といった感じです。水研ぎの方が種類は豊富ですね。
ただ先ほど紹介したように空研ぎ用は丸い形と帯状の二種類を用意しているのでやはりそれなりに量は揃っています。


ちなみに私の場合現在はヘビーな板金作業などはしませんので一番粗くても#120程度ですが、金属の板金などをするのであれば#60〜#80も必要になります。

こういったペーパーは「副資材」と呼ばれる物で、これでも全設備からすると凄く小さな物だったりします。
塗装(と板金)を行うにはこれ以上に相当色々な物を揃える必用がありますので、「いざ一から開業」となると結構なお金は掛かるのです。
工場の敷金礼金は当然凄い額になりますし、塗装用本ブースまで入れるとなるとあっという間に1千万円は消えたりします(恐)。

なので私の場合は最初は「共同経営」といった形で板金屋さんと半分ずつの出資で始めました。
これであれば用意するお金も半分で済みますし、精神的な負担も軽減されますしね。独立する際の一つの手でもあると思います。

2012/09/07
 
jpg画像 ハーレーのサイドケース サフェ研ぎ(img1646.jpg) -1646- ハーレーのサイドケース サフェ研ぎ

サフェーサーが完全硬化したら全体的を研磨します。

最終的には#800〜#1200程度の目に(傷に)仕上げますが、最初からその番手のペーパーを使うと何日掛かるか解りませんので最初は比較的粗いペーパーからのスタートとなります。

ウレタンサフェーサーはクリアー同様「主剤」と「硬化剤」を混合させて硬化する塗料ですので、缶スプレーであるような「ラッカーサフェーサー」との性能は比ではありません。って言うか今時ラッカーサフェーサーを使う機会は殆ど無いんじゃ…と言うのが私的見解です(まあ当然コストを掛けられない仕事もありますので何とも言えませんが…)。


と言う事で、最初は#320のペーパーを貼ってダブルアクションサンダーでザクザクと削っていきます。空研ぎのデメリットはとにかく「研ぎ粉」が出るので、工場の外に段ボールを広げて作業しています。
最初の内は面倒なのでマスクもしないで作業していましたが、さすがに尋常じゃない粉塵の量になったで(危)途中からはちゃんと装着する事にしました。出来れば長く仕事は続けたいですからね…。

2012/09/07
 
jpg画像 バイク用マグネシウムホイール プライマー塗布(img1645.jpg) -1645- バイク用マグネシウムホイール プライマー塗布

そしてプライマー塗布完了です。エポキシ系は硬化不良も起こし易いので十分に熱を掛けておきます。と言ってもそれの原因は主に撹拌不良なんですが…(ポリエステルやウレタンと同じように考えると痛い目を見ます)。


この時点ではプライマーを塗るのは部分的なのでバケツの上に立てていますが、本塗り時はホイールの中央の穴に適当なシャフトを刺して回転出来るようにします。

作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

2012/09/07
 
jpg画像 そう言えばこれもマグネシウム…(img1644.jpg) -1644- そう言えばこれもマグネシウム…

先日購入したスプレーガンにオマケで付いて来たエアーチャックが気に入ったので追加で5個注文してしまいました。マグネシウム製なんですよね。既存のスチール製に比べて凄く軽いです。

ただ今回買ったのはその軽さが理由では無く「メッキされていない」といったのが一番の理由です。

一般的なエアーチャックはスチール製(鉄)にクロムメッキが施されているのですが、使っている内にそのメッキが剥がれて来てしまうのです。
普通に使うなら特に気にするレベルでは無いのですが、「塗装」に使うとなるとそういった極小の破片すら非常に危うい物になるので、排除出来る物は事前に取っておくのが基本です。

と言っても一個数百円程度ですからそんな大層な話でも無いんですけどね(笑)。

2012/09/07
 
jpg画像 バイク用マグネシウムホイール プライマー塗布準備(img1643.jpg) -1643- バイク用マグネシウムホイール プライマー塗布準備

そしてプライマー塗布準備です。いつもは「サフェーサー」といった所ですが、素材がマグネシウムなので性能的に優れたエポキシ系のプライマーを使う事にしています。

肉厚を付ける為にはさらにその上にウェットオンウェットでいつものウレタンサフェーサーを塗ったりもするのですが、今回はパテなどは使っていないのでエポキシプライマーをサフェーサー代わりに使います。
ただエポキシ系はその特性から、出来上がった被膜は非常に強いので研ぎ作業は非常に大変になるのです。なので広面積には向かないですね。今回も極小範囲なのでこの選択となっています。勿論性能は折り紙付きですのでご安心下さい。

2012/09/07
 
jpg画像 バイク用マグネシウムホイール リム損傷部D(img1642.jpg) -1642- バイク用マグネシウムホイール リム損傷部D

下の画像で紹介している部分の表側でまだ処理前の状態です。塗膜がペリペリと剥がれている途中、といった感じでしょうか(苦)。

こういった場合は「慎重に作業してこれ以上傷を大きくしないように」といった作業では無く、むしろ出そうな問題は出し尽くしておくくらいに派手に作業するのがセオリーです。
じゃないとこの後の作業でもっとストレスな事を行ったとして(熱を掛けたりなど)、もし塗りあがってから剥がれて来たりしたら一番最初からやり直しなので出そうな問題は無理やりにでも最初に出しておく必要があるのです。

2012/09/07
 
jpg画像 バイク用マグネシウムホイール リム損傷部C(img1641.jpg) -1641- バイク用マグネシウムホイール リム損傷部C

この箇所は下で紹介している損傷部とは別の部分で、元々は2cm程度の損傷だったのですが、削っている内にペリペリと塗装が剥がれてここまでの面積となってしまいました。見た目的には問題無さそうでも、何かしら大きなストレスがあって塗装が剥がれ掛かっていたのだと思います。

表側にも影響が続いていたのでそちらの画像も紹介しますね。

2012/09/07
 
jpg画像 バイク用マグネシウムホイール リム損傷部B(img1640.jpg) -1640- バイク用マグネシウムホイール リム損傷部B

で、タッチアップされていた所をシンナーで拭くとこんな感じで損傷時の状態に戻ります。

シンナーで拭いて取れるという事は耐溶剤性はありませんから恐らく市販のタッチアップ塗料(ラッカー)かと思いますので、やはりそのまま残して上から塗ると問題が起きたかも知れません。

ただ何もしないでそのままだと腐食(錆)の原因にもなりますのでタッチアップ自体は悪い事ではありません。
今回も下から出て来た地金部分に腐食は見当たりませんでした。当ウェブサイト上の「プロフィット日記」にて紹介させて頂きたく存じます。と言うかその下にアルマイトらしき被膜が残っているのが見えるのでこれであれば安心ですかね。

2012/09/06
 
jpg画像 バイク用マグネシウムホイール リム損傷部A(img1639.jpg) -1639- バイク用マグネシウムホイール リム損傷部A

こんな所もあります。

2012/09/06
 
jpg画像 バイク用マグネシウムホイール リム損傷部(img1638.jpg) -1638- バイク用マグネシウムホイール リム損傷部

今回リムだけを塗る理由としては「比較的全体の状態が良い」という事でして、ただリム周りにはそれなりに傷はあります。前オーナー様がタッチペンされていたようですね。良い心がけかと思います。

が、塗装するとなるとこういった得体の知れない塗料を残したままにすると思わぬトラブル(チヂレなど)が生じる可能性があるので念の為除去しておくことにします。

2012/09/06
 
jpg画像 バイク用マグネシウムホイール マスキング(img1637.jpg) -1637- バイク用マグネシウムホイール マスキング

こちらもお待たせしております。本日ほぼこれに付きっ切りでの作業でしたので結構進行しました。

画像は作業前のマスキングで、今回塗るのはリムの部分だけですのでそれ以外の箇所は汚れないようにマスキングしておきます。

ただ中央部分はリムよりも飛び出た形状になっているので、地面に置いた時にはここが破けてしまったり傷ついてしまう恐れがあるので予め段ボール片などを張っておきます。


あと話は変わりますが、本日何度か電話が鳴っていたようですがタイミングが悪く出られませんでした。休みな訳ではありませんのでご安心下さいませ(出社してから今も一歩も外に出ていませんので…苦笑)。

2012/09/06
 
jpg画像 「鍵」の塗装 完成ですA(img1636.jpg) -1636- 「鍵」の塗装 完成ですA

ちなみに当店に届いた時の状態は、実は他のお店で一度塗装されていたようです。その経緯は多少なり伺ってはいたのですが、今回の御依頼では新たな鍵を御依頼頂くとばかり思っていましたが実は「塗り直し」といった内容になっていたようです。ちょっと遠回りになってしまったようですね。

それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度もご贔屓頂き有難うございました!

2012/09/06
 
jpg画像 「鍵」の塗装 完成です!(img1635.jpg) -1635- 「鍵」の塗装 完成です!

大変お待たせしました!鍵の塗装、本日完成となります。

画像の一番左が見本としてお預かりした鍵で、右の3個が今回御依頼頂いた物です。やはりどうしても見本のような明るい白味は足りないんですよね。
ただ前回御依頼頂いた時もやはりこんな感じでして、先日オーナー様とお話しした時は喜んで頂けていたよういですので大丈夫な範囲だとは思います。

もう一枚画像あるので紹介しますね。

2012/09/06
 
jpg画像 ハーレー用サイドケース一式 サフェーサー塗布完了です!(img1634.jpg) -1634- ハーレー用サイドケース一式 サフェーサー塗布完了です!

先日サフェーサーを塗る準備までしておいたので、最終的なマスキングをしたら台にセットしていよいよサフェ塗りです。サフェーサーはフチの上面まで塗りたいので、台の上に置く方法では無く台に挿すような感じでの固定となります。内部は先日マスキングしています。

サフェーサーはウェットで6コート程度で、これくらいの大きさと数になると600ccくらい使っています。
下地に何かしらの塗装がしてあったり、または素材がABSなどの比較的「塗装に適した樹脂」であればサフェーサーはもう少し薄くても大丈夫なのですが、今回の樹脂は恐らくPP(ポリプロピレン)が主成分になっている為、素地の粗さや毛羽立ちなどを抑える為にある程度の膜厚が必要なのです。と言っても半分以上は削って無くなってしまうんですけどね(素地を平滑にする為の充填なのです)。

2012/09/05
 
jpg画像 レンジローバーヘッドカバー裏側(img1633.jpg) -1633- レンジローバーヘッドカバー裏側

今回の部品は恐らく中古品を入手されて来たのだと思いますが、そういった場合には古いオイルカーボンが固着した状態の物も珍しくありません。まあもう動いていないエンジンに着いている部品ですから綺麗な状態の方が稀だと思いますが…。

溶剤でも落ちるには落ちますが、その前に専用の洗浄液に数日浸けて置くと内部までかなり綺麗に洗浄出来たりします。

以前業者さんからのご依頼で同じように結晶塗装の前にこの洗浄をしておいたら、「何を使ったんですか?!」と整備士さんの方に聞かれたくらいだったので効果はかなり良いようです。

洗浄はサービスですので汚い物でもお気軽にどうぞ。どうせ塗りなおすならばわざわざ新品を買うよりも中古品で十分かと思いますので。

2012/09/05
 
jpg画像 レンジローバーヘッドカバー 結晶塗装「黒」 ご依頼承りました(img1632.jpg) -1632- レンジローバーヘッドカバー 結晶塗装「黒」 ご依頼承りました

先日無事到着しまいたレンジローバーのヘッドカバーです。この度のご依頼、誠にありがとう御座います!

現状としては画像のように塗装が剥がれ掛かった状態で、下のアルミからは粉を吹いたような腐食が発生しています。

順番としては先にアルミ素地に腐食が発生し、結果その上にあった塗膜がボロボロと剥がれて来たのだと思います。そもそもプライマーも塗らずに直接金属(アルミ)に塗装したらこうなる結果は明らかなんですが…。

また一旦腐食が出た金属は再発の可能性が高いので、下地処理としては旧塗膜を剥がした後にサンドブラストと燐酸で処理しておく予定です。

現在は古い油を除去する為に洗浄剤(溶剤ではありません)に浸け置き中です。
ヘッドカバー裏側の画像もありますので紹介しますね。

2012/09/05
 
jpg画像 スターバックスのロゴ マスキングシート作成 完成ですA(img1631.jpg) -1631- スターバックスのロゴ マスキングシート作成 完成ですA

手作業でここまでのカットをやったら大変な額になりますかね。いつも機械には助けて頂いてます。文句一つ言いませんし(笑)。


ちなみにこういったロゴ入れの塗装で重要な箇所は、文字や人魚の箇所ではなく、周りの円の部分です。
外周は白と緑のラインで囲われていますが、ここの幅でズレが生じると一気に台無しになってしまいます。しかし今回もここが一番難しく…(苦)。

という事でもう少しイメージトレーニングが必要だと思っています。
作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

2012/09/04
 
jpg画像 スターバックスのロゴ マスキングシート作成 完成です!(img1630.jpg) -1630- スターバックスのロゴ マスキングシート作成 完成です!

2時間くらい掛かりましたが何とか形になりました。本当は予備の物をもう一個作っておくのが基本なのですが、流石に集中力が続かないので今回はこれ一個のみで挑戦したいと思います。失敗した時はその時にまた作り直す事にします(さすがにもう二時間を費やす余裕がありませんので…)。

ちなみにロゴに使う色は「黒」「白」「緑」の3色で、当然これの順番も考えてマスキングシートを作成しています。

順番としては最初に白を塗り、そこにこのマスキングシートを貼ったら緑と黒(これの順番はどっちでも対応出来ます)、そして一旦このロゴ全てをマスキングしてから周りのベースカラー(ブラック+パール)を塗ります。


本当はベースカラーを塗ってからロゴ部分を仕上げる方が楽なのですが、塗装する面が平面で無いので貼るときに歪が生じますから(これが見た目以上に厄介なのです)今回はこの順番となっています。まあもしかしたらまた変更になるかも知れませんが…。
とりあえず本番前まで何度も完成までの作業をイメージして、一番トラブルが無くスムーズに出来る方法を考えておきます。


ちなみに画像右側に移っているiPadは色の参考用で、これが無いと作業をしていて「どこを剥がしてどこを残す」が解からないのです。
今までこういった事はわざわざ印刷してやっていましたが、Wifi環境さえあれば手元のディスプレイで簡単に画像が確認出来ますから便利になった物です。
ただ今回はいざ使おうと思ったらバッテリーが上がっていたので(苦)、予備バッテリーを繋いでの稼動となっています。備えが甘かったですね…。

2012/09/04
 
jpg画像 スターバックスのロゴ マスキングシート作成(img1629.jpg) -1629- スターバックスのロゴ マスキングシート作成

ここまで複雑なロゴをこのサイズでやるのは初めてですので、ちょっと早いですが先にこちらの作業を済ましておくことにします。じゃないと何度も夢に出てきて困るんですよね…(苦)。

という事で、案の定色々と上手く行かない事が多々ありましたが、細かい箇所は修正をしていき何とか形になって来ました。顔の部分は4回くらい作り直しましたかね。なんだか使い終わった顔パックのようです(笑)。

2012/09/04
 
jpg画像 スターバックスのタンブラー 分解(img1628.jpg) -1628- スターバックスのタンブラー 分解

分解って言う程では無いのですが、底のゴムは両面テープで付いているので塗る時はこれを剥がして最後にまた元に戻します。マスキングでも出来ますしその方が早く出来ますが、やはり外して塗るのが基本ですから外せる物は出来るだけ外して作業します。

2012/09/04
 
jpg画像 「鍵」 本塗り完了です!(img1627.jpg) -1627- 「鍵」 本塗り完了です!

先ほどのメタリックパールを塗ったら「半艶クリアー」を塗って無事本塗り完了です。お待たせしました!

見本と同じという訳にはいきませんが(かなり特殊な色なのです)、何とか雰囲気は似た感じには出来たと思います。


それでは完成しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

2012/09/04
 
jpg画像 「鍵」 上塗りベース(img1626.jpg) -1626- 「鍵」 上塗りベース

こちらが先日作成した上塗りの色です。「高輝度メタリック」と「マイクロホワイト」(酸化チタン)、ホワイトパール、そしてオーカーなどの色味も若干入れています。

上記にある「マイクロホワイト」は塗料メーカーで色々と呼び方が違って、スタンドックスの場合は正確には「エフェクトホワイト」(原色コード「MIX810」)なる原色です。デュポンだとAM3でしたっけ?

これの特性としては普通の白に比べて発色があって透明感があるので、小物塗装での調色作業では使用する機会が増えました。
ただ入れ過ぎると「表面に黄味・スカシに青味」といった色味まで出てくるので注意は必要です。白なのにパールのような色変化のある顔料なのです。

「高輝度メタリック」はその名の通り通常のメタリックよりも輝きが強く、ただメタリックの粒子は凄く小さいのです。
一般的には「輝きの強くなる→粒子が大きくなる」といったグラフになる筈なのですが、これが全く逆の特性になるんですよね。これもあると便利な顔料です。


で、これ自体では隠ぺい力が無いので(透けスケです…)、下色として「白」を塗っておいて「白いメタリック」を表現出来るようにしています。

2012/09/04
 
jpg画像 「鍵」 ベースカラー「白」塗布(img1625.jpg) -1625- 「鍵」 ベースカラー「白」塗布

メタリックorパールを使うとどうしても明るい白味が出ないので「白」をベースカラー(下色)として塗る事にしています。

ちょっと解り難いですが画像だとその白を塗り終わった状態です。

続けて「白っぽいメタリックパール」を塗ります。

2012/09/04
 
jpg画像 ロードスターのリヤスポイラー塗装 完成ですB(img1624.jpg) -1624- ロードスターのリヤスポイラー塗装 完成ですB

ちょっと大きいのでいつも撮影している所だと台からは食み出てしまいますが、写真の枠には何とか収まりました。と言っても脚立の上でつま先立ちなんですけどね(いつもかなり無理な体制で撮ってます…)。

既に梱包も終えておりますので本日発送可能です。
後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/09/04
 
jpg画像 ロードスターのリヤスポイラー塗装 完成ですA(img1623.jpg) -1623- ロードスターのリヤスポイラー塗装 完成ですA

こちらはスポイラーの裏側です。一部が白くなっているのは色が塗られていない箇所で、これは塗る時の台座として板をテープで固定していたからです。この箇所は取り付ける時に両面テープ(と接着剤またはビス)が付いて見えなくなる所ですのでご安心下さいませ。

もう一枚画像あるので紹介しますね。

2012/09/04
 
jpg画像 ロードスターのリヤスポイラー塗装 完成です!(img1622.jpg) -1622- ロードスターのリヤスポイラー塗装 完成です!

大変お待たせしました!ロードスターの社外品FRP製リヤスポイラー、ボディ同色仕様で完成となります。

ちなみに画像の隅に写っている車体はこのリヤスポイラーとは関係ありません。TACさんの所に入庫している車輌です。当店では車体への取り付けなどはお受付しておりませんので何卒ご了承下さいませ。

他にも画像あるので紹介します。

2012/09/04
 
jpg画像 cannondale systemsixも無事走り出したようです(img1621.jpg) -1621- cannondale systemsixも無事走り出したようです

ちょっと前にお納めしたアルミとカーボンの複合フレームですね。無事組み付けが完了したようで画像送って頂けました。わざわざ有難うございます!

オーナー様からのご感想も頂いてましたのでちょっと紹介させて頂きますね。

↓こちらは発送前に頂いたお言葉で、

「毎日日記を拝見させて頂き、感謝感激しております。すごく丁寧に作業して頂いている事がひしひしと伝わってきて、プロフィットさんにお願い出来た事が本当に良かったと実感しております!
ありがとうございます!!!」

↓届いてからは

「塗装及び接合部の補強部の仕上がりの良さに感動しました!」

とのお言葉を頂戴しました。有難い限りです。

ただ納車したての時の仕上がりが良いのは最低限当たり前の事ですので、あとは補修・補強した接合部が今後どうなるか、ですよね。
これに関してはオーナー様にご協力頂いて今後レポートして頂く事になっております。お手数をお掛けしますがどうぞ宜しくお願いいたします!

ちなみにこのシステムシックスの車体は皆さん同じトラブルを抱えているらしいので、今回の結果が良ければ今後も同じようなご相談はあるかと思います。写真も色々撮ってあるので後日これのページを作る予定でもあります。

そう言えば先週の土曜日はお休みを頂きましたが、その時にもサイト内で多少変更とページ自体も多少増産しております。増産したのは結晶塗装のページですから地味ですけどね(笑)。

今後は自転車のページとメガネフレーム塗装のページを充実させて行きたいのですが、どちらも商売的には難しいものなので、もしかしたら方向を見誤っているのかも知れませんね(笑)。まあ「小物塗装屋ならでは」、と言う方向を目指したいとは思っています。

2012/09/04
 
jpg画像 先日納めたテールランプが装着されたようですA(img1620.jpg) -1620- 先日納めたテールランプが装着されたようですA

こちらが交換前のノーマルの状態です。それぞれ人によって好みはあると思いますが、インプレッサを選んで乗るオーナーとしてはどうも不人気のようですね。オデッセイ辺りのミニバン系だったらこういうのもアリなのかも知れませんが…(笑)。

2012/09/03
 
jpg画像 先日納めたテールランプが装着されたようです。(img1619.jpg) -1619- 先日納めたテールランプが装着されたようです。

先日お納めしたインプレッサのテールランプが早速車体に装着されたようで画像を頂きました。わざわざありがとう御座います!

製品がオーナー様の元に届いた時に頂いた感想も紹介させて頂きますね。



「開けてまず塗装の仕上がり驚きました。自分の想像していた以上に良く仕上げられていて塗装を頼んで本当に良かったです。」


との事です。こちらこそ当店を選んで頂きありがとう御座いました!

ちなみに装着前の画像も頂きましたのでそちらも紹介させて頂きますね。

2012/09/03
 
jpg画像 「鍵」 プライマー塗布(img1618.jpg) -1618- 「鍵」 プライマー塗布

そして十分に脱脂洗浄したらプライマーを塗布します。折角足付け処理を十分に行っていても粉っぽいまま塗ってしまったり油分が残っていると塗装は十分に密着しませんので、脱脂洗浄(清掃)は塗装前の必須作業なのです。

2012/09/03
 
jpg画像 「鍵」 サンドブラスト処理後(img1617.jpg) -1617- 「鍵」 サンドブラスト処理後

サンドブラストを掛けるとこんな感じになります。

ちなみに一番左の鍵はブラストは掛けていません。元々塗ってあった塗装がかなりしっかりしていたので今回はこれは剥がさずにペーパーで足付け処理をして塗る予定です。無闇に塗装を剥がしてしまうよりもこの方が綺麗に仕上がると考えたからですね。手抜きではありませんのでご安心下さい(笑)。

2012/09/03
 
jpg画像 「鍵」 サンドブラスト処理前(img1616.jpg) -1616- 「鍵」 サンドブラスト処理前

先日旧塗膜をシンナーで洗い流しておきまして、次はプライマーを塗る為の下地処理となります。

塗膜へは勿論ですが、金属素地へも何かしらの塗装をする際にはそれが食いつく(密着する)為の下地処理が必要です。所謂「足付け処理」ですね。

これは単純に被塗面に「傷を付ける」事なのですが、単に一方向につけるだけの傷(シングルサンダーなど)だと殆ど効果がありませんので(剥がれます…)、ペーパーで足付け処理をするときは一応その辺を考えて作業する事が必要になります。

その点サンドブラストは簡単で、そして塗装前の処理としてはかなり理想的な下地が出来るのでこれがあると結構重宝するのです。

2012/09/03
 
jpg画像 ハーレー用サイドケース一式 素地調整(img1615.jpg) -1615- ハーレー用サイドケース一式 素地調整

今回は下地の状態が「梨地」と言うわけでは無く一応は「フラット」な素地なのですが、ただそのままいきなり上塗り塗装を出来る状態ではありませんので、バリや飛び出た箇所は#120で平らに削り、#180→#240で表面全体を研磨します。平面はダブルアクションサンダーで、複雑なラインの箇所は手作業でネチネチと研ぎ続けます。

2012/09/03
 
jpg画像 ハーレー用サイドケース一式 マスキング(img1614.jpg) -1614- ハーレー用サイドケース一式 マスキング

サフェーサーを塗る前の素地調整のさらに前に、先に内部のマスキングをしておきます。無用にホコリが付かないようにですね。

養生(マスキング)には新聞紙を使っても良いのですが、塗装においては専用の「ロールマスカー」なるものがあります。
最近は建築用だとビニールにテープが付いた「タンカルマスカー」(タンカル=炭酸カルシウム)が主流ですが、ビニールだと静電気でホコリを寄せ付けてしまう特性があるので今回のようなケースには不向きです。この紙は最後まで残しておきたいですので…。

私が愛用しているのは片手で扱える「ハンドマスカー」で、300mm幅の物と、それが二つ折になった550mm幅のマスカーです。

2012/09/03
 
jpg画像 休業日が変更となりました。(img1613.jpg) -1613- 休業日が変更となりました。

夏休みの時にサイトの一部を変更していた時に実は休業日も変更とさせて頂いておりました。今までは日曜祝日だけでしたが、それに加えて「第一土曜日と第三土曜日」もお休みとさせて頂くことになりました。不都合をお掛けして申し訳御座いませんが何卒ご了承の程宜しくお願い申し上げます。

早速今回の土曜日は、以前から行こう行こうと思っていて数年が経ってしまった心臓の検査に行って来ました。大学病院でも最近は普通に土曜日診療やっているんですね。

今日は心電図とエコー、そしてレントゲンの撮影をしまして、来週にはフォルタ心電図(装着して携行出来る機器)を取り付けての計測となります。

現段階で特に治療の必要は無いのですが、次の段階に行くとちょっとマズイらしいので時々は検査しなければならなかったのですが、如何せん自営業だと中々休みが取り難く、結局以前の検査から9年も経ってしまっていたようです。って言うか本当は健康診断もしないといけないんですけどね…。


ちなみに画像は病院に行った帰りに海水魚のえさ(笑)を買いに行ったところの途中です。以前テレビで放送していた「宇宙船地球号」なる番組に登場した「呑川」ですね。
何故かアマゾンに居る筈の巨大魚「アリゲーターガー」がここを泳いでいて騒動になった川であります。番組では無事捕獲されていましたが、噂によるとまだ他にも居るらしいです。結構危ない魚らしいですから注意が必要ですかね…。

2012/09/02
 
jpg画像 インプレッサテールランプ 穴埋め作業B(img1612.jpg) -1612- インプレッサテールランプ 穴埋め作業B

エポキシ接着剤が十分に硬化したら小片の板などにペーパーを当てて表面を削ります。

最初の研ぎ出しは#120程度と粗いですが、この時は例のマスキングテープを張ったまま研いでいるのでテールレンジ自体に傷が付くことはありません。
そのまま#180→#240→#320まで研ぎ落とし、その後マスキングテープを剥がしたら#600→#800で仕上げます。

平らに仕上げるコツとしては、かならず「硬い当て板」を使うことです。ペーパーを指だけで研ごうとするとレンズよりも先に接着剤が削れてしまうので仕上がった時にまた窪んでしまいます。

「硬い当て板を使うと深い傷が入りそうで怖い」は間違いで、適正な研ぎ方と使用するペーパーの番手が間違っていなければそんなに危険な事ではありません。ラインを出す時は是非硬い当て板の使用をお勧めします。


で、平らには研げたのですがやはり跡は残ってしまいます。
ただこの箇所はキャンディーレッドを塗ってスモークも掛けるので仕上がってみればもっと目立たなくなる筈ですのでご安心下さいませ。

2012/09/02
 
jpg画像 インプレッサテールランプ 穴埋め作業A(img1611.jpg) -1611- インプレッサテールランプ 穴埋め作業A

穴の周りには接着剤が付かないようにマスキングテープを張っておきます。八角形な形になるような感じですかね。

接着剤が目減りする分も考えて山盛り状に充填しておきます。

2012/09/02
 
jpg画像 インプレッサテールランプ 穴埋め作業(img1610.jpg) -1610- インプレッサテールランプ 穴埋め作業

被塗物はテールランプですので仕上がった時に「透過」した塗装になりますからまさか一般的なパテを使う訳にはいきません。

ただ2液ウレタンクリアーで埋めるにしてもちょっと深過ぎるので、今回は透明なエポキシ接着剤を充填する事にします。DIYでも使い易い注射器タイプのものですね。

ただ混ぜる時にヘラを使うと空気を巻き込んで白濁りしてしまうので、ゴトー氏のアドバイス通り指だけで静かに動かして混ぜるようにします。

2012/09/02
 
jpg画像 インプレッサテールランプ 正規の穴の位置(img1609.jpg) -1609- インプレッサテールランプ 正規の穴の位置

丁度画面の中央にある小さな丸の窪みが正規の位置です。いつもはこの位置なんですけどね…。

2012/09/02
 
jpg画像 インプレッサテールランプ 穴の位置(img1608.jpg) -1608- インプレッサテールランプ 穴の位置

テールランプはその成型上の理由からかどこかしらにオヘソのような窪みがあります。液状になったプラスチックを流し込む為の穴?でしょうか。

ただ今回のテールランプはそのオヘソがとんでも無い位置に…。
この型のテールランプは100個近く見ていますがこんなのは初めてです。

切手とかコインであれば凄く価値が高そうですが、今回の場合は余り喜ばしいことでは無さそうですので塗る前に埋める事に致します。

ちなみに正規の位置の参考画像もあるのでそちらも紹介しますね。

2012/09/02
 
jpg画像 ホイールキャップ 下地処理(img1607.jpg) -1607- ホイールキャップ 下地処理

こちらのキャップは「スモーク塗装」でご依頼頂いていますので、既存の塗膜に足付け処理だけしてそのままこの上にスモーク塗装を行います。

画像は足付け処理済みの状態で後は塗るだけなのですが、これだけだとちょっと仕事的に厳しいので(採算が…苦笑)、他のテールランプの順番が来ましたらそれと一緒に塗りますね。もう少々お待ち下さいませ!

2012/09/02
 
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