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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記 2005】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 フォレスターパテ塗布(img264.jpg) -264- フォレスターパテ塗布

鋼板の叩きが終了し、プライマー(スタンドックスレッドブラウン)を塗布し強制乾燥(60℃20分)し研磨(#240足付け処理)、その後パテ(スタンドックスPEソフトストッパー)を塗布しました。露出した鋼板面はプライマーにより防錆処理が施されているので、本日はパテを塗って終了です。このまま放っておいても錆びる事はありません。

良くある事では、一日の終了は「パテを塗って」終わる事が良くあるケースです。翌日になればパテが硬化しているので、パテの乾燥待ち時間が必要無くなるからです。しかしこれは怖い事です。後に研磨する個所であれば錆(実際は目に見えない状態だったりもしますが)も除去出来ますが、「パテの際」に出来た錆は除去しきれずに塗膜(またはパテ)の下に封じ込められると後にブリスターなどの原因になります。なので、今回の様にパテの下にプライマーが塗ってあれば「パテを塗って終わる」事で起きるデメリットは無くなります。スタンドックスの「レッドブラウン」はかなり重宝しております。

2005/10/05
 
jpg画像 フォレスター進行状況(img263.jpg) -263- フォレスター進行状況

大変お待たせ致しました。掲載が遅れましたが作業は進んでおります。
作業前に保険屋さんが写真を撮りに来たので安心してしまって最初の損傷状態撮り忘れてしまいました。すいません…。
損傷状態としては、右クォーターパネルの丁度中央辺りに、斜め上方向からクォーターガラス下のプレスラインにガツンと強く当たった感じで、鋭利な凹みの周りは大きく歪んでいました。今回の様に「プラスライン」を損傷するとその周りには歪の影響が大きく出ます。逆にこのプレスラインをしっかり修復してあげれば周りの大きな歪が綺麗に取れたりもします。

今回はクォータートリム(内装)を殆ど外したので狭いながらも裏側から手を入れられたので(ドリーを入れられたので)上手い事出来たと思います(今日は私が叩きました)。火(スタッド)は使っておりません。

2005/10/05
 
jpg画像 AMGご来店(img262.jpg) -262- AMGご来店

こちらは先日ロリンザのフロントバンパーを装着したCLK55AMGです。

フォグランプの光軸が低すぎて地面を照射してしまうとの事で、わざわざご来店頂き調整させて頂きました。
その前に某大手カー用品店にてフォグバルブを交換した際、ついでに光軸調整もお願いした所「これ以上はバンパーの加工が必要ですが…」との事で困っていらっしゃいましたが、どう考えてもバンパーの加工は必要無かったのですが…。
しかしロリンザ付属のフォグ調整ネジでは長さが足りなかったので、およそ倍の長さのネジ(ステン製)で対応するに至りました。勿論バンパーは加工する必要は無かったです…。

不都合お掛けしましたが、無事喜んで頂けて何よりです。有難うございました!

2005/10/03
 
jpg画像 BMW GSサイドカウル完成!(img261.jpg) -261- BMW GSサイドカウル完成!

先週末に塗ったGSのサイドカウル、本日完了致しました。デカールも無事綺麗に仕上がっております。

本日中に発送致しますので明日にはお手元に届く事と思います。装着&ツーリングがんばってください!この度は有難うございました。

2005/10/03
 
jpg画像 プジョー307入庫!(img260.jpg) -260- プジョー307入庫!

こちらは右リヤドアと右サイドシェルを損傷したプジョー307です。
実は元同僚の車で、およそ9年ぶりの再開となりました。前はポルシェに乗っていたのですが、いつの間にかプジョーに乗り換えていました。

彼の職業は今はフリーのコピーライター(自動車関係)との事で、最近はうちの事務所移転(二階に移動しただけですが)も手伝って貰いました。新たになった事務所は広過ぎるので「良かったら使う?」と聞いた所、使う、との事です。うちの仕事も手伝って貰えるので非常にありがたいです。

車はちゃんと治させて頂きますが、恐らく他の作業の後回しとなってしまうと思われるので気長に待っていて下さい(笑)

2005/09/30
 
jpg画像 NewMini 入庫(img259.jpg) -259- NewMini 入庫

こちらは先ほど作業完了致しました。BMWのMINIです。

ボンネットの飛び石をお客様ご自身でタッチアップ&研磨したのですが、逆に深い傷を付けてしまったのでこちらの修復をご依頼頂きました。

作業内容は

@タッチアップ部足付け#2000
Aタッチアップ(スタンドックス2Kエナメル)
B乾燥硬化(60℃40分)
C研磨&ポリッシュ

となります。

2005/09/30
 
jpg画像 デカール貼り付け完了!(img258.jpg) -258- デカール貼り付け完了!

た、大変でした・・・。
アール、逆アールが連続するカウルに位置を合わせをしながらはみ出る部分をカットし、さらにゴミが混入しない様に気を使って・・・・。
結局デカール貼り付けだけで片側2時間くらい掛かってしまいましたが、何とか綺麗に貼れていると思います。

あとはこの上にクリアーを全体的に塗って乾燥硬化させて完了です。予定では明日本塗りです。

お約束の日には間に合いそうなのでご安心下さい(確かツーリングの予定だったと思います)

それでは完成、楽しみにお待ちください!

2005/09/30
 
jpg画像 BMW サイドカウル デカール貼り付け(img257.jpg) -257- BMW サイドカウル デカール貼り付け

ベースコートが完了したら続けてクリアーをコートします。その後乾燥です。ここまではいつも通りです。

その後チェッカーフラッグのデカールを貼り、さらにその上からクリアーを塗ります。純正の状態と同じ仕上がりにします。

仕上がったサイドカウルに貼り付けるデカールの位置合わせを行います。実際にこの車種に付くデカールとは違う為、オーナー様に頂いた見本写真に合わせてデカールの位置を合わせます。

2005/09/30
 
jpg画像 BMWサイドカウル ホワイトベースコート塗布(img256.jpg) -256- BMWサイドカウル ホワイトベースコート塗布

そしてホワイトをコートします。

2005/09/30
 
jpg画像 BMW サイドカウル2トーンマスキング完了(img255.jpg) -255- BMW サイドカウル2トーンマスキング完了

こんな感じでマスキングは終了です。この間、被塗面には殆ど手を触れていません。ベースコートが既に塗られた状態なのでシリコンオフで再度脱脂など出来ないからです。
連続するベースコートの塗装では、被塗面に素手で直接手を触れたりすると皮膚から出てくる汗や油分などで問題を起こす場合があります。
今回のような色分け塗装の場合は塗装中にマスキングを行なったりするので各作業をスムーズに行なう事が必要となります。なので本塗り前に一度仮マスキングを行いラインの決め方などは一度イメージしておく事が必要です。

2005/09/30
 
jpg画像 BMWカウル ラインマスキング(img254.jpg) -254- BMWカウル ラインマスキング

ベースカラーのブルーメタリックを自然乾燥し、テープフリー(マスキングしても大丈夫な状態)になったら2トーンのラインをマスキングします。

オーナー様にご用意して頂いた見本の写真を見ながらそれに合わせてラインマスキング専用のテープを使ってマスキングを行ないます。

2005/09/30
 
jpg画像 塗装開始(既に終わってますが…)(img253.jpg) -253- 塗装開始(既に終わってますが…)

まずはベースとなる色を各部品塗ります。ブルーメタリックがベース色となります。本来のダカール仕様はブルーがソリッドカラーなのですが、オーナー様のご希望によりメタリックなブルーにアレンジしてのダカール仕様となります。品を損なわずに行なうちょっとしたカスタマイズですね。

画像のサイドカウルのみホワイトとの2トーンカラーになる為、全体的にはベースカラー(ブルー)を塗らずに半分くらいまでにします。グラデーションしていてこんな仕上がりもアリとも思いますが・・・

バイクの塗装は片手間的に行なっている所もあるのですが、事実「クリアーの下にデカールを貼る」や「ロゴを塗装で入れる」なんて事は4輪車の塗装では日常行ないません。と言うより4輪車の場合は「いかにして違和感無く事故前の状態(新車時の状態)に戻せるか」が(当店では)最も重要な事であり、それが最も得意だとも思っています。私的には4輪車でのカスタム的な事は好きではありませんし。派手さはありませんが(と言うよりかなり地味な作業が多いですし)、これが簡単な事では無いので楽しかったりします。

2005/09/30
 
jpg画像 BMW GS塗装前(img252.jpg) -252- BMW GS塗装前

 すっかり掲載が遅れてしまっていました、GSの「ダカール仕様」です。ようやく先日サイドカウルのチェッカーフラッグのシール貼り付けまで完了致しました。本日デカール貼り付けの際に行った時の水分除去の為自然乾燥中です(これを強制乾燥で行うとステッカーにブリスターが多数発生します)

2005/09/30
 
jpg画像 ベンツ下地処理&マスキング(img251.jpg) -251- ベンツ下地処理&マスキング

 こちらのクォーターパネルもどうやら一度交換している模様です。パテの下からパネルの継ぎ目が出てきたり、スポット溶接の箇所から若干錆が出てきてたりします。さらにその後に再度損傷があったらしく、数箇所パテでの補修が行われていました。
 塗膜自体はしっかりしていたので「全剥離」を行う必要が無かったのが救いですが、それでも下地処理の範囲的には当初の予定以上に大きくなりました。ペーパー目が発生している箇所やクォーターガラスを外して出てきた内側下側の錆の箇所(ここは錆が発生し易い場所です)を処理します。

二回目の修理ではクォーターガラスを外さずに塗ったらしく、今回はガラスを外したのでその段差も処理しておきます。

今回はルーフバーを外さないでの作業だったので、ゴムの部分にはリフティングテープを使いモールの淵を浮かせて塗装します。既にルーフサイドでクリアーをボカシていた形跡があったので、その部分を覆うようにその先まで今回塗装します。

2005/09/30
 
jpg画像 W124ベンツワゴン損傷状態(img250.jpg) -250- W124ベンツワゴン損傷状態

 右クォーターパネルのピラー下部の損傷で鋼板が露出し錆も発生していましたが、作業前の段階でちょっと心配だったのが、損傷箇所に見られる「パテ」でした。以前補修されていた模様です。
 場合によっては塗膜の下にあるパテを広範囲に除去、さらには事故損傷以外(以上)の鋼板の板金修正し直しもあり得ます。と言うより、大体がこの両者を行うケースが殆どですが…。去年作業したマセラティが酷いケースで、パテが数センチの厚みで入っていたり、その下の鋼板は錆が多く発生していたりと、実作業を行ってから解る事は多いです。

2005/09/30
 
jpg画像 ベンツワゴン塗装終了しております(img249.jpg) -249- ベンツワゴン塗装終了しております

 いきなり話が飛んですいません。日記掲載が遅れましたが塗装完了しております。
 本日中に各部品組み付けとガラスが取り付く予定なのでお約束通り明日にはお渡し可能と思われます(まだ完了しておりませんので言い切れません、すいません)

2005/09/30
 
jpg画像 プロフィット今週の出来事(img248.jpg) -248- プロフィット今週の出来事

こちらはプロフィット事務所の二階風景です。実はお化けが出そうなくらいの汚い状態、所謂「廃墟」でした。
実は先月から色々な方のご協力を頂き、ようやく今週ほぼ完成となりました。

作業内容は

@天井塗装(水性エマルジョン塗料ローラー塗り)
A壁塗装(同上)
B床フローリング加工
C床塗装(染料による着色&一液ウレタンハケ塗り)

になります。

天井と壁を塗って貰った方は今は滋賀に居ます…(うちの社員の友達です)
床の「フローリング加工」とは名ばかりで、ホームセンターでパイン材(安価な板)を大量に購入(確か160枚で4万円弱)
床の塗装は自分ら(二人)で行いました。

この工場にプロフィットが出来てから、単なる物置となっていましたが、広さ的には一階と同じ大きさ(20畳)があるので「いつか復活を」と思って今日に至ります。

今は、元同僚で現役コピーライターの方に事務所引越しを手伝ってもらっています。ようやくLAN回線が届きました。木下君、お疲れ様です。本当に助かります。

壁と床の塗料も緊急で手配したにも関わらず用意して頂いたサカイさん有難う御座いました。お陰さまでもう直ぐ引越し出来ます。

本当は本日徹夜で(一人で)引越しする予定だったのですが、どうにも体と頭が思うように動かないので断念する次第です。
基本的に「塗装」限らず、DIY的な事は大好きです。なので「自家塗装」を応援したりもしています(元々これが発端だったりしますので…)

広くなった一階スペースは、自家塗装に関する工具や材料を沢山置きたいと考えていますが、御来店頂けた方が楽しめる空間作りを目指したいと思います。これからも宜しくお願い致します。

2005/09/25
 
jpg画像 実写番(img247.jpg) -247- 実写番

こんな感じで終了です。マスキングテープの淵の色の掛かり具合が解るでしょうか。マスキングテープを捲っているので淵に色が掛かっていない箇所が「ベースコートボカシ」を行った箇所です。

肝心の仕上がりはオーナー様に確認して頂くと言うことになりますが、自分的にも塗ったのが解らない仕上がりに出来ております。実はこの作業は得意です。昔は相当経験しました(やらされました…)
この様な技法は(と言っても解り難かったと思うのですが…)、自分だけでは出来なかったと思います。塗装の教科書的な物もあったりしますが、その様な物には書いていなかったりします。誰か教えてくれる方が居て成り立つ事だったりします。感謝です。

ちょっと調子が悪いので説明伝わり難いと思いますが、是非是非自家塗装にも活用して下さい。「エッジガード付けていればこんな事にはならない」と思われる方もいると思いますが、「エッジガードは格好悪いから付けない主義だ!」と言う方も多くいらっしゃいますと思いますので…

2005/09/24
 
gif画像 そしてクリアーコート(img246.gif) -246- そしてクリアーコート

頭が熱くてフラフラするので既に38℃を超えた模様です…そろそろ完結なのでもう少しです。

ベースコートのボカシが完了したら、マスキングテープを引っ張ってズラします。ベースコートのボカシ際をクリアーで被せる必要があるからです。
さらにこの作業は、クリアー毎にずらしていくので3段階で行います。最初はベースコートを塗った状態のままクリアーを塗り、少しずらしてさらにクリアーを塗り、さらにずらして今度はクリアーに「ボカシシンナー」を添加して「薄いクリアー」を塗ります。こうする事によって塗膜を少しづつ薄くしてボカシ際を馴染ませます(解らなくします)

そしてこの後マスキングテープを剥がし乾燥します。

2005/09/24
 
gif画像 バックテープによるボカシ(ベースコート)(img245.gif) -245- バックテープによるボカシ(ベースコート)

ドア淵の「クリアー溜まり」を利用したボカシ塗装を行います。プライマーもこれと同様に行いました。

マスキングテープを折り返して、そのアールを使って「ボカシ」を行います。マスキングテープをバッチリ貼っている訳では無いので、所謂「バツ切り」のような塗装の段差が出ません(塗り方にもよります)

やり方としては、テープの粘着面を「外側」にして、その端を止める具合でアールの調整をします(説明が難しいです…)

マスキングのアールによって出来た隙間は極微小ですが、エアースプレーの性質上「空気の通り道が無ければ塗料も奥まで入らない」が理論上成り立ちます(説明が難しいです…)

2005/09/24
 
jpg画像 プライマー塗布状態(img244.jpg) -244- プライマー塗布状態

実際にドアエッジにプライマーが塗られた状態です。思ったよりもエッジより飛び出ていますが、この後#2000で研磨してはみ出ている部分を取り除きます。プライマーの塗布されたエッジはかなり滑らかな状態になっているので#2000程度の研磨で簡単に滑らかに出来ます。この「滑らかに」行う方法が、先に説明した「ちょっとしたマスキングの工夫」になります。塗装屋さんであれば結構普通の事なのですが、まだ塗装屋さんに成り立てで、それでいて教えてくれる方が側に居ない、なんて方が掲示板に遊びに来てくれているので何とかこの方法が伝わればと思います。
また、自家塗装でも十分通用すると思います。「肌」もあまり関係無いので缶スプレーでも上手くいけば上手く行くのでは無いでしょうか。

プライマーの周り、大きくはみ出て傷がついたような状態になっていますが、この箇所は#3000での足付け処理になっているので磨きの際に簡単に取れる程細かいペーパーになっています。足付けしなければ塗膜は密着しないので、エッジだけの塗装でも必要な作業です。

2005/09/24
 
gif画像 プライマー塗布(img243.gif) -243- プライマー塗布

損傷を受けた箇所を#600程度のペーパーで研磨し平滑にします。
そして鉄板が露出した箇所にプライマーを塗布します。間隔にして0.5ミリくらいです。
昔勤めていた時に、納車前の新車の補修などでこの方法を良くやりましたが、その時はプライマーを塗布せずにそのまま上塗りを施していましたが、トップコート(上塗り塗料)の性質上、金属には密着しないのでプライマーの塗布が必要です。現在ではプライマーも塗布した工法で行っています(損傷具合によります)

プライマーの塗り方も本塗りと同じやりかたで、マスキングテープを使ったちょっと工夫された方法をとります。昔勤めていた時に上司に教えて頂いた方法です。その節は有難う御座いました(適当な言い回しですいません…)
詳しくは本塗りの項で…。

2005/09/24
 
gif画像 損傷部位(img242.gif) -242- 損傷部位

ギザギザになっている箇所が損傷を受けた箇所です。鉄板も露出していたので錆も発生していました。

2005/09/24
 
gif画像 ドア断面図(img241.gif) -241- ドア断面図

幼稚な絵ですが、何卒ご容赦下さい…。

ドアに限らず、被塗物の端っこは「クリアー溜まり」が多く発生します。これはクリアーの表面張力による現象で、新車時でもこの様になっています(ホンダ社はこれが極めて少ないと思われますが、実際このRX−8でも結構あります)。この部分を利用して「クリアーのボカシ」を行います。ドアエッジのアール部分の淵から約1ミリの範囲です。



2005/09/24
 
jpg画像 RX−8 ドアエッジ修理(img240.jpg) -240- RX−8 ドアエッジ修理

実は今週、珍しく風邪で少々体調が悪かったので本日は早めに現場終了です。頭痛がひどく、関節が痛いです…。
なので日記がかなり遅れてしまいがちでしたので、今週行ったRX−8の紹介させて頂きます。(明日は寝込む予定なので本日中になんとか掲載致します)

ご依頼の作業内容は、誰もが経験ある「ドアエッジの損傷」です。ドアを開けた際、ブロック塀などにぶつかると下地までを抉って鉄板まで露出させてしまい思ったよりも大きなダメージを受けます。

このドアエッジの損傷、損傷次第ではエッジの塗装だけで綺麗に治せます。良く見ても解らなくするまでのレベルに可能です(損傷次第です)

画像ではかなりわかりにくいですが、赤印の部分3cm程鉄板まで露出した状態です。しかし表側まで到達していないので綺麗に治せる範囲です。

結構複雑な説明になりそうなので、箇条書きっぽい説明に致します(それでも説明し難いのですが…)

2005/09/24
 
jpg画像 CBR途中作業(穴埋め・穴開け)(img239.jpg) -239- CBR途中作業(穴埋め・穴開け)

途中の作業に戻るのですが、ずれてはみ出ていたネジ穴の部分の修正も勿論行っております。

作業内容としては、最初の製品時に空いていたネジ穴が実際のネジ取り付け部とずれていた様で、穴を開けなおして取り付けたところ、元穴がネジの頭からはみ出てしまっていた箇所をFRPで埋めて、再度ネジ穴を開けなおします。

FRP製品は思っているよりも以外と簡単な作業で、DIYでも十分出来るレベルと思いますので簡単ですが工程を説明します(穴埋めの場合です)

まず穴の開いた箇所を表裏ともにテーパー状に研磨します(#120〜240#)。薄くなっても問題ありません。
穴の部分、表側にテープで目止めをし、裏からポリエステル樹脂をハケで適度に塗ります。その上に適当に切ったガラスクロス(5cm四方)を丁寧に貼り付け、さらにポリエステル樹脂を浸透させます。貼り付けエア抜き用の専用ローラーなども売っていますが、手でもOKです(健康の為ビニール手袋はした方が良いですね)。ちなみに以前FRP屋さんと話をしたときは「確実にやるならばやはり最終的には手でやった方が仕上がりが良い」との事です。または小さなハケでも良いと思います。

裏が乾いたら(完全に乾燥させなくても大丈夫です)表側のテープを剥がして、穴の大きさに切ったガラス繊維を穴に埋め込みます。この場合はガラスクロスが小さいので(今回は10ミリ四方)、先にポリエステル樹脂に漬けてから行うとやり易いです。
そしてさらにその上から、テーパー状にした範囲よりも大きめにガラスクロスを貼り付けます(今回は3cmくらい)。そしてまたポリエステル樹脂を浸透させ、エアーを抜いてあげれば完成です。紫外線で硬化が促進されるので(私的感覚ですが)日向に出しておくと早く固まります。
そしてFRPが乾いたら研磨してある程度のラインを成型し、この後は通常通りポリエステルパテで正確なラインを形成します。

今回の作業としては、上記の作業を完了させてから実車合わせでネジ穴を決め、ドリルで穴を開け直します。左右同じ事を行いました。

2005/09/24
 
jpg画像 CBR1100 塗装完了(img238.jpg) -238- CBR1100 塗装完了

そしてこれが塗りあがった状態です。仕上がりも遅れて申し訳御座いませんでした。
仕上がりは綺麗に出来たと思います。是非楽しみにお待ち下さい。

2005/09/24
 
jpg画像 CBR1100、塗り直し・・・(img237.jpg) -237- CBR1100、塗り直し・・・

オーナー様大変申し訳御座いませんでした。失敗してしまいました。
しかし本日既に塗装完了しております。綺麗に仕上がったと思います。

失敗の内容としては、塗装自体は問題無かったのですが、塗りあがって艶が出た状態になってラインの大きな歪みに気が付きました(画像でサフェーサーが塗られているグレーの部分です)
FRPの製品成型上、恐らくここで繋げていると思われ、大きく低くうねった様な縦スジがありました。塗る前に気付きませんでした…。すいません…。

なのでこの部分をパテで成型し直し、サフェーサーを塗り直し、足付けをし直し、、、、再度本塗りとなりました。現在乾燥中です。

オーナー様、ご迷惑をお掛けして申し訳御座いませんでした。今後気をつけます。

来週始めには磨き&組み付けも完了する予定なので仕上がり楽しみにお待ち下さい。

2005/09/24
 
jpg画像 アウトボックス 歪み取り(img236.jpg) -236- アウトボックス 歪み取り

少し前の状態に戻って、所謂「サフェ研ぎ」の工程になります。

パテの入っていた箇所や、フェザーエッジの段差、肌の凸凹など、この段階でチェックします。

私の場合サフェーサーの研ぎには結構時間を取ります。研ぎは#320から行います。(一般的にはこの荒さからは始めません。旧塗膜にパテを被せない工程上、サフェーサーを比較的厚めに塗ります。これも「当店基本作業詳細」を参照下さい)
#320である程度のラインを出したのち、このペーパー目を#600で消し、さらに#800、最終的に#1200のペーパー目に仕上げます。

ラインの確認の仕方はデントリペアの修理方法と同じく、ラインの向こう側に蛍光灯を立てて、横水平3度くらいの角度からスカシ見てチェックします。通常#320では艶が無くラインが写りこまないので、#600で研磨し比較的艶を出してからスカシます。これで歪が残っていればまた#320で研ぎます。この繰り返しを10〜30回くらい繰り返します。これでラインが出なければ再度サフェーサーを塗ります。これが所謂「サフェの二度打ち」です。この段階では既に手で触れる感触でのライン確認は無理です(人間の限界超えています)

2液ウレタンサフェーサーの膜厚は思った以上に盛れます。現在お気に入りのサフェーサーはスタンドックス社の「システムフィラー」で、一度のスプレーで付く膜厚は「80μ」、これを3コートするのでおおよそ240ミクロンの膜厚が付きます。これは塗装の世界では相当の膜厚になります。
一般的に新車塗膜が「120μ」なので、これの倍の塗膜厚になる事ですが、これを研磨するとおおよそ半分になる訳です。当店の工程上、「塗膜厚分をパテでは無く、サフェーサーで補う」為にはこの膜厚の確保が必要となる訳です。
そしてこのシステムフィラーの塗膜厚限界が「250μ」なので、「サフェの二度打ちをするくらいならば一度に一杯塗れば良い」的な事が出来ません。一度研磨してラインが出し切れなければ、「塗布→乾燥→研磨」を2工程に別ける「二度打ち」が必要となる訳です。楽をしようとすると(儲けようとすると)後で艶引けなどの問題を起こしたりします。

2液ウレタンサフェーサーと言っても各種によってそれぞれ特性が大きく変わります。前記の「膜厚の確保」や「シール性」(これはベンツやBMWの様な新車水性塗膜の補修で重要となります)、固さや硬化時間(「乾燥」では無く「分子間の結合」、所謂「シマリ」です)など、色々と使用用途によって使い分ける必要があります。
さらに言うと「防錆力」も重要になりますが、私的見解では「プライマーサフェーサー」に防錆面は信用していません。かなり以前ですが、国産のウレタンサフェーサーを使った時、鋼板面に直接塗布した箇所が「剥がれる」なんて事態が発生しました(なので今は使っていません)。勿論マニュアル上では「鋼板面にも優れた密着性」など謳っているのですがが、こんな事もあり今は直接金属にプライマーサフェーサーを塗布する事は無くなりました。サフェーサーの前に純粋な「プライマー」の塗布が必須です。金属への「優れた密着性」「優れた防錆能力」はプライマーサフェーサーでは限界があるとの見解です(エポキシ系はこの点両者とも優れているので別各ですね。だから好きです)

2005/09/20
 
jpg画像 レガシィ アウトボックス作業経過(img235.jpg) -235- レガシィ アウトボックス作業経過

掲載が遅れましたが、レガシィアウトボックス作業順調に進んでおります。実は塗装完了しております。

入庫するまでの経緯ですが、実はうちに入庫するすぐ前に他店にてリヤドアの凹みを修理したそうです。しかしオーナー様はその仕上がりが気に入らずにうちにその手直しをご依頼されました。
入庫した時の状態としては、リヤドア内でベースコートが塗られた部分がバッチリ解る様なボカシムラ(メタルムラ)やメタル感の違い、色違いまではっきりと解る状態で、さらにプレスラインの歪み(曲がり)も起きていました。

これの修正としては結構厄介で、もうリヤドア一枚では済む話では無いので、隣接パネルの「フロントドア」と「リヤフェンダー」の塗装も必要となりました。勿論出費もかさみ、痛い話です…。

再修理には結構な費用も必要となり、再修理は余り薦めなかったのですが、オーナー様的にはこれからも長く大切に乗っていきたいとの事で、しっかりとした修理をご希望となりました。なので付属部品は勿論全て脱着、クォーターガラスもガラスモールの隙間が開かなかったので浮かすことが出来ず(「当店基本作業詳細」参照)、結果ガラスの脱着も行いました。

塗装の仕上がりとしては良い出来になっていると思います(毎度ですが、作業者の立場上「バッチリです!」とは言えませんので)

本日磨き工程も終了しております。仕上がり楽しみにして下さい。

2005/09/20
 
jpg画像 大変、大変お待たせ致しました(img234.jpg) -234- 大変、大変お待たせ致しました

お言葉に甘えてしまって、かなりの歳月を掛けてしまいましたが、一応完成です(まだ自分の中では不完全です)

以前も掲載したランチアヘッドーカバーで、「文字部のアルミ素地をゴールドで」のご依頼、まだ一つ一つの仕上がりが理想には届いていませんが、なんとか「ゴールド感」は出せたと思います。

文字部は塗装後に「研磨」にてアルミ素地を露出して光輝かせますが、今回はその上に「イエロー」のキャンディークリアーを塗布してゴールド感を出しました。と言うより、キャンディーで無ければこの仕上がりにはなりません。
アルミ素地をゴールドの「アルマイト仕上げ」にする事も考えましたが、その部分を研磨してしまえば下からアルミ素地のシルバーが出てしまうのでそれは難しく、キャンディーで塗装するには従来の「筆塗り」ではムラが発生してしまいます。なのでスプレーで行う事が条件となりましたが、多くの問題は「文字部のみのマスキング」でした。これに二度失敗し多くの時間を費やしてしまいましたが、3度目に考案した工程はこの中でも上手く出来たと思います。しかしこれによって犠牲になった部分もあるので、これらが今後の課題となります。ご希望の方は是非お問い合わせ下さい(申し訳御座いませんが工程はまだ公に出せません…)

現在乾燥硬化中ですが、近日中には発送出来ると思います。仕上がり楽しみにお待ち下さい。

2005/09/16
 
jpg画像 おまけ画像(img233.jpg) -233- おまけ画像

そういえばまだ完了した車両の画像撮ってませんでした。なのでブース内の画像掲載致します。

バンパー自体のデザインに派手さはありませんが、触れてみると「良く考えて作ってあるな…」なんて思えます。これは調色でも良く感じる事で、色を作っていて(合わせていて)初めて「よくまぁここまで考えて」なんて感心してしまいます(勝手な思い込みもあるとは思いますが…)

明日組み付け状態で撮影するつもりですので掲載楽しみにお待ち下さい(と言ってももう御来店まで間近なのですが…すいません)

2005/09/16
 
jpg画像 CLK55 コーナーセンサー取り付け完了(img232.jpg) -232- CLK55 コーナーセンサー取り付け完了

 こちらは車両共に全ての作業が完了致しましたが、途中経過の報告になります。
 合計6個のコーナーセンサーの感度チェックも完了しております。無事装着出来ました。
 新たに装着されたロリンザバンパー楽しみにして下さい(格好良いです)

2005/09/16
 
jpg画像 BMW R1200GS カウル塗装(img231.jpg) -231- BMW R1200GS カウル塗装

こちらは数年前よりの常連さんからのご依頼で、今回新たに(前もGSでしたが)バイクを買い換えたとの事で3回目のご依頼になります。
 カウルのみのお預かりなので少々イメージし難いかも知れませんが、かなり程度の良い部品を持ち込んで頂き、今回のご依頼は「ダカール仕様」との事です。ブルーとホワイトの2トーンです。

現在は各色をイメージして頂いている状態なので作業は進行しておりませんが、色が決まったら早速作業に入ると思います。オーナー様にとっては最も楽しい状況では無いでしょうか。是非ゆっくりご検討下さい。

2005/09/16
 
jpg画像 CBR1100 入庫(img230.jpg) -230- CBR1100 入庫

先日は御来店&ご依頼有難う御座いました。遅れましたが所期状態での掲載になります。

 最近では見かけなくなったトリコロールのCBRですが、こちらは元々シルバーだったCBRですが、オーナー様の好みにより以前にこのカラーにオールペンされたとの事です。
 塗装屋的な見解で言うと、良い仕事をされていると思います。特に各色のライン際は綺麗にマスキング処理で行われています。通常、この色分け部分に普通のマスキングテープ(紙質の物)を使うとどうしても「歯切れの悪い際」になりがちで、これを改善する為にはポリプロピレン製の「ラインテープ」を使うのが基本です。それだけでは無く、一つ一つの仕事を丁寧にきちんと行っているのが良く伝わります。クリアーの肌艶的には国産系な物と思われますが、限られた材料でも良い仕事をしようとしているのが良く解ります。
 残念な事に、この塗装を行ったお店はもう無いとの事ですが、そんな理由も良く解ったりはします。残念です。

作業進行は現在サフェーサーの塗布が終了しております。今週中には研ぎを行い、調色までいけると思います。本塗りは来週ですね。仕上がり楽しみにお待ち下さい。

2005/09/16
 
jpg画像 コーナーセンサー土台取り付け&位置合わせ(img229.jpg) -229- コーナーセンサー土台取り付け&位置合わせ

まず最初に、穴を開けます。センサーの直径がおよそ26ミリなので、ホールソー(大きな穴を開ける為のドリルの刃です)で25ミリの穴を開けます。その穴を調整しながら26ミリまでペーパー(紙やすり)で慎重に広げます。

穴にセンサーがピッタリ合うようになったら、古いモールに付いていたセンサーの土台を外して、それにセンサーを取り付けた状態で位置を合わせます。センサーの土台は溶着で付いているので外すのはそんなに難しくありません。
位置が決まったら溶着で取り付けますが、これだけでは強度不足と思われるので2液ウレタン接着剤で補強します。接着剤を付ける箇所は最初に#120くらいで足付けしておき、脱脂&プライマー塗布をしておきます。

また、これと同時にモール内側の淵を少し削っておきます。今回のロリンザに限らず、そのままではモールの入りが非常に悪いので(入りません…)、塗る前に合わせを行い調整しておきます。

ちなみにFRPの特性としては、「3%縮む」との事です。1メートルであれば3ミリ縮むので、今回のようなバンパー製品を作る場合、幅で6ミリくらい大きめにしてマスターを作るのが基本だそうです。なのでこのような「ズレ」は良く起こるとの事らしいです。

既にこちらも塗装が完了しておりますが、組み付け画像がまだないので順次掲載させて頂きます。

2005/09/15
 
jpg画像 AMG フロントバンパーモール穴開け作業追加(img228.jpg) -228- AMG フロントバンパーモール穴開け作業追加

フロントバンパーの左右モールとナンバーブラケット(ナンバープレートの土台です)は交換だったのですが、部品屋さんから返ってきた答えでは「高畑さん、なんですかこの車?恐ろしく珍しい車両ですよ。国内どころか本国ドイツでも全然部品ありません。日本中手を尽くしたのですが無いんですよ・・・」・・・との事です。

部品発注&見積もりは所謂「車検証」の車体番号や型式から検索しますが、どうにも希少な車両らしく部品が拾えない(検索出来ない)らしいです・・・。各部品の裏には部品番号も書いてあったりするのでそれで検索して貰っても「どこにも在庫ありません…」との事です。

本国にも在庫無いのにバックオーダー(本国オーダー)しても何ヶ月待てば良いのかわからないので、であればこちらで加工する事にしました。加工と言ってもバンパーモールにコーナーセンサーが付くようにするだけなので特に問題はありません(以前ブラバスの時に経験済みなので)

作業内容としては、穴の開いていないモール(新品)に、既存と同じ位置に穴を開け、センサーが付く土台を移植します。既存品元位置からの合わせも行いましたが、実はモール裏には穴を開ける場所に印があったりもするのでそんなに難しくはありません(面倒ではありますが・・・)
ローバー社のR75などはバンパー自体にコーナーセンサーが埋め込まれるタイプで、これらの場合もバンパーの「穴開き設定」が無いため、バンパー交換などではいつも穴を開けているので特に違和感はありません。サクサク作業を進めます(進みました)

2005/09/15
 
jpg画像 CLK55AMG 本塗り開始(img227.jpg) -227- CLK55AMG 本塗り開始

掲載が遅れましたが、こちらは既に塗装完了しております。本日組み付けで完成予定となっております。
 
 予定ではもう少し早く進む筈だったのですが、ちょっと手間が掛かる事が発生しました・・・

2005/09/15
 
jpg画像 一応遊んでいる訳では御座いませんので・・・(img226.jpg) -226- 一応遊んでいる訳では御座いませんので・・・

今年の5月からの構想でしたが中々実現出来なかった「事務所移転」の動きが周りの方のご協力により(現在は壁と天上を塗って貰いました)ようやく最近動き始めました。「事務所移転」と言っても、二階に移るだけなのですが…。

そして「空いた一階」の使い道ですが、今の所は「これだ」と言うのが無いのが現状です。なのでとりあえず何か飾る物として「マネキン」(ポリプロピレン製)を塗装してオブジェを作成中です。こちらはイエローのキャンディーで、塗装は現在修行中のコミキの仕事です。

全部で10体仕入れたので、全部飾ると何か変な店と勘違いされそうですが…。

とりあえずは素地調整無しでの塗装で、暴露テスト的な実験も兼ねています。
いずれ店頭に飾られたら見てやって下さい・・・

2005/09/08
 
jpg画像 ランチアデルタヘッドカバー 3度目の挑戦(img225.jpg) -225- ランチアデルタヘッドカバー 3度目の挑戦

こちらも大変お待たせして申し訳御座いません。先日ようやく3度目の結晶塗装となります。

課題となっている「文字部をゴールドに」は三度目の工程を既に考案しております。今度こそ上手く出来るように致しますので何卒もう少々お待ち下さい。

2005/09/08
 
jpg画像 自動車部品では無いですが・・・(img224.jpg) -224- 自動車部品では無いですが・・・

こちらは屋外照明のアルミ製カバー(恐らく中央にガラス板が付きます)で、常連さんのご自宅に付いていた物です。
「屋外用」にも関わらず、塗装の下からアルミの腐食が発生して塗膜が剥がれてしまったとの事でご依頼承りました。

表よりも裏側からの腐食が酷かったので本日サンドブラスト処理→ウォッシュプライマー塗布→表にはさらにプライマーサフェーサーを塗布しました。
あまりに腐食が酷かったので、もしかしたらマグネシウムなのかも知れません(全くの嘘です。すいません…)

ちなみに塗装されていた塗膜(艶消し黒)の下にはプライマーが塗布されていませんでした。錆びて当然の結果です。「金属には直接上塗りは出来ない」が基本なのですが…。

お待たせして申し訳御座いませんが完成までもう少々お待ち下さい。

2005/09/08
 
jpg画像 ロリンザ フロントバンパーサフェーサー塗装完了(img223.jpg) -223- ロリンザ フロントバンパーサフェーサー塗装完了

ロリンザのフロントバンパー作業も大変お待たせしておりましたが、現在サフェーサーの塗布が完了しております。
40万円程するバンパーでも、普通に巣穴はあります・・・。しかし全体的にはやはり程度の良い品なので今の所作業的には楽な所もあります。
この値の大きい範囲を占めている所はやはりデザインでしょうか・・・。
早く艤装(取り付けの事です)した所が見たいですね(特にオーナー様は…ですね)
完成までもう少々お待ち下さい。

2005/09/08
 
jpg画像 アウディTT 塗装&磨きも完了しております(img222.jpg) -222- アウディTT 塗装&磨きも完了しております

大変お待たせ致しました。こちらも先週既に塗り終わり、本日磨きが完了致しました。
・・・しかし部品がまだ届きません・・・(サイドステップカバーです)
金曜日に発注したので、ディーラーさんが週末休みで、恐らく本日発送してくれていると思います。明日には届いて全て完了すると思いますので、完成次第連絡させて頂きます。

今回塗装した「サイドシェル」、ドアを閉めた状態では奥まで塗れそうもありませんでした。なので苦肉の策として、ドアを開けた状態でマスキングし塗装しました。「苦肉の策」と言っても、普通に普通の作業なのですが、私的にはマスキングが美しく無いので好きではありません・・・。
良く見かける光景では、クォーターパネルのアーチ部分(リヤタイヤ前部)の損傷では、ドアを開けた内側まで塗装が必要になり、クォーターパネルの外と中、リヤドアも一緒に塗装したりする方法が取られますが、私的には「不要なゴミが付く可能性が高くなる」理由と、「非常に美しくない」との理由で、外と中を別々に塗る方が好きです。と言うより、ここ数年、内側と外側一緒に塗った事はありません。その方が綺麗に塗れます(あくまで私的な意見&感覚です。しかし身近で尊敬する二人の塗装屋さんはいずれも同意見ですので間違いであるとも思ってはいませんが…)

ディーラー在勤時代では、今回の修理の場合、有無を言わさず「ドアASSY(アッセンブリー)脱着」を選択しますが(実経験です)、それをやると車が痛いです。下手をすると、レベルの低い査定マンに見られると「このドア、交換してますね。事故車扱いです」なんて事も無いとは言えません。なのでドアは外しません(保険作業なので外せば勿論請求は出来ますが…念の為…)

作業に関しては上記の事を踏まえた上で作業しておりますので、仕上がりは喜んで頂けるレベルになっていると思います(いつもの事ですが私の立場から「綺麗に出来てます!」とは言えませんので・・・)

こちらのTTも含め、今年に入ってからはリピーターの方が多くなってきています。店を始めてから6年目になりますが、自分の修理した箇所が見れるのはありがたく、それよりも何度もうちを選んで頂けるのが何より嬉しいです。有難う御座います。
あと何年塗り続けられるか解りませんが(塗装屋の寿命は短いです)、これからも末永く宜しくお願い致します(しかし事故は無い方が良いです。本音です。)

2005/09/06
 
jpg画像 BMW R1150GSフェーエルタンク 塗装完了(img221.jpg) -221- BMW R1150GSフェーエルタンク 塗装完了

お待たせ致しました。既に先週末には塗装完了しておりました。綺麗に塗れていると思います。
本日も未だ乾燥工程で、二度目の焼きを行いました。ちょっと忙しくて磨きまでは出来ませんでしたが、明日には完成する予定です。お待たせ致しました。

使用しているクリアーはスタンドックス「ラピットクリアー」で、これは既に廃盤になっているタイプのクリアーですが(現在これに変わる物は「クルスタルクリアー」になります)、スタンドックスの中でも高レベルのクリアーで、まだ当店には在庫があるので使用し続けています。
耐擦り傷性能・耐薬品性能・レベリング性能も格段に良いクリアーなのですが、「しまり」(「硬化」の事です。「乾燥」とは違います)が悪いので、硬化させるのにエネルギー(この場合熱量ですね)が必要となります。なので「二度焼き」が必要となります。

しかし高価なクリアーなので(在庫に限りもあるので)全ての塗装にこのクリアーを使用している訳ではありません。主に一般の方からの仕事はこのクリアーか、またはエクスプレスになります。またラピットクリアーは、クリアーと言っても黄色味が強い為、シルバーやホワイトなどの淡色系での使用ではクリアーのみでの色変わりが発生する為、連続パネル(ドアなど)に使用出来ない場合もあります。エクスプレスはこの両者が比較的バランスの取れたクリアーです(私的見解ですが)
逆にコスト面や作業性を考えて使用するクリアーは「エクストラ」なるクリアーで、こちらは主に業者様からの仕事や(下請け仕事ですね)、裏吹き(交換ボンネットの裏など)に使用します。エクストラの長所としては「しまり」が良い事です。各クリアーそれぞれに特性があり、上手く使い分けたりしています。
また、スタンドックスの他にもデュポンでは、HC(ハイパーキュア)システムなる、反応硬化の早いクリアーもあり、さらには常温(20℃)乾燥が可能なクリアーもあります。これの用途としては、強制乾燥(60℃〜80℃)の出来ない、出来悪なFRP部品などに使用します。出来悪なFRP製品の場合、ファイバー層に気泡が入っていて、50℃で巨大なブリスターが発生したりします。これは痛いです…

2005/09/06
 
jpg画像 アウディTT サイドステップカバー部品交換(img220.jpg) -220- アウディTT サイドステップカバー部品交換

サイドシェルを塗るのにサイドステップカバーは邪魔なので取り外しましたが、かなりの量の両面テープでの固定だったので、こちらは交換とさせて頂きます。既に部品は発注済みですので、来週火曜日には届く事と思います。

先日のボルボS80の作業工程紹介でもあった通り、この両面テープを剥がす手間を考えると部品交換をした方が安上がりだったりします。特に今回は保険修理なので問題無く交換を選択します。ご希望であれば取り外した部品はお返し致しますのでお気軽に申しつけ下さい。

2005/09/03
 
jpg画像 AUDI TT も順調に作業進んでおります。(img219.jpg) -219- AUDI TT も順調に作業進んでおります。

こちらもお待たせしております。作業は順調に進んでおります。
こちらは都筑店の時よりご贔屓頂いているアウディTTになります。今回はサイドシェルの損傷を保険修理で行う事になりました。先日はご足労頂き有難うございました。

オーナー様であれば解ると思いますが、パテの範囲が随分大きくなっております。以前の修復暦がやはりありました・・・。なのでそちらの不都合も一緒に直しておきました(ブリスター出てましたので)

予定通り、本日本塗りが完了しております。明日一日乾燥をとって、月曜より磨き工程、組み付けになります。
仕上がりまで不都合お掛けいたしますが、もう少々お待ち下さい!

2005/09/03
 
jpg画像 POLOも終わっています!(img218.jpg) -218- POLOも終わっています!

こちらもお待たせ致しました。既に完成しております。

お約束通り、明日お渡し可能です(既に来店予約承っておりますが)

明日の御来店お待ちしております。クリアーのスポット塗装が難しいソリッドカラーですが、綺麗に出来ていると思います。仕上がり是非楽しみにお待ち下さい!

2005/09/03
 
jpg画像 「擬似的鋼板」作成(img217.jpg) -217- 「擬似的鋼板」作成

さらにその上からエポキシ樹脂を浸透させます。エアーが残ると後にブリスターの原因となるので良くしごき出します。この辺は通常のFRP(ポリエステル系)と同じやり方です。

火を使わないでの強度保持であれば、ファイバークロスの代わりに鋼板を貼り付けた方が良いとは思いますが、鋼板ではその厚み分タンク側の鋼板を低くしなければならなく、「体積の確保」の問題と、この部分の形状にあった鋼板を作成しなければならない手間(コスト)が掛かります。なので今回の作業に至りました。溶接部に穴が開いていてもエポキシ系の樹脂でカバーしてあげていれば今後ガソリンが漏れるなんて問題も起きません(先程説明したGPZのタンクではテスト済みです)

あ、もう3:30ですね・・・。明日も通常営業なので寝なければ、ですが・・・

2005/09/03
 
jpg画像 BMW R1150GSフェーエルタンクのその後(img216.jpg) -216- BMW R1150GSフェーエルタンクのその後

その後、浸透型のクロスを貼り付け、

2005/09/03
 
jpg画像 BMW R1150GSフェーエルタンク引き出し鈑金部処置(img215.jpg) -215- BMW R1150GSフェーエルタンク引き出し鈑金部処置

今回の作業で最も気を使った事は「鋼板の厚み」と「スタッドの数」です。スタッドを打てば打つほど凹みは美しく出てきますが、その分裏側の「焼け」は多くなります。なので極力少ない数での引き出しが理想となります(オーナー様の意向でもあります)
しかしそうすると、引き出した部分が突起となり、細かい凸凹が発生します。これの頭を削ってやれば平滑にもなるのですが(そんな簡単な話では無いのですが…)、そうすると鋼板はどんどん薄くなってしまいます。突起の箇所は厳密に言うと既に鋼板が薄くなっていて、さらにそこを研磨した際には一番最初に削れてしまいます。なので今回の作業では、この突起を極力削らないでの作業を行います。
しかし勿論削ってはいます。既に最初の損傷でも鉄板は薄くなっている筈です。なのでこの「厚み」分を確保する為に追加作業を行いました。エポキシ系樹脂とファイバークロス貼り付けでの「擬似的な鋼板」(勝手に命名…)です。以前行ったGPZターボのフェーエルタンク修理で行った工法と同じです。そのタンクは錆による穴が数百個あったにも関わらず、現在も健在です(報告が無いので多分大丈夫な筈です)

作業としては、鈑金が終了し、素地調整としてスポット的なサンドブラストを行い、酸化した鋼板表面を取り除きます。脱脂洗浄後、その部分にエポキシ樹脂(プライマー的な役割も持っています)を塗ります。

その後

2005/09/03
 

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