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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記 2005】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 VOLVO S80 組み付け半分終了(img204.jpg) -204- VOLVO S80 組み付け半分終了

本日深夜にフロントバンパーとサイドモールの組みつけがようやく完了致しました。残すところはサイドステップ周りとリヤバンパーになります。明日には全ての部品が組み付け可能となります。

本当は本日V70の方を本塗り予定でしたが、PM10:00を超えてブースが稼動していると近隣の迷惑になるのでこちらは明日へと延期とさせて頂きました。申し訳御座いません…。既に下地処理と調色は完了しております。明日、がんばります。

2005/08/30
 
jpg画像 シボ模様・・・(img203.jpg) -203- シボ模様・・・

今回のボルボでは、リヤバンパートップのモールのみ平滑下地処理を行い、余り目立たないロア部はシボ模様を殺さずにそのまま上塗りを行いました。プライマーサフェーサーを塗らなくても、#800の研摩足付け→#800スコッチ&ウォッシュコンパウンド処理→プラスチックプライマーの塗布で上塗りは可能です(密着性確保の上でも可能と言えます。)
仕上がり的にはやはり下地の平滑化をしていないので質感は全く違いますが、今回の作業で最も時間の掛かる「平滑化」の下地処理を行わなければその分費用は少なくする事も可能です(上塗り作業の数倍〜数十倍、下地処理の手間と時間は掛かりますので…)

2005/08/30
 
jpg画像 VOLVO S80 塗装完了(img202.jpg) -202- VOLVO S80 塗装完了

お待たせ致しました。殆どの部品は土曜日に塗装完了し、本日最後に残したリヤバンパーロア部分を塗って全ての部品が塗装完了です。

樹脂素地の細かい凸凹(シボ模様)を削り落とし、サフェーサーの塗布&研磨によって作った平滑な下地により、ボディと同様艶々に仕上げる事が出来ます。元の状態がどんな感じだったか解らない仕上がりになっております。美しいです。

2005/08/30
 
jpg画像 ポルシェ964入庫!(img201.jpg) -201- ポルシェ964入庫!

こちらは既に3回目の入庫となる常連さんのポルシェです。当サイトの「当店基本作業詳細」に使わせて頂いている車両です。

前回塗らせて頂いたアルミホイール(ターボ用)の右リヤに傷が付いてしまったので、今回はそちらの修復になります。
他のお客様の順番を抜いてしまっての作業ですが、以前からご予約頂いておりましたので何卒ご了承下さい。すいません…。

それでは完成までもうしばらくお待ち下さい!(ちょっと説明不足ですがもうそろそろ帰って寝ないと…です)

2005/08/27
 
jpg画像 VOLVO V70 作業着工!(img200.jpg) -200- VOLVO V70 作業着工!

大変お待たせ致しました。先日より入庫していたV70本日より作業着手です。本日は仕事中にも関わらずわざわざ御来店頂き有難うございました。

作業内容としては、右フロントフェンダー凹みと右リヤフェンダーの凹みの修理になります。
数日前より入庫していたのですが、損傷部位が離れている為「2事故扱い」か「一事故扱い」での車両保険」か保険会社さんの見解待ちで作業が開始できませんでしたが、無事一事故扱いで対応して頂けたのでどちらも保険で修理可能となりました。有難う御座います(アジャスターさん&保険会社さん&オーナー様に言ってます)

本日の作業としては、各部品の脱着までに留まり、明日より鈑金を開始いたします。
部品脱着にはちょっと時間が掛かりました。オーナー様しかお気づきにならないと思いますが、ルーフボックス(屋根の上についている箱)、取ってしまいました。
これはクォーターパネル(リヤフェンダー)から続く「リヤピラー」(Cピラー)・「ルーフサイドパネル」・「フロントピラー」(Aピラー)まで全て塗装する為に「ルーフサイドモール」が邪魔だった為、「ルーフバー」も取る必要がありました。そしてルーフバーに付いている「ルーフボックス」も取る必要がありました。

通常リヤピラー(Cピラー)の上部あたりでクリアーを切って(ボカシて)しまいがちですが、うちのスダンダード作業だと「パネル途中でのクリアーのボカシ」は行わない為、結果こうなりました。勿論クォーターガラスも外します。ボルボのクォーターガラスモールはモールアップ処理では難しい(綺麗に行かない)為です。
実費作業であれば勿論費用面との関係からメリット・デメリットを考えてクリアーのボカシを行う場合もありますが、今回の様に保険作業でモールアップの処理が難しければガラス脱着は勿論、クォーターパネルから連続するパネルは全て塗装致します。

・・・文章が複雑(乱雑)で伝わり難くてすいません・・・。同業者の方であれば解って頂けるかと存じますが、中々説明が難しいですね…。

 とにかく、「塗装に邪魔な物は全て外してしまう。実際に必要になった工賃は、保険屋さん、お願い致します」です。
 通常保険使用の作業の流れとしては、

@車両入庫 保険アジャスター(調査員)立会い車両確認
A概算見積もり書(作業内容書)提出
B作業着手 各作業写真撮影
C作業完了 本見積書作成
D見積書提出(又は電話にて作業内容報告)&写真送付
E協定
F出庫

となります。
Fの「出庫」は協定前になる事も良くあります。
Aの「概算見積書」は、うちが作るか、保険会社アジャスターさんが作るか、どちらでも良いのですが(良い訳ではありませんが…)多くの場合うちが先に作ります。

うちが力を注いでいるのはBの「写真撮影」です(注いでる訳ではありませんが他に言い方が良く解らなくて…)
良く言われる「やらずボッタクリ」は嫌いです。お客様に提示する見積もり書はもとより、保険会社さんに提出する見積書も内容と違う作業は行いません。普通に当たり前の事なのですが…。逆を言えば「やった事に対しては然るべき工賃は下さい」との事なので、各作業の写真は事細かに提出します。大体10枚くらいで、多いときは20枚くらいは撮ります。作業中に写真を撮るのは結構面倒だったりするのですが(作業に集中してしまう為です)、この「プロフィット日記」と併用したりするので普通に枚数は多く撮れたりします。ありがたい事です(自分に言ってます)

年数を重ねる毎にアジャスターさん方々も解って頂ける様で、最近では話もスムーズになるようになりました。仲の良くなったアジャスターさんとは技術提供や不明な指数の相談事などもされる事もあり良い関係が出来ていると思います。
逆に昔は
「ここの防錆はちゃんとやりたいからあと一時間分工賃下さい」
「いや、そんな事は認められません。ディーラーさんと同じ様にやって下さい」
「それによって問題が起きたとしたら誰が責任持つのですか?」
「それはそちらで処理してくださいよ」
「・・・・???」
なんて事も良くありましたが・・・。
「それが嫌だからうちに来たのですが…」と言うのは自意識過剰的な言い回しなので好きではありませんので、であれば作業写真と作業内容、その必要性をファイルにして添付するような方法を取るようになりました。深夜になって(今も既に3:00なのですが…)ようやく纏めた書類をファックスしたりすると「何時まで仕事してるんですか?!」とビックリされる事もしばしばです…(基本的に「夜型」ですから…)

と、大きく話がそれてしましまいたので、続きの作業は後日掲載させて頂きます。
完成までもう少し時間が掛かりますが、仕上がり楽しみにお待ち下さい。

2005/08/27
 
jpg画像 VOLVO S80 各部品サフェーサー塗布完了(img199.jpg) -199- VOLVO S80 各部品サフェーサー塗布完了

本日でサフェーサーまで完了致しました。ここまで行って一旦休憩になります。所謂「寝かし」です。

画像にあるように、樹脂素材(ポリプロピレン)を#240ダブルアクションで研磨すると肌が荒れます(毛羽立ちます)。これはドライヤーで炙れば落ち着いたりするのですが、密着性を確保する上ではこれを残した方が良いと私は考えています。土に埋まった木の根っこの様な役目になります。
サフェーサーの肌は非常に荒れるので後の「研ぎ」が大変にはなりますが…。仕上がり是非楽しみにお待ち下さい!

もう一台のボルボ、V70は未だ保険屋さんより連絡が無いので、明日煽ってみます。お待たせして申し訳御座いません。

2005/08/25
 
jpg画像 VOLVO S80 使用工具(img198.jpg) -198- VOLVO S80 使用工具

今回の部品取り外しに関して使用した工具です。中には絶対に必要では無い物もありますが、「あれば助かる」的な工具は仕事をする上では必要です。

しかしこの工具の中で最も使用頻度の高かった物は、高だか¥300程度の(だったような)「プラスチックヘラ」だったりします。

画面左下にあるドリルの先端に付いている物が「トレーサー」です。ボディ側に残った両面テープを取り除くのに使用しました。先端取替えが面倒なのでドリルは専用にしてしまっています。

日々仕事をする上で何が一番大切かと思うと、やはり「ストレス無く作業が進む」事だと思います。気温なども大きく影響しますが、これはどうしようも無いので、作業環境は出来るだけ整えるようにします。
以前こちらで紹介した他店「知り合いの鈑金屋さん」は、ラチェットのソケットを取り替える時間がストレスになるらしく、各ソケット全てにラチェットを装着するそうで、しかも全てスナップオンだったりします。一度私が艤装(部品取り付けの事です)してた時、「何で両手使わないの?」と言われましたが、さっぱり理由が解りませんでした。彼の場合、両手にラチェット持って作業するそうです…。

本日はその彼が遊びに来るので(と言っても最近一週間に一回以上は会ってたりしますが…)早めに日記書いてたりします(現場は未だ稼動中ですが…)

2005/08/24
 
jpg画像 S80 ドアモール分解(img197.jpg) -197- S80 ドアモール分解

ドアモールが外れたら、モール裏に残った両面テープを取り除きます。これがもっとも面倒な作業ですね…。

通常両面テープ仕様のモールは再利用しないで交換が前提になりますが、今回は「ドア」を塗るのでは無く「ドアモール」を塗るので、新品部品に替えても意味が無い部分もありますので今回のように両面テープをネチネチと取り除きます。
残った両面テープを取り除く為の工具として、ドリル先端にゴムの円盤の様なものを付けて回す「トレーサー」なる物がありますが、これはボディ側に残った両面テープを取り除く場合に使用する物で、今回の様にモール側に残った両面テープ部分にトレーサーを使うとモールが溶けてしまったりするので使用出来ません(しません)。ちょっと前に高温スチームを利用した物が開発販売されましたが、知り合いの鈑金屋さんが使った感じとしてはイマイチとの事です。なので今まで通り、剃刀の刃を使ってネチネチと削り落としていきます。
前記した「通常交換する」とは、この作業に掛かる時間(工賃)を考えると、部品代の方が安価に済んだりするからです(または今後モールが浮いたり剥がれたりするデメリット分を考えれば、交換してしまった方が全体的にお得だったりする訳です)

ドアモールに付いていたメッキモールは結構簡単に取れました。モールの塗装が仕上がって、こういう付属品を取り付ける時が結構楽しかったりします。

2005/08/24
 
jpg画像 S80 ドアモール脱(img196.jpg) -196- S80 ドアモール脱

ドアモールもボディ同様艶々同色仕上げにするので全て取り外します。失礼な画像で申し訳御座いません…。一人で黙々と作業していたもので…。

ドアモールは両面テープで付いていたのでヘラを使って取り外します。
両面テープで付いたドアモールを外す際の注意点は、無理やりモールを引っ張らないことです。モールが曲がるだけならまだしも、ドアがべコベコになります。若い頃経験済みです…。

また、両面テープの粘着力を弱くしようとしてモールにドライヤーを当て引っ張ると、モールは簡単に凸凹になります。これも若い頃経験済みです…。
冬場の寒い時期は両面テープが固着していて剥がれ難い時にはドライヤーを多様しますが、モールに直接当てるのでは無く、モールの周り(今回はドア鋼板部)に当てて行います。ドアトリム(ドア内張り)が取れていれば、内側ドア内部からドライヤーでモール部分の裏側に当てるのが理想となります。

今回はモールを美しく外す事が最優先なので、モールには手を触れずに隙間からヘラを差し込んで両面テープを裂くようにしてモールを取り外します。

2005/08/23
 
jpg画像 VOLVO S80 フロントバンパー脱着 その2(img195.jpg) -195- VOLVO S80 フロントバンパー脱着 その2

相変わらずボルボはリベットが多様されています。DIYでは難関にもなる所です。

フロントバンパーはハンドルを目一杯切ればドリルが使えるのでまだいいのですが、リヤはタイヤが曲がらないので(当たり前ですが)、工具が入る隙間は5cm程しかありません。ドリルを使う場合はタイヤを外さなくてはなりません…。
どの道付ける時にもリベッター(リベットを打つ工具)が入る隙間では無いのでリヤタイヤは一度外さなければなりませんが、とりあえずはベルトサンダーで取り外します。
この時の注意点として、プラスチックに打ってあるリベットを外す際、ドリルでもベルトサンダーでも摩擦によってリベットの温度が上昇し、樹脂が溶けてしまいます。圧力が掛かった状態のリベットが高温になると、リベットの頭が取れる前に、その周りが完全に溶けて大穴が開いてしまったりします。こうなるともうリベットは付きません…。現行ジャガーのSタイプ(Xだったかも知れませんが)のフロントバンパーグリルを外す際にこれが置き易いです。
なので、片手に霧吹きを持って水を掛けながらリベットの温度が上昇しないようにしてリベットの頭を削り落とします。

2005/08/23
 
jpg画像 VOLVO S80 フロントバンパー脱着(img194.jpg) -194- VOLVO S80 フロントバンパー脱着

今回のご依頼は「樹脂素地むき出しの部分をボディと同様の艶々で同色に」です。
樹脂素地には細かい凸凹があるのでそのまま塗っても勿論ボディの様に艶々にはなりませんので、これらの下地処理も併せて行います(ので、結構大変です…)

とりあえずは各部品を外します。フロントバンパーはモールと目蔵蓋を外すとボルトが見えます(確か12ミリだったと思います)

2005/08/23
 
jpg画像 大変お待たせ致しました。(img193.jpg) -193- 大変お待たせ致しました。

夏季連休が明けて大変な事になっていましたが、ようやく日記アップです。お待たせして申し訳ございませんでした。

連休前に御来店頂きましたが既に一杯一杯だったので連休明けてから入庫のボルボS80です。各作業説明させて頂きます。

2005/08/23
 
jpg画像 塗料材料&副資材 小売販売(img192.jpg) -192- 塗料材料&副資材 小売販売

 最近は自宅にエアーコンプレッサーの設備を持っている方も増えてきたようで、塗装に関する工具や材料も多くの方にお買い上げいただいております。本日は「IWATA W100」を買っていかれた方もいらっしゃいます。バイクのカウルをウレタンクリアー&スプレーガンで吹くとの事です。上手く出来るように心より応援しております。

先日はアルファロメオの「ヌボラブルー」(3コートパール)を通販で買われた方もいらっしゃいました。ドアミラーカバーを塗るとの事です。綺麗に塗りあがると良いですね。

一般的に性能の良いクリアーは高価ではありますが、扱いは簡単だったりします。「レベリング性能」が良ければ肌が荒れずに美しい新車肌を作る事が出来たり、「耐タレ性能」が高ければ垂れ難かったりします。
缶スプレーに対して、スプレーガンは各調整が複雑になる分扱い難く感じたりはしますが、使いこなせるようになれば簡単に缶スプレー以上の仕上がりを得る事が出来ます(私的見解ですが…)。またコスト面でも缶スプレーの比ではありません。2液クリアーであれば必要量だけの作成で済みます。

各ボトルの商品名記載がマジックの手書きでみっとも無いので、今後オリジナルパッケージの作成を検討しております(時間、無いのですが・・・)

自家塗装は私も通ってきた道で、苦労も良く解ります。限られた条件での作業では限界がありますが、上手く出来た時の喜びも良く解ります。
「自動車塗装」は、数ある塗装の中でも「高機能塗装」との位置づけがあり、その仕上がりは非常に美しい物であります(これも私的見解ですが…)。自家塗装でも自動車やバイクに限らず、色んなものを塗ってみる事をお勧め致します。自家塗装でお困りの際にはお気軽に掲示板でご質問下さい。

2005/08/12
 
jpg画像 アルファ166完成〜出庫!(img191.jpg) -191- アルファ166完成〜出庫!

こちらも掲載が遅れてしまいました。申し訳御座いません。
当日はご足労頂き有難う御座いました。

本日は勤務中に外出する用事があった為、途中ついでにリンドバーグさん(世田谷の自動車専門本屋さん)に寄って色々と物色して来ましたが、アルファのコーナーに166はやはり少なかったですね・・・。(買った書籍は「ガレージのある家」と「Old timer」だったりしますが…)そんなマイナーな所もオーナー様お気に入りの事と思います。

この度は有難う御座いました。また忙しい合間に御来店頂き有難う御座いました。困った事が御座いましたらいつでもお気軽にご相談下さい。

2005/08/11
 
jpg画像 BMW R1150RT 出庫!(img190.jpg) -190- BMW R1150RT 出庫!

とっくに出庫してましたが・・・今更ながらですが完成画像です。先日はご足労頂き有難う御座いました。

バイクの場合、スタンドが無い状態で止まってしまうと倒れてしまい傷が付いてしまいます(極めて当たり前の事ですが・・・)
車体購入費が数百万円、倒れて傷が付いてしまい、それを直すとしても数万円、数十万円・・・。興味が無ければ人には中々理解し難い部分もあるとは思いますが、単なる「走る機械」では無いのは2輪車も4輪車も変わりありません。自動車に対する思い入れは特に男性の方に強いと思います。

良く聞く話では、オーナー様の連れ添いの方(奥様)からは「そんな傷にそんなお金を・・・」との声が多々あるそうですが(確かに理解し難いと思います・・・)、それを言ってしまうと数十万円するブランド物のバッグも同じと感じですし…。感覚・好きな事の対しての姿勢は各個人様々だと思います。実際私は板金塗装に従事しているにも関わらず、所有する自動車のフロントフェンダーからはパテが浮いて剥がれてたりしてます(私が直した箇所ではありません・・・。買った時には問題は起きていなかったのですが…)。自分の車を修理する時間があれば、お客様の自動車に手を掛けていた方が楽しかったりします…。

と、話がそれてしまいましたが、仕上がり喜んで頂けて何よりです。

今後も楽しいバイクライフをお過ごし下さい!応援しております!

2005/08/11
 
jpg画像 夏季休業日のお知らせ(img189.jpg) -189- 夏季休業日のお知らせ

当店HPにご訪問有難う御座います。

プロフィット夏季休業日は

■ 8月12日〜8月16日 ■

となっております。

その間、メール・掲示板・電話での対応が出来なくなります。何卒ご了承下さい。(休日出勤していれば対応出来る場合もあります)


画像は単なる使い回しです。すいません・・・。

今後とも宜しくお願い致します。

2005/08/11
 
jpg画像 ボルボ バンパー擦り傷修理(img188.jpg) -188- ボルボ バンパー擦り傷修理

こちらも大変お待たせ致しました。既に塗装まで完了しております。
こちらの車両、先日掲示板に投稿が御座いましたボルボで御座います。最後の投稿「とりあえず車持って行きます」の確認をしないまま、御来店頂き入庫となりました。ちょっとビックリしましたが、対応出来て良かったです。

明日中に乾燥硬化&磨きを完了する予定です。仕上がりも上々だと思います。
完成までもう少しです。楽しみにお待ち下さい。

2005/08/09
 
jpg画像 ZZRサイドカウル(img187.jpg) -187- ZZRサイドカウル

そしてサイドカウルのエグレ傷も修理です。パテはエポキシ系のプラスチックパーツ専用のパテになります。

明日本塗り予定となりますので、完成までもう少しです。予定ギリギリになってすいません。
仕上がり楽しみにお待ち下さい。

2005/08/09
 
jpg画像 ネジ穴部破損(img186.jpg) -186- ネジ穴部破損

良く見られる光景で、ネジ穴のある端っこの部分がもぎ取られてしまった損傷です。破片は無く、オーナー様自らエポキシ接着剤でのブリッジ補修を行っていましたが・・・この部分も溶着で補修です。

溶棒を溶かし込みながらどんどん盛っていけばそんなに難しい修理ではありません。と言うより、接着剤よりも早いスピードで、よりオリジナルに近い修理が可能だと思います。溶棒自体は3M社製の物なので(ABS棒)、溶解温度さえ気をつければ半田ゴテを使っての自家塗装のDIYでも活用は出来ると思います(ただし非常に悪臭を放ちます。慣れていても頭が痛くなります…)

2005/08/09
 
jpg画像 ZZR1200 アッパーカウル割れ部分(img185.jpg) -185- ZZR1200 アッパーカウル割れ部分

ウインカーの部分が割れてしまってはいますが、破片が残っていた事はありがたいです。
オーナー様がエポキシ接着剤で付けていましたが、今回の修理では「樹脂同士の溶着」を行うので、一旦取り外し、この破片とカウル本体側についている接着剤と旧塗膜を削り落とします。これらの不純物が残っていると溶着部の強度が落ちるので入念に行います。

溶着の作業手順としては、
@不純物の除去(塗膜・接着剤など)
A専用のコテを使い、表から点付け溶着&位置合わせ
B裏側から溶着開始(この時は表側に飛び出るくらいの溶け込み具合で行う)
C位置の再確認
D表から溶着。正規のラインより高い場所があればこの時補正
Eそのままコテを使って表面慣らし
F冷却後に表面研磨
Gラインが悪ければドライヤー(業務用)を使用してライン補正
H脱脂&プライマー塗布
Iエポキシパテ(高密着性&柔軟性のある物)
Jライン出し(#120〜#240で研磨)

となります。この後プライマーサフェーサーを塗布します。

溶着した部分は樹脂内に気泡が入り、最初の状態よりも強度は落ちます。それを補填する為に、溶棒(同樹脂(今回はABS))で裏側から肉盛りしたり、ファイバークロスと樹脂(エポキシ系)を貼ったりします。
このような柔らかい素材を修理する点で注意する事は、単に硬くするだけでは駄目な事です(私的見解ですが)。今後の転倒などで、カウルに高負荷が掛かると、柔らかい素材の中で硬くなった箇所には、力の逃げ道が無くなり簡単に割れたり折れたりします。自動車の社外製FRPフロントバンパーなどでは良く見られますが、ちょっとだけでも引っかかったりすると簡単に割れたり折れたりします。純正品のプラスチックバンパーは適度な柔軟性がある為、ちょっとぶつかっても、割れずに凹み自体が元に戻ったりもします(局部的な損傷は難しいですが…)。それと同じ事です。
なので、全体的に柔軟性のあるカウルの様な被塗物の場合で裏当てにファイバークロスを貼り付ける場合では、やはり樹脂にはエポキシ系の柔軟性のあるタイプが正解だと思います。ポリエステル系は作業性(乾燥性・コスト性)は良いのですが、柔軟性は非常に乏しい樹脂になります。
または最近は「シュワミックス」や「3Mオフホワイト」などの、非常に作業性が良い接着剤があるので、これとファイバークロスを併用したりする修理も好きです。今回のカウルを以前修理した時は、多分オフホワイトとファイバークロスの組み合わせだったと思います(この時は塗装カルテを作成していませんでしたのでちょっと不明です)

2005/08/09
 
jpg画像 大変お待たせしました!(img184.jpg) -184- 大変お待たせしました!

遅れましたが、お預かりしているZZR1200のカウル補修のご紹介です。
予定としては明日「本塗り」になりますが、これまでの作業内容を紹介致します。

損傷状態としては、左右に激しい擦り傷と数箇所の割れ、亀裂です。オーナー様自らエポキシ接着剤とアルミテープで補修してありましたが、あまりに損傷が酷くなったので今回のご依頼になりました。
実はこちらのカウル、およそ3年前くらいに私が修理させて頂いた物で、その時も大きな亀裂を修理させて頂きました。勿論塗装も合わせて行いました。
今回見せて頂いて良かったと思う事は、以前に修理した部分は割れずにいた事です。自分の修理方法は間違いでは無かったと、とりあえずは判断する事が出来ました。
・・・しかし全体的に損傷が大きいです・・・。こちらのオーナー様、スラロームか何かの競技をしている模様で、ある程度の転倒や損傷は普通に起こる、との事です(ちゃんと聞いていなくて曖昧ですいません…)

修理費用からして、新品への買い替えの方がお得かも知れないとお勧めしましたが、それでもご依頼頂けたのは本当にありがたい事です。なので新品に負けない仕上がりになるよう努力させて頂きます(下地は既に完了してたりしますが…)

2005/08/09
 
jpg画像 BMW R1150RT 本塗り完了!してます。(img183.jpg) -183- BMW R1150RT 本塗り完了!してます。

既に昨日塗装完了しておりました。掲載が遅れてすいません・・・。

作業途中の下地状況などもありますので、後日時間が取れた時に掲載させて頂きます。とにかく塗装は完了しております(少し疲れ気味な感がありスイマセン・・・仕上がりは上々と思われます(勿論私が塗っているのですが・・・))

そして問題の「調色」ですが、当初はカラーデータが無いと思っていましたが、スタンドックスウェブサイトよりの検索でありました!なので調色作業はかなり時間短縮する事が出来ました。これにより、見積もり内の「調色費」はカットになります。オーナー様にも喜んで頂けると思いますが、何よりこの忙しい時期に私も時間が短縮出来て良かったです。

やはりと言うか、連休前は各方面からのご依頼が詰まってしまい連日寝不足が続いております。が、一日一回の「本塗り」(出来ない事もありますが…)には極力集中力を大きくして作業しております。
日中電話に間に合わなく出られない場合もあるかも知れませんが、そんな時はしつこく鳴らしてみて下さい。塗装中は聞こえない場合(聞こえていても出られない)場合も御座います。ご迷惑お掛けして申し訳御座いません・・・。

それではBMW、明日組み付け予定となります!問題無ければ土曜日にお渡し出来ると思いますので仕上がり是非楽しみにお待ち下さい!

2005/08/05
 
jpg画像 特別ゲスト(img182.jpg) -182- 特別ゲスト

本日は(本日も)、知人の鈑金屋さん「ゴトー氏」に手伝いに来て頂きました。本日は「鈑金屋」では無く、「塗装屋」の仕事です。

こちらの車両は勿論一般顧客様の車両では無く、同業者さんから頼まれたお仕事です。なのでゴトー氏に塗って貰っています。仕事的には「下請け」のさらに下請けである「孫請け」になりますが、特にうちが貰うバックマージンはありません。その代わりうちの他の仕事を手伝って貰いました。
ゴトー氏は元々鈑金屋でありながら、塗装の技術も(特に下地)かなりのレベルにあるので、人の仕事を見るのは私の勉強にもなります。自分で工場を構えてしまうと、自分のレベルと同等以上の作業者の方の仕事を見る機会はどうしても少なくなってしまい、自分のレベルすら見失ってしまったりもしてしまいます
今回は不慣れなスタンドックスでの塗装だったので(彼の所の塗料はRMです」いつもの仕上がりにはならなかったようですが、彼もまた勉強になったと思います。こういう機会はお互い良い勉強になるので、今後も是非機会があればと思います(が、私は中々出られる時間が無いのでいつのことになるやらです…)

2005/08/03
 
jpg画像 現在考案中作品(img181.jpg) -181- 現在考案中作品

・・・今度こそ成功するの思ったのですが・・・。

と、既に2度目の失敗になってしまったランチアのヘッドカバー結晶塗装です。既に一ヶ月以上お待たせしてしまっています。大変申し訳御座いません…。

ご依頼内容がまた特殊で、

・オレンジの結晶塗装で
・アルミ地部分を「ゴールド」に

との事です。

この両者は確立出来たのですが、品質的にまだまだです。画像のようにゴールドには仕上がりましたが、未だお金を頂いて出来た仕上がりでは御座いません。またやり直しです。

しかし既に次の工程は出来あがっておりますので、次こそ成功させたいと思っております。お待たせして申し訳御座いませんが、何卒もう少々お待ち下さい。

2005/08/03
 
jpg画像 BMW R1150RT 作業進行状況(img180.jpg) -180- BMW R1150RT 作業進行状況

こちらも掲載が遅れて申し訳御座いません。と思ったら、本日の作業画像がありません!ちゃんと撮れていなかった様です・・・すいません・・・。
なのでおまけ画像的な物になります。アッパーカウルの裏です・・・。

しかし作業は順調に進んでおります。既に調色&下地処理を完了し、後日「本塗り」になります。こちらはちゃんと写真撮りますので是非お楽しみ下さい(すいません・・・)

勿論仕上がりも楽しみにお待ち下さい。

2005/08/03
 
jpg画像 アルファ166調色作業その2(img179.jpg) -179- アルファ166調色作業その2

左側がこんな感じです。テストピースの方がスカシが白いです。

これが実際にバンパーが付いてみて、どれくらい違うのかを判断してから磨き作業をしたいと思っています(早く確認しないと夢に出てきてしまうので…)

今回のような事は結構良くあります。「塗られた事が無い」車両の方が圧倒的に少ないが事実で、その時にちゃんと調色をして頂いていればそんなに悩む事は無いのですが、その時にいい加減な事をすると後で大変な思いをしてしまったりもします。
しかしこんな場合でも、ある程度のセオリーはあります。「運転席側寄りにあわせる」や「新車塗膜に合わせる」などなどです。どれがもっとも良いのかの判断を決めるのは作業者任せになるところもありますが、どんな事も、まるで何も無かった様に日々の作業がスムーズに進む事が大切だと思います。苦労話や愚痴を言うのは簡単ですが、それでは何も解決はしませんので…。

2005/08/03
 
jpg画像 アルファ166調色作業(img178.jpg) -178- アルファ166調色作業

大変お待たせ致しました。166は本日塗装完了しております。
後日組み付けのうえ、磨きになります。通常はこの逆で、磨いてから組み付けますが、少々不安な面があります。

今回のシルバー色のデータ構成自体は単純なのですが、作ってみて全然色が違います・・・。理由は、今回塗装するリヤバンパーに隣接するパネル「クォーターパネル」に塗装歴がある事です。それだけならまだしも、反対側のクォーターパネルも色が違います…。

ちょっと複雑なので箇条書きにします。

・損傷部はバンパー左側と真ん中部。右側は損傷無し。
・バンパー自体塗装歴があり、良い仕上がりでは無いので一本塗りなおしたい(カラーベースも塗りたい)
・バンパー自体、元々隣接パネル(両クォーターパネル)と色が合っていない。
・調色(比色)するパネルは、クォーターパネルだが、左右どちらかと言うと、セオリーでは「運転席側」オーナー様が見る機会が圧倒的に多い為。
・しかし損傷修理依頼は左側。
・しかし左右の色(特にスカシ)が違い過ぎます・・・。
・なので、右寄りにあわせつつ、左側にも配慮しての調色

と、なります。

バンパーが取り付いた状態ではある程度の角度が付くので色違いは解りにくいのですが、付いてみないと判断付けきれない所もあります(それくらい左右クォーターで色が違います・・・)

その他、良く拝見させて頂き色々と解った事がありますので、御来店時に説明させて頂きます。
バンパーの仕上がり自体は綺麗に塗りあがっておりますので仕上がり楽しみにお待ち下さい!(色も大丈夫だと思います(毎度の事ながら、言い切らなくてすいません))

2005/08/03
 
jpg画像 ランチア ガラス磨き(img177.jpg) -177- ランチア ガラス磨き

先日のボディポリッシュの続きで、最終的に染みの取れなかったフロントガラスの磨きはガラス専門業者さんにご依頼しての作業になります。横浜界隈の同業者さんであればこの方が誰だかご存知の方も居るのでは無いでしょうか?ガラス関係については信用出来るお方です。

しかし今回ガラスについた「染み」ですが、かなりひどい状態になっていたようで、作業者の方も「こんなにしつこい染みは初めてですよ。どーしてこんなになっちゃったんでしょう・・・」と、口では悲観的な事を言いつつも全身汗だくなりながらしつこくがんばって頂きました。流石です。
ガラス屋さん曰く、「ガラスは汚れ難いですが、一旦付くと簡単には取れません」との事で、「完全を求めるならばガラス交換しか無い」とは良いつつも、およそ3時間掛けて磨いて貰った結果、最初よりはかなり良い状態にして頂きました。

使用しているポリッシャーは私が使っているタイプの物と同じですが、バフ部にはガラス研磨専用のアタッチメントと専用のコンパウンドを使用しています。先日日記に「ガラス専用のコンパウンドがあるらしい」と記載した後に、オートサプライヤーさん(塗料屋さんです)から直ぐに情報が来ましたが、それと全く同じ物(アタッチメント)です。専用の研磨剤としての「セリウム粉」ですが、ガラス屋さんは希釈済みのチューブタイプを使用していました。今度うちも導入したいですね。酒井さん、チューブタイプの物あります?急いでおりませんので、後日見積もりお願い致します(ついでに記載してしまってすいません…)

それでは後日御来店お待ちしております。仕上がり楽しみにお待ち下さい!

2005/07/31
 
jpg画像 アルファロメオ166 入庫(img176.jpg) -176- アルファロメオ166 入庫

こちらは週末に入庫の希少(?)アルファ166です。
先日は御来店有難う御座いました。無事ご帰宅出来たでしょうか?

リヤバンパーサイドに10cm弱の擦り傷と、真後ろの部分に3cm幅の凹み&傷の修理になりますが、クイックスポットを同一パネルで二箇所行うのであれば、それに追加費用が掛かってもバンパー一本塗ってしまった方が良いと判断し、オーナー様にも納得して頂きました。なので傷は小さいですがバンパー一本外しての塗装になります(プロフィットスタンダードになります)

しかし大きな決め手となったのは、「ナンバープレート裏の塗装がガサガサ」です。以前の修理で、ナンバープレートをバンパーに付けたまま塗装されたらしく、ナンバーの裏の隙間に塗料が入らずにクリアーが粉を吹いたような肌になっています…。
オーナー様も気付かなかったとの事で、購入前に補修されたと思われますが、バンパー全体の肌も悪いです。まさかバンパー付けたまま一本塗られているのでしょうか…。これはバンパー外してみれば解るので後日検証&報告致します。

ちなみに本日(日曜日)は出社しております。現在大物の塗装(レンジローバーボンネット&側面4パネル)がようやく終わり、焼いている(乾燥させている)ところです。
本来であれば昨日中に塗装完了する筈だったのですが、知人の鈑金屋さんの所にお邪魔する予定だったので早めに(と言っても10時過ぎですが…)あがってしまいました。うちも仕事が終わるのはいつも遅いですが、その鈑金屋さんも遅いですね。夜中の2時に塗装中、なんて事も良くあるそうです…。
うちもそうですが、現場から雑務まで全てをこなす小さな工場の人間は日中やる事が多いです。保険会社との連絡や見積もり、電話&来店対応、外出などなど、世の中が動いている日中は作業に集中出来る時間が限られてしまいます。なので外看板には「完全予約制」とまで記載しています。元々現場人間なので(勿論今もそうですが…)お預かりして作業をしている仕事を最優先としています。しかしそれでも日中は業者さんなどからの電話が多いので、最も集中したい作業の「本塗り」には夜から始まる事が殆どです。どうしても「夜行型」になってしまいます。

と、そんな感じなのでこちらのアルファのバンパー本塗り予定は水曜日の夜辺りになりそうです。完成まで今しばらくお待ち下さい!

2005/07/31
 
jpg画像 大変お待たせしました。(img175.jpg) -175- 大変お待たせしました。

お盆の連休前とあって、各業者様からの入庫が激しく(納期も激しく…)超多忙な一週間でした…。
日記も遅れてしまいましたが、各作業は順調に進んでおります。

本日ランチアデルタのポリッシュ&コーティングは終了致しました。やはりと言うか、チューンされたイタリアで外装も全塗装されたと思われる塗膜は、多量のゴミと各部タレっぱなし、などなど、仕上がりの良いものではありませんでしたが、走りがメインの車両であるのでこれはこれで良いと思います。しかし今回のポリッシュで一皮剥けて綺麗な状態になったと思います。

問題の起きていた塗膜の染みは、塗膜表面を一皮剥く事で取り除けましたが、ガラスに付いていた染みは取れる気配がありません。こちらもコンパウンド&バフ掛けを行いましたが、どうしても取れません。ガラス素材が変質してしまったのでしょうか・・・???
以前勤めていた時に、社内に居たガラス屋さんが持っていたガラス専用のコンパウンドであれば取れるかも知れませんが、聞いた話ではダイヤモンド粉末混合で非常に高い、との事です・・・。本当にダイヤモンドの粉末が入っているのでしょうか…。
とりあえず、明日ガラス屋さんに聞いてみようと思います。

その他の作業では、BMW RT1150は各部傷の修正が終わり、サフェーサーの塗布が完了し、現在乾燥中になります。

ランチアのヘッドカバー結晶塗装(オレンジ&研磨部ゴールド仕様)もついに完成間近です。失敗を繰り返しましたが、今回は上手く出来たと思います。

どちらも後日紹介させて頂きますのでもう少々お待ち下さい。

2005/07/29
 
jpg画像 デルタ修理内容(img174.jpg) -174- デルタ修理内容

さて、本題のご依頼内容ですが、今回はボディ全体のポリッシュです。

ガレージに保管していた所、久しぶりに車両を覗いたら、コンクリートの天井から垂れてきた水により塗膜表面に変な染みが出来てしまったとの事です。
ちょっと磨いた感じでは、酸性の被害とは違い塗膜表面だけの染みなのでそんなに磨き込まなくても大丈夫そうです。また新車塗膜では無かった事も幸いだと思います(デルタの新車塗膜はけっこキツイので…)
スタートはハード1のウールバフ掛けで、全体的にはハード1のスポンジバフ仕上げで十分だと思います。今後は車体カバーを被せるとの事なので、コーティングに重点を置いての作業になります。

本日(土曜日)は車両が2台出庫し(内一台はレンジのオールペンで、かなりハードな一週間でしたが…)、この調子なら来週は工場内が空く(暇になる)かな、と思っていましたが、こちらのデルタとその他業者さんからのご依頼で(本日4件確定・・・)結局来週もハードになりそうです。
人手を増やしたいとも思いますが、作業を任せられる人は中々居ません。そう言う人は簡単に職場を移ったりはしないものですし。難しいですね…。もう少し労働時間を少なくしたいですね…(かと言って仕事は好きなので日々全然辛くは無いのですが、体が壊れたりするのは困りますし…)

2005/07/24
 
jpg画像 ランチアデルタ入庫!(img173.jpg) -173- ランチアデルタ入庫!

こちらは以前都筑店にて、ランチアストラトスのホイール塗装でお世話になりました方からのご依頼で、今回はデルタで登場です(ホイール塗装した時はまだ日記始めていなかったと思うので掲載はしていません)

しかしデルタと言っても、何かちょっと違う模様です。ご存知の方はこちらの車両知っているのではないでしょうか?
本日びっくりした事では、夜当店を通り掛かった赤のデルタが今にも止まりそうな感じでこちらの車両に見入っていました(と言うより、止まっていましたが)。そんなに珍しい車両なのでしょうか(良く解っておりません。すいません…)

オーナー様曰く、イタリアでチューンされて日本に入ってきた4台の内の1台との事ですが、その内一台は既に崖から落ちたそうです(通りすがりの赤デルタはその車両と勘違いしてたのでしょうか・・・?(失言すいません…))

それにしても乗り難いですね…。事前に伺ってはおりましたが、運転席に座るだけでも一苦労です(ロールバーの為)。子供用のジャングルジムの中に入る様な感覚でした(大人用のジャングルジムがあるかどうかは不明ですが・・・)

2005/07/24
 
jpg画像 BMW R1150RT 部品取り外し完了(img172.jpg) -172- BMW R1150RT 部品取り外し完了

カウルが無くなると一気にボリュームが無くなってしまいました・・・。が、フェーエルタンクは流石BMW,大きいですね。何リットル入るのでしょうか?

バイクの場合、似たようなネジでも微妙に長さの違う物が同じ様な箇所に使われている事が多いです。特にビスの数が多いBMWの場合、各部品ごとに分けて、さらにメモをとっておかないと、組み付ける時に各ビスの元の箇所が解らなくなる場合があります。それでも付いてしまってしまったりするのですが、それは非常に嫌いです。なので解らなくなりそうなビスには一本づつメモを貼り付けたりします。組み付け時は塗膜に手を触れない様に気を使いながら、さらにネジの箇所を探しながらなんて非常に疲れてしまいますし、無意味な時間が多くなります。


本日はわざわざ部品を持って来て頂き有難う御座いました。
手を付けたのは早かったのですが、完成まではまだ時間が掛かると思いますので、せめて仕上がりまでの時間をこちらのプロフィット日記でお楽しみ頂ければ幸いです。
しかしもう3時ですか・・・一日は短いですね…

2005/07/24
 
jpg画像 BMW R1150RT 入庫!(img171.jpg) -171- BMW R1150RT 入庫!

本日はご足労有難う御座いました。雨が降らなくて本当に良かったです。

今回のご依頼では、アッパーカウルやサイドカウル等の傷修理&塗装です。
当初は車体を購入したディーラーさんで修理する予定で、見積もりを出して貰った所、非常に高い見積もりが提示されたとの事で、当店に御来店頂きました。私もその見積書見せて頂きましたが、正直なところ作業する立場からすると非常に羨ましい金額でした…。が、プロフィット本業は4輪自動車の車体修理業で、「二輪車は場所を取らないので手の空いた時に行う」なんて趣味的なところもあるので、納期は非常に長めに頂く代わりに見積もりは4輪車に比べ比較的安めにする事にしています。が、アッパーカウル脱着で3万数千円(正確な値忘れました…)近く頂けるのであれば自社ビルが建ちそうですね…ヨダレが出そうです。

極めて個人的な見解では、2輪車だけ塗装を行っていると「本塗り」の技術的レベルが落ちてしまうと思われます(極めて私的感覚です)
二輪車の場合、各部品を分解してしまうと、単体のパーツは極めて小さくなります。今回のBMWはサイドカウルは非常に大きいですが、4輪車の部品に比べてみればドア一枚程度の大きさです。バイク部品は形状が複雑でトリッキーなスプレーさばきが必要だったりはしますが、一見簡単そうに見える4輪車のフラットなボンネットに均一な新車肌を作る事に比べれば、比較的に理想の肌には近づける事は出来ると思います。(かといって現状4輪車の仕上がりに不満を持ってお渡ししている訳ではありませんのでご安心下さい)

また私的な見解では、塗装屋の寿命は短いと思っています。目が見えなくなったり気持ちがだらけてしまうと、それはそのまま仕上がりに大きく影響されてしまいます。仕上がりのレベルは自分では気付かない内に落ちていたりもすると思います。特に広範囲な塗装になればなるほど、集中力や体力の低下により品質は落ちてしまいがちです。そうなったら4輪車の塗装は引退して、バイクの塗装専門で生活しようかな、なんて事も思ったりしましたが、そんなに塗装は甘くは無いのも解っています。難しいですね・・・。

と、話がそれてしまいましたが、本日既に各部品の分解は完了しております。来週より下地工程に移りますが、本業の4輪車が忙しくなってしまった模様です・・・。

2005/07/24
 
jpg画像 プジョー307 出庫!(img170.jpg) -170- プジョー307 出庫!

といっても、先週末に出庫したのですが・・・。掲載が遅れてすいませんでした。先日はご足労有難う御座いました。

元々関西にいらっしゃった方で、最近転勤により横浜近辺に引越しされたとの事でしたが、それでも愛車をこっちまで持ってこられたのであれば、やはり愛着は強いと思います。全体的に見ても非常に綺麗な状態で、車を大切にしている事も良く解ります。

まだ不慣れな土地で、運転も気を使う事と思いますが、事故の無い様に気をつけて下さいね(といっても、今回の修理箇所は気をつけていてもぶつけてしまう箇所なんですよね・・・)

この度は有難う御座いました。是非今後とも楽しいカーライフをお過ごし下さい。

2005/07/21
 
jpg画像 おまけ画像(img169.jpg) -169- おまけ画像

本日はこんな感じで終了しております。
明日、各部品の組み付けになります。

サイドステップカバーが付いている内部の箇所は通常見えませんが、結構泥が溜まっていたりします。そのまま部品組みつけてもオーナー様は知る由もありませんが、そのまま付ける事は気持ちが悪いです。なので綺麗に掃除しておきます(これはいつものことですが)

やれば数分で終わる簡単な事なのですが、この様な事に気を使ってくれる作業者の方は少なかったりします。しかし今回このアルファの鈑金を担当してくれたゴトー氏も、こんな場合には普通に掃除してから部品を組み付けます。「部品を組み付ける時に雑巾とバケツを用意しておけば作業が完了した時に掃除する必要は無いでしょ?」と普通に言います。お客様の顔を見なくても、こんな事が当たり前の様に出来る人じゃないと私も作業を任せられません。同業者として非常に尊敬しております。

いずれこの方と一緒に仕事が出来れば、もっと楽しく、そして良い仕事が出来るのでは無いかと思っているのですが・・・(既に計画中ですが)

今度彼の会社(工場)も紹介させていただく予定です。是非楽しみにお待ち下さい(同業者としてはかなり楽しい工場です)

仕上がりも楽しみにお待ち下さい。

2005/07/21
 
jpg画像 Alfaromeo spider 塗装完了!(昨日の事ですが…)(img168.jpg) -168- Alfaromeo spider 塗装完了!(昨日の事ですが…)

無事完了しております。本日も綺麗に塗れたと思います。

先日掲示板でも記載しましたが、自動車塗装では「失敗したら塗りなおせば良い」的な考えでの「再塗装」は、車に対してのダメージは大きくなります。逆に「失敗」や「仕上がり」のレベルを自分本位に考え、「これ以上は無理」などと自ら天井を決めての悪い仕上がりで終わらせてしまうのも大きな問題です。
大事な事は「一回で終わらせる」為に、下地やその他塗装前での作業で出来る限り努力をし、毎回一定基準以上の安定した仕上がりにする事です。これが結構難しかったりします。

塗装を始めて2年くらいの頃(勤め人の頃です)、まだ本塗り自体が不慣れな時に、自分の担当したボンネット単体の塗装で7回塗りなおした経験があります。「7回」です(5回目に総剥離)。しかも最後の塗装は上司の方(所謂「親方」ですが、そう呼ぶ環境ではありませんでしたので)に塗ってもらう始末でした・・・。
普通ありえない事ですが、まだ未熟だったにも関わらず、その日から会社の方針で1から10まで全ての工程を各個人で担当しなければならない状況になった為に起きた事です。
勿論このボンネットのオーナー様は知る由もありません・・・。
会社の方針ではありましたが、自分ひとりでは作業が完結も出来なく、非常に悔しい思いをした記憶が今も残ります。
そんな事もあって、うちのHPでは各作業を出来る限りオープンにし、日々の作業もオーナー様が解り易い様に「日記」として掲載させて頂いております。逆にこれが良いプレッシャーとなり、仕上がりにも反映されていることになっているとも思います。

話はそれましたが、予定通りの日時にお渡し出来ると思いますので(まだ全ての作業が完了しておりませんので言い切れません、すいません)仕上がり楽しみにお待ち下さい!

2005/07/21
 
jpg画像 大変お待たせ致しました。(img167.jpg) -167- 大変お待たせ致しました。

ちょっと間が空いてしまいましたが、スパイダーは本日無事ポリッシュも終了し、明日組み付け&完成予定となります。

今回の修理で難しかった事は、やはり調色です。と言っても普通であれば普通に出来た筈なのですが、どうにも以前の補修でドアパネル内でベースコートのボカシを行っている模様です。ドア前方の方と、ドア後方の方で色味が違います。恐らくフロントフェンダーとドアを同時に塗装したと思われます(クォーターパネルとは色が違います)

今回はドアとクォーターを一緒に塗るため、この辺りでの調整が難しかったです。もう少しちゃんと色を合わせてくれていれば・・・です。
ちなみに今回発覚しましたが、その時の塗装ではアウターハンドルも外さずにマスキングで塗っていた模様です。そんなに手間では無いのに・・・です。
またクォーターパネルには「タレ」の跡も発生していました。タレた箇所を研いで平滑にした後に、その箇所のクリアーが痩せて、タレた跡が痩せて凹んだ模様になっていました。オーナー様もお気づきだったのでは無いでしょうか。せめてちゃんと焼いていれば(乾燥硬化させていれば)・・・です。

と、少々問題が発生していましたが、今回の修理でどれも払拭出来たと思います。ドアエッジ部分の塗装が剥がれて錆ていた箇所もついでに処理しておきました(これは普通に行う事ですが)

完成が待ち遠しいですね(私が言うのもなんですが・・・)

2005/07/21
 
jpg画像 スパイダー鈑金工程終了(img166.jpg) -166- スパイダー鈑金工程終了

本日鈑金終了しました。既にプライマー、サフェーサーも完了しております。

ドアパネルは損傷が無いように思えましたが、隣に止まった車のドアが当って出来た様なエクボが多数あったので、こちらはデントリペアで対応します。全てのエクボをサフェーサーで対応してしまうと、ベースコートを塗布する部分が隣接パネルのフロントフェンダーに近くなってしまい、ベースコートを暈かす範囲が無くなってしまいます。狭い範囲で無理に「ボカシ」を行うと、ムラっぽくなったり、色が余計に飛んで隣接パネルとの色違いが発生してしまいます。こんな時にはデントリペアが非常に役立ちます。
と言っても、私のレベル的に処理出来るのエクボは小さな物くらいですが、「塗装」を行う事を前提にすれば完全にエクボを取り切らなくても解らなくする事は可能です。旧塗膜のクリアー層(およそ50ミクロン)の範囲まで凹みを処理する事が出来れば、その部分を「研ぎ」によって平滑にする事で解らなくする事が可能です。研ぎつけているのはクリアー層だけなので、その部分にベースコートの塗布を行わなくても問題無く、全体的にクリアーを塗ることによって膜厚は補填される事になります。

保険修理の為、特に今回の事故とは関係ない場所ですが、そのまま塗る訳には行きませんので出来る限りの事は一つ一つ行って進んでおります。まだ時間が掛かりそうですが、仕上がりまでもう少々お待ち下さい(予定通りには進んでおりますのでご安心下さい)

2005/07/16
 
jpg画像 予定変更です。(img165.jpg) -165- 予定変更です。

本日午前の予定としては、プジョー307のインナー部分の塗装を行うつもりでありましたが、予定を変更してホイールを先に塗装致します。
現在11:20、ベースコートが終了し、クリアーまでのフラッシュオフタイム(塗装間途中乾燥)を利用してリアルタイムでの掲載になります。雨が降りそうな天気ですが、暑さが苦手な私としては過ごし易い一日になりそうです。

ホイールの塗色は勿論ボディとは全然違う塗色になります。かといってカラーデータは存在しません。目調色による塗料作成になります(いつもの事ですが)
ポルシェのホイール色としてのシルバーはカラーデータが存在します。が、それ以外は殆どデータはありません。なので先日のアウディTTのホイールの様に「色違い」による問題が発生したりします。

今回のプジョーのホイール色は、かなり荒めのメタリックで構成され、スカシの明度は高くなっています。恐らく下地のプライマー色の白系が透けた感じになっている物と思われます。

それではこれよりクリアーの塗装に入ります。それが終了したら昼食ですね。

仕上がり楽しみにお待ち下さい!

2005/07/14
 
jpg画像 アルファロメオ スパイダー 鈑金作業(img164.jpg) -164- アルファロメオ スパイダー 鈑金作業

鈑金中のゴトー氏(35)です。
仕事中は話掛けても中々対応してくれませんが、仕事が終わって材料や作業についての話を始めると明け方になる事も良くあります。

他の会社の人が使っている工具や材料、作業方法などを見る機会があると色々勉強になります。どうしても少人数での環境だと「自分本位」な傾向が強くなってしまいがちです(最も恐ろしい事です)なので今回の様に一緒に仕事が出来るとお互い色々と勉強になるところがあります。

今回は鋼板の叩きのみ手伝ってもらいました。後日パテ作業は私の担当になります。現在は鋼板にレッドブラウン(スタンドックス防錆塗料)が塗布された状態なので鉄板表面が酸化(錆の発生)する事は御座いませんのでご安心下さい。

後日また作業進行掲載させて頂きますので完成まで楽しみにお待ちください。

2005/07/14
 
jpg画像 アルファロメオ スパイダー入庫しています(img163.jpg) -163- アルファロメオ スパイダー入庫しています

先日はご足労有難う御座いました。今回のご依頼は車両保険での修理になり、昨日保険アジャスターさんの立会いも終了したので、本日から作業開始になります。

損傷箇所は左クォーター下部で、結構凹んでいます…。
鈑金担当は前記に登場した「ゴトー氏」になります。まだ自分の会社が暇なんだそうで(腕が悪いわけで仕事が無い訳ではありませんのでご安心下さい)またまた手伝いに来て頂きました。非常に助かります(現在こちらでは大きな塗装を抱えているので…。ちなみに業者さんからのお仕事なので紹介は出来ませんが…)

続きます。

2005/07/14
 
jpg画像 おまけ画像(プジョー)(img162.jpg) -162- おまけ画像(プジョー)

この307に限らず、クォーターパネルにはラインを出すのが難しい「3次元逆アール」が多いです。このラインを綺麗に出すのに昔は結構苦労しました。難しい反面、綺麗に出す事が出来た時は(勿論出るまでやります)非常にうれしいので今は好きです。

日記内、前記に掲載した「ウォッシュプライマー塗布」での画像で、サフェーサーの様な白い塗膜は「スプレーパテ」です。ポリエステルパテをスプレーガンで行う、スタンドック社製の物で、今回の様な難しいライン形成には非常に重宝します。
「あとちょっとでラインが出る」場合に、再度ヘラでのパテ付けでは、そのヘラ目によって、美しいラインを作るのには妨げになったりします。スプレーでの塗布であれば、ラインを崩さすに全体的に均一にパテを盛る事が出来ます。微妙なライン形成には必要不可欠な材料となっています。

実は本日も、知人の鈑金屋さんに別件で手伝いに来て頂き、プジョーの仕上がりも見てもらいましたが(プジョーのライン形成最終仕上げは私が行ったので)、お褒めのお言葉頂きましたので仕上がり楽しみにお待ち下さい。

この鈑金屋さん、私が昔アルバイトに行っていた鈑金塗装屋さんで知り合ったのですが、私よりも半年くらい早めに独立し、塗装は独学で勉強しました。通常「独学」で覚えた事は自分本位の「我流」になりがちですが、この方はそうではありません。既に私の周りの塗装屋さんのレベルを抜いてしまっています。彼の店の使用塗料は「RM」で、RM社の中でも彼の事は結構有名です。
また普通とちょっと違う事では、やはり「見えない箇所」についても非常に考えて手を尽くして作業を行う事です。「異種金属の接触によるイオン化傾向での腐食進行は」とか「火の入った箇所の処理はサンドブラストかリン酸どちらが有効か」「レッドブラウンとエポキシサフェーサー、この場合の用途としてはどっちが良いか」などなど、作業者ではマニアックな話が通じる唯一の人です(作業者以外ではうちに来てくれるオートサプライヤーの方もそうですが…)

後日彼の工場もこちらの日記に掲載させて頂く予定です。是非是非楽しみにお待ち下さい。


2005/07/14
 
jpg画像 プジョー ルーフサイド途中でクリアーをぼかした理由(img161.jpg) -161- プジョー ルーフサイド途中でクリアーをぼかした理由

黄色の丸印がついた箇所は、リヤドアのピラー部分に張ってある黒シールの上部分ですが、どうにもカットの仕方が(恐らく新車時です)波打ってます…。
私的には、これに合わせてマスキングをして塗装する気にはならなかったので、この手前でクリアーをボカし、それと平行してあるルーフサイドパネルも同じ箇所でクリアーをぼかしました。反射率の高いシルバーではクリアーのボカシ目は殆ど解らなく出来るので、デメリットをメリットが超えた結果の作業になりました(費用も含めて、ですね)

しかしこのガタガタ、どうやったらこんなカットの仕方に出来るのか逆に不思議です…。本国での作業でしょうか…。

2005/07/14
 
jpg画像 プジョー307塗装完了(img160.jpg) -160- プジョー307塗装完了

大変お待たせ致しました。プジョーついに塗装完了です。

当初はルーフサイドパネル(クォーターパネルからフロントピラーまで続く部分)も塗装する予定でしたが(これがプロフィットスタンダードです)、ちょっと気になる部分を発見したので途中でクリアーをぼかす事にしました。仕上がり的にはこちらの方が良いと判断したので作業を変更しましたが、費用に関してもこれにより若干抑えられました。後日再計算した見積もり金額をお知らせしますのでこちらも楽しみにお待ち下さい。

明日の予定としては、ドアを開けた内側を塗って再度全体を焼きます(強制乾燥します)。
その後アルミホイールの塗装で、塗装工程は全て完了となります。アルミホイールは既に下地も完了し、色も出来ていますので問題無くスムーズに進行する事と思いますので、車両お渡しは予定通り週末で問題無いと思われます(まだ完了はしておりませんので言い切れなくてすいません…)

外板パネルと、ドアを開けた内側の部位の塗装をわざわざ分けて塗るには勿論意味があります。内側を一緒に塗る場合、ドアを完全に閉められなくなるのでクォーターパネルとドアとの肌違いが生じる恐れがあります。またゴミの付き方も非常に変わってきます。また先に内側を塗るよりも、後から内側を塗る方が「クリアーの切れ目」での仕上がりが全然良くなりますし、何より外側を塗る時にスプレーガンの方向などに気を使わなくて良いので(連続パネルの塗装では結構気を使う所です)外板パネルの塗装により集中して作業出来ます。二度手間にはなりますが、何より仕上がり重視での結果、このような作業になります。

続きます。

2005/07/14
 
jpg画像 こんな感じです(BMW745)(img159.jpg) -159- こんな感じです(BMW745)

いつも思うのですが、車が完成して工場から出庫するのは少々寂しいです。なので自分で掲載している日記を読み返すのは結構楽しかったりします。「塗装カルテ」もそうですね。

それでは御来店お待ちしております。仕上がりも楽しみにお待ち下さい。

2005/07/14
 
jpg画像 BMW745入庫(img158.jpg) -158- BMW745入庫

掲載が遅れてすいませんでした。
既にメールにて連絡しておりますが、作業方は完了しております。

バンパー下部に10cm程度の擦り傷だけでしたが、運良く(失言すいません)塗膜はエグれていなかったのでポリッシュだけで対応出来ました。塗らなくて済むのであれば、塗らない方が車にとっては良い事です。
厳密に言うと、完全には除去出来ませんでしたが(恐らく樹脂素地が少し凹んでいる様な感じです。)、見た目的には問題無いレベルに仕上がっていると思います。「10cm以上離れて見れば解らない」と言ったレベルです。

2005/07/14
 
jpg画像 プジョー307修理状況(img157.jpg) -157- プジョー307修理状況

随分飛びますが、本日塗装予定となっております。
画像は板金が終了した状態に、ウォッシュプライマーを塗布(鋼板が露出した部分のみ)、そしてこの後にプライマーサフェーサーを塗布します。
直ぐにプライマーサフェーサーが塗布出来ない状態の時は、とりあえず露出した鋼板面にウォッシュプライマーを塗布しておきます。塗布後、24時間以内であればプライマーサフェーサーもしくは上塗りはこのまま密着します(DUPONTマニュアル記載)。梅雨の時期に関わらず、空気と湿気さえあれば金属の酸化は目で見えなくても進行してしまいますので極力早い対応が必要となります。

昼休憩が終わってしまったので続きはまた掲載しますね。

2005/07/13
 
jpg画像 コルベット出庫(遅れてのご紹介)(img156.jpg) -156- コルベット出庫(遅れてのご紹介)

既に飛び出していきましたが、完成出庫前の画像です。

オーナー様、日々お忙しい模様でしたがご足労有難う御座いました。
仕上がりも喜んで頂けて何よりです。

今回の修理内容として、サイドステップの交換でしたが、国内最後の部品だったとの事でお客様自ら先に購入されました。修理するにあたって部品発送先を当店にして頂き作業もスムーズに行われました。前回のルノールーテシアのFRPボンネットもそうでしたが、このように部品をお客様が持ち込んでのご依頼は歓迎です。最近はネットオークションなどでも良品が安価に手に入り易いので良い事です(補修暦がある場合は逆に使い物にならばい場合もあり怖い事でもありますが…)

この度は有難う御座いました。お仕事もがんばってください!

2005/07/10
 
jpg画像 プジョーも進行しております。(img155.jpg) -155- プジョーも進行しております。

お待たせしてすいません。プジョーも着々と作業進行しております。ご安心下さい。

既にパテ作業も終盤を迎え、微妙なライン形成の作業に進んでおります。

同時進行で、私の担当はアルミホイールの傷修正と、バンパーの傷を先にサフェーサーを塗布しました。

アルミホイールの塗装としては、大きく分けて二種類の作業があります。1つは、ホイールからタイヤを外して、裏から表まで一本塗ります。タイヤを脱着するので、タイヤ屋さんに外してもらう外注作業と、バランス取りの作業があるのでその分コストが上がりますが、タイヤを外さなくてもこの程度であれば仕上がり良く出来ます。今回はこちらの作業で行います。

作業の手順としては

@ホイール脱着
Aホイール&タイヤ洗浄
B乾燥
Cエアー抜き(完全に抜きます)
Dホイールリムの部分の隙間を少し広げます
Eタイヤ側面脱脂
Fガムテープ貼り付け
G傷部研磨&パテ処理
Hマスキング
Iサフェーサー塗布
Jサフェーサー研磨&全体足付け処理(水研ぎ)
K乾燥
Lマスキング
M本塗り
N強制乾燥硬化
Oポリッシュ(必要であれば)
Pタイヤ&ホイール装着(トルクレンチ使用)
Qロードテスト走行
Rホイール増す締め(トルクレンチ使用)

となります。項目にすると結構ありますね・・・。

注意点は、タイヤのリム部分を落とさない(外さない)事です。タイヤを装着したまま、リム部分を落としてしまうとそこからタイヤ内部に水が入ってしまいます。リム部分を落とさなければ水は内部に入ることはありません。入ってしまうと永遠バランスの取れないタイヤになってしまいます…。そうなるとタイヤを外して中の水を完全に抜かないとバランスは取れません。実は結構良く聞く話です…。

タイヤ内のエアーを抜くことで、リム部分の隙間は結構広がります。その奥まで塗装処理をして、再度エアーを入れるとこの隙間はまた狭くなります。塗装の見切り部分は見えなくなります。なのでリムの損傷があまりに酷くなければタイヤを外さなくとも仕上がり良くホイールは塗装する事が出来ます。

リムの削れた部分もありますが、こちらの修正はパテで行います。タイヤが付いていなければアルミ溶接により肉盛り&研磨で「純正なアルミリムの再生」も可能ですが、現在使用しているパテではアルミへも十分な密着性があるので、通常使用でパテが取れるなんて事はありません(言い切れる事ではありませんが今まで皆無です)
アルミ溶接ではその使用温度からアルミの「焼け」が生じる為、最近ではホイール修正専門の業者さんでも広くパテの使用が行われているとの事です(知り合いのタイヤ屋さんに聞いた話ですが)

そういえば、今入庫中のアウディTTもホイールの塗装でのご依頼ですが(既に塗装済みで明日出庫予定です)、実はこのご依頼はホイールの再塗装でのご依頼になります。既に他店(ホイール修正専門店)で塗装を行われたホイールを、当店にて修正します。
アウディのホイールは何回か塗装経験がありますが、今回のホイールはメタリック感が強く、ギラギラとする荒めの粒子が多用されています。なのに塗装されたものはシットリとした細かいシルバーで塗られて、色味も全然違います。ご依頼を受けたのはタイヤ屋さんからなのですが、どうにも急いでいるとの事で結構短納期での作業だったとの事ですが、クリアーもザラザラでまるでお金を頂いて行った仕事には見えません…。時間的にも結果的には全体的には長くなってしまいました。そのしわ寄せが…うちに…。

と、忙しい一週間でしたが、来週はプジョーに専念出来ます。
お預かりして手付かずだったランチアデルタのヘッドカバー塗装もつい開始です。

プジョーは袋状の箇所での鈑金修正ですが、上手いこと良い穴を見つけたのでそこから内部の防錆処理が可能となりました。お陰でタイヤハウス内のパネルをカットせずとも鈑金が可能となりました。車にとってもやさしい修理が出来たと思います。

次回掲載も楽しみにお待ち下さい。来週には体調も完全復活させておきます。


2005/07/09
 

My Memory(It's Free!)