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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記 2005】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 こんな感じです(BMW745)(img159.jpg) -159- こんな感じです(BMW745)

いつも思うのですが、車が完成して工場から出庫するのは少々寂しいです。なので自分で掲載している日記を読み返すのは結構楽しかったりします。「塗装カルテ」もそうですね。

それでは御来店お待ちしております。仕上がりも楽しみにお待ち下さい。

2005/07/14
 
jpg画像 BMW745入庫(img158.jpg) -158- BMW745入庫

掲載が遅れてすいませんでした。
既にメールにて連絡しておりますが、作業方は完了しております。

バンパー下部に10cm程度の擦り傷だけでしたが、運良く(失言すいません)塗膜はエグれていなかったのでポリッシュだけで対応出来ました。塗らなくて済むのであれば、塗らない方が車にとっては良い事です。
厳密に言うと、完全には除去出来ませんでしたが(恐らく樹脂素地が少し凹んでいる様な感じです。)、見た目的には問題無いレベルに仕上がっていると思います。「10cm以上離れて見れば解らない」と言ったレベルです。

2005/07/14
 
jpg画像 プジョー307修理状況(img157.jpg) -157- プジョー307修理状況

随分飛びますが、本日塗装予定となっております。
画像は板金が終了した状態に、ウォッシュプライマーを塗布(鋼板が露出した部分のみ)、そしてこの後にプライマーサフェーサーを塗布します。
直ぐにプライマーサフェーサーが塗布出来ない状態の時は、とりあえず露出した鋼板面にウォッシュプライマーを塗布しておきます。塗布後、24時間以内であればプライマーサフェーサーもしくは上塗りはこのまま密着します(DUPONTマニュアル記載)。梅雨の時期に関わらず、空気と湿気さえあれば金属の酸化は目で見えなくても進行してしまいますので極力早い対応が必要となります。

昼休憩が終わってしまったので続きはまた掲載しますね。

2005/07/13
 
jpg画像 コルベット出庫(遅れてのご紹介)(img156.jpg) -156- コルベット出庫(遅れてのご紹介)

既に飛び出していきましたが、完成出庫前の画像です。

オーナー様、日々お忙しい模様でしたがご足労有難う御座いました。
仕上がりも喜んで頂けて何よりです。

今回の修理内容として、サイドステップの交換でしたが、国内最後の部品だったとの事でお客様自ら先に購入されました。修理するにあたって部品発送先を当店にして頂き作業もスムーズに行われました。前回のルノールーテシアのFRPボンネットもそうでしたが、このように部品をお客様が持ち込んでのご依頼は歓迎です。最近はネットオークションなどでも良品が安価に手に入り易いので良い事です(補修暦がある場合は逆に使い物にならばい場合もあり怖い事でもありますが…)

この度は有難う御座いました。お仕事もがんばってください!

2005/07/10
 
jpg画像 プジョーも進行しております。(img155.jpg) -155- プジョーも進行しております。

お待たせしてすいません。プジョーも着々と作業進行しております。ご安心下さい。

既にパテ作業も終盤を迎え、微妙なライン形成の作業に進んでおります。

同時進行で、私の担当はアルミホイールの傷修正と、バンパーの傷を先にサフェーサーを塗布しました。

アルミホイールの塗装としては、大きく分けて二種類の作業があります。1つは、ホイールからタイヤを外して、裏から表まで一本塗ります。タイヤを脱着するので、タイヤ屋さんに外してもらう外注作業と、バランス取りの作業があるのでその分コストが上がりますが、タイヤを外さなくてもこの程度であれば仕上がり良く出来ます。今回はこちらの作業で行います。

作業の手順としては

@ホイール脱着
Aホイール&タイヤ洗浄
B乾燥
Cエアー抜き(完全に抜きます)
Dホイールリムの部分の隙間を少し広げます
Eタイヤ側面脱脂
Fガムテープ貼り付け
G傷部研磨&パテ処理
Hマスキング
Iサフェーサー塗布
Jサフェーサー研磨&全体足付け処理(水研ぎ)
K乾燥
Lマスキング
M本塗り
N強制乾燥硬化
Oポリッシュ(必要であれば)
Pタイヤ&ホイール装着(トルクレンチ使用)
Qロードテスト走行
Rホイール増す締め(トルクレンチ使用)

となります。項目にすると結構ありますね・・・。

注意点は、タイヤのリム部分を落とさない(外さない)事です。タイヤを装着したまま、リム部分を落としてしまうとそこからタイヤ内部に水が入ってしまいます。リム部分を落とさなければ水は内部に入ることはありません。入ってしまうと永遠バランスの取れないタイヤになってしまいます…。そうなるとタイヤを外して中の水を完全に抜かないとバランスは取れません。実は結構良く聞く話です…。

タイヤ内のエアーを抜くことで、リム部分の隙間は結構広がります。その奥まで塗装処理をして、再度エアーを入れるとこの隙間はまた狭くなります。塗装の見切り部分は見えなくなります。なのでリムの損傷があまりに酷くなければタイヤを外さなくとも仕上がり良くホイールは塗装する事が出来ます。

リムの削れた部分もありますが、こちらの修正はパテで行います。タイヤが付いていなければアルミ溶接により肉盛り&研磨で「純正なアルミリムの再生」も可能ですが、現在使用しているパテではアルミへも十分な密着性があるので、通常使用でパテが取れるなんて事はありません(言い切れる事ではありませんが今まで皆無です)
アルミ溶接ではその使用温度からアルミの「焼け」が生じる為、最近ではホイール修正専門の業者さんでも広くパテの使用が行われているとの事です(知り合いのタイヤ屋さんに聞いた話ですが)

そういえば、今入庫中のアウディTTもホイールの塗装でのご依頼ですが(既に塗装済みで明日出庫予定です)、実はこのご依頼はホイールの再塗装でのご依頼になります。既に他店(ホイール修正専門店)で塗装を行われたホイールを、当店にて修正します。
アウディのホイールは何回か塗装経験がありますが、今回のホイールはメタリック感が強く、ギラギラとする荒めの粒子が多用されています。なのに塗装されたものはシットリとした細かいシルバーで塗られて、色味も全然違います。ご依頼を受けたのはタイヤ屋さんからなのですが、どうにも急いでいるとの事で結構短納期での作業だったとの事ですが、クリアーもザラザラでまるでお金を頂いて行った仕事には見えません…。時間的にも結果的には全体的には長くなってしまいました。そのしわ寄せが…うちに…。

と、忙しい一週間でしたが、来週はプジョーに専念出来ます。
お預かりして手付かずだったランチアデルタのヘッドカバー塗装もつい開始です。

プジョーは袋状の箇所での鈑金修正ですが、上手いこと良い穴を見つけたのでそこから内部の防錆処理が可能となりました。お陰でタイヤハウス内のパネルをカットせずとも鈑金が可能となりました。車にとってもやさしい修理が出来たと思います。

次回掲載も楽しみにお待ち下さい。来週には体調も完全復活させておきます。


2005/07/09
 
jpg画像 NEW ステップワゴン修理内容報告(img154.jpg) -154- NEW ステップワゴン修理内容報告

先日は有難う御座いました。
こちらもリピーターの方ですが、訳あって車両が新しくなっての(元々の車も新しかったのですが…)ご依頼です。ご贔屓有難う御座います。

既に塗装完了の掲載も終了し、出庫された車両ですが、作業内容について報告させて頂きます。

塗装するパネルに不可解な棒状の物がうねってくっついていますが、これは直径10ミリほどのスポンジの棒状の物に粘着質の付いた3M社製の「ソフトテープ」なる工具です(と言っても使い捨てですが)

本来はドアとドアの隙間に入れて塗料を中に入れないようにマスキング時に使用したりしますが、「クリアーのボカシ」などへの使用に重宝します。
良く、クリアーの切れ目をバッチリとマスキングで切ってしまう「ブツギリ」なる手法が行われたりする仕上がりを見ることがありますが、当店では(私は)その様な事を行った事はありません。

今回のクイックスポットのような作業では、「いかにクリアーの切れ目を目立たない箇所で行うか」が重要なポイントとなります。

損傷を受けた箇所は、バンパー真下の角のみで、傷にして3cmくらいの損傷でしたが、その部位近くで小さく塗装を済まそうとすると、後にクリアーの切れ目が発生した場合、ひどく醜い状態になってしまいます。この辺りがボンネット等の平面部位でスポット塗装をお勧めしていない理由です。新車補修でも多用されてしまっていますが、「クリアーの見切り」の箇所については安易に考えると後悔してしまう仕上がりになる恐れがあります。

クリアーのボカシ部分については、「最も目立ち難い箇所」と「小面積」で行うのが基本となります。なので損傷箇所の大きさよりも、クリアーのボカシ際を良く考えて作業する事が重要になります。この辺りが、クイック的な塗装でもどうしても他店よりも高めになってしまう理由でもありますが、「安い」=「手抜きで良い」ではそもそも塗装する必要性がありませんし、何より車がかわいそうです…。せめて手直しの効く「剥がれない塗装」くらいはして欲しいものです(アルファの件で少々痛々しい部位がありましたので…)

話はそれましたが、「ソフトテープ」を使う事で、エッジ部分を利用した「クリアーのボカシ」が可能となります。僅か数ミリの範囲で解らない程の仕上がりにする事が可能です。この他にもマスキングテープを変形させて使用する工法などもあります。

私的には「塗りました!」的な仕上がりは非常に嫌いです。それよりも、何事も無かったかのように違和感無く自然に仕上がった塗膜が好きです。そんな事もあり「色替え全塗装」は受付停止にしてたりもしますが(業者様の仕事はあったりもするんですが…)、全塗装でも「より新車時に近い違和感の無い仕上がりで」とのご希望であれば受付も可能です。と言っても既に3年待って頂いているお客様も居るのですが…(常連さんなので、本当に待たせている意味では御座いませんのでご安心下さい)

また話がそれてしまいましたが、この度は有難う御座いました。
新車で納車されたばかりでの傷なので心苦しい心境だったと思いますが、仕上がり喜んで頂けて何よりで御座います。これからも宜しくお願い致します(余りお世話になりたくは無いとは思いますが(笑))
お仕事もがんばってください!

2005/07/09
 
jpg画像 ベンツも無事出庫です(img153.jpg) -153- ベンツも無事出庫です

増え続ける新規の方も非常にありがたいです。何より「塗装カルテ」が増えていく事が塗装屋的に嬉しいです。
時々、塗装最中のフラッシュオフタイム(塗装途中自然乾燥時)にバインダー内の塗装カルテを覗いてみては「あぁ、この色は大変だったなぁ…」「この下地は苦労したなぁ…」と思い起こしたりもして楽しんでたりします。
今回ご依頼されたこちらのベンツも、まだまだ長く乗り続けられるとの事で、今後お世話させて頂く機会があれば塗装カルテは大いに役立つでしょう(お世話されたくもありませんよね…すいません…)

今回のご依頼で、車両全体でも傷が残る箇所はありませんし、なによりアンダースポイラーやサイドステップもボディ同色になり、新鮮な気持ちで愛着も湧く事と思います。是非是非末永く乗り続けて下さい。応援しております。

この度は有難う御座いました。傷や凹み等に限らず、鈑金塗装、特に「塗膜」に関してのご相談はいつでもお気軽にどうぞ!

2005/07/09
 
jpg画像 アルファ ヘッドカバー装着(img152.jpg) -152- アルファ ヘッドカバー装着

結晶塗装が施されたヘッドカバーも装着済みです。ボルト四本だけなのでどなたでも簡単に装着は可能です。

各箇所がリフレッシュされた事で、オーナー様の車に対する愛着や今後のメンテナンス的な事も今までとは変わる所もあると思います。走行上は関係の無い「美観」ですが、やはりそれはそれで大事な事だと実感した今日この頃です(塗装屋的発言では無いですが…)

この度は有難う御座いました。またいつもご贔屓有難う御座います。
新規の方も本当にあり難いですが、年を重ねる度に多くなるリピーターの方々にも感謝です。有難う御座います。

2005/07/09
 
jpg画像 アフファロメオ156 塗膜復活(img151.jpg) -151- アフファロメオ156 塗膜復活

本日無事出庫いたしました。アルファ156です。本日はご足労頂きありがとうございました。

オーナー様が仕上がった愛車を確認した時の驚きは、やはり作業した者にとって大変うれしいです。確かに最初の塗膜状態は酷かったと思いますが、塗らないでも「ポリッシュ」でここまで塗膜が復活する事を実際に見て感じて頂けて私もうれしいです。

作業的にはやはり大変でした。アルファ特有の、酷すぎるウォータースポットの除去にはペーパー(フィルム状#3000相当)での研磨も必要で、コンパウンドでのバフ掛けだけではこの光沢は復元出来なかったものと思われます。

ペーパーといっても、通常の紙やすり(こういう表現は普通しないのですが…)と違って、ビニール状のフィルムに研磨材を塗布密着させたものを使用しています(バフレックスです)。これによる研磨は、完全に傷やウォータースポットを削るものでは無く、「馴染ませる」的な事が可能です。フィルム状なので、肌のラウンド(凸凹)を崩さずに凹の箇所も馴染みながら研磨出来ます。バフ掛けだけで酷いウォータースポットを除去しようとすると逆に塗膜を削り過ぎる恐れがあります。

およそ一日ポリッシャーを回し続けるくらいの作業なので、通常のポリッシュやコーティングよりも金額は高めになりますが、今回の様に塗装と併用してのご利用であればそのパネル分の差し引き割引は適用されます。「バリッと全体を仕上げたい」事がご希望であれば、安易に塗装を選択せずとも十分な仕上がりにする事も可能です(元々安易に塗り重ねる事は推奨しておりませんので…)

2005/07/09
 
jpg画像 New STEPWAGON クイックスポット完了(img150.jpg) -150- New STEPWAGON クイックスポット完了

こちらを塗り終えて(午前0時)、本日予定通り作業が完了致しました。体調少し悪いですが、良い仕上がりに出来たと思いますのでご安心下さい。(この言い回しが最近多いですね…)

今週は取引先の業者さんよりラングラーのオールペン依頼があり、それの作業で毎日遅くまでの仕事になってしまい(いつもの事なんですが…)ちょっと風邪をひいたみたいです。と言っても、作業者の体調は仕上がりには全く関係無いものとしておりますので(モットーです)、各作業&仕上がりについてはご安心下さい。

それでは後日各工程を紹介させて頂きますのでもう少々お待ちください。本日は早々と帰宅致します(と言っても1:30ですが…)

2005/07/08
 
jpg画像 メルセデス 部品組み付け (ゲスト)(img149.jpg) -149- メルセデス 部品組み付け (ゲスト)

こちらの部品組み付けもゲスト参入です。この方は去年の都筑店からお世話になっている方なので数回登場していますが(先日のコルベットもこの方にお世話になっています)、ベンツも得意中の得意なので作業内容はご安心下さい。

本日殆どの部品の組み付けは完了致しました。こちらも予定通り週末にお渡し出来ると思います。先週頼んだトランクエンブレム類が何故かまだ届いておりませんので(既に部品屋に確認連絡済みですのでご安心下さい)、それを貼り付けて完成いたします。

こちらも後日詳細詳しく説明しなおしますので何卒御容赦下さい…。

2005/07/08
 
jpg画像 アルファ156 ポリッシュ&コーティング終了(img148.jpg) -148- アルファ156 ポリッシュ&コーティング終了

本日外装部分のコーティングまで無事完了致しました。明日、内部のコーティングを行い、各部清掃を行います。予定通り週末にお渡し出来ると思います。

ちょっと体調が悪いので、こちらの作業内容に関しても後日詳しく説明させて頂きます。スイマセン…

2005/07/08
 
jpg画像 プジョー307修理開始 〜特別ゲスト(img147.jpg) -147- プジョー307修理開始 〜特別ゲスト

プジョー307の修理開始致しました。既に板金(叩き)は終了し、防錆処理(スタンドックス レッドブラウン)まで完了しております。後日パテの塗布&研磨になります。

今回の板金は、私が尊敬する他店の鈑金屋(&塗装屋)さんが担当です(TAC ゴトー氏)。今の時期珍しく暇との事で、当店に来て頂き作業を手伝って頂きました。私が知っている他店の鈑金屋さん(と言っても30人くらいですが…)の中では最も信頼出来る人間ですので作業内容はご安心下さい。実は前回は、去年プジョー206の修理でも鈑金を担当して貰いました。クォーターパネル交換を余儀無くされるくらいの損傷を鈑金にて修復した作業ですが、丁度先月その車両を見る機会があり、修復箇所の確認が出来ましたが、修理からおよそ一年経っての経過は素晴らしく良好でした。パテ跡やサフェ跡等のエッジマッピングも皆無で、ブリスターの発生もありません。と言うより、一年経った状態でもお渡しした時と変わらない状態でした。

ちょっと体調が悪いので乱雑な文章で申し訳御座いません。肝心の修理内容に関しては後日きちんと詳細説明させて頂きます。すいません…

2005/07/08
 
jpg画像 バンパー類塗装完了(img146.jpg) -146- バンパー類塗装完了

本日バンパー類は塗装完了しております。
ボディトランクのサフェーサー二度打ち目の乾燥時間を長くしたかったので先にこちらを塗装致しました。こちらも仕上がりは上々と思います(作業者の立場上言い切れる事ではありませんので…)

なにやらここ数日で業者様からの仕事も立て続けに入庫し、工場が一杯になってしまいました・・・。本日は現場業務AM2:00過ぎてしまいました・・・。

お預かりしておりますプジョーも作業進行しております。まだ写真撮っておりませんが、明日には掲載出来ると思います。お待たせして申し訳御座いません。
板金担当者曰く、「鉄板の伸び方が急激だ。ゆっくりぶつかった損傷では無いのでは?」と申しておりました。オーナー様どうでしょう?

それではお疲れ様でした。明日もがんばりましょう(自分に言っていますが…既に今日ですが…いつもの事ですが(笑)

2005/07/06
 
jpg画像 サフェーサー二度打ち(img145.jpg) -145- サフェーサー二度打ち

トランクのサフェーサー部分は一回の研磨でも素晴らしいラインが形成出来ましたが、画像黄色丸部分で下地が露出してしまいました。新しめのベンツは塗膜が薄い為、角などはちょっとした事で下地が露出してしまいます。

このまま上塗りすると、エッジマッピングやチヂレ等の問題が発生します。勿論これは塗り方次第で、ドライコート気味に塗ってやればベースコートの溶剤で露出したエッジ面を侵す事無く上塗りが可能ですが、そうなるとベースコートの肌が悪くなってしまいます。ツルっと仕上がった新車時ベースコート肌の再現の為には(クリアーではありません)、ベースコートをウェットに塗る必要があります。肌を荒らしてしまうと美しいシルバー目は出せません。なのでベースコートをウェットに塗っても問題の起きない強固な下地の作成が必要になります。特に水性系塗料を新車塗膜に採用している車種は尚更デリケートに行う必要があります。

下地が露出した部分のみサフェーサーを塗布すると、それを研磨する際にまた他の部位で下地が露出してしまう可能性もある為、一回目にサフェーサーを塗布した部分を覆う様にして二度目を塗ります。これで安心です。二回目に塗るサフェーサーは特にライン形成をする必要は無いので、希釈率を上げて薄く、肌が良くなるようにして塗ります。これを研磨するのは#800→#1200でOKです。

2005/07/06
 
jpg画像 ベンツ調色(img144.jpg) -144- ベンツ調色

ベンツのシルバー(カラーコード744)はメーカーデータが豊富なのは良いのですが、どれを使って良いのかの判断は作ってみないとわかりません。なので当店では、これまで行った作業で作成した色見本プレートで比色を行います。この方が確かです。

先日承ったCLKのシルバーとはやはり色相が違い、今回は青味掛かった塗色です。メタリック目はかなり似ています。なので塗装カルテに記載あるデータからカラーを作成し、それにグリーンを数滴足して色味を変えます。同じカラーコードでも、やはり車種によって色は大きく異なります。多くの原因は生産工場や製造時期による所が大きいですが、同じ製造ラインの塗料釜内でも各塗料の比重の違いから色味は変わってしまいます。なので各車種各作業での目調色は必須作業になります。

2005/07/06
 
jpg画像 アルファ156塗装完了(img143.jpg) -143- アルファ156塗装完了

実は既に先週塗り終わっています。ボンネットの模様は反射したブースの天井が写り込んでいるだけですのでご安心下さい。艶々です。

ボディ全体のポリッシュも承っておりますので、それと併せてボンネットを磨こうと思っていましたが、ちょっと天気に左右されているところもあり、ボンネットは先に仕上げました。肌は塗り肌で綺麗に仕上がっていると思います。是非楽しみにお待ち下さい。

今回塗らせていただきましたヘッドカバーの結晶塗装、これの新品Ver.もうちで販売させて頂いておりますが、実はこれ、とある業者さんに委託販売して頂いておりましたが、先日めでたく売れました。しかし未だ純正部品が入手出来ないので在庫切れとなっております。なので今回のご依頼での既存部品を塗装でのご依頼は良い選択だったと思います。しかしいつになったら新品入ってくるのやら…。

2005/07/06
 
jpg画像 本日は・・・(img142.jpg) -142- 本日は・・・

只今1:35。久しぶりに現場でここまでの時間になりました・・・。

本日は自分の車では無く、同乗しての帰宅なので早々と帰宅になります。本日も各作業は進みました。予定も順調です。ご安心下さい。

明日は日中時間が取れれば各作業経過報告させて頂きます。

それではお疲れ様でした(自分に言ってます…)

2005/07/05
 
jpg画像 プロフィット 企画物作業 (おまけネタ)(img141.jpg) -141- プロフィット 企画物作業 (おまけネタ)

去年、都筑店の時に行った仕事で、デザイナーさんが作成したデザインを基にミニをカスタムペイントするご依頼です。

本来「いかにして元の状態に違和感無く仕上げるか。また修理によって発生するデメリットをいかにしてメリットで補うか」がモットーである当店とは少し違う志向のものだったりしますが、ご依頼があればこんな事もやったりはします。
詳しくはコチラをクリック…。
私が編集した訳では無いので、内容にちょっと違うところもあります。何卒ご了承下さい。

2005/07/03
 
jpg画像 アルファロメオ156下地作業(img140.jpg) -140- アルファロメオ156下地作業

ボンネットのサフェーサーを水研ぎしている所です。
ここでの作業内容は

・#320で固めで長めの当て板を使用してライン出し。
・#320で固めで短めの当て板でライン出し
・#320で柔らかめの当て板でライン出し
・#600で微細なライン出しと#320のペーパー目消し
・#600の手掛けによるペーパー目消し
・#800の手掛けによる#600のペーパー目消し
・#800相当の研磨フィルムでペーパー目の均一化

となります。二人掛かりで1時間半の作業になります。
プライマーサフェーサーでもパテと同様、柔らかいものから固いものまで色々な種類がありますが、当店で使用しているサフェーサーはやはり固めのタイプになります。飛び石等でダメージがあったとしても、柔らかいものよりは固いものの方が万が一のダメージを軽減する事は理論上可能です(実際に計測した事はありませんので)

スタンドックスにも「イージーサフェ」や「イージークリアー」なるラインナップが存在しますが、「使い勝手は良く、コストも安いが、性能はいまいち」的なところは否めません。なので使用はしておりません。DUPONTも然りです。
これらのものが販売されるのには訳があります。コスト削減の為に他メーカーの安価なの物を使用して問題が発生した時に「おたくの材料で問題が発生した」なるクレームを塗料メーカーが避ける為です。
DUPONTのクリアー「7700S」などがそうですが、確かにコスト面では従来のクリアーの半分から3分の1以下で済みますが、「シマリが悪い(硬化が遅い)・柔らかい・浸透力が無い・肌が出来ない」などのデメリットも生じます(逆に柔らかいので磨きは楽だったりしますが…)。昔試しに1缶買いましたが、どうにも使い切れずに(我慢出来ずに)捨てた記憶もあります。
しかしそうせざるを得ない業界の理由もあります。「安い・早い」に対応するにはそれ相応のリスクやデメリットも必要となって来ます。知人が経営を任されている埼玉辺りでは近隣の同業者との値段競争が激化しているとの事です。その辺りだけでは無く、全国的にそのような流れにはなっているとは思いますが…。
勿論修理費用については「経営努力」は必要だと思います。「無意味な経費と無意味な時間」は嫌いです。また先日のコルベット修理費用の話でもありましたが「曖昧な見積もり」や「不透明な作業内容での修理費用算出」もありえません…。

話が大きく外れましたが、アルファの作業は順調に進んでおります。残す課題は「全体のポリッシュ」ですが、やはりウォータースポットがヒドイですね…。気合入れてがんばりますので仕上がり楽しみにお待ち下さい。

2005/07/03
 
jpg画像 コルベット ポリッシュ&コーティング終了(img139.jpg) -139- コルベット ポリッシュ&コーティング終了

ちょっと綺麗に撮れませんでしたが、各部とも艶々に仕上がっております。
オーナー様、普段は「仕事の足」として御使用との事ですが(贅沢ですが…)ここまで綺麗になったのは納車されて依頼の事ではないでしょうか(失言すいません…)それくらい綺麗に仕上がっています。

明日には各部タッチアップが完了し、全ての作業が完成致します。お渡しする時は天気が良ければいいですね(今回に限らずいつも思うことですが…)

それでは仕上がり確認、楽しみにお待ち下さい。



2005/07/03
 
jpg画像 プジョー307入庫(img138.jpg) -138- プジョー307入庫

先週は工場が一杯だった為、一週間お待ち頂いての入庫になります。ご足労お掛けして申し訳御座いませんでした。

当店にしては久しぶりのプジョーの入庫です。

以前勤めいた会社の同期の塗装屋が、今はプジョーのPDIセンター(新車整備工場)に勤めているので、何か解らない事が発生した時の情報は豊富です。その他、BENZ・BMW・AUDI・VW・ALFAROMEO・LANDROVER・JAGUARなどなど、各正規ディーラーサービスセンターに元先輩や元上司の方々がメカニックやフロントマンとして散らばっているのでいざと言う時は本当に助かります。
実は以前勤めていたサービスセンターは数年前に閉鎖になり、これによってそこで働いていた方々は各方面に散らばる事になりました。外資系の会社は横の繋がりが強く、なんだかんだ身近に居たりします。逆に私としては色々な面で助かります。

先日作業した現行型のBMWの時は、警告ランプが5箇所分くらい点きましたが(タイヤの空気を抜いただけでも警告ランプの解除が必要だったりします…)、「おう、すぐ持って来いよ」との事で、あっという間に対応して頂けました。感謝です。

明日よりプジョー、作業開始させて頂きます。また各工程を掲載させて頂きますので楽しみにお待ちください。

2005/07/03
 
jpg画像 アルファロメオヘッドカバー 結晶塗装完成(img137.jpg) -137- アルファロメオヘッドカバー 結晶塗装完成

既に完成しておりました、少々遅れて登場です。

赤い布地の上で撮った為、ちょっと上手く撮れませんでしたが、仕上がり的には良く出来たと思います。現物確認是非楽しみにお待ち下さい。

既に新品オーダーもしておりますが、まだ届きません。来週には国内に入ってくると思います。お待ち頂いている方、遅れて申し訳御座いませんがもう少々お待ち下さい。

2005/07/03
 
jpg画像 エッチング処理(img136.jpg) -136- エッチング処理

アルミヘッドカバーの素地調整としては既にお馴染みの「DUPONT5717S」です。リン酸処理になります。

これを行った場合、表面は活性化されて腐食を取り除き、塗料の密着性が飛躍的に上がりますが、逆にこのまま放置すると腐食の進行は非常に早くなります。諸刃の剣です。なので直ぐに塗装する必要があります。
既にこのリン酸、販売中止のものなので現行のマニュアルには記載ありませんが、数年前のマニュアルにはちゃんと記載してあります。「処理後は直ちに塗装する必要がある」です。前記したブリスターの原因と同じで、露出した金属は早いスピードで酸化が始まります。

という事は、既にヘッドカバーの塗装は完了している、と言うことです。
先ほど凸部の研磨を終了し、直ちにクリアーを塗布し、実は既に完成しております。羨ましいくらい綺麗に仕上がっています。が、まだ写真撮っておりません…。なので後日掲載させて頂きます。申し訳御座いませんが、もう少々お待ち下さい。

2005/07/02
 
jpg画像 サンドブラスト処理完了(img135.jpg) -135- サンドブラスト処理完了

塗膜が無いのでサンドブラスト処理は簡単に終わります。しかしこれだけでは腐食した表面を完全には素地調整が出来ていないので、この後には化学的な処理で表面を処理します。目標は100年経っても変わらぬ塗膜です。

2005/07/02
 
jpg画像 計画進行中(img134.jpg) -134- 計画進行中

サンドブラストを行う機会が増えてきたので、現在サンドブラストの箱(名称忘れてしまいました…)を製作中です。赤い箱が既存の市販品で、後ろの構えている鉄の箱がそうです。写真では解り難いですが、横幅120cmと、今までより倍近い大きさです。20インチのアルミホイールも楽々ブラスト出来ます。ちょっと大き過ぎました…ね。

これは知り合いの建築板金屋さんにお願いした物で、所謂特注品ですが、非常に安価で製作して頂きました。この後穴を開けて色を塗って、手袋や照明、ガラスパネルなどを取り付けて完成する予定です。

今回は間に合わなかった為、既存の箱でブラスト処理になります。

2005/07/02
 
jpg画像 そしてヘッドカバーへ・・・(img133.jpg) -133- そしてヘッドカバーへ・・・

ブース内での乾燥を終え、そのまま直ぐに研いで塗ったりする事はあまりありません。サフェーサーはここから時間をおいた方がより強固な塗膜になります。なのでその間にヘッドカバーの結晶塗装の作業に入ります。

結晶塗装を施すこの型のエンジンヘッドカバーは本来のタペットカバーとは違い、どちらかと言うと「プラグカバー」になります。結晶塗装を施すヘッドカバーを外すとその下に本当のヘッドカバーがあります。なのでガスケットの交換なども必要ありません。ボルト4本だけで脱着可能です。

しかしこのヘッドカバー、表面はアルミ素地が殆どで、やはり腐食が進行しています。そんなに年数経っている訳では無いのですが…。かわいそうですね…。こんな状態では腐食するのは最初から解る筈なのに…。

しかし近年流行りの「樹脂製ヘッドカバーカバー」よりは全然マシです。質感が違います。結晶塗装を施してエンジンルームを見違える様に致します。仕上がり是非楽しみにお待ち下さい。


2005/07/02
 
jpg画像 サフェーサー乾燥硬化(img132.jpg) -132- サフェーサー乾燥硬化

ベンツのバンパー関係のサフェーサー塗布が完了したら、アルファ156もブース内に入れて一緒に焼きます(強制乾燥させます)。70℃設定で40分です。

バンパー関係の場合は赤外線ヒーターでの放射面積が少ないので硬化させるには非効率になる為、ブース内で一度に焼いて(強制乾燥)しまった方がはるかに効率的で経済的になります。さらにアルファのボンネットも一緒に焼いてしまえばさらに効率的です。私の好きなエコロジー&エコノミーですね。ブース内は異国混合ですが…

2005/07/02
 
jpg画像 アルファロメオ156 サフェーサー塗布終了(img131.jpg) -131- アルファロメオ156 サフェーサー塗布終了

写真を撮ったのはブースの外ですが、きちんとブース内で塗ってあるのでご安心下さい。

結局ウォータースポットがボンネット一面に酷かった為、一枚ウォッシュプライマーの塗布とプライマーサフェーサーを塗りました。ボンネット上の黒い模様は黒のスプレーによる「ガイドコート」です。これにより研ぎ残しやラインの形成作業を楽に、そして確かなものにします。

サフェーサーの塗布が終了し、指触乾燥をしたら一旦ブースから出し、この間にメルセデスのバンパー関係のサフェーサーを塗りました。バンパー関係が結構場所を取るので一緒に塗ることは難しかったです。

2005/07/02
 
jpg画像 そしてサフェーサー塗布終了(img130.jpg) -130- そしてサフェーサー塗布終了

ところどころの箇所でちょこちょことサフェーサーを塗るよりは、繋げて大きな範囲にした方が「エッジマッピング」等の問題を起こし難くなります。なので大げさにはなっています。理由無くしてわざわざ作業時間を長くする事はありません。特にサフェーサーの研ぎには時間が掛かりますが、これはやはり仕方ありません。塗装工程では特に重要な箇所になります。(詳しくは後のアルファロメオボンネット修理にて)

2005/07/02
 
jpg画像 メルセデス バンパーサフェーサー塗布準備(img129.jpg) -129- メルセデス バンパーサフェーサー塗布準備

前後バンパーと、そのバンパーモール&アンダースポイラー、その他トランク付属品のガーニッシュなどにサフェーサーを塗布します。傷的には大きくなかったのですが、飛び石傷はやはり多数あったので(フロントバンパーで100個くらい)大きな範囲でサフェーサーの塗布が必要となりました。塗装屋から見ると特にいつもと変わらない光景ですが、オーナー様にとっては「なんか随分大事になっている様な…」なんて感じでしょうか。

樹脂素地が露出した箇所にはプラスチックプライマーを塗布し、この後プライマーサフェーサーを塗布します。

2005/07/02
 
jpg画像 メルセデスも順調に進行しております(img128.jpg) -128- メルセデスも順調に進行しております

既に各塗装パネルのサフェーサーも終了して一段落しております。なので途中工程の紹介になります。

トランクは見た目的には大きくは無い損傷でしたが、損傷部の隣にも小さな凹みがあった為、凹み二つでの歪みが生じていたので少々大きな範囲になりました。パテの下にある茶色い塗膜は、防錆面で非常に優れたスタンドックスレッドブラウンになります。当店では既に基本作業として定着しています。
近年のパテはその品質は飛躍的に向上し、今時「パテが剥がれる」なんて事は中々ありませんが、「パテの下で錆が出る」事は良く見られます。塗膜表面に大量に発生したブリスターの部分を削るとパテが出てきて、さらにそれも削ると鋼板面で腐食(錆)が出ていた、なんて事は未だに良く見られます。多くの場合は熱を掛けた後の処理(スタッド、カーボン絞り等)が甘かったか、鋼板面を露出した時間が長かったかです。未だにパテの水研ぎによる問題も多いです。問題が起きる事を解っててやる場合もひどい事ですが、問題が起きることを知らないで行う場合もひどい話だと思います。

2005/07/02
 
jpg画像 ライナー修理完了(img127.jpg) -127- ライナー修理完了

樹脂素材はPP(ポリプロピレン)の為、溶着による修理では強度不足になる為、裏当てを行いリベットで止めました。裏当て素材はジャガーXタイプのリヤバンパースポイラーになります。異国混合ですね…。でも素材的には同様のもので、同等の柔軟性がある為、ファイバー貼り付け等での修理よりも確かな強度は保持できます。見た目は確かに悪いですが、割れてタイヤに巻き込んでは危ないので機能性を重視します。

後日塗装部のポリッシュ、組み付け、洗車&鉄粉除去、そしてボディ全体のタッチアップとポリッシュ&コーティングで眩しいくらいの白味と迫力ある美観を復活させます。
オーナー様よりのメールで「これを期に大切にしようと思います」とのお言葉、非常にうれしく思います。仕事をする上でこれらの思いを頂いてこそ、身が入った仕事が出来るのだとも思います。
完成までもう少々です。仕上がり是非楽しみにお待ち下さい。

2005/07/01
 
jpg画像 コルベット タイヤハウスライナー修理(img126.jpg) -126- コルベット タイヤハウスライナー修理

今回の損傷で、タイヤハウスライナーも外れてしまい、タイヤに巻き込んで割れてしまったとの事です。

通常こちらの部品は修理する事は少ないですが(交換の方が安価ですし、間違いないです)、既に国内在庫が無く、本国オーダーで4週間待ちとの事で、「見た目は気にしないからとにかく間に合わせて欲しい」とのご要望により修理にさせて頂きます。パックリ割れてしまっています…

2005/07/01
 
jpg画像 おまけ画像(img125.jpg) -125- おまけ画像

ドアも綺麗に塗れたと思います。おまけ画像です。

2005/07/01
 
jpg画像 コルベット そして上塗り完了(img124.jpg) -124- コルベット そして上塗り完了

そして本塗り完了です。タイヤハウス上部に変な歪みがありますが、これはこういうラインです。ご安心下さい。
サイドステップカバーの形状は結構イビツで塗り難いラインでしたが、塗装の仕上がりも美しく仕上がったと思います。仕上がり是非楽しみにお待ち下さい。

白は反射率が高すぎる為、塗膜肌の確認は少し難しくなります。塗装時はスプレーしながらその肌を確認し、その運行先の形状も確認しながら、塗膜のレベリングにより変わる肌具合も確認しなければなりません。「今・先・後」の3つを確認しながらスプレーガンを運行させていきます。慣れれば難しい事ではありませんが、白の場合はこれが難しくなります。反射するブース内の蛍光灯の写り具合で肌の確認をする為、時には地を這うようにして下から上を覗き込むような形で塗装を行う事もしばしばです。どうしても体は無理な姿勢を強いられますが、楽をしようとするとそのまま仕上がりに影響されますので我慢の作業でもあります。今は問題ありませんが、歳をとれば難しい事も増えていくとも思います。何歳まで続けられるのでしょうか…。

2005/07/01
 
jpg画像 コルベットマスキング完了(img123.jpg) -123- コルベットマスキング完了

既に全ての箇所の塗装は無事終了しております。既に強制乾燥も完了しておりますので、明日ポリッシュ&組み付け作業に入ります。
その後、ボディ全体のポリッシュ&コーティング作業に備え、全面洗車&鉄粉除去を行います。

ドアの損傷は下部のみなので、塗装する範囲は、ドアモールより下部分のみと、ドアミラーの塗装になります。ドア一枚塗る場合は、ドアアウタハンドルとドアモール、水きりモール、ドアトリム(内装)、ドアミラーなど、全ての付属品を外す必要がある為(水切りモールは再使用付加の場合もアリですし)、今回はドアモール下の塗装のみで抑えます。脱着費だけでなく塗装代も含めると3〜5万円程抑えられたと思います。その分をボディ全体のポリッシュ&コーティングに回せたので、トータル的にクルマにとっても良い選択だったと思います。コルベットも喜んでいる事でしょう(まだ完了している訳ではありませんが…)

ドアは内側も損傷していた為、表と一緒に裏側一部を塗装します。



2005/07/01
 
jpg画像 アルファロメオ156作業開始(img122.jpg) -122- アルファロメオ156作業開始

オーナー様、大変お待たせ致しました。お預かりしておりますアルファ作業開始になります。
作業依頼内容としては、鳥糞による部分的な塗膜崩壊と、多数の飛び石被害の修理になります。ウォータスポットも凄いです…。

結局、悪い箇所を拾っていったらボンネット全て研磨が必要になりました。なのでボンネット一枚サフェーサーの塗布が必要になります。

アルファロメオの場合、ベースコートに水性の塗料が採用されていて(スタンドックス講師の方に聞いた話ですが)、この水性塗料がまた粗悪品な為にウォータースポットや飛び石による被害が深刻です。当店で以前入庫されたGTVの156はそんなに酷い塗膜では無かったので少しは改善されたのでしょうか。

本日はブースが空かなかったのでサフェーサーの塗布まで至りませんでした。既に鉄板が露出しているので、酸素に触れている以上目で見えない状態でも表面は酸化している筈です。このままサフェーサーを塗る事は危険なので、明日再度鋼板の表面を研磨し直します。

また、フェザーエッジ際のベースコートがサフェーサーに侵される恐れがあるので、ボンネット一枚にDUPONT820Rウォッシュプライマーを塗装してからウレタンプライマーサフェーサーを塗布します。820Rは別名「コーラーマイルドプラサフ」であり、下地を侵し難いマイルドな塗料なので、2コート或いは3コートの塗布で安全性を確保します。

別作業依頼で、ボディ全体のポリッシュと、ヘッドカバーの結晶塗装も施します。完成までもう少々時間が掛かりますが、仕上がり楽しみにお待ち下さい。

2005/07/01
 
jpg画像 コルベット作業内容(img121.jpg) -121- コルベット作業内容

コルベットの特徴としては、外板パネルの大部分はFRPで出来ています。その他カマロなどもFRPを外板パネルに多く使用しています。

今回の作業内容としての「サイドステップカバー」は、アルミフレームに接着剤で付いています。勿論ビスやリベットで止まっている箇所もありますが、基本は「接着剤」です。この「接着剤」を外すのが最も面倒な事です…。
簡単に外れたりズレたりしては困るので、使われている接着剤は非常に堅い素材の物で、カッターなどでは歯が立ちません。なのでエアーソー(エアー式のこぎり)でカットします。また奥に入った箇所にはエアーソーも入らないので、付いているサイドステップカバーを小刻みにカットしながら、奥の接着剤へと手が届くように作業を進めます。付いていたサイドステップカバーはバラバラにカットしながら取り外して行くことになります。見た目は悲惨ですが、それが最もボディに対しては慎重に行う作業になります。
注意点としては、付いている接着剤を全て取り除かない事です。新車時に盛られた接着剤は10ミリを超える程なので、これを完全に取り除いてしまうと、新たに付けた接着剤では硬化するまでの間にグニュグニュし過ぎて、いくらでもパネルが動いてしまい、まるで位置合わせが出来なくなってしまいます。押し過ぎて元に引っ張り戻すと強度が落ちます。なのである程度この接着剤を残しつつ、カットした分のみ新しい接着剤を盛る事をします。
今回このサイドステップカバーの取り外しには、いつもバイトに来て頂いている板金屋さんに分解をお願いしました。元々アメ車系のディーラーに長くお勤めだったので、コルベットの修理は長けております。色々とアドバイスも頂きました。感謝です。去年はサバナワゴンでもお世話になりました。部品脱着に関しては得意車種をお持ちの方は心強いです(繰り返しますが、当店にアメ車は珍しいので…)
と言いつつも、後日ダッジラム入庫しますね…デカイですね…サバナワゴンのクォーターも長くて大変でした…。

2005/06/30
 

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