管理用 ホーム

Pro_Fit Diary 【プロフィット日記 2005】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

Prev Next
jpg画像 ジャガー ポリッシュ(ボンネット)(img372.jpg) -372- ジャガー ポリッシュ(ボンネット)

本日はとりあえず上面(ボンネット・ルーフ・トランクリッド)を仕上げます。明日はリフトで車体を持ち上げ側面のポリッシュ工程に入ります。これは作業者的に楽になります。

ポリッシュは見た目よりもハードな作業で、無理な姿勢も多くなる為身体的には結構辛い作業です。ハードポリッシュをやっている時は「磨き屋さんは大変だな…」と良く思います。

私が見習いの頃はほとんど毎日磨きをやらされていました(当時は「やらされていた感」が強かったのです…)。しかし磨きが出来ない以上「塗り」は出来ません。磨き工程がきちんと出来なければ「肌」の事も解らないし、綺麗な肌を作る事も出来ません。垂らしてしまう事のリスクも覚えます。
当時は「早く塗りたい」と思っていましたが(塗装屋を目指せば誰もが思う事ですが…)、塗る事以前に覚えなければならない事を一通りやらされていて(これも当時の感じ方で、今では「やらせて頂いて」が正しいです)良かったと思います。

ちなみに私が仕事を教えて貰った方は(上司ですね)非常にわがままで、時々いわれの無い文句を言われたりもしました(当時の感想です。すいません…)。新品のマスキングテープは端っこが5ミリ程「ヒラヒラ」している状態なのですが(くっつき防止の為)、これを残したままにしてマスキングをして非常に怒られました。当時は「こんな事で何故怒られるのか」と思ったりもしましたが、自分が塗れるようになるとこの意味が良く解ります。本塗りの時には極力「塗装」に神経を集中したいが為、この「ヒラヒラ」によって集中力が乱れる事を嫌ったのでしょう(かなり勝手な私的見解ですが…)。今ではそれがトラウマとなり、未だにそのヒラヒラを付けたままマスキングしたり出来なくなりました…。今となっては非常に良い癖が出来たと感謝しております(本当です)。
勿論その方とは今でも時々連絡をとってます。仲も良いですし、私の事も良く理解してくれる方です(これも勝手な見解ですが…)これからも宜しくお願い致します。

話が全然違う方向になってしまいましたが、作業は予定通り進んでおります。完成是非楽しみにお待ちください。

2005/11/09
 
jpg画像 ジャガー ポリッシュ&コーティング(img371.jpg) -371- ジャガー ポリッシュ&コーティング

こちらは先日テスタロッサのヘッドカバーを塗らせて頂いたオーナー様のもう一台の愛車のジャガーです。今回のご依頼はボディ全面のハードポリッシュ&コーティングになります。先日は不在でお会い出来ませんでしたがわざわざご足労頂き有難う御座いました。作業は無事進んでおります。

最初の状態としては、かなりの洗車傷があり、それによって塗膜の深みが無くなっていましたが、その理由としては「塗膜が柔らかい」でした。深い傷もあるのでコンパウンドは「細目」(3Mエクストラカット)からのスタートとなりましたが、これにより塗膜はさらに無数の傷で艶の無い状態になります。しかしこの傷は均一化されたものなので見た目程ダメージを与えている訳ではありません。一旦はこの状態になりますが、この段階を踏まないと最終的には傷の無い美しい塗膜の再現とはなりません。
しかしこの年代のジャガーの良い点は、必要以上に膜厚が厚い事です。ベントレーは未だにそうらしいですが、英国車はこの辺りが良いですね(塗装屋的にですが)
逆に現行型のBMWは塗膜が柔らかい上に非常に薄い、ポリッシュをする上では非常に危険です…。

ちなみに画像に写っているのはうちのコミキで、先日(先月)3Mの磨き講習に行ってきました。その中では取り扱い上の安全講義も受けたらしく、帰って来てからはポリッシュの際には必ず防塵マスクを着用する様になりました。ポリッシュの際に飛散するコンパウンドの粒子、かなり人体に悪いらしいです…。

2005/11/09
 
jpg画像 Ferrari F355 結晶塗装完了!(img370.jpg) -370- Ferrari F355 結晶塗装完了!

大変お待たせ致しました。本日本塗り完了です。
色味は画像の物よりも鮮やかな色合いに仕上がっております。結晶目も綺麗に並んでいると思います。

明日には凸部を研磨し鏡面状に仕上げ、続けてクリアーコート、乾燥硬化となります。最終的な完成は明後日以降になる予定です。是非楽しみにお待ちください。

2005/11/09
 
jpg画像 Ferrari F355 ヘッドカバー燐酸処理(img369.jpg) -369- Ferrari F355 ヘッドカバー燐酸処理

昨日旧塗膜の剥離工程を済まし、本日はリン酸処理からのスタートになります。効率的には昨日のうちにリン酸処理まで行なえば楽なのですが(水洗いをする為)リン酸処理を行なってからは直ちにプライマー処理に入りたい(移りたい)ので、このようになります。

本日は天気が良いのでリン酸処理は早めに終わらせます。温度が高ければ反応速度が速くなるのです。真夏はリン酸を塗布したらかなり早めの段階で洗い流しますが、冬場の寒い時期は時間を長めに少し放置してから洗い流します。目安としてはアルミ素地の表面に黒っぽい変色が現れてからになります(自分的な解釈ですが)

写真に写っているデュポン社のリン酸「メタルコンディショナー」は既に生産中止の物ですが、当店がお世話になっている塗料屋さん(オートサプライヤー)の方のご好意(努力)により、少し前に横浜市界隈の在庫品を掻き集めて貰いました。なのでまだ3本新品のストックがあります。なのであと2年くらいは持ち堪えられそうです。酒井さんいつも有難う御座います(オートサプライヤーの方です)

2005/11/08
 
jpg画像 CLKオイル交換(img368.jpg) -368- CLKオイル交換

本日初となるモチュールオイル交換です。有難う御座います。
モチュールの方曰く、「うちのオイルは絶対体感出来ますから」と言い切ってました。私の車もいい加減オイルしなければならないのですが、現在お待ち頂いている多くの方々の手前、自分の車を弄ってる場合じゃ御座いませんので…。

入庫予約待ちは8件となりましたが、順次入庫の準備整えております。何卒もう少々お待ちください。皆様の愛車が綺麗になって年を越せる様に努力させて頂きます(そうかと言って目の前の仕事を急いだりはしませんが…何卒ご容赦下さい)

2005/11/08
 
jpg画像 BMW E36 無事出庫!(img367.jpg) -367- BMW E36 無事出庫!

先日はご足労頂き有難う御座いました。E36無事出庫になります。

美しく強固な塗膜と、新車肌の再現にて全塗装(バンパーは塗っておりませんので厳密には全塗装ではありませんが…)された様な違和感も無く仕上げられたと思います。喜んで頂けて何よりで御座います。この度は有難う御座いました。

心無い嫌がらせにより一時は手放してしまう事も考えられた事と思いますが、車両自体は非常に良い状態だと思いますので今後末永く乗り続けられる事と思っております。色的にも非常に綺麗な塗色ですし。
是非是非今後とも元気に走り続けてください。この度は有難う御座いました!

2005/11/08
 
jpg画像 F355 サンドブラスト処理(img366.jpg) -366- F355 サンドブラスト処理

こんな感じで作業しております。仕上がりまでもう少々お待ちください。

2005/11/08
 
jpg画像 フェラーリF355 ヘッドカバー結晶塗装ご依頼(img365.jpg) -365- フェラーリF355 ヘッドカバー結晶塗装ご依頼

既に作業開始しております。フェラーリF355のヘッドカバーになります。発送有難う御座いました。

旧塗膜の剥離に少し手間取ってしまい、予定より少し作業遅れてしまい申し訳御座いません。明日本塗りの予定になります。

現在までの作業としては以下の通りになります。

@洗浄(洗剤使用)
A剥離剤使用(2工程)
Bサンダー使用(平面部)
Cサンドブラスト使用(入り組んだ個所)

そして明日の本塗り前の工程は、

@燐酸処理
A脱脂(シリコンオフをスプレーによる洗い流し)
Bウォッシュプライマー塗布

そして本塗りになります。

鮮やかな美しい結晶塗装に生まれ変わる様を楽しみにお待ちください!

2005/11/08
 
jpg画像 アルファロメオ146 各部品塗装完了!(img364.jpg) -364- アルファロメオ146 各部品塗装完了!

こちらは本日乾燥工程になりました。アルファ146の付属品塗装完了です。

フロント部の事故は保険での修理で、フロントバンパーとフロントグリルを塗装、ミラーとリヤバンパーは別件でのご依頼になります。この様に保険作業と実費作業を併用すると重複する作業があるので実費分が安価に出来るメリットがあります(保険会社様より代車が出ている場合は文句を言われる恐れがありますが…)

仕上がり是非楽しみにお待ちください!

2005/11/08
 
jpg画像 アルファロメオ146 本塗り完了!(img363.jpg) -363- アルファロメオ146 本塗り完了!

現在ボディのポリッシュも完了し、明日は各部品のポリッシュ工程に入ります。
完成楽しみにお待ちください!

2005/11/08
 
jpg画像 ASKA ヘッドカバー結晶塗装 完成!(img362.jpg) -362- ASKA ヘッドカバー結晶塗装 完成!

大変お待たせ致しました。ASUKAのヘッドカバー完成です。

オーナー様の苦労もあって、かなり良い仕上がりになっていると思います。結晶目も非常に綺麗に並んでいると思います。

仕上がり楽しみにご来店ください。お待ちしております。

2005/11/08
 
jpg画像 アルファロメオ146 本塗り(img361.jpg) -361- アルファロメオ146 本塗り

大変お待たせしております。アルファ146は無事本塗り完了しております。
画像はベースコートが終了した時点で、この後にクリアーコートになります。クリアー塗らない状態では艶が無いので、なにやらメタルな感じがして非常に格好良いです(なので写真撮りました)
この様な「メタル」な感じになる塗色の特徴としては、「メタリック粒子が粗い」「スカシが黒い(暗い)」「正面が明るい」となり、一般的に塗装屋には嫌な色になります(一般的な話です)

2005/11/08
 
jpg画像 ステージアエアロパーツ(FRP)本塗り完了!(img360.jpg) -360- ステージアエアロパーツ(FRP)本塗り完了!

本日塗りあがり、低温での焼き(乾燥硬化)の為、長めに二度焼きしています。50℃60分を2回です。

綺麗に仕上がっていると思います。是非楽しみにお待ちください!

2005/11/05
 
jpg画像 ASUKA ヘッドカバー結晶塗装(img359.jpg) -359- ASUKA ヘッドカバー結晶塗装

デジカメの調子が最近悪いので(現場使用なのでもうボロボロです…)色味が良く再現出来てないと思いますが、実際は綺麗に仕上がっています。
しかし塗り潰された状態だとどうしてもまだイメージ湧きません。明日には凸部をアルミ地に仕上げますので楽しみにお待ちください!

2005/11/05
 
jpg画像 アスカ ヘッドカバー結晶塗装(img358.jpg) -358- アスカ ヘッドカバー結晶塗装

こちらも掲載遅れてすいませんでした。既に結晶塗装完了しております。あとは凸部研磨作業になります。

今回のご依頼は、旧塗膜はオーナー様自身の手により剥離しての持込になります。旧塗膜の剥離作業は大変です。これは慣れていても不慣れでも余り関係無いです。お疲れ様です。

実はこちらのオーナー様からは以前よりこのヘッドカバーのフィンの形状についてご質問があり、その部分の形状からして「凸部研磨鏡面仕上げ」が難しかったのですが、オーナー様自らその個所を研磨加工して問題をクリアーしました。こちらもお疲れ様です。

写真の状態はリン酸処理を行なって各部マスキング、本塗り前の状態です。アルミ素地に変な模様が出来ているのは燐酸処理によって出来た模様です。ご安心下さい。

2005/11/05
 
jpg画像 ステージアエアロパーツ(FRP)(img357.jpg) -357- ステージアエアロパーツ(FRP)

掲載が遅れて申し訳御座いませんでした。先程お話した通り明日の夕方にはお渡し可能の予定です。

作業的にかなり飛んでしまいましたが、各工程を説明させて頂きます。
ちなみに今回のご依頼は塗装のみで、取り付けはオーナー様自ら作業するとの事です。既に一度仮合せは済んでいるとの事です。お疲れ様です。

@脱脂・・・FRP部品の場合、型から外す為に使う「離型剤」なる油分が表面に多く残っています。これが残っていると塗装にかなりの悪影響を及ぼす為、最初に入念に脱脂を行ないます。

A素地調整・・・FRPの張り合わせ個所やエッジ部、バリなどを研磨して下地を整えます。この段階では#240ダブルアクションサンダーによる機械研磨がメインで、機械の入らない個所は手研ぎで行ないます。大きな巣穴はこの時点で拾っておきます(「巣穴を拾う」=巣穴をパテで埋め、研磨して平滑にする一連の作業)

B下地処理・・・全体的にスコッチ#320にウォッシュコンパウンドを含ませ、ここで足付け作業と一緒に脱脂作業も行います。ウォッシュコンパウンドとは、コンパウンド含有の洗剤のようなもので、使用後に水で洗い流すのでこの段階で殆どの油分が除去出来ます。優れものです。

Cプライマーサフェーサー塗布・・・全体的にプライマーサフェーサーを3コートくらい行ないます。勿論2液性のウレタン塗料なので、十分な膜厚を確保出来、素地表面にある無数の巣穴を埋めてくれる役割を担います。
ちなみに一般的なFRP製品は「ポリエステル系」となる為、この時点でプラスチックの時の様な「プラスチック専用プライマー」の塗布は必要ありません。市販の缶スプレーで「FRP専用プライマー」なる物を見かけますが、これは必要ありません。基本的には「ポリパテ」と一緒ですので…。

D乾燥硬化・・・FRPの場合、出来が悪いと高温にした状態で大きなブリスターが発生する可能性があります(しかし殆どのFRP製品は60〜70℃以上になるとブリスターが発生するのが現実だったりしますが…)
本来であれば、最初に80℃の温度を掛けて、その時点で出て来たブリスターをマイナスドライバーで抉って、虱潰しに除去して行くのが理想ですが、これは相当の手間とコストが掛かるので難しいです(さらに熱による変形の修正にも手間が掛かります)
なのでこの時点では60℃以下での強制乾燥になります。

E下地・・・プライマーサフェーサーを水研ぎで研磨して平滑にします。最終的に#1200程度のペーパー目に仕上げます。

そして上塗りの準備となります。

2005/11/05
 
jpg画像 60L缶(img356.jpg) -356- 60L缶

こちらはMOTULでもリーズナブルな方のオイルです(それでも量販店に並んでいる物に比べると全然高いと思いますが…)。

ちなみに本物(中身の入っている物)は一個だけで、後の二個は飾りです(デザインかなり格好良いので…)

是非楽しみにお待ちください。

2005/11/03
 
jpg画像 MOTUL入荷!!(img355.jpg) -355- MOTUL入荷!!

先日入荷致しました。どうやらモチュールの正規販売店になるらしいです(こちらはコミキ(従業員)担当なのでまだ詳細解りませんが、なるみたいです)。

現在の所、オイル交換のみでのお受付をする予定は御座いません。本業の板金塗装修理依頼でお客様の車両を預からせて頂いた場合のみお受付致します。
「待ってる間にオイル交換!」は現在の状況では本業が疎かになると思いますので出来ません。すいません…。

実は以前より、お客様方々から「オイルはやってないんですか?」「預けている間に出来ませんか?」とのお問い合わせと、そして先日リフトを導入した事をきっかけとして、今回のオイル導入を決定した次第で御座います。

詳細についてはまた改めて掲載させて頂きます。今後とも宜しくお願い致します。

2005/11/03
 
jpg画像 ランチア ホイール塗装(img354.jpg) -354- ランチア ホイール塗装

こちらもホイールも事故で軽い損傷を受けていましたが、既に生産中止との事で今回の修理に至りました。勿論色データーも無いので目調色によるカラー作成ですが、思ったよりも難しくは無い単純な構成でした。結構粗めのメタリックに、黄色味のブラックと青味のブラックでガンメタ感を出し、最終的にホワイトでスカシの調整(濁り味)をします。

とにかく大変だったのは、やはりスプレーでした…。とにかく異型過ぎるデザインで、ピンポイントで狙い打っていかないと窪みの中にクリアーが入りません。入れ過ぎれば勿論垂れますし…。
しかし終わってみれば想像していたよりも大変さは無かったような気がします。以前塗らせて頂いたBMWアルピナホイール×4の方が大変だった気がします(今回一本だった為、集中力が続いたお陰だと思います)。仕上がり是非楽しみにしていて下さい。

2005/11/03
 
jpg画像 ランチア ピラーカバー旧塗膜剥離(img353.jpg) -353- ランチア ピラーカバー旧塗膜剥離

元々半艶黒に塗装してあるクォーターパネルピラーカバーの旧塗膜を全て剥離した状態です。今回こちらも塗装します(新品が手に入らないので…)

剥がれる個所は剥がれてしまうのですが、剥がれ難い個所は全然剥がれません。剥離処理していて解ったのは、ピラーカバーの淵付近にはプライマーがちゃんと入っていない(塗布されていない)理由からでした。しかし剥離作業には剥離剤を使用したので(歪な形の為物理的な剥離方法が難しかった為)中途半端な状態で止める事は出来ず、当初の予定通り全ての塗膜を剥がしました。これが樹脂素地の状態です。

これに#240のダブルアクションサンダーで研磨して樹脂素地をわざと荒らして塗料の食い付きを良くします。「アンカー効果」や「投錨効果」と呼ぶ足付け処理です。そしてプラスチック専用プライマーを塗布し、さらにプライマーサフェーサーを塗布します。今度は淵までキチンとプライマーを塗布してあるので今後簡単に剥がれる事は無いでしょう。

ピラーカバーは明日塗装予定です。ホイールは既に塗装&装着済みです。ピラーカバーが付かないと組みつけられない個所が多いので現在作業停止中です。交換部品(ドアベルトモール)も既に入荷しているので、予定では金曜日中に完成出来ると思います。

完成までもう少々お待ちください。

2005/11/03
 
jpg画像 おまけ画像(img352.jpg) -352- おまけ画像

綺麗に撮れていたので、どちらを掲載するか悩みました。なのでおまけで掲載します。
修理個所についてもビックリされる程喜んで頂けて何よりです。確かに結構難しい個所でした(なのでサフェーサーの二度打ちしております)

オーナー様が当初ご希望されていた「ドア交換」よりも、今回の修理(板金修正)が愛車にとって良かったと感じて頂ければ何よりです。この度は有難う御座いました。

2005/11/01
 
jpg画像 Z33出庫!!(img351.jpg) -351- Z33出庫!!

先日はご足労頂き有難う御座いました。Z33ついに出庫です。

左ドアの損傷を修理、そしてボディ全面についた深いウォータースポットをハードポリッシュにより取り除きました(完全には取りきらなかったのですが、喜んで頂けて何よりです。有難う御座います)

新車塗膜は各車両によって性質はバラバラです。スバル車は柔らかい事で有名ですが、新型BMWは粉黛クリアーによりもっと薄くて柔らかいとの事です。
なのでポリッシング(研磨する磨き)は塗膜の性質を感じる事から始めます。
最初から粗目(と言っても細目)のコンパウンドで始めると無用に塗膜を削り過ぎてしまうので、最初は細かいコンパウンドから始めます。そしてそれで研磨力が足りないと感じれば、バフを変えたりコンパウンドを変えて1ステップ粗めに移行します。結果、理想の工程を見つけ出す事が出来ます(高効率・高美観)

今回はどうにも不可解な水性新車塗膜と、ガラス珪素系のコーティングが行なわれていたなど、色々な面でポリッシュし難い面が多数あったと思います。スタンドックスの講師の方曰く、「ガラス珪素系は塗膜に浸透する」や「紫外線吸収剤が無いから白ボケする」などなど色々と教わった事もあるのでこれを活かして今後とも勉強したいと思います。

この度は有難う御座いました。是非今の状態を末永く維持し続けて下さい!(これが難しいのは重々承知しておりますが…特にソリッドの黒ですし…)

2005/11/01
 
jpg画像 おまけ画像(img350.jpg) -350- おまけ画像

12気筒なので画像内にある物全て(4点)で1セットになります…。圧巻です…。部品代にして幾らくらいになるのでしょうか…。

2005/11/01
 
jpg画像 テスタロッサヘッドカバー結晶塗装完成!(img349.jpg) -349- テスタロッサヘッドカバー結晶塗装完成!

先日はご足労頂き有難う御座いました。既に先週お渡ししたフェラーリのヘッドカバーの掲載です。掲載遅れてすいませんでした。

ちなみに今回始めてしったのですが、「テスタロッサ」とは、イタリア語で「テスタ」が頭(ヘッド)で、「ロッサ」は赤(これは知ってました)。エンジンのヘッドなだけに、「赤い頭」=「テスタロッサ」との事です。無知ですいませんでした…。
という事はテスタロッサのヘッドカバーは全て赤みたいです(初めて納得です。車の事に無知ですいません…)

仕上がりも喜んで頂けて何よりです(画像の方が綺麗に感じるかも知れません。すいません…)この度は有難う御座いました!

2005/11/01
 
jpg画像 そう言えばこの時も…。(img348.jpg) -348- そう言えばこの時も…。

ランチアの時にも起きたデジカメのトラブルです。コアサポート全体を塗った写真なのですが、またサイケデリックな画像になってました…。(代わりがありません。スイマセン…)

この後、ラジエターやクーラーコンデンサを取り付け、各配線・配管も完了し自走出来るようにします。そして本格的に塗装工程に入ります。

次は本塗り後の掲載になるかと存じます。楽しみにお待ちください。

2005/11/01
 
jpg画像 溶接部シーラー処理(img347.jpg) -347- 溶接部シーラー処理

そしてプライマーが乾燥したら、この部位にシーラーを刷毛塗りします。所謂「刷毛塗りシーラー」です。シーラーを専用の刷毛で刷け目を出して新車時処理の様な仕上がりにします。

多くの場合、このシーラーを直接鋼板面に塗布されてしまいます。ひどい場合は、焦げ焼けた塗膜をこのシーラーによって被い被して隠されてしまったりもします(昔勤めている時にこれを板金屋さんにやられて、硬化してしまったシーラーを全て剥がした経験があります…)。
シーラーでは酸素を遮断する面からの物理的な防錆は出来ても、プライマーの様な化学的な防錆は期待出来ません。なのでシーラーを塗布する前でのプライマーは必要な事だと思います(勿論依頼内容や費用面でのケースバイケースはあります)。

いつかこの辺りの色々な事を長期に渡ってのテストを行いたいと思います。塩水の水槽に漬けた暴露テスト、などですね。

2005/10/31
 
jpg画像 そして再度プライマー塗布(img346.jpg) -346- そして再度プライマー塗布

そして改めて、鋼板面が露出した個所にプライマーを再度塗布します。今度は綺麗に薄く満遍なく塗布します。

2005/10/31
 
jpg画像 ふき取り後(img345.jpg) -345- ふき取り後

さっとふき取れば綺麗になります。溶接されたパネル間の隙間内部にはきっちりプライマーが入り込んでいます。

2005/10/31
 
jpg画像 ウォッシュプライマーはみ出し状態(img344.jpg) -344- ウォッシュプライマーはみ出し状態

途中はこんな感じになりますが・・・

2005/10/31
 
jpg画像 溶接個所の処理(img343.jpg) -343- 溶接個所の処理

既に一度クロスメンバーを交換されていた履歴があり、この部分に変なシーラーが塗布されていたのでこれも今回取り除きます。
また溶接によって焼けて崩壊した塗膜も削り落とします。

溶接によって合わさった鋼板面は予め旧塗膜を剥離してあるのですが、この部分は既に見えないので中々防錆処理をし難いです。通常おざなりにされがちな個所です。
これに対応すべく行なっている処理が、「隙間へのプライマー浸透型塗布方法」になります。難しい事では無く、この鋼板合わせ目の隙間にスプレーガンの先端をピッタリと押し付けてウォッシュプライマーを塗布します。近すぎるので当然その周囲はグチャグチャになりますが、隙間の内部には間違い無くプライマーが入り込みます。そしてその隙間下側からプライマーが漏れて垂れて来ます。この余分なプライマーは、シンナーを含ませたウェスですばやくふき取ります。

2005/10/31
 
jpg画像 アルファ146フロント部修理(img342.jpg) -342- アルファ146フロント部修理

ボンネットの他に、コアサポート、クロスメンバーなども交換で、こちらも取り付ける前に塗装しておきます。所謂「裏吹き」です。これらもきっちり下地にプライマーが塗布されています。

内板修正の作業の流れとしては、最初になんらかの方法で損傷の入力方向とは逆の方向に引き出してあげます。所謂数学で習った「ベクトル」です。逆の方向に引き出す力としては、同じ力で掛けられなければそれを分散したりもします。X・Y・Z軸の各方向に分散すれば各方向引き出す力を半減出来たりします(大ダメージの場合はこうしないと引き出しきれないケースがあります)
しかし今回の損傷では、見た目ダメージが大きく見えた個所は固い部位では無かった為そこまでの引き出しは必要無く、軽くチェーンで引き出し、大きめのスライディングハンマーで微調整しながらの引き出しになりました。
ある程度の位置まで引き出し終えたら損傷を受けたパネル(コアサポート・クロスメンバー)を取り外し、新しい部品を仮組みして位置合せをします。位置が定まれば各個所を溶接して、次はその個所の処理(防錆)を行ないます。ここは塗装屋の仕事になります。

2005/10/31
 
jpg画像 ボンネット裏吹き(img341.jpg) -341- ボンネット裏吹き

続いてボンネットの裏側にもプライマーサフェーサーを塗布します。この場合は塗膜厚は必要無いので、全体的に薄めに満遍なく塗布するようにします。裏側も、直接ベースコート&クリアーを塗布するよりも、この様にプライマーサフェーサー(又はプライマー)を最初に塗布する事により、今後の錆の発生を防げる可能性は高くなります。

この後続けてベースコートのシルバー、そしてクリアーを塗布します。
ボンネットの裏は「フードインシュレーター」なる遮熱の為のシートが付くので殆ど見える事はありませんが、そんな事は関係無くきっちり塗装しておきます(BMWはこの部分塗ってなかったりしますが)

2005/10/31
 
jpg画像 続けてプライマーサフェーサー(img340.jpg) -340- 続けてプライマーサフェーサー

ウォッシュプライマーに続いてプライマーサフェーサーを塗布します。こちらもコミキの塗装になります。これは結構綺麗に塗れています。

ボンネットは微小のエクボが数個所あるので、これはプライマーサフェーサーによって処理します。なので3コートきっちり塗ります。

この後裏側にはベースコート→クリアーコートも行ないますので、ここで一旦焼くとします(強制乾燥します)

2005/10/31
 
jpg画像 アルファ146 新品ボンネット(img339.jpg) -339- アルファ146 新品ボンネット

アルファ146は本日板金作業が完了し、明日から塗装の工程に入ります。本塗り予定は水曜日くらいを予定しております。

ボンネットとその他フロント周りの新品部品は電着プライマーが塗られて黒の状態ですが、このまま上塗りは出来ませんので(しませんので)、#240ダブルアクションで素地調整をし、画面の「ウォッシュプライマー」を全体的に塗布、続けてプライマーサフェーサーを塗布します。

アルファに限る事ではありませんが、イタリアやフランス、イギリスメーカーの新品パネルは結構ヒドイです。何十枚も重ねて保管されていたと思われるボンネットなど、中央部分に大きな凹みが出来ているひどいケースもあります(最高5回交換した事もあります)
メーカーは、新品部品にパテを付けて売る事など出来る筈も無いので、無理やり板金で修正された物も良く見かけます。この様な個所の塗膜は怪しいので削り落としてしまった方が安全です。なのでこの鋼板が露出した部分にはウォッシュプライマーを塗布しておきます。防錆面や耐ブリスター性能は通常のプライマーサフェーサーの比では無くなると思われます。

ちなみに今回ボンネット左右の耳部分(ボンネットヒンジ部分辺り)はフェンダーと全然チリが合わなかったので板金修正しております。パテも入りました。新品部品ですがチリが合わないのも(アルファの場合)普通です。この辺の現物合せでの修正は基本なので不安に思われなくても大丈夫です。(日本車の場合は極めて稀なのですが…)

ちなみにこちらのボンネットのプライマーはコミキ(従業員)が塗装しています。スプレーした際の「線スジ」が発生しています。この様なスプレーだと上塗りは綺麗に仕上がりません。ベースコートはムラになり、クリアーは肌がバラバラになります。逆にこの下地(プライマー&プライマーサフェーサー)が綺麗に塗れる様になると上塗りが綺麗に塗れます。簡単に思える事ですが、真直線に1cmのズレ無く平行に動かすのは結構難しいかったりします。

ちなみにこちらのプライマーは画像の様に綺麗に塗れていなくても機能的・最終的な仕上がりには影響無いのでご安心下さい。私も最初はこうやって下地から徐々に学んでいきました。ご協力有難う御座います(勝手な解釈申し訳御座いません…)。

2005/10/31
 
jpg画像 ランチアデルタインテグラーレHF塗装完了!(名称正確なのか解りませんが…)(img338.jpg) -338- ランチアデルタインテグラーレHF塗装完了!(名称正確なのか解りませんが…)

随分項目増えてしまいましたが、ついに塗装完了です。既に先週塗り終わっておりましたが…。

今回こちらのランチア(日本国内限定500台との事です)触れさせて頂きましたが、程度は抜群に良いです。補修暦見当たりません。
しかしどうにもこの新車塗膜、ちょっと薄いと思います。下地処理していて角が出てしまう(角の下地が出てしまう)事が良くありました。薄くて弱い塗膜に良くある事です。退色の事からも、アルファの赤と同じく水性塗料が使用されている可能性もあると思います。飛び石被害が多いのもこの理由からかと思われます。
元々ラリーな車だとは思いますが、塗装屋の見解としては今後とも今の美しい状態を維持し続けて欲しいです。

現在ホイール修正中です。こちらも後日掲載させて頂きますので楽しみにお待ちください。

2005/10/31
 
jpg画像 ランチア ベースコート塗布(img337.jpg) -337- ランチア ベースコート塗布

ベースコートが塗り終わった状態です。

水切りモール部分は、モールが付いて隠れていた個所に本来の色(オレンジっぽい色)が出て来ていたので、今回水切りモールを交換してこの塗色がはみ出てしまうとマズイのでここにもベースコートを塗布しておきます。
その他飛び石傷が無数にあったのでこの辺もベースコートを塗布します。しかし隣接パネルよりの個所にはベースコートが塗布出来ないので、この辺りはピンポイントにベースコートをタッチアップします。エッジ部分などがそうですね。その上からクリアーをコートするとかなり目立たなく仕上がります。

2005/10/31
 
jpg画像 ランチアデルタ本塗り前(img336.jpg) -336- ランチアデルタ本塗り前

リヤゲートを閉じたままにするとリヤスポイラーがクォーターパネルに差し掛かってしまう為、半開きの状態にしての塗装です。マスキングが嵩張るとゴミの付着が増えてしまうので本来はきちっと閉めて塗りたいのですが、リヤスポ外すデメリットの方が大きいので半開きにします。

クォーターパネルは事故の損傷よりも大きめにサフェーサーが塗布されていると思いますが(オーナー様なら解ると思いますが)、クォーターパネル内のピラーカバー下付近にプレスラインの歪みが大きく出ていたのでこちらも修正しておきました。事故とは関係の無い、所謂新車からの「出来ライン」です。
ある程度のプレスラインは元々のものなので取りきらず、反対側(左クォーターパネル)と同じ様なラインに成形しました。違和感無く仕上がっていると思います。

2005/10/31
 
jpg画像 デジカメ故障(img335.jpg) -335- デジカメ故障

ついに年代物のデジカメが壊れてしまったようで、途中サイケデリックな写真しか撮れなくなりました…。が、電池交換したら直りました。びっくりです。

2005/10/31
 
jpg画像 ランチア調色A(img334.jpg) -334- ランチア調色A

最終的にはこんな感じになります。

今回のランチアはソリッドカラーですが、ベースコートとクリアーコートでの「2コートソリッド」になるので、補修にあたっては勿論2コートでの仕上げにします。特に今後ボディ側の退色が進行する可能性もあるのでパネル内でのボカシを行なって今後の色違い発生も極力抑えるようにします(ボディの新車塗膜に比べ補修した個所は退色し難くなります)

2005/10/31
 
jpg画像 ランチア調色(img333.jpg) -333- ランチア調色

最初はこんな感じでスタートです。テストピースに比べ、ボディの方が青黒い感じです。

後に解ったのですが、ボディは全体的に既に退色しております…。モールなどを外した個所の下からは今よりオレンジっぽい赤が存在します。全体的に綺麗に退色していったのですね…。

2005/10/31
 
jpg画像 ランチア防錆処理第二段階(img332.jpg) -332- ランチア防錆処理第二段階

プライマー(レッドブラウン)を強制乾燥し、ポリエステルパテ(スタンドックスPEソフトストッパー)にてラインを形成します。この時点でパテを研磨した際に露出した鋼板面に二回目の防錆処理としてウォッシュプライマー(デュポン820R)を塗布し、この後漸くプライマーサフェーサーの塗布になります。

2005/10/31
 
jpg画像 ランチア防錆処理第一段階(img331.jpg) -331- ランチア防錆処理第一段階

板金(叩き)が終了し、まずは一回目の防錆を行ないます。いつものスタンドックスレッドブラウンです。

2005/10/31
 
jpg画像 ランチア板金(img330.jpg) -330- ランチア板金

こちらは既にボディの塗装も完了し、残すところピラーカバーとホイールの塗装になります。

損傷個所の板金では、ドアトリム(内装)を外し、内側から手を入れてみましたがどうにも狭くて叩き出す事が出来ず、表からのスタッド溶接での引き出し作業になりました。
画像は板金が完了し、スタッド溶接をした個所をスポットサンドブラスターにて素地調整を行なっている所です。

2005/10/31
 
jpg画像 BMW E36 本塗り完了しております(img329.jpg) -329- BMW E36 本塗り完了しております

塗り終わったのは先週の木曜日辺りだったのですが、PM8時スタートで結局塗り終わったのがAM2時くらいでした…。

久しぶりの大物で疲労度が高かったのか、その後少し調子を崩してしまいましたが、今週は大丈夫そうです。

肝心の仕上がりは体調に関係無く綺麗に仕上がっていると思います。是非楽しみにお待ちください。

2005/10/31
 
jpg画像 BMWE36 本塗り直前の状態(img328.jpg) -328- BMWE36 本塗り直前の状態

現在殆どの作業が完了し、残すところは部品待ちになります。

この型のBMWは各付属品の脱着が結構容易なのですが、ドアの水切りモールは再利用が難しい所があります。単に隙間に挟み込んであるだけなのですが無理に引っ張るとモールが曲がってしまいます。なので隙間からプラスチックのヘラを差し込んで徐々に浮かしていくのですが、リヤドアに関してはあり得ないくらい固く挟まっていたので丁寧にやっても曲がってしまいました。なのでこれは左右交換になります。
あとはサンルーフ周りに両面テープで付いているモールで、これも再利用は不可でした。ドアモールのクリップは3個のみ破損で他は再利用可です。トータルにして部品代は1万5千円くらいに抑える事が出来ました。全塗装に近い修理としては珍しく安価に抑える事が出来る車種の一つです。この時期のBMWはこの辺りがユーザー本位に出来ているのに、現行型はメーカー独占商売の傾向気味ですね…(私的見解です)

2005/10/31
 
jpg画像 コミキ塗装日記(img324.jpg) -324- コミキ塗装日記

奥の方でタイベック(塗装用の白いツナギ)を着て塗っているのはうちの従業員コミキです。業者様からの仕事でレンジローバーのバンパー等を本塗りしています。画像手前でそれを眺めるプジョーのツナギを着ている人物は元同僚のアダチンです(あだ名です)。職業訓練学校で一年間を共にし、卒業後も同じ会社に入社し、現在はプジョーで働いています(ちなみに一緒に働いていたのはプジョーじゃありません)

今回はコミキにとっては大物の本塗りで、この場合いつもは私が付いて指導しているのですが、やはり色々な人間からの指導があった方が本人の為にも良いと思い、無理を言ってアダチンにお願いしました。彼は現在指導する立場であって実は私よりも教え方が上手かったようで、コミキはかなり良い仕上がりで出来たと思います。彼がこの仕事を始めてからの年月を考えるとあり得ないくらいの仕上がりです。アダチンも言っていましたが、センスは抜群だと思います。
元々「2年で全てを覚えて独立したい」との希望であり、「その期間であれば人の倍は働かないと無理」との事も実際に実行しています。勿論給料は倍ではありませんが…。

アダチさん先日は大変お世話になりました。今後とも末永く宜しくお願い致します。

2005/10/25
 
jpg画像 GSXカウル組み付け〜出庫(img323.jpg) -323- GSXカウル組み付け〜出庫

先日はご足労頂き有難う御座いました。仕上がり喜んで頂けてなによりです。

当日はオーナー様アッパーカウル無しの状態でご来店頂き、その場で取り付けてお帰りになりました。その他の部分はおよそ2年前に塗らせて頂いた物で今も変わらぬ美観を保ち私も嬉しかったです。

この度は有難う御座いました。今後とも宜しくお願い致します。
渡し忘れた塗料、後日送付させて頂きます。失礼致しました。

2005/10/25
 
jpg画像 ランチアデルタ入庫!(img322.jpg) -322- ランチアデルタ入庫!

先日はご足労頂き有難う御座いました。変わった色のランチアデルタ入庫です。
こちらのランチア、まるでランチアらしく無く、あり得無いくらい程度が良好です(失言すいません…)。最初に拝見させて頂いた時は「鮮やかな筈の赤が全体的に満遍なく綺麗に退色したのかな…」と勘違いしてしまいましたが、そうでは無く限定色との事です。私も初めて見ました。

本日保険屋さんより連絡が入り、見積書が出来たら送付して下さいとの事です。そんな事よりアジャスターさん見に来てくれれば早いのですが…。
本日ちょうど部品屋さんが来てくれたので各部品見積もり&在庫確認お願いしました。部品あると良いですね…。
まだ作業着手停止中ですが、作業開始しましたら随時掲載させて頂きます。完成までは不都合お掛けいたしますが、もう少々お待ち下さい。

2005/10/25
 
jpg画像 テスタロッサ ヘッドカバー結晶塗装完了!(img321.jpg) -321- テスタロッサ ヘッドカバー結晶塗装完了!

ブースの中での撮影なので色味が抜けた感じがしますが、実際はもっと鮮やかなのでご安心下さい。

部品全て塗り潰された状態だとどうにものっぺりしてますが、後日凸部研磨して掲載させて頂きます。2トーンのサージタンクも仕上がり良好だと思います。是非楽しみにお待ちください。

2005/10/25
 
jpg画像 旧塗膜剥離(img320.jpg) -320- 旧塗膜剥離

旧塗膜を全て剥離し、燐酸処理を施した状態です。この後すぐにマスキング、ウォッシュプライマーを塗布し、そして上塗り(本塗り)になります。

2005/10/25
 

My Memory(It's Free!)