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-357- ステージアエアロパーツ(FRP)
掲載が遅れて申し訳御座いませんでした。先程お話した通り明日の夕方にはお渡し可能の予定です。
作業的にかなり飛んでしまいましたが、各工程を説明させて頂きます。 ちなみに今回のご依頼は塗装のみで、取り付けはオーナー様自ら作業するとの事です。既に一度仮合せは済んでいるとの事です。お疲れ様です。
@脱脂・・・FRP部品の場合、型から外す為に使う「離型剤」なる油分が表面に多く残っています。これが残っていると塗装にかなりの悪影響を及ぼす為、最初に入念に脱脂を行ないます。
A素地調整・・・FRPの張り合わせ個所やエッジ部、バリなどを研磨して下地を整えます。この段階では#240ダブルアクションサンダーによる機械研磨がメインで、機械の入らない個所は手研ぎで行ないます。大きな巣穴はこの時点で拾っておきます(「巣穴を拾う」=巣穴をパテで埋め、研磨して平滑にする一連の作業)
B下地処理・・・全体的にスコッチ#320にウォッシュコンパウンドを含ませ、ここで足付け作業と一緒に脱脂作業も行います。ウォッシュコンパウンドとは、コンパウンド含有の洗剤のようなもので、使用後に水で洗い流すのでこの段階で殆どの油分が除去出来ます。優れものです。
Cプライマーサフェーサー塗布・・・全体的にプライマーサフェーサーを3コートくらい行ないます。勿論2液性のウレタン塗料なので、十分な膜厚を確保出来、素地表面にある無数の巣穴を埋めてくれる役割を担います。 ちなみに一般的なFRP製品は「ポリエステル系」となる為、この時点でプラスチックの時の様な「プラスチック専用プライマー」の塗布は必要ありません。市販の缶スプレーで「FRP専用プライマー」なる物を見かけますが、これは必要ありません。基本的には「ポリパテ」と一緒ですので…。
D乾燥硬化・・・FRPの場合、出来が悪いと高温にした状態で大きなブリスターが発生する可能性があります(しかし殆どのFRP製品は60〜70℃以上になるとブリスターが発生するのが現実だったりしますが…) 本来であれば、最初に80℃の温度を掛けて、その時点で出て来たブリスターをマイナスドライバーで抉って、虱潰しに除去して行くのが理想ですが、これは相当の手間とコストが掛かるので難しいです(さらに熱による変形の修正にも手間が掛かります) なのでこの時点では60℃以下での強制乾燥になります。
E下地・・・プライマーサフェーサーを水研ぎで研磨して平滑にします。最終的に#1200程度のペーパー目に仕上げます。
そして上塗りの準備となります。
2005/11/05
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-356- 60L缶
こちらはMOTULでもリーズナブルな方のオイルです(それでも量販店に並んでいる物に比べると全然高いと思いますが…)。
ちなみに本物(中身の入っている物)は一個だけで、後の二個は飾りです(デザインかなり格好良いので…)
是非楽しみにお待ちください。
2005/11/03
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-355- MOTUL入荷!!
先日入荷致しました。どうやらモチュールの正規販売店になるらしいです(こちらはコミキ(従業員)担当なのでまだ詳細解りませんが、なるみたいです)。
現在の所、オイル交換のみでのお受付をする予定は御座いません。本業の板金塗装修理依頼でお客様の車両を預からせて頂いた場合のみお受付致します。 「待ってる間にオイル交換!」は現在の状況では本業が疎かになると思いますので出来ません。すいません…。
実は以前より、お客様方々から「オイルはやってないんですか?」「預けている間に出来ませんか?」とのお問い合わせと、そして先日リフトを導入した事をきっかけとして、今回のオイル導入を決定した次第で御座います。
詳細についてはまた改めて掲載させて頂きます。今後とも宜しくお願い致します。
2005/11/03
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-354- ランチア ホイール塗装
こちらもホイールも事故で軽い損傷を受けていましたが、既に生産中止との事で今回の修理に至りました。勿論色データーも無いので目調色によるカラー作成ですが、思ったよりも難しくは無い単純な構成でした。結構粗めのメタリックに、黄色味のブラックと青味のブラックでガンメタ感を出し、最終的にホワイトでスカシの調整(濁り味)をします。
とにかく大変だったのは、やはりスプレーでした…。とにかく異型過ぎるデザインで、ピンポイントで狙い打っていかないと窪みの中にクリアーが入りません。入れ過ぎれば勿論垂れますし…。 しかし終わってみれば想像していたよりも大変さは無かったような気がします。以前塗らせて頂いたBMWアルピナホイール×4の方が大変だった気がします(今回一本だった為、集中力が続いたお陰だと思います)。仕上がり是非楽しみにしていて下さい。
2005/11/03
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-353- ランチア ピラーカバー旧塗膜剥離
元々半艶黒に塗装してあるクォーターパネルピラーカバーの旧塗膜を全て剥離した状態です。今回こちらも塗装します(新品が手に入らないので…)
剥がれる個所は剥がれてしまうのですが、剥がれ難い個所は全然剥がれません。剥離処理していて解ったのは、ピラーカバーの淵付近にはプライマーがちゃんと入っていない(塗布されていない)理由からでした。しかし剥離作業には剥離剤を使用したので(歪な形の為物理的な剥離方法が難しかった為)中途半端な状態で止める事は出来ず、当初の予定通り全ての塗膜を剥がしました。これが樹脂素地の状態です。
これに#240のダブルアクションサンダーで研磨して樹脂素地をわざと荒らして塗料の食い付きを良くします。「アンカー効果」や「投錨効果」と呼ぶ足付け処理です。そしてプラスチック専用プライマーを塗布し、さらにプライマーサフェーサーを塗布します。今度は淵までキチンとプライマーを塗布してあるので今後簡単に剥がれる事は無いでしょう。
ピラーカバーは明日塗装予定です。ホイールは既に塗装&装着済みです。ピラーカバーが付かないと組みつけられない個所が多いので現在作業停止中です。交換部品(ドアベルトモール)も既に入荷しているので、予定では金曜日中に完成出来ると思います。
完成までもう少々お待ちください。
2005/11/03
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-352- おまけ画像
綺麗に撮れていたので、どちらを掲載するか悩みました。なのでおまけで掲載します。 修理個所についてもビックリされる程喜んで頂けて何よりです。確かに結構難しい個所でした(なのでサフェーサーの二度打ちしております)
オーナー様が当初ご希望されていた「ドア交換」よりも、今回の修理(板金修正)が愛車にとって良かったと感じて頂ければ何よりです。この度は有難う御座いました。
2005/11/01
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-351- Z33出庫!!
先日はご足労頂き有難う御座いました。Z33ついに出庫です。
左ドアの損傷を修理、そしてボディ全面についた深いウォータースポットをハードポリッシュにより取り除きました(完全には取りきらなかったのですが、喜んで頂けて何よりです。有難う御座います)
新車塗膜は各車両によって性質はバラバラです。スバル車は柔らかい事で有名ですが、新型BMWは粉黛クリアーによりもっと薄くて柔らかいとの事です。 なのでポリッシング(研磨する磨き)は塗膜の性質を感じる事から始めます。 最初から粗目(と言っても細目)のコンパウンドで始めると無用に塗膜を削り過ぎてしまうので、最初は細かいコンパウンドから始めます。そしてそれで研磨力が足りないと感じれば、バフを変えたりコンパウンドを変えて1ステップ粗めに移行します。結果、理想の工程を見つけ出す事が出来ます(高効率・高美観)
今回はどうにも不可解な水性新車塗膜と、ガラス珪素系のコーティングが行なわれていたなど、色々な面でポリッシュし難い面が多数あったと思います。スタンドックスの講師の方曰く、「ガラス珪素系は塗膜に浸透する」や「紫外線吸収剤が無いから白ボケする」などなど色々と教わった事もあるのでこれを活かして今後とも勉強したいと思います。
この度は有難う御座いました。是非今の状態を末永く維持し続けて下さい!(これが難しいのは重々承知しておりますが…特にソリッドの黒ですし…)
2005/11/01
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-350- おまけ画像
12気筒なので画像内にある物全て(4点)で1セットになります…。圧巻です…。部品代にして幾らくらいになるのでしょうか…。
2005/11/01
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-349- テスタロッサヘッドカバー結晶塗装完成!
先日はご足労頂き有難う御座いました。既に先週お渡ししたフェラーリのヘッドカバーの掲載です。掲載遅れてすいませんでした。
ちなみに今回始めてしったのですが、「テスタロッサ」とは、イタリア語で「テスタ」が頭(ヘッド)で、「ロッサ」は赤(これは知ってました)。エンジンのヘッドなだけに、「赤い頭」=「テスタロッサ」との事です。無知ですいませんでした…。 という事はテスタロッサのヘッドカバーは全て赤みたいです(初めて納得です。車の事に無知ですいません…)
仕上がりも喜んで頂けて何よりです(画像の方が綺麗に感じるかも知れません。すいません…)この度は有難う御座いました!
2005/11/01
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-348- そう言えばこの時も…。
ランチアの時にも起きたデジカメのトラブルです。コアサポート全体を塗った写真なのですが、またサイケデリックな画像になってました…。(代わりがありません。スイマセン…)
この後、ラジエターやクーラーコンデンサを取り付け、各配線・配管も完了し自走出来るようにします。そして本格的に塗装工程に入ります。
次は本塗り後の掲載になるかと存じます。楽しみにお待ちください。
2005/11/01
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-347- 溶接部シーラー処理
そしてプライマーが乾燥したら、この部位にシーラーを刷毛塗りします。所謂「刷毛塗りシーラー」です。シーラーを専用の刷毛で刷け目を出して新車時処理の様な仕上がりにします。
多くの場合、このシーラーを直接鋼板面に塗布されてしまいます。ひどい場合は、焦げ焼けた塗膜をこのシーラーによって被い被して隠されてしまったりもします(昔勤めている時にこれを板金屋さんにやられて、硬化してしまったシーラーを全て剥がした経験があります…)。 シーラーでは酸素を遮断する面からの物理的な防錆は出来ても、プライマーの様な化学的な防錆は期待出来ません。なのでシーラーを塗布する前でのプライマーは必要な事だと思います(勿論依頼内容や費用面でのケースバイケースはあります)。
いつかこの辺りの色々な事を長期に渡ってのテストを行いたいと思います。塩水の水槽に漬けた暴露テスト、などですね。
2005/10/31
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-346- そして再度プライマー塗布
そして改めて、鋼板面が露出した個所にプライマーを再度塗布します。今度は綺麗に薄く満遍なく塗布します。
2005/10/31
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-345- ふき取り後
さっとふき取れば綺麗になります。溶接されたパネル間の隙間内部にはきっちりプライマーが入り込んでいます。
2005/10/31
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-344- ウォッシュプライマーはみ出し状態
途中はこんな感じになりますが・・・
2005/10/31
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-343- 溶接個所の処理
既に一度クロスメンバーを交換されていた履歴があり、この部分に変なシーラーが塗布されていたのでこれも今回取り除きます。 また溶接によって焼けて崩壊した塗膜も削り落とします。
溶接によって合わさった鋼板面は予め旧塗膜を剥離してあるのですが、この部分は既に見えないので中々防錆処理をし難いです。通常おざなりにされがちな個所です。 これに対応すべく行なっている処理が、「隙間へのプライマー浸透型塗布方法」になります。難しい事では無く、この鋼板合わせ目の隙間にスプレーガンの先端をピッタリと押し付けてウォッシュプライマーを塗布します。近すぎるので当然その周囲はグチャグチャになりますが、隙間の内部には間違い無くプライマーが入り込みます。そしてその隙間下側からプライマーが漏れて垂れて来ます。この余分なプライマーは、シンナーを含ませたウェスですばやくふき取ります。
2005/10/31
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-342- アルファ146フロント部修理
ボンネットの他に、コアサポート、クロスメンバーなども交換で、こちらも取り付ける前に塗装しておきます。所謂「裏吹き」です。これらもきっちり下地にプライマーが塗布されています。
内板修正の作業の流れとしては、最初になんらかの方法で損傷の入力方向とは逆の方向に引き出してあげます。所謂数学で習った「ベクトル」です。逆の方向に引き出す力としては、同じ力で掛けられなければそれを分散したりもします。X・Y・Z軸の各方向に分散すれば各方向引き出す力を半減出来たりします(大ダメージの場合はこうしないと引き出しきれないケースがあります) しかし今回の損傷では、見た目ダメージが大きく見えた個所は固い部位では無かった為そこまでの引き出しは必要無く、軽くチェーンで引き出し、大きめのスライディングハンマーで微調整しながらの引き出しになりました。 ある程度の位置まで引き出し終えたら損傷を受けたパネル(コアサポート・クロスメンバー)を取り外し、新しい部品を仮組みして位置合せをします。位置が定まれば各個所を溶接して、次はその個所の処理(防錆)を行ないます。ここは塗装屋の仕事になります。
2005/10/31
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-341- ボンネット裏吹き
続いてボンネットの裏側にもプライマーサフェーサーを塗布します。この場合は塗膜厚は必要無いので、全体的に薄めに満遍なく塗布するようにします。裏側も、直接ベースコート&クリアーを塗布するよりも、この様にプライマーサフェーサー(又はプライマー)を最初に塗布する事により、今後の錆の発生を防げる可能性は高くなります。
この後続けてベースコートのシルバー、そしてクリアーを塗布します。 ボンネットの裏は「フードインシュレーター」なる遮熱の為のシートが付くので殆ど見える事はありませんが、そんな事は関係無くきっちり塗装しておきます(BMWはこの部分塗ってなかったりしますが)
2005/10/31
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-340- 続けてプライマーサフェーサー
ウォッシュプライマーに続いてプライマーサフェーサーを塗布します。こちらもコミキの塗装になります。これは結構綺麗に塗れています。
ボンネットは微小のエクボが数個所あるので、これはプライマーサフェーサーによって処理します。なので3コートきっちり塗ります。
この後裏側にはベースコート→クリアーコートも行ないますので、ここで一旦焼くとします(強制乾燥します)
2005/10/31
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-339- アルファ146 新品ボンネット
アルファ146は本日板金作業が完了し、明日から塗装の工程に入ります。本塗り予定は水曜日くらいを予定しております。
ボンネットとその他フロント周りの新品部品は電着プライマーが塗られて黒の状態ですが、このまま上塗りは出来ませんので(しませんので)、#240ダブルアクションで素地調整をし、画面の「ウォッシュプライマー」を全体的に塗布、続けてプライマーサフェーサーを塗布します。
アルファに限る事ではありませんが、イタリアやフランス、イギリスメーカーの新品パネルは結構ヒドイです。何十枚も重ねて保管されていたと思われるボンネットなど、中央部分に大きな凹みが出来ているひどいケースもあります(最高5回交換した事もあります) メーカーは、新品部品にパテを付けて売る事など出来る筈も無いので、無理やり板金で修正された物も良く見かけます。この様な個所の塗膜は怪しいので削り落としてしまった方が安全です。なのでこの鋼板が露出した部分にはウォッシュプライマーを塗布しておきます。防錆面や耐ブリスター性能は通常のプライマーサフェーサーの比では無くなると思われます。
ちなみに今回ボンネット左右の耳部分(ボンネットヒンジ部分辺り)はフェンダーと全然チリが合わなかったので板金修正しております。パテも入りました。新品部品ですがチリが合わないのも(アルファの場合)普通です。この辺の現物合せでの修正は基本なので不安に思われなくても大丈夫です。(日本車の場合は極めて稀なのですが…)
ちなみにこちらのボンネットのプライマーはコミキ(従業員)が塗装しています。スプレーした際の「線スジ」が発生しています。この様なスプレーだと上塗りは綺麗に仕上がりません。ベースコートはムラになり、クリアーは肌がバラバラになります。逆にこの下地(プライマー&プライマーサフェーサー)が綺麗に塗れる様になると上塗りが綺麗に塗れます。簡単に思える事ですが、真直線に1cmのズレ無く平行に動かすのは結構難しいかったりします。
ちなみにこちらのプライマーは画像の様に綺麗に塗れていなくても機能的・最終的な仕上がりには影響無いのでご安心下さい。私も最初はこうやって下地から徐々に学んでいきました。ご協力有難う御座います(勝手な解釈申し訳御座いません…)。
2005/10/31
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-338- ランチアデルタインテグラーレHF塗装完了!(名称正確なのか解りませんが…)
随分項目増えてしまいましたが、ついに塗装完了です。既に先週塗り終わっておりましたが…。
今回こちらのランチア(日本国内限定500台との事です)触れさせて頂きましたが、程度は抜群に良いです。補修暦見当たりません。 しかしどうにもこの新車塗膜、ちょっと薄いと思います。下地処理していて角が出てしまう(角の下地が出てしまう)事が良くありました。薄くて弱い塗膜に良くある事です。退色の事からも、アルファの赤と同じく水性塗料が使用されている可能性もあると思います。飛び石被害が多いのもこの理由からかと思われます。 元々ラリーな車だとは思いますが、塗装屋の見解としては今後とも今の美しい状態を維持し続けて欲しいです。
現在ホイール修正中です。こちらも後日掲載させて頂きますので楽しみにお待ちください。
2005/10/31
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-337- ランチア ベースコート塗布
ベースコートが塗り終わった状態です。
水切りモール部分は、モールが付いて隠れていた個所に本来の色(オレンジっぽい色)が出て来ていたので、今回水切りモールを交換してこの塗色がはみ出てしまうとマズイのでここにもベースコートを塗布しておきます。 その他飛び石傷が無数にあったのでこの辺もベースコートを塗布します。しかし隣接パネルよりの個所にはベースコートが塗布出来ないので、この辺りはピンポイントにベースコートをタッチアップします。エッジ部分などがそうですね。その上からクリアーをコートするとかなり目立たなく仕上がります。
2005/10/31
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-336- ランチアデルタ本塗り前
リヤゲートを閉じたままにするとリヤスポイラーがクォーターパネルに差し掛かってしまう為、半開きの状態にしての塗装です。マスキングが嵩張るとゴミの付着が増えてしまうので本来はきちっと閉めて塗りたいのですが、リヤスポ外すデメリットの方が大きいので半開きにします。
クォーターパネルは事故の損傷よりも大きめにサフェーサーが塗布されていると思いますが(オーナー様なら解ると思いますが)、クォーターパネル内のピラーカバー下付近にプレスラインの歪みが大きく出ていたのでこちらも修正しておきました。事故とは関係の無い、所謂新車からの「出来ライン」です。 ある程度のプレスラインは元々のものなので取りきらず、反対側(左クォーターパネル)と同じ様なラインに成形しました。違和感無く仕上がっていると思います。
2005/10/31
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-335- デジカメ故障
ついに年代物のデジカメが壊れてしまったようで、途中サイケデリックな写真しか撮れなくなりました…。が、電池交換したら直りました。びっくりです。
2005/10/31
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-334- ランチア調色A
最終的にはこんな感じになります。
今回のランチアはソリッドカラーですが、ベースコートとクリアーコートでの「2コートソリッド」になるので、補修にあたっては勿論2コートでの仕上げにします。特に今後ボディ側の退色が進行する可能性もあるのでパネル内でのボカシを行なって今後の色違い発生も極力抑えるようにします(ボディの新車塗膜に比べ補修した個所は退色し難くなります)
2005/10/31
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-333- ランチア調色
最初はこんな感じでスタートです。テストピースに比べ、ボディの方が青黒い感じです。
後に解ったのですが、ボディは全体的に既に退色しております…。モールなどを外した個所の下からは今よりオレンジっぽい赤が存在します。全体的に綺麗に退色していったのですね…。
2005/10/31
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-332- ランチア防錆処理第二段階
プライマー(レッドブラウン)を強制乾燥し、ポリエステルパテ(スタンドックスPEソフトストッパー)にてラインを形成します。この時点でパテを研磨した際に露出した鋼板面に二回目の防錆処理としてウォッシュプライマー(デュポン820R)を塗布し、この後漸くプライマーサフェーサーの塗布になります。
2005/10/31
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-331- ランチア防錆処理第一段階
板金(叩き)が終了し、まずは一回目の防錆を行ないます。いつものスタンドックスレッドブラウンです。
2005/10/31
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-330- ランチア板金
こちらは既にボディの塗装も完了し、残すところピラーカバーとホイールの塗装になります。
損傷個所の板金では、ドアトリム(内装)を外し、内側から手を入れてみましたがどうにも狭くて叩き出す事が出来ず、表からのスタッド溶接での引き出し作業になりました。 画像は板金が完了し、スタッド溶接をした個所をスポットサンドブラスターにて素地調整を行なっている所です。
2005/10/31
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-329- BMW E36 本塗り完了しております
塗り終わったのは先週の木曜日辺りだったのですが、PM8時スタートで結局塗り終わったのがAM2時くらいでした…。
久しぶりの大物で疲労度が高かったのか、その後少し調子を崩してしまいましたが、今週は大丈夫そうです。
肝心の仕上がりは体調に関係無く綺麗に仕上がっていると思います。是非楽しみにお待ちください。
2005/10/31
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-328- BMWE36 本塗り直前の状態
現在殆どの作業が完了し、残すところは部品待ちになります。
この型のBMWは各付属品の脱着が結構容易なのですが、ドアの水切りモールは再利用が難しい所があります。単に隙間に挟み込んであるだけなのですが無理に引っ張るとモールが曲がってしまいます。なので隙間からプラスチックのヘラを差し込んで徐々に浮かしていくのですが、リヤドアに関してはあり得ないくらい固く挟まっていたので丁寧にやっても曲がってしまいました。なのでこれは左右交換になります。 あとはサンルーフ周りに両面テープで付いているモールで、これも再利用は不可でした。ドアモールのクリップは3個のみ破損で他は再利用可です。トータルにして部品代は1万5千円くらいに抑える事が出来ました。全塗装に近い修理としては珍しく安価に抑える事が出来る車種の一つです。この時期のBMWはこの辺りがユーザー本位に出来ているのに、現行型はメーカー独占商売の傾向気味ですね…(私的見解です)
2005/10/31
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-324- コミキ塗装日記
奥の方でタイベック(塗装用の白いツナギ)を着て塗っているのはうちの従業員コミキです。業者様からの仕事でレンジローバーのバンパー等を本塗りしています。画像手前でそれを眺めるプジョーのツナギを着ている人物は元同僚のアダチンです(あだ名です)。職業訓練学校で一年間を共にし、卒業後も同じ会社に入社し、現在はプジョーで働いています(ちなみに一緒に働いていたのはプジョーじゃありません)
今回はコミキにとっては大物の本塗りで、この場合いつもは私が付いて指導しているのですが、やはり色々な人間からの指導があった方が本人の為にも良いと思い、無理を言ってアダチンにお願いしました。彼は現在指導する立場であって実は私よりも教え方が上手かったようで、コミキはかなり良い仕上がりで出来たと思います。彼がこの仕事を始めてからの年月を考えるとあり得ないくらいの仕上がりです。アダチンも言っていましたが、センスは抜群だと思います。 元々「2年で全てを覚えて独立したい」との希望であり、「その期間であれば人の倍は働かないと無理」との事も実際に実行しています。勿論給料は倍ではありませんが…。
アダチさん先日は大変お世話になりました。今後とも末永く宜しくお願い致します。
2005/10/25
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-323- GSXカウル組み付け〜出庫
先日はご足労頂き有難う御座いました。仕上がり喜んで頂けてなによりです。
当日はオーナー様アッパーカウル無しの状態でご来店頂き、その場で取り付けてお帰りになりました。その他の部分はおよそ2年前に塗らせて頂いた物で今も変わらぬ美観を保ち私も嬉しかったです。
この度は有難う御座いました。今後とも宜しくお願い致します。 渡し忘れた塗料、後日送付させて頂きます。失礼致しました。
2005/10/25
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-322- ランチアデルタ入庫!
先日はご足労頂き有難う御座いました。変わった色のランチアデルタ入庫です。 こちらのランチア、まるでランチアらしく無く、あり得無いくらい程度が良好です(失言すいません…)。最初に拝見させて頂いた時は「鮮やかな筈の赤が全体的に満遍なく綺麗に退色したのかな…」と勘違いしてしまいましたが、そうでは無く限定色との事です。私も初めて見ました。
本日保険屋さんより連絡が入り、見積書が出来たら送付して下さいとの事です。そんな事よりアジャスターさん見に来てくれれば早いのですが…。 本日ちょうど部品屋さんが来てくれたので各部品見積もり&在庫確認お願いしました。部品あると良いですね…。 まだ作業着手停止中ですが、作業開始しましたら随時掲載させて頂きます。完成までは不都合お掛けいたしますが、もう少々お待ち下さい。
2005/10/25
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-321- テスタロッサ ヘッドカバー結晶塗装完了!
ブースの中での撮影なので色味が抜けた感じがしますが、実際はもっと鮮やかなのでご安心下さい。
部品全て塗り潰された状態だとどうにものっぺりしてますが、後日凸部研磨して掲載させて頂きます。2トーンのサージタンクも仕上がり良好だと思います。是非楽しみにお待ちください。
2005/10/25
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-320- 旧塗膜剥離
旧塗膜を全て剥離し、燐酸処理を施した状態です。この後すぐにマスキング、ウォッシュプライマーを塗布し、そして上塗り(本塗り)になります。
2005/10/25
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-319- テスタロッサ 調色作業
結晶塗装は旧塗膜を全て剥離する事が前提なので、先にサージタンクのグレー(シルバー)の色を作成します。勿論データは無いので目調色です。 最初はグレーだと思っていたのですが、白と黒では質感が出せません。これにメタリックを混ぜていくと同じ質感が出てきました。テストピースの結晶目は実物より粗めになっていますが、色・質感はかなり純正の状態が出せたと思います。
2005/10/25
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-318- フェラーリテスタロッサヘッドカバー
掲載遅れてすいませんでした。本日無事塗装完了しております。とりあえずは入庫時の状態で掲載させて頂きます。
全体的にそんなに酷くは無かったのですが、今回エンジンをオーバーホールとの事で左右ヘッドカバーと左右サージタンクの結晶塗装をご依頼頂きました。先日はご足労頂き有難う御座いました。
各部品とも純正の状態での復元をご希望で、ヘッドカバーは赤の結晶塗装、サージタンクはグレー(シルバー)とレッドの2トーン仕様の結晶塗装です。
2005/10/25
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-317- アルファ146新品部品達
この他にボンネットがあります。 コアサポートなど溶接で車体に取り付ける部品は、取り付けてからだと裏側が塗れないので(塗りにくいので)、明日先に「裏吹き」を行ないます。ボンネットも各エクボを修正し表側にプライマー&プライマーサフェーサー、裏側は色も入れます(塗ります) その後ボンネットを取り付け、入力した個所(損傷を受けた個所)を引っ張り出します。
想像よりも少々損傷が大きかったので予定よりも納期が遅れる可能性が出てきましたが、各作業念入りに行いますので何卒ご了承の程宜しくお願い致します。 作業進行しましたらまた随時掲載させて頂きます。不都合お掛けしますが完成までもう少々お待ちください。
2005/10/25
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-316- アルファ146作業進行状況
お待たせしております。アルファ146の進行状況になります。 保険屋さんの車両確認後に部品発注しましたが、少々時間掛かってしまいました。本日ようやく各発注部品到着です(部品屋さんのお計らいにより本日PM10時到着です)。先行してボンネットが先日到着していたのですが、エクボが20個と悲惨な状態だったので(勿論新品です)部品屋さんに交換を要請して再度届いたボンネットは程度もそこそこ良いので安心です(ある程度のエクボは伊・英・仏車は仕方無いです…後日修正致します)
フロントバンパー外してみて損傷具合は良く解りました。想像よりも結構入ってます(損傷してます)…。 クーラーコンデンサーもクロスメンバー(フロント部のフレーム)に押され、さらにその後ろのラジエターも凹んでます。なのでこちらも交換です。勿論クロスメンバーも交換です。コアサポート(ラジエターサポート)はヘッドライト周りも一体の物なのでこの辺も交換です。
オーナー様のおっしゃる通り、フロント部は以前修復した形跡があります。フェンダーのネジが一本無かったです…。これも発注しておきます。
2005/10/25
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-315- S20 ヘッドカバー結晶塗装完了!
実は先日既に結晶塗装完了しておりました。本日は文字凸部の研磨を行いクリアーを塗布しました。現在は乾燥中で、来週早々にはお渡し出来ると思います。
お預かりした時はサンドブラストで綺麗に感じましたが、元々は結構凄い状態だったのが伺えます。文字部を研磨していて、アルミの腐食による根深い巣穴が多数ありました。凸部研磨では結構時間とられてしまいましたが、美しい仕上がりに出来たと思います。
仕上がり楽しみにしていて下さい!
2005/10/22
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-314- S20 ヘッドカバー結晶塗装×2
ハコスカGT−Rのエンジンヘッドカバーで、今回2つ同時にご依頼頂きました。珍しい一品が同時に2つです。この度はご依頼有難う御座います。
既にオーナー様側の手で丁寧にサンドブラスト処理が施され美しい状態ですが、さらに純正の状態に拘り「結晶塗装」を行ないます。S20は今回で3回目のご依頼になります。 ご要望の塗色はグレーで、S20は少し緑掛かった色合いになっています。なので「黒」「白」「グリーン」の3色を混合して調色をします。
2005/10/22
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-313- う、美しい・・・。
元々入庫された時の状態が結構ヒドイ感じだったので余計美しく見えてしまいますが、オーナー様にも喜んで頂けると思います。
本日スタンドックスのデモンストレーターの方に今回のウォータースポットの件で色々と話を伺いました。 国産車で2コートのソリッドカラーであれば、やはり水性塗料での塗膜であるとの事です。しかもウォータースポットが随所に見られるケースだと、クリアー層も水性塗料が採用されているであろう、との事です。さらにこの手の相談は日本全国あるそうで、塗装の際にも結構厄介だったりもするそうです。 しかしこの問題を「問題」と考える方と考えない(気づかない)方もいらっしゃると思うので大げさな事とも言えるのですが…。 また「外国車では既に一般化された水性新車塗膜でも、日本国内ではまだ日が浅い」との事も聞きました。しかしメーカー側に訴えてもクレームとして扱うケースは無いそうです…。痛いです…。
しかし今回の作業でウォータースポットは殆ど目立たない状態に出来たと思います。今後この状態を維持出来る様、私も応援させて頂きます。 仕上がりは是非楽しみにしていて下さい。
2005/10/22
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-312- Z33完了!
Z33完了しております。「新車同様」と言う表現は余り好きではありませんが、塗膜本来の艶が戻った事と思います。 しかしソリッドブラックはやはり大変でした…。
2005/10/22
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-311- おまけ画像
損傷個所とは関係ありませんが、逆光でなんか格好良く撮れていたので掲載致します。今後も楽しいカーライフお過ごし下さい!
2005/10/22
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-310- W210無事出庫!
先日はご足労頂き有難う御座いました。無事メルセデスワゴン出庫です。 こちらもイタズラ傷での修理依頼でしたが、仕上がり喜んで頂けて本当に何よりです。心の傷も一緒に払拭されたと思いますが、その為の出費はやはり痛いと思います…。この度はご依頼頂き有難う御座いました。
人の不幸で飯を食っている所もあるので心苦しい所もありますが、困った事がありましたらいつでもお気軽にご相談ください。この度は有難う御座いました。
2005/10/22
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-309- BMW K1200GT 本塗り完了!
ベースコート自体は損傷部とその周りにボカシた程度で、範囲的には30cm四方くらいです。隣接するパネル(この場合フェーエルリッドパネル)との色違いが起こらない様に、その辺りにはベースコートは飛ばさないようにします。これは四輪車と同じ事になります。そして全体的にクリアーをパネル一枚塗って完成です。これも4輪車と変わりありません。 しかしバイクのカウルパネルの場合、地面に置いたりする事でカウルの角が削れている場合が良くあります(当店の場合、クッション材か作業台の上に置くので直接地面に置く事はありませんが) なのでそのような部分を一つずつ丁寧に拾って(塗って)いきます。表側に色を飛ばすと先に説明した「隣接パネルとの色違い」が発生するので、裏側から部分的に塗っていきます。
バイクのカウルの場合、殆どが湾曲した形状をしているのでクリアーを塗った質感が美しく見えがちです(実際美しくなります)。なので自分の腕が良くなったと勘違いを起こしがちになります(昔そうでした…)。しかし、やはり綺麗に塗れればそれは楽しいです。 今回も綺麗に塗れたと思います。仕上がり是非楽しみにお待ちください。
2005/10/22
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-308- BMW K1200GT 本塗り前
ご覧の通り、サイドカウルの損傷自体は大きな範囲ではありませんが、オーナー様にとっては被塗物の見た目以上に心が凹んでいる事でしょう…。心中お察し致します。
2005/10/22
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-307- ジャガーXJ出庫!
塗る必要が無かったのでお預かりは一日で済みました。予約待ちの方もいらっしゃったのですが、時間的には3時間程度で終わる作業だったので先に手を付けさせて頂きました。お待ちしている方々申し訳御座いませんでした。
しかし今回は本当に塗らずに済んでよかったと思います。塗って見た目を綺麗にする事は簡単ですが(全然簡単ではありませんが…)費用云々では無く、何でも容易に塗る事はお勧め致しません。
この度は有難う御座いました。お気に入りの愛車、末永く乗り続けられるよう応援しております。
2005/10/22
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-306- ジャガーXK入庫!
珍しい2ドアクーペのジャガーXKです。XJやX、Sタイプは業者さんからの仕事でやり慣れていますがこの型は初めてです。先日はご足労頂き有難う御座いました。
損傷としてはボンネットにイタズラ傷(最近多いです。皆さん気をつけて下さい)があったのですが、どうも傷を付けた武器が金属では無くプラスチックの様な物と思われ塗膜は削れていませんでした。不幸中の幸いです(幸いではありませんね。失礼しました…)
しかし強い圧力で塗膜に押し付け動かした感じで、塗膜が線状に凹んだ感じなので、#2000→#3000でペーパー掛け(段差落とし)、その後ポリッシュにて艶出し(工程的には前記のZ33と同じです)、最終的にボンネット一枚をコーティングして完了です。
2005/10/21
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-305- BMWE36 サフェーサー塗布
痛い傷の部分は各部ダブルアクションサンダーで削り落とし(正確には傷を削り落としている訳では無く、傷の周りの塗膜を削り落とし平滑にする作業です)鉄板の露出している部分にはウォッシュプライマーを塗布し、サンダーを掛けた部分全てにプライマーサフェーサーを塗布します。 全塗装ではありませんが殆ど全塗装です…。前後バンパー以外は全て塗ります。
まだ痛い姿が続きますが、本塗り後の仕上がり楽しみにしていて下さい。
2005/10/21
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