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■結晶塗装 リン酸処理(エッチング)C
前工程での「剥離剤」による旧塗膜剥離」によって旧塗膜が完全に除去出来れば、「サンドブラスト処理」の工程を省きます。その代わり、良質な下地を作る為にリン酸による「化学的な足付け処理」を行います。所謂「エッチング」ですね。 このリン酸処理を行う事によって、金属素地表面には水素が発生し、そこで形成されたリン酸塩皮膜の表面に小さな穴をあけます。 皮膜表面には微細な凹凸がたくさんできるので、この穴から酸素や水が供給され腐食が発生しやすくなるのですが、この皮膜の上に塗料(プライマー)で塗膜を作ってあげると、金属の腐食を抑制する事が出来ます。 また、皮膜表面には微細な凹凸があるので、これにより表面積(接着面積)が増え、さらに金属表面に出来た気孔が「アンカー効果」(投錨効果)を生むので、その後の塗料の密着性を格段に上げる事が出来ます。 目指すのは「100年以上変わらない塗膜」です。
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