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トップページ＞スチール製キャビネット塗装

	■ご依頼において 　スチール製で、比較的無骨な作りの製品ですが、実は英国製の高価なオフィス向けのキャビネットです。 状態としても悪く無く、殆ど傷もありませんでしたが、オーナー様的に「寒い」グリーン味のホワイトがどうしても気に入らなかったとの事です。 ついでに元々半艶だった仕上がりもツヤツヤにして、ご要望としては「ニュートラルなホワイト」となりました。
	■塗装前準備 外せる物は外します。時間は掛かりますが、この方が作業性が良く、仕上がりも断然良くなります。 外して破損する可能性が無ければ基本は全て外す事が理想と考えます。
	■調色 今回は「ニュートラルホワイト」がオーナー様のご要望となりますので、選んだ白はまさに「原色の白」になりました。 比較してみると確かに既存の製品色は寒い色味に感じます。
	■本塗り 分解すると塗装品数は増えますが、それでも仕上がりが良い方がお客様にとっても作業者にとっても喜ばしい事になります。 手を掛けた分、お金を掛けた分、物に対しての思いは強くなると考えます。結果として、長く大切に使える物として生まれ変わるのだと考えます。廃棄よりもリサイクル。リサイクルよりもリユースこそが環境負荷を低減させると思います。
	■顧客満足度 普通の人からしてみると、白を白に塗り替える為にお金を払って馬鹿らしいと考えるかも知れませんが、オーナー様にとってはかなり深刻な思いだったのだと思います。 後日オーナー様よりメールを頂きました。 「仕上がりには大変満足しております。 特に光沢仕上げにしたことで、より高級感が増したと思っております。 塗装の仕上がりも美しく、色身もイメージ通りのものとなりました」 と安堵の気持ちが伺えます。 「色」には人の気持ちをも動かす力があると思いしらされました。