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トップページ>タワー型パソコンケース塗装 外板パネル編


ちょっと大き目のタワー型パソコンケース、「COOLER MASTER」を丸ごと塗装でご依頼頂きました。
組み付けられた状態だと一点の製品ですが、分解してみると結構な点数になるのでパソコンケースは予想よりも比較的高額になるケースが殆どです。今回もケースが何個か買える金額になりましたが、オーナー様曰く「最近のケースはデザインは良いけど黒ばかりでつまらないので」との事で、既製品には無いオリジナルな一台を作成するお手伝いをさせて頂く事になりました。

■ご依頼到着時


COOLER MASTERなるパソコンケースは通常のタワー型に比べてかなり大きいケースかと思います。
参考までに奥のパネルの上にiPodを置いてみましたが・・・



■分解


パネルの裏にはシャーシがネジで固定されているのでそれも外します。表側は艶有りのレッドメタリックですが、内側は全て「マットブラック」で承っています。


パネルの合わせ目にはゴムが張ってあります。


ゴムは両面テープで付いているので一旦剥がしますが最後に貼りなおします


■下地処理


外側のアルミパネルは表面に深いヘアーライン加工が施してあるので、一旦#120のダブルアクションサンダーで表面を研磨した後、「プライマー」→「2液ウレタンサフェーサー」を塗って表面を平滑にする下地処理を行います。


■サフェーサー塗布


サフェーサーを塗ったら熱を掛けて完全硬化させ、表面を平滑に研いで滑らかに仕上げます。艶のある仕上がりに出来るかどうかはこういった下地処理によって決まります。

■本塗り前


全ての部品に下地処理をした後、ブース内に並べて本塗りの準備とします。


■完成


塗装が完全硬化したら最初に貼ってあったゴムを貼り直して完成です。

プラスチック製の枠とアルミパネルを合わせてみました。とても市販品では得られない艶具合です。

アームの部品も同じくレッドパールで塗装です。

フロントパネルの黒いアクリル板は両年テープか接着剤でガッチリ固定されていたので取り外せなく、今回はマスキングでの作業となりました。
しかしながらかなり神経を使って作業したのでとてもマスキングで仕上げたとは思えないような仕上がりに出来ているかと思います。

パソコンケースの内側は全て「マットブラック」でご依頼頂いていますので、アルミの素地が剥き出しだった箇所は全てこのような艶消しの黒になっています。

■外装パネル「マットブラック」塗装

外装パネルの一部は内側と同じく「艶消し黒」でご依頼頂いています。全面が赤よりも多少落ち着いた色が入る事によってシャープさが増し、より鮮やかな色を引き立たせる事が出来ます。
画像は足付け処理をしている作業で、これにより塗装の密着性が向上するので下地処理としては必須の作業です。



■本塗り完了


■完成

    ケース内側内部のマットブラック塗装に続きます→内板パネル塗装編


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