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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記 2009】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 チタン製自転車フレームのベース色(img1442.jpg) -1442- チタン製自転車フレームのベース色

色については「ネイビーのメタリック」をご要望でしたので、先日色見本帳を送ってお好みの色を選んで頂きました。

で、最終的に決まったのは米GM社の「レーザーブルー」です。
なるほど、名前からしてエッジが効きそうな色ですね(壊)。

ちなみにフレームもアメリカ製品との事ですので、同じお国の色って事でもいい意味合いですね。意外とこういうのは大事だと思います。ホンダの部品にトヨタの色を塗ったりしたら何か違和感はありますよね…(気分的な問題なので良い色だったらそれはそれで良いとも思いますが)。


ちなみに画像だと色解り難いですよね…すいません…。

2009/12/09
 
jpg画像 チタン製自転車フレーム パッチテスト(img1441.jpg) -1441- チタン製自転車フレーム パッチテスト

チタン素地の足付けが完了したらプライマーを塗ります。が、今回は多分初めて塗るチタンですので一応テストを行っておきます。

ちなみに「チタンの塗り方」なんて事は塗料メーカーのマニュアルには載ってません(確認済みです)。なので一応メーカーのデモマン(技術者さんですね。お察しの通りスタンドックスのY氏です)に確認しておきました。結果は無事普通の金属として扱えばいいとの事です。
こんな普通の事ですが、私が業界に入った頃は結構メチャクチャだったんですよね。技術的な事を聞いてもちゃんとした回答が帰ってきた試しがありませんでした…。
が、お陰様で「自分で試して自分で考えて自分で結果を想定する」といった癖が付いたりしたんですけどね。マジメに意見を聞いていたりすると逆に何も解らなくなってしまう事が本当に多かったです。

が、今現在は困った時に意見を聞ける人がちゃんと解っているので、これは本当に在り難いことですね。今回も考えていた通りの答えが返ってきたので安心出来ました。

テスト結果も良好でしたので、この後全体にプライマーを塗布します。

2009/12/09
 
jpg画像 チタンフレームのメーカーロゴレリーフの処理(img1440.jpg) -1440- チタンフレームのメーカーロゴレリーフの処理

凸状になったレリーフ部分は、最終的に研ぎ出して露出させますので、先にある程度仕上げておきます。#240シングルサンダーで溶接跡を綺麗に研ぎ落とし(多分ベルトサンダーの跡ですね。ありがちです)、#320→#400と番手を上げて光らせます。

最終的にはもっと光らせるのですが、今の時点ではここまでで十分です。
塗装する時はこの部分も一緒に塗ってしまい、クリアーが完全に硬化してからペーパーに当て板をあてて研ぎ出します。
いつもやっているヘッドカバーの凸部面研と同じですね。仕上がり格好いいと思いますよ…(憧)。

2009/12/08
 
jpg画像 チタンフレーム素地調整B(img1439.jpg) -1439- チタンフレーム素地調整B

フレームの前方にはメーカーロゴのレリーフが着いています。

どうやって付いているのかというと、

@ロゴのプレートを別に作る
Aそれに数箇所(多分4箇所ですね)穴を開ける(多分3〜4mmくらいです)
B穴部分を溶接で埋めて
C平滑になるように削ります。

といった感じですね。溶接の跡が解りましたので(爆)。

車のボディパネルの溶接も同じ様な感じですね。新車であればスポット溶接が基本ですが、板金修理の時だと部分的にはスポット溶接できない箇所が絶対出てきます。なのでその場合はパネルに6〜8mmくらいの穴を何個も開けておいて、その部分を半自動溶接機とかTIG溶接とかで埋めるように溶接します。


ちなみにレリーフ部分もダブルアクションサンダーや手研ぎでも足付け処理が困難なので、レリーフごとサンドブラスト掛けてしまいます。

2009/12/08
 
jpg画像 チタンフレーム素地調整A(img1438.jpg) -1438- チタンフレーム素地調整A

サンドブラストされた、ブレーキホースのガイド部分ですね。

ちなみにアルミ素地であればリン酸が良く効きますので、その場合は化学的なエッチングでの処理とします。チタンは酸化し難い性質がありますので、リン酸もそんなに効きませんので(多分ですが)サンドブラストを選んでます。

と、このように、サンドブラストでは素手では無理な箇所も綺麗に処理出来ますね。特に剥がれ易そうな箇所なので念入りにやってます。

2009/12/08
 
jpg画像 チタンフレーム素地調整(img1437.jpg) -1437- チタンフレーム素地調整

現在まだ色や文字入れなどで検討中ですが、手が空いたので先に下地作業に入っております。

フレームは新品なので、素地調整は足付け処理のみで構わないのですが、自転車フレームの場合、ブレーキワイヤーのガイド部分(って言うのでしょうか)など細かい箇所は作業し難いので、その部分のみサンドブラストで先に処理しておきます。

ちなみに全部やってもいいのですが、サンドブラストのメディア(砂ですね。正確にはアルミナ粒子ですが)が「粗目」なので、逆に素地を荒し過ぎて「艶引け」が起こってしまいます(砂にもちゃんと「番手」がありますので)。

なので基本的には#180のダブルアクションでの足付け処理にします。

2009/12/08
 
jpg画像 スターバックスタンブラー発送してました!(img1436.jpg) -1436- スターバックスタンブラー発送してました!

そう言えば昨日既に発送しておりました。もうお手元に届いたでしょうか…!

画像ではグリップ部のゴムが付いていませんが、外して同梱しておきましたのでご安心下さい。

そういえば写真撮るとき付けてませんでしたね…。ちょっと見た目がノッペリし過ぎで残念でした…。

この度のご依頼誠にありがとう御座いました!

2009/12/08
 
jpg画像 ホンダ プラスチック製エンジンカバー 完成ですA(img1435.jpg) -1435- ホンダ プラスチック製エンジンカバー 完成ですA

もう一枚画像あったので掲載しておきますね。

エンジンルーム内は殆どが「艶消し黒」だと思いますが、逆にその中にワンポイントで赤い部品があると目立つんですよね…。

恐らくはこのカバー取り付けのネジも黒だとは思いますが、そんなちょっとした付属品も付くといい感じになると思います。

私も昔はエンジンルーム綺麗にしてたりしたんですけどね…。今ではどうにも…(辛)。羨ましい限りです(情熱が、ですね)。

この度は誠にありがとう御座いました!

2009/12/08
 
jpg画像 ホンダ プラスチック製エンジンカバー 完成です!(img1434.jpg) -1434- ホンダ プラスチック製エンジンカバー 完成です!

大変お待たせしました!ホンダのエンジンカバー完成となります。

梨地はきっちり処理してますので艶々に仕上がっております。
メッシュの部分もいい感じに出来たと思います。

さらにこれに、元々のHONDAの凸文字があった箇所に、後付のエンブレムが貼られ、「i-vtec」のアルミプレートが付けばかなり格好良くなると思います。エンジンルーム、華やかになるでしょうね…(羨)。


それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとう御座いました!

2009/12/08
 
jpg画像 ベンツVクラスのテールランプ 素地調整(img1433.jpg) -1433- ベンツVクラスのテールランプ 素地調整

侵食されていた部分は#320のダブルアクションサンダーで削ってしまい(大胆に思いますが、侵食はそれくらい深いのです)、#600、#800で慣らします。

そのまま全体に足付け処理をしたのが左側ですね。傷だらけにしてあげて表面積を増やし、この後の塗料の密着性を高めます。これをやらないで密着剤だけで塗ったりすると、最初はいいのですが経年劣化で剥がれてきたりします。塗装の基本ですね(なので小僧の時は朝から晩まで足付けばかりやらされます…。なので肘が腱鞘炎になりました(本当))。

2009/12/07
 
jpg画像 ベンツVクラスのテールランプ 侵食部(img1432.jpg) -1432- ベンツVクラスのテールランプ 侵食部

周りの部分は大丈夫ですが、ウィンカーとバックランプ部の填め込みプラスチック部分のみ侵されています。

テールランプは一見して「一体物」のように見えますが、実は分割した物が組み合わさってるなんて事が多いです。良くみると「継ぎ目」があるんですよね。それはそれで凄いですが…。

それにしても缶スプレー程度で溶けてしまうとは、ちょっと怖いですね。なのでこちらでも溶剤のパッチテストを行いました。
が、今回仕様する塗料溶剤(ウレタンシンナーですね)では特に問題ありませんので、課題は一つクリアーしました。

「塗料でプラスチックが溶ける」なんて事は結構ありがちで、プラモデルのプラスチック「AS」なんかはウレタン塗装だと溶けて「艶引け」が起きてしまったりします。なので使えるのはアルコール系・水性・せめてラッカー系までですね。
またはドライ吹きや、溶剤がそんなに強く無いデュポン系でも対応は可能ですね(そうしてましたので)。

2009/12/07
 
jpg画像 ベンツVクラスのテールランプ スモーク塗装ご依頼承りました!(img1431.jpg) -1431- ベンツVクラスのテールランプ スモーク塗装ご依頼承りました!

こちらとは別にもう2つ届いておりますのでご安心下さい。改めましてこの度のご依頼誠にありがとう御座います!

見た目はご覧の通り綺麗な状態なのですが、一部、オーナー様が自家塗装を試みて、プラスチックの表面がデロデロに侵されてしまっている箇所があります…(恐)。

そちらの画像撮りましたので続きますね。

2009/12/07
 
jpg画像 HONDAのエンジンカバー(樹脂製) メッシュ部黒塗装完了です。(img1430.jpg) -1430- HONDAのエンジンカバー(樹脂製) メッシュ部黒塗装完了です。

と言うことで黒を塗って完成となります。

既にマスキングも剥がしておりますが、完成画像はまだ撮影しておりません。

明日改めて各部チェックして、OKでしたらご連絡差し上げますね。完成状態の撮影もしておきますので楽しみにお待ち下さい!

2009/12/07
 
jpg画像 HONDAのエンジンカバー(樹脂製) メッシュ部の黒塗装マスキング(img1429.jpg) -1429- HONDAのエンジンカバー(樹脂製) メッシュ部の黒塗装マスキング

赤の塗装が完全硬化したら、今度はメッシュ部分を艶消し黒で塗装します。

ただ、赤の塗装(実際にはクリアーですね)が完全に硬化していないと、その上に塗った塗料溶剤によって侵されて「チヂレ」が生じます。こうなると最初からやり直しです…。

が、まさかここまで来てそんな事はあり得ませんので(流石に注意します…)、完全硬化した後に再度塗る部分を足付けし、マスキングし、黒を塗ります。

2009/12/07
 
jpg画像 チタンフレームの重量計測(img1428.jpg) -1428- チタンフレームの重量計測

と言う事で、チタンフレームの重量を計測しておきますね。

1619.8gです。やはり見た目よりも全然軽いですね…(凄)

2009/12/07
 
jpg画像 チタニウムの溶接(img1427.jpg) -1427- チタニウムの溶接

うーん、芸術的ですね(壊)。

ちなみに全然関係ありませんが、機動戦士ガンダムの装甲は「ガンダリウム合金」ですが、これはチタン合金の一種らしいです。

ってガンダリウム合金は勿論架空の物質ですが、ウィキペディアでは結構マジメに説明されているのである意味面白いです(笑)。

→「ガンダリウム合金

2009/12/07
 
jpg画像 チタンフレーム到着してます!(img1426.jpg) -1426- チタンフレーム到着してます!

先週到着しました。チタニウムな自転車フレームです。この度のご依頼誠にありがとう御座います!

多分塗装するのは初めての金属ですが(知らない内に塗ってた、なんて事はあるかも知れません)、感じとしてはステンレスと同じ様な考えで大丈夫だと思います。勿論事前にテストもしてみますのでご安心下さい。

チタンとはご存知のとおり、常温の空気中でも錆びない(とても酸化し難い)金属ですので、正直「塗ってしまうのは勿体無い」とも思うところですが、オーナー様的にはこの質感が好みでは無いとのことです。うーん、ちょっと勿体無い気が…。

ちなみにこれを見たゴトー氏曰く、「プロパンで炙れば、巷よく見かけるチタンマフラーみたいに青い焼けが出せるのに」なんて言ってましたが、それはそれでどうかと…(爆)。

まあこればかりは個人の好みですし…。
確かに触った箇所の「指紋」とかが凄く目立ったりもしますし、好みはありますよね。「デロリアン」を好きか嫌いかって感じでしょうか(←多分違いますね…苦)。

2009/12/07
 
jpg画像 ロッドスタンドのアルミパーツ 完成しました!(img1425.jpg) -1425- ロッドスタンドのアルミパーツ 完成しました!

既に梱包も終えまして、そろそろ集荷来ますので発送になります。この度もご贔屓ありがとう御座います!

ご要望通り、パイプの中身も綺麗に塗ってます。

先日、昔ながらの知り合いの塗装屋さん(既に引退済みですね)がTACに遊びに来て、丁度これを運んでいたのでお見せしたら「え〜?!なんだこれ。中塗ったの?ばっかじゃねぇ〜!どーやって塗ったんだ、これ」と言われてしまいました(苦笑)。

そうなんです、塗装屋さんが見ると結構不思議な仕上がりなんですよね。普通に見て、パイプの中はスプレーで塗れるとは思えませんので(笑)。

ちなみに知人の塗装屋さんは悪気があって言っている訳ではありません。業界ではあんな感じで言葉は汚いですが、「よくやるなぁ…」なんて褒め言葉だったりもします(←勝手な見解ですが。爆)。

それでは現物到着をお待ち下さい。
この度もご依頼ありがとう御座いました!

2009/12/07
 
jpg画像 スモーク塗装専門サイト作ってみました(img1424.jpg) -1424- スモーク塗装専門サイト作ってみました

先日思い立ったので、昨日夕方から作ってみました。

10時間で作りあげた「一夜城」ですね(爆)。相変わらずの素人作りですが、Flashも組み込んでみました。

宜しかったらどうぞ(何故か笑)
 
 →「スモーク化計画 始まる

まだ暫定ですので、これから色々充実していきたいと思います。

これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

2009/12/07
 
jpg画像 レガシィの内装パネル 完成之図(img1423.jpg) -1423- レガシィの内装パネル 完成之図

と言う事で再び全部のパーツですね。

ちなみにですね、丁度先日業者さんからの仕事でアウディR8(?!)の内装パネル塗らせて頂きました。

って、車体2千万近くするんですか…(恐)
 →アウディR8

そちらはボディ外装がソリッドの白でしたので、それとお揃いで内装のサイドブレーキ周りのパネルをボディ同色の艶々白にしました。

内装の塗装、流行っているのかも知れませんね。もっと仕事が来ると有りがたいですね(笑)。


改めましてこの度のご依頼、誠にありがとう御座いました!実物楽しみにお待ち下さい。





2009/12/05
 
jpg画像 レガシィの内装パネル ダッシュ上エアコン噴出し口 枠のみ塗装完成です!(img1422.jpg) -1422- レガシィの内装パネル ダッシュ上エアコン噴出し口 枠のみ塗装完成です!

実は左右とも一度は失敗しているのですが(苦)、幸いにして買い直さずに修正出来ました。後に問題が起こるような事ではありませんのでご安心下さい。

ちなみに「失敗」とは、やはり境界線が微妙にガタついた箇所が出来た事ですね。その部分削って、マスキングしなおして塗り直しています。
想定内なのでショックは半分程度で済みましたが、やはり楽には終わらせてくれない内容ではありました(苦笑)。が、画像のように綺麗に仕上げられたと思いますので、私的にもとても嬉しい事であります。

私的には、「バツ切り」は以下にシャープなラインに出来るか、に尽きると思います。これが一番難しいんですけどね(微笑)。

2009/12/05
 
jpg画像 レガシィの内装パネル ダッシュ上エアコン噴出し口 枠のみサフェーサー塗装(img1421.jpg) -1421- レガシィの内装パネル ダッシュ上エアコン噴出し口 枠のみサフェーサー塗装

ご依頼が「枠」の部分のみツルツルの艶消しシルバーで塗装ですので、枠の部分のみ梨地を削り落として、さらに枠の部分のみサフェーサーを塗ります。

ただ「見切り線」などどこにも存在しませんので、サフェーサーはその内側で終わらせ、段差が出来ないような方法で塗ってます。
なのでサフェーサーの縁のラインが適当な感じで歪んでいますが、これはOKなのです。

2009/12/05
 
jpg画像 レガシィの内装パネル ダッシュ上エアコン噴出し口 初期状態(img1420.jpg) -1420- レガシィの内装パネル ダッシュ上エアコン噴出し口 初期状態

これがまた厄介でして(爆)、オーナー様のご要望は「フチだけシルバーにお願いします」との事でしたが、ご覧のように「見切り線」の無い梨地状態ですので、もう最悪です(爆)。

一時は「全部シルバーじゃ駄目ですか?」とお伺いしたのですが、やはり妥協は許されませんでした。「それなら塗らない方が」との事になりそうでしたので、やはり費用はちょっと高くなりますが内容を検討して再度見積もりを提示させて頂きました。

で、まさかとは思いましたが決行する事になりました(辛)。

という事で、一応頭の中のイメージでは上手い事完成しましたので(爆)慎重に作業を進めます。

まぁ実際のところは「失敗したら買い直して何度かやれば上手くいくかな」的にも思っていましたが…(部品自体はそんなに高い物では無いと解ってましたので)。

2009/12/05
 
jpg画像 レガシィの内装パネル インナーハンドル部? 完成図(img1419.jpg) -1419- レガシィの内装パネル インナーハンドル部? 完成図

と言う事で、梨地もツルツルに仕上げるとこのように上品な艶消しが出来上がります。

うーん、「シットリ」って感じですね(憧)。

2009/12/05
 
jpg画像 レガシィの内装パネル インナーハンドル部? 初期状態(img1418.jpg) -1418- レガシィの内装パネル インナーハンドル部? 初期状態

塗装するのは全部で9点ですが、その中でも数点は「梨地」のプラスチックがあります。画像で見るように表面がザラザラなんですよね。

ただ今回は「艶消し仕上げ」ですから、この梨地を残したままでも良いとは思ったのですが、やはりオーナー様の強いこだわりから「ツルツルとした艶消し仕上げに」とご依頼承りました。

と言う事で、これも削ってサフェーサーから下地造りなおしています。

2009/12/05
 
jpg画像 レガシィ内装パーツ 途中作業 「ディスプレイ枠」 B 完成(img1417.jpg) -1417- レガシィ内装パーツ 途中作業 「ディスプレイ枠」 B 完成

そして完成ですね。この艶消し感が上品で良いですよね。2分艶って感じです。

色は見本に合わせて調色しているのですが、透かしが極端に黒く、正面は意外と明るめな色なので「金属感」が出てますね。調色も結構大変でした(メッキ調の塗料も使ってます)。

2009/12/05
 
jpg画像 レガシィ内装パーツ 途中作業 「ディスプレイ枠」 A(img1416.jpg) -1416- レガシィ内装パーツ 途中作業 「ディスプレイ枠」 A

既に塗装し終わって「フィン」を組んでいる所ですね。

とても親切なことに、各フィンには順番のアルファベットが刻印されています。なるほど、これは助かりますね(全部長さが違いますので…)。

ちなみに塗装済みの場合、画像のようにひっくり返して作業する時は布の上で行ったりしますが、それでも「砂」などが付いていると簡単に傷が付いてしまったりします。組みつけの時は結構強い力で押したり、動かして擦ったりしてしまうんですよね。

なので仕事で行う場合は、塗装した面にマスキングテープを貼ってしまいます。ちょっとした事ですが、後で悲惨な目に遭わない為(当然何度も経験あります…)、保険は何個も掛けておきます。

2009/12/05
 
jpg画像 レガシィ内装パーツ 途中作業 「ディスプレイ枠」(img1415.jpg) -1415- レガシィ内装パーツ 途中作業 「ディスプレイ枠」

最初の状態ですね。内装のディスプレイ周りの枠ですね。エアコン噴出し口も左右についてます。稼動するフィンですね。

フィンは塗りませんので外します。
「外れるのかな…」と心配になりましたが、意外と簡単でした。
ただ、ちょっとした事で破損してしまいそうですので作業は慎重に行います。ちょっと器用な方なら大丈夫ですよ(←何故かお勧めしてたりします。爆)

2009/12/05
 
jpg画像 レガシィ内装パーツ 塗装完成之図(img1414.jpg) -1414- レガシィ内装パーツ 塗装完成之図

いきなり完成ですが、写真上下に並んでいた方が解り易いかと思い先に掲載してみました。

中央のナビ画面パネルの下にある、フニャフニャっとした横棒のパネルが、一緒にお預かりした「色見本品」です。全部同じように見えますが、これは塗っていません。これに合わせて色を作成し、艶具合も同じ様に仕上げています。

実は結構大変な作業ですので(お値段も結構掛けられてます…)続けてそれらも紹介しますね。とにかくオーナー様的にこだわりのご依頼内容でしたので…。

それにしても格好良いですよね〜。確かに最初からこういう製品使っている車体もあるのですが(最近のポルシェとかそうですね)、元々の黒いプラスチック状態から考えると、まるで違う製品ですよね…(惚)。

2009/12/05
 
jpg画像 レガシィ内装パーツ塗装承ってました。(img1413.jpg) -1413- レガシィ内装パーツ塗装承ってました。

実はちょっと前に、スバルレガシィの内装パーツの塗装を承っておりました。
ただ、こちらの「プロフィット日記」掲載の承諾を頂いておりませんでしたので紹介していなかったのですが、先日仕上がって写真撮ったの物がとてもよかったので掲載承諾をお願いしてみました。

結果、「面倒な作業が増えてしまうと思っていただけですので」的なご回答を頂き、この度承諾を頂けました。余り深く考えていなかったとの事です(爆)。

と言う事で、お預かり時の画像ですね。元々わたしも掲載する事を想定していなかったので適当な写真ですいません…。オーナーさまとは画像を添付したメールで何回かやり取りをしましたので一応は撮影しておいた次第です。

画像に写る写真は「リベラル」なる製品の物との事で、水圧転写でカーボン調を貼って仕上げた製品との事です。セットで14万円くらいするとの事ですが…(恐)。

2009/12/05
 
jpg画像 ホンダ プラスチック製エンジンカバー 塗装完了ですA(img1412.jpg) -1412- ホンダ プラスチック製エンジンカバー 塗装完了ですA

水飴みたいですよね(惚)。

クリアーは単なる「液体」では無く、ちゃんと塗り易いように色々考えて作られています(私が作ってる訳ではありませんが…)。

基本的には値段が高いクリアー程綺麗に塗れます(本当)。
単なる液体だと流れ放題か、或いはパサパサになってしまいます。適度に乾いて適度に使いやすく、勝手に綺麗に仕上がってくれるような「レベリング性能」が決め手ですね。

単なる液体を塗るだけですと、画像のようにタップリ塗りこんだ場合には、凹んだ箇所には塗料がどんどんと流れ込んで「プール」状態になってしまう筈です。そうならないのは「腕」では無く材料特性のお陰ですね。

どの部分も表面張力と乾燥が良い感じで働いて踏ん張っているのです。在り難いことです。

2009/12/05
 
jpg画像 ホンダ プラスチック製エンジンカバー 塗装完了です!(img1411.jpg) -1411- ホンダ プラスチック製エンジンカバー 塗装完了です!

そして本塗り完了です。画像で見ると淡いですが、実際にはもっと赤が濃い感じです。なんていうか「血のような赤」ですね(爆←失言だったらすいません…)。

メッシュの部分はサフェーサーが塗ってありませんでしたので、本塗り前にこの部分だけプラスチックプライマーを再度塗ってあります。

2009/12/05
 
jpg画像 スモーク塗装の濃度について(img1410.jpg) -1410- スモーク塗装の濃度について

画像とは全然関係無いのですが、先日こちらのプロフィット日記にて紹介していた「ポルシェ997のテールレンズの濃度に」とのお問い合わせを頂きました。以前お世話になったホンダクロスロードのオーナー様ですね。

で、丁度昨日はトップページ内でポルシェケイマンのスモーク塗装のページを追加していて、そのオーナー様にも「あの薄さは画期的ですね」なんてお言葉も頂戴しました。

スモークは「濃度」もそうですが「色相」も実は色々とあります。青っぽい黒から茶色っぽい黒ですね。
基本的に染料は「青」過ぎて結構変です(苦笑)。なので顔料系で色相を整えてあげたりしています。今回さらに新しい染料を加えて、あの薄さを実現してみました。ダマの無い美しい薄めのスモークですね。
ただ、まだ実用してから一回だけですので、機会をみてテストを繰り返していきたいと思います。

いずれスモーク塗装専門のページ作りますね。濃度を気軽に選べるようにしたいと思います(ただし一ヵ年計画になりそうですが…)。


で、画像ですが(笑)これは最近は余り見ない「ポアフィラー」ですね。木工でいう「砥の粉」の溶剤版ですね。
軟性ウレタンのリヤスポイラー(古いBMWに多いですね)など「巣穴」が激しい被塗物で、その穴を埋める為の「刷り込み式パテ」みたいな物です。塗装する上であの底なし穴は厄介なんですよね(爆)。

私も存在は知っていましたが、実際に使った事はありませんでした。
が、TACさんにこちらの「昔は新品リヤスポに一緒についてきた」なんて小分け品の在庫があったので、今回問題の起きていたマイクの下地に使わせて頂きました。こういうのは在り難いですね。感謝感謝です。

2009/12/05
 
jpg画像 私事ですが…(img1409.jpg) -1409- 私事ですが…

買ってしまいました(爆)。

前々から気になっていたレッグシールドですね…(スーパーカブの足の風防部分です)。

純正品はPE(ポリエチレン)製で塗装は至極困難な為、安い社外品を買いました。こちらはPA(ポリアミド)だと思います。触った感触ですが、多分そんな感じです(笑←自分のですので結構適当です)。


樹脂素地のままでも光沢があって結構綺麗なのですが、私的にはこの状態がとても嫌いです…。
仕事柄のせいもあるとは思うのですが、このインチキ臭い質感と(言葉が汚くてすいません)、紫外線にやられて黄ばんで行くのが見え見えなので、毎日「劣化」を感じ続けなければなりません(酷)。

なので塗ってしまいます。元々そのつもりで買ったのですが(爆)。

と言う事で、暇を見つけて塗りたいと思います。地味な感じの塗装だと思いますので全然期待しないで下さい…。

2009/12/04
 
jpg画像 スターバックスタンブラー ピンクメタリック色 本塗り完了ですA(img1408.jpg) -1408- スターバックスタンブラー ピンクメタリック色 本塗り完了ですA

タンブラーと一緒にお預かりした色見本では、もっとかなりのラメだったのですが、それの仕様にすると費用が倍になってしまいますので、スタンドックス原色で出来る範囲での対応としました。

ラメ粒子は大きすぎるとクリアーから突出してしまうので、「クリアー→完全硬化→研磨→クリアー→完全硬化」の2工程が必要になってしまうからですね。

今回は既にお見積もり済みですので、その範囲内でご要望の色に近い仕上げにしておりますのでご安心下さい。

それでは完成しましたら改めて紹介させて頂きますね。来週中には発送出来ますので、クリスマスにも十分間に合いますのでご安心下さいませ。

2009/12/04
 
jpg画像 スターバックスタンブラー ピンクメタリック色 本塗り完了です!(img1407.jpg) -1407- スターバックスタンブラー ピンクメタリック色 本塗り完了です!

こちらも淡い感じの写真になってますが、実物はもっと色濃いのでご安心下さい。ちょっとオレンジ掛かったピンクって感じですね。

メタリックはスタンドックス原色で一番粗いメタリックを使用しています。

近接画像ありますのでそちらも紹介しますね。

2009/12/04
 
jpg画像 スターバックスタンブラー 紫パール色 本塗り完了です!(img1406.jpg) -1406- スターバックスタンブラー 紫パール色 本塗り完了です!

こちらは淡いパープル色をご指定のタンブラーですね。画像だとちょっと淡く映り過ぎですね。実際はもう少し色相(紫色)があります。

こちらはホワイトパールと細かめのメタリック、パープル系で構成されています。上品で優しい色合いですね。

対してもう一つのタンブラーは結構粗いメタリックを使ってます。

そちらも一緒に塗りあがってますので続けて紹介しますね。

2009/12/04
 
jpg画像 ロッドスタンドのアルミパイプ 外側も本塗り完了です!(img1405.jpg) -1405- ロッドスタンドのアルミパイプ 外側も本塗り完了です!

先に塗っておいた内側は完全にマスキングをし、今度は外側を仕上げます。

プライマーを塗ってイエロー塗ってクリアーですね。内側塗るよりも何倍も簡単だったりします(爆)。

一緒にご依頼頂いているプレートも本塗り完了です。

もう少しで完成ですので、また紹介させて頂きますね。
今しばらくお待ち下さいませ!

2009/12/04
 
jpg画像 ホンダ プラスチック製エンジンカバーサフェ入れ完了です!(img1404.jpg) -1404- ホンダ プラスチック製エンジンカバーサフェ入れ完了です!

メッシュ部分は最後に「艶消し黒」で仕上げるのですが、この部分もサフェーサーを塗ってしまうと、メッシュ部分のパンチング模様が埋もれてしまいますので(寂)、予めマスキングをしておきます。

「艶消し黒で塗るくらいなら最初からマスキングしておけば…」といった事も一応は可能なのですが、同じラインで塗装の「バツ切り」をしてしまうと仕上がりが汚くなってしまうので私的にはNGです。

既にサフェーサーでかなりの段差が出来てしまっていますが、その段差はこの後の「艶ありレッド」時のクリアーでスムーズに仕上がります。

そして最後にメッシュ部のみを艶消し黒で塗れば、バツ切りなマスキング塗装でもシャープで美しい仕上がりになります(なると思います←まだやってませんので良い切れない所ですので)。

それにしても、サフェーサー塗った表面は既に毛羽立ってますよね(恐)。
サフェーサーが完全硬化したらまたネチネチと全てを削って平滑な素地にしなければなりません。まぁその先に「艶々のミラノレッド」(←指定色です)が待っていますので地味な作業でも意外と楽しいのですが(笑)。

2009/12/04
 
jpg画像 ホンダ プラスチック製エンジンカバー素地調整完了です。(img1403.jpg) -1403- ホンダ プラスチック製エンジンカバー素地調整完了です。

その他の梨地部分は#180で削り落とします。平面は機械研ぎ(ダブルアクションサンダーですね)で出来ますが、入り込んだ箇所は当然手研ぎになるので、ひたすらネチネチした作業を繰り返します。

2009/12/04
 
jpg画像 HONDAのエンジンカバー(樹脂製) 凸部除去B(img1402.jpg) -1402- HONDAのエンジンカバー(樹脂製) 凸部除去B

そして再びシングルサンダー#120でフラットに仕上げます。

が、平滑な樹脂面に「HONDA」の跡がくっきり残ってますね(爆)。
なるほど、基本的には「真空成型」で作成し、HONDAのロゴは別に作った物を溶かして付けているっぽいですね。裏側がフラットな理由が解りました。


ちなみにプラスチックの成型方法はいろいろありまして、他には

・風船式成型
・押出し成型
・射出成型
・ブロー成型

などがあります。ペットボトルなんかはブロー成型の類ですね。
贔屓のオートサプライヤーさんに頂いたプラスチックの参考書に書いてありました(爆)。読むと面白いんですよね…。


本題に戻りますが、この時点で文字の模様が見えるという事は、ちゃんと馴染んでいないと言うことですので、後々文字の跡が浮き出てくる(実際には浮くわけでは無いのですがそう見えます)可能性が高いです(剥がれたりはしません)。
が、ここにエンブレム貼るとの事ですのでこれも問題無いですね。ご安心下さいませ。

2009/12/04
 
jpg画像 HONDAのエンジンカバー(樹脂製) 凸部除去A(img1401.jpg) -1401- HONDAのエンジンカバー(樹脂製) 凸部除去A

と言う事で、今度はベルトサンダーで削ります。

回転数を下げて摩擦熱を押さえ、粗めの研磨で荒削りします。

掘り過ぎると大変な事になりますので(穴が開きます…苦)、かなり手前で止める事にします。


樹脂成型の凸部は、大体が「中空」になっているのが普通ですが、このHONDA部分は大丈夫ですね。裏から確認しても若干歪んでいるだけで、十分削り落とし可能です。強度も特に問題無いでしょう。

2009/12/04
 
jpg画像 HONDAのエンジンカバー(樹脂製) 凸部除去(img1400.jpg) -1400- HONDAのエンジンカバー(樹脂製) 凸部除去

今回のご依頼はちょっと珍しく、HONDAのロゴの凸部を削り落としてしまいます。

が、これの理由としては、フラットに仕上がった面に「新たなメッキエンブレム」を貼り付けるから、との事です。
なるほど。随分と自分好みに仕上げる訳ですね…(羨)。

で、シングルサンダー#120で削ろうと思いましたが、意外と刃が立ちません(爆)。
って言うか、熱で樹脂が溶けるだけでペーパーがカラんでしまうのです。
熱可塑性の樹脂ですので確かにそうですよね…。

気を取り直して別の工具を持って来る事にします。

2009/12/04
 
jpg画像 HONDAのエンジンカバー(樹脂製) 作業開始です(img1399.jpg) -1399- HONDAのエンジンカバー(樹脂製) 作業開始です

元々付いているアルミプレートは剥がしてしまいます。既にオーナー様、新しいプレートを購入済みとの事ですが、これだけでちゃんと部品出るんですね…ホンダ、以外とやりますね…。

プレートが付いていた素地と、その周りの素地を見比べて頂ければ解ると思いますが、塗装する部位は結構ザラザラになっています。これが「梨地」ですね。

このまま塗装しても、この素地がそのままで仕上がってしまいますので、表面はザラザラで艶の無い仕上がりになってしまいます。
なのでこれを除去するのですが、これが結構面倒な作業なんですよね…。

2009/12/04
 
jpg画像 HONDAのエンジンカバー(樹脂製) 塗装承りました!(img1398.jpg) -1398- HONDAのエンジンカバー(樹脂製) 塗装承りました!

改めましてこの度のご依頼ありがとう御座います!

プラスチック製のエンジンカバーで、素地はザラザラの梨地ですが、今回「艶々の赤」を基調として塗装承りました。

既に作業始まっておりますので、各作業紹介させて頂きますね。

楽しみにお待ち下さい!

2009/12/04
 
jpg画像 スターバックスのタンブラー素地調整(img1397.jpg) -1397- スターバックスのタンブラー素地調整

スタバタンブラーの素材は「ステンレス」ですが、塗装の際は鉄と同じと考えて大丈夫です。以前掲示板でステンレスの塗装について質問がありましたが、そんなに難しく考える必要はありません。

ただ、金属の場合に気をつけるのは「番手」でして、適当な細かい番手のペーパー程度では足付けは全然足りません。固いので当たり前ですよね。

旧塗膜を残して、その上にサフェーサーを塗る場合には#240よりも粗いと「ペーパー目」が出てきますよね。
よく板金屋さんは#120程度で終わらせて塗装に仕事が周って来たりしますが、その傷を残したままサフェーサー塗ると大変な事になります。納車する時は良いのですが、大体後から出てくるんですよね…。
なので#240〜#400程度に傷を馴らしてあげてからサフェーサーを塗ったりするのが普通だと思います。

が、金属素地の部分の足付けを塗膜の時と同じように考えてやってしまうと、傷が予想以上に細かくなってしまい(極端に言うと光ってしまいます…)十分な密着が得られません。

なので鉄やらステンレスの場合は、#120〜#180程度の粗いペーパーでの足付けが良かったりします。

またこれは金属のように「固さ」だけでは無く「粘り」などにも関係してきますので、プラスチックの場合でもそれを考えて番手を考えなければいけません。
まぁ実際はその時その時やりながらで判断するので、「これは絶対にこうでなければ」という事でも無いんですよね。口で説明出来ない所です。

なので人に教える場合でもこれが結構難しく、若いうちは親方の言葉に「なんだよ、こないだ言った事と全然違うじゃん」なんて事が良くあります。なので親方も口で教えるのが面倒で教えてくれなくなってしまうんですけどね(爆)。

2009/12/03
 
jpg画像 ヒドイ・・・ですね・・・(img1396.jpg) -1396- ヒドイ・・・ですね・・・

いつもの業者さんからご依頼頂いているマイクの塗装なのですが、今回結構なキズ物が一本あったので、削ってサフェーサー塗ったらヒドイ事になりました…。

素材はアルミで、持つ部分は2分割になっています。
削った感じはどちらも同じ素材に感じられましたが(色も堅さも粘りも)塗っているとハッキリと仕上がりが分かれます。

右側の方は何も問題が起きませんが、左側の方は何回やってもこんな感じです。

今までの経験上、アルミ鋳造時の巣穴のトラブルだとは思うのですが、単にそうでは無いんですよね。
熱を掛けてこうなるなら解りますが、作業は常温(その時は14℃)なんですよね・・・。意味が解りません…(苦)。

問題が起きると、当然自分のやった事を疑うのですが、正直何を悪い事をしたのか思い当たりませんし…、それでもやり方を変えても同じ事になります。


結局はエポキシ系の下地で「膨れない強固な層」を作る事で対応し、さらに色々な手法を使って納められそうですが(まだ本塗りはしてません)、今回は結構大変な目に遭いました・・・(辛)。

2009/12/02
 
jpg画像 スターバックスのタンブラー塗装承りました。(img1395.jpg) -1395- スターバックスのタンブラー塗装承りました。

本日無事到着しました。この度のご依頼誠にありがとう御座います!

先日頂いたお電話では「クリスマスに間に合いますか?」との事でしたので、恐らく誰かへのプレゼントですね。
確かにスターバックスのマニアな方が貰ったら嬉しいでしょうね。マニアじゃ無くても嬉しいとは思いますが…。

と言う事で、同封されていた色見本に合わせて2色のタンブラーを作成しますね。
作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。

この度のご依頼、誠にありがとう御座います!


(タンブラーのご依頼はまだ間に合いますよ)

2009/12/02
 
jpg画像 ロッドスタンドのアルミパイプ 内部をマスキング(img1394.jpg) -1394- ロッドスタンドのアルミパイプ 内部をマスキング

今回のアルミパイプの塗装は今回で4本目なので、さすがに「考える時間」は少なくて済みますので作業は順調に進行していきます。

ただ「量産」となると、単に手を動かしていくだけになってしまい、仕事自体が面白く無くなってしまいそうで、私的には微妙な所ですね。
実際にはそうしないと売り上げは上がらないのですが(苦笑)、今は必要無いようにも思います。確かに今は毎日が「ワンオフ」なんですよね…。

「ワンオフ」の意味についてはコチラをどうぞ。和製英語だったんですね(笑)。
洋服で言うと「オートクチュール」なんて感じですね。意味についてはコチラをどうぞ(笑)。


色々と大変な事も多いですが(爆)面白い毎日だとも思います。

2009/12/02
 
jpg画像 ロッドスタンドのアルミパイプ 外側研磨(img1393.jpg) -1393- ロッドスタンドのアルミパイプ 外側研磨

最初に塗ったのは「内部」がメインですので、外側についた塗装は削り落としてしまいます。

プライマーがちゃんと掛かっていない所に色が付いていたら後々剥がれてしまいますので、中途半端に残すよりは全部削り落としてしまう方が確実です。

ちなみにピンク色なのはアルマイトの染料なので特に削り落とす必要はありまえせんので(アルミ素地の気孔に浸透してます)。

2009/12/02
 
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