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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記 2011】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 BMWのルーフアンテナカバー 本塗り完了です!(img1250.jpg) -1250- BMWのルーフアンテナカバー 本塗り完了です!

そして本塗り完了です。お待たせしました!

色は「白のソリッド」ですが、構成としてはベースコートの白にクリアーを塗った「2コートソリッド」になります。外車は殆どがこれですね。日本車では1コートソリッドもまだあると思います。

1コートソリッドはそれ専用の塗料なので必要ならばそれらの塗料も一式揃える必要があります。私もちょっと前にこれの新しい規格物(VOC対応)の1コートソリッド塗料(STANDOX 2Kエナメル)を一式買ったのですが、実は未だ一滴も使ってません(苦笑)。

ただこれが必要な場面も必ず出てくるので、揃えない訳にはいかないんですよね。

先日これら塗料の引っ越しも無事完了しましたので機会があれば紹介したいと思います。凄く大変でしたので失業中の(爆)松崎君(立川の職業訓練学校自動車塗装科の同級生)に手伝って貰いました。有難い限りです。


それではこちらも完成までもう少々お待ちくださいませ!

2011/07/22
 
jpg画像 BMWのルーフアンテナカバーも(img1249.jpg) -1249- BMWのルーフアンテナカバーも

こちらもお待たせしていてすいません。BMWの車体の屋根につくアンテナカバーですね。内部にアンテナ本体?の配線が入っています。

BMW純正部品なのでプラスチック素地では無く「プライマー」が塗られた状態になっています。塗装する事を前提と考えられている訳ですね。純正品ではこれが一般的で、プラスチック素地のままの方が珍しいです。


下地処理としては通常の塗装済み品と同様に足付け処理のみで塗装可能です。プライマーも既に塗られていますので、いつもテールランプを塗る時に使っている「プラスチックプライマー」も必要ありません。

ただ今回のアンテナでは、一部分に「バリ」があったのでそれを削っているうちに下地のプラスチック素地が露出しました(なので「プライマー」が塗ってると解ったのですが…苦笑)。
という事で、その部分のみプラスチックプライマーは塗布しています。そうしないと上塗り(今回は「白」)が十分に密着しませんので。

そしていよいよ本塗り開始です。

2011/07/22
 
jpg画像 less than humanのサングラスフレーム 本塗り完了ですA(img1248.jpg) -1248- less than humanのサングラスフレーム 本塗り完了ですA

メガネ塗装のように細かい箇所のマスキングを行った場合のコツとしては「塗ったら直ぐ剥がす」ですね。マスキングを貼ったまま放置してクリアーが乾いてしまうとその際が汚くなってしまいます。
クリアーを塗った直後はまだ流動性があるので、バツ切りマスキングをした箇所でも徐々にクリアーが動いて際が滑らかになってくれます。塗った後30秒以内が勝負ですね。

しかし指でこれらのマスキングを剥がそうとなると二次災害が起こる危険がありますので(なので普通はこういったリスクのある事はしません)、こういった場面でもピンセットは欠かせません。

マスキング剥がすにも結構な力が要りますので噛み合わせの良いピンセットは必須です。何かのおまけで付いてきたようなピンセットでは無くユザワヤに売っているような製品が良いですね(私的に贔屓にしています)。

画像では鼻当ての部分と蝶番部分のテープを既に剥がしてあります。全部を剥がす必要は無く、塗装した部分との際部分だけでOKです。


写真にはありませんが左右のツルも無事塗り終わっておりますのでご安心下さい。
完成までもう少々お待ちくださいませ!

2011/07/22
 
jpg画像 less than humanのサングラスフレーム 本塗り完了です!(img1247.jpg) -1247- less than humanのサングラスフレーム 本塗り完了です!

こちらもお待たせしました!無事本塗り完了しております。

メガネフレームの塗装では「黒」にするご依頼が多いのですが今回は逆ですね。黒から「ピンク」にご依頼頂きました。確かにこの色は中々無いかも…ですね。

他にも画像あるので紹介します。

2011/07/22
 
jpg画像 RITCHEYのフレーム 完成イメージ図(img1246.jpg) -1246- RITCHEYのフレーム 完成イメージ図

こちらはまだ製品自体の紹介がまだですが、先ほどオーナー様の携帯電話宛に送った画像が見れているか解りませんので一応こちらのもアップしておきますね。

パソコンならば添付画像が見えるのは普通ですが、携帯電話宛にだと画像を添付すると「迷惑メール」扱いになってしまうと聞きました。
最近はスマートフォンなる携帯端末が増えたようですが、私的にはそちらの方面はさっぱりです。
そもそも携帯電話でネットやメールをする癖というか機会が無いんですよね。ちなみにタイピングはキーボードでしかちゃんと打てませんし(苦笑)。

という事で、画像確認出来ましたらご連絡頂ければ幸いです。どうぞ宜しくお願いいたします。

2011/07/22
 
jpg画像 ANCHORのフレーム 完成イメージ図(img1245.jpg) -1245- ANCHORのフレーム 完成イメージ図

という事でこちらも予めイメージ図作っておきました。

「ANCHOR」のロゴについては、オーナー様から画像を頂きましたのでそこからデータを作成しています。

その下にある筆記体の文字はオーナー様からのご指定で、教養の無い私にはさっぽり意味が解りません(爆)。

私は仕事でやっているので普通の事になってしまいましたが、こうやって自分が依頼した物がどのように完成していくのかを知ると確かに楽しいかも知れませんね(ただ紹介しきれない場合もありますのでそれはすいません…)。
しかしこうやってイラスト作ったりするのにも当然時間が掛かりますから、本当に仕事としてだけで考えると無意味なのかも知れませんが…(経営という面からすると、ですね。圧迫している気がします…苦)。

まあ今の所塗る以外にこういった作業するのが結構楽しいので何とかやっていけている今の内(笑)に色々と勉強していきたいと思います。

2011/07/22
 
jpg画像 cannondle F1000 完成イメージ図(img1244.jpg) -1244- cannondle F1000 完成イメージ図

自転車フレームのご依頼が増えて来ましたので確認の為に完成イメージ図を作成しました。イラスト上でのロゴの位置や大きさに関しては厳密ではありませんのでご了承ください。

基本的には「お任せコース」では単純な内容ですのでこういったイラストを作成したりはしていませんが、ロゴの数が多かったり位置の指定が厳密だったりした場合には「標準コース」での対応となりますので依頼内容を視野化出来るようにわざわざイラストにしていたりします。

公にしてはいませんが、先日ご依頼頂いたキャノンデールのフレームでは文字やロゴ入れ数が全部で20個以上になりましたので文字だけの作業指示書では解らないんですよね。絵にしてしまった方が簡単に頭に入って理解出来ますので。

で、その時に作ったキャノンデールのフレームの輪郭トレーズ図があったので今回それを利用しました。キャノンデールのフレームは形が特殊なので丁度良かったですね。

こんな感じで完成楽しみにお待ちくださいませ!

2011/07/22
 
jpg画像 サングラスフレームの色 調色(img1243.jpg) -1243- サングラスフレームの色 調色

こちらもお待たせしております。メガネ(サングラス)のフレームの塗装ですね。

今回のご希望色はなんと「淡いピンク」で、事前に色見本帳から選んで頂いておりますのでそれに合わせて塗料を調色します。
ちなみにご指定頂いているのは「F07-80H」で、画像の色見本帳では頭ま「E」になっていますが基本的には変わりありませんのでご安心下さい。

2011/07/21
 
jpg画像 鍵のキーホルダー塗装 完成ですA(img1242.jpg) -1242- 鍵のキーホルダー塗装 完成ですA

こちらは裏側ですね。一番奥の物が見本品なので傷だらけなのが解ると思います。

質感の違いとしては、元々の鍵はクリアーが塗っていないんですよね。メッキ調塗料そのままの仕上がりなのでより金属感のある仕上がりになっているのですが、それだとやはり耐久性が無いのだと思います。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
長らくお待たせして申し訳御座いませんでしたが、この度のご依頼誠にありがとうございました!

2011/07/21
 
jpg画像 鍵のキーホルダー塗装 完成です!(img1241.jpg) -1241- 鍵のキーホルダー塗装 完成です!

大変お待たせしました!長らくお預かりしておりました鍵型のキーホルダー(ネックレスでしょうか)、遂に完成となります。
最初にご相談いただいたのは震災前だったんですよね…。感慨深い案件です。

画像一番左の鍵が「色見本」としてお預かりした鍵で、その右側2つが今回塗装した鍵です。真ん中のドクロは元々メッキで、一番右の鍵は紫だった物です。
全く同じ質感・色という訳にはいきませんでしたが、雰囲気的には同じような感じに出来たと思います。

もう一枚画像あるので紹介しますね。

2011/07/21
 
jpg画像 ANCHORのアルミフレーム塗装承りました!(img1240.jpg) -1240- ANCHORのアルミフレーム塗装承りました!

先日はわざわざご足労を頂きありがとうございました!随分としっかりしたフレームなのでパッと見はクロモリ製かと思ってしまいましたがアルミフレームですね。この度のご依頼、誠にありがとうございます!

ご依頼内容としては、フレーム色をフェラーリレッドに(ロッソコルサですね)、「ANCHOR」のロゴを一部再現して、さらにオーナー様自ら指定頂いた文字を白で入れます。全くイメージ変わり槽ですね。

フレームの状態は新品に近いのですが、各シールがクリアーの下に貼ってありますので駄目ですね。予定通り総剥離で挑みたいと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございます!


ちなみに余談ですが、先日の日曜日にギックリ腰をやってしまいました。
翌日月曜日は祭日だったので贔屓にしている三島の鍼灸院に行こうとも思ったのですが、そもそも一歩も歩けない状態でしたので丸一日寝たきりで過ごしました。
幸いにして大分良くなったので昨日今日と近所の整体?でこわばった筋肉を解してもらって無事仕事復帰しています。と言うか昨日も今日も13時間労働オーバーといった状況で問題無く作業は進行しておりますのでご安心下さい。

最近腰の調子が良かったので完全に油断していた、といった所ですね。重い物を持つ時は腰を落としてが基本です。以後注意致します。

2011/07/20
 
jpg画像 SUZUKIのパニアケース蓋とインナーフェンダーも完成ですA(img1239.jpg) -1239- SUZUKIのパニアケース蓋とインナーフェンダーも完成ですA

バイクの場合はこういった付属品がボディ同色になるとボリュームが大きくなるので格好よくなるんですよね。取っ手付けたような製品でも(失言だったらすいません…)車体との一体感が出るので車体全体が大きくなったような印象が強くなるのだと思います。
(パニアケースはまさにどうですよね…)


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2011/07/20
 
jpg画像 SUZUKIのパニアケース蓋とインナーフェンダーも完成です(img1238.jpg) -1238- SUZUKIのパニアケース蓋とインナーフェンダーも完成です

大きい方がリヤインナーフェンダーで、手前にある取っ手?のような物は今回色見本としてお預かりした塗装済み純正品です。
同じ様な感じでイエローパールが効いているのが解ると思います。
それでいてスカシは青白いんですよね。こういった具合はマイクロチタンの特徴なのでそれも入れてあります。

インナーフェンダー全体の画像もあるのでそちらも紹介しますね。

2011/07/20
 
jpg画像 SUZUKIのパニアケース蓋も完成ですA(img1237.jpg) -1237- SUZUKIのパニアケース蓋も完成ですA

4輪自動車の塗色でここまでイエロパールが入った3コートホワイトパールは知らないですが、バイクの場合は結構こういった癖のある色は多いですね。何かの策略かと思ってしまいます。新品を買って頂こうとする趣向でしょうか…(私的見解です)。

パニアケースとは別に、社外品のFRP製インナーフェンダーもありますのでそちらも紹介しますね。

2011/07/20
 
jpg画像 SUZUKIのパニアケース蓋も完成です!(img1236.jpg) -1236- SUZUKIのパニアケース蓋も完成です!

こちらも大変お待たせしました!3コートホワイトイエローパール色になったパニアケースの蓋ですね。パニアケース自体は恐らく社外品だと思いますが、SUZUKIのエンブレムシールが丁度ぴったり貼られています(再利用出来ましたのでご安心下さい)。

これも元々黒いプラスチックの梨地だったとは思えませんね。表面はシボ模様でザラザラだったんですよ…。

しかもそのシボ模様が結構大きくて、しかも平面の途中にモール?のような飛び出た形状になっている為、これも機械研ぎが余り使えませんでした。となると手作業での研ぎですね。素材もPP(ポリプロピレン)なので切削性が超悪くこれも作業が大変になった要因の一つです(って愚痴ばかりですいません…)。


しかしこうやって仕上がったのを見るとやはり苦労が報われますね。
しかもお金まで頂けるのですから、まさにこれ以上の仕事は無い気がします(壊)。

他にも画像あるので紹介しますね。
ちなみに画像のは組み付ける前の状態ですね。既に組み付けも完了しておりますのでご安心下さい!

2011/07/20
 
jpg画像 BMWのステップモール シボ模様→艶ありシルバー 完成ですA(img1235.jpg) -1235- BMWのステップモール シボ模様→艶ありシルバー 完成ですA

画像だとただ溝が切ってるだけに見えますが、別れた部位毎に段差が違います。3段階の高低差ですね。
こういった微妙な意匠(笑)は普段は余り気付きませんが、作業に携わってみると色々と発見出来ますね。面白い所です。
これを考えたデザイナーさんが「日本の棚田をイメージして形にしました」なんて事だったらまた面白いのですが(笑)。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度もご贔屓頂きありがとうございました!

2011/07/20
 
jpg画像 BMWのステップモール シボ模様→艶ありシルバー 完成です!(img1234.jpg) -1234- BMWのステップモール シボ模様→艶ありシルバー 完成です!

黒くてザラザラだったシボ模様のステップカバーも艶々のシルバーで完成です。大変お待たせしました!

シボ自体はそんなに粗くは無かったのですが、随所にみられる凸凹のラインが下地処理(研ぎ)の作業で大変でした。が、その甲斐あってかなり恰好よくなったと思います。これは普通見ませんね。と言うかドア閉めていたら見えませんか(爆)。

もう一枚画像あるので紹介しますね。

2011/07/20
 
jpg画像 BMWパニアケース蓋 修理承りました!(img1233.jpg) -1233- BMWパニアケース蓋 修理承りました!

偶然ですが、同じ日にBMWのパニアケースが二件届きました。

ただ先ほどの蓋は元々が未塗装品の「シボ仕様」で、こちらは塗装済み品の艶々の状態ですね。こちらはシボ取りでは無く「傷の修理」がご依頼になります。

こちらも作業着手は少し先になりますが、進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございます!

2011/07/20
 
jpg画像 BMWのパニアケース蓋 塗装承りました。(img1232.jpg) -1232- BMWのパニアケース蓋 塗装承りました。

昨日無事到着しましたBMW純正のパニアケース蓋ですね。何やら様子が変ですが、恐らくオーナー様自ら「シボ取り」を試みたのだと思います。お、お疲れ様です…。

ただ「手研ぎ」じゃ大変ですよね…。心中はお察しするのですが(ツルツルにしたいですよね)手作業だと一日やってもこれは終わらないと思います。
こういった平面部分は機械研ぎ(ダブルアクションサンダー)と、各ペーパー(#120・#180・#240)が揃っていないと厳しいです。当然それを使えるエアー量も、ですね(小さいコンプレッサーでは連続作業無理です)。

で、それが終わってもいきなり本塗り出来る訳ではありません。次はプラスチックプライマーとサフェーサーですね。それも塗ってまた研がないとなりません。

エアーに関しても、コンプレッサーそのままだと多量の水分を含んだままになるので大抵は塗装後にトラブルが生じます。ブリスターですね。なので「エアードライヤー」が必要になりますし、ゴミを除去する「エアーフィルター」も必要です。数千円で手に入るような物ではザル状態ですのでこれだけで数万円は必要かと…(しかも消耗品です…)。

という事で、ちゃんとした塗装をしようとすると思った以上に膨大な設備(というかコスト)が必要になってきます。

では自家塗装は無理かと言えばそうでは無く、本格的なスプレーガンやコンプレッサーを使うような塗装では無く「缶スプレー」程度なら問題無いかと思います。エアーでは無く「ガス」ですからね。水分は入ってませんので。
大きい物は無理にしても、ちょっとした内装パーツ程度であれば缶スプレーの2液ウレタンクリアーでも艶々に塗れると思いますし、または「艶消し黒」であれば意外と簡単に綺麗に塗れたりします(これが2液になると全く逆で大変なんですけどね…)。

ただ最近は缶スプレーでも「匂い」が気になりますよね。昔は路上で缶スプレー使ったりも普通でしたが、近年住宅地でそれをやろうとすると通報されかねませんので…。自家塗装にチャレンジされる方はそういった事も事前にご検討下さい。


それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございます!

2011/07/20
 
jpg画像 マツダアクセラ シフトカバーパネル 塗装承りました!(img1231.jpg) -1231- マツダアクセラ シフトカバーパネル 塗装承りました!

先日無事到着しましたマツダアクセラのATシフト部分のカバーですね。
ご依頼内容としては、

・ピアノブラック(艶々の黒)
・「+」「−」部分は残して
・クリスタルクリアーで

との事です。この度のご依頼、誠にありがとうございます!

+と−の部分に関しては、予め下地処理を済ませた状態でマスキングし、ベースコートの黒を塗装し終わったらマスキングを剥がして全体にクリアーコートですね。面倒そうに思えますがマスキング箇所は直線ラインなので比較的楽な部類に入りますのでご安心下さい(PSPをフルマスキングで塗った時に比べれば…です)。ただ油断は禁物ですね。


それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございます!

2011/07/20
 
jpg画像 BMWのステップモール 組み付け作業A(img1230.jpg) -1230- BMWのステップモール 組み付け作業A

ディーラー勤めというか、「雇われ」としての意識だとどうしても作業は他人事になりますし、会社としては売上優先ですから如何に時間を掛けずに完成させるかが大切になります。ましてや納めてからポロっと取れたりしたらあり得ませんので、後の事を考えるならば絶対に取れない接着剤を使用する方が望ましかったりします。

なのでバッチリ付いているかどうか解らない溶着よりも接着剤で付ける方が正解の場合もありますね。ただし二度と外す事は出来ませんが(苦笑)。メッキモールもBMWのロゴもメッキの下はABS樹脂なので無理に外そうとすれば割れますので…(またはメッキが割れますね)。

まあそもそもこんな内容の仕事、ディーラーじゃ請けてくれませんね(爆)。もしも再塗装するなら新品にASSY(アッセンブリー)交換と言われてしまいそうですし(苦笑)。


という事で、固定されていた箇所は元通り半田ゴテで溶かしながら溶棒(ABS樹脂棒)で継ぎ足して固定していきます。
強引に熱すると表側のメッキモールが変形しますので(恐)、裏側には指を当てて温度を確かめながら進めます。

2011/07/19
 
jpg画像 BMWのステップモール 組み付け作業(img1229.jpg) -1229- BMWのステップモール 組み付け作業

こちらもお待たせしております。ステップモールの塗装が完全硬化しましたので付属されていたメッキモールやBMWのロゴを装着していきます。

元々は差し込まれたピン部分が溶けて溶着された状態だったので、それ通りに元に戻していきます。
ディーラー時代の私だったら安易にホットボンド(簡易的な物でこれは駄目です)で付けるか、あるいは接着剤でバッチリ固定してしまったかも知れませんが、今はそんな事は出来ませんね(笑)。
みのさんなので冗談っぽく言ってますが(オーナー様会った事はありませんが常連さんです)、意外とそういった事はあり得ます。

詳しくは次の画像に続きます。

2011/07/19
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from香川)レッド+スモーク仕様 本塗り完了ですB(img1228.jpg) -1228- インプレッサテールランプ(from香川)レッド+スモーク仕様 本塗り完了ですB

奥のテールランプを見るとスモーク掛かっているのが解り易いかと存じます。
でもかなり薄い仕様ですので(おまけ的なスモークです)言わないとスモークも塗ってあるのかどうか解らない程度ですね。「ちょっと違う」と言うのがまた良いのでは、と思います(私的見解ですが…)。


それでは完成までもう少々お待ちくださいませ!

2011/07/19
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from香川)レッド+スモーク仕様 本塗り完了ですA(img1227.jpg) -1227- インプレッサテールランプ(from香川)レッド+スモーク仕様 本塗り完了ですA

そして薄くスモーク塗ってクリアー塗って本塗り完了です。お待たせしました!

今回の本塗りターンでは、アルファのテールランプとレクサスのテールランプ、そしてこのインプレッサのテールランプを同ターンで行っています。
塗装する場所は専用の「塗装ブース」なのですが、当店が間借りしているTACさんは自動車板金塗装工場ですので、当然塗装ブースは車が丸々一台入ります。一台どころか、車体と一緒にバンパーやら外したドアやらも一緒に塗れる程の広さです。
なのでテールランプであれば3セット程度であれば一緒に塗装可能です。ただしブース内の空気の流れる方向や塗装する順番などを考えてですね。


もう一枚画像あるので続きます。

2011/07/19
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from香川)レッド+スモーク仕様 本塗り完了です!(img1226.jpg) -1226- インプレッサテールランプ(from香川)レッド+スモーク仕様 本塗り完了です!

画像はレッドキャンディーが終わり、クリアー抜き部分のマスキングを剥がした状態です。既にプラスチックプライマーも塗布済みですので、この後全体に薄くスモークを掛けていきます。

2011/07/19
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from香川)レッド+スモーク仕様 マスキング作業(img1225.jpg) -1225- インプレッサテールランプ(from香川)レッド+スモーク仕様 マスキング作業

こちらもお待たせしました!
実は本日、「柱無しver.」を「柱有り」に変更出来ないかと電話でご連絡を頂いたのですが、先週既に本塗り完了していたのです。タイミング合わず申し訳御座いません…。その後一応ご提案のメールを差し上げておりますので宜しければご確認ください。
塗装自体はキッチリ出来ておりますのでご安心下さいませ…!


画像はマスキング作業中ですね。実際にはこんなギュウギュウで作業している訳では無く、撮影の為に全部集めて撮っているだけです。
作業に使う工具は写真に写る通りで、

・作業指示書(無ければ自分で作成します)
・良く切れるハサミ
・良く切れるデザインカッター
・噛み合わせのよいピンセット
・マスキングテープ一式(5種類くらい)
・脱脂溶剤&綺麗なウエス


カッターの刃は少しでも切れ味が悪いと要交換です。
ピンセットは噛み合わせが悪くなると最悪なので常時新品を数個用意しておきます。落としたらそれでもう使い物になりませんので。
(ただ捨てはせずに他の作業に回します)。

自営業の良いところは、作業に必要な物(と言うか好きな物)は「経費」として揃える事が出来る事ですね。子供の頃に出来なかった事がまさに今出来ている感じです。有難い限りです。

2011/07/19
 
jpg画像 レクサステールランプ レッド仕様で本塗り完了ですA(img1224.jpg) -1224- レクサステールランプ レッド仕様で本塗り完了ですA

確かにこれだけ見ると元々クリアーレンズだったとは思えませんね…。しかし同じレクサスオーナーが見たらかなり驚くと思います。勢い余って購入店(ディーラー)に確認しに行くと面白いでしょうね(笑)。

商売が上手ければこういった事を量産体制にして各ディーラーや大手カーショップに営業に行けばいいのですが、そうなると一気に興醒めてしまうんですよね(私が、です…)。

やはり「一品もの」にこそ魅力があるのでは、と思う次第です。
ただこれが結構大変な事で、塗る事だけでは無く「塗るまでの段取り」が予想以上に大変なのでどこも手を出さないのだと思います(苦笑)。


それではこちらも完成までもう少々お待ちくださいませ!(とご友人によろしくお伝えくださいませ)。

2011/07/19
 
jpg画像 レクサステールランプ レッド仕様で本塗り完了です!(img1223.jpg) -1223- レクサステールランプ レッド仕様で本塗り完了です!

こちらは以前、同じ型のテールランプで一式ご依頼頂いた方のお友達との事ですが、ご依頼主自体は以前の方と同じ方です。代理でのご依頼ですね。

前回は「レッドキャンディー」+「全体に薄くスモーク」でしたが、今回は毒々しさ(笑)を少なくしてスモークは無しで承っております。
ただこのテールランプは元々若干のスモークが入っているので多少その名残りが見えますね。いい感じに仕上がっていると思います。

大きい方の画像もありますので紹介しますね。

2011/07/19
 
jpg画像 レクサスのテールランプ一式 マスキング作業A(img1222.jpg) -1222- レクサスのテールランプ一式 マスキング作業A

仕事でやっているとどうしても平行とか垂直とかかなり気にしないとなりませんので、仕事の時の姿だけを見られると随分と細かい性格だと勘違いされているようです。元々はかなりズサンな筈なのですが…(苦笑)。

と言う事で、各ラインがきっちり出ている事を確認していよいよ本塗り準備に移ります。

2011/07/19
 
jpg画像 レクサスのテールランプ一式 マスキング作業(img1221.jpg) -1221- レクサスのテールランプ一式 マスキング作業

こちらもお待たせしました!無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

画像はマスキングが終わった状態ですね。相変らずまだ時間が掛かっていますが何とかコツをつかんで来ました。

2011/07/19
 
jpg画像 アルファロメオテールランプ スモーク塗装本塗り完了ですA(img1220.jpg) -1220- アルファロメオテールランプ スモーク塗装本塗り完了ですA

確かご依頼時に「最近色褪せが進行してきたようなので」との事だったと思いますが、確かにテールランプ系は車種によっては劣化が早いのもあるんですよね。アルファはどうだったか記憶が薄いですが、ボルボ系はよくボロボロになっていますよね。

元々プラスチックは紫外線に弱いので、それの保護の為に「塗装」は一つの手段だと思います(営業的ですがそれ抜きにしても)。

ただ塗装以外でも、フッ素系を多く含んだワックスなどを塗る事も劣化を防ぐには有効です。被膜の違いはあるとしてもどちらも「コーティング」ですからね。塗るのを英語ではペイントとは言わず「コート」と言うそうですから(昔の上司のアメリカ人が言ってましたので多分本当だと思います)。

それでは完成までもう少々お待ちくださいませ!

2011/07/19
 
jpg画像 アルファロメオテールランプ スモーク塗装本塗り完了です!(img1219.jpg) -1219- アルファロメオテールランプ スモーク塗装本塗り完了です!

そしてスモーク塗装完了です。お待たせしました!(まだ完成ではありません)。

テールランプ内のオレンジに光るウィンカー部分が元々薄めの赤になっているのですが、その部分がどうにもピンクというかムラサキっぽくなって褪色しているように目立っているので、それが払拭できるように、且つ濃く成り過ぎないように気を付けて調整しました。濃度としては「薄め」ですね。クリアーはクリスタルクリアーで承っております。

もう一枚画像あるので紹介しますね。

2011/07/19
 
jpg画像 アルファロメオのテールランプ 本塗り前準備完了(img1218.jpg) -1218- アルファロメオのテールランプ 本塗り前準備完了

お待たせしました!アルファのテールランプ一式です。既に本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

画像は本塗り前の状態ですね。テールランプそのままだと自立しませんので(倒れてしまいます)段ボールで台を作ってあります。

それではいよいよ本塗り開始です。脱脂を十分に行ってエアーブローで埃を払ってプラスチックプライマー塗ってスモーク塗装に入ります。

2011/07/19
 
jpg画像 イエローのスターバックスタンブラー 塗装承りました。(img1217.jpg) -1217- イエローのスターバックスタンブラー 塗装承りました。

こちらも先日無事到着しております。この度のご依頼、誠にありがとうございます!

最初にお問い合わせ頂いた時の画像を見て「純正でこんな色あるの?」と思いましたが、本当に純正品見たいですね。キャップも底のゴムも帯ゴムも全部イエローです。

しかしこの塗装が酷いです。
思いつきで塗ってしまったようなグラデーションで、ゴミの付着も凄いです。
艶具合も艶消しなのか半艶なのか解らない中途半端さで、自家塗装ならば仕方無いですが、これが市販品となると少々心配してしまいます…。仕舞いには爪で塗装が剥がれてしまいますし…。

まあ¥2,800で「塗装済み」という事であればこれも仕方ないとは思うのですが(実際幾らか解りませんがステンレス無垢品はこの値段です)。うちの塗装費で¥8,000頂いていますからね…(しかも税別で)。

ただ、スターバックスのタンブラーだけは当店でも「おまけ商品」的な扱いをさせて頂いています。
あれは塗るだけでは無く下地処理(素地調整〜プライマー塗装)も含みますので、一般的な自動車部品などの塗装費からするとかなりお安く設定させて頂いています。正直な所あれ一本だけでの塗装となると赤字ですね(苦笑)。
ただああいった小物は数個纏めて塗りますし、慣れた作業は頭を使わないので(これが一番大変です)今は十分仕事として成り立っています。塗るまでのセッティングや工法を考えるのが大変なんですよね(最初にはステンレスの密着性テストなども行いましたので)。


で、ご依頼の色は以前ノートパソコンの天板塗装でご依頼頂いた時の「ホンダ カーニバルイエロー」で承りました。

ノートパソコン天板塗装

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございます!

2011/07/16
 
jpg画像 スカイラインのステッカー剥がし(img1216.jpg) -1216- スカイラインのステッカー剥がし

順番的には作業着手はまだなのですが、こういった「丸ごと剥離」の作業の場合には溶剤槽に浸け置きといった手段が可能ですので先に対応させて頂きます。

最初に青いSKYLINEのシールが貼ってあったのですが、実はこれはオーナー様自作品との事で(恐)、「それは廃棄しても構わないのでその下にある純正は活かして欲しい」との事です。

純正のシールはアルミ製で、丁度窪みに嵌っているのでこれを活かして取るのは難しいと思いましたが、幸いにして両面テープが劣化していたので隙間から溶剤を流し入れて粘着質を溶かしつつ、カッターの刃を差し込んで(ヘラが入る隙間ではありませんでした)上手く剥がす事が出来ました。今回はマグレみたいな物ですね。


この後シリコンシーラーを除去し、巨大なOリング(ゴム)も外して溶剤槽に沈めました。
数週間放置になるかも知れませんが着々と作業は(勝手に)進行していますのでご安心下さい。


ちなみに現在お預かりしている自転車フレームで、一台は未塗装アルミ無垢品ですがそちらは「腐食」が出ているのでそれを溶剤槽に浸けても全く意味がありません。
リン酸処理を想定していましたが、念のため全体をサンドブラストする方向で検討しております。

で、もう一本のフレームは一部にカーボンが使われている為、こちらも溶剤漬け置きは出来ませんのでサンドブラストにて行う方向で検討しております。

2本まとめてブラスト専門業者さんにお願いする予定ですので平行しての作業になるかと存じます。
進行しましたらそちらも紹介しますね。もう少々お待ちくださいませ!

2011/07/16
 
jpg画像 バイクパーツ一式塗装承りました!(img1215.jpg) -1215- バイクパーツ一式塗装承りました!

そういえば車種をお伺いするのを忘れていましたが(小物塗装になって気にしなくなってしまいました…)色々承りました。
本日はわざわざご足労を頂きありがとうございました。

画像左下にあるシートカウルが色見本でお預かりした物で、その他のシルバー色のパーツをこれに合わせて塗装します。
その他「シボ」のプラスチックパーツも艶々のボディ同色に仕上げます。

こちらのオーナー様も、先ほどメガネのフレームで紹介したように「自家塗装」にチャレンジしたそうですが残念ながら玉砕されたようです…。
今回のパーツは新たにご用意して頂いた物でご依頼頂きました。お、お疲れ様でした…。

こちらのオーナー様もおっしゃってましたが、「塗装費用が高いのが良く解りました」との事で、確かに塗装は容易では無いんですよね。何事も無く一回で塗り終わるのがなんて大変な事か…といった感じです。

と言うのは単に「技術」だけでは無く、塗装の為の設備・材料・工具のどれもが揃っていないとちゃんと出来ないんですよね。
しかもそれらが十分に揃っていたとしても、やる人間がそこの環境に慣れていないと全く上手くいきません。
手伝いとか会社を変わったばかりとかで環境が変わってしまうと大抵の場合は数日の間あり得ない失敗ばかりが発生します。
良くあるのは塗り過ぎて凄い範囲が垂れてしまう「ナイアガラ」の日々ですね(恐)。とても磨きで対応しきれないので当然塗り直し必至です。

私も今のTACさんに来たばかりの時は失敗が多かったですね。最初の頃は業者さんの仕事がほとんどだったので公になる事はありませんでしたが(苦笑)、やはり失敗の殆どは「タレ」でしたね。気負い過ぎて塗り過ぎてしまようです(爆)。


それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございます!

2011/07/15
 
jpg画像 鍵型キーホルダー プライマー塗布(img1214.jpg) -1214- 鍵型キーホルダー プライマー塗布

そしてプライマーの塗布が完了です。置いてありますが裏も同様に塗ってありますのでご安心下さい。

近日中に本塗り予定です。もう少々お待ちくださいませ!

2011/07/15
 
jpg画像 鍵型キーホルダー 素地調整後(img1213.jpg) -1213- 鍵型キーホルダー 素地調整後

という事でブラスト処理が完了しました。産業廃棄物みたいになってしまいましたが、塗装屋の観点からすると綺麗さっぱり良い状態になったと思えます。塗装が良く食い付きそうですからね。

腐る前に(腐食が始まる前に)プライマー塗装に移ります。

2011/07/15
 
jpg画像 鍵型キーホルダー 素地調整前(img1212.jpg) -1212- 鍵型キーホルダー 素地調整前

ドクロの方はメッキが施されていたのでサンドブラストで処理してしまうつもりでした。
紫の方は足付け処理だけで塗れると想定していましたが、ペーパー掛けていると下から妙な輝きが見えたので結局こちらも一緒にブラストで処理してしまう事にしました。案ずるより産むが…、ですね。心配の種は除去しておきましょう。

2011/07/15
 
jpg画像 鍵型キーホルダー 調色作業(img1211.jpg) -1211- 鍵型キーホルダー 調色作業

こちらも紹介が遅れてすいません。今回の震災で被害に遭った方からのご依頼品で、被塗物はまさに「鍵」です。

が、実際には鍵として使うのではなくキーホルダーかネックレスとして使われるそうです。ただしベースとなるのは本物らしく、あとはこれを鍵屋さんに持って行けば切り込みを入れて本当に鍵として使えるようになるみたいですね。

画像の鍵は「色見本」でお預かりしている物で、画像だと解り難いですが塗装というよりメッキっぽい感じです。

で、最初に「それはメッキ屋さんの仕事では?」との事で一旦はお断りし、実際にメッキ屋さんに送ったら「これはメッキでは出来ない」との事で再度ご相談を頂きました。ただどうしても普通の塗装では無いんですよね…。

が、「似たような感じであれば」との事ですのでお受付する事になりました。
実際に色を作ってみてやはりうちで出る色ではありませんね。メタリック感もパール感も無いのにソリッドカラーでも無いんですから…(苦)。

という事ですが、出来るだけ同じような表現が出来るように色々試してみました。
結果的にこんな感じです↓

「メタリック粒子感を出したくないのでメッキ調の塗料「高輝度メタリック」をベースにオーカー・ブラウンで着色してさらに角度によって色変化が見えるようにイエローパール、浮いたような感じを表現するのにホワイトパール、不思議な感じを出すのに(笑)マイクロチタンを少量」といった感じです。

さらにスカシの黒さを出す為に塗装は3コートに分けました。ベースには、スカシが黒く表面が明るいシルバーを塗り、その上に先ほど作ったパールメタリックを塗布します。3コートパールメタリック、ですね。

2011/07/15
 
jpg画像 アルファロメオ156のテールランプのへそ(img1210.jpg) -1210- アルファロメオ156のテールランプのへそ

こちらもお待たせしております。作業着手しておりますのでご安心下さいませ。

画像はテールランプに良くあるヘソのようなイボのような突起ですね。私も詳しくは解りませんが、プラスチックの成形時にどうしても出来てしまう物だと思います。

比較的形の良い物もあれば、ちょっと厄介な物もあります。
今回、こちらのオーナー様より「邪魔なら削り落として頂いて結構です」との事でしたが、このヘソは盛り上がっているどころか中心が凹んでいるケースもありますので、取り除いたと思ったら中途半端に穴が残ってしまう場合もあります。
また今回のは何やらヒビらしき物も…(恐)。

で、さらに全体的に見るとこのヘソを中心に周りが山なりに盛り上がってます。なのでこのヘソがあるお蔭でむしろ自然に見える、といった所があると思います(私的見解ですが…)。

なのでいつもこれは残したまま塗るのが普通になっています。
時々この穴にワックスが固まって残っているのでそういった場合にはブラシと脱脂溶剤で良く洗浄しておきますね。これは良くありがちです。

2011/07/15
 
jpg画像 社外品FRP製のリヤインナーフェンダーも(img1209.jpg) -1209- 社外品FRP製のリヤインナーフェンダーも

先日「色」によって下地の良し悪しの見え方が違うといった事を紹介しましたが、今回の塗色「ホワイトパール」も白と同様に下地のアラが見えにくい色です。なのでFRP製品ですがいつものようにサフェーサー塗装〜研ぎの下地処理は行わず、足付け処理のみで本塗りに挑みました。
そもそも製品の出来具合が良かったのも理由ですけどね。FRP製品の出来具合は作業者によって全然違いますからね。いい仕事だと思います。


それでは来週早々には完成予定となります。もう少々お待ちくださいませ!

2011/07/15
 
jpg画像 SUZUKIのパニアケース蓋 本塗り完了です!(img1208.jpg) -1208- SUZUKIのパニアケース蓋 本塗り完了です!

色は3コートパールなのですが、普通のホワイトパールとは違ってイエローのパールが入ってます。「3コートホワイトイエローパール」ですね。
トヨタでもそんな感じのがありますがそれの比ではありません。

一応目安となるホワイトパールを色見本帳から選んでいたのですが、せめてもう少し良くなればと思いイエローパールを入れていったのですがかなりの量が入りました。
が、お蔭様でいい感じになったと思います。

パニアケースの蓋は左右、あと今回同色でリヤのインナーフェンダーも承っております。そちらも紹介しますね。

2011/07/15
 
jpg画像 SUZUKIのパニアケース蓋 本塗り前(img1207.jpg) -1207- SUZUKIのパニアケース蓋 本塗り前

サフェーサー塗った所の画像撮り忘れていたのですが(謝)、無事作業は進行しておりましたのでご安心下さい。

シボが余りにも深かったのでサフェーサーの二度打ちもあり得るかと思いましたが難とか一回で済みました。あのザラザラな素地も無事ツルツルな下地になっていよいよ本塗り開始です。

これも何が大変だったかと言うと、部品の表面にレリーフのように凸凹の模様があるんですよね…。
シボ取りの場合にはサフェーサーを研ぐのが大変なのである程度は機械研ぎ(=ダブルアクションサンダー)で最初に空研ぎで削ってしまいます。その後手研ぎで均していくのですが、こういった平面では無いパネルは殆どが手作業になってしまいます。

こういったネチネチとした作業はどうしても避けられない事ですが、これも含めての「塗装」ですので嫌いでは無いんですよね。
ただ爪を切った翌日にこういった作業をすると殆ど深爪になります(苦)。なので爪を切れるのは休み前だけなんですよね。タイミングを見誤ると酷い目に遭います(苦笑)。

2011/07/15
 
jpg画像 メガネフレーム塗装承りました!(img1206.jpg) -1206- メガネフレーム塗装承りました!

先日はわざわざご足労を頂きありがとうございました!

画像だとメガネのフレームが3セット分ありますが、新たにご依頼頂いたフレームは既にオーナー様自ら下地処理をして頂きましたので、私が下地処理した他のフレームに混ざって解らなくなってます(苦笑)。
新たにご依頼頂いたのは画像左下のツルとフレームのセットですね。

オーナー様、元々バイクなどの自家塗装は経験があったとの事で、今回メガネの塗装にも挑戦されたようですが、思っていたより勝手が違ったようで結局全部を剥がす事になりました。お、お疲れ様です…。

メガネフレームのように細かい物の塗装は意外と難しいんですよね。
せめて付属品(蝶番や鼻当て部)が無ければまだマシだと思うのですが、殆どの場合埋め込んであるのでこれが取れないんですよね。
マスキングにしてもかなり大変で、既に手で出来るレベルでは無いので私はピンセットでマスキングテープを貼っている始末です。
(ちなみに液体マスキングなんて使い物になりません…)


その他のフレームについては順番が来ましたので作業着手しております。ご安心下さいませ。
(一部紹介していないツル部分のみが混ざってますが気にしないでください)。

2011/07/15
 
jpg画像 BMWのステップカバーモール 本塗り完了ですA(img1205.jpg) -1205- BMWのステップカバーモール 本塗り完了ですA

丸く穴が開いた凹み部分には最初についていたメッキモールを取り付けるので研ぎの作業はしていません。していないとこんな感じでザラザラした模様が残ったまま仕上がってしまうのです。

後はメッキモールの組み付けですね。もう少々お待ちくださいませ!

2011/07/14
 
jpg画像 BMWのステップカバーモール 本塗り完了です!(img1204.jpg) -1204- BMWのステップカバーモール 本塗り完了です!

そして本塗り完了です。お待たせしました!

ステップカバーにある凸凹のラインは結構恰好良いですよね。まるでトロンです(笑)。研ぐ身としてはこれが非常に大変だったのですが…(苦笑)。

2011/07/14
 
jpg画像 BMWのステップカバーモール 本塗り前(img1203.jpg) -1203- BMWのステップカバーモール 本塗り前

ザラザラだったサフェーサーが全て平滑に出来たらいよいよ本塗りに入ります。

ご希望の塗色はシルバーですが、実は色によっても下地のやり方というか影響が出やすい場合と出にくい場合があります。

下地のアラが一番目立たないのはソリッドの白で、多少深いペーパー傷が残っていても塗りあがると解らなくなります。こういった面では一番気が楽な色ですね(それ以外では実は白は大変なのですが)。

で、下地の影響をモロに受けてしまうのがこのシルバーで(苦笑)、今回のように下地で荒目のペーパー(#320)を使っているとそれの取り残しに気を付けなければなりません。
研ぎ方についても、ペーパーの角を使って削ってしまうとそこが掘り込まれた「スジ」が出来てしまいそれも塗りあがると「こんなに酷かったっけ…」なんて露わになってきます。なので塗装覚えたての頃はシルバーを塗るのが本当に嫌でした。何度も塗り直しになったりもするんですよね…。

という事で、いつも以上にという事ではありませんが注意して脱脂しながら最後のチェックを行います。

2011/07/14
 
jpg画像 BMWのステップカバーモール サフェ研ぎ(img1202.jpg) -1202- BMWのステップカバーモール サフェ研ぎ

こちらもお待たせしております!既に本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ!

画像はサフェーサーを削っている所です。

元々はシボ状のプラスチック素地だったので、予めペーパーで削り落としておきましたが「サフェーサー塗ってそのまま塗れる」といったレべルではありませんので再度研磨して平滑にするのです。

使っているサフェーサーは2液ウレタンなので比較的厚塗りしていますから番目も荒目から始められます。

昔はサフェ研ぎと言えば水研ぎが主流でしたが、近年は空研ぎでも目詰まりし難いペーパーが多種ありますので水を使わないでの研ぎも可能となりました。

画像に写っている黒い点々は「ガイドコート」で、この黒い点が消えるまでネチネチとサフェーサーを削っていきます。
最初は#320なので、それが終わったら次は目消しで#600、そして#800〜#1000で仕上げます。

こういったイビツな形をしている場合は殆どが手作業なのでまるで我慢大会みたいになりますが、塗り始めてから手抜きに気づくと凄く嫌な気分になりますので(だから人にやって貰いたく無いんです)、削っては見直してをひたすら繰り返して続けます。

2011/07/14
 
jpg画像 スーパーセブンのカーボンパネル一色 完成ですC(img1201.jpg) -1201- スーパーセブンのカーボンパネル一色 完成ですC

そもそもカーボン素材は「同じ強度でも軽く出来る」といった特徴があるので、これくらい軽いパーツだと外で撮影していると飛んでいってしまいます。

塗り直しはあり得ませんので(不可能です)万が一も無いようにブースで撮影しておきました。写りが悪くてすいません…。

と言う事でカーボンパネル5点、遂に完成です。
この度もご贔屓頂きありがとうございました!

2011/07/14
 
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