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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記 2011】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 レクサスGSのテールランプもA(img968.jpg) -968- レクサスGSのテールランプもA

足付け処理の時はそれ専用の空研ぎ用研磨材を使うので水は使いませんが、傷を取る場合には結構削らないとなりませんのでいつも通りのペーパー(研摩紙)を使います。

画像は水研ぎ#600ですね。そのままだと粗いのでその後#800で均します。

2011/05/31
 
jpg画像 レクサスGSのテールランプも(img967.jpg) -967- レクサスGSのテールランプも

こちらもお待たせしております。レクサスGSのテールランプですね。

全部で4個の構成ですが、一個だけ何故か傷が多いです。
ただ下手な塗装よりも樹脂素地の方が良い場合もあって、テールランプのレンズであれば変なコーティングも塗装もされていませんので、ペーパーで傷を削り落とそればそれでOKです。

2011/05/31
 
jpg画像 フェラーリサージタンク プライマー塗布(img966.jpg) -966- フェラーリサージタンク プライマー塗布

このサージタンクの場合は固定して塗る事が難しいのですが、飛び出たネジのお蔭で塗装面が台にベッタリ付いたりはしません。1cm程度ですが浮くのです…。

裏側を塗る時はそのままひっくり返して表面は土台に付いてしまいますが、どの道「凸部」の箇所は最後に研磨してしまうので特に気にする必要はありません。
ただそれを解らないでいてその状況を見た人は驚くでしょうね(笑)。


既に本塗り完了して焼きあがっていますが、写真撮っていませんので後日改めて紹介しますね。もう少々お待ちくださいませ!

2011/05/31
 
jpg画像 フェラーリサージタンク マスキング(img965.jpg) -965- フェラーリサージタンク マスキング

ヘッドカバーと違ってサージタンクはマスキングが必要な箇所が
あるので少し面倒です。しかもフェラーリはいつもネジが飛び出ているので、これのせいでさらにマスキングが大変です…(苦)。

2011/05/31
 
jpg画像 フェラーリのサージタンクも(img964.jpg) -964- フェラーリのサージタンクも

最初にアルカリ洗浄液に漬け置きし、油が取れたら次は溶剤槽に漬け置きしておきました。

それだけでもこうは成りませんので(苦笑)、途中ワイヤーブラシで擦って浸けてを何度か繰り返してここまでにします。

次はリン酸処理で、続けていよいよ本塗りです。

2011/05/30
 
jpg画像 BUFFALOのコンセントボックスもこちらは(img963.jpg) -963- BUFFALOのコンセントボックスもこちらは

大変な事が発覚しました。

素材がPS(ポリスチレン)なので耐溶剤性が弱いのは解っていましたが、実際に作業してみて想像を遥かに超えていました…。
ポリスチレンは別に初めてではないのですが、今回の素材は脱脂用溶剤の「リコンオフ」ですら溶けてしまいます。だ、脱脂が出来ません…!

と言うのは冗談で、こういう場合にはアルコール系の脱脂剤があるのでそちらを使います。

が、「そんなに弱い素材で今後の塗装は大丈夫か」と心配ですので先に低溶剤の塗料で一旦全体を覆っておきます。

画像は下塗り前の状態ですが、案の定この後素材の表面が解けて激しい艶引けが発生しました。素材の表面が溶剤に侵されての艶引けですね。

ご依頼内容は「プラッティングシルバー」ですので、この後一旦「艶々の黒」に仕上げ、その後高輝度メタリックを塗布します。
とりあえずはまだ下塗りを完全硬化させる段階ですのでもう少し先ですね。
また進行したら紹介させて頂きます。

2011/05/30
 
jpg画像 マツダアクセラ各パーツ サフェーサー塗布(img962.jpg) -962- マツダアクセラ各パーツ サフェーサー塗布

プラスチックパーツは若干ですが「梨地」で、そのまま塗っても何とかなりそうだと思っていたのですが、実際に研磨してみて窪みが深かったので#320で研磨後にサフェーサーを塗る事にしました。

完全硬化したら#600→#800で研磨して平滑にします。

2011/05/30
 
jpg画像 マツダアクセラの各パーツも(img961.jpg) -961- マツダアクセラの各パーツも

こちらも作業着手しておりますのでご安心下さいませ。

部品はどれも新品で、実際に作業してみてサフェーサーが必要な物、必要無いもの(足付け処理のみで塗れるもの)を判断してみました。

結果、フォグランプの土台部分とナンバーブラケット左右、シフトノブ(真鍮製)の合計4点はサフェーサーを塗る事にしました。
他の部品は#800の足付け処理で本塗り可能です。

2011/05/30
 
jpg画像 スバルエクシーガ テールランプスモーク塗装承りました!(img960.jpg) -960- スバルエクシーガ テールランプスモーク塗装承りました!

こちらは先日エクシーガのアイラインと、ご家族のインプレッサの内装パーツでお世話になった方で、今回はテールランプのスモーク塗装をご依頼頂きました。ご贔屓有難うございます!

その後無事エクシーガも納車されたとの事で(アイラインご依頼時はまだ納車前でした…)「やりたい事リスト」で頭が一杯なのが想像出来ますね(笑)。


ご家族の方向けのインプレッサの内装部品にしても、

「先日のインプレッサのAVパネルのすばらしさに感動して、自分のエクシーガもツヤツヤの黒で塗装してもらいたいと思っています。」

との事です。かなり病んでいるような気が…(笑)


作業着手はまだ先になりますが、進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度もご依頼頂きありがとうございます!

2011/05/30
 
jpg画像 ダッジマグナムのテールランプスモーク塗装もA(img959.jpg) -959- ダッジマグナムのテールランプスモーク塗装もA

懐が深く内部の反射板が良く見えるクリアーレンズの場合はスモークが薄く見えるので想像以上に塗り込むのですが、それでも透明感は生きているのでスモークでも下品には見えないように出来ていると思います。

昔は多少仕上がりが悪くても「とにかく色々着けたい」なんて車が多かったですが(トランクにブーメランとか付いてましたね…懐)、最近は綺麗に纏めているというか一つ一つを気を使っている方が多いですね。物を大切にするといった考えが見受けられます。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度もご贔屓頂きありがとうございました!

2011/05/30
 
jpg画像 ダッジマグナムのテールランプスモーク塗装も(img958.jpg) -958- ダッジマグナムのテールランプスモーク塗装も

こちらもお待たせしました!前回と同じ社外品のテールランプ、標準濃度のスモーク塗装で完成です。

中の反射板が凝っているので格好いいですよね。確かにアメ車っぽい雰囲気出ています。

以前の勤め先ではハマーのスモーク塗装化が多かったですね。ハマーU?だかで屋根にも沢山レンズが付いているので一台分となると結構な数だったんですよね(10個以上です…)。まあ確かに全部スモークにすると迫力はあるのですが大変です(作業もお金も)。

もう一枚画像あるので続きますね。

2011/05/30
 
jpg画像 デリカD5のヘッドライトカバースモーク塗装 完成ですA(img957.jpg) -957- デリカD5のヘッドライトカバースモーク塗装 完成ですA

反射板の代わりに、おせんべいの入っていた箱の蓋(笑)を置いてみました。昔ながらのブリキ製の箱で、ちょっとしたネジなどを保管する時に使っています。

クロムメッキとまではいきませんがそれなりに光を反射させるので、スモーク塗装したカバーの下に敷くと「ああ、ちゃんと透過するんだ」と解って貰えるかと存じます。ご安心下さい。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度もご贔屓頂きありがとうございました!

2011/05/30
 
jpg画像 デリカD5のヘッドライトカバースモーク塗装 完成です!(img956.jpg) -956- デリカD5のヘッドライトカバースモーク塗装 完成です!

こちらは先日テールランプのスモーク塗装でお世話になった方で、それに引き続き(いや本当は一緒にご依頼だったのですがこちらの入手が間に合わなかったみたいで)今回もご贔屓頂きました。

濃度はテールランプの時と同様「標準と濃い目の間くらいで」との事です。結構濃い方ですね。
ただこれは裏に反射板が無いから濃く見えるというのもあります。
裏に反射板の代わりになるものを置いて写真撮ってみましたのでそちらも紹介しますね。

ちなみに画像あとグラデーションっぽく見えますが、これも横から明かりが差し込んだ箇所が薄く見えるだけです。一応均一にスモークにしているつもりですのでご安心下さい(笑)。

2011/05/30
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from横浜)レッドキャンディー+スモーク(濃い目)完成ですB(img955.jpg) -955- インプレッサテールランプ(from横浜)レッドキャンディー+スモーク(濃い目)完成ですB

こちらの三角の方は内部に加工が施されています。普通は何もない筈の反射板にLEDが何個も埋め込まれています。埋め込んであるというか裏から穴を開けて差し込んで接着剤で固定、ですね。

付けたのも凄いと思いますが、私的にはそれよりも削りカスがちゃんと処理出来ているのに関心してしまいます。掃除機で吸引しながらのエアーブローですかね。
地味ですがこういった事こそが一番大事なのだと思います(って素人さんの仕事らしいですが…)。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2011/05/30
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from横浜)レッドキャンディー+スモーク(濃い目)完成ですA(img954.jpg) -954- インプレッサテールランプ(from横浜)レッドキャンディー+スモーク(濃い目)完成ですA

手前のが今回ご依頼の品で、左奥にあるのは某ディーラー様からご依頼の製品です。奥のもちゃんといつも通りレッド+スモーク入っていますので特別明るい訳ではありません。濃いいですよね(笑)。

もう一枚画像あるので紹介しますね。

2011/05/30
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from横浜)レッドキャンディー+スモーク(濃い目)完成です!(img953.jpg) -953- インプレッサテールランプ(from横浜)レッドキャンディー+スモーク(濃い目)完成です!

大変お待たせしました!インプレッサテールランプ、濃い目仕様でついに完成です。

濃度はいつもより濃く「ブレイドのように」との事ですので、レッドもスモークも多めにコートしています。

これだけで見るとちょっと解り難いですのでいつものレンズと並べて撮っていますのでそちらも紹介しますね。続きます。

2011/05/30
 
jpg画像 デリカのヘッドライトカバースモーク塗装 本塗り完了です!(img952.jpg) -952- デリカのヘッドライトカバースモーク塗装 本塗り完了です!

そして本塗り完了です。お待たせしました!

濃度は「標準と濃い目の間くらいで」になりますが、画像で見ると真っ黒ですね(苦笑)。
これは裏側にマスキングテープが張ってあるからで、所謂「底の浅いタイプ」の状態になっています。
下記で紹介したダッジマグナムのテールランプのように、奥深く内部に反射板があるとレンズを通る光量は恐らく倍程度になりますので明るく(薄く)見えるのです。


完成時にはマスキングも剥がしますのである程度透過するのは紹介できると思います。
ただそれにしても反射板無しで濃い目に近い濃度ですから結局真っ黒なのかも知れませんね(笑)。もう少々お待ち下さいませ!

2011/05/28
 
jpg画像 ダッジマグナムのテールランプスモーク塗装 本塗り完了です!(img951.jpg) -951- ダッジマグナムのテールランプスモーク塗装 本塗り完了です!

そして本塗り完了です。お待たせしました!

濃度は前回同様に「標準」です。
内部は奥行きがあり反射板が明るいので透明感も強く見えます。
最近のテールランプはこういったタイプばかりですね。これがダマ・ムラが目立つ理由です。

ただ綺麗に仕上がれば「上品な黒さ」が得られるので結構格好良いんですよね。
後続車両に対してのアピール度は大きいと思います(笑)。


それでは完成次第改めて紹介しますね。もう少々お待ち下さいませ!

2011/05/28
 
jpg画像 ダッジマグナムのテールランプ 本塗り前(img950.jpg) -950- ダッジマグナムのテールランプ 本塗り前

良く脱脂してからブースを回し、エアーブローをしてホコリを飛ばしていよいよ本塗り開始です。

2011/05/28
 
jpg画像 デリカのヘッドライトカバーも(img949.jpg) -949- デリカのヘッドライトカバーも

ヘッドライトレンズの塗装はお勧めしておりませんが(基本的に受け付けてもいません)、このような後付けのカバーならば対応可能です。ただのポリカーボネート樹脂ですので。

ヘッドライトの塗装をお受付していない理由としては、実はちゃんとやろうとするとかなり面倒だからです(要はあり得ない程の額になるって事です。言いたくも無い額です)。
しかもデメリットして、塗装が剥がれ易いといった事でもあります。下で紹介したダッジマグナムのテールランプのように「足付け処理」が出来ません。傷が見えてしまうのでピカピカの状態で塗らなければならないのです…。

その前に、ヘッドライトの場合には表面にコーティングが施されています。塗膜のような感じです。
これがかなり特殊な皮膜で、かなり傷が付きにくく、しかし一旦部分的に下地が露出してしまうとその跡が塗っても残ってしまいます。
結果、「塗るならば総剥離」といった作業が必要なのですが、剥離した後には傷一つ無くピカピカに磨きあげなければならないのです。
当然その皮膜を剥がすのは大変で、#320のダブルアクションサンダーから始まって最終#3000まででペーパー目を細かくし、そこからコンパウンドとポリッシャーで磨きます。これだけでヘッドライト一個一日掛かります。いやいや一日では済まないかと…(苦)。

なのでコーティングを落とさずに塗ってしまうと言うのも手ですが、だとすると著しく密着性が悪く、ちょっとした飛び石傷などから剥離が広がって取り返しのつかない事態になる恐れがあるので、であれば最初から塗らない方が…といった事なのです。


画像はマスキング作業で、単に「透明な板」のような物ですので裏側を全面養生しておきます。

2011/05/28
 
jpg画像 ダッジマグナムのテールランプ 下地処理(img948.jpg) -948- ダッジマグナムのテールランプ 下地処理

こちらもお待たせしました!既に本塗り完了しておりますのでご安心くださいませ。

画像は足付け処理作業ですね。今回は新品部品ですので傷一つありませんが、そのまま塗ると密着不良で剥がれてしまいますので全体に#1500程度の傷を付けてあげます。

一旦はこれで曇った状態になるのですが、クリアーを塗ると傷は見えなくなるのでご安心下さい。
ただしこの傷が深過ぎると見えてしまうので注意が必要です。って塗装屋なら判って当たり前の話なのですが…(苦笑)。

2011/05/28
 
jpg画像 ブレーキ屋さんのタンブラー 完成です。(img947.jpg) -947- ブレーキ屋さんのタンブラー 完成です。

ブレーキ屋さんは当然男性の方ですが、母上へのプレゼントとの事で桜仕様で承りました。ベースのピンクは淡い色ですが、一応3コートパールになっています(一応ってことは無いですね…。ちゃんと3コートパールです)。

蓋と底と帯ゴムが白いバージョン(クリスマス仕様でしたっけ)だったらまた全然イメージは違うのでしょうね。私的にはお年を召した方ならこの方が良い気がします。

この度もご贔屓頂きありがとうございました!

2011/05/27
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from横浜)レッドスモーク 本塗り完了ですA(img946.jpg) -946- インプレッサテールランプ(from横浜)レッドスモーク 本塗り完了ですA

今回のご指定として通常のレッドキャンディー+スモークよりも濃い目に仕上げています。コート数としてはいつもより4コート程度増えるのですが、これが結構時間が掛かります。

塗装屋さんなら解ると思いますが、コート数が増えるにつれフラッシュオフタイムの時間が徐々に長くなってくるんですよね。「最初よりも乾きにくい」といった感じです。

クリアーに関しても、最初の1コートは比較的早く指触乾燥するのですが、2コート目は中々乾かず、さらに3コート目に突入する場合には(普通は2コートで終わりですが)結構な時間をおかないと塗れません。大変なことになります(通称「ナイアガラ」と言う程にクリアーが垂れます…)。

なので濃い目のを少ないコート数で終わらせるのが理想ではあるのですが、そうなると今度は「ダマ」「ムラ」が生じるのでそれも難しいですね。常にバランスを考えて、が大切なのだと思います。


来週早々には完成予定です。もう少々お待ちくださいませ!

2011/05/27
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from横浜)レッドスモーク 本塗り完了です!(img945.jpg) -945- インプレッサテールランプ(from横浜)レッドスモーク 本塗り完了です!

そして本塗り完了です。大変お待たせしました!

自動車のテールランプは以外にも「フチ」の部分が見えたりするので塗るのは表面だけでは無く「側面」もきっちり塗る必要があります。
テールランプは吊るしたり持って塗ったりする訳にはいきませんので、台に置いた状態で360度フチを塗るのはちょっと面倒です。
なので塗っている最中にテールランプごと回して位置を変えてしまいます。
実はその方が塗り方(スプレー方向など)が変わるのでムラ無く仕上がったりします。被塗物が同じ方向向いているとどうしてお同じ塗り方になって濃い部分と薄い部分が出来てしまうからですね。

もう一枚画像あるので紹介しますね。

2011/05/27
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from横浜)レッドスモーク 本塗り開始準備(img944.jpg) -944- インプレッサテールランプ(from横浜)レッドスモーク 本塗り開始準備

マスキングテープの所にオーナー様が識別出来るマークがありますね(笑)。さらに中にも貼ってあります。

一人でやっていれば「取り違い」といったミスも無いとは思いますが、あったら本当にマズいですので念には念を、ですね。

2011/05/27
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from横浜)レッドスモーク マスキング作業(img943.jpg) -943- インプレッサテールランプ(from横浜)レッドスモーク マスキング作業

こちらもお待たせしました!無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

画像は既に足付け処理が施されてマスキングが終わった状態ですね。テールランプ内部には通常はあり得ないLED電球が埋め込まれています(凄)。

ご依頼内容としては、

・レッドキャンディー
・クリアー抜き(柱無しVer.)
・全体にスモーク
・クリスタルクリアー

となっておりますが、こちらも「ブレイドのように」という事でレッドキャンディーとスモークを濃く仕上げます。

今回は某ディーラー様からご依頼頂いた同じくインプレッサのテールランプも一緒に塗りますので、そちらと比較して紹介出来ると思います。

2011/05/27
 
jpg画像 本日はブレーキ屋さんの仕事を…D(img942.jpg) -942- 本日はブレーキ屋さんの仕事を…D

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。大変お待たせしました…!これで肩の荷が下りました(爆)。

それではこちらも完成しましたらまた紹介させて頂きますね。
いつもご贔屓有難うございます!

2011/05/25
 
jpg画像 本日はブレーキ屋さんの仕事を…C(img941.jpg) -941- 本日はブレーキ屋さんの仕事を…C

全体的に模様を入れたらマスキングシートを全部剥がします。こんな感じですかね(笑)。

ちなみにご芳名はブレーキ屋さんの母上のものです。母の日に間に合わせられれば…といった事が理想だったと思うのですが、その時期は大変だったんですよ…(謝)。

2011/05/25
 
jpg画像 本日はブレーキ屋さんの仕事を…B(img940.jpg) -940- 本日はブレーキ屋さんの仕事を…B

桜模様のカッティングシートを張り付け、エアーブラシでちょっと濃いピンクを塗ります。

グラデーションを掛けてそれらしく(笑)見せます。

2011/05/25
 
jpg画像 本日はブレーキ屋さんの仕事を…A(img939.jpg) -939- 本日はブレーキ屋さんの仕事を…A

こちらはいつものスターバックスのステンレスタンブラーですが、これも実はブレーキ屋さんからのご依頼品で、確か去年から頼まれていたのですが(謝)中々手が空かず延び延びになっていました。

相変わらず手は空かないのですが何回も同じことを言われるのも苦痛ですので(爆)この辺でやっておくことにします(当然お金は頂戴するのですが身内の仕事はいつもこんな感じです)。


ベースカラーは「ピンク3コートパール」で、桜柄を入れるので淡い感じにしています。

桜の花びらは以前データを作成していたので、それを使ってカッティングシートを作成します。
元となる図柄のデータさえあれば大きさや変形はワンタッチなので、花びら一枚作ればあとは自由自在です。凄い世の中になりましたね…。

2011/05/25
 
jpg画像 本日はブレーキ屋さんの仕事を…(img938.jpg) -938- 本日はブレーキ屋さんの仕事を…

震災があってからはブレーキ屋さん(私と同じくTACに間借りしている人です)も暇そうだったのですが、この辺に来て忙しくなって来たようです(ボーナス時期なんでしょうか…)。

各ブレーキキャリパーは、清掃してサンドブラスト処理して脱脂してマスキングまでがブレーキ屋さんの仕事で、私の所に来るときは画像のように「もう塗れるよ」といった感じに準備されています。
4ポットから8ポット(恐)まで沢山吊るされてます。

吊るしてある場所はフレーム修正機(カーベンチ)の所で、画像には写っていませんがこの上にポルシェが乗っかってます。ここは引っかけ易いんですよね(笑)。

下は一時的な物置きな感じになっていて私もここで良く作業していたりします。小物塗装は場所を選びませんので意外にどこでも快適です(笑)。

2011/05/25
 
jpg画像 オーディオパネルも完成です!(img937.jpg) -937- オーディオパネルも完成です!

本塗りした所の紹介がすっかり抜けてしまっておりましたが(謝)、こちらも本日無事完成となります。大変お待たせしました!

色が黒なので下で紹介したシフトブーツの枠を塗った時と一緒に本塗りしています。

ただクリアーは先ほどの艶消しとは違うので、当然これを塗る時は通常のクリアー(艶あり)で塗っています。レンズフードの「半艶」も一緒に塗っているので、都合「3種類」のクリアーを使い分けています。

塗装ブース自体はベントレー(ベンツのSクラスみたいに大きい車)が入る程の大きさなので、こういって小物は100個以上まとめて一気に塗れますが、あまりに距離が近いと色が飛んでしまうのでそんなにギュウギュウには塗れません。
ただ今回のようにクリアーの種類が違っても、風向き(上下圧送式ですが一応横の流れもあります)さえ気を付ければ小さい物数個なら一緒に塗れます(と言うかそうしないと経営が成り立ちません…苦笑)。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度もありがとうございました…!

2011/05/25
 
jpg画像 シフトブーツの枠も完成です!(img936.jpg) -936- シフトブーツの枠も完成です!

こちらもお待たせしました!シルバー色だったシフトブーツの枠部分のプラスチックパーツですね。艶消し黒で完成です。

小さい物ですが、ベースコート(黒)の上に艶消しクリアー(2液ウレタン)で塗ってありますので、耐久性は通常の自動車ボディと同様と考えて頂ければと思います。

ただ私的には「缶スプレーでも良いのでは…」と思ってしまったりもしますが、慣れていないと中々そういった事は出来ないと思いますし、近年の住宅地ではシンナー臭なんかしたら直ぐに通報されてしまいそうですしね…(しかもマンションなんかじゃぁ…)。

昔は結構青空車庫やら軒先で缶スプレー使ってバイクのパーツなんかを塗っている光景なんてあったんですけどね。
近年はコンプレッサーやスプレーガンなど、昔に比べてかなり安価に手に入るようにはなりましたが、周りの環境(と言うか意識)が変わってしまったので逆にやり難くなった気がします。電動のこぎりですら気を使いますからね。DIY好きにはちょっと残念な世の中です。

という事で、後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2011/05/25
 
jpg画像 キャノンレンズフードEW−83G塗装  完成ですA(img935.jpg) -935- キャノンレンズフードEW−83G塗装  完成ですA

昨日は現場作業はそんなにやらなかったのですが、それでも一日忙しかったですね。
理由としては発送の準備が結構ありまして、梱包は意外と時間が掛かってしまうんですよね。まさかその時点で傷などつける訳にはいきませんし、配送途中の破損なども起きないような梱包にしないとなりませんので。

私が確か17歳くらいの事に「とにかく自給の高いバイト」という事で、大井ふ頭にある某宅急便会社の配送センターで荷物の仕分けのバイトをしていました。確か当時で自給1200円とかなりの高額です。
しかしそこがまた地獄のような労働でして、少しでも気を緩めるとコンベアーが詰まって緊急停止になります(当然色々言われます)。体を常に動かしつつ、籠状になった台車にテトリスのようにギュウギュウに荷物を積み込んでいきます(当然スカスカだと色々言われます…)。

そんな状況なので当然荷物は手荒に扱いざるを得ませんので、時には嫌な音も聞こえてきます(多分破損かと…)。ただ、そういった環境では「この場さえしのげれば後の事は…」なんて心境になってしまうのです。と言っても当時の話なので、顧客満足度を大切にする今の企業風潮からすればそういった現場も改善されているとは思います。

ただそんな経験もありますので、私的には配送途中の取り扱いも信用していませんので(苦笑)、慎重に梱包するようにはしています。「割れ物」のシールを貼っても余り効果は薄いんですよね(私的見解です)。


と、全然関係ない話になってすいませんでした…。

後程完成のお知らせメール差し上げますね。この度もご贔屓頂きありがとうございました!

2011/05/25
 
jpg画像 キャノンレンズフードEW−83G塗装  完成です!(img934.jpg) -934- キャノンレンズフードEW−83G塗装  完成です!

お待たせしました!キャノンの花形レンズフードも完成です。

ご依頼内容は「べた塗り」で、前回ご依頼頂いたET-87よりも艶を出して欲しいとの事で、見本としてレンズのステー?を一緒にお預かりしていました。

と言ってもこれの艶具合に調整するとなると別途調色費が掛かってしまうので、それであれば単純に「半艶仕様」という事で仕上げてあります。私的には丁度いい感じに仕上がっていると思います。
(左が今回塗ったレンズフードで、右側のステーは見本なのでこちらは塗ってません)

もう一枚画像あるので紹介しますね。

2011/05/25
 
jpg画像 オーディオパネルも・・・B(img933.jpg) -933- オーディオパネルも・・・B

掘り込んだ箇所に強度の強いエポキシ接着剤を盛ります。

自然乾燥では十分に硬化するタイプの物ではありませんので(3Mオフホワイトです)、十分に熱を掛けて硬化させます。

と言ってもこれも単体で熱したりはせず、何かを焼いている(60℃程度で強制乾燥させている)場所の傍らに置いて一緒に熱を掛けさせてもらいます。その方が反射熱なども利用出来て効率よく焼けますし、何よりエネルギーを消費しませんので。


電気はこれからどうなるんでしょうか。自動車業界は土日稼働させて木金曜日休みの方向になるみたいですね(って大手だけかも知れませんが)。
塗装に関してはこれからの気温が高くなる季節は、冬程にはエネルギーを消費しないのですが(40℃を60℃にするには簡単ですが、10℃を60℃にするのはかなり大変です)、電気が来なくなれば仕事は出来ないですからね…。

まあ祖母の家(四国)が空いているらしいので、そこで小物塗装やるのも悪くない気もしますが…。

色々と考えなければなりませんね。


という事で、エポキシ樹脂が完全硬化したら平滑に削り落とし、最終ラインはポリパテで形成させます。で、落としてついた傷の箇所も削り落として全面にサフェーサーを塗布します。

2011/05/23
 
jpg画像 オーディオパネルも・・・A(img932.jpg) -932- オーディオパネルも・・・A

以前の時は気にならなかった(発生していなかった)のですが、オーナー様自作加工の継ぎ目部分で亀裂が生じていました。

異種素材間の接合はプロでも難しい仕事なので仕方は無いんですけどね。しかもこの細さでは…(たぶん引っ張ったりして外す時に接合部が割れたのだと思います)。

根本的に直すには一旦切断して接着面からの制作し直しが理想なのですが、流石にそうなるとコストが膨大になってしまうので今回は表部分のみを固定するようにします。
幸いにして完全に割れている訳では無いので、ある程度掘り込んで強度のあるエポキシ樹脂で固めれば、といった感じです。根元を残すので歯医者さんが行うブリッジみたいな感じですね。

2011/05/23
 
jpg画像 オーディオパネルも・・・!(img931.jpg) -931- オーディオパネルも・・・!

こちらはすっかり紹介していなかったのですが(謝)、作業は進んでおりますのでご安心下さいませ!

実はこのパネルは以前無事納品された物なのですが、ちょっと色々ありまして(落としてしまったらしいです…)、この度再度ご依頼頂く事になりました。ご贔屓頂きまして…とは言い難いですね…。

が、今回の傷とは関係ない箇所で気になった部分もあったので、そちらも一緒に修正しておくことにします(しました)。

画像は既にそれらも修復済みで、全体にサフェーサーが塗られた状態ですが、ちょっと前に戻って紹介させて頂きますね。続きます。

2011/05/23
 
jpg画像 シフト部分のプラスチックパーツ 本塗り完了です!(img930.jpg) -930- シフト部分のプラスチックパーツ 本塗り完了です!

ベースコートの黒を塗って艶消し仕様のクリアーを塗って本塗り完了です。

ちょっとした作業なのですが、これ単体でブースを回すと赤字になってしまいますので(電気代云々では無く、効率の比喩的な表現です)、小さい物は他の物と一緒に塗るようにしています。

今回はレンズフードと一緒に塗っていますが、そちらは「半艶」、こちらは「艶消し」なのでクリアーは当然違う配合のものを使っていますのでご安心下さい。

それではこちらも完成しましたらまた紹介させて頂きますね。
もう少々お待ちくださいませ!

2011/05/23
 
jpg画像 シフト部分のプラスチックパーツ 本塗り開始です!(img929.jpg) -929- シフト部分のプラスチックパーツ 本塗り開始です!

こちらはシフトブーツ部分に付くプラスチック製の枠ですね。元々はシルバーの艶消しですが、今回「艶消し黒」でご依頼頂いております。

元々の状態としては傷も無く塗装済みですので下地は出来ていまので、簡単な下地処理(足付け処理)を行い本塗り開始です。

2011/05/23
 
jpg画像 キャノンレンズフードEW−83G 本塗り完了です!(img928.jpg) -928- キャノンレンズフードEW−83G 本塗り完了です!

いつもの調色済みグレーベージュを塗布し、半艶仕様にしたクリアーを塗布して本塗り完了です。

レンズとの接触面はマスキングしてありましたが、ここは塗装直後に剥がしてあります。
艶も乾燥硬化するにつれ徐々に消えていきますのでご安心下さい。

完成しましたら改めて画像紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

2011/05/23
 
jpg画像 キャノンレンズフードEW−83G 本塗り開始です!(img927.jpg) -927- キャノンレンズフードEW−83G 本塗り開始です!

こちらもお待たせしました!花形のキャノンレンズフードですね。

こちらは先日違う型のレンズフードET-87をお納めした方で、今回はこちらもご贔屓頂きました。

また今回は「前回よりも艶を出した五分艶程度に」とのご希望ですのでそれに合わせて艶具合を調整します。

素地調整(足付け処理・ロゴ部研磨除去)を行い、マスキングしていよいよ本塗り開始です。最初にプラスチックプライマーの塗布ですね。

2011/05/23
 
jpg画像 休憩(笑)(img926.jpg) -926- 休憩(笑)

構想は半年くらい前だったのですが、やはりと言うか予想通り全く進行していなかった案件です。「表札」ですね。

全てべた塗りにしてしまったので意味が無かったのですが、素材はわざわざジュラルミン使ってます(呆)。石並みに重いです。

本当はもっと横長の比率だったのですが、「表札」といった固定観念に囚われてしまい何故だか日本独自の黄金比率(爆)になってしまった気がします。この縦横比は漢字用じゃぁ…、なんて所です(苦)。

フォントの種類や大きさなども後から決めたりと、いつも通り自分のは超適当で、ただ色だけは予め決めていた通りにしました。以前塗らせて頂いた自転車のフレーム&ロゴの配色が気に入っていたのでそれ通りにしています。白ソリッドベースに赤メタリックです(解り難いですがメタリックなのです)。

枠は付けない方が良かったかなぁ…なんて今更ですね。まあ自分の事はいつもこんな感じです(それじゃダメなんですよね)。

2011/05/23
 
jpg画像 SATURNのヘッドカバーも結晶塗装完成ですA(img925.jpg) -925- SATURNのヘッドカバーも結晶塗装完成ですA

「A」の穴の部分が☆になっているのが如何にもアメ車っぽいですね。テリーマンを彷彿させます(爆。キン肉マンに出てくるキャラです。古いですが世代なんですよ…苦)。

文字などの凸部は研磨して光らせ、最後にクリアーを塗っています。
明日にはこれも硬化する予定ですのでそうしたら発送可能ですね。
先に完成のお知らせメール差し上げておきますので、ご確認の程を宜しくお願いいたします。

この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2011/05/23
 
jpg画像 SATURNのヘッドカバーも結晶塗装完成です!(img924.jpg) -924- SATURNのヘッドカバーも結晶塗装完成です!

こちらもお待たせしました!サターンのヘッドカバーですね。アルミポリッシュ仕上げだった元のイメージとは全然違いますね(笑)。

もう一枚画像あるので紹介しますね。続きます。

2011/05/23
 
jpg画像 ダイハツエッセ 樹脂製ヘッドカバー完成ですA(img923.jpg) -923- ダイハツエッセ 樹脂製ヘッドカバー完成ですA

ちなみに素材はプラスチックですが、無事140℃の高温にも耐えれましたので(耐えれない場合もあります…)ご安心下さい。
ちなみに根拠はありませんが(笑)、多分170℃になっても問題ないと思います。そんな感じがしました。意外としっかりしていると思います(じゃなければエンジンヘッドにプラスチックは使わないでしょうし…)。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
何だか一気に完成となってしまったのですが、結晶塗装の場合は一連の作業が連続なのでいつもこんな感じなんですよね。すいません。

この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2011/05/23
 
jpg画像 ダイハツエッセ 樹脂製ヘッドカバー完成です!(img922.jpg) -922- ダイハツエッセ 樹脂製ヘッドカバー完成です!

既に先週塗装済みだったので、マスキング剥がして完成となります。大変お待たせしました!

一緒に塗ったサターンのヘッドカバーは凸部削り出し作業があるのでそちらはもう少し先ですね。こちらは剥がすだけですので(笑)。

ただ、べた塗りにするよりもワンポイントで黒が残っているとまた違いますよね。
さらに実際に車体に取り付けられればオイルキャップやプラグコードなどで引き締まって見えると思います。
(ただエッセのエンジンってこの上にエアークリーナーボックスが付くような気が…)

もう一枚画像あるので紹介しますね。

2011/05/23
 
jpg画像 ダイハツエッセの樹脂製ヘッドカバーも(img921.jpg) -921- ダイハツエッセの樹脂製ヘッドカバーも

こちらもサターンのヘッドカバーと同時に進行しております。

ブラスト後は良く清掃し、各部マスキングしてイモネジ挿していよいよ本塗り開始です。

アルミ素材の場合にはそれ専用のプライマーを塗りますが、こちらはプラスチックなのでやはりそれ専用のプライマーを塗布し、そして本塗り開始です。「結晶塗装の赤」ですね。

2011/05/23
 
jpg画像 サターンタペットカバー 本塗り前(img920.jpg) -920- サターンタペットカバー 本塗り前

ブラスト後にはリン酸処理を施し、綺麗に清掃したら再度マスキングをしていよいよ本塗り開始です。

元のピカピカの状態からすると廃棄物のようですが、塗装するとすればこれが良い下地の状態なのです。

各ネジ穴にはイモネジを嵌めてあります。

2011/05/23
 
jpg画像 サターンのタペットカバー ブラスト処理完了(img919.jpg) -919- サターンのタペットカバー ブラスト処理完了

そしてブラスト完了です。
ブラスト作業では、アルミナなどの研磨粒子をエアーの勢いで当てる事によって塗装を剥がしたり削ったりします。
当店にあるのは直圧式では無いのでそんなに威力は無いですが、塗装前の素地調整としてはこれで十分です。

ちなみに今回の素地調整では「ブラストじゃないといけない」、と言う訳ではありません。シングルアクションでは微妙ですが(これは光るだけです)、ダブルアクションサンダーでの研磨ならばそれで十分です。ただそれだとフラットな平面しか処理出来ないんですよね。タペットカバーのように複雑な形をしている場合には不向きです。
その場合は「手作業」による事も可能ですが、それならば「ブラストを使った方が早くて確実」だからこれを選んでいるだけです。

塗装に限る事では無いのですが、何をするにもその意味を知っていれば手段は何でも構わないと思います。美しくそしてそれが永く続けば、といった結果こそが全てで、さらに経営存続の事を考えると「スピード」「効率」が付け足される訳ですからね。仕事である以上どちらも考えなければ、です(笑)。

2011/05/23
 
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