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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記 2011】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 カプチーノの導風パネルも本塗り準備完了です(img1987.jpg) -1987- カプチーノの導風パネルも本塗り準備完了です

ついにこちらも来ました。今回二回目のご依頼で、色は前回と同じく「マジョーラカラー」ですね(実際に使っているのはDUPONT社製の「クロマリュージョン」です)。

素材はPP(ポリプロピレン)で、小傷が結構あったので全体的にサフェーサー塗って表面を研いで下地を作り直しています。

この部品、エンジンルーム内でよく見るペラペラな黒いプラスチック板で、普通(の方)は気にしない部品だと思うのですがこれにも結構なお金を掛けていますよね。心配になります…(笑)。

2011/11/16
 
jpg画像 クラウンアスリート トヨタメッキエンブレム本塗り完了です!(img1986.jpg) -1986- クラウンアスリート トヨタメッキエンブレム本塗り完了です!

そして本塗り完了です。おまたせしました!

こちらの色は恐らくボディ同色で、カラーコードは「1G4」となります。
ただ先ほどのリヤナンバーブラケットは「艶あり」でしたが、それ以外の部品は「半艶仕上げ」で承っております。

ただこの半艶仕上げも使う塗料は2液性のウレタン塗料ですので、塗装方法はいつものクリアー通りに仕上げる必要があります。

ちょっと前に「オイルレベルゲージ」をご依頼頂いたみのさん(笑)からの報告で、どこかの塗装屋さんに仕上げて貰った艶消し仕上げは触った感じが「ザラザラ」だったそうです。
確かにドライコートでザラザラな仕上げにすれば艶は無く見えるのでしょうか、それはちょっと違いますよね…。


という事で、これは時間が経つにつれて艶が消えていきますのでア安心下さいませ。

2011/11/16
 
jpg画像 クラウンアスリート メッキエンブレムなど本塗り前(img1985.jpg) -1985- クラウンアスリート メッキエンブレムなど本塗り前

意外とご依頼が多いのがこういった「メッキエンブレム」の塗装でして、単に密着剤を塗って上塗り(色を塗る)のであれば簡単なのですが、「普通の塗膜同様剥がれないように塗って欲しい」となると下地処理がいつもの方法とは全く違うのでかなり大変な作業になります。

ちなみにこちらの費用としては

・トヨタエンブレム塗装費・・・¥8,000
・メッキ素地用下地処理費・・・¥8,000

税込合計・・・¥16,800

となります。

部品自体が¥2,000しなかったと思いますので、となると新品部品が8個は買える額です(苦)。

ただですね、時々あるお問い合わせが「色は塗らなくて良いから下地だけ作って欲しいのですが」で、これは残念ながらお受付出来ません。
上記見積もりでは下地処理で¥8,000ですが、これだけだと到底割に合いませんので会社が破綻してしまいます(まあ会社という程でも無いんですが…)。

高くなる理由としては、メッキの素地調整〜プライマーの塗装、そして完全硬化後に再度表面を研磨して平滑に仕上げているのでどうしても時間が掛かってしますのです。
これを多少省略化させた「ウェットオンウェット」の工法もあるのですが、先ほどのリヤナンバーブラケットでも紹介した「肌の凸凹が残る」といった事を考えると省略出来る場合と出来ない場合で分けられますので一概に全てが安く出来るという事でも無くなるのです。

ただ恐らくは「その費用を払っても塗って欲しい」と言う方は、既に今まで同じような塗装で剥がれてしまったか何かで嫌な経験があるのだと思われます。密着性の低下は後から来ますからね。
特に最近はケルヒャーなどの高圧洗浄機が身近になったので、「洗車していたら塗装が剥がれてしまった」なんてケースも増えたと思います。高圧洗浄機ぐらいで剥がれてしまっては困るんですけどね…。


という事で、下地が出来ておりますので後は普通通りの本塗り開始です。

2011/11/16
 
jpg画像 クラウンアスリート リヤメッキナンバーブラケット本塗り完了ですA(img1984.jpg) -1984- クラウンアスリート リヤメッキナンバーブラケット本塗り完了ですA

微妙ですがちゃんと上側と下側で色が違うのが解ると思います。
どちらも同じトヨタ純正色で、確か下側の「1G4」が車体色だったと思います。

画像を見て解るように各ラインや溝部分はシャープに仕上がっていますが、これもちゃんと下地の段階で研いでいるからです。
単に塗り重ねるだけだとこういった細かい部分がはっきりしなくなるんですよね。

塗装によって劇的に印象が変わったりするのは好きですが、品質が悪くて「いかにも塗りました」といったのはNGだと思います。

2011/11/16
 
jpg画像 クラウンアスリート リヤメッキナンバーブラケット本塗り完了です!(img1983.jpg) -1983- クラウンアスリート リヤメッキナンバーブラケット本塗り完了です!

そしてマスキングを全部剥がし、エアーブロー&タッククロスで埃を取り払ったらクリアーを塗布して本塗り完了です。

2トーンカラーなどの場合、塗装途中にどうしても「マスキング」といった作業が必用で、埃はこうった場合に多く付着します。
特にこれからの乾燥した時期は「静電気」が発生しますので、作業している周りにあるホコリはどんどんとプラスチック製品に寄ってくるのです。恐ろしいほどに。

ですのでブースを稼働させ、クリーンなエアーが流れる状態にして思いっきりエアーブローを行い、さらに不織布に粘着物質が付いたタッククロスで拭きながら埃を飛ばしていくのです。

本ブース(塗装ブース)だからといって適当にやればホコリは付きますので、如何に見えない物事にも気を使うかで仕上がりは変わってきます。

しかしこの角度から見ても2トーンだとは解らないですね。かなり似た色なのです。恐らく普通の方が見ると「ここに拘るのか…」と思うかも知れません(いや、皆さん似たりよったりですかね。爆)

2トーンが解り易い画像あるのでそちらも紹介します。

2011/11/16
 
jpg画像  クラウンアスリート リヤメッキナンバーブラケット本塗り中(img1982.jpg) -1982- クラウンアスリート リヤメッキナンバーブラケット本塗り中

こちらのナンバーブラケットは、上と下で色が違う「2トーンカラー」でご依頼承っております。

下側は「1G4」なるカラーコードで、上は「1G0」になります。
どちらもグレーメタリックですが微妙に違います。

2トーンカラーを塗る方法としては、最初に塗る時には特にマスキングなどは行いません。
しかも今回は同じような色ですので、下色としての事も考えて全体を一緒に塗ってしまいます。この時の色は下側の色である「1G4」です。

で、それを自然乾燥で数十分置いてテープフリーな状態なったら下側をマスキングして上側を塗ります。
既に隠ぺいしているのでこの時点では1〜2コートあれば十分ですからスマートに作業も進みます。

2011/11/16
 
jpg画像 クラウンアスリート リヤメッキナンバーブラケット本塗り準備完了です(img1981.jpg) -1981- クラウンアスリート リヤメッキナンバーブラケット本塗り準備完了です

プライマー&サフェーサーが完全硬化した後に表面を#320〜#1000程度で研磨して平滑にします。

ちなみにこの時点での「平滑」とは、サフェーサーの塗装で出来た「肌」を平らにする事です。
元々の部品は新品でパテなどは付いていないので「研ぐ必要があるの?」と思われるかも知れませんが、下地で塗っている2液性の塗料は比較的膜厚がつくといった副産物として「肌が残る」といった事が起こります。

それを残したまま上塗りを行うと平らである筈の面もデロデロ(凸凹)とした仕上がりになってしまい全体的にシャープさに欠けたものになってしまいます。

2011/11/16
 
jpg画像 インプレッサセダンGBVのテールランプ スモーク塗装承りました!(img1980.jpg) -1980- インプレッサセダンGBVのテールランプ スモーク塗装承りました!

こちらは以前も施行例があるセダンタイプのインプレッサテールランプですね。

ただこちらのオーナー様は、今までも何回かご贔屓頂いております「スバルエクシーガ」を所有されていて、今回のテールランプはご家族の方の物です。
エクシーガのテールランプをスモークにされたのを見て今回ご要望があったとの事です。血は争えないといった所でしょうか(爆。確か家族のみなさんスバル車所有との事でしたよね…)。


ご希望の濃度は「標準濃度」で、特にクリアー抜きも無く全体をスモークにする「べた塗り」になります。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度もご贔屓頂きありがとうございます!

2011/11/15
 
jpg画像 インプレッサテールランプ一式塗装承りました!(img1979.jpg) -1979- インプレッサテールランプ一式塗装承りました!

最近ちょっと落ち着いたと思ったらここ数日でまたお問い合わせが増えましたね。どこかで紹介して頂いたのでしょうか…。

こちらは先日到着しまして、中古品との事ですが全然綺麗な状態ですので問題ございません。

ご依頼内容はいつもの通りで、全体にレッドキャンディー塗装でクリアー抜きは「柱無し」バージョン、最後に全体的に薄くスモーク塗ってクリスタルクリアー塗ります。


それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度のご依頼、誠にありがとうございます!

2011/11/15
 
jpg画像 BD-1折り畳み自転車フレーム 塗装承りました・・・!(img1978.jpg) -1978- BD-1折り畳み自転車フレーム 塗装承りました・・・!

すっかり紹介が遅れてすいませんでした。そしてこの度のご依頼、誠にありがとうございます!

こちらは先日東北地方から届いた自転車フレームで、ちょっと普通では無さそうな折り畳み自転車です。当然私も見たことはありません。小川さんご解説宜しくお願いいたします(笑。自転車に詳しい知人です)。

で、ご依頼内容としては、当ウェブサイトトップページ上にある「HERMES」仕様のタンブラーを見て頂き、それと同じ色と仕様でご依頼頂きました。一目惚れのような感じでしょうか…。

あの時の色(オレンジ)はもうありませんが、この日の為にエルメスオリジナルの紙袋は用意してありますので(笑)ご安心下さいませ。

その他ロゴ入れ塗装が多く内容が複雑ですので途中で完成イメージのイラスト作りますね。ただちょっと手が空きそうも無いですのでもう暫くお待ちくださいませ…!

(ちなみに年内受付終了しました…)

2011/11/15
 
jpg画像 PEUGEOTの自転車フレーム塗装承りました!(img1977.jpg) -1977- PEUGEOTの自転車フレーム塗装承りました!

あれ?と気づいた方は相当自転車が好きな方だと思います。
こちらは今年の3月頃に塗らせて頂いたプジョーの自転車フレームですね。
今回一部の塗装が傷付いたのと、実際に組んで使ってみると少々地味だったとの事で新たに違う色で塗装ご依頼頂きました。うーん、結構病んでますね(笑)。

ただ色に関しては「青以外は考えていない」との事ですので(違ってたらすいません…)、今回はメタリックが比較的荒目で明るいブルーで承りました。画像の下の方にある見本帳の色ですね(解り難くてすいません…)。


ギリギリ年内間に合うかどうかと言った所ですが、作業着手しましたらまた紹介させて頂きます。
この度もご贔屓頂きありがとうございます!

2011/11/15
 
jpg画像 SCHWINN自転車フレーム 塗装内容書(img1976.jpg) -1976- SCHWINN自転車フレーム 塗装内容書

紹介が遅れましたがSCHWINNのフレーム塗装完成予定図はこんな感じになります。

作業内容についても記載してありますが一応こちらにも記載しておきます。

・ベースカラー 半艶黒
・ロゴカラー グレー(日塗工色見本帳F25−75A)
・ロゴサイズ 350mm×25mm

となります。

ロゴについてはデータがありましたのでそれを流用させて頂きました。ですので特にこれについて(データ作成について)の費用は必要ありません。

こんな感じで作業進行しております。ご安心下さいませ。

2011/11/15
 
jpg画像 ランボールギーニのエンジンカバー 穴埋めB(img1975.jpg) -1975- ランボールギーニのエンジンカバー 穴埋めB

そして完全硬化したら表側のガムテープを剥がします。ガムテープ表面は「何もくっつかない」といった特性を利用しているので離型剤などは使わなくて大丈夫です。

ちなみに表側の接着剤が充填される部分は予めベルトサンダーで局部的に抉り、ダブルアクションサンダーで緩やかな傾斜をつけて接着剤の層がある程度残る部分を確保しています。

ちなみにプラスチック素材はPA(ポリアミド)ですから、接着剤の前にはプラスチックプライマーも使っています。サンドブラストで下地作ってもプライマーが無ければ意味が無いですからね。


この後表面を削って平滑に仕上げます。また進行しましたら紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

2011/11/15
 
jpg画像 ランボールギーニのエンジンカバー 穴埋めA(img1974.jpg) -1974- ランボールギーニのエンジンカバー 穴埋めA

最初は表からエポキシ接着剤を充填し、そこに蓋となるようにガムテープを貼っておきます。

で、裏からも同様に接着剤を充填し、その上にファイバークロスを敷いてさらに接着剤を浸透させます。

この後80℃程度で一時間程硬化させておきます。

2011/11/15
 
jpg画像 ランボールギーニのエンジンカバー 穴埋め(img1973.jpg) -1973- ランボールギーニのエンジンカバー 穴埋め

カバーの一部に元々エンブレム?のピンが刺さる穴が二個開いています。

単にパテを押し込んだだけではいずれポロっと取れるか、穴の痕が見えてしまう恐れがありますので、わずか1ミリの穴×2でも手は掛けてあげます。

最初にサンドブラストを掛けた時には穴の内部側面にも十分にアルミナが当たるようにしています。手作業でこの穴の中は難しいですからね…。

裏側にはファイバークロスを貼るので部分的にですが同様にブラストを掛けてあります。

2011/11/15
 
jpg画像 ランボールギーニのエンジンカバー 下地処理(img1972.jpg) -1972- ランボールギーニのエンジンカバー 下地処理

こちらもお待たせしております。作業着手しておりますのでご安心下さい!

ご依頼内容としては、エンジンルーム内のプラスチック部品を「結晶塗装の黒で」となりまして、いつものアルミ部品であればリン酸処理ですがこれをプラスチック素材に行っても意味がありませんので、今回の下地処理(足付け処理)としてはサンドブラストを全体に掛けて表面を荒らします。

元々部品の表面は「梨地」になっていますが、結局はこれもツルツルが凸凹になっている状態なだけですのでこのまま塗っても十分な密着性は得られません。というかそのまま塗っても十分なのかも知れませんが、ちょっとした事でそれ以上の性能になるのであればやった方が良いですからね(当然その分の費用は頂戴する訳ですが…)。

2011/11/15
 
jpg画像 自転車ホイール(SPIN)塗装 色見本帳からの選択(img1971.jpg) -1971- 自転車ホイール(SPIN)塗装 色見本帳からの選択

カーボン素地を白く塗りつぶししまうのはちょっと勿体無いと思いましたが車体を見て納得です。ボディフレームも現状履いているホイールも全部真っ白なんですね…(ちなみにホイールは担いで持って来られました)。

という事で、用意していた色見本帳から近似色の白を探しましたが、フレームの白がかなり原色に近い為か中々見つかりません。

となると最後の選択肢として「日本塗料工業会」が発行している色見本帳を使用します。
これは主に金属塗装・建築塗装に使われる物ですので、当方が使っている自動車補修塗料とのデータは連動されていませんから(そもそも「ドイツ⇔日本」ですし…)ここからの計量調色は無理ですので、後程改めてこの色見本帳に沿って目調色にて色を作成します。

ただ、ニットコウ(=日本塗料工業会の略称です…)の色見本帳は今の「小物塗装」には結構便利でして、スタンドックスもこういった色見本帳を作ってくれると有難いのですが…。

まあどうしても必要ならば自分で作れば良いだけですので、メーカーに何出も求めるのはお門違いではありますね。失言でした。


それでは作業着手しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございます!

2011/11/15
 
jpg画像 自転車ホイール(SPIN)塗装 承りました!(img1970.jpg) -1970- 自転車ホイール(SPIN)塗装 承りました!

ようやくサーバーも安定しまして(いや、安定していなかったのは私の方ですが)何とかご依頼品アップ出来るに至りました。お待たせしてすいませんでした…!

ご依頼品はカーボン製の自転車ホイールでして、ちょっと勿体無いですがカーボン部分をボディ同色の「艶あり白」へとご依頼頂きました。

しかしカーボン素地の塗装をご依頼いただいた経緯のある方なら解ると思いますが、カーボン製品の場合そのまま上塗りをしてしまうと仕上がりが悪いので、一旦は「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行います。ですのでお値段は意外と高くなるんですよね…。

なので普通ならば「塗るなら新たに買った方が…」という事になるのですが、今回の部品も結構レアな物らしいのでこの度のご依頼頂ける事に至りました。改めましてこの度のご依頼、誠にありがとうございます!


色の選択画像もありますので紹介しますね。

2011/11/15
 
jpg画像 ハコスカS20エンジンタペットカバー 本塗り完了ですA (img1969.jpg) -1969- ハコスカS20エンジンタペットカバー 本塗り完了ですA

ちなみに凸文字部分はアルミ素地まで削り出した状態で、その上に直接クリアーですから「塗装でやってはいけない事」の一つではあります。十分な密着性が得られません。

ですので初めてのお客様にこれを相談されたとしたらお断りしていたかも知れません。
しかしながら今回のご依頼主は業者さんの社長?さんで、既に何回もご依頼頂いていますのでわざわざ言うまでも無く勝手に進めています(笑)。

で、経年劣化によってクリアーが剥がれて来たり、クリアーの下で腐食が進行してきたらいつもの結晶塗装同様に凸部を削ってあげればいつも通りに仕上がります。
恐らくその時にはまた何か違う事がやりたくなって塗り直すのでは…と思ったりもしますが(笑)それはそれで良いと思いますし。

まあいきなり剥がれるという事では無く、クリアーの下で腐食が出て菌糸状に黒い模様が現れてくる、といった感じですかね。市販されているアルミ素地クリアー仕上げのホイールと同じです(苦笑)。


画像では点火プラグが装着される穴部分が見えますが、ちゃんと中の奥まで綺麗に塗れているのが解ると思います。
結晶塗装の場合でもこれくらいきっちり塗る様にしないとあのように綺麗に結晶目が出ません。要はそこなんです。

結晶塗装というと「ごまかし」みたいに思われる所がありますが(実際純正の塗装がそれだったりする訳ですが…)、いつも塗っている塗装と同じようにちゃんと綺麗に塗ってあげれば結晶目も綺麗に仕上がる訳です。
たださらに結晶目を出す為にはいつも以上にタップリ塗らないといけな訳ですが、今回の塗装のようにたっぷり塗ってもタレ無い塗り方ならば問題無い訳です。要は「ムラなく均一に」ですね。


それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きます。
予定している壮行会?には間に合うかと存じますのでご安心下さいませ。

2011/11/15
 
jpg画像 ハコスカS20エンジンタペットカバー 本塗り完了です! (img1968.jpg) -1968- ハコスカS20エンジンタペットカバー 本塗り完了です!


ちょっとやり過ぎじゃぁ…(爆)と言う気もしますが、確かにこの型のエンジンでこれは中々見ませんから面白いかも知れませんね。
オフ会で他の方の反応が楽しみな事でしょう(笑)。

もう一枚画像あるので紹介しますね。

2011/11/15
 
jpg画像 S20ヘッドカバー 本塗り中 (img1967.jpg) -1967- S20ヘッドカバー 本塗り中

ベースコートの赤を塗って数十分ほど自然乾燥させた後、最終的な「凸部研磨」を行います。

いつもこの作業はは結晶塗装が終わってから行うのですが、今回は「艶々な赤に」との事ですので工程を変えています。
これがかなり神経を使って大変な作業だったのですが(自身初めてです)、そういえばちょっと前にブレンボのキャリパーでもこれと同じような事をしていたのでイメージは出来ていました。

ただ物が違いますからね。出来れば二度とやりたくない気が…(苦笑)。

2011/11/15
 
jpg画像 S20ヘッドカバー 本塗り前 (img1966.jpg) -1966- S20ヘッドカバー 本塗り前


凸部を研磨した状態です。

今回は結晶塗装では無く「艶々の赤に」とのご要望ですが、凸部はいつも通りアルミ素地を露出させるので前もってここを削っておきます。

2011/11/15
 
jpg画像 S20ヘッドカバー 最終プライマー塗布 (img1965.jpg) -1965- S20ヘッドカバー 最終プライマー塗布


端っこのボルト穴付近のパテ処理が終わったらその部分のみサフェーサー塗って、最初に全体的に塗っていたサフェーサーも一緒に仕上げます。

で、その時に素地のアルミが露出した部分がありますので、最後に全体的にプライマーをもう一度塗っておきます。

あとは凸部を削っていよいよ本塗り準備完了ですね。

2011/11/15
 
jpg画像 YAMAHA YZFのテールレンズ レッドキャンディーで本塗り完了です! (img1964.jpg) -1964- YAMAHA YZFのテールレンズ レッドキャンディーで本塗り完了です!


そしてお待たせしました!YZFのテールレンズもレッドキャンディーで本塗り完了です。

随分と明るい赤に見えますが先ほど紹介したようにこれは下に貼ったマスキングテープの影響があるだけですのでご安心下さい。
180SXのテールランプよりレッドキャンディー自体は濃い筈ですので(一緒に塗って比べていますのでこれは確実です)。

それではこちらも完成しましたらまた紹介させて頂きますね。
もう少々お待ちくださいませ!

2011/11/15
 
jpg画像 YZFのテールレンズも (img1963.jpg) -1963- YZFのテールレンズも


こちらもお待たせしました。YZFのテールレンズですね。

クリアーテールランプの「レンズのみ」の状態ですので裏側にマスキングテープを貼っていますからこの状態だと黄色く見えています。

当然この状態で赤く塗ると「本来の色+イエロー」になってしまうので色味が違って見えてしまいます。

ただそれを想定して塗装しますのでご安心下さい。
最初の頃はこれにも慣れなくて大変でしたが今は大丈夫です。

プラスチックプライマーを塗っていよいよ本塗り開始です。

2011/11/15
 
jpg画像 PTクルーザーのテールランプ マスキング風景 (img1962.jpg) -1962- PTクルーザーのテールランプ マスキング風景

すいません、マスキング作業時の写真が見つかったので紹介しておきますね。

完成時の画像も好きですが、まさに「作業途中の光景」といった画像が私的には好きですので。使っている材料や工具も紹介出来るので同業者さんでも楽しめるのでは、と思ってます。

当店が使っている塗料が「STANDOX」という事で、そのメーカーのデモマン(講師)が色々な場所に行くと「○○さん、プロフィットって知ってる?」と聞かれるらしいです(爆)。

なので大っぴらに作業内容を紹介出来ない事もありますのでその点は何卒ご了承くださいませ。

2011/11/15
 
jpg画像  PTクルーザーのテールランプ オレンジキャンディー塗装完了です! (img1961.jpg) -1961- PTクルーザーのテールランプ オレンジキャンディー塗装完了です!

そしてオレンジキャンディーで本塗り完了です。お待たせしました!

オレンジに塗った部分のマスキングはバツ切りですので塗った直後にマスキング剥がしています。
今回のマスキングは曲線的か形だったので、フチに使ったマスキングテープは幅2mmのラインテープです。

いよいよテールランプ自体が完成間近ですね。もう少々お待ちくださいませ!

2011/11/15
 
jpg画像 スカイラインのテールランプ 本塗り完了です! (img1960.jpg) -1960- スカイラインのテールランプ 本塗り完了です!

そして本塗り完了です。お待たせしました!

ちなみにご依頼の濃度は「極薄め〜薄めの間」という事でして、今回のテールランプではこの形状からしてそれが結構大変でした。

通常の平面ならば何度もやっているので濃度の調整も慣れてはいますが、今回のような「異形」となるといきなりこれが難しくなります。
同じ様に何度も塗っていると塗料が入らない部分が出てくるので色の濃さが違ってしまいます。
今回の場合、丸く円柱状になった根元の部分にはスプレー時に塗料が入り難いのでそこだけいつまで経っても薄いままです。周りばかりが濃くなってしまいます。

ある程度スモークが濃ければそういった事も目立たないのですが、薄めだとそういった事が目立ってしまうのです。

これはレッドキャンディーも同様で、先ほど紹介した180SXも同じようなイビツな形をしているのでそれが難しかったのです。

対応策としては、スプレーガンのパターンは一番細い状態にして、円柱状の側面から谷の部分のみを局所的に塗ります。
通常そんな事を透過性の塗装で行えばムラムラになったりしますので、コート毎の顔料濃度を少なくしその分コート数を増やして同じ塗り重ねにならないように塗っていきます。

しかもそれを左右それぞれのテールランプで行わないとそれぞれの濃度が違ってしまいますからさらに大変です。求められるのは技術と言うよりロボットのような正確さですかね(笑)。


という事で、無事いい感じに仕上がったと思います。

完成したらまた紹介させて頂きますのでもう少々お待ちくださいませ!

2011/11/15
 
jpg画像 スカイラインのテールランプ 本塗り準備完了 (img1959.jpg) -1959- スカイラインのテールランプ 本塗り準備完了


先ほどの180SXのテールランプもそうだと思いますが、こちらも恐らくは社外品で新品です。

今着いている純正テールランプを加工(塗装)するのはちょっと抵抗があると思いますが、社外品であれば比較的安価で手に入りますし、塗装を依頼している間も普通に乗れますからね。着いている物頼まれたら当分車乗れなくなってしまいますので…。


それではいよいよ本塗り開始です。

2011/11/15
 
jpg画像 スカイラインのテールランプも…! (img1958.jpg) -1958- スカイラインのテールランプも…!

こちらもお待たせしました。先ほどの180SXのテールランプと一緒に塗りあがっておりますのでご安心下さいませ。

画像はマスキングの作業風景です。
いつものテールランプと違ってちょっとマスキングが面倒ですが、さらに大変な事は他にありました…。ってこれは180SXの方でもそうだったんですけどね。

続きます。

2011/11/15
 
jpg画像 180SXのクリアーテールランプ 本塗り完了ですA (img1957.jpg) -1957- 180SXのクリアーテールランプ 本塗り完了ですA

左右の丸い部分に比べて真ん中の箇所は赤が薄いのが解ると思います。赤は薄いとピンクに見えますので、それにスモークが掛かって紫っぽい感じです。

もしこれでもオレンジ色に光らなければ、電球自体をイエローLEDの強力な物に替えれば大丈夫だと思います。先日のヴィッツのテールランプがまさにそれでしたからね。具合は良かったとの事です。


それでは完成しましたら改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

2011/11/15
 
jpg画像 180SXのクリアーテールランプ 本塗り完了です! (img1956.jpg) -1956- 180SXのクリアーテールランプ 本塗り完了です!

先ほどのレッドキャンディーだけだと多少薄い感がありましたが、その上にスモークを重ねる事により深味が出ましたのでいい感じに仕上がっています。見比べると全然違いますよね。

2011/11/15
 
jpg画像 180SXのクリアーテールランプ 本塗り中 (img1955.jpg) -1955- 180SXのクリアーテールランプ 本塗り中

今回のテールランプでは、レンズ中央付近にある「ウィンカー」の部分も一緒にレッドキャンディーで塗っていますので余り赤くし過ぎないように濃度に注意します。また中央付近(丸と丸の間)は周りより1コート程度少なくするようにしてさらに赤くなるのを抑えています。

で、この段階では「レッドキャンディー」が完了した状態で、続けて全体に薄くスモークを掛けます。

2011/11/15
 
jpg画像 180SXのクリアーテールランプ 本塗り準備完了です!(img1954.jpg) -1954- 180SXのクリアーテールランプ 本塗り準備完了です!

サーバーの移行がスムーズに行かなくご心配をお掛けしましてすいませんでした。

が、こちらは無事本塗り完了しておりますのでご安心下さい!

と言うか色々作業は進んでおります。進まなかったのはウェブサイトの移行や日記など現場とは関係ない事ですのでご安心下さいませ(苦笑)。

2011/11/15
 
jpg画像 MOMOのステアリングスポークカバー サフェーサー塗布完了です(img1953.jpg) -1953- MOMOのステアリングスポークカバー サフェーサー塗布完了です

プラスチックプライマーを塗ったら続けてサフェーサーを塗ります。サフェーサーはもちろん2液ウレタンですので、この後熱を掛けて十分に硬化させたら表面を研磨してラインを整えます。

この時「硬化」が不十分だと、先ほどのチヂレと同様の事がここでも起こります。
特にこれからの寒い時期になると、掛けたと思っていた熱が実は足りなくて本塗中にチヂレが発生したりもします。
金属製品なら熱伝導で全体的に熱が掛かってくれるのですが、プラスチック部品だと赤外線ヒーターから影になっていた部分は熱が十分に掛からなくて「硬化不良」になっているケースがよくあります。

チヂレが発生すると問題が起きているその箇所まで削り落とさないとならないので、時にはドライコートなどで対処したりといった事が必要です。

2011/11/11
 
jpg画像 MOMOのステアリングスポークカバー 旧塗膜剥離(img1952.jpg) -1952- MOMOのステアリングスポークカバー 旧塗膜剥離

そして問題のあったシルバー部分は削り落として新たにサフェーサーで下地を作ります。

画像では白っぽく見えますが実際には黒い樹脂素地表面がそう見えるだけですのでご安心下さい。

2011/11/11
 
jpg画像 MOMOのステアリングスポークカバーは…(img1951.jpg) -1951- MOMOのステアリングスポークカバーは…

オレンジに自家塗装されていたMOMOのステアリングスポークカバーです。

色々考えた結果、「瞬間ならシンナーで大丈夫だろう」と思い切ってジャバジャバと洗ってみました。
やってみて気づいたのですが、元々塗ってあったシルバーは比較的丈夫だったようで綺麗にオレンジだけが取れました。

で、画像が問題だった「チヂレ」ですね。この上に塗ったオレンジ(実際には下色としてイエローがあったのですが…)の溶剤?が強くてこのシルバーの塗膜を侵してしまったのです。

既に塗膜としては崩壊していますので、この上に色を塗ったりパテを塗ったりは出来ません。さらに悪化しますので…。

2011/11/11
 
jpg画像 嫌な予感が…(爆)(img1950.jpg) -1950- 嫌な予感が…(爆)

私と同じくTACに間借りしているブレーキ屋さんが昨日ドイツから返って来ました。

2週間前くらいに日本を飛び立って、向こうでこれらのブレーキキャリパーを買付けて日本に返ってくる前にこれらのキャリパーが先に宅急便で着いていました。恐ろしい数ですね。

このまま売られていく部品もあるとは思いますが、殆どは全部私が塗らされる事になるのだと思います。なんか兵隊アリに襲われているみたいで嫌ですね…(いやいや、お仕事ですから有難く思わないとですね。笑)。

2011/11/11
 
jpg画像 BMW MINIのボンネットエアスクープ サフェーサー塗布完了です(img1949.jpg) -1949- BMW MINIのボンネットエアスクープ サフェーサー塗布完了です

ダクトの奥はちょっと塗り難いのですが、この時点で本塗りの為の練習にもなりますので今の内にイメージトレーニングをしておきます。

塗る時の固定方法も立てた方が良いか寝かした方がいいか、塗っている途中で角度を変えられるかなども想定しておくと急場のトラブル回避もスムーズに行えます(トラブルは付き物なのです)。

塗装は年数を重ねると変な癖というか固定概念が出来てしまうものだと思っていますが(忘れないように気を付けてはいます…)、経験によって大きな失敗は避けられるようにはなりましたね。と油断するのが一番危険なのですが…。と言うか眠いです(爆)。

2011/11/11
 
jpg画像 BMW MINIのボンネットエアスクープ 素地調整完了(img1948.jpg) -1948- BMW MINIのボンネットエアスクープ 素地調整完了

そしてこちらも全体的に処理が終わりました。

FRP製品の作成は「FRP屋」なるそれ専門の方が居るのですが、以前に比べるとやはり景気は悪そうです。

10年前くらいはオデッセイなどのミニバンに社外品のフロントバンパーやらサイドステップ、リヤスポなどを塗って取り付ける「フルエアロ」が流行っていましたが最近では余り見ないですからね。
そういえばクリアーテールも当時が全盛だった気が…(懐)。


続けてサフェーサー塗ります。

2011/11/11
 
jpg画像 BMW MINIの内装部品 シボ取り作業A(img1947.jpg) -1947- BMW MINIの内装部品 シボ取り作業A

右が最初の状態で、それをシコシコと削ると左側のようになります。艶は無いですが「平滑」になっています。

近くで見なければさほど凸凹している訳では無いのですが、あれをそのまま塗るとまったく同じような仕上がりになりますからとても美しい仕上がりではありません(苦)。

ちなみにこれでもまだ不完全な状態ですので、この後プラスチックプライマーを塗ってサフェーサーを塗って完全硬化したらまた削って仕上げます。塗るよりも面倒で地味な作業ですが、「こうすればああなる」といった事を知っていればそんなに苦ではありません。

小僧(見習い)だった下積み時代は毎日こういった下地作業が続いて嫌になった時もありましたが、そんな我慢な日々のお蔭で今があるのだと思えます。徒弟制度は大変ではありましたがタフにはなれますね(笑)。

2011/11/10
 
jpg画像  BMW MINIの内装部品 シボ取り作業(img1946.jpg) -1946- BMW MINIの内装部品 シボ取り作業

これがまた面倒な作業の一つで、内容部品でよく見る表面がザラザラとした「梨地」を平滑にする為の作業ですね。

梨地はシボ模様になっているのですが、これをそのまま塗料(サフェーサー)やパテで埋めようとすると後でヒドイ目に遭いますので、この時点で出来るだけ平滑に削っておく事にします。

こちらもある程度の平面はエアーツールを使って作業時間を短縮させます。
上が処理済みで下が処理前ですね。ちょっと解り難いので近接画像用意しておきました。続きます。

2011/11/10
 
jpg画像 BMW MINIのボンネットエアスクープ 素地調整(img1945.jpg) -1945- BMW MINIのボンネットエアスクープ 素地調整

比較的綺麗に見えた黒ゲルコート仕上げも、実際に下地処理してみるとやはり巣穴や継ぎ目などが目立ちましたのでやっておいて良かったと思います。良きご判断有難うございます。

多少大きくても平面的な物であれば機械研ぎ(ダブルアクションサンダー)が出来るので下地処理は楽になりますが、それが出来ない部分は完全に手作業となるのでやはり大変です。ペーパー掛けしていると爪が無くなりますからね(削れていってしまうのです…)。

ただそれでも作業を軽減するためにエアーツールも色々揃えたりしています。
大きい方は直径が125cmで、小さい方は60cm、ダブルアクションとシングルアクションが切り替えられたり、より切削性の強いギアーアクションサンダーも使ったりします。

2011/11/10
 
jpg画像 ISUZUヘッドカバー 洗浄完了(img1944.jpg) -1944- ISUZUヘッドカバー 洗浄完了

浸け置きしていたISUZUのヘッドカバーです。綺麗になりました。

…が、てっきりアルミ無垢製品かと思ったらシルバーに塗装されているんですね。すっかり勘違いしておりました。

という事で続けて溶剤に浸け置きへと移行しております。ご安心下さい。


ちなみに手前にあるのは業者さんからのご依頼品で、こちらはアルミ無垢状態だったのですが、浸け置き洗浄から出してみるとシリコンシーラーだらけだったのでこちらも溶剤槽に沈めています。
もう少々お待ちくださいませ。

2011/11/10
 
jpg画像 メッキ小物パーツ群 プライマー塗布完了(img1943.jpg) -1943- メッキ小物パーツ群 プライマー塗布完了

先ほどのナンバーブラケットは2コート仕上げでしたがこちらは1コートのみでの仕上げとなります。

その分薄膜ではありますが、むしろこの辺りの小さなパーツに膜厚を付けると細部が埋まってしまったり、シャープなラインがだらしなくなってしまうのでこれはこれで良いのです。

ただ完全硬化後に行う研ぎの作業では、肌を整えつつ下地を露出させないように丁寧に行う必要があります。
なので肌を荒らさないように通常使うサフェガン(=サフェーサー用スプレーガン)も口径1.3では無く1.0mmの物を使います。


ちなみに画像手前のカプチーノのメッキエンブレムは、今回新しい後方で素地調整しています。
今までに無いくらい細かい字体なので素地調整は手作業では無理だと思っていましたから以前より考えていた方法を試してみました。
ちょっと怖かったのですが(リスクが高くなりますので)無事いい感じに出来ましたのでご安心下さいませ。
(素地調整の内容は紹介出来ませんので何卒ご了承くださいませ…)。

2011/11/10
 
jpg画像 クラウンアスリート リヤナンバーブラケット プライマー塗布完了です!(img1942.jpg) -1942- クラウンアスリート リヤナンバーブラケット プライマー塗布完了です!

実際にはプライマーだけでは無く、そのままウェットオンウェットにてウレタンサフェーサーも塗っています。

メッキ素地の時に使うプライマーは厚塗りが不向きで、しかも研ぐのが大変なので今回のような比較的大きい物の場合には無理に厚塗りせずに2コートで仕上げます。

上に塗ったウレタンサフェーサーはいつもと同じ物ですので(スタンドックス:システムフィラー)研削性は良いですからこの後の作業はスムーズに出来ます。

2011/11/10
 
jpg画像 メッキパーツ群(img1941.jpg) -1941- メッキパーツ群

ようやく現場作業が終わりまして、これからPCに向かっての業務です。
この時間になるとさすがにお腹が減るので先ほどスープ春雨食べて凌いでいます。カップラーメンは太りますからね…。

画像はそれぞれ違う方々からの案件ですが、メッキ素地の下地処理は他の作業とはちょっと違うので、メッキ製品だけを集めてまとめて効率よく行うようにしています。と言うか大変なので一気にやっつけておきたい、といった感じですね。ここからが根気のいる作業です。

2011/11/10
 
jpg画像 クラウンのトヨタマーク(img1940.jpg) -1940- クラウンのトヨタマーク

作業していたらメッキが割れている事に気付き、削っていたら中のABS樹脂そのものが割れていた事が発覚しました(ってこれは数日前の事なのですが)。

塗装する予定の物ですので修理する事は勿論可能なのですが、丁度部品屋さんが来ていたので新しい物を頼む事にしました。
既に解決しておりますのでご安心下さい。そして失礼致しました…!

ちなみに町の自動車工場には部品屋さんがルートで回ってくれています。
私の工場では無いので来ているのはTACお抱えの部品屋さんで、一日に2回くらいは来ています。なので車検証か部品番号さえ解れば一声で見積もりから発注までしてくれて翌日には届けてくれます。これは助かりますね。

2011/11/10
 
jpg画像 サーバー移行のお知らせ(img1939.jpg) -1939- サーバー移行のお知らせ

現在利用しているレンタルサーバーの容量をほぼ100%使い尽くしてしまいましたので、今回新たなレンタルサーバーを契約〜開設するに至りました。

既にファイルのアップロードも完了しているので、後はサーバー管理者の方にスイッチを切り替え?して貰うだけの状態です。先ほど承諾のメールを送信完了しました(少々緊張しました…)


最初にサーバーを契約してプロフィットのウェブサイトを立ち上げたのは10年くらい前で、当時はデジカメの解像度も低く、ネットはISDN回線(懐!)なんて状況ですから掲載する画像も小さく小さく、限られたファイル転送速度で出来るだけ早く表示出来るようにと色々努力していましたからサーバー容量も1.5ギガで十分事足りていましたが、今の時代その程度の容量だと無料で使えるくらいのレベルなんですよね…。

新たに契約した容量は7GBと、デジカメに入れているメモリーカードよりも数段小さい容量ですが(苦)、まさかそんなに大きな画像入れる訳でも無いので当面はこれで大丈夫ですね。

ただ10年後はどうなっているのか、仕事でPC使っている身としては結構不安ではありますね。塗装以外にも勉強しないとならない事が山積みです。


と言う事で、サーバー移行によって何らかの不都合が生じる可能性がありますが、現場作業優先ですのでそのまま数日放置といった可能性もあります。
ご迷惑をお掛けするかも知れませんが何卒ご理解ご了承の程宜しくお願い致します。

2011/11/10
 
jpg画像 S20ヘッドカバーは・・・(img1938.jpg) -1938- S20ヘッドカバーは・・・

剥離が終わった後の経緯が飛んでいましたので、画像の状態までの流れを紹介させて頂きますね。

・旧塗膜剥離
・リン酸処理
・洗浄
・プライマー塗布
・サフェーサー塗布
・強制乾燥〜完全硬化
・サフェーサー研磨
・エポキシパテ塗布
・エポキシパテ研磨

といった状態です。
画像に写っている黒いのがエポキシパテですね。ボルト穴部分が一度破損しているようで溶接で直してあるのですが巣穴が酷かったので修正しています。

結晶塗装だとこういった粗も目立たなのですが、今回は「艶々の赤」ですからね…(恐)。

続けて再度サフェーサーを塗ります。

2011/11/09
 
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