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-1229- SONYのノートパソコン用バッテリー塗装承りました!
最近似たような案件が重なっているような気がしますが気のせいでしょうか…。
こちらはSONYのノートパソコンに使うバッテリーで、画面の下にあるのが既存のバッテリーで、上が今回御依頼頂いたバッテリーです。
ノートパソコンの本体がこの色になっているらしく、その予備バッテリーがもう手に入らないとの事で今回この見本と同じようにと御依頼頂きました。
…が!こういった御依頼は結構難しく、特に大変なのが「調色」作業です。 自動車であれば「カラーコード」から検索して配合データが出てきますが、今回のような物はデータ無しに一から色を作成するので結構大変なのです。
当然時間が掛かれば費用も掛かるので、今回は塗装費よりもこの「調色費」の方が高く、全体の費用としてはiPodtouchの64GBが買える程です。これ一個の塗装費でです…。
なので塗装では無く「中古品を買って中身だけを新しい物替えた方が…」と提案したのですが、どうにもこのパソコン自体が505限定との事で最初からそれは視野に入っていないようです。な、なるほど、ですね。
といった感じで、最近ちょっと難しい内容の仕事が重なったのと御依頼品数が増えてしまったので一旦この辺で作業の受け付けを停止させて頂いております。先日紹介していますよね。
お盆までには解除出来ると思いますが当面はお急ぎの御依頼(納期い指定の御依頼)も難しい状態が続くかと思います。 不都合をお掛けして申し訳御座いませんが何卒ご理解ご了承の程宜しくお願いいたします。
既に一度でもお問い合わせ頂いていれば問題御座いませんのでご安心下さい。
それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。 この度のご依頼、誠にありがとうございます!
2012/06/30
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-1228- EWI4000S 塗装承りました(恐)
先日これを1セット塗装御依頼頂いた方で、仕上がりが気に入って頂けたのか今度は膨大な量の部品が届きました。この度もご贔屓頂きありがとうございます!
ただ前回塗った物の中で、部品を良く外す部分があったらしくそこの接触部分の塗装がどうしても削れてしまうとの事で、今回は予めそのパーツを黒のアルマイト処理に施し、それに合わせて他のプラスチック部品を塗装する事になります。画面の一番右にあるのがそのアルマイト処理されたアルミ部品ですね。
ただそのアルマイトが黒よりも若干グレーっぽいので、前回は単なる「黒」でしたが、今回はそれに合わせて調色作業を行います。 仕上げは同じく「2コートソリッド艶消し仕様」ですね。
それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。 この度のご依頼、誠にありがとうございます!
2012/06/30
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-1227- アウディQ7ブレーキキャリパー 塗装承りました!
こちらは以前レクサスのテールランプを塗装御依頼頂いた方で、その後車体を買い替えたようでして今回はこのブレーキキャリパーの塗装を御依頼頂きました。この度もご贔屓頂きありがとうございます!
当時のテールランプは違うオーナー様に譲渡されたようで、塗った物が色々な所に行っても生き続けてくれるというのは嬉しいですね。有難い限りです。
で、こちらのブレーキキャリパーですが、現状は表面は未塗装ですがアルマイト処理されているとの事で、ブレーキ屋さん曰く「このアウディ、シャーシはカイエンやトアレグと一緒なのにこれだけキャリパー塗ってないんだよね。可哀想に」との事です。うーん、何だか可哀想ですね…。
と言う事で車体からこれを外すタイミングを計って貰いまして、先日無事到着しました。まさに車体からそのまま捥ぎ取って来たような状態です(笑)。
御依頼色はブレンボの「レーシングアルマイト」のような鈍いゴールドっぽい色で、それに「brembo」のロゴを赤で御依頼頂いています。
既にブレーキ屋さんが分解・洗浄・サンドブラストの作業に入っていますのでご安心下さい。また作業進行しましたら紹介させて頂きますね。 改めましてこの度のご依頼、誠にありがとうございます!
2012/06/30
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-1226- 確か「新品」の筈ですが・・・
手前にあるキャリパーは新品なのですが、そのまま床に直置きされたりと結構粗末に扱われています。
と言うのも、ブレーキ屋さん曰く「ブレンボの塗装はいずれこんな風になっちゃうから残しちゃ駄目なんだよね」との事で、傷一つ無いこの塗膜も全部剥がしてしまうそうです。
ちなみにここで言う「こんな風」とは、先日こちらで紹介した層間剥離を起こしている奥のブレーキキャリパーです。まさにキャリパー塗膜の末路って感じですかね…(悲)。マセラティの赤は多少朱色っぽい傾向がありますが、それにしても奥のキャリパーは色が黒く成り過ぎです。アクリルウレタンじゃこうはならないんですけどね。
しかし色が変わるくらいならまだいいのですが、塗膜が剥がれてしまうとその上にある塗膜も一緒に剥がれてしまうのでそれは確かにマズいので、新たな塗装の際には新品塗膜でも剥がしてしまう、と言う事です。
とは言え、これをサンドブラストして全部剥離してしまうって言うのも少々勿体無い気がしますが…。
2012/06/30
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-1225- ノートパソコンパーツ塗装承りました!
大変お待たせしました!
いや、実際に製品が届いてから内容を確認するのにちょっとお時間が掛かって紹介が遅れてしまったのですが、御依頼内容も決まりまして改めて紹介させて頂きますね。
塗色としては既存の塗装に似たような感じとして、この画像には写っていないのですが艶々のシルバーに塗られた部品に近い色を見本帳と照らし合わせて採用する予定です。
画像左上にあるのはマグネシウム素材のパネルで、先日こちらのサイトの掲示板でご相談頂いていた内容の通り、表面にあったザラザラの素地を研磨して平滑に仕上げて頂いています。
ただこういった塗装済み製品の場合、怖いのは塗膜の断面(エッジ)が露出した箇所で、こういった所は特に溶剤に対して弱いので「チヂレ」の温床となってしまいます。チヂレ無いまでもエッジマッピング(地図のような模様)が出まくってしまうので特に今回ようなシルバーではまともに仕上がりません(塗装屋さんならその恐怖が良く解るかと…苦笑)。
と言う事で、既存の塗膜が切れている(下地が露出している)物に関しては一旦溶解力の弱い塗料にて下塗りを行い下地を造り直す事にします。
それでは作業進行しまいたらそういった作業詳細も紹介させて頂きますね。 この度のご依頼、誠にありがとうございます!
2012/06/29
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-1224- COOLERMASTER(パソコンケース)の塗色
表面の多くを占める塗色がこれです。近くによって見ると塗料中のパール顔料なども見る事が出来たりします(実際にこんなに近くでは見ませんけどね。苦笑)。
こういった塗装の多くは有機溶剤を扱いますし(水性塗料でもクリアーは溶剤です)、紛体塗装などでも焼き付け硬化時には大量の熱を使いますから地球環境にとっては負荷である事を否めません。扱っている本人ですからここの辺はちゃんと確信しています。
ただそれと一緒に、こういった塗装によって「長く使い続ける」といった事も信じていたりします。安易に安い物を買っては捨ててを繰り返さない、といった事ですかね。
これらは「折角お金を掛けたので捨てるが勿体ない」でも良いですし、または「愛着があって手放せない」のどちらでも構わないと思います。とにかく塗装した事によってそういった考えを持って頂ければ小物塗装屋になった甲斐もありますので(笑)。
また今まで御依頼頂いて感じた事があると思いますが、当店に御依頼いただく場合「全くの手放し」で済む事は殆ど無いですよね。 依頼までのプロセスとして部品を外したり梱包したり色を考えたり、塗装が出来て戻って来てからはそれを組み付けたり設置したりと、結構オーナー様自身で手を汚す(爆)事も多いかと思います。
これらは想像以上に大変な事もあると思いますが、全てが終わってみるとかなりの充実感と満足感が得られたりすると思います。なのでこれが癖になって次回へのリピートへと繋がるのでは、と思う次第です。結構有り得ないリピート率なので逆に心配してしまいますが(笑)。
2012/06/29
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-1223- COOLERMASTER(パソコンケース) 裏塗り準備A
左側は「フロントパネル」で、こちらも表側は先日レッドパールで塗装済みですので裏面を艶消し黒で塗る準備をします。
ただこちらはまだアルミ素地の状態なので(足付処理済み)この後にはプライマーを塗って置きます。
右側の枠は先ほど紹介したサイドパネルの裏側、スポンジシートを囲むように嵌るスチール製の枠ですね。 こちらも金属素地(亜鉛メッキ)なのでプライマーを塗ってから艶消し黒を塗ります。
このように、金属素地へ直接「色」(クリアーも含む)を塗る場合はいちいちプライマーを塗っています。塗装の基本なんですが新品製品でも結構これを省いているケースは多々あるんですよね。
ここでは紹介しませんが本日届いたアルミ製のメガネフレームも、既存の塗膜がボロボロと剥がれて来ているのですが、アルミ素地に直接色を塗っているだけなので塗装屋的に見えれば成って当然の結果と思います。これは新しい製品への買い替えを促す為の作戦なんですかね…(とても安い品にも見えませんのでコスト上の問題とは思えなく…)。
2012/06/29
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-1222- COOLERMASTER(パソコンケース) 裏塗り準備
こちらは大きなアルミ板のサイドパネルで、表側は先日塗装済みですので続けて裏側の「艶消し黒」を塗る準備をします。
手前が表面をマスキングした状態で、奥が裏側の塗る面です。中央のスポンジシートは汚れると困るので最初からマスキングしたままです。
手前のマスキングは良くみるとフチの部分は結構適当ですが、この後ひっくり返して本塗り直前に横の垂直面(と言っても1ミリ程度ですが)にテープを貼って「壁」のようにします。角ギリギリで色を分けるように、ですね。
2012/06/29
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-1221- 現在新規お受付停止中となります。
ちょっと難しい御依頼が重なってしまい先が見えなくなってしまったのでここで一旦新規御受付を停止させて頂きます。誠に申し訳御座いません…。
既にお問い合わせ頂いている案件についてはそのまま問題無く進行〜お受付しますのでご安心下さい。
また来月はちょっと心臓の精密検査(苦笑)があるので一日お休みを頂きたく存じます。 これは今に始まった訳では無く定期検査のような物でして、これによりいきなり仕事が出来なくなったりする事ではありませんからどうぞご安心下さい。まだあと30年は働かないと死ねませんので(苦笑)。
2012/06/29
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-1220- アルミ製リヤタワーバー 本塗り完了です!
ロゴ部分には高輝度メタリックの塗料(以前サンプルで貰ったRM社のメタリックです)で、通常のシルバーよりは輝きが強いです。
で、クリアーは「半艶仕上げ」で承っていますのでそれ専用のクリアーで塗っています。
半艶消しのクリアーでも通常のクリアー同様にウェットに塗って肌を作っておくことにより、艶が消えた時に「ヌメっとした半艶」に仕上がります。適当に塗るとパサついてみっともないですからね(艶消しも同様です)。
こちらも来週早々には完成予定です。もう少々お待ちくださいませ!
2012/06/29
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-1219- アルミ製リヤタワーバー ロゴ入れ塗装
先日プライマーを塗っておいたトミーカイラインプレッサのリヤタワーバーです。
既にベースコートのブラックメタリック(クライスラーのPXRなるカラーに粗目のメタリックを添加した仕様)を塗布してテープフリーな状態(=硬化では無く乾燥)になったので、用意しておいたマスキングシートを貼って他の部分を養生します。
ロゴの部分を塗るのは口径0.3のエアーブラシ的なスプレーガンを使うので塗料飛散も少なく、もしかしてここまでの養生(マスキング)は必要ないのかも知れませんが「修理の塗装」を経験しているとどうしても「念の為」と心配性になってしまいます。
恐らくカスタム系の塗装であれば多少違う色が飛んでも余り気にしないのかも知れませんが(私的偏見ですかね…謝)、修理塗装の世界だと砂粒のような黒い点一つでもやり直しになるケースがあるので全体を覆わないと安心出来ない気がします。まあこれは日本人的なのかも知れませんけどね(苦笑)。
昔の勤め先で上司のアメリカ人が塗装している姿を一度だけ見た事がありますが、それがとにかく凄いワイルドで(爆)、それは育った土地の広さのせいかそもそも人種(アングロサクソンですかね)の違いなのかと結構衝撃的でした。
そのセンターには他にブラジル人の塗装屋さんが居たり、イギリス人とドイツ人のデントリペアラー(この方は業界では結構有名な方らしいです)が居たりと多国籍的な職場で結構面白かったです。
2012/06/29
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-1218- フォググリル 本塗り完了です!
そして無事本塗り完了です。お待たせしました!
ちょっとした小物で随分時間が掛かってしまいましたが、これ単品で塗るとどうしても採算は合わないので、殆どの場合は他の御依頼品と一緒に塗るようにして対応しています。
時には全く違う色も一緒に塗ったりするのですが、違う色の塗料がつけば当然マズイので、その場合は綺麗な和紙状の薄紙を掛けてブースの隅に並べておいたりします。で、最後に全てを一気にクリアーを塗ったりですかね。
来週早々には完成予定です。もう少々お待ちくださいませ!
2012/06/29
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-1217- フォググリル 本塗り準備完了
既存の塗装は3年くらい経つとクラック(またはチョーキング)といった問題が出てしまうようですが、実はこれと同じような事がちょっと前のベンツでもありました。水性塗料を導入した初期の頃の車体が10年近く経った時の事ですね。
紫外線の当たらない側面部分は良いのですが、ボンネットやルーフ(屋根)などの上面は細かいヒビ割れがびっしりでて、それの対応策としては「総剥離」でしかないので非常に厄介な問題でした。
そんな感じで塗装のトラブルは大体後から出てくるので単に綺麗に仕上がれば良いという事でもないんですよね。新製品も直ぐに飛びつくと痛い目を見るのです(当然経験済みでして…)。
2012/06/29
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-1216- フォグランプカバーの色
こちらもお待たせしております。画像はフォグランプグリル(枠)のベースコート(色)です。
御依頼色は恐らくボディ同色で日産純正カラーになります。カラーコードは「KL0」で、比較的粗いメタリックが入ったシルバーですね。 そんなに使わないので50グラム程の作成となります。
ちなみに余った塗料(ベースコート)は捨てたりはしません。スタンドックスのような外資系の塗料は1液タイプのシステムなので硬化剤を入れませんから、密封しておけば長い期間でも保管は可能です。 で、に似た色を塗るの時に「下吹き用」として使います。
2012/06/28
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-1215- アルミ製タワーバー ロゴ入れ準備
前回のフロントタワーバーには100mm程度の「Tommykaira」のロゴを入れさせて頂いてますが、今回はそれよりも若干大き目で承っております。
と言う事で、110ミリから10ミリずつ増やした5サイズを用意して実際の被塗物に合わせて「これだ」といったサイズを選びます。比較的楽しい時間です(笑)。
選んだサイズは幅が120mmで、上下の余白も確保した暑苦しくないサイズにしています。範囲ギリギリにきつくなるまで大きいと野暮ったいですからね。
私の場合、元々絵を描くのとか物を造るのは好きだったのですが、「デザイン」といった事に関しては全くの無知でして、特にフォント(文字)に関しては余り気にしてもいなかったのです。
が、塗装の仕事を初めてからパソコンのグラフィック系ソフトを使うようになって、こういった文字を「グラフィック」として捉えるようになってからは全く見方が変わりました。 塗装で言う「配色」と同じように使い方によっては非常に効果的なんですよね。
ちなみに私的にはその文字自体の意味はどうでも良く(爆)、全体のバランスが取れていればOKだと考えています。文字の意味については後からで構わないので、日常的にも「あぁ、なるほどそれはそういう意味だったのか」としばらく経ってから気付くような事もよくあります。完全にベクトルデータ扱いなんでしょうね(またはアウトライン化ですか。笑)。
2012/06/28
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-1214- 86BRZのエンジンカバー&ルーフアンテナ塗装承りました!
遂に来ましたね。トヨタとスバルの共同開発?の86BRZのパーツです。この度のご依頼、誠にありがとうございます!
御依頼内容としては、プラスチック製のエンジンカバーを「赤の結晶塗装」で、ルーフアンテナは恐らくボディ同色で「WRCブルーマイカ」で伺っています。
エンジンカバーはトヨタとスバルのダブルネームになっていますが(!)、車体色ももしかして共通なんでしょうか?トヨタ車にスバルのカラーって結構凄い事ですよね。
エンジンカバーの凸部は結晶塗装後に面研してシルバーを筆塗りします。筆塗りですので刷毛目は出てしまいますが範囲が小さいのでそんなに酷く見えないとは思います(なので筆塗りはサービスです)。
ちなみにエンジンカバーはプラスチックですから、結晶塗装の焼き付け時の温度(120℃オーバー)に耐えられない可能性もあります。 と言う事も実はご了承済みで、現在これとは別にお預かりしているレクサスハイブリッドのエンジンカバーも同様で、どちらも変形の可能性も考慮の上で御依頼頂いてます。皆さんチャレンジャーですね(爆)。
それでは作業進行しましたら改めて紹介させて頂きます。 この度のご依頼、誠にありがとうございます!
2012/06/28
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-1213- インプレッサテールランプ&ハイマウントランプ(from福島!) 塗装承りました!
紹介が遅れましたが無事到着しておりますインプレッサのテールランプ一式です。何故か最近になってハイマウントランプも一緒に御依頼頂く方が増えました。もしかして元々は無くてマイナーチェンジしてから着いたんでしょうか…?(無知ですいません…)。
御依頼内容としてはいつもの定番で、
・レッドキャンディー塗装 ・クリアー抜き(4か所 柱無しバージョン) ・おまけスモーク(最後に全体的に薄くスモーク) ・クリスタルクリアー
となっております。
ちなみにスタンドックスから「クリスタルプロクリアー」なる新たなクリアーが発売されたらしいのですが、どうやら既存のクリスタルクリアーとは別物のようです。「プロ」が付いているくせに性能としては下のようでして…。もう少し考えてから名前つけてくれると助かるんですが(苦笑)。
ですので今まで通り「クリスタルクリアー」は普通に販売は続くようです。廃盤を懸念して買い溜めしていたりもしましたが(爆)心配は無用だったようで安心しました。
新しい材料は魅力的なのですが、それを仕事に使うとなるとまた話は別なんですよね。IBMはWINDOWS2000が出た後も安定しているwin95を使い続けたと言うくらいでしたので(要はwin98が失敗だったという事ですか。苦笑)。
それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。 この度のご依頼、誠にありがとうございます!
2012/06/28
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-1212- ブレンボ純正塗装の終焉(苦)
ブレンボに元々塗られている塗膜がどういった種類の塗装なのかは解かりませんが、大抵の結末はこんな感じになるそうです(とブレーキ屋さんが言ってましたので)。
これの原因としてはベースの赤とその上のクリアーとの密着不良で、所謂「層間剥離」と呼ばれる状態です。
私が使っているスタンドックスのような外資系の塗料は、ベースは1液タイプでその上に2液混合されたクリアーを塗ります。 ベースは1液なのでラッカー系?と思いがちですがこれも実は2液で反応するウレタン系で(多分)、これの上に塗られたクリアーに混ざっている「硬化剤」が下に浸透することで2液反応する、と解釈しています。
ただそれ故に、ベースコートを厚塗りし過ぎると硬化剤が下まで届かず、いつまでも2液反応出来ない「硬化不良の塗膜」が下に残る問題も起きます。デュポンが良い例ですね。対応策としては予めベースコートに硬化剤を入れて置くといった方法がありますが、最近はメーカーから「必ず入れてくれ」と言われているような事も聞いています。それじゃPG80と変わらないんじゃ…って気もしますが(苦笑)。
ちなみにそのベースコートとクリアーの組み合わせは非常に微妙なバランスで成り立っています(と感じています)。
ベースコートもクリアーも同じ「溶剤系」ですが、一旦塗ったベースコートの上にクリアーを塗っても下のベースコートを溶かす事はありません。クリアーの方が微妙に溶解力が弱く、溶かすか溶かさないかの絶妙なバランスでこの両者がくっ付き合っているのだと思われます。
ただ昔の塗料ではこのバランスを取るのが難しかったらしく、一度塗ったベースコートの上に一気にクリアーを塗ると下のベースコートを溶かしてしまい、折角綺麗に塗ったメタリックが動いてしまうといった事態になります。所謂「戻りムラ」と呼ばれる現象ですね。
こういった塗料は私の時代ではありませんから(笑)詳しくは知らないのですが、PG80とかロックエースはそういった部類の物らしく、クリアーの塗り方としては最初はドライコートでの「捨て吹き」をし、下地が出来てからようやくウェットにクリアーを塗れるそうです。 結果、クリアーの肌は相当荒れてしまうので塗りっぱなしで見れるような肌は無理みたいですね。
そして怖いのは、こういった塗料の多くはベースコートにも硬化剤を入れるので、ベースコートを塗ってからクリアーを塗るまでの時間が空き過ぎたり、クリアーを塗る前に熱を掛けてしまったりして「ベースコートの完全硬化」が起こるとその上にクリアーを塗るには再度「足付け処理」が必要になると考えられます。完全硬化してしまった上にクリアーを塗ってもお互いの結びつきが得られなく密着性が著しく低下してしまうからですね。
ただ困ったことにこれでもある程度の密着性は保持されているので最初の頃は問題は起きないのです。 で、3年を超えたくらいの頃にこういったトラブルが発生し始めて、気付いた時にはどこに文句を言えばいいのか解からない、と言った感じですかね。
ただ実際にはそういったトラブルが出た方が業界は潤うのかも知れません(苦笑)。いつまでも壊れない電化製品だと新しい物が売れないなんて事も聞いたりしますし(某メーカーは敢えて壊れる為の「時限装置」を仕組んでいるとまで言われていますが…)。
ちなみに私事では現在2万円近くするキーボードの購入で悩んでいます。キーボードだけで2万って…。しかも今時有線って(恐)。 ただとにかくタイピングのし易いキーボードとの事で、特に「沢山打つ人」にとっては凄く評判が良いようなのです。
流石にこれなら経費扱いで買えそうですので(笑)、今抱えている大きな仕事(ケーニッヒです)のお金が入ったら検討したいと思います。最近はタイピングのし過ぎでか腕の痛みが取れませんし…(苦)。
ただ買うにしても職場と自宅と同じ物で揃えたいって言うのがあるんですけどね…(今はPC3台とも同じキーボードで揃えている程ですが2万となると一台がやっとかと…)
2012/06/28
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-1211- COOLERMASTER(パソコンケース) アーム部本塗り完了です!
ちょっと上手く撮れていませんが(謝)ちゃんと塗りあがっていますのでご安心ください。
こんなちょっとした棒状の物も、決まった方向から決まった量だけ塗らないと肌が荒れたり垂れたりもします。 基本としては「丸パイプ」として考えるのでは無く、「八角形の棒」と考えて8面に対して基本通りスプレーを直角に向けて塗ることで綺麗に仕上げます。まさか塗料が溜まったタンクにドブンと浸けて塗ったりは出来ませんので(自動車のボディでさえそんな事をするのは最初のプライマーの時だけです。上塗りはロボットですがちゃんとスプレーガンで塗布していますので)。
次はパネル裏の「艶消し黒」ですね。また進行しましたら紹介致します。
2012/06/27
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-1210- COOLERMASTER(パソコンケース) アーム部本塗り前
こちらはケースの外側に付くアーム?ですね。アルミの棒で4本あります。
こちらも同じく艶ありのレッドパールで承っております。
多少小傷があったのでそれは研磨して平滑にし、部分的にプライマーを塗って対応しています。それ以外の箇所は元色の「シルバー」に足付け処理をしてその上に色を塗り重ねます。
ちなみにこの「塗り重ねる」ですが、ニュアンス的にはちょっと悪い事のように聞こえますが作業的には全く問題ありませんのでご安心ください。「剥がさないで塗るのは手抜き」なんて言葉をネット上で見かけますが、多分ちゃんと塗装を学んでこなかった方の勘違いかと思います。
小物塗装では「丸々全部を塗装」といったケースが多いですが、自動車ボディの塗装では「部分的な塗装」といったケースも多々あります。 当然下地処理(サフェーサー)の範囲も同様で、一部の損傷の為にパネル全体にサフェーサーを塗るなんて事は殆どありません。
世界的に行われている技能オリンピックでは「自動車塗装」の枠もあり、その時の課題ではやはり部分的な修理を求められています(当たり前ですが)。
実はこの「部分塗装」こそが塗装の中でも難しいことで、範囲を小さく抑えて直したことが解からない仕上がりにするのは非常に大変です。ベースコート(色)もそうですがクリアーも部分的に塗り(ボカし)、さらにそれが誰が見ても解からないレベルに仕上げられるのは自動車塗装屋でなければ出来ないのでは、と思う次第です(ここまでのレベルの塗装を他に知りません…)。
しかも塗装範囲が狭い分、調色による色の再現は相当ですし(誤魔化しが効きません)、クリアーをボカした箇所の肌も当然揃える必要がありますから塗りっぱなしと言うのもあり得ません。磨きでボカシ際を整える必要があります。 色は当然「シルバー」でしょうからムラもボカシ際の黒味の制御も困難極まるかと…考えただけで恐ろしいです(苦笑)。
それに比べれば今の小物塗装はそんなに大層な事をやっている訳ではありません(爆)。
ただ似ていても実は全く違う塗装だったりもしますので、それなりに大変な事も色々あるんですけどね(笑)。
2012/06/27
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-1209- COOLERMASTER(パソコンケース) 本塗り完了ですA
フロントパネルは中央にアクリルパネルが付いていて、そことの境界線のマスキングは隙間が無いのでクリアーを塗ったら直ぐにテープを剥がします。ガタガタな仕上がりにならない為ですね。
各パネルの裏側は「艶消し黒」で承っておりますのでそちらは表側が完全硬化してからの作業となります。まだ内部の骨格(シャーシ)は届いていませんしね(現在チューニング中との事です)。
2012/06/27
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-1208- COOLERMASTER(パソコンケース) 本塗り完了です!
そして無事本塗り完了です。お待たせしました!
枠の下にある輪っかはガムテープやらマスキングテープの「芯」でして、パネルのフチが直接台にくっ付かないようにしています。
こういった「小物」の多くはフチまでキッチリ塗っておかないと組み付けた時に塗っていない箇所が見えてしまったりします。
自動車の部品であれば車種が違っても大体同じような使い方なので注意する所は限られていますが、小物の塗装だと「今回初めて」といったケースが多いですからね。念には念が必要なのです。
で、先ほどの続きですが、この「本塗り」はやはり楽しいのです(爆)。 それはもう塗装屋の華でもありますから充実感もそれなりにあります。やはり本塗りが出来てこその塗装屋ですからね(壊)。
ただこれ以外の業務(パテ研ぎ・サフェ研ぎ・マスキング・調色・磨き)が疎かなままこの本塗りをしてしまうとまた「勘違い」してしまったりもします。
実は本塗り自体はそんなに難しいことではなく(私的見解ですが多分そうです)、例えば完全な分業の塗装現場で毎日5ターン程度の本塗りを担当し、これを一週間も続ければ一人前に塗れるようになります。さらにこれを一ヶ月も続ければ、塗装未経験者でも私より確実に上手く塗れる塗装屋さんが出来上がると思います。
ただその状態から他の事を学ぼうとなるとちょっと大変かも知れません。
私の場合では、一日も早く本塗りをやらせて貰いたいと思う事で、毎日がまさに馬車馬の如く(爆)働いていた記憶があります。現場での移動は歩くよりも走っていた時の方が多かったようで、上司からは「少し落ち着け」と言われる始末でしたし(苦笑)。
そんなこんなでようやく塗らせて貰う「本塗り」は今でも特別な事でもあります。その為に下地を疎かにも出来ない、と言うことですね。徒弟制度は良く機能していたようです(笑)。
2012/06/27
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-1207- COOLERMASTER(パソコンケース) 本塗り準備A
ヘアーラインが想像以上に深かったアルミパネルです。 単なるヘアーライン模様であればいつもなら表面の研磨で殆ど除去出来るのですが、ペーパーの番手で言うと#10くらいの深さで(苦)、それを削り落とす頃にはアルミ板がヘナヘナになってしまいそうだったのでサフェーサーの充填で対応する事にしました。これは当然塗るだけの作業ではなく、「研磨→2液ウレタンサフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で平滑な下地を造り直しています。
小僧(見習い)の頃はこういった地味な下地作業ばかりを何年もやらされてからやっと「裏吹き」(普段は見えない所の塗装)をやらせて貰い、それが綺麗に塗れるようになってようやく「本塗り」に至ります。 昔は3年くらいは下地漬けだったらしいのですが(「らしい」とは、私の場合本塗りまでは1年半だったのでそれに当て嵌まらないのです)、それでは近代の若い人間(笑)には厳し過ぎるとの事で今はもう少し色々とやらせて貰えると思います。と言うか今時は私設の専門学校で学んで来るから余ほど塗るのは上手いかも知れませんけどね。ただ逆にそれが本人のその後に大きな邪魔となる恐れがあるのですが…(多分続きます)。
2012/06/27
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-1206- COOLERMASTER(パソコンケース) 本塗り準備
こちらもお待たせしました!COOLERMASTERのパソコンケースも無事本塗り完了しておりますのでご安心ください(と言ってもまだ先は長いのですが…)。
とりあえず第一段階としては、外装パネルの大部分を占める「レッドパール」の塗装となります。勿論こちらは艶あり仕上げです。
画像の一番手前にあるのは「枠」で、その奥にあるのがこれの中央に嵌るカバーパネルですね。
塗装面積としては奥のパネルの方が大きくなりますが、手前のこの枠の方が面倒そうなのが解かると思います。塗装費用は「面積」で決まるのではないのです。それに費やす時間=「時間工賃」なんですよね(要は手間賃、ですか…)。
ただその時間には現場作業だけで無く「フロント業務」的な時間も含まれます。打ち合わせのメールのやり取りや費用の見積もりの作業ですね。
私がディーラーに勤めている時はこのフロント業務に関しては一切ノータッチで、「彼らの給料は現場が稼いでやっている」なんて思った時もありましたが(呆)、実はこれは全くの勘違いだったんですよね。というかそれはまったく逆です(苦)。
独立してやってみて解かりましたが、まず一番大変なのは仕事を取ってくる「営業」で、その次に窓口となって業務の段取りを決める「フロント」、そして最後に「現場」ですね(苦)。私的見解ではありますが、どれも自分でやってみて解かった結果ですので少なくとも私の中ではこれで間違いは無いかと(苦笑)。
ちなみに日本の自動車メーカーのディーラー(の一部?)は、現場を何年かやると途中でフロントもやらされるらしいです。 トヨタに勤めていた友人と日産に勤めていた知人はやはりどちらもフロントを数年経験したらしく、最初は凄く嫌だったようですが、経験した後には殆どの人間は愚痴が減り、「現場の方が断然楽」との見解が一致するらしいです(爆)。確かに会社にとっては良い制度ですね(それが理由で辞める人間も居るらしいですが…)。
自動車板金塗装の見積もりではこういった実作業以外の時間に「基礎加算数値」といった物があります。 車の移動や清掃、スプレーガンの掃除やら工具の後片付けに見積もり作業、確か現場作業員の休憩やトイレの時間(爆)も含まれていたと思います。有無を言わさず2時間くらいの費用(¥14,000ですかね)は貰えるんですよね。 ただこれも保険作業の話で、さらにバンパーには何故か含まれなかったりと不可解な事もあるのですが…(バンパー塗装に調色作業は必要ないとの保険会社の見解です)。
すいません脱線しました(苦笑)。続きます。
2012/06/27
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-1205- 隼のシングルシートカウル 下地処理完了
先ほどのラッカーパテを削った状態です。こんな感じで巣穴は大分埋まりました。巣穴自体は深い物では無いので新たにサフェーサーは塗らなくても大丈夫な感じです。ご安心下さい。
色は3コートパールで、ただベースは白なのですがその上に塗るパールコートは「ブルーパール」だけのようです。二種類のブルーパール顔料とフリップコントロール(デュポンで言う「4530S」、スタンドックスだと「MIX008」)で構成されています。
このフリップコントロールは白く濁ったような塗料で、「色」を付ける物では無く「スカシを白くする」「パールやメタリックの輝き感を強くする」といった用途に使われます。今回の場合は後者の使い方ですね。 前者の使い方は時として便利なのですが、「スカシを白くした分、正面が黒くなる」といった弊害があり、有名な所ではベンツのブリリアントシルバー(カラーコードは744でしたっけ?)で表面の白さ(明るさ)が損なわれてしまい調色はドツボにハマる筈です。 (当然経験済みです)。
2012/06/26
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-1204- 隼のシングルシートカウル スポットパテ
サフェーサーはオーナー様が塗って研いでおいてくれたのですが、ちょっと巣穴が酷かったのでこちらで処理しています。嫌がらせみたいですがそうではありませんのでご安心下さい(笑)。
一昔前ではこういった光景はどこの板金屋さんでも見られましたが、近年はサフェーサーが発達したお蔭でスポットパテを多用するケースも減ったかと思います。ただやはり出番はまだあるんですよね。
私が普段使っているスタンドックスの「システムフィラー」(2液ウレタンサフェーサー)は充填性が良いのでこういったケースになる事はありません。この程度の巣穴は埋めてくれます。 逆に充填性能の無いサフェーサーだと巣穴は残ってしまいますし、無理に埋めようとして厚塗りすると、巨大ブリスター(表面だけが硬化してしまい内部の溶剤が抜けられなくて膨れてしまうのです)が出来て最初からやり直しになったりもします。
今回はどうだったのかは解りませんが、ちょっとそのままでは塗れそうも無かったのでそれぞれの巣穴にラッカーパテをシゴいて巣穴を埋めています。これを「拾いパテ」や「スポットパテ」なんて呼んだりもしますね。一液型の溶剤揮発型なので厚塗りは厳禁です(これが所謂「パテ痩せ」の原因です)。
2012/06/26
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-1203- アルミ製リヤタワーバー 下地処理完了です!
と、こんな感じで素地調整(下地処理)は完了です。
ここまでやってもいきなり上塗り(色&クリアー)を塗っても簡単に剥がれます。上塗り自体は金属素地には直接塗れないからですね。
塗装は「下塗り」「中塗り」「上塗り」の構成が基本で、私的に思うそれぞれの塗料としては「プライマー」「サフェーサー」「色&クリアー」が当てはまると思います。
ただ場合によってはこの「プライマー」を省いたり、「サフェーサー」を省いたりもします。
今回は素地調整をしっかりやったので下地でに肉厚は必要ありませんから「中塗り」(サフェーサー)を省きます。タップリ塗ってザクザクと削る必要は無いですからね(やって無駄ではありませんが無用にコストを掛ける必要もありませんので)。
2012/06/26
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-1202- アルミ製リヤタワーバー 下地処理B
で、これがスコッチで処理した状態です。こんな繊維でも結構ちゃんと傷が付くんですよね。
と言うのもこれは繊維自体に研磨能力がある訳では無く、それに「研磨粒子」が接着剤?で塗布されているのです(多分)。
なので使っている内にこの研磨材は取れていってしまうので、数回使っていると単なるタワシのようになってしまいます。
特に危険なのはこれを「磨き用バケツ」に入れる事で、見習いの頃は余り気にせず「下地用」と「磨き用」のバケツを一緒に付かっていたのですが、綺麗にポリッシュした後にそのバケツに入れているウエス(と言うか雑巾)で塗膜を拭くと有り得えない深い傷が入ったりします。 これはスコッチに付いていた研磨粒子がウェスに移ってしまったからですね。それが解ってからはそれぞれバケツを分けるようにしました。
ただそんな事に気付くのにも数か月掛かったりするんですよね(わざとなのかそういった事は教えてくれないのです)。塗装は消去法と思い知らされます(苦笑)。
2012/06/26
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-1201- アルミ製リヤタワーバー 下地処理A
近くで見るとこんな感じで、溶接ビードの窪み部分はアルミが輝いた状態なのが解ると思います。このまま塗ってもそこは足付け処理されていない事になるので密着性は落ちます。と言うかこれじゃ密着しません(苦)。 そういった事は最初の頃は大丈夫でも後から起こりますから、既に20年近く乗っている車体(!)との事でこの先もまだ乗り続けるでしょうから細かい点も気にされるかと思います。
ただ逆に考えると5年しか乗らないと思われる車に100年耐える修理は実は必用無いのかも知れません。値段が20分の1で済むならそちらを選ぶのは正解だと思います。
ただし仕事は同じでも費用が違うというのも当然ありますから、そういった事が解る能力と言うか、騙されない為の情報収拾も必要な時代なのだと思います。何か嫌な感じですけどね(苦笑)。
2012/06/26
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-1200- アルミ製リヤタワーバー 下地処理
こちらもお待たせしました!作業始まっておりますのでご安心下さいませ。
こちらは先日TommykairaM20b(インプレッサGF8)のフロントタワーバーとハンドルスポークの塗装を御依頼頂いた方からの御依頼品で、今回それらに引き続きリヤのタワーバーも御依頼頂いています。
仕様としては前回のフロントタワーバー同様、ブラックメタリック半艶仕上げに「Tommykaira」のロゴをシルバーで塗装承っております。
そういえばその時のご感想も頂いていましたのでちょっと紹介させて頂きますね。いつもの如く編集なしで抜粋なのでちょっと長くなるかも知れません(笑)。 こちらです↓
「ステアリングカバーとタワーバー、お送りいただいて一月も経ってしまいましたが取り付けは完了しております。どちらもすっごく満足しております。画像を添付いたします。 タワバーは良い感じの写真がなくて、パッとしないので添付しませんでしたが半艶消しのブラックメタリックにシルバーの文字が引き締まって気に入ってます。 ステアリングはカバーの塗装とともに巻き直ししたので完全復活です。って言うかカバーのセンターは黒地にシルバーのロゴ。ステアリングの左右はディンプル革で赤糸のステッチ。全く別物です! 大げさですが、Only One!世界に一つは最高です。 (きっとプロフィットファンは皆さん 同じなんだと思います。) ありがとうございました。」 との事で熱い気持ちが良く伝わります(笑)。 さらにこの方もいつものパターンとしては、
「で、次の塗装ですが」(爆)
と続くのです。うーん、こちらが心配になりますよ…(笑)。
で、肝心の作業内容なのですが、タワーバーは小傷もあったのでダブルアクションサンダー#180で全体的に表面を均しています。足付処理の為もですね。
ただ画像にあるように溶接のビード跡のような窪みにはサンダーは当たりません。無理にやろうとするとビードを削ってしまうのでそれもナンセンスかと…(強度的にマズイでしょう…)。
なのでこういった箇所はサンドブラストが効果的ですが、この程度なら「スコッチ」でも対応は可能です。と言うより私も元々サンドブラスト使っていない時期の方が長いですから「無ければマズイ」という物でも無いですからね。選択肢が増えるというのでは良い事ですが自動車補修塗装には必ずしも必要と言う物でもないと思います(ただ小物塗装では重宝しているというか必用かと思います)。
画像に写っているのは比較的粗目の番手のスコッチです。確か#320相当だったと思いますが…。
2012/06/26
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-1199- BMW R1200R 外装パーツ塗装承りました!
先週の土曜日には到着していたようですが、その日はちょっと私用でお休みを頂いておりまして、確認が遅れてしまい申し訳ございませんでした。そしてこの度のご依頼、誠にありがとうございます!
当初は相当量の外装パーツを塗装ご希望だったのですが、この車体のパーツは「梨地」の部品が多いらしく、それらを全て「ツルツル」の下地にするにはかなり大変(作業も費用も)ですので、今回はその中から「ここはどうしても」といったパーツを選んで頂き御依頼に致しました。そこまでして御依頼頂き誠に恐縮です(笑)。
で、御依頼の色はBMWの純正色で「ブラック2」と伺ったのですが、そこからだと配合データは見つからず、その後カラーコードを調べて貰い「668」なる事が解りましたのでそこから検索しまして見つけました。色名は「SCHWARZ II」との事です。 なるほど、確かに「SCHWARZ」は黒の事ですのでこれで間違いなさそうですね。
配合内容としては、黒の原色91.7%に対して青の原色が7.7%、白も0.7%入っています(合計100グラムの重量配合データです)。
一点、ヘッドライトリム?の部品はプラスチック素材にメッキが施してあるのでこれはちょっと厄介ですから他のとは別に下地処理を行います。
作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。 この度のご依頼、誠にありがとうございます!
2012/06/26
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-1198- インプレッサテールランプ(from静岡) 「ダブルスモーク塗装」完成ですB
有難い話なのですが日に日に仕事量が増えていまして、年中パンク気味な状態になっています。
かといってプロフィットの運営は私一人ですのでこれ以上売上が上がるという事も望めません(苦笑)。まあそもそも儲ける為とかでは無く「どうやったらこの壊れた腰で塗装屋を続けていけるか」と言うのが小物塗装の出発点ですから、お金の事は気にする必要は無いんですけどね。
ただ大きな震災というのがあって、社会貢献とか自分の役割とかを考える機会が増えて、今のままで良いのかという疑問も持つようになりました。と言うか変化しない状況・環境と言うのも危険ですからね(単に塗っているだけでこの先も食べて行ける程甘くはないと思っていますので)。
現在はこの型のテールランプのみ「無料貸し出し用代替え品」を用意していますが、もう少し余裕出来たら(時間的にですね)他の案件でもこういった対応が出来るようにレパートリーを増やしていきたいと思います。っていう事をやってくれるような仲間が欲しいんですけどね(笑)。 それも踏まえて今年はこの先の事を色々考えていきたいと思っています。
その代替えテールランプはこちらのオーナー様にお貸出ししておりますので、後日入れ替えで返って来ましたらお次は「新潟」の方を予定しております。戻りましたら連絡差し上げますね。
それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。 この度のご依頼、誠にありがとうございました!
2012/06/26
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-1197- インプレッサテールランプ(from静岡) 「ダブルスモーク塗装」完成ですA
昨日(日付的には本日)も紹介しましたが、あちらの画像はコンパクトカメラで、こちらの画像は一応一眼レフで撮影しています。やはり深みが違うというか綺麗に見えますよね(苦笑)。
これに加えて先日新たなカメラも購入しました。当店のお客様が使っているのを見て以前から気になっていたのです(と言っても中古品を安く買ったのですが…)。
ただやはりカメラも使う人によって出来具合は全く違うようで中々そう上手くはいかないようです(苦)。
そのお客様のブログで、先日塗らせて頂いたホイールキャップが装着された画像が出ていましたので宜しければどうぞ。6月23日の所に出ています。
→Simply mini J
2012/06/26
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-1196- インプレッサテールランプ(from静岡) 「ダブルスモーク塗装」完成です!
こちらもお待たせしました!この型のテールレンズでは今回で(多分)3回目となる「ダブルスモーク」の仕様ですね。
いつもは「レッドキャンディー」になる部分を「薄目と標準濃度の間」といった濃さで、クリアー抜きの部分は「極薄目〜薄目」の濃度の2段階の濃さにしています。モノクロ風なのが渋くて恰好良いですよね。
他にも画像あるので紹介します。
2012/06/26
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-1195- ロードスターテールランプ&ハイマウントランプ スモーク塗装完成ですB
今回のテールランプは珍しく「枠」が付いているのでそれも一緒に塗っています。
こちらの部品はオーナー様が中古品を手配し、当店に直送された物なので現物を見ていないと思いますが、枠の部分の黒も洗車傷で曇ったような感じになっていましたが、今回の塗装でここも新品同様になっているかと存じます。いや、クリスタルクリアーの使用ですのでそれ以上ですかね(この黒は元々塗装されていたものですので)。
それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。 この度のご依頼、誠にありがとうございました!
2012/06/26
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-1194- ロードスターテールランプ&ハイマウントランプ スモーク塗装完成ですA
確かに内部の反射板やらレンズの造りは凝っているのでスモークを濃くして中が見えなくなってしまうと勿体ないかと思います。
そもそも最近のテールランプはそれ自体デザインが凝っているので単体で見てもお洒落ですよね。部屋に飾るとまでは行かないにしても魅力的な部品の一つではあると思います(ちょっと営業的になっている気もしますが…苦笑)。
2012/06/26
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-1193- ロードスターテールランプ&ハイマウントランプ スモーク塗装完成です!
大変お待たせしました!ロードスターのテールランプと後から送って頂いたハイマウントストップランプ、スモーク塗装完成です!
オーナー様のご要望としては、
「中のメッキ部分が光りすぎているところが、安っぽくていやな点です。デザイン的には気に入ってるのであまり濃くならないようにしてメッキ部分がブラッククローム調になる程度が理想です」
との事です。イメージ通りになっていれば…と思う次第です。
他にも画像がありますので続けて紹介しますね。
2012/06/26
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-1192- 紹介が遅れていますが
本日無事営業しておりますのでご安心ください。と言ってもすっかり日付は変わってしまいましたね(苦笑)。
本日は業者様からのご依頼品で例のケーニッヒの大量パーツがメインでしたが、他にも作業は進行しておりますので後日改めて紹介させて頂きますね。
とりあえずインプレッサのダブルスモークとロードスターのテールランプは本日完成予定ですので改めて画像紹介させて頂きますね。とりあえずはいつものコンパクトカメラでちょっと撮影した画像ですが紹介しておきます。ダブルスモークで承っているインプレッサのハイマウントランプですね。
新たに色々とご依頼品も無事届いております(出社したらダンボールが山積みでした…)。改めて連絡差し上げますのでもう少々御待ちくださいませ!
2012/06/26
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-1191- 明日の土曜日は休業とさせて頂きたく…
土曜日を休みにするのは法事くらいなのですが、明日はちょっと個人的な私用でお休みとさせて頂きます。お待ち頂いている方々には申し訳御座いませんが何卒ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。
自営業となると中々自分の為に休みを取るのは難しくなるのですが、最近はちょっと体力的にも落ちて来たようなので月に一回は土曜日休みを設けたいと思っている次第です。どうやら歳を取るごとに疲れが取れ難くなっているようでして…(ってそれは年齢では無く慢性的な寝不足のせいだと思いますが。苦笑)。
明日・明後日は電話回線の届かない区域(爆)に居ると思いますので、誠に申し訳ございませんがメールの返信も月曜日以降となります。 詳細は後日社外記で紹介出来れば、と思っています。
何卒ご理解、ご了承の程宜しくお願いいたします!
2012/06/22
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-1190- インプレッサハイマウントランプ スモーク塗装本塗り完了です!
こちらも参考画像を頂いてますのでそれと同じ程度の濃度にてスモークを掛けています。濃過ぎないように、ですね。
先ほどの黒い食み出しも気にならないレベルですのでご安心下さい。
こちらも来週半ばまでには完成予定です。
交換を例のディーラーさん(笑。そこの方も当店のお客様です)にお願いする場合にはご予約を入れて頂ければと思います。
それではもう少々お待ちくださいませ!
2012/06/22
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-1189- ちょ(危)
こちらは下で紹介しているインプレッサのテールランプと一緒に御依頼頂いているハイマウントランプです。
元はクリアーのレンズに、部分的に艶消し黒を塗っています。 塗っているのは当然メーカーでして、ただこの仕上がりは如何かと(苦笑)。
と、まあ実はいつもこんな感じです。
そもそも製造時の塗装でそんなにコストは掛けられませんから、マスキングテープを使ってピッタリとマスキングしたりはせず、何かの型に頭を突っ込んでそのまま黒を塗っているのだと思います。今回はちょっと隙間があったんでしょうね(苦)。
ただこれも理解している上で、今回はスモーク塗装なので殆ど目立ちませんからご安心下さい。そもそもわざわざこうやって写真に撮らないと気付かないレベルですし。
2012/06/22
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-1188- インプレッサテールランプ(from静岡)スモーク塗装 本塗り完了です!
と言う事で無事本塗り完了です。
最初に塗ったスモークは「薄過ぎるんじゃ?」と思ったのは間違いでは無く、スモーク塗装はコート数を重ねる毎に曲線を描くようなグラフで濃度が上がっていきます。
例えば全て同じ濃さのスモークとして、最初に塗った2コートと、それに2コート足したら「濃さは倍」では無く実際には倍以上になたったりします。理由は良く解らないのですが(苦笑)、これは単に一方向からの見た目だけでは無く反射板やらも関係してくるからだと思います。とにかく注意が必要、と言う事ですね。
2012/06/22
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-1187- インプレッサテールランプ(from静岡) スモーク塗布
今回はいつも定番のレッドキャンディーでは無く「ダブルスモーク」です。間違えていませんのでご安心下さい(笑)。
ただこのダブルスモークはレッドキャンディーに比べてちょっと難しい所がありまして、二回目に行うスモークは最初に塗ったスモークの上に「塗り重ねる」という方法ですから(じゃなければこの値段で出来ません…)、一回目に塗るスモークの濃度をどの時点でストップするかの判断が肝となります。一歩間違えれば…ですね。
2012/06/22
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-1186- インプレッサテールランプ(from静岡) 下地処理
こちらもお待たせしました。「ダブルスモーク」で承っておりますインプレッサのテールランプとハイマウントランプですね。
到着してからはまだ早いのですが、テールランプ貸し出しの順番が来るまでは一か月以上お待ち頂いてましたからね。
ただ無料テールランプのお貸出しについては特に急かしませんので順番が来ましたらごゆっくりの交換で構いません。 自分では作業せずにディーラーさんにお願いするケースもあると思いますので色々と都合をつけなければいけませんからね。
こちらの次は新潟の方でご予約承っております。順番が来ましたら連絡差し上げますのでもう少々お待ちくださいね。
画像はいつもの通りの足付処理中の状態です。何故かこの画像のリクエストが来たりもするくらいなので(笑)出来る限り出すようにはしています。
下に敷いているのは畳一畳分くらいの段ボールで、小物塗装はこれくらいの小範囲でも仕事が成り立つので多分どこに行ってもやっていけるのでは無いかと思っています(笑)。
まあ塗る時はこうは行かないですけどね(苦笑)。
2012/06/22
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-1185- ロードスターハイマウントランプもスモークで本塗り完了です!
こちらも同じように薄目濃度のスモークに仕上げています。
フチが変に見えますが、これはマスキングテープを本塗り直後に剥がしてクリアーを馴染ませている為です。
この部品もどうやら最初は全部がクリアーのレンズで、部分的にボディカラー(ホワイトパール)を塗っているので部品の切れ目がありません。なので「バツ切りマスキング」となるのです。
本当にバツ切りで終わってしまうとタオルが引っかかってしまう程の段差になってしまうので、クリアーが流れている状態にすかさずテープを剥がしてエッジが滑らかになるようにしています。
明日の土曜日は私用につき休業日とさせて頂くのですが、こちらは無事本塗りを終えていますのでこの休みの間に寝かしておきたいと思います。 来週半ばには完成予定ですのでもう少々お待ちくださいませ!う少々お待ちくださいませ!
2012/06/22
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-1184- ロードスターテールランプスモーク塗装 本塗り完了です!
「内部のメッキをブラッククロームのような感じで」と御依頼頂いていましたので、スモーク濃度は濃くなり過ぎない様にと(反射板が見えなくなってしまいますから…)薄目程度の濃度に抑えています。
内部は比較的スッキリと見えるのでスモーク塗装だとしても上品に仕上がってますよね。
で、枠の部分も元の擦れ傷など無くなって深い黒味になりました。マスキングで塗らなかった場合に比べると断然宜しい仕上がりになったかと思います。
こういった内部の反射板までの奥行きがあるレンズは、スモークの「ダマ」や「ムラ」がよく目立ちます。 対応策としてはスモークをもっと濃くしてしまえば目立たなくなるのですが、ちょっとそれは違いますよね…。
と言う事で、今はこの程度の透明感を保ちつつ、ダマもムラもかなり目立たないレベルまでには仕上げられていると思います(塗装屋的に見れば完全にないとは言えませんので「思います」でご了承下さい…)。
2012/06/22
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-1183- ロードスター ハイマウントランプ到着です!
いや、届いたのは数日前なのですが色々と準備があるので早めに頂いておいて助かりました。
こちらは先ほどのロードスターのハイマウントランプで、先ほどのテールランプは中古で購入して直送ですが、こちらは車体に付いていた物なのでこれは別に後から送って頂きました。お手数をいただき有難う御座います!
マスキングテープで隠れている箇所はホワイトパールに塗られていて、恐らくこれがボディ色だと思います。新品部品かと思うくらい綺麗でしたから大切にされているんでしょうね…。
小範囲ですがこちらもお揃いでスモーク塗装となります。
2012/06/22
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-1182- ロードスターテールランプ 枠部分塗装
最初に枠の黒い部分を塗りますが、別に枠の全部を塗る必要はありませんので部分的なマスキングでベースコートの黒を塗布していきます。
この辺の考え方は「小物塗装」だけやっていたらちょっと難しいかも知れません。どうしても枠全部を塗らないといけないような思い込みが生じてしまいます。
ただ自動車の補修塗装だと、パネル全部に色(ベースコート)を塗るなんて事は極稀です。そんな事をするのは新品部品に交換した時くらいですよね。 例えばドアの真ん中に凹みがあったとしたら、パテ処理からサフェーサーの塗布もその部分の周りだけです。ドア一枚にサフェーサーを塗ったりするなんてナンセンスと言うかクビで当然です(それくらい無意味です)。
例えばドアの幅が1メートルあって、凹みが5cmくらいだとすると、最終的なサフェーサーが塗られて研がれた状態は20cm〜30cmくらいだと思われます。10cmで抑える事も可能かも知れませんがそれも無意味です(リスクが高過ぎます。フェザーエッジは広く取れば取るほど安全ですので)。
で、元の色が残っている余白分は「70cm」ありますから、これの半分〜8割以内の範囲でベースコート(色)を終わらせます。 ドアの両端には色は掛かっていませんので、隣接するパネル(フロントフェンダーやリヤフェンダー)との色違いは起こらないですよね。 勿論クリアーはドア一枚に塗ります。当然ベースコートの色は調色もしていますし、ドアの中で徐々に範囲を広げるような「ボカシ」(グラデーションのような感じです)を行っているので人間の見た目では解らない仕上がりになっている筈(笑)です。
もしサフェーサーをドア一枚塗っていたとするとベースコートもドア一枚入れなければならないので隣接するパネルとの色違いが起きてしまいます。 もしドアを交換した場合はその両サイドのパネルを前記した方法と同じように「ボカシ」を行いクリアーは全部塗りますので、結果的には「3パネル」塗る事になります。
と言ってもこの3パネル分のお金を貰えるのは極稀な世情になっていまして(苦)、結果的に調色作業に多くの時間を割いての「ブロック塗り」を強制されるケースが殆どだとは思います。
国産車(日本車)での自損事故による車両保険扱いだと保険屋さんの支払いが非常に厳しくなるので(自研センターの指数表のせいですかね)、日頃馴れているディーラー内製工場ならまだしも、町工場だととてもじゃないけど厳しいですよね。解ります解ります(だからもうそれは辞めました)。
2012/06/22
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-1181- ロードスターテールランプ 本塗り前
と言う事で、枠もレンズと同じように足付処理をし一緒にスモーク塗装を行う方向で本塗り準備完了です。
ただ画像をよく見て頂くと解るように、黒い枠の部分には飛び石傷などを部分的にラッカーパテで拾っていたりします。
スモーク塗装は「透過性の塗装」なので下地が露出していたりパテが付いていたりすればそのまま透き通って残ってしまうので、まず最初にこの黒い枠の部分を塗装する事にします。
2012/06/22
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-1180- ロードスターテールランプ 下地処理
こちらはオーナー様が中古部品を購入してそのまま当店に直送されたテールランプです。なのでオーナー様はまだ実物に触れてはいないと思います。
今回のこのロードスターのテールランプはレンズの周りに「黒い枠」が付いていまして、どうやってもこれは取れそうもありませんから付けたままの塗装になります。
が、結構レンズとこれがぴったりくっ付いているのでマスキングで行うとなるとちょっと難しくなります。際にクリアーが溜まってしまいそこが美しく仕上るかどうか解らないからですね。
と言う事で、今回はこの枠も一緒に塗ってしまう事にします。 特段驚く必要は無く、そもそもこの枠も単に黒く塗られているだけですので、その上にスモークが掛かっても全く影響はありません。 と言うかその方が確実に綺麗に仕上がりますので…。
2012/06/22
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