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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記 2012】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 サングラスフレーム塗装承りました!(img728.jpg) -728- サングラスフレーム塗装承りました!

こちらも先日無事到着しております。サイドにちょっと派手目な絵柄が入ったサングラスフレームですね。

こちらの御依頼はこの柄を消して欲しいとの事ですので全体を黒の艶有りべた塗りで承っております。「製品自体は気にっているけどこのままじゃ…」といった所でしょうか(私的想像です)。


ちなみに先日お納めしたサングラスフレームのオーナー様から有難いお言葉をメールで頂戴しておりますので紹介させて頂きますね。

「傷や小さな埃などの付着もナシで、さすがプロの仕事と感服しております。色も希望どうりで、満足してます。今回はお忙しい中、ありがとうございました。また機会がありましたら、宜しくお願いします。」

との事です。有難いお言葉恐縮でございます。こちらこそ今後とも宜しくお願いいたします。


それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
改めましてこの度のご依頼、誠にありがとうございます!

2012/04/11
 
jpg画像 NISSAN SKYLINE用ブレーキキャリパー一式塗装承りました!(img727.jpg) -727- NISSAN SKYLINE用ブレーキキャリパー一式塗装承りました!

こちらもすっかり紹介が遅れてすいませんでした。先日はわざわざご足労頂き有難うございました!

恐らくはスカイラインに装着予定のキャリパー一式で、御依頼色はブルーメタリックで承っております。

ただ現在下地処理(剥離・洗浄・マスキング)を行ってくれるブレーキ屋さんが海外に買い付けに行っている最中でスので作業はそれからになります。何卒ご了承くださいませ(って勿論ご了承頂いてます)。


それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございます!

2012/04/11
 
jpg画像 フェラガモのメガネフレーム塗装承りました!(img726.jpg) -726- フェラガモのメガネフレーム塗装承りました!

新規御依頼品の紹介がすっかり遅れてしまっていて申し訳ございません。順次紹介していきますね。


こちらは結構前から届いておりますフェラガモのメガネフレームです。
色替え塗装の御依頼では無く、プラスチック表面が劣化してしまったので何とか綺麗に戻せないかとの事で御依頼頂きました。有難うございます。

メガネのプラスチックフレームは素材がちょっと不明なのですが余り耐溶剤性に強く無い物らしく、人間の皮脂や整髪料・化粧品などによって表面が白っぽく劣化してしまいます。パソコンのキーボードのホームポジションにあるポッチがいつのまにか消えてしまうのと同じですね。あれは摩擦で消えている訳では無く溶けてるんですよ(笑)。なのでシンナーなんかで拭くとベタベタに溶け出します(恐)。

メガネフレームの場合はシンナーで拭いても大丈夫なのですがやはり長い間皮脂が付いていたりすると駄目みたいですね。こういったケースは良く見受けられます。

と言う事で、気に入っているフレームとの事ですので全体的にリフレッシュさせたいと思います。
ただ花火?の模様になっている中心部分のビーズらしき物はそのままだと作業が出来ませんので取り外してその部分も平滑に仕上げてしまいます。シンプルな状態になりますかね。


それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。
もう少々お待ちくださいませ!

2012/04/11
 
jpg画像 スターバックスタンブラー(コンコルド) プライマー塗布(img725.jpg) -725- スターバックスタンブラー(コンコルド) プライマー塗布

足付処理が終わったら良く脱脂清掃してプライマーを塗布します。


実は今日とあるテレビ局の方から電話があってある番組(多分誰もが知っている有名な番組です)に出演依頼が来ました。
内容は良く聞かなかったのですが如何せん忙しくてそれどころではありませんし、まさかこれ以上忙しくなるのも想像出来ないので丁重にお断りさせて頂きました。電話頂いた方が結構丁寧な方だったのでちょっと申し訳なかったのですが、私的には今のようなアンダーグラウンドな活動形態(爆)が似合っているような気がしたので断って良かったと思います。プロジェクトXだったらもう少し検討したかも知れないんですけどね(笑。あれも実は問題だったんでしたっけ…)。

まあ普段自分の姿や手すら画像内に写らないように気を付けていますから(本当です)自分の姿が公共の電波に乗るなんて事は有り得ませんよね。
と言う事で今まで通りでどうぞ宜しくお願いいたします。


本塗りはもう少し先になりますので取りあえずはこの状態で寝かしておきますね。もう少々お待ちくださいませ!

2012/04/11
 
jpg画像 スターバックスタンブラー(コンコルド) 素地調整(img724.jpg) -724- スターバックスタンブラー(コンコルド) 素地調整

もしかしてこちらは紹介していなかった?かも知れません。大変失礼しました…(探しても最初の紹介がありませんでして…)。

こちらは以前もスターバックスのタンブラー塗装を御依頼頂いた方で、今回は若干サイズの大きい「コンドル」のタンブラーを塗装御依頼頂きました。この度もご贔屓頂きありがとうございます!


色はトヨタの「アクアのイエロー」(色番号:5A3)をベースに「3コートパール」で承っております。
ベースカラー自体はソリッドカラーですが、それの上にアクセントとしてパールカラーをコートします。以前と同じような内容での色違いですね。


画像はステンレス表面のダブルアクションサンダー#180で全体に万遍なく傷を付けている所です。この後のプライマーが食いつく為の足付処理ですね。

2012/04/11
 
jpg画像 cannondaleフレーム一式 磨き作業(img723.jpg) -723- cannondaleフレーム一式 磨き作業

特にタレた箇所があったりゴミが酷かったりした訳では無いのですが「手を掛ければもっと良くなる」と言う事は間違いないので基本的には「塗装」と「磨き」はセットだったりします。以前のプロフィットでは磨き無しで出庫(車です)するなんて事はまず有り得なかったですので。

ただちょっとした磨き作業でも結構手間(と時間)が掛かる訳でして、一旦磨くとなると今度はその磨き傷を消す為にさらに番手を細かくしたポリッシュが必用となり、さらにその傷を消すためにと、少なくても3工程の作業が必要となります。バフもコンパウンドも3種類です。プラス最後の掃除も、ですね。

なので【お任せコース】ではこの作業を省いてコストを下げています。「うちの塗装は綺麗なので磨きは必要無い」なんて事ではありませんのでご注意下さいませ(笑)。


本日磨き作業も終えまして、一応撮影も試みたのですがすっかり日も落ちて上手く撮れなかったので明日改めて撮影しますね。

ちなみに昨日は思いつきではありましたが帰り道に桜を撮りに行ってきました。ただいつもの通り通勤時はツナギ姿でして、しかも深夜11時過ぎにその辺をウロつく訳にも行かず(恐らく連行されます…)、ちょっと厳しい状況ではあったのですが何とか掲載出来そうな画像があったので後日社外記の方で紹介させて頂きますね。

2012/04/11
 
jpg画像 Thinkpad(ノートPC)天板塗装 完成ですC(img722.jpg) -722- Thinkpad(ノートPC)天板塗装 完成ですC

TACに出入りしている自動車関係の業者さんがこれを見て「え?本物のドライカーボンなの?!これにお金を掛ける意味が解らない…」と仰っていましたが、当店のお客さんは全てがそれに当て嵌っていると思いますので(爆)返す言葉がありませんでした…。と言うかこういう事は万人に理解して貰う必要は無いんですよね。


ちょっと前までは確かに「車」にお金を掛ける方は多くいらっしゃいまして、その世代の方からすればそれが常識になるのかも知れませんが今は対象となる物が車だけでは無く自転車だったり見の周りの物やインテリア製品など、身近に楽しめる物が沢山ありますからね。


そもそも以前のプロフィット(自動車板金塗装会社)を閉めたのもその先に自動車塗装の将来性が見い出せなかったからで、その後勤めに出た会社では「本業が黒字化したら小物塗装をやらせて欲しい」との事になったのですが、結果私の体がどうにもならなくなったので予定を30年前倒しして(笑)今の「小物塗装」を始めたのです。

当初は誰もが「失敗するだろ」と思われたのですが(爆)、お蔭様で仕事はやりきれないくらいになっています(実際現在受付停止中です)。有難い限りです。

しかしそれだけ奇特な方々が多かったというか(失言だったらすいません。笑)、これだけ塗装の需要が潜在していたとは思いませんでした。皆さん美しい物が好きな事には変わりが無いという事ですかね(結局はこれに尽きると思っています)。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度もご贔屓頂きありがとうございました!

2012/04/11
 
jpg画像 Thinkpad(ノートPC)天板塗装 完成ですB(img721.jpg) -721- Thinkpad(ノートPC)天板塗装 完成ですB

元々何があったのか解りませんが一段凹んで穴が開いている部分にメクラ蓋となるプレートの作成〜塗装も御依頼頂きました。と言っても本来作成はオーナー様が行って塗装のみ御依頼頂く予定だったのですが送り忘れてしまったようでして(笑。問題御座いません)。


画像だとちょっとプレートがズレていますがツルツル滑って位置が固定出来ないのです(苦笑)。両面テープで張り付ければ良い具合になるかと思います。

2012/04/11
 
jpg画像 Thinkpad(ノートPC)天板塗装 完成ですA(img720.jpg) -720- Thinkpad(ノートPC)天板塗装 完成ですA

天板素材がマグネシウムなので、それだと内部に組み込まれる無線アンテナの電波が外に出ない?みたいなのでそこだけプラスチックのメクラ蓋になっているそうです。
なので今後外す必要もないとの事ですからここはエポキシ接着剤で固定してしまっています。

メクラ蓋が付いている奥側の上のパネルが細くなっている部分に亀裂が入っていました。
内部にたっぷりエポキシ樹脂を充填出来れば修理可能ですし強度保持も出来るのですが内部は付属品でギュウギュウだと思われますので少量の接着材で仕上げています。割れ目は出ていませんのでご安心下さい。

2012/04/11
 
jpg画像 Thinkpad(ノートPC)モニター枠塗装 完成です!(img719.jpg) -719- Thinkpad(ノートPC)モニター枠塗装 完成です!

こちらは内側に付くのモニター周りの「枠」ですね。表面はザラザラとしたシボ模様だったので仕上がりも艶が引いたような状態ですが面積が少ないのですから目立ちませんしね。ここだけが「元の色のまま」がマズかったのかと思われます。

ちなみに最初の御依頼時に紹介した「キーボード」は実は延期になりました。あのキーボードは型違い?か何かで塗るとしたら別のキーボードになるようです。ですので一旦そのまま返却致しますね。Enterキーだけが「赤」っていうのは楽しそうだったのですが(笑)。

2012/04/11
 
jpg画像 Thinkpad(ノートPC)天板塗装 完成です!(img718.jpg) -718- Thinkpad(ノートPC)天板塗装 完成です!

恐らくは毎日何回もチェックされいたのでは無いかと思いますが(笑)無事本日完成となります。大変お待たせしました!

天板は全部で7枚なのですが置ききれなかったので一枚は左端に立ててあります。見えますよね?(笑)

他にも色々あるのでどんどん紹介していきます。

2012/04/11
 
jpg画像 BMW R1100RS パニアケース&トップケース蓋塗装 完成ですA(img717.jpg) -717- BMW R1100RS パニアケース&トップケース蓋塗装 完成ですA

BMWのパニアケースはボリュームも結構ありますからこれを装着したらすり抜けなども出来ない状態になってしまうと思います。

ただこうやって車体色と同色になるとインパクトは非常に強いですから断然恰好よくなりますしさらに車体も大きく感じると思います。
私的見解では「偉そう」といった感じですかね(笑)。こんなのを装着したバイクが後ろに付いた嫌ですから…(爆)。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/04/11
 
jpg画像 BMW R1100RS パニアケース&トップケース蓋塗装 完成です!(img716.jpg) -716- BMW R1100RS パニアケース&トップケース蓋塗装 完成です!

先日土台部分とのリベットを打ち込み遂に完成となります。大変お待たせしました!

今回はちょっと物が大きいので塗装ブースの中での撮影となります。

塗装の仕上がりとしては、先日こちらで紹介した「本塗り完了です!」の仕上がりがそのまま硬化した状態で、御依頼内容としては「お任せコース」ですからその後の磨き処理はしていません。
が、画像で見て頂く通り特に艶が悪いとかゴミだらけだという事では無いと思いますのでご安心下さい。

逆に「保険修理の時のようにしっかり仕上げて欲しい」と言う事でしたら「標準コース」をお選びください。費用は3割アップくらいになりますがさらに仕上がりに気を付けて作業致します。


もう一枚画像あるので紹介しますね。

2012/04/11
 
jpg画像 クラウンマジェスタのレンズ 下地処理A(img715.jpg) -715- クラウンマジェスタのレンズ 下地処理A

#400→#600→#800と番手を細かくして傷を均していきます。

一部深い傷が残ったと思いきや実は裏側まで貫通しているようです。
ただ水漏れとかそういったレベルでは無いのでご安心下さい。画面中央辺りに見える白い点がそうです。

で、それの周りはちょっと白っぽく曇っている部分が「プラスチック素地」で、それ以外の部分にはクリアーのコーティングが残っています。

塗装で言うこの「塗膜が切れた部分」はちょっと厄介で、この上に塗装を行うとその溶剤によって塗膜の切れ目がチヂレる「エッジマッピング」が起こります。「まるで地図のように見える模」から来た呼び名かと思います。
ただよくこれを未だに「パテ痩せ」と勘違いする方も多く(当然私も最初はそう思っていました…)、そもそも今時のパテはそんなに痩せませんよ(苦笑)。

エッジマッピングは塗膜の切れ目で起こる事が殆どですが、それは塗装だけでは無く「パテ」がその部分に乗っかると同じ事が起きてそれが丁度パテの位置と重なるから「痩せた」と勘違いするのだと思います。

ただ場合によってはパテが痩せるよりよほど厄介で、これは塗膜の下で「チヂレ」が起きているので磨いて塗り直しても止める事が出来ません。解決するにはそこまで掘り起こして(削り落として)既に用を足していない塗膜を除去しなければなりません。

ただそれをしても同じやり方をすれば同じ問題が出るので「このパテは駄目だ」なんて結論を出してしまうケースが多かったりもします。

「駄目なのは材料じゃないと思うのですが…」なんて思っても同じ会社で立場が下ならそんな事が言える訳もありませんので結局いつになっても問題は解決しない訳です。
まあこれは塗装業界だけでは無くどの会社でも良く見る光景ですけどね。異を唱えると干されますし(苦笑。まあジョブズ氏はそれで良いとも言ってますし)。


と言う事で、とりあえずこのままレッドキャンディーを塗ると前記した「地図模様」が出てしまう可能性がありますので一旦クリアーだけで下塗りをしておきたいと思います。間違いが起きてからだと修正出来ないのが透過性の塗装ですので(しかも左右で同じ状態ですから…苦)。

また進行しましたら紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

2012/04/10
 
jpg画像 クラウンマジェスタのレンズ 下地処理(img714.jpg) -714- クラウンマジェスタのレンズ 下地処理

深い飛び石傷が無数にあったので#400の空研ぎペーパーでガシガシと削っています。普段こんな粗い番手は使いません。

ただどうやらこのレンズは表面にコーティング(塗装?)が施されているようで、その被膜が一部切れました。「切れた」と表現するとちょっと引いてしまいそうですがこれは塗装屋が使う言葉でして、要は下地が露出した事を指します。その上に塗ってある塗膜が削り取れてしまうと「切れる」と言ったりするんですよね。私も不思議ですが感覚的には確かにそんな感じです。


続きます。

2012/04/10
 
jpg画像 キャラバンとクラウンマジェスタのランプも(img713.jpg) -713- キャラバンとクラウンマジェスタのランプも

こちらも大変お待たせしております。間に合うかと思いきやまだ本塗り可能な時期が決まりませんでして、ちょっとご希望の納期には間に合いそうもありませんが何卒ご理解ご了承の程を宜しくお願いいたします(お任せコースの場合には納期の指定は出来ない事はご了承頂いてます)。ただ作業は着手しておりますのでとりあえずはご安心下さいませ。


こちらの御依頼内容としては「濃い目のオレンジキャンディーで」と承っております。

画面左側にあるのがキャラバンのコーナーレンズで、右側にあるのがクラウンマジェスタのフラッシャーランプです。
前者は新品部品で後者は中古品ですがこちらは新品での入手が不可能との事と伺っています。確かに飛び石傷が多いのでそれの処理が必要のようです。

続きます。

2012/04/10
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from静岡) 下地処理(img712.jpg) -712- インプレッサテールランプ(from静岡) 下地処理

こちらも大変お待たせしております。静岡から御依頼のインプレッサテールランプ一式ですね。

現在これとは別に「岐阜」と「神戸」の方から同じ製品を御依頼承っておりますがそちらの作業はまだもう少し後になりますので何卒ご了承くださいませ(見た目が同じなので間違えてしまわないようにと…)。

ちなみに神戸の方は先日メール送っております。ご確認の程お手透きの際で構いませんのでご連絡を頂ければ幸いです。


そしてこちらのテールランプも他のランプ同様既に作業着手しておりますのでご安心下さい。


現在こちらのオーナー様には「レンタル用」として同型のテールランプ一式を貸し出ししております。その後「兵庫」の方へのご予約も決まっておりますのでこちらが終わりましたら改めてご案内致しますね(またここを見ていればタイミングも解るかと…)。


しかしここに来てまだこの型のテールランプ塗装の御依頼が減る傾向がありません。余程車体の出来が良いのか面白い車なんでしょうね。この車離れが進む世の中では驚きです。


それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
もう少々お待ちくださいませ!

2012/04/10
 
jpg画像 BMW Z4のテールランプとその他レンズ 下地処理(img711.jpg) -711- BMW Z4のテールランプとその他レンズ 下地処理

こちらも大変お待たせしております。BMWZ4のテールランプとハイマウントストップランプ、リヤバンパーのリフレクターランプに白いのはフロントフェンダーサイドマーカーですね。

画像は下で紹介したブレイドと同じ作業内容で(並行して作業しています)、画面一番左が新品の状態で(全部新品なんです…)、その他白く曇っているのは足付処理済みの状態です。

あの艶々とした状態のままプラスチックプライマーを塗って塗装しても付くには付くのですが恐らく数年経って塗装が剥がれてくるか塗膜の間に水分が入って白っぽく濁ったりする恐れがあります。

ただ「自家塗装」のスモーク塗装では、缶スプレーと一緒に「専用剥離剤」なんて物が売っている場合には「何かあったら剥がせる」(と言うか「溶かせる」)製品になっている筈ですのでこの足付処理はしない方が良いかもしれません。むしろ剥がし難くなる筈ですので。

ただそういった缶スプレーの製品は比較的溶解し易い塗料ですから耐久性を期待してはいけません。
以前御依頼頂いたシルビアのオーナー様も、御依頼頂くまではご自分でレッドキャンディーの缶スプレーで自家塗装されていたとの事ですが、塗っても塗っても赤が抜けてしまってピンクになってしまうとの事でした(所謂「褪色」です)。まあそういう事です(苦笑)。


と言う事で、当店での施工では後戻りは出来ませんので(爆)一応数十年は品質が保てる塗膜を目指して作業しています。理想としてはボディの塗膜はボロボロになってもテールランプだけ何故かいつまでも美しい(笑)状態ですね。いや、テールランプに限らず当店で塗った物は全てそうなってくれるのが理想です(と言うか企みです。爆)。


ちなみに御依頼は「薄目スモーク」で、特にクリアー抜きは無くべた塗りです。クリアーは「クリスタルクリアー」への変更で承りまりました。有難うございます。


それではこちらも本塗りはまだ先になりそうですが進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
もう少々お待ちくださいませ!

2012/04/10
 
jpg画像 トヨタブレイドテールランプ 下地処理(img710.jpg) -710- トヨタブレイドテールランプ 下地処理

こちらも大変お待たせしております。本塗り時期はまだちょっと未定なのですがとりあえず作業は着手しておりますのでご安心下さい。

画像はマスキングしてレンズ表面を下地処理している作業で、画面右上のレンズが処理前でその他が足付処理済みの状態です。表面に細かい傷(#1000程度)が万遍なくついているので曇りガラスのように見えるのです。


御依頼内容としては

・下部分をレッドキャンディー
・上部はクリアー抜き
・全体に薄くスモーク
・クリスタルクリアー

で承っております。
以前の作業例を参考に、もう少しスモークを濃くするような感じですね。

レッドキャンディー+スモーク


それではまた進行しましたら紹介させて頂きますね。もうしばらくお待ちくださいませ!

2012/04/10
 
jpg画像 ブレーキキャリパー群(img709.jpg) -709- ブレーキキャリパー群

こちらはいつもの業者さんからの御依頼品で、ただそのブレーキ屋さんは現在部品買いつけの為に海外に行ってます。その間に5セット程塗っておいて欲しいとの事で先日無事本塗り完了しました。

向こうで新たにキャリパー60個買ったとかどうとかメールが来ましたがそんなに買って売り切れるんですかね。私が見てもこれの価値はよく解らないのですが(苦笑)。

2012/04/10
 
jpg画像 Thinkpad ドライカーボン天板パネルも本塗り完了です!(img708.jpg) -708- Thinkpad ドライカーボン天板パネルも本塗り完了です!

最初に塗ったクリアーは通常のクリアーですがこの二回目の本塗りはクリスタルクリアーで承っております。なのでまあ伸びて伸びて(笑)、平面パネルなのに斜めにするとクリアーが流れてきそうです。

と言うのも、今回のようにクリアーのみ仕上げでも下には「ベースクリアー」を塗るのが一般的なのですが(DUPONTだとXB165、STANDOXだとベースコートカラレスですね)、自分で最初に塗っている下地ですから特にハジキとかは心配していませんので直接クリアーを塗布しています。
これのデメリットとしては「タレ易い」「ハジキ易い」といった事があるのですが、メリットとしては「これ以上無い艶で仕上がる」といった事があります。艶引けの原因としてはベースコートが起因となる事がありますので出来れば塗らない方が良いですからね(と信じています)。


ただこれを今まで普通に使っていた物や自動車に同じ事をやれといっても恐らくその場合はベースクリアーをちゃんと塗ると思います。ハジキもそうですが時には想像していないトラブル(チヂレやクラック)などが発生したらクリアーでは後戻りが出来ませんからね。ハイリスクなのです(なので「クリアーだけ」だからといって値段が安くなる事はありません。むしろ高くなる場合があるくらいです)。


それでは完成しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

2012/04/09
 
jpg画像 thinkpadモニター枠パネル 本塗り完了です!(img707.jpg) -707- thinkpadモニター枠パネル 本塗り完了です!

こちらはプラスチックパーツで、表面はザラザラとした「梨地」になっていますから現状塗り折った直後は比較的艶があっても完全硬化後には艶が引けた感じに仕上がります。特に今回はこれでOKで承っておりますのでそれは問題御座いません。

同じく小さなメクラ蓋関係も一緒に塗っています。

続けてカーボンパネルですね。

2012/04/09
 
jpg画像 thinkpadモニター枠パネルも(img706.jpg) -706- thinkpadモニター枠パネルも

こちらは液晶パネルの枠部分ですね。手前のパネルは一部白くなっているのはサフェーサーで、こちらも部分的に割れていた箇所があったので補修しています。ABSは比較的修理し易い樹脂ですから問題ありません。

モニター枠の下に敷いているのは段ボールで、枠自体はフニャフニャなのでこれが無いと折れたり曲がってしてしまうからこれに固定して作業しています。

2012/04/09
 
jpg画像 Thinkpad マグネシウム天板 本塗り完了です!(img705.jpg) -705- Thinkpad マグネシウム天板 本塗り完了です!

そして無事本塗り完了です。途中割れた部分も発見して補修しましたが現状ではその跡も全く出ていませんのでご安心下さい。と言うか補強入れているので他の箇所より強くなっているかと(笑)。

他のに続きます。

2012/04/09
 
jpg画像  Thinkpad ドライカーボンパネルも(img704.jpg) -704- Thinkpad ドライカーボンパネルも

先ほどのマグネシウム天板のベースコート(黒)が塗り終わったら予め脱脂洗浄しておいたカーボン天板を合流させます。こちらはクリアーだけですからね。

画像の状態は先日「下塗り」として塗っておいたクリアーが完全硬化したので表面を研いだ状態です。大きな穴は筆指しで埋めた箇所もあるので最初はコシのある#400で肌ごと研ぎ落とし#800程度で均して仕上げています。

2012/04/09
 
jpg画像 Thinkpad マグネシウム天板 本塗り準備完了です!(img703.jpg) -703- Thinkpad マグネシウム天板 本塗り準備完了です!

こちらも大変お待たせしております。いよいよと言うか既に本塗り完了しておりますのでご安心下さい。


現在のプロフィットが日常的に扱っている仕事はどれも「一品物」的な御依頼が多いですが、私的にはこういった同じ形をした工業製品が好きだったりします。こういった部品が寸分違わず大量に作られるなんてむしろ憧れてしまう訳でして…(壊)。

まあ当然製品の良し悪しが関係してくる訳ですから粗悪品が大量に並んでいる姿は見るに堪えられないとは思いますが、きっちり規格を通った製品がズラリと同じ方向を向いている姿は見ているだけで楽しくなります。

2012/04/09
 
jpg画像 フェラーリの鍵(リモコンキー)塗装 完成ですA(img702.jpg) -702- フェラーリの鍵(リモコンキー)塗装 完成ですA

真ん中の部分が鍵本体で、それを挟むように二枚のパネルがあります。
分解しないまま塗ればこのような仕上がりにはならないので改めてわざわざ分解して塗る意味が解るかと思います。この状態で塗ったらこの隙間に塗料が溜まってくっ付いてしまいますからね。

しかしこのパネルが結構しっかりくっついていて、蓋を開ける場合にはこの隙間にヘラを差し込んで抉らなければなりません。かなりの力が必要なので恐らく塗装は傷ついてしまいますから今回「電池」も新調するに至ったのです。


それでは明日には先方様に到着するかと存じますので後日ご確認を宜しくお願いいたします。
この度もご贔屓頂きありがとうございました!

2012/04/09
 
jpg画像 フェラーリの鍵(リモコンキー)塗装 完成です!(img701.jpg) -701- フェラーリの鍵(リモコンキー)塗装 完成です!

と言う事で無事組み付けも完了し先ほど完成となります。お待たせしました!

既に発送待ちの状態ですので明日には車体を預けている整備工場さんに届くかと存じます。もしかしてこの間車を動かせなかったとかでしょうか…。


もう一枚画像あるので紹介しますね。

2012/04/09
 
jpg画像 フェラーリの鍵(リモコンキー) 組み付け作業(img700.jpg) -700- フェラーリの鍵(リモコンキー) 組み付け作業

週末に交換用の電池を入手しましたので本日組み付け作業を行います。

手前にあるフェラーリ跳ね馬のエンブレムは車体に付いている物同様金属製のプレートに七宝焼き?で出来ているっぽいです。
ただこれが鍵パネルの四角い窪みにピッタリ嵌っていましたから外すのが大変で、前回御依頼いただいた時にプレートの裏側から穴を開けてポンチで押し出しました。鍵パネルに小さな穴が開いているのがそれです。かなりガッチリ付いていましたがプレートがしっかりしているので無事に外せたのです。勿論今回もそれを利用させて貰いました。

2012/04/09
 
jpg画像 cannondaleフレーム一式 本塗り完了です!(img699.jpg) -699- cannondaleフレーム一式 本塗り完了です!

朝一からの作業でしたが終わった時はすっかり周りも暗くなっていました。ただ時間が掛かっただけあってミスも無く無事塗りあがったかと思います。画像ではギリギリ写っていませんが先端(トップチューブ?)にキャノンデールのロゴマークも入っていますのでご安心下さい。もう一方のスイングアームも無事塗りあがっております。


それでは完成しましたらまた紹介させて頂きますね。今週中には可能かと思われます。
もう少々お待ちくださいませ!

2012/04/09
 
jpg画像 cannondaleフレーム一式 本塗り開始ですD(img698.jpg) -698- cannondaleフレーム一式 本塗り開始ですD

そして全てのマスキングシールを剥がしたらこんな感じです。苦労しただけあって細かい部分も綺麗に仕上がっているのが解るかと思います。

先に黒を塗ってからこの白を塗っていたらこうは仕上がっていませんし、後から黒を塗る方法でもやはり適当に塗っていればこうは仕上がりません(私的経験からです)。

多少汚くなっても艶有仕上げなら磨きで平らにする事は出来ますが、やはり輪郭のガタガタは残ってしまうと思いますし、もし「艶消し仕上げ」だったら取り返しのつかない仕上がりになってしまいます。


ただこういった作業はやはり時間は掛かりますのでその辺は掛かるコストとの天秤はあるかと思います。
これ全体が5万円程度であれば到底ここまで出来ませんからね。あっという間に破綻してしまいます(苦笑)。


そしていよいよクリアーです。

2012/04/09
 
jpg画像 cannondaleフレーム一式 本塗り開始ですC(img697.jpg) -697- cannondaleフレーム一式 本塗り開始ですC

ロゴ部分などのマスキングした周りの仕上がりを左右するのは「膜厚」でして、私的見解では如何にしてここの膜厚を薄くするかを課題にしています。なのていつも結構面倒な事をしていたりします(普通はこんな塗り方しません…)。

「黒」は比較的(と言うか非常に)隠ぺい力の強い色ですが、それでも「塗り忘れ」の部分があるのが怖いので殆どの場合「念の為」と塗り過ぎる傾向にあります。当然私もです。

ただ3コート程度塗るにしても「重なり合う場所」は必ずあるのでそこは6コート分くらいの膜厚が付いていたりもします。黒なんて本当は2コート塗れば十分なんですけどね。

それがロゴ周りなどのマスキング部分で起こると「テープを剥がしてみたら輪郭部分がガタガタ」なんて事が起こります。と言うか何も気しなければ必ずそうなります。


と言う事で、私の場合はそういったマスキング際部分は敢えて塗らない様にして他の部分を先に完全隠ぺいさせてしまいます。意識してロゴ周りを避けるように、ですね。

ただここで気を付けないとならないのは、塗らないロゴ周りの部分にミストが飛んで密着不良を起こす事です。適当に塗るとミストで粉っぽくなってしまいこれではその後の塗装が十分くっ付かなくなってしまうのです。

なのでスプレーする方向はロゴの中心から外に向けるように塗るようにしますが、実際やるとなるとこれが結構面倒なので時間はかかってしまうんですけどね。腕も非常に疲れます(笑)。

2012/04/09
 
jpg画像 cannondaleフレーム一式 本塗り開始ですB(img696.jpg) -696- cannondaleフレーム一式 本塗り開始ですB

そして「赤」になる部分がテープフリーな状態になったらそれぞれマスキングシールを貼ります。いつもと逆なのでちょっと頭を働かせないとなりませんがそれも事前のイメージトレーニングで比較的スムーズに作業は進行出来ます。と言っても丸一日仕事でしたが(笑)。


こういった作業は結構集中してやらないとならないのですが、やはりと言うか途中で電話が鳴ったりします。
間に合わなくて出られない事もありますが流石に無視はしませんので作業を止めて出てみたら、「ヤフーの方からの御依頼でヤフーADSLをご利用の方にお知らせしております」といったよくある営業の電話です。

一応仕事中ですので丁寧に「折り返し電話しますからお名前と電話番号を教えて下さい」と聞いてみても「発信専門ですのでこちらの番号はありません」との回答ですから何か憤りを感じます(笑。いや実際には笑えてませんが…苦笑)。


と言う事ですが頭を切り替えて作業は進行します。
先ほどの画像にあるようにiPodからはケーブルが出ているので作業中は何か音楽を聴きながらやっていたりしますのでこういったケースでは回復が早いのです(笑)。

ちなみにiPodはbluetoothなる機能があったんですね。ヘッドフォンにはケーブル必用無かったなんて…。早速ネットで買いましたが(笑)。


と言う事でいよいよベースカラーの「ブラック」に移ります。

被塗物をセットし直して良くエアーブローしてホコリを飛ばします。

2012/04/09
 
jpg画像 cannondaleフレーム一式 本塗り開始ですA(img695.jpg) -695- cannondaleフレーム一式 本塗り開始ですA

こちらも「cannon」の部分には予めベースコートの「白」を塗ってあります。塗ってから数十分経っているので既にテープフリーな状態です。

で、今回は「dale」の部分は「赤」で承っておりますのでこの時点でシールを貼るのはここまでです。

続けて赤にする部分に色を入れます。

2012/04/09
 
jpg画像 cannondaleフレーム一式 本塗り開始です!(img694.jpg) -694- cannondaleフレーム一式 本塗り開始です!

ちょっと解りにくいかも知れませんが、ロゴのマスキングシールを貼っている箇所にはロゴカラーとなる「白」を塗ってあります。比較的アバウトですがこの時点ではロゴの位置にさえ色が塗られていればOKです。ただむやみやたらに飛ばすとそのミストが艶引けや密着力低下の原因になるのでやはり丁寧には心掛けます。また当然素手で触れる機会は少なくし、手洗いは作業中何度も遂行します。


各ロゴについてはオリジナルとはちょっと仕様が変わっていますので、元の画像とオーナー様から頂いた仕様書を参考に位置を決めていきます。

実はこの作業が一番時間が掛かりまして(笑)、ただ「お任せコース」の場合はこの作業をかなり省いて「左右対称」をメインに大体の位置は勝手にこちらで決めて貼っていたりします。
これだけで30分は違いますからね。手を動かすより頭を動かす方が余程面倒なのです(苦笑)。

2012/04/09
 
jpg画像 cannondaleフレーム一式 再プライマー塗布(img693.jpg) -693- cannondaleフレーム一式 再プライマー塗布

と言う事で二度目のプライマー塗装になります。

まあいつもちょっとした露出した箇所はありますのでスポット的にプライマーの塗布はするのですが(しないのは問題ですが実はこれが普通だったりします)、今回は部分的では済まず全体的に塗ってしまっています。


ただプライマーは極薄膜ですので全体を軽く研ぐ程度でOKです。続けて本塗り作業に移ります。

2012/04/09
 
jpg画像 cannondaleフレーム一式 サフェ研ぎ完了です!(img692.jpg) -692- cannondaleフレーム一式 サフェ研ぎ完了です!

いやいやいや! このフレーム、かなり形が複雑なのでサフェーサーの研ぎが非常に大変でした。てっきり油断していましたね…。

と言う事で、いつもならば「下地のアルミを極力露出させないように」と考えながらなど到底出来ませんでしたのでもう一回全体をプライマーで塗る事を最初から想定してサフェ研ぎはパワープレイ(笑)で行うに至りました。画像を見て頂ければ解るかと思いますが結構アルミ地が露出しています。

茶色い部分は拾いパテ(ラッカーパテ)で、繋ぎ目部分の巣穴を埋めています。

と言う事で全体をよく脱脂洗浄したら続けてプライマーを塗布します。

2012/04/09
 
jpg画像 近況状況(img691.jpg) -691- 近況状況

先日紹介しております通り御依頼頂いている案件が膨大になり過ぎてしまったので現在は「受付停止」となっております。お待ち頂いている方々には申し訳ございません。

ただ現在こちらで紹介させて頂いている品々についてはゴールデンウィーク前に完成させますのでどうぞご安心下さいませ(ただカーボンフレームの自転車は下地に時間が掛かりそうですのでそれだけ連休を過ぎるっぽですね。すいません)。


どうしても「連休」といったところを一つの区切りとして考えてしまい、そこから逆算して考えると「ちょっとこれは間に合わないでしょ…(恐)」といった思考になってしまい、そうなるとどうしても手前の仕事がじっくり出来なくなってしまいますので余裕を持たせる為に新たな御依頼の制限を設けさせて頂いている次第です。


これからお預かりする品々については作業着手がゴールデンウィーク明けからとなるかも知れませんが、現在予想以上に現場のスピードが上がっておりますので(お蔭様で新たなお問い合わせ少なくなって助かってます)もう少ししたら落ち着きそうですので順次作業進行〜受け入れも再開したいと思います。

何卒もう少々お待ち頂けますようお願い申し上げます。
またご協力頂き誠に有難うございます。

2012/04/07
 
jpg画像 フェラーリの鍵(リモコンキー) 本塗り完了です!(img690.jpg) -690- フェラーリの鍵(リモコンキー) 本塗り完了です!

ベースコートを塗ってクリアーを塗ったら本塗り完了です。お待たせしました!

いつも↑といった説明をわざわざしているのはちょっとした理由がありまして、ソリッドカラーの場合には「1コートソリッド」と「2コートソリッド」どちらかの方法があります。

1コートソリッドはクリアーの中に顔料が入ったタイプのもので、直接それに硬化剤を入れれば1工程で本塗りが完了出来ます。

対して「2コートソリッド」は、メタリックやパールと同様「ベースコート」を塗ってその上にクリアーを塗ります。1コートソリッドに比べると面倒ではあります。


それぞれ特徴があるので箇条書きにしますね(説明が下手ですので…)


【1コートソリッド】

・クリアーは塗らない(色自体がクリアー樹脂と同じ)

・主に日本車のソリッドカラーはこれがメインでした。過去形なのは最近の事情はよく知らないからです(笑)。

・最近のフェラーリは2コートになったと思いますがちょっと前まではフェラーリも1コートソリッドでした。

・顔料が直接紫外線に当たるので色褪せはこの方が早い(筈)です。

・作業性は楽(塗装屋が楽)

・コストが低くて済む(使用する塗料量が少なく時間も短縮出来ます)

・塗料性能の向上が難しい(クリアーを選べない。モデルチェンジも遅い)

・在庫量が増える(2コートとは全く別のシステムなのでもう1セット塗料を揃えないといけない)

・調色が楽(2コートに比べて色変化が少ない)

・床が汚れる。バフが凄い色になる(笑。塗装屋さんなら解るかと)


【2コートソリッド】

・通常のメタリックやパールカラー同様「クリアー」を塗っている。

・耐候性は1コートソリッドより優れる。

・クリアーの選択(変更)により塗膜性能を上げられる(新製品が出ればすぐ使えます)

・ちょっと面倒

・ゴミが怖い(1コートソリッドなら白に黒いゴミが付いても塗り重ねればOKですが2コートだと取り返しがつかない事態に…)

・調色がちょっと面倒(クリアーを塗ると色が変わるので意外と難しい)



といった感じで、ただ極めて私的見解ですので実際には使う塗装屋さんによって見解は色々だと思います。
要はいつでもどちらも使える状況にしておけば便利で安心、といった所でしょうか。1コートソリッドは無くても仕事は出来ますがあった方が良いですね。その便利さを知っていれば「無くても構わない」とは簡単に言えませんので。


と言う事で、日常使用的に考えれば1コートよりも2コートの方が断然優れていますのでソリッドカラーでも殆どが2コートで対応しています。
車体などで「当時と全く同じ様にして欲しい」と言う事でしたら1コートソリッドでも対応しますが今回のような被塗物でその選択は無いですかね。
以前そういったご要望で「当時と同じくラッカーで塗って欲しい…」みたいな仕事にも携わりましたが…(有名な方なので雑誌よく読む方はご存じかと)。


それではこの週末で少し寝かして来週早々には組み付け作業行いますね。もう少々お待ちくださいませ!

2012/04/07
 
jpg画像 フェラーリの鍵(リモコンキー) 本塗り準備完了です(img689.jpg) -689- フェラーリの鍵(リモコンキー) 本塗り準備完了です

と言う事で先日塗っておいたサフェーサーが完全硬化しましたのでそれを研ぎ、全体的に足付処理〜マスキングを終えたらいよいよ本塗り完了です。

色はフェラーリレッド(ロッサコルサ)そのもので、ただこの色は色々な用途で良く使いますので在庫していますから思い立ったらいつでも塗装可能です。
他に色に関してはその都度「配合データ」をプリントアウトし、自身のカバンに入れておき、帰宅した時に自宅で作成します。原色(と言うかスタンドックスフルセット)は自宅に置いてありますので…。→PRO_Fitカラーラボ(笑)


と言う事で、鍵が無いと車が動きませんから(笑)早速本塗り開始です。

2012/04/07
 
jpg画像 Thinkpad マグネシウム天板 メクラ蓋作成(img688.jpg) -688- Thinkpad マグネシウム天板 メクラ蓋作成

ちょっと専門外ですが嫌いでは無いので御依頼承りました。天板にある穴を塞ぐ為のメクラ蓋ですね。

余り厚すぎると出っ張って恰好悪いですし薄過ぎると強度足りないし…と言う事で色々周りを探してみましたらありました。電話番号などを印刷した紙をファイルする透明シートケースですね。
溶剤に耐えられるかチェックしましたら大丈夫そうですから素材は恐らくアクリルかポリカーボだと思います。ポリスチレンとかだったらヤバかったですね(溶けてしまいます…)。


必用な大きさにカットして角を面取りしたら仮合わせをし、良ければ表面を足付して塗装の準備をしておきます。天板同様の艶有黒にします。必用個数は3個ですが一応4個作っておきました(無くしたり失敗した場合を考えればこの方が楽ですので)。

2012/04/06
 
jpg画像 Thinkpad マグネシウム天板 割れ修理A(img687.jpg) -687- Thinkpad マグネシウム天板 割れ修理A

そしてメクラ蓋を付けたら6か所程に接着剤を点付けして固定します。

使ったのは自動車板金塗装ではメジャーな製品の「3Mパネルボンド」なのですが、いつもは大型のガンで使っていますが丁度接着剤を切らしてしまったので先日買った小型のタイプを使う事にしました。

ガンはこの類の接着剤専用の物で、グリップを握るだけで主剤と硬化剤が適量出てきてさらに先端のノズル内部で良い具合に混合されます。
エポキシはポリエステルやウレタンと違って本当に良く混合させないと簡単に硬化不良を起こすのですがこれなら安心です。

が!私のような極小規模な使用者だと、普段使う量よりもあの先端ノズル内に残った分の方が多く非常に不経済ですのでノズルは余り使いません(苦笑)。適量が出た分をヘラで混ぜて使ってます。画像は所謂「ヤラセ」ですのでご了承ください。


ちなみに既に大きい方のガンの材料が届いたのでこの小さいガンは自宅にもって帰ってしまいます。恐らくこれ程使える接着剤も他に無いので(と言うか一般的には使いませんが…)自宅用に一個欲しかったのです。非常に贅沢な一品ですが先日丁度キャンペーンで安く売られていまして…。

2012/04/06
 
jpg画像 Thinkpad マグネシウム天板 割れ修理(img686.jpg) -686- Thinkpad マグネシウム天板 割れ修理

サフェーサーを研いでいて気付いたのですが、どうやら側面部分に亀裂が入っていたようです。うっかりしていましたね…。

最初にエポキシ接着剤で固定したのですが上手く着かなくて、次は割れ目をノコギリで広げて表裏の表面もリューターで削ってV字型に切れ込みを入れました。接着面積を広げる為ですね。

その甲斐あって割れた部分は無事くっついたのですが、そのままだとまた部品を組んだり外したりしている内に割れてしまいそうなのでオーナー様ご了承の下、そこに着くメクラ蓋を同じくエポキシ接着剤でブリッジ結合させ強度を上げる事にします。

ちなみにこのメクラ蓋部分は内部に無線アンテナが付くとの事で、蓋の開け閉めの為では無く電波が通るようにとマグネシウムでは無くプラスチックに変えているとの事です。なるほど、ですね。どうりでカーボンの方はそのままだと思いました…。


ちなみに画像の状態だと天板側についた接着剤が邪魔でメクラ蓋がちゃんと付きません。
が、あちら側の接着剤を削ってしまうと強度が落ちるのでメクラ蓋側を削る事で対処します。どの道このメクラ蓋を外す時は再利用不可ですので…(市販されている瞬間接着剤とは訳が違います…)。

2012/04/06
 
jpg画像 PRINCEのタペットカバー結晶塗装 完成ですB(img685.jpg) -685- PRINCEのタペットカバー結晶塗装 完成ですB

先ほどの画像だと逆光気味なのでシルバー感が強く出ていますが日陰に入るとこんな感じです。メタリックよりもグレー感が出ますよね。

「PRINCE」の文字部分は元々マスキングがしてあって、恐らくは厚みのあるアルミ板をレーザーカット?して作成した物かと思われ、マスキングテープを剥がしてみると綺麗なアルミ地が出てきました。
が、ロゴ文字部分のような仕上げに大きく関わる部分はマスキングでは綺麗に仕上がりませんので(結晶塗装はかなりたっぷり塗り込まないと駄目なんです)そこはマスキングせずに塗って塗装完了後に改めて面を削って光らせてします。なのでヘアーラインっぽい仕上がりになってはいますね。何卒ご了承くださいませ。アルミ地が露出した所にはクリアーを塗っています。

こちらも明日の夕方以降で完成となります。大変お待たせしました。

それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/04/06
 
jpg画像 PRINCEのタペットカバー結晶塗装 完成ですA(img684.jpg) -684- PRINCEのタペットカバー結晶塗装 完成ですA

以外にもこういった小さい製品の塗装は面倒で、特に手前の三個は裏表の塗装になっているので結構なお値段になってしまっています。総額だと結構掛かっているんですよね…。

しかしグレーシルバーベースにアルミ地を面研して出して目立つのかな?と思いましたがいやいやどうして結構恰好良いですね。特にプリンスのロゴマーク?が効いているのだと思います。

もう一枚色確認の画像があるので紹介しますね。

2012/04/06
 
jpg画像 PRINCEのタペットカバー結晶塗装 完成です!(img683.jpg) -683- PRINCEのタペットカバー結晶塗装 完成です!

こちらも大変お待たせしました!良く出来ていますが実は手作り感いっぱいのプリンスヘッドカバーですね。

実際に触れてみるまで解らなかったのですが、恐らくこのタペットカバーは元々ノペッとしたもので(とゴトー氏が言ってました)、あとから「PRINCE」の文字やボルト穴(!)も埋め込んでいたりします。

ただそういった事から塗装後の焼き付け時の高温で、接着部分の内部の出来た空間の空気が膨張してそれが巣穴から出てきて部分的に膨れが発生しました。
私も以前この文字貼り付けは何度かやっていてやはりその時も出来ましたけどね。まあそんなに目立たない程度なのでご安心下さい(既に潰れています)。


色は「グレーシルバー」で、フェラーリのサージタンクなどに塗っている色と同じですね。
ただこの色単体だと「ちょっと地味すぎるのでは…」と思いますが、当時の純正色?がこのような感じらしくこれでOKとの事でした。画面右奥に写っている赤い結晶塗装の製品は私の私物で(笑)ジュラルミン製の文鎮です。色の確認と言う事で一緒に並べてみました。

2012/04/06
 
jpg画像 HONDA CR-Z エンジンカバー結晶塗装 明日完成ですA(img682.jpg) -682- HONDA CR-Z エンジンカバー結晶塗装 明日完成ですA

貼ってあるアルミプレートは結構薄くて剥がす際に若干変形させてしまったのですがゴムハンマーで叩いてある程度平らに戻しました。ただその際にもちょっと表面に傷を付けてしまったので後でお送りするメールでお詫びさせていただきますね。画像だと解るレベルでは無いので(勿論画像修正などしていません)そんなに気になる程では無いのですが私的には気になってしまいますので…。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/04/06
 
jpg画像 HONDA CR-Z エンジンカバー結晶塗装 明日完成です!(img681.jpg) -681- HONDA CR-Z エンジンカバー結晶塗装 明日完成です!

最初に剥がしておいたアルミプレートを再度両面テープで貼り付け形としては本日完成となります。発送は明日夕方以降ですね。とりあえずはお待たせしました!


近年はアルミ製のタペットカバーでは無くその上に飾り的に装着されているプラスチックカバーが主体ですが未だに御依頼は人気があります。
部品自体はそんなに大きな物では無いのですが地味目なエンジンルームでここが赤になるとアピール度は全然違うんでしょうね。


もう一枚画像あるので紹介します。

2012/04/06
 
jpg画像 HONDA CR-Z エンジンカバー 凸文字部シルバー筆塗り(img680.jpg) -680- HONDA CR-Z エンジンカバー 凸文字部シルバー筆塗り

結晶塗装自体は昨日終わっていますので最後の仕上げで凸文字部分を研磨しシルバーを筆で塗ります。筆塗りなので当然仕上がりはイマイチなのですが、今の所他に方法がありませんのでこちらはサービスで対応しております。と言っても筆塗りで塗るのも楽ではないのですが(苦笑。ただ研磨費はアルミの時同様頂いてますけどね)。
もしかしたらシルク印刷の技法で上面だけ塗れるかも知れませんがそちらは全くの専門外ですので何卒ご理解下さいませ。


シルバーは既に乾いたので一応完成画像も撮っておきました。続けて紹介しますね。

2012/04/06
 
jpg画像 BMW R1100RS パニアケース&トップケース蓋 クリアーコート(img679.jpg) -679- BMW R1100RS パニアケース&トップケース蓋 クリアーコート

そしてクリアーを二回塗って本塗り完了です。お待たせしました!


先ほど紹介したように、ベースコートを荒らしてしまうと画像のように艶々に塗っても「完全硬化後」に艶が引けたような状態になってしまいます。
「だったらもっとタップリ塗っておけば」は余り意味が無く、結局下地の悪さを後からもみ消そうとしても最後にツケが回ってくるのです(余計な事をするのは塗装作業ではタブーですので)。


最初見習いの頃は周り全ての仕上がりが「艶引け」が当たり前で、「最後の艶は磨きでを出すもの」と思っていたのですが実は大きな勘違いだったようです。
と言っても昔は塗料自体の性質が今程良い訳では無く「戻りムラ」が起きるような塗料では最初の一発目のクリアーはどうしてもドライコートでのパラ吹きが基本でしたからそれは仕方ないんですよね。
ただその流れのまま実はちゃんと扱えばちゃんと仕上がる方法を知らないで作業しているとそれが体に染みついてしまったりします。一人でやっているとそれが怖いんですよね。なので意識して修正する必要があるのです。


と言う事で本塗りも「単に色を付ける」だけでは無く、「塗った直後も焼いた後(強制乾燥させた後)でも変わらずそのままの状態で」が理想になるのです。
まあ理想ではありますから私もそんなに綺麗に仕上げられる訳では無いのですが(苦笑)、ただ磨き作業無しでも人様に見せられる程度には仕上げたいと思ってそれを目指しています。


それでは完全硬化したら組み付けを行います。来週半ばまでには完成出来るかと思います。もう少々お待ちくださいませ!

2012/04/06
 
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