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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記 2012】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 Thinkpad 付属品取付け(img261.jpg) -261- Thinkpad 付属品取付け

4枚のパネルの内2枚に金具が付いていたのでそれを元に戻します。両面テープですね。

元々どれについていたか、どのような位置に付いていたかは予め写真を撮ってますのでご安心下さい。便利な時代になりました…(どっかで聞いたような気が…笑)。


厚手で強力な両面テープはカットするのが結構大変です。板金塗装屋さんはエンブレムの再貼り付けで年中これに苦労しているかと…(ディーラーだと再利用しないのでそういった機会は少ないですかね。基本的に使い捨てですので)。
こういったケースでも良く切れるデザインカッターは有効です。ただ切れ過ぎるくらいですので使い方を誤ると危険ですが…(怖)。

2012/02/13
 
jpg画像 インプレッサテールランプ レッドキャンディー+スモーク塗装 本塗り完了です!(img260.jpg) -260- インプレッサテールランプ レッドキャンディー+スモーク塗装 本塗り完了です!

そして全体的に薄くスモークを掛け、クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!


テールランプの塗装は今の「小物塗装」になってから本格的に始めまして、実は色々思考錯誤はありました。
使っている材料もそうですが作業自体も最初の頃から比べるとかなり改良を加えて来ています(まあ当たり前ですか。笑)。

ただ基本的には普通の塗装と変わりはありません。どれも基本を抑え、どうやったら楽に早く綺麗に出来るか(爆)を目指してやって来ています。

基本は大切ですが、新しい材料ややり方があったらやはり色々試して見たいですし、今よりもっといい方法があるのであれば変えていきたいですからね。

ちなみにまだ試してはいませんが新しいクリアーも導入しました。
今使っているクリスタルクリアーよりも値段は高いです(爆)。
タイミングが来たら早速試してみたいと思います。


それではこちらも完成しましたらまた紹介させて頂きますね。
今週中には出来る予定です。もう少々お待ちくださいませ!

2012/02/13
 
jpg画像 インプレッサテールランプ 本塗り開始です。(img259.jpg) -259- インプレッサテールランプ 本塗り開始です。

レッドキャンディーは4コート〜5コート程度で終え、クリアー抜き部分のマスキングを剥がします。

レッドキャンディーは樹脂分(クリアー)に赤を数パーセント入れて作ります。最初から出来ている訳ではありません。
で、それの濃度が濃ければコート数は少なくて済むので簡単なのですが、そうなるとムラやダマ、濃淡が変わってしまうのでわざと薄めにしてコート数を増やして均一に色を着けるようにします。

ただしコート数を増やし過ぎると過剰膜厚になってデメリットが発生しますので(塗膜が弱くなります)、予め想定した膜厚になるようにコート数を考え含有量(濃度)を決めるのです。逆算ですかね。

で、マスキングテープを剥がした箇所にはプラスチックプライマーは塗られていませんので、再度プライマーをその部分にスプレーします。
この時のプライマーもオーバーミストはトラブルを誘発しますので(経験済みです)気をつけて行います。

2012/02/13
 
jpg画像 インプレッサテールランプ 本塗り準備完了です!(img258.jpg) -258- インプレッサテールランプ 本塗り準備完了です!

そして最後の脱脂作業を終えたらブースを稼働して被塗物を勢いよくエアーブローし、ホコリを良く飛ばしたらプラスチックプライマーを塗布します。

続けてレッドキャンディーです。

2012/02/13
 
jpg画像 デザインカッター(img257.jpg) -257- デザインカッター

以前の「自動車塗装屋」の時はカッターもハサミも塗装の仕事では殆ど使う事はありませんでした。カッターを使うのは車を覆う大きなビニールを切る時くらいですね。

自動車塗装の現場でマスキングテープを切る場合、実は「指で千切る」が基本でして、普通わざわざハサミを使ってマスキングテープを切ったりはしません。

私が一番最初に親方(上司)についた時、ボンネットの裏側を一面養生(=マスキング)するのにそのマスキングテープをハサミで切ろうとしたらいきなり怒鳴られました(苦)。

いや、正確には怒鳴られるのではなく、「おい、それ誰に習ったんだ?」なんて言われ方で、そもそもそれを会った事も無い貴方(親方)言っても解る訳が無いのにわざとそういう聞き方をするのです(厳)。

まあ一昔前はこれが普通でしたし、パワーハラスメントなんて言葉も見当たりませんでしたからね(苦笑)。
ちなみに今はその上司に非常に感謝しております。時々連絡も取りますし今でも尊敬しております。こんないい加減な私の性格でも何とか塗装屋としての形にして貰えましたし(爆)。


で、画像のカッターは一般的なカッターと違い、曲線のカットや細かい部分のカットに適したカッターです。
刃が切れなくなったら折るのではなく交換するのですが、刃自体はそんなに高い物では無いので使う時は毎回交換しています。使わなくても空気に触れているだけで切れ味は落ちるんですよね(金属の酸化です)。

切れない刃は非常に操作が難しく、むしろ恐ろしく切れ味が良い方が微妙な調整が出来ますね。今の小物塗装には欠かせないアイテムです。

ピンセットも恐ろしく先端が尖った物が細かい作業には有効で、ただ扱いを間違えて時々指に刺さります(苦)。
ピンセットはそんなに高価な物では無く、刃先(先端)の噛み合わせが悪くなったら新しい物に交換してしまいます。10本くらいは常備していますので(笑)。

2012/02/13
 
jpg画像 インプレッサテールランプ 「クリアー抜き」部分のマスキング(img256.jpg) -256- インプレッサテールランプ 「クリアー抜き」部分のマスキング

良く脱脂したらクリアー抜き部分のマスキングを行います。
このテープに付いている糊も長時間放置したままだとこの後の塗装に悪影響を及ぼすので(糊は溶剤系ですので)マスキング〜本塗りまでは限られた時間内に行うのが理想です。

またマスキングテープの糊は気温によって本来の性能を落としてしまうので基本的には一年以内に使い切ります。
去年の残っていた物を使おうとしてもスムーズに引き出せませんし、上手くくっ付いてもくれません。なので買い貯めはせずに使う分だけその時に買うのが常識ではありますね。

ラインの繋がりが確認出来たら中の部分を幅の広いマスキングテープで覆っていきます。

2012/02/13
 
jpg画像 インプレッサテールランプ 下地処理(img255.jpg) -255- インプレッサテールランプ 下地処理

現在この型のインプレッサテールランプのお預かりは一名だけですのでご判断は大丈夫ですね。去年の年末から3セットも纏めてご依頼が重なってしまったのはちょっと大変でしたからね(それぞれ間違えないようにです)。

画像は足付け処理が終わった状態で、先ほど紹介したシルビアのテールランプは塗装剥がしてもこんな状態では無かったですからもしかしたらいずれペリペリと塗装が剥がれて来た可能性もあります。
自家塗装だと恐らくプラスチックプライマーの代わりに「ミッチャク○ン○チ」などをご利用されたかも知れませんがうちではそれは使ってませんのでご安心下さい(←私的見解です)。

ちなみに画面に一緒に写っている「刷毛」は掃除用です。
テールランプの裏側などイビツな形をしている場合ウェスでは手が届かず普通のブラシでも奥まで全く入りません。なのに土埃が残ってイライラしませんか?(何か変な宣伝みたいですいません…)。

エアーブローだけじゃ取れませんし、勢いよく水を噴射してしまうと中に入って大変な事になりますので、穴の部分を目止めしたらこの刷毛で奥の隅を叩くようにすると結構きれいになります。エアーブローと併用が良いですね。相当汚れがひどくなければこれでかなり綺麗になります。刷毛はコシの強い堅めがお勧めです。

2012/02/13
 
jpg画像  シルビアテールランプ レッドキャンディー塗装で承りましたA(img254.jpg) -254- シルビアテールランプ レッドキャンディー塗装で承りましたA

で、クリアー抜きの位置を一応ご確認お願いいたします。

クリアー抜きをする箇所が赤くなっていますが、実際にはそこがクリアーでその他全体がレッドキャンディーになります。

またオーナー様のイメージとしては「最近の純正に、より近付けたいので」との事ですのでスモーク塗装は無しになります。純正風としてレッドキャンディーのみの仕上げですね。

ちなみに「褪色」についてですが、良く街中で見かけるカラー印刷のポスターなど年月が経つにつれて色が薄くなってきますよね?あれがそうです。色によっても褪色し易かったりし難かったり、樹脂や顔料の種類によっても変わってきます。

これの対応策としてはとにかく紫外線に当てないのが一番ですが、一概にそれは難しいのでクリアーを耐UV効果の高い物に変更するなどの事で防止しています。

最近は家庭用の窓ガラスでもそういった高機能的な物が付随した製品が出ていたりしますが、後からUVカット性能のあるクリアーフィルムを張るだけでも効果がかなり違ったりします。
車でも気を使っている方はフロントガラスにもクリアーフィルム貼っていたりしますからね(クリアーなので違法では無いそうです)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
もう少々お待ちくださいませ!

2012/02/13
 
jpg画像 シルビアテールランプ レッドキャンディー塗装で承りました!(img253.jpg) -253- シルビアテールランプ レッドキャンディー塗装で承りました!

先週無事到着しておりましたシルビアのテールランプです。この度のご依頼、誠にありがとうございます!

実はこのテールランプ、既に一度自家塗装でレッドキャンディーに塗られていたそうで、当店での剥離は難しいとの旨を伝えましたらオーナー様自らそれを剥がして(!)今回のご依頼となりました。す、凄いですね…。感服致します。

ただ到着した現品を見てもこれが剥離した製品とは思えません。かなり綺麗な状態です。
塗ったのが自家塗装(缶スプレー)でしたので、足付け処理をしていなかった事と塗料自体が弱い物だったのがむしろ幸いしたと思います。うちで塗ったのはそう簡単に剥がれないと思いますので…(要部品交換です)。

で、今までの自家塗装だとどうしてもレッドキャンディーの赤が段々と薄くなってしまったとの事で今回のご依頼に至ったという事もありますが、確かに缶スプレーだと少々限界があるかと存じます。褪色(色褪せ)は色その物もそうですが樹脂分によるところもありますので(硝化綿ラッカーかアクリルウレタンか、という事です。同じ色でも樹脂が違うと全然違う性質の塗料になります)。


クリアー抜きもご用命頂いてますのでそちらも紹介しますね。

2012/02/13
 
jpg画像 Thinkpad(ノートパソコン)天板 本塗り完了です!(img252.jpg) -252- Thinkpad(ノートパソコン)天板 本塗り完了です!

そして艶々の黒で無事本塗り完了です。お待たせしました!

同じ物がこれだけ一緒にご依頼頂くのも珍しいですが、実は最初にお問い合わせ頂いた時は一枚だけの筈でした(笑)。

「同じ形で同じ色の物が増えれば複数割引が適用されるのでお得です」とお話したらお知り合いの方に声を掛けて今回一緒にご依頼頂いたのです。と言っても4人では無くお一人二枚ずつなんですが(爆)。余程この機種が好きなんですね…(そういうの良いですよね)。

それではまた進行しましたら紹介させて頂きます。もう少々お待ちくださいませ!

2012/02/11
 
jpg画像 Thinkpad(ノートパソコン)天板 本塗り準備完了です(img251.jpg) -251- Thinkpad(ノートパソコン)天板 本塗り準備完了です

そして最終的に#800の目で揃えたら良く脱脂洗浄していよいよ本塗り開始です。

台に置いて自立するように、且つ塗る時は片手で持てるような状態にしておきます。このまま置いた状態で塗る方が実は難しいですからね。

2012/02/11
 
jpg画像 Thinkpad(ノートパソコン)天板 下地処理(img250.jpg) -250- Thinkpad(ノートパソコン)天板 下地処理

先日塗っておいたサフェーサーが完全硬化したので表面を研磨します。

マグネシウムのパネルは表面に細かい凸凹があるので最初は固めの当て板(木片)に#320のペーパーを貼って研磨し、その後柔らかい当て板(スポンジ)、そしてダブルアクションサンダーにて均します。側面など細かい箇所は手研ぎメインです。

2012/02/11
 
jpg画像 キャノン水中ビデオカメラケース 本塗り完了です!(img249.jpg) -249- キャノン水中ビデオカメラケース 本塗り完了です!

そして本塗り完了です。お待たせしました!

濃度は標準濃度で、内部はマスキングしてあるので暗く見えますが、中身が透過して中に養生紙が詰まっているのが解ると思います。

形がイビツだったのでとにかくスモークがムラにならないように気を付けました。一気に染めようとすると部分的に濃くなってしまうので薄く薄くを細かく分けてコートしています。

とりえあえず無事に全体的なスモークは塗り終えましたので、完全硬化したらフロントパネルは再度下地処理(足付処理)し、各ロゴを塗装したら再度全体的にクリアーを塗布します。


ちなみにこのケース何故スモークでの塗装かと言うと、「浸水した場合に水滴がケース内面に付着するのでそれを認識するため」との理由からだそうです。なるほど、ですね。

ただそれに続けて、「水中で浸水を発見したとしても、どうすることも出来ないので気休めなのかもしれません」とご自分で突っ込んでいたりもするのですが(笑)。

それではまた作業進行しましたらまた紹介させていただきますね。
もう少々お待ちくださいませ!

2012/02/10
 
jpg画像 キャノン水中ビデオカメラケース 本塗り準備完了(img248.jpg) -248- キャノン水中ビデオカメラケース 本塗り準備完了

各部スイッチ部分も防水になっているのでその部分には触れず(外さず)今回はマスキングメインで行います。

緑色のシールが貼ってある箇所は「液晶画面」の部分で、そこはモニターが見えるようにスモークを掛けないようにしています。サイズと位置は予めオーナー様から指定して頂いておりますのでそれに合わせて行なっています。


固定方法は「ガムテープの芯」を二段に重ね、ガムテープでレンズ部分の塗らない箇所にガッチリ固定しています。置いて自立するようにもなっていますし片手で持てるようにもしてあります。裏側も塗らないといけませんからね。しかも単なる塗装ではなく「スモーク塗装」ですから結構大変です。起こるであろうトラブルを色々想定して懸念材料は片っ端から払拭しておきます。

2012/02/10
 
jpg画像 キャノン水中ビデオカメラケース マスキング(img247.jpg) -247- キャノン水中ビデオカメラケース マスキング

こちらもお待たせしております。ビデオカメラを水中で使う為のケースですね。

表と裏のパネルを分解するのが難しかったので(破損してしまう可能性があるので)別々に塗る予定でしたが、幸いにしてロック部分のシャフトは簡単に抜けたので予定を変更して裏表一緒に塗ることにしました。

ただそうなると全面パネルにいれるロゴの塗装を一緒に行うにはちょっと難しいので、これは後ほど別工程で塗ることにします。

結局手間的にはあまり変わらないのですが、前後パネルを一緒に塗る事によってそれぞれのパネルのスモーク濃度を揃えられるので間違いは無いですね。


画像はケース内部のマスキングをしているところです。
ロック部分は分解してしまったので蓋はキッチリ締まりませんから隙間から内部に塗料ミストが入ってしまうので予め養生しておきます。

2012/02/10
 
jpg画像 カローラミリオンテールランプ クリアー抜き位置の確認B(img246.jpg) -246- カローラミリオンテールランプ クリアー抜き位置の確認B

塗り分けの境界線は下の画像と同じです。単に色を反転させただけになります。まあこれが完成のイメージですね。ただし実際の完成はこんな濁った変な色(苦笑)ではありませんのでご安心下さい。

どうぞご確認の程を宜しくお願いいたします!

2012/02/10
 
jpg画像 カローラミリオンテールランプ クリアー抜き位置の確認A(img245.jpg) -245- カローラミリオンテールランプ クリアー抜き位置の確認A

オーナー様から頂いた「画像指示書」からして私の判断としては「壁の内側」のラインを境界線と考えております。こちらで宜しいでしょうか?

赤(オレンジ)色になっている箇所が「クリアー」になる箇所です。
ただ壁の部分も見えにくくなっていますので赤い部分を反転した画像も続けて紹介しますね。ご確認ください。

2012/02/10
 
jpg画像 カローラミリオンテールランプ クリアー抜き位置の確認(img244.jpg) -244- カローラミリオンテールランプ クリアー抜き位置の確認

画像はカローラミリオンのテールランプの近接画像です。クリアー抜きの位置確認の為に画像アップさせて頂きますね。

こちらは何も加工していない状態です。

クリアー抜きをする「部屋」にそれぞれ枠(壁)があるのですが、壁の厚みが1ミリ程度あるのでそれの内側か外側かで少々悩みましたので判断が付けやすい様に紹介させて頂きます。


続きます

2012/02/10
 
jpg画像 ブレンボのキャリパーも・・・(img243.jpg) -243- ブレンボのキャリパーも・・・

画像に写るキャリパーはいつものブレーキ屋さんからのご依頼品で、今年も相変らず売れ行きは順調のようでして何個も何個も塗らされています(苦笑)。
同じ色で統一されてくれていればまだ楽なのですが、この時は「オレンジ」「ゴールド」「シルバー」「ブラック」と全部違う色でした(酷)。
画像左奥にあるのは次回の塗装待ちのキャリパーで、旧塗膜はサンドブラストで綺麗に落とされたアルミ素地の状態です。

ちなみにこれらのキャリパーが吊ってあるのはTACさんのフレーム修正機で、ここで塗っている訳では無く塗装前〜塗装後のキャリパーの「一時保管場所」となっています。上にはポルシェが乗っています(笑)。


どのキャリパーもここに来た時はゴミ同然だったのに(いや、ブレーキキャリパーに全く興味の無い私から見た視点でして…)、こうやって色のオーダーが入って綺麗に仕上がって出て行くのを客観的に見ると面白い仕事だと思います(自分で塗っているとついついこれを忘れがちでして…)。

魅力的な仕事だと思うのですが如何せん車業界がちょっと寒い感じですからね。今後盛り上がってくれればと思う次第です。


で、ちょっと話は変わりますが、当ウェブサイトのトップページ冒頭にある画像、今は「Wiiコントローラー」になっています。
いつもここは「艶々仕上げ」の塗装物が定番だったのですが今回初めて「艶消し」で仕上げた物を採用しました。私的に結構楽しめた仕事でしたので。

で、実はそこに掲載する画像は「自動車部品以外の物」と決めていたりします。
どうしてかと言うと、そこで自動車部品を紹介してしまうと初めてこのサイトに来た方はどうしても「自動車塗装」のイメージが強くなってしまうと思うからです。まあそもそもが自動車の塗装屋でしたから、敢えてそれを出さないようにしているのです。

まあ実際は車の部品を塗っている方が儲けはあるので(爆)、実はそれを前面に出した方が商売的には良いのですが、それだとどうしても先が見えてしまうと思われまして…。自動車の塗装屋を辞めた意味がなくなりますしね。

なので今回は遊び心も含めてWiiのコントローラーのような案件を選んで掲載しています。あ、でも実際に塗ったのはコントローラーでは無く奥にある「ヌンチャク」の方なんですけどね(笑)。

機会がありましたらまた違う画像を紹介していきますのでどうぞ今後ともプロフィットウェブサイトを宜しくお願いいたします。

2012/02/09
 
jpg画像 ホイールセンターキャップ 本塗り完了です!(img242.jpg) -242- ホイールセンターキャップ 本塗り完了です!

そして本塗り完了です。お待たせしました!

プレートにあった窪みが良い感じで出てオーナー様の狙い通りになったのではないでしょうか。べた塗りでも恰好良いですよね。

画像だと塗った直後の状態なので、完全硬化後にはもう少し文字の輪郭もくっきりと出ていると思います。一応これでも膜厚を付け過ぎないように気を付けて塗っています。


それではこちらも完成しましたら改めて紹介させて頂きますね。
もう少々お待ちくださいませ!

2012/02/09
 
jpg画像 ホイールセンターキャップ 本塗り前(img241.jpg) -241- ホイールセンターキャップ 本塗り前

こちらもお待たせしました!無事本塗り完了しておりますのでご安心下さい。

元の状態としてはアルミプレートにパンチング?で文字の部分が窪んだ形になっています。丁度その位置に文字をブルーでプリントしてクリアーが塗ってる、といった状態です。

今回はこれにブラックメタリック(カラーコードPXRでご指定頂いてます)でべた塗りにします。

2012/02/09
 
jpg画像 モンキーのサイドカバー 本塗り完了です!(img240.jpg) -240- モンキーのサイドカバー 本塗り完了です!

色はホンダ純正色の「モンツァレッド」でして、幸いにしてスタンドックスにこのデータが存在しましたのでそれを基に色を作成しています。バイクの配合データがあるのは5割以下ですので(私的経験で)ラッキーだったと思います。


それでは完成しましたら改めて紹介させて頂きますね。
お待たせしてすいませんがもう少々お待ちくださいませ!

2012/02/09
 
jpg画像 モンキーのサイドカバー 本塗り準備完了です!(img239.jpg) -239- モンキーのサイドカバー 本塗り準備完了です!

素材はABS製で元々の状態は比較的艶のある状態でしたが、先ほどの研磨材で全体的に均一に傷を付けているので艶消しな状態になっています。良く見ると細かい傷が万遍なく付いています。これによってこれから塗る塗料が食い付く訳ですね。

塗料自体は接着剤でもなんでもないのですが、一応初期の状態では多少粘着力があるというか、適当な下地処理だとしても簡単には剥がれない場合があります。ツルツルの状態で塗っても、ですね。

しかしある程度の年月が経つとその接着力も劣ってくるのか、塗装はペリペリと剥がれてきます。所謂「密着不良」ですね。こうなるとどうにもなりません。処理するには「総剥離」ですが恐らく部品を買い直した方が早い(安い)です。

他には「密着剤」といった便利な塗料(プライマーとは呼べません)もあるのですがやはり万能ではありません。紫外線が直接それに当たってしまうキャンディーカラーなどでは劣化が早いですし、飛び石などで一旦きっかけがあるとそこからベリベリと剥がれてきます。
なので結局は昔ながらの方法で行うネチネチとした下地処理が必用になってくるのです。

最近は下地処理用の副資材(先ほどの黄色い物など)が増えたのでここを手を抜くケースも少なくなったのですが、一昔前はこの「ペリペリ」には本当に参りました。ラップのように綺麗に剥がれてくれれば良いのですが殆どが中途半端な状態でくっ付いているので非常に大変だった記憶があります。


という事で、十分に脱脂してエアーブローしたらプラスチックプライマーを塗布していよいよ本塗り開始です。

2012/02/09
 
jpg画像 モンキーのサイドカバー 下地処理(img238.jpg) -238- モンキーのサイドカバー 下地処理

こちらも大変お待たせしました!無事本塗り完了しておりますのでご安心下さい。

画像は足付け処理作業中の口径で、黄色く見えるシートが所謂「ペーパー」と呼ばれる研磨材の替わりです。私が小僧(見習い)の時代には無かった代物ですね。#800相当です。

で、ご依頼頂いているのは表面だけなのですが、よくありがちなのが「耳」の部分の塗装がペリペリと剥がれてしまうトラブルです。
わずか1ミリ程度の面なのですが疎かにすると後で面倒な事になりますのでここもちゃんと足をつけておきます(研磨材で傷を付けておきます)。

2012/02/09
 
jpg画像 ホンダの内装部品塗装 完成ですA(img237.jpg) -237- ホンダの内装部品塗装 完成ですA

手前のスイッチパネルは元々艶消しのシルバーだったのでそんなに変化はないのですが、やはり他とお揃いの色になると断然統一感がありますから違うと思います。

エアコン吹き出し口は元々は黒いプラスチック素地の梨地でしたが、これは一旦平滑な下地を造ってから仕上げています。「ツルっとした艶消し仕上げ」は上品な高級感がありますからね。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/02/09
 
jpg画像 ホンダの内装部品塗装 完成です!(img236.jpg) -236- ホンダの内装部品塗装 完成です!

そして遂に完成です。お待たせしました!

画像を見て頂けると解ると思いますが、左端にあるスイッチパネルと右端にあるスイッチパネルでは色が違って見えると思います。
今回これがこの色の特徴でして、スカシは青くヘッド(正面)は赤黄色い、そしてメタリックの目(粒子)を感じないくらい細かい目になります。結果、この色は普通のメタリックではどうやっても出ないのです(ですので今回は高輝度メタリックを使っています)。

他にも画像あるので紹介しますね。

2012/02/09
 
jpg画像 ホンダの内装部品塗装 組み付け作業A(img235.jpg) -235- ホンダの内装部品塗装 組み付け作業A

あと、元々エアコン口についていた「開閉」を案内する為のシールですが、今回の色にはちょっと合いそうもありませんのでとりあえずは付けないまま返却しますね。
裏側には新たに両面テープを貼り直しておきましたので着けるのは簡単に出来るようにしてあります。お好みでどうぞ。

私的な見解では、最近文房具屋さんやホームセンターで売っている飾りシールで体裁のいい物を選んで貼るのが良いのでは、と思う次第です。
探せばいい物が見つかりそうですし何だかそういうのも結構楽しそうですし(笑)。

2012/02/09
 
jpg画像 ホンダの内装部品塗装 組み付け作業(img234.jpg) -234- ホンダの内装部品塗装 組み付け作業

こちらもお待たせしました!エアコン吹き出し口とスイッチパネルカバー、そしてメーターリング部の塗装も完成となります。

画像は分解していたエアコン吹き出し口を組み付けている作業です。
基本的にこういった自動車部品の分解については無償で行う場合が殆どです。ただしその作業によって生じたトラブルや破損・紛失などには責任が持てませんので、その場合には付属品を全て外した状態でご希望の被塗物部品単体でのご依頼でお願いいたします。作業する私も殆どが毎回初めての物ですので「熟練した作業者が」と言う訳では全然ないんですよ…。

ただ元々は自動車の塗装屋ですから多少なり分解の経験はありますので一応はご安心下さい。今までどうにもならなかったケース(上記で説明した破損・紛失など)はありませんので。

そして出来ないのは「電化製品」や「カメラ部品」「自転車」などです。どれも全くの専門外ですので…(単なる塗装屋ですから…)


既に完成しておりますので続けて紹介しますね。

2012/02/09
 
jpg画像 マツダアクセラ内装パーツ塗装 完成ですB(img233.jpg) -233- マツダアクセラ内装パーツ塗装 完成ですB

こちらはパワーウィンドウスイッチのパネルで元々はザラザラとした「梨地」の状態でしたから、「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で一旦平滑な下地に仕上げています。それが一番大変な作業ですね(笑)。

ただそれだけに元の部品とは全く違う製品に見える程に仕上がっていると思います。
メーカーもこういった物をオプションで設定すれば…と思ったらそういえばウッドパネル(調…)とかは選べましたよね。
まあオーダーカラーとなるとやはり面倒ですから難しいかも知れませんが、今後少子化と運転する人間も相当に減る筈ですからそういった方向に向いてもおかしくは無いと思います。
そうなると私の仕事も減るかまたは一気に増えるか、ですかね(現在1200個もの製品を塗るかも知れないプロジェクトが…恐)。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。
この度もご贔屓頂きありがとうございました!

2012/02/09
 
jpg画像 マツダアクセラ内装パーツ塗装 完成ですA(img232.jpg) -232- マツダアクセラ内装パーツ塗装 完成ですA

単なる円柱形では無くこうやってカットが入っていると色の変化も楽しめていいですね。

こちらのオーナー様はこういった内装の小物部品は殆どがこのシルバーで統一されてまして、ただハンドルのスポーク部分に紅一点赤メタリックを採用しています。無彩色と有彩色を上手く組み合わせている事と思われます。

その他内装部品の多くを占める「艶消し黒」(またはグレー)の色もありますが、そちらは「艶消し」というのが実は大きな効果があって、もしこれが全部艶々の仕上げだったらちょっと落ち着けない状態になってしまうと思われます。まあ派手に仕上げたいと言うのであればそれはそれでいいのかも知れませんが(笑)。

塗装は「単色」よりも2色以上の組み合わせと、さらに艶に変化を与えれば少ない配色で非常に大きな効果が得られます。
またそれぞれの色の位置関係や面積も重要ですから、それらの事を総合的に考えて全体像を塑像すると良い結果が得られると思います。
まあ何よりそうやって妄想している時こそが一番楽しいですし(笑)。

2012/02/09
 
jpg画像 マツダアクセラ内装パーツ塗装 完成です!(img231.jpg) -231- マツダアクセラ内装パーツ塗装 完成です!

という事で今回もお気に入りの色(メルセデスのイリジウムシルバー)で完成です。お待たせしました!

さすがにもう塗る物が無いのでは(笑)と思いますが、取り付ける時が恐らく凄く楽しいと思いますのでまた何か塗りたい衝動に駆られてしまうかも知れません。私も自分の物を塗る機会は殆ど無いのですが、以前塗った物が目に入るだけで結構楽しかったりします。


画像左に写る丸いのはスピーカーグリルの枠になる部品で、そんなに面積があるので単体だと目立ちませんが、恐らくベース部分が艶消し黒っぽい内装だと思いますのでそれに着けると引き締まって映えて見えると思います。楽しみですね。

右下のは前回ご予算が足りなく断念したリヤウィンドスイッチのパネルで、フロントは既に塗り終えてますよね。ご依頼色がちゃんとデータとしてある物であればご依頼時期が変わっても同じ色で再現出来ますのでこういった場合にはお勧めです。

右奥はサイドブレーキのシフトレバーです。その画像もあるので続けて紹介しますね。

2012/02/09
 
jpg画像 マツダアクセラヘッドカバー 結晶塗装「グリーン」で完成ですB(img230.jpg) -230- マツダアクセラヘッドカバー 結晶塗装「グリーン」で完成ですB

二個下で撮影した物とは光の角度が違うのでパールの明るさが出ているのが解ると思います。と言っても艶消しですから微妙かも知れませんが(笑)。ただソリッドカラーではこういった表現にはならないかと思います。お好みでどうぞ。

内装部品の方も完成しておりますので続けて紹介しますね。

2012/02/09
 
jpg画像 マツダアクセラヘッドカバー 結晶塗装「グリーン」で完成ですA(img229.jpg) -229- マツダアクセラヘッドカバー 結晶塗装「グリーン」で完成ですA

結晶目の近接画像です。この幾何学模様はやろうとして出来る訳では無く塗料の性質によるものですので当然使っている塗料もそれ専用の物になります。

ただし膜厚や熱の入れ方によってもこの模様の出方は変わってきますのでそれがちょっと難しい所ですね。私も未だに何回かに一回かは失敗する時がありますので(剥離からやり直しです…)。

もう一枚画像あるので続きます。

2012/02/09
 
jpg画像 マツダアクセラヘッドカバー 結晶塗装「グリーン」で完成です!(img228.jpg) -228- マツダアクセラヘッドカバー 結晶塗装「グリーン」で完成です!

そして無事完成となります。お待たせしました!

結晶塗装の場合は塗装直後に強制的に140°程度の熱を掛けるのでそこからの完成は比較的早いです。
ただし「凸部研磨」の作業があると少し日にちを置かないと塗料が絡んで研ぎにくいのでもう少し時間が掛かるのです。

で、色は凄いですよね(笑)。単なるグリーンでは無くパールもメタリックも入ってますので角度によって見え方は違います(と言っても艶あり仕上げではありませんからそんなに変化する訳ではありませんが)。

他にも画像あるので紹介しますね。

2012/02/09
 
jpg画像 マツダアクセラヘッドカバー 本塗り前(img227.jpg) -227- マツダアクセラヘッドカバー 本塗り前

こちらは内装部品一式でご依頼頂いている案件と一緒にご依頼頂いている物で、ただこちらは「結晶塗装」となりますので別工程での作業となっております。

画像はリン酸処理を終えてマスキングが施された状態です。何かこの形に記憶があると思ったら、殆ど同じ型のプラスチック製ヘッドカバーは何度か塗っていますね。確かMPVだったと思いますが…。

この後プライマーを塗布して本塗り開始です。

2012/02/09
 
jpg画像 THERMOSの携帯マグとマグカップの塗装承りました!(img226.jpg) -226- THERMOSの携帯マグとマグカップの塗装承りました!

こちらはつい先日、画像右側に写る携帯マグと同型の製品と自転車のリヤキャリアを「3コートピンクパール」でご依頼頂いた方でして、お納めした製品が非常に気に入って頂けたようでして今回もご贔屓頂く事となりました。この度もご依頼頂き有難う御座います!

THERMOS携帯マグ 3コートピンクパール仕様

恐らくは画像だけだとパール感は上手く伝わらなかったと思いますが、その分実物を見てからさらに気に入って頂けたのではないでしょうか。実際画像だけだと塗装の全てを伝えるのはやはり難しいと思いますので。

塗装で使う色は「顔料」と言うものが使われていて、それを「樹脂」で形成する事になるのですが、そのどちらも相当色々な種類があったりします。
一般的に「クリアー」と呼ばれる物だって相当な種類がありますし、その性能も見た目も実は全然違います。透明なら何でもいいって訳では無いのです。


ただ塗装はそれ単体で成り立つ事は無く、毎回必ず何かに対しての「加工」または「加飾」になる訳ですから余り出しゃばるのも良く無いのかも知れませんけどね(苦笑)。
ただ先日掲示板でも質問があったように、自然界にある「石」でもまるで金属のように表現する力が塗装にはあったりもします。ですので仕上がった被塗物を実際に見て頂き喜んで貰えれば塗装屋としては嬉しい限りです(当然そうじゃないケースもあるかも知れませんが…)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度もご贔屓頂きありがとうございます!

2012/02/08
 
jpg画像 カローラミリオンの社外品テールランプ 塗装承りました!(img225.jpg) -225- カローラミリオンの社外品テールランプ 塗装承りました!

カローラミリオンの部品は今回が初ですね。この度のご依頼、誠にありがとうございます!

一昔前は「社外品」といえば貧相な出来具合だったのですが、こうやってみると純正以上に良いデザインの物もあるようですね。確かにこれは「レッドキャンディー」にすると映えるかと思われます。

ご依頼内容としてはウィンカーとバックランプ部の「クリアー抜き」を左右2か所ずつで、全体的には「レッドキャンディーの濃い目」で承っております。今回はスモークは無しですね。

クリアー抜きの詳細な位置に関しては改めてサンプル画像を制作しますので少々お待ちください。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。
改めましてこの度のご依頼、誠にありがとうございます!

2012/02/08
 
jpg画像 レクサスのブレーキキャリパー一式 塗装承りました!(img224.jpg) -224- レクサスのブレーキキャリパー一式 塗装承りました!

一気にご依頼品の紹介になっていますが実は以前から溜め込んでいる案件ばかりでして、手が空いた時にまとめての紹介となってしまっております。不都合をお掛けして申し訳御座いません…。

で、こちらはレクサスのブレーキキャリパー一式で、確かグレードの高い車種(ISF?)に付いているブレンボ製のキャリパーですね。勿論素材はアルミです。この度のご依頼、誠にありがとうございます!

ブレーキ屋さん曰く「基本はいつも塗って貰っているのと同じ物で足の形が違うだけだよ」との事です。まあ確かに言われてみればいつも塗っているブレンボと変わりないですかね。違うと言えばロゴです。

で、今回はこのロゴを「brembo」への変更も承っております。
ベースカラーは「シルバー」で、ロゴは「黒」になります。指示書同封有難う御座います。


ちなみにブレーキキャリパーの塗装はちょっといつもと違う流れになります。
お預かりしてから細かい部品の取り外しや洗浄、そして旧塗膜の剥離からマスキングまではブレーキ専門の方にお願いしています。
何でも自分一人でやるよりもそれ専門でやっている方にお願いしてしまう方が仕上がり的にも納期的にも間違いはないと思っていますので。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございます!

2012/02/08
 
jpg画像 NISSANじゃなくてPRINCE?のタペットカバーと小物部品結晶塗装承りました!(img223.jpg) -223- NISSANじゃなくてPRINCE?のタペットカバーと小物部品結晶塗装承りました!

先日はわざわざご足労頂き有難う御座いました!
見たことも無いタペットカバーですが、ゴトー氏曰く「自分で作ってしまったんじゃ…」との事ですのでもしかしたら世界に一つの物かも知れませんね(恐)。

ご依頼頂いたのはタペットカバーとは別に小さな部品が数点で、ただちょっと厄介なのは小さい部品は片面では無く全体的に塗装が必用との事です。
結晶塗装の場合は塗って終わりでは無く「焼き付け」の工程もあるので(結晶塗装以外でも熱は掛けますが100℃を超える事はありませんので)単に塗れば良い訳でもありませんから何かしらの固定方法も考えないと、ですね。

お預かりした状態ではマスキングが施されているように見えますがこれは塗装用では無くサンドブラスト?の時に必要だった物で、当店の作業では一旦全部剥がしてやり直します(脱脂作業で使う溶剤によってベタベタになってしまうのでむしろ厄介なのです)。ご安心下さい。

色についてはまた決定されていませんので検討中になります。

それでは色が決まりましたらご連絡頂ければ幸いです。
改めましてこの度のご依頼、誠にありがとうございます!

2012/02/08
 
jpg画像 ヴァンガードのフロントグリル 「半艶黒」で塗装承りました!(img222.jpg) -222- ヴァンガードのフロントグリル 「半艶黒」で塗装承りました!

こちらもお預かりしたのは一か月以上前なのですが、別件でフォグランプグリルをどうするかでちょっと検討されてまして紹介が遅れました。改めましてこの度のご依頼、誠にありがとうございます!

オーナー様は以前こちらで紹介した同型グリルの作業例を見て「私のも同じように」とお問い合わせ頂いたのですが、その作業例の画像では「メッキモール」が付いていない状態でした。

ですので少々誤解があったようですが、今回のこちらもメッキモール関係は塗らずにベースの部分(グレイシルバーに塗られた部分)のみの塗装となります。

勿論メッキモールやらトヨタエンブレム部分の塗装も可能ですが、素地が塗装し難い(密着し難い)「装飾クロムメッキ」ですからそれ専用の下地処理は激しく高額になります。
また部品個数も一気に増えるので全体的には3倍以上の費用となってしまいます(恐)。

ちなみにベース部分のみの塗装費用は「お任せコース」で2万円になります。、新品あるいは程度のいい中古品として「塗るだけ」と想定してですね。

ちなみにグリルは形・大きさで料金は変わりまして、今回の部品は標準的なタイプで可も無く不可も無く、といった所ですかね。

枠だけの小さくて単純な形のグリルであれば¥12,000程度で、レクサスのグリルのように複雑な物は¥30,000を超えるケースもあります。塗るだけじゃなく下地処理(足付け処理)に掛かる時間が違いますので(あんなにフィンが沢山あったら脱脂作業だけでも大変です…)。


と言った感じで今年は料金の表記を明確にしていきたいと思っております。作業例のページもちゃんとやらないとですね。

尚、料金設定は当然他店より全然高い場合もあると思いますが「その差は何ですか?」とかは聞かないで頂ければ幸いです(苦)。お寿司屋さんがお店によって値段が違うのにも理由があると思いますし…。

インターネットの普及で情報は沢山入りるようになりましたし、選択肢は相当あると思いますので用途やご予算に合ったショップ選びは良い方法だと思います。私も不得意な事は沢山ありますので…。


2012/02/08
 
jpg画像 インプレッサテールランプ レッドキャンディー+スモーク塗装承りました!(img221.jpg) -221- インプレッサテールランプ レッドキャンディー+スモーク塗装承りました!

随分と紹介が遅れてしまいましたが無事作業進行しておりますのでご安心下さい。

こちらはいつものインプレッサテールランプ一式で、ご依頼内容も定番の「レッドキャンディー+薄めスモーク」で承っております。

オーナー様曰く、「とにかくこのクリアーテールが嫌で嫌でこれ以上我慢出来なかった」との事で、代替えの中古テールランプ一式を貸出まして後日ディーラーで交換して貰った後に改めてお越し頂きました。色々とお疲れ様でした。そしてこの度のご依頼、誠にありがとうございます!


「以前のプロフィット」をご存じの方には今更なのですが、私が行っている塗装は「自動車修理塗装」がベースとなっておりますので、当店で行っている塗装は基本的にはどこにでもある自動車板金塗装屋さんで出来る作業です(と思いますが…)。

自動車部品は当然ですが、その他「メガネ」や「自転車」なども被塗物の見た目が変わっただけで素材自体は自動車部品のそれと余り大差はありませんので。自動車塗装では金属もプラスチックも色々な種類を取扱いますから「不可能」という事は無いと思います。

ただそれを受け付けてくれるかどうかはまた別の話で、恐らく殆どは「面倒だから」「その値段じゃ割に合わないから」といった理由から余り良い顔はされないかもしれません(苦)。仕事が無いにしても面倒な事は避けておきたいのが世の常ですので(爆)。


テールランプの塗装にしてもどの塗装屋さんも一度は経験した事があると思いますが、出来ればもう二度とやりたくないと言うのが正直なところだと思います。私も同感ですので(爆)。

ただそれだけに仕事量は安定していたりします。お問い合わせは相変らず多いですからね。有難い限りです。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございます!

2012/02/08
 
jpg画像 DUCATIのアッパーカウル 色確認A(img220.jpg) -220- DUCATIのアッパーカウル 色確認A

そしてその中から一番似た色を見つけます。選んだのはフォードヨーロッパの赤ですね。

ちなみに「おいおい、違うメーカーじゃ」と思うかも知れませんが別段気にしていません。
いや、実は以前はちょっと気が引けた所もあったのですが、TACさんが使っている「RM」なる塗料はそういった概念がありません。
使っている方は良くご存じな「カラーマスター」なるシステムですね。

これはメーカーや車種、カラーコード云々は全く関係無く、「赤」ならば赤の色見本がまとまった状態で存在しています。

で、メーカーと色番号をパソコンに入力すると、その大量の赤の中から一番似た色を探し出してくれる(実際には登録されている中かあ選び出してくれる)といったシステムになっています。

当然「修理の塗装」では被塗物に対して色の微調整をしなければなりませんが、RMのカラーチップの場合には基準となる色から前後左右の色を一緒に抜き出して「明度」「色相」「彩度」がもっとも似た色を選えば良いのです。凄く便利そうなんですよね。他の塗料メーカーではこういったシステムを私は知りません。

「調色」となるとかなり難しい作業ですからかなりの経験を積む必要がありますが、こういったシステムがあれば比較的簡単に塗装が出来るのでは、と思います。

私もいっその事色見本帳を全部バラバラにカットしてしまおうかと思ったりしますがまだ実現には至りません。なんだか凄く勿体ない気がしまして…。

2012/02/08
 
jpg画像 DUCATIのアッパーカウル 色確認(img219.jpg) -219- DUCATIのアッパーカウル 色確認

こちらもお待たせしております。そろそろ順番が回って来ますので色の準備(確認)をしておきたいと思います(思いました)。

ヘヴィーなご訪問者ならご存知かと思いますが、プロフィットは現在「知人の自動車板金塗装工場内に間借り」といった形態で営業運営しておりますので多少なり制限があります(制限されている訳では無く私が決めているだけなのですが)。

まず「小物塗装専門」ですので大きい物は対応が出来ません。
先日、以前ご贔屓頂いたお客様から「前回お願いした時の塗装が良かったので今回もお願いしたい。塗って欲しいのはリヤバンパーで…」と、リヤバンパー単体の画像がメールに乗ってやってきました。
非常に有難い話なのですが、それの保管場所は確保出来ないのです。誠に申し訳御座いません…。

もう一つは「塗料」でして、色を作る際には「配合データ」を見てそれに使われている原色を数ある中から引っ張りだし混ぜ合わせて作成します。
なので調色作業には「全ての原色」を用意しておく事が必須なのですが、実はそれ単体だけでなく塗料を撹拌させる為の専用機器「ミキシングマシーン」も一緒に設置する事が必要となります。
色を作る時にはきっちり混ぜ合わさった状態である事が条件ですので。そうでなければその後の調色作業にも影響が出てしまいます。

結果、塗料一式は一旦設置してしまうとそうそう簡単には移動出来ませんので今は自宅の一角に設置してしまったのです。

もし日中に色を作りたいとなった場合には一旦帰って作らないと出来ない訳ですが、そんな非効率な事はする訳もありませんので色の作成は毎回帰宅してからか出勤前に作る事になります。

これが不便に思う時もありますが一人でやっていることですので慣れれば別に問題ありませんし、むしろいつも原色が身近にあって安心だったりします(病)。


画像は先日届いたドゥカティのアッパーカウルで、もう一方は自家塗装品との事ですので色はこちらで合わせます。
「赤」は比較的種類があるので似た色も見つけ易いですね。色見本を沢山広げると何故か幸せな気分になります(壊)。

2012/02/08
 
jpg画像 ホンダの内装部品 メーター枠の部分塗装(艶消し黒)C(img218.jpg) -218- ホンダの内装部品 メーター枠の部分塗装(艶消し黒)C

そしてマスキングを剥がしてほぼ完成となります。お待たせしました!

黒いラインは美しい弧を描いて無事左右のラインは繋がったかと思います。
ただ実際にはここまで来るのにも結構苦悩もありました。

この部品、円の外周部分はエッジが立っておらず若干丸みを帯びています。角が面取りされたような仕上げですね(ここをわざわざ尖らせるケースは殆ど無いです)。

ただ正面から見たとき「美しい円」とする時、その僅か0.数ミリの内のどこに見切りラインを決めるか、という事で少々悩んだのです。

まあこういった細かい箇所はわざわざ言わなければ気にもならないと思いますが、作業している側としてみるとちょっとした些細な事でも悩む機会は多いのです。

2012/02/08
 
jpg画像 ホンダの内装部品 メーター枠の部分塗装(艶消し黒)B(img217.jpg) -217- ホンダの内装部品 メーター枠の部分塗装(艶消し黒)B

そして全体的をマスキングしたらいよいよ本塗り開始です。

と言ってもこの部分はベースコートの黒だけでクリアーは塗りません。激安コース仕様ですね。
ここでクリアーも塗るとなると「バツ切りマスキング」が汚い仕上がりになりますので極薄膜で済ませる「ベースコート(黒)のみ」になったのです。

どうしてもクリアーを塗りたい場合には全部塗り直すかマスキングを微妙にずらして(0.2mmくらいですかね)貼り直した後に塗る、といった方法もありますが費用は倍以上になりますので余りお勧めはしておりません。どこかで区切りは必要かと思いますので…。

2012/02/08
 
jpg画像 ホンダの内装部品 メーター枠の部分塗装(艶消し黒)A(img216.jpg) -216- ホンダの内装部品 メーター枠の部分塗装(艶消し黒)A

実はこちらは失敗した作業例で、最初は3mmのラインテープを使ったので微妙にラインがズレています。解り難いですが元のラインに比べると少しガタついている箇所があります。

当初は失敗の画像という事で撮った訳では無く、この後何度もトライしたのですが綺麗な弧がどうしても描けなくて(実際には描いている訳では無く貼っているのですが)5mm幅を思いついたのです。備えあれば、でしたね。

2012/02/08
 
jpg画像 ホンダの内装部品 メーター枠の部分塗装(艶消し黒)(img215.jpg) -215- ホンダの内装部品 メーター枠の部分塗装(艶消し黒)

先日塗ったベースカラー(シルバー艶消し塗装)が完全硬化しましたので、別途ご依頼頂いている作業に移ります。

画像に写るのはメーターの枠で、全体的には丸い形状ですが上の部分が角ばっていて、ここを部分的に「艶消し黒」にすることで円の外周ラインが繋がるようなデザインにします(と承っております)。

ただ何にもない箇所に美しい弧のラインを描くのは実は非常に難しく(私には出来ません)、予めパソコンでデータを作っていってカッティングプロッターでカットしておくか、あるいはコンパスを使って目印となるラインを描いてしまおうかと思いましたが、今回は円の内径ラインにマスキングテープを合わせて貼る事にしました。

使っているのは「曲線用ラインテープ」で、これの素材はPP(ポリプロピレン)製なので伸び縮みも自由で通常の和紙タイプのマスキングテープでは不可能なラインも綺麗に描けます。
普段はこれの2mm幅と3mm幅を多用していますが今回は内径に合わせて貼るので5mm幅を使っています。

下に敷いているのはオーナー様自ら作っていただいた図解指示書です(恐)。
あまりしっかりした物が届くと臆してしまいますが(苦笑)解り易いのは歓迎で御座います。

2012/02/08
 
jpg画像 Thinkpad(ノートパソコン)天板 サフェーサー塗布(img214.jpg) -214- Thinkpad(ノートパソコン)天板 サフェーサー塗布

そしてサフェーサーを塗布します。こちらは膜厚の充填が役目ですからタップリと4〜5コート程度塗り込みます。ただしコート毎にフラッシュオフタイム(溶剤を揮発させる為の待ち時間)をおかないとブリスターなどの原因となりますので5分〜10分おきくらいにコートしていきます。塗装は急ぐとロクな事が無いですからね(これは身に染みてます)。

私の性格は実は超せっかちでして、ちょっとしたトラブルが発生したりするとそれしか見えなくなり待つ事の我慢が非常に難しく、今までそれで何度も失敗してきました。
ゆっくり確実に時間を掛ければ少しで収まる問題も余計に大きくしてしまったケースも非常に多くあります(それで良く叱られました)。

で、それの対応策として「まずは一服」(爆)とタバコに火をつける動作を身に着けたのですが(いや、それは随分と昔からでしたが)、お蔭で一日のタバコ消費量は4箱を超えるような事態になりました。結果、凄く肺の調子が悪くなったのです(乾いた咳が止まらなくなりました)。

で、その後一時期勤め人となった時に丁度良い機会という事でスッパリとタバコは止め、既にそれから4年は経っていたりします。

ただタバコが嫌いになった、と言う訳でも無いですので(苦笑)、最後のその時はまた一服してみたいですね。確か「バイオハザードV」の映画でそんな場面があった気がします(笑)。

今はそのせっかちな性格も仕事上では上手くかわせるようには成ったと思いますので(笑)ご安心下さい。


それではまた作業が進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
ちなみにパネル4枚の内2枚の裏に両面テープでついていた金属プレートは回収しておりますのでご安心下さい。最後に張り付けて元に戻しておきます。

2012/02/07
 
jpg画像  Thinkpad(ノートパソコン)天板 プライマー塗布(img213.jpg) -213- Thinkpad(ノートパソコン)天板 プライマー塗布

素地調整が終わったら十分に脱脂洗浄し、台(段ボール)に固定してプライマー塗装の準備を行います。

画像は既にプライマーが塗り終わった状態で、この後2液性のウレタンサフェーサーを塗布しますのでプライマーは極薄膜に抑えておきます。

場合によってはプライマーだけでトップコートを行うケースもありますが、その場合はもう少しプライマーを塗っておきます。
ただしプライマーに膜厚の充填効果はありませんので(耐久性が劣りますのでタブーです)そんなに塗り重ねられないのです。
塗らなくて済むならば極薄膜こそが効果を発揮する訳ですね。使い方を誤ると良い材料も何の役にも立たなくなってしまいます。

2012/02/07
 
jpg画像 Thinkpad 旧塗膜剥離A(img212.jpg) -212- Thinkpad 旧塗膜剥離A

画像では既に処理が終わった状態で、サンドブラストは全体やる訳では無くDA(ダブルアクション)サンダーが入らない窪んだ場所のみです。

パネルの下にあるのがメディア(研磨粒子)で、これ自体が密閉された大きな箱の中になっています。
エアーで勢いよく飛んでくるメディアは想像以上に痛いので(目に入ったら失明しますよ…)こういった箱の中で行うか、あるいは自ら防護服を着て専用ルームの中に入って作業します。

私の場合は塗装が基本ですので行うのは前者だけで、後者が必用な場合にはそれ専門のお店に任してしまいます。その方が確実で時間も有効に使えますので…。

2012/02/07
 
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