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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記 2012】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 インプレッサテールランプ(from埼玉) 本塗り完了です!(img161.jpg) -161- インプレッサテールランプ(from埼玉) 本塗り完了です!

という事でインプレッサのテールランプ2セットとも本塗り完了です。お待たせしました!

先程の千葉からの方のテールランプを見て頂ければ解るかと存じますが、スモークが掛かっていない状態と掛かっているのではやはり違いますよね。


それではこちらも週末辺りには完成予定となります。
完成しましたら改めて画像紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

(ちょっと紹介に手抜き感があってすいません。寒くて眠いんです…謝)。

2012/01/31
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from埼玉) 本塗開始です!(img160.jpg) -160- インプレッサテールランプ(from埼玉) 本塗開始です!

こちらも同時に進行しております。隣のテールランプとは兄弟といった感じですかね(笑)。

内容は全く同じで、

・レッドキャンディー
・クリアー抜き(柱無しVer.)
・全体に薄くスモーク
・クリスタルクリアー

です。

新型のインプレッサが発売されたようですがこの型の車両もまだ継続されるとの事で安心しました(笑)。

2012/01/31
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from千葉) 本塗り中です(img159.jpg) -159- インプレッサテールランプ(from千葉) 本塗り中です

画像はレッドキャンディーが終わった状態で、ここでクリアー抜き部分のマスキングを剥がして次にスモークを掛けます。その前にマスキングを剥がした箇所にはプラスチックプライマーを塗布します。うっかりはあり得ません。

2012/01/31
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from千葉) 本塗り準備完了です!(img158.jpg) -158- インプレッサテールランプ(from千葉) 本塗り準備完了です!

外よりはマシですが暖房がある訳では無いので手が悴んでキーボードが打ち難くなって来ました。発熱するキーボードがあったら良いと思うのですが、実はこの一か月で新しいキーボードを4個も買っていたりします。正月早々奮発して買ったキーボードが実に使い難くその後3回も買い直したのです(呆)。

結局今まで使っていた物と同じ物を買うに至ったのですが、それも既に廃版の物なので次回手に入るかどうか…といった感じです。今の内に買っておいた方が無難ですね。経費扱いですし(爆)。


という事でインプレッサのテールランプも本塗り準備完了です。
親の仇のように目印がしてありますので他の物と混合しても大丈夫です。マスキングを剥がすとさらに中にもありますので(笑)。

2012/01/31
 
jpg画像  グランドチェロキーのテールランプ 本塗り完了です!(img157.jpg) -157- グランドチェロキーのテールランプ 本塗り完了です!

という事で、グランドチェロキーのテールランプは「標準濃度」でスモーク塗装本塗り完了です。お待たせしました!

以前の勤め先では比較的アメ車の仕事が多かったのでスモーク塗装をする機会も多かったのですが(ハマーばかりですけどね)、その会社で行っていたスモーク塗装はこれとはもっと違って凄く真っ黒でした。と言うか透過性が悪いのでそれだと非常に危ないんですよ…(後続車に迷惑です)。

で、その後また独立して自分でスモーク塗装するようになってから「あれじゃ駄目でしょ…」という事で色々模索して来ました。
途中酷い事にもなったのですが(ムラムラのダマダマです)、苦労した甲斐あって今の形となりました。

このテールランプも現物を見るともう少し濃く見えると思いますが(ブースの中は明るいので)、それでも画像で見る通り透明度はちゃんと確保していますからご安心頂けるかと存じます。何より私が嫌いですからね、見え難いテールランプは…。

ちなみに今まで施工させて頂いた方々からも結構ご意見ご感想頂いておりまして、「結構濃いのに灯火は全く問題無いですね」とご報告も頂いておりますので。有難い限りです。
(ああそう言えば写真頂いているので後日紹介しますね)


それでは完成しましたら改めて紹介させて頂きますね。週末には発送可能になるかと思います。もう少々お待ち下さいませ!

2012/01/31
 
jpg画像  グランドチェロキーのテールランプ 本塗り前(img156.jpg) -156- グランドチェロキーのテールランプ 本塗り前

届いた時は結構お疲れ気味のテールランプでしたが、足付け処理をするとレンズ表面は一皮剥けますのでスッキリして見えるようですね。細かい傷があったので曇って見えていたところもあると思います(と言うか写真だと足付け処理済みですので完全に曇っているのですが…)。

スモーク塗装は「透過性の塗装」でありますので下地の状態が悪いとそのまま出てしまいます。泥汚れやワックスカスなんて論外ですね。細かい箇所は歯ブラシのお化けみたいなのでガシガシと汚れを掻き出します。

2012/01/31
 
jpg画像 グランドチェロキーのテールランプ 下地処理中(img155.jpg) -155- グランドチェロキーのテールランプ 下地処理中

で、右側が先ほどの清掃〜足付け処理まで終わった状態です。なんだかスッキリしていますよね(笑)。

ダクト穴内部の黒いプラスチック部分は劣化の為か若干白化した感がありますが、スモークも一緒にぬるのである程度は目立たなくなると思います。そもそも装着されたら余程の事が無いと見えませんしね…。

2012/01/31
 
jpg画像 グランドチェロキーのテールランプ 掃除(img154.jpg) -154- グランドチェロキーのテールランプ 掃除

こちらもお待たせしております!スモーク塗装でご依頼頂いてますグランドチェロキーのテールランプですね。

このテールランプ、何故かレンズ無いにダクト?の穴が開いてます。
確かマツダアクセラのテールランプはレンズ内にトランク鍵の為の穴が開いていた筈ですが、それよりちょっと厄介です(苦笑)。

ここをマスキングするとなると軽く2時間は掛かってしまうので(結果費用が高くなるんです…)、今回はオーナー様ご了承の下この部分も一緒に塗る事にしました。

が、そのまま塗るという訳にもいきませんので、シリコンオフと小さ目のブラシで隙間を良く洗っておきます。当然足付け処理も行います。

2012/01/31
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from埼玉)マスキング作業中(img153.jpg) -153- インプレッサテールランプ(from埼玉)マスキング作業中

こちらは先ほど紹介したインプレッサとは別で、埼玉からご依頼頂いている方ですね。こちらも大変お待たせしております!

画像はクリアー抜きのラインを確認している所で、このマスキングも随分こなしてますので大分慣れましたが、最後はやはり目視での確認が必須です。塗ってからじゃどうにもなりませんからね…。

ちなみにこちらのテールランプにもオーナー様のイニシャルが書いてありますがちょっとこれだと解らないですかね。まあオーナー様のみご理解出来れば良いと思いますので(笑)何卒ご容赦下さいませ。

2012/01/31
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from千葉) マスキング作業(img152.jpg) -152- インプレッサテールランプ(from千葉) マスキング作業

こちらも大変お待たせしました!お預かりしたのは去年の暮れで、丁度年末年始の休業日に差し掛かる時で私が不在の工場に届くとマズイので自宅宛てに送って頂いたテールランプ一式です。何だか随分と昔の話しな気がしてしまいますが…(1月は濃いんですよよね…)。

実は昨日もう1セットお急ぎで同じインプレッサのテールランプをお預かりしましたがそちらは次のターンに入れますのでもう少々お待ち下さいませ。

画像は既にマスキングが終わった状態で、養生紙の部分にはオーナー様のイニシャルを書いてありますのでお分かりになるかと思います。

が!実はもう1セット同時進行している同型のインプテールランプのオーナー様もイニシャルが一緒だったりします。と言うより最初の漢字まで一緒ですので後からご依頼頂いた方は間違え無いように文字を付け足しております。

「住所間違ってるよ…」じゃありませんのでご安心下さい(笑)。
そちらも紹介しますね。

2012/01/31
 
jpg画像 ANT☆RESのフレーム塗装 完成ですB(img151.jpg) -151- ANT☆RESのフレーム塗装 完成ですB

今回のフレームはアルミとカーボンの複合でしたが、カーボン素地を活かした仕上げでは無く(クリアー仕上げでは無く)全部を同色で塗りつぶしています。

勿体ない気もしましたがオーナー様的に完成のデザインも決まっている筈ですので(既にシール発注している筈ですからね)全然問題無いのだと思います。楽しそうで羨ましい限りですよ(笑)。

カーボンの部分もフレーム部分同様に一旦はサフェーサーで下地作っていますので素材によっての違和感は無く美しく仕上がっていると思います。


こちらのオーナー様とは既に完成予定の段取りはお話ししておりますので、予定通りの日時指定で発送の手続きをしておきますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/01/31
 
jpg画像  ANT☆RESのフレーム塗装 完成ですA(img150.jpg) -150- ANT☆RESのフレーム塗装 完成ですA

こうやって見ると塗った私でさえ美しいと思いますが、フォークは特に磨き処理などはしていません。所謂「塗りっぱなし」です。
(勿論画像処理などもしていませんので写真も撮りっぱなしです)

良く探せばゴミなども見つかるとは思いますが(完全に無い場合などあり得ませんので)、下地さえちゃんとやっておけばこれくらいには仕上がりますのでコストを抑えた「お任せコース」でも問題無いかと思います。ただしクリアーは「クリスタルクリアー」ですけどね(笑)。やはり輝きは違うと思います(営業的になるので余り言わないようにはしているのですが…謝)。

もう一枚画像あるので紹介しますね。

2012/01/31
 
jpg画像 ANT☆RESのフレーム塗装 完成です!(img149.jpg) -149- ANT☆RESのフレーム塗装 完成です!

元々フレームにプリントされていたロゴだと「A」の部分(だと思われる箇所)が「☆」になっていましたので一応そう明記しておきます。そもそも私の勝手な解釈で「A」にしていましたので…。

という事でこちらも無事完成となります。お待たせしました!

ちなみにこちらはロゴなどはありませんが、実はこの後シール専門の業者さんでロゴなどをプリントされるそうです。実に楽しみですね。

他にも画像あるので紹介します。

2012/01/31
 
jpg画像 DEROSA自転車フレーム 完成ですB(img148.jpg) -148- DEROSA自転車フレーム 完成ですB

単なるURLでもこうやってフレームに入ると格好良いんですよね。
私もいつか自分の自転車塗る機会があったらやってみたいと思います。まあそんな機会は無いと思いますが(苦。紺屋の白袴なんでして…)。

それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/01/31
 
jpg画像 DEROSA自転車フレーム 完成ですA(img147.jpg) -147- DEROSA自転車フレーム 完成ですA

ナッターも無事納まってます。元々付いていたネジとサイズは一緒ですのでそのまま利用出来ますが、ネジも錆が出ていたので新たにステンレスかチタン製かをお勧めします。ネジ締める時も油塗っておくと良いでしょうね(と言うかフレーム内部には防錆用の油を塗っておくことをお勧め致します(缶スプレーですから面倒では無い筈ですので)。

続きます。

2012/01/31
 
jpg画像 DEROSA自転車フレーム 完成です!(img146.jpg) -146- DEROSA自転車フレーム 完成です!

元々付いていたプレートを両面テープで張り付け、リヤタイヤの固定部分に付いていたパーツ(ギアー部取付け用?)も取付けて無事完成です。お待たせしました!

ベースはブラック、各ロゴはオリジナルのを再現してます。最後に艶消しクリアーを塗っているので全体的にフルフラット(全艶消し)になっています。艶々仕上げも良いですがこれはこれで良いですよね。

他にも画像あるので紹介します。

2012/01/31
 
jpg画像 DEROSA ナッター取付け(img145.jpg) -145- DEROSA ナッター取付け

で、いざ着けようと思ったら塗膜の厚さ分でナッターが入りません(苦笑)。前もって仮合わせはしておいたんですけどね。ピッタリにし過ぎたようです。

で、穴を拡大する為に棒ヤスリで削りますが、そのままつけると当然そこから腐食し易くなるので断面にプライマーを筆で塗ってから取り付けます。やるとやらないではエライ違いですので。

昔私が最初に勤めていたディーラーで、見た目は結構適当そうな板金屋のおじさんが居たのですが、意外にもその方はこういった事をきちんとやっていましたね。見た目がバカボンパパそのままだったので(爆)ちょっとしたカルチャーショックではありました(いやそれは失礼ですか)。
今思えばその辺の塗装屋さんより全然気を使っていたんですよね。給料は変わらない筈なのに(苦笑)。

と言う訳で、ナッターを差し込んだらレバーを握ってカシメます。
余り力強くやるとネジ山を破って抜けてしまうので適度な力で行います。

2012/01/31
 
jpg画像 DEROSA ナッター取付け前A(img144.jpg) -144- DEROSA ナッター取付け前A

「ナッター」とは、何もない所にネジ穴を作る事が出来る物で、FRP製品や今回のような薄物の素材に適しています。素材が厚ければ単にネジ山を作ればいいだけですからね。

サイズも色々ありますが、今回は元々空いている穴に同じサイズのネジを着けるだけですのでそれを選んで使います。

リベットも便利ですがこれもあると重宝します。家の壁にもネジ山が作れますからね(笑)。

2012/01/31
 
jpg画像 DEROSA ナッター取付け前(img143.jpg) -143- DEROSA ナッター取付け前

元々付いていたナッターは錆ていて、その内一つは空回りしてネジが取れない(&使えない)状態だったので序でにと全て外しています。

ちなみにDIYでナッターを外す機会(必要性)がある場合にはドリルだけでは難しいと思いますので併せてサンダーも用意しておく事をお勧めいたします。ただし塗装前提じゃないと塗膜を傷める危険がありますので十分にご注意ください(摩擦熱で金属が真っ赤になる程ですので…)。本当はベルトサンダーがあると便利なんですけどね。欲を出すとキリが無いですが(笑)。

2012/01/31
 
jpg画像 マツダアクセラスイッチパネル 素地調整(img142.jpg) -142- マツダアクセラスイッチパネル 素地調整

こちらも大変お待たせしております。

内装部品は数点塗装をご依頼頂いておりますが、このスイッチパネル以外は簡単な下地処理(足付け処理)のみで対応出来ますので、とりあえずはこちらのスイッチパネルの「梨地」を平滑にしておきます。「研磨→2液ウレタンサフェーサー→完全硬化→研磨」の工程ですね。

画像は平面部分をダブルアクションサンダーで削っている所です。
最初は#120、その後#180で均します。

入り組んだ箇所は#240〜#320を手研ぎで行い、最後によく脱脂清掃してプライマー→サフェーサーの塗布となります。

また進行しましたら紹介させて頂きますね。

2012/01/31
 
jpg画像 インプレッサ内装ボリュームツマミ分解してみました(img141.jpg) -141- インプレッサ内装ボリュームツマミ分解してみました

接着剤とか両面テープとかでは無く単に爪が引っ掛かっていただけなのでマイナスドライバーとピックツールで簡単に外せました。
こういった部品であれば最悪爪が折れても接着剤でカバー出来ますのでそんなにプレッシャーは無いですね(いや、折っちゃ駄目なんですが…外す事を前提で出来ていない部品ですのでそのケースもあり得る、といった感じです)。

それではまた進行しましたら紹介させて頂きます。とりあえずはテールランプの方ですね。もう少々お待ちくださいませ!

2012/01/30
 
jpg画像 インプレッサ内装部品一式塗装承りました!(img140.jpg) -140- インプレッサ内装部品一式塗装承りました!

こちらは現在インプレッサのテールランプ「レッドキャンディー+スモーク」でご依頼頂いているオーナー様からの追加案件になります。この度もご贔屓頂きありがとうございます!

画像に写るボリュームツマミ以外は今までも施工例はありますね。
センターパネルは周りはそのままで中央のシルバー部を「半艶黒」に、その他は半艶黒べた塗り仕上げで承っております。

以前塗りましたセンターパネルの施行例はこちらのページにあります。宜しければどうぞ。

一つ懸念があったのがボリュームツマミの赤い部分で、恐らくイルミネーション電球が透過して見える部分かと思います。
ここを塗りつぶしてしまうと夜間運転時に困りますので今回はこちらの分解も試みる事にしました。

2012/01/30
 
jpg画像  ジョシスワゴン自転車フレーム 調色(img139.jpg) -139- ジョシスワゴン自転車フレーム 調色

こちらもお待たせしております。自転車屋さんからご依頼頂いている案件ですが色自体はオーナー様に直接色見本帳を送付して選んでいただいております。

色はソリッドカラーで、「グリーン味のあるグレー」といった感じです。

使っている原色は

・グリーン
・オーカー
・ホワイト
・ブラック

の4色です。単純な構成ですがグリーンは2種類、イエロー系は4種類以上の中から選んで採用しています。

ちなみにこの中で一番多く使われている原色は「ホワイト」です。グリーンでは無いんですよね。
色を作り慣れていない頃はグリーンから始めたりしますがそれだと凄い量が出来てしまいます。調色はかならず一番多く使われている原色から始めるのが基本ですのでまずはそこからでしたね。まあ今でも時々間違えますが(苦笑)。

画像だと紙コップで作っていますからこの量じゃ全然足りないのでこの後さらに数倍の量を作る事になりますが、一度作れば配合構成はある程度把握できるのでかなり簡単に作れます。それよりも間違えてゴミを増やさない事ですからね(実際には間違えてもゴミにはならず「下吹き用」とはなるのですが)。

2012/01/30
 
jpg画像 HONDA内装パネル 分解A(img138.jpg) -138- HONDA内装パネル 分解A

画像は先ほどのエアコン吹き出し口の枠で、これの一部にエアーダクトの開閉を確認する為の印が付いています。「○」と「●」ですね。

オーナー様からは「気にしないで塗りつぶして構わない」との事でしたが、よく見ると「シール」になっているので試しに剥がして見る事にしました。

ただしこのシール、窪みに嵌るように相当ピッタリと着いていたので無理に剥がすと折れ目が付くか欠けてしまいそうです。所謂「自己破壊型」ですかね(ナンバープレートの封印みたいな物です)。

こういった場合はシールでは無くそれが張り付いている方を温めると剥がれ易いです。基本ですね。

裏からドライヤーでアツアツにしたらカッターの刃をシールの隙間に差し込んで持ち上げます。冷たいと両面テープがガッチリついていますが熱くなると結構簡単なのです。

この後新しい両面テープに張り付けて保管しておきます。完成時に元に戻すかどうかは仕上がってみてから判断したいと思います。
ベースがシルバーになりますからね。シールはベースカラーが黒ですのでもしかしたら変に見えてしまうかも知れないからです。

2012/01/30
 
jpg画像 HONDA内装パネル 分解(img137.jpg) -137- HONDA内装パネル 分解

塗るのは手前の枠部分で、ダクト&フィンの部分は塗りませんので分解して保管しておきます。

枠の部品は未塗装品の樹脂素地の状態で、表面は若干「梨地」になっていてザラザラとしています。

ご依頼内容としては「艶消しのツルツルとしたシルバー」ですので、この梨地を一旦平滑にしなければなりませんが、ちょっと今回の形状だと「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった作業は難しい感じです(形がイビツ過ぎます)。

という事ですが、既にそちらの作業方法も考えておりますのでご安心下さい。後程紹介しますね。

2012/01/30
 
jpg画像 HONDA NSXエンジンカバー塗装承りました!(img136.jpg) -136- HONDA NSXエンジンカバー塗装承りました!

こちらは先週到着しましたホンダNSXのエンジンカバーです。この度のご依頼、誠にありがとうございます!

素材はプラスチックで現状はグレーメタリックが全体の塗装されて凸部はシルバーに塗られています。パッと見はアルミ素材のようにも見えますね。

で、ご依頼内容としては全体をフォーミュラーレッド(カラーコードR77)の艶あり仕上げにし、凸文字部分を現在と同じようにシルバーに仕上げます。シルバーはいつもの樹脂カバー同様「筆塗り」で仕上げる予定ですので、私的にはとても仕事としてやるレベルでは無いと感じますからこちらはサービスで対応しております。アルミの時もクリアー筆塗りはサービスですからね。同じような感じです(ただし凸部研磨費用は頂きますが…)。

ただ一つ懸念があるのは、実はこの製品、恐らくこの塗装の下に「メッキ」が施されています。
まだ確信出来た訳ではないのですが、ボルト部分の塗装が剥がれてしたから凄く輝く物質が見えるんですよね…(恐)。

何の為にこんなことをしているのかは理解不能ですが(苦笑)、もしかしたら凸文字部分はこのメッキ素地を利用して仕上げたいと思います。
まあメッキの上にクリアーを塗ってしまうのでそれ自体タブーではあるのですが(密着しません)、最近流行りのS20ヘッドカバー同様、時と場合によってはそれもアリでいいのでは、と思っています。

ただ内緒にしたり嘘をつくのは嫌ですので、リスクを考えた上で慎重に検討したいとは思います。まあまだ確定では無いですからね(笑)。作業しながら模索してみます。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございます!

2012/01/30
 
jpg画像 HONDAの内装パネル塗装承りましたA(img135.jpg) -135- HONDAの内装パネル塗装承りましたA

スイッチパネルのカバーもシルバーに塗られてはいるのですが、こうやって並べてみると純正の塗装とは色が違うのが解ります。色味(黄色味の濃さ)が足りないですね。

このスイッチパネルはそのまま足付け処理のみで塗れますが、その他の部品は梨地の処理などがあるのでそちらが先ですね。

また作業進行しましたら紹介させて頂きます。
改めましてこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!

2012/01/29
 
jpg画像 HONDAの内装パネル塗装承りました!(img134.jpg) -134- HONDAの内装パネル塗装承りました!

車種は失念したのかお伺いしていなかったですいません。裏にHONDAの刻印があったのは記憶しておりますのでとりあえずそれで紹介させて頂いております。この度ご依頼誠にありがとう御座います!

ご依頼頂いたのは画面下に並んでいる部品達で、上にあるグローブボックスは「色見本」としてお預かりしました。
車体に着いている物ですのでこれが無いと不便ですから時期を待って頂いて先日お預かりしました。

色の確認の画像もありますのでそちらも紹介しますね。

2012/01/29
 
jpg画像 アランミクリメガネフレーム ツル部 本塗り中(img133.jpg) -133- アランミクリメガネフレーム ツル部 本塗り中

まずは「グリーン+ガラスフレーク」を敷いて続けて「イエロー+ゴールドパール+ガラスフレーク」をコートします。

後から塗るイエローはスプレーの方向を考えて塗りますが、やはりそれでも飛んではいけないところに掛かってしまいますので、それぞれマスキングテープを貼りながら丁寧にスプレーしていきます。
使用するガンはベースのグリーンが口径0.5ミリ、イエローのエアーブラシが0.3ミリです。

イエローとグリーンはそもそも隣り合う色ですからグラデーションは良く馴染みます。

ちなみにブルーのような寒色系は「収縮色」とも呼ばれ、その名の通り面積が小さく見える色となります。
反対に暖色系は「膨張色」となり、これらは同じ面積でも見え方は違ってくるのです。

例ととしてはフランス国旗で、あれは縦縞状の模様で左から

「青」「白」「赤」

となっていますが、実は面積(横幅)が微妙に違います。同じ幅だとどうしても赤が広く見えてしまうからですね。
数値より見た目に赴きを置いているなんてフランスらしいといえばらしいですね。日本人の場合はむしろ数値に拘るような気がしますが(笑)。


ちなみにクリアー塗った後の画像を撮っていなかったようでして(謝)こちらは後日改めて紹介させて頂きますね。
もう少々お待ち下さいませ!

2012/01/29
 
jpg画像 アランミクリメガネフレーム ツル部本塗り前(img132.jpg) -132- アランミクリメガネフレーム ツル部本塗り前

ツルの部分はセルフレームと同じくプラスチック製ですので、トップコートの前にはプラスチックプライマーを塗布してからとなります。
足付け処理と脱脂は勿論ですね。マスキング部分もシビアなので塗ったら直ぐに剥がせるようにしてあります。クリアーの流動性が生きている内がミソですね。

2012/01/29
 
jpg画像 アランミクリメガネフレーム 半分完了(img131.jpg) -131- アランミクリメガネフレーム 半分完了

こちらも紹介が遅れましたが無事半分側も本塗り完了しております。大変お待たせしました!(お預かりしてから四ヶ月ですからね…)。

画像は最初に塗ったフロント部の塗膜が完全硬化したのでマスキングを剥がし、次のツルの部分を塗る前の状態です。以外や色の組み合わせが面白かったので記念に撮っておきました(笑)。

ちなみにいつもならば分解してフロントとツルの部分全て一緒に塗るのですが、この型のフレームはそれが難しいようですのでそれぞれ別々に塗装しているのです。

さらにそれに加えてのグラデーション塗装ですから結構手間は掛けていますね。
今回で5個目か6個目のご依頼ですから(同じオーナー様です…)とにかくこのフレームが気に入っておられるのでしょうね。こういう使い方を私も見習いたいです。

2012/01/29
 
jpg画像 アンタレス自転車フレーム 本塗り完了です!(img130.jpg) -130- アンタレス自転車フレーム 本塗り完了です!

そしてクリアーを塗布して本塗り完了です。

画像だとちょっと暗いですが、実物はもっとパール感が出てもっと綺麗です。透明感もある感じですかね(実際隠蔽性が弱い色ですからね…)。

フォークの方はNo.117で紹介した通りです。塗りつぶしてカーボン目は見えなくなってしまいましたが、その形状からしてカーボン素材なのは一目瞭然ですよね。美しいラインだと思います。


それではこちらも完成しましたら改めて紹介いたします。
お渡し出来る予定としては木曜日くらいですかね。
もう少々お待ち下さいませ!

2012/01/28
 
jpg画像 ANTARESフレーム ベースコート塗布(img129.jpg) -129- ANTARESフレーム ベースコート塗布

画像はベースコートが終わった時点で、こうやって見るとそんなにぱっとした色では無いように見えます。
その理由としては「パール顔料」が多く入っている色ですので、そのパールは艶がなければ表現されません。クリアーが塗られて艶が出た状態のみ効果が現れるのです。隠蔽ではなく反射しての色の表現ということですね。

いよいよクリアーの塗布です。

2012/01/28
 
jpg画像  ANTARESフォーク 本塗り前(img128.jpg) -128- ANTARESフォーク 本塗り前

フォークはカーボン製なので塗り潰すのはちょっと勿体無いかと思いましたが、オーナー様的にはこの後のシール貼り付けなど全体のデザインが決まっているらしいですので問題無いのだと思います。凄く楽しそうでしたからね(笑)。


ちなみに先ほどのフレームでも部分的に茶色っぽい箇所がありますが、あれは拾いパテ(ラッカーパテ)で、カーボンとアルミの接合部の隙間・巣穴を埋めるのに使っています。

カーボンのままだと目立たない隙間も今回のように色が付くと非常に目立つのです。サフェーサーでは埋まり切らなかったので補助として使っています。

2012/01/28
 
jpg画像 ANTARESフレームも 本塗り前(img127.jpg) -127- ANTARESフレームも 本塗り前

こちらも塗装前の状態から改めて紹介させて頂きますね。

画像では一部下地が露出していますが、この後スポット的にプライマーを再度塗っています。勿論DEROSAのフレームも同様です。

こういった比較的イビツな形状をした製品の場合、どんなに丁寧に気をつけて研ぎ作業を行ってもどうしても角などで下地が露出してしまいます。
カーボンの部分が露出するのは大した問題では無いのですが(実際そうですので気にしないで頂いて結構です)、金属となると素通りは危険です。と言っても殆ど素通りされると思うのですが…。

自動車(4輪車です)の塗装マニュアルでは、そういった場合本塗り前にスポットでプライマーを塗るように指示されてはいるのですが、私がディーラー在籍だった時もそんなことする人は居ませんでした。まあ車自体が「消耗品」の扱いですからね。

一応はマニュアル通りが基本なのですが、細かい(見えない)作業は個々の人間に任されているのでそこで手を抜いても個人の評価には関係ありませんから真面目にやる塗装屋の方が少ない気がします(私が居たディーラーはそうでした。その後の町工場も同じです)。

実際の作業はプライマーをスプレーガンに入れてちょちょっと塗るだけの作業ですが、毎回のこととなるとやはり結構面倒なので変わりもしない給料の為に(苦)そこまでやる塗装屋さんの方が少ないのは仕方ないと思っています。当然その時は私もスルーしていましたし(謝)。

が、自分で請けて行う仕事となると話は別で(苦笑)、多少自分の時間を割いてでも気になるところはやっておこう、といった癖が付いたと思います。元々不精なだけに仕事以外でそういう考えは今もしないんですけどね(苦笑)。

ただ私が間借りさせて貰っているTACのゴトー氏は実は私よりこういったことをしつこくやっていたりします(笑)。
それで貰えるお金が変わったりする訳では無い筈なのですが、まあそういった地道な事を続けているからこそろくな営業も無しに(爆)仕事があるのだとは思います。

2012/01/28
 
jpg画像 DEROSA自転車フレーム 本塗り完了ですA(img126.jpg) -126- DEROSA自転車フレーム 本塗り完了ですA

と思ったら細い方(シートチューブ?)でした…。小さい方のロゴですね。まあ参考にはなるかと存じます(小さい方が難しいですので)。

ちなみに先ほど紹介したように随分とクリアーがデロデロとなっているのは出来るだけ膜厚を付けたいからでもあります。段差が埋まるという訳ではありませんが目立たなくはなりますからね。画像でも殆ど気にならないレベルになっていると思います。

また今使っている艶消しクリアーは結構重い(固い=粘度が高い)んですよね。私も最初は「こんなんで大丈夫?」と思いましたが、乾いた後の仕上がりはすこぶる良いのです。今までとは全く違った感じですね。

それでは完成しましたら改めて紹介させて頂きますね。
もう少々お待ち下さいませ!

2012/01/28
 
jpg画像 DEROSA自転車フレーム 本塗り完了です!(img125.jpg) -125- DEROSA自転車フレーム 本塗り完了です!

ちょっと酷過ぎる状態ですが、艶消しクリアーの塗った直後はこんな感じですのでご安心下さい。既に完全に艶が消えた状態も見ておりまして良い感じに仕上がっていますから問題ありません(じゃないとこんな画像紹介しませんので…)。

ちなみに今使っている艶消しクリアーはちょっと前の製品とは違った物です。
塗装屋さんの多くはこの「半艶」と「艶消し」で苦労されていると思いますが、私もその一人でして色々模索してきました。「簡単に艶がコントロール出来てダマ・ムラの無い艶消し」こそ理想ですよね。

で、今は以前の艶消しクリアーから変更し、テストピース(艶見本帳)も少しずつですが作成して安定した艶を出せるようにしています。直接の利益にはなりませんが自分の財産ですからね(笑)。


と、艶が消えた後の画像はまだ撮っていないと思ったらありました!ああ変な心配させなくてよかったですね。続けて紹介します。

2012/01/28
 
jpg画像 DEROSA自転車フレーム ベースカラー(黒)塗布B(img124.jpg) -124- DEROSA自転車フレーム ベースカラー(黒)塗布B

そしてメインのロゴ部分も無事マスキングを剥がして作業完了です。ハートの赤がワンポイントとなって凄く良い感じですね。
変な段差も出来ていないのが解ると思います。

画像の状態でも「艶消し」ではありますが、やはりクリアーを塗っても艶消しとは質感が違います。まあ大切なのは質感よりも「保護」といった事でありますけどね。

2012/01/28
 
jpg画像 DEROSA自転車フレーム ベースカラー(黒)塗布A(img123.jpg) -123- DEROSA自転車フレーム ベースカラー(黒)塗布A

そして黒が乾ききらないうちにロゴ形のマスキングシールを一つ一つ剥がしていきます。

剥がす際には手の平の一部を支点として安定させる必要があるので、事前によく手を洗ってから作業します。数分は汗も皮脂も出ませんので(長くなるようなら再度繰り返します)。

この時点でロゴのフチにも酷い段差が出来ていないのも確認出来ますから一安心です。
あとはひたすら息を潜めて(じゃなくて止めて)全てのシールを回収します。酷く緊張しますがこういった作業は結構嫌いじゃないんですよね(笑)。

ちなみにこういった作業の時に電話が鳴っても出れませんのでその際は何卒ご了承下さい。しつこく鳴らしても出れないときは大低こういった作業中なのでして…。

2012/01/28
 
jpg画像 DEROSA自転車フレーム ベースカラー(黒)塗布(img122.jpg) -122- DEROSA自転車フレーム ベースカラー(黒)塗布

そしていよいよベースカラー「ブラック」の塗布に入りますが、ここで先ほどのNo-119-で紹介した「いつものようにべた塗りしてはいけない」ですね。

塗装の仕上がりは各要所要所の平均値を高めることによって全体的な仕上がりの品質が上がります。「他が上手くいっていてもここダメ」というだけで全てがやり直しになる事も普通のことですので。

ただロゴ部分の塗装のような「塗り分け部分」が多少上手くいかなくても、塗り終わった後での「磨き」で良くすることは可能だったりします。段差が付いてもペーパー掛けてある程度平らにしてコンパウンドで磨いてしまえば平滑になりますからね。

しかしながらそれは「艶あり仕上げ」の場合のみ可能であって、今回のような「艶消し」や「半艶」の場合にはその磨き処理は許されません(艶が出てしまいます…)。なので一発で終わらせなければならないのです。ここで一番難しいところですね。

で、その「段差」を軽減するための方法としては、スプレー方向を考えたり膜厚を抑えたり、ですね。
ただこの前者は一直線のラインのみ有効ですので、今回のような細かい文字郡だと方向性云々決めるのが無理ですので後者の「膜厚を抑える」で対応することになります。

これはまず最初に行った「白を先に塗る」で一つ解消され、二つ目はこの画像のように「全体を隠蔽させる際にロゴ付近は避ける」といった方法をとります(とってます)。色々やって失敗してみてこれが今の所一番の方法ですね。

自転車のフレームのように被塗面が複合的に重なり合った製品の場合は「全体的に均一に薄く」といった塗り方は難しいですので、最初はロゴ周りを避けてスプレーします。

で、周りがきっちり黒で染まったら最後にロゴ周りを丁寧に薄く薄く仕上げていきます。「隠蔽したぎりぎりの所でストップ!」みたいな感じですね。照度の高いライト(LED)を片手に持ちながらがお勧めです。

2012/01/28
 
jpg画像 DEROSA自転車フレーム ロゴ入れ塗装準備B(img121.jpg) -121- DEROSA自転車フレーム ロゴ入れ塗装準備B

そしてカットしたマスキングシールを貼り付けます。

いつもはこの逆で、先にベースカラー(今回は「黒」)を塗ってからロゴ部分を塗りますが、先ほども紹介したように黒の方が隠蔽力が強いので塗装膜厚を薄く出来ますからこのように白から塗り始めています。

「作業的にこの方が楽だからなんじゃ?」と思うのはこれを経験されたことが無い方の考えで(笑)、この後黒を塗ってからシール一つ一つを下地の白を傷つけずに回収する(剥がし取る)のがどんなに困難で神経を使うか、ですね。
爪で取れるくらいなら簡単で良いのですが、シールを横にスライドさせると糊(粘着物質)が被塗面に残ってしまうのでそれは出来ません。

最初の頃はマチ針などを使っていましたが、それだと力が逃げてしまうので上手くいかず、ピンセットだとやはり下地を傷付けてしまいます。

結果、一つ一つシールと塗装面の間にカッターの刃を差し込んで端を起こし、それをピンセットで摘んで回収するのが一番確実な方法だと思います(他の方はどうか解りませんが私はそうしてます)。
一見するとリスクが高いように見えますが実は一番早くて傷付け難いですね。

ただやはり隙間の無い所にカッターの刃を差し込むわけですから凄い神経は使います。ワンミスで大変な事になるのを何個も連続してやる訳ですので…。時々窒息しそうになります(作業中は呼吸が出来ないんです。笑)。

2012/01/28
 
jpg画像 DEROSA自転車フレーム ロゴ入れ塗装準備A(img120.jpg) -120- DEROSA自転車フレーム ロゴ入れ塗装準備A

サフェーサー(下地塗料)が白いのでちょっと解り難いのですが、各チューブ部分のロゴを入れる部位には「白」のベースコートを塗っています。サフェーサーよりも「温かみのある白」ですね。ちょっと黄色っぽくなっているところです。解りますでしょうか?

この時点でもロゴ部分は大まかに計測していますが、塗り足りないとマズイですので結構大き目の範囲で白を塗っています。

そしてベースコートの白が乾燥したら(この時点では硬化剤が入っていないので「硬化」ではなく「乾燥」で間違いありません)用意したロゴ形のマスキングシールを貼っていきます。

2012/01/28
 
jpg画像  DEROSA自転車フレーム ロゴ入れ塗装準備(img119.jpg) -119- DEROSA自転車フレーム ロゴ入れ塗装準備

被塗物(フレーム)の塗装準備が終わったらロゴ入れのマスキングを行います。

今回は「フレームは黒:ロゴは白」ですから、隠ぺい力の関係から先にロゴ部分の「白」を塗る事にします。

方法としては、

@ロゴを塗るであろう箇所に大き目に「白」を塗る

Aテープフリーな状態になるまで乾燥させる
 (自然乾燥でおよそ30分)

B予め容易しておいたロゴ形のマスキングシートを張る

Cベースカラーの「ブラック」を塗布

Dロゴのマスキングを剥がす

E艶消しクリアーを塗布

といった工程です。
ロゴ部分を綺麗に仕上げるコツはCが大事で、いつものように単にベースカラー(黒)をベッタリ塗ったりはしません。
ただしここでドライコートをすると肌が荒れて仕上がりに影響しますので丁寧に行います。詳しくは後程改めて紹介させて頂きます。

画像では用意しておいたロゴシールと、各貼り位置の確認です。
位置は予め計測してメモしておきましたし、実際の画像も携帯端末で確認しながら作業します。自分でメモした事も完全に信用してしまうと危険ですので(思い込みは危険ですので)出来れば毎回二重三重に保険を掛けておきたいのです。

特に今回は「www.derosanews.com」の方向を勘違いし易いのでそれの方向に気を付けて行ってます。普通に考えれば文字の始まりは上に来ると思うのですが実際にはそうでは無いんですよね。
こういった事を思い込みでうっかりやってしまうと本当に大変な事に繋がりますので…(恐)。


で、実はちょっとこれから会議に出なければなりませんので続きは改めて紹介させて頂きます。会議と言う名目の外食なんですけどね(苦笑)。
まあ一応仕事の事ですのでご容赦下さいませ。

2012/01/28
 
jpg画像 DEROSA自転車フレーム 本塗り準備(img118.jpg) -118- DEROSA自転車フレーム 本塗り準備

こちらは「艶消しブラック」をベースに、元々あった各ロゴの再現で承っております。

とりあえず塗装前の準備はいつも通りで、各部脱脂洗浄した後ブースを稼働させて勢いよくエアーブローして埃を飛ばします。

脱脂した後は素手でギュッと握ったりは出来ません(しません)が、今回ようにロゴ入れ塗装がある場合にはここからマスキング作業が始まるので事前に良く手を洗っておきます。
ただ作業が長引くとまた手に汗をかいたりもしますのでその時は再度流し場に向かいます。

本塗り前でも脱脂作業や水仕事があるので塗装屋の多くは手荒れがひどいですね。寝る前にハンドクリームべた塗り&軍手着用でも間に合いません。
汚れると想定される作業では予めビニール手袋嵌めたりしますが、やはり素手じゃないと感覚が鈍りますから仕方は無いですね。

2012/01/28
 
jpg画像 アンタレス自転車フレーム 本塗り完了しています!(img117.jpg) -117- アンタレス自転車フレーム 本塗り完了しています!

紹介するのがこんな時間になってしまいましたが、本日(というか昨日)無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ!

本塗りの準備をしたのは朝からでしたが、結局塗り終わったのは日が落ちた時間でして、それからも現場仕事が立て込み紹介が遅れてしまいました。そろそろ日が昇りそうな時間です(今週こればかりですね)。

画像で見ても綺麗な色ですが、実物はもっと綺麗なブルーパールです。発色が良いんですよね。ブルーパール2種類使われています。

で、ここまで発色が良いということは「隠蔽力が弱い」と言う事でもありまして(有機顔料が主体ということです)意外とベースコートが大変でした。塗料足り無くなってしまうかと不安になりそうでしたが、実際は全然大丈夫でしたのでご安心下さい(安心するのは私の方ですね…)。


今回これと一緒に作業してきたDEROSAのフレームも一緒に本塗り完了しています。
色もクリアーも違いますが(あちらは艶消しです)塗装ブースは広いですからやり方さえ工夫すれば同時に塗ることも可能なのです。
何も考えないで一緒に塗るとデローザの艶消し黒はメタリックになってしまいますけどね(苦笑。いや全然笑えません…)。
あちらも結構見事に完成しておりますので後ほど改めて紹介させて頂きます。

ただ明日の土曜日は途中知人と会う約束がありまして、一時工場を留守にさせて頂きます。元々は一緒に会社を興そうと話していた元同僚でプロフィットの隠れウェブマスター(所謂サポーターです)の一人です。
今後のプロフィットのあり方とか方向性とかその具体的な方法や行動などが話し合えればと思います。それより仕事を手伝ってくれれば助かるのですが…(笑)。

ではまた改めて紹介させて頂きますね…(眠)。

2012/01/28
 
jpg画像  フェラーリ512TRサージタンク グレーシルバー結晶塗装完了です!(img116.jpg) -116- フェラーリ512TRサージタンク グレーシルバー結晶塗装完了です!

なんだかあっという間に終わってしまった感がありますが、とにかくフェラーリ部品は数が多いので結晶塗装の中でも一番大変です。
スカイラインGT-RのRB26エンジンの時も多いと感じますが比じゃないですね…。

で、画像は無事焼き付けも完了してマスキングを剥がしているところです。

最後にこのフィンと文字の凸部分を研磨して完成ですね。

オーナー様的には「まだエンジンが直らないから全然ゆっくりで構いません」との事ですがその後大丈夫でしょうか?もしかしたらまだ作業も開始していないかも知れませんが、こちらはそろそろ終わりも近いですが…(私が心配してしまいます)。

それではまた進行しましたら紹介しますね。もう少々お待ちくださいませ!

2012/01/26
 
jpg画像 フェラーリ512TR グレーシルバー部塗装準備(img115.jpg) -115- フェラーリ512TR グレーシルバー部塗装準備

インテークマニホールドも旧塗膜は全て剥離し、リン酸処理を行った後に良く乾燥させてマスキングしています。

インマニ内部は煤汚れも結構ありましたが、最初に行ったアルカリ洗浄と溶剤浸け置きで綺麗さっぱり落ちています。塗ってから清掃は出来ませんからね。

2012/01/26
 
jpg画像 フェラーリ512TR グレーシルバー部塗装準備A(img114.jpg) -114- フェラーリ512TR グレーシルバー部塗装準備A

最初に赤の結晶塗装を塗った箇所をマスキングしたら今後はグレーシルバーの結晶塗装です。まずはプライマーからですね。

平行してインテークマニホールド×4も一緒に塗ります。

2012/01/26
 
jpg画像 フェラーリ512TR グレーシルバー部塗装準備(img113.jpg) -113- フェラーリ512TR グレーシルバー部塗装準備

サージタンクのレッド部分に続き、今度は下回りのグレーシルバー部分の結晶塗装を行います。一度には出来ませんからね。

ただこうやって見ると未塗装の部分のアルミ素地がシルバーに見えるので(いや、実際シルバーなんでね)このままでも大丈夫かと思いきや、それだとアルミが腐食してしまいますからね。

2012/01/26
 
jpg画像 ハイエース社外品ハイマウントランプもレッドキャンディー+スモーク塗装完成です(img112.jpg) -112- ハイエース社外品ハイマウントランプもレッドキャンディー+スモーク塗装完成です

ちなみに今回このテールランプはご依頼から完成までは比較的早かったと思います。お待たせしている方々には申し訳ないのですが、「納期指定の標準コース」だとお値段は3〜4割程度上がりますが今回のように早めに完成させる事も可能です。

「お任せコース」の場合にはそれ単体で作業すると、商売としてはちょっと厳しい金額設定なので、それを採算合わせるには他の物と一緒に作業したり塗ったりする事でコストを落とすようにしております。amazonのパクリみたいな感じですね(笑)。

例えばよくご依頼頂いているインプレッサのテールランプで言うと、いつもの「レッドキャンディー+スモーク塗装」をお任せコースであれば5万円台ですが、これが標準コースだと7万円を超えてしまいます。結構な差額ですよね…(先日いらっしゃった方はそれでも良いから早くして欲しいとの事なのですが…恐)。

という事で、極力品質は落とさずに費用を下げる方法として「納期未定」といった形態が出来上がったのです。未定というと非常に不安にはなりますが、理由も無しに二か月以上掛かったりはしませんからご安心下さい(ただ現在はあり得ない程の依頼数で一か月以上掛かってはしまいますかね…申し訳御座いません)。

という事で、時々順番が変わったりすることがありますが、実はそういった理由があっての事ですので何卒ご理解ご了承の程を宜しくお願いいたします。


それでは後程完成の連絡致しますね(ちなみに今回は業者さんを通してのご依頼です)。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/01/26
 
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