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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記 2012】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 4ドアインプレッサのテールランプ 下地処理(img2021.jpg) -2021- 4ドアインプレッサのテールランプ 下地処理

そしてこちらも作業着手です。こちらは一部に変則的なクリアー抜き(笑)がありまして、しかも既に赤いのに「レッドキャンディー」をも御依頼頂いています。と言うかそれがメインで最後に「おまけスモーク」をするような感じですかね。一体どうなるのか私にも想像が付きませんが(爆)。←かなり失言な感じですが良く知る方なので気にしないで大丈夫です(多分)。


今回のようなテールランプの場合、地面に置くと直接レンズの部分が床に接触します。
通常は裏の土台部分が下になるのでレンズは宙に浮いたような状態になるのが一般的ですが、時々こういった形状の物もあります。

なので下が固い床でこういった置き方をすると結構簡単にレンズは割れてしまいます。レンズに使われているPMMA樹脂(アクリル)は透明度は高く美観はありますが柔軟性は無いですから想像以上に脆いのです。

私が愛用している作業マットは単なる段ボールなのですが(苦笑)、これは3枚重なった物なので意外とクッション性が高く安全です。
大きさとしては畳一畳分程度で、サンダルを脱いでこの上に正座の体制で作業する事が多いですね。腰を悪くしてからは正座が一番楽ですので(苦)。

この上なら少し高い位置から謝って落としても壊れたりはしませんから結構安全ですし、汚れたら資源ごみで再利用にもなりますし新しい物もタダですし(笑)むしろゴミが減ったと喜んでも貰えます。

2012/10/31
 
jpg画像 VW Touranのテールランプ 下地処理(img2020.jpg) -2020- VW Touranのテールランプ 下地処理

こちらもお待たせしております。VWトゥーラン用の社外品テールランプですね。

テールランプ全体は「極薄目〜薄目の中間」で御依頼頂いてまして、ただランプ内の一番下段の部分、恐らくはバックランプ部分をクリアー抜き(クリアー残し)で承っています。クリアーは高品位なクリスタルクリアーをご指定頂いてます。


社外品の場合には製品全体が油っぽい事が多いので(綺麗に見せる為だと思いますが塗装だとこれが結構困ります)作業前の段階から念入りに脱脂をしておく事にします。

2012/10/31
 
jpg画像 GIVIIリヤボックス塗装 完成ですB(img2019.jpg) -2019- GIVIIリヤボックス塗装 完成ですB

赤いレンズの部分は擦り傷で白く曇った感じになっていたので当初は「クリアー」を塗るなども検討されていたのですが、素材自体が劣化している訳では無いのでこちらは磨くだけでも充分と判断して塗るのは控える事となりました。無意味にお金を使う必要は無いですからね(スモークにしたいと言うなら話は別ですが。笑)。

ちなみに赤いレンズ部分には「GIVI」のアルミプレートが貼ってあったのですが、ちょっとそちらは劣化が出ていたので取りあえずは貼らない状態のままでお納めする事にしました。アルミプレートには両面テープは貼り直してありますので後でお好みで貼るかどうか決めて頂ければと思います。


それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/10/31
 
jpg画像 GIVIIリヤボックス塗装 完成ですA(img2018.jpg) -2018- GIVIIリヤボックス塗装 完成ですA

ちょっといつもの撮影場所だと大き過ぎるので(苦)外に出して撮ってみました。先ほどの写真は脚立の上に乗って左手でレフ板持って(って段ボールにアルミホイルを貼っただけの手作り品ですが…)、右手に一眼レフ持っての撮影ですから結構大変です(と言うか危険です)。


もう一枚画像あるので紹介しますね。

2012/10/31
 
jpg画像 GIVIIリヤボックス塗装 完成です!(img2017.jpg) -2017- GIVIIリヤボックス塗装 完成です!

お待たせしました!GIVIのバイク用リヤボックス、本日完成となります。

左が今回塗ったボックスで、元々はプラスチック梨地の黒でしたが、画面右にある部品の色に合わせてボディカラー同色仕様となりました。
同色仕様は定番ではありますが間違いなくは無いですね。お洒落です。

他にも画像あるので紹介します。

2012/10/31
 
jpg画像 GIVIのリヤボックス 組み付けA(img2016.jpg) -2016- GIVIのリヤボックス 組み付けA

シャフト部分の穴には二回のサフェーサー塗布と本塗りの塗膜分で厚みが増していましたから、念のためドリルの刃で穴をちゃんと開けなおしておいてシャフトを打ち込みます。

画像のように入れるのは簡単ですが、反対側に穴を開けなければ本体を無傷のままシャフトだけを抜くのは不可能ですよね。頭の悪い私でも一応は以前の経験が活かされたようです(笑)。


明日改めて完成画像アップしますね。もう少々お待ち下さいませ!

2012/10/30
 
jpg画像 GIVIのリヤボックス 組み付け(img2015.jpg) -2015- GIVIのリヤボックス 組み付け

先日塗った塗膜が完全効果したのでいよいよ組み付けになります。

ロック部分も分解していますが構造がかなり単純なので特に難しくありません。

カシメ部分のシャフトも外すのが大変なだけなので、後は元の位置に打ち込むだけです。

2012/10/30
 
jpg画像 ライカのレンズフード 本塗り完了です!(img2014.jpg) -2014- ライカのレンズフード 本塗り完了です!

そして半艶クリアーを塗って無事本塗り完了です。

ただ隙間がクリアーで埋まっていたら困るので、一応硬化する前にネジ穴にピックを差し込んで回るか確認しておきました(これをしないで帰ると大体夢に出て来ますので…)。

結果としては可動部付近には無事クリアーは塗られておらず、良い感じに稼働していますのでご安心下さい。

画像は塗り立ての状態ですが、ここから徐々に艶が消えていきます。


それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。問題が起きなければ(やっぱりくっ付いていたりなど…)週末には完成出来ると思います。
もう少々お待ち下さいませ!

2012/10/30
 
jpg画像 7分艶クリアーの調整(img2013.jpg) -2013- 7分艶クリアーの調整

実際には7分〜8分艶といった感じです。

画像はかなり適当ですが本塗り前に艶具合を確認している所です。

調色用の色板に使用している物は専用の物では無く単なる「カレンダー」の切れ端なので絵柄は気にしないで大丈夫です(笑)。ここでは見本を作っている訳では無く単なる確認だけですので、こういった場面では特にスタイルには拘らなくなりました。

この辺が昔とは違って、どうせ安いメッキを掛けても結局は剥がれてしまうので意味が無いだろう、と考えるようになりましたかね。
まあ臭い物には蓋をするようにはしていますが(爆)。

2012/10/30
 
jpg画像 ライカのレンズフード 本塗り開始です!(img2012.jpg) -2012- ライカのレンズフード 本塗り開始です!

本当は「インプレッサのサイドオーナメント」と一緒に塗る予定だったのですが、どちらもプレッシャーの高い内容だったのでとても同時になんて出来そうも無いと思い、先にこちらを仕上げる事にしました。

まああちらは「艶消し黒」での御依頼ですし、こちらは頂いた参考画像のライカ本体の艶具合に合わせて塗りたかったので一緒に本塗りしていてもそこまで行為率良くは出来なかったからよしとする事にします。


画像はベースコートの黒を塗布した状態で、一旦ここでも可動チェックをしています。

が、やはりと言うか「隙間までキッチリ色を」と考えて塗っていると結構膜厚が付いていたらしく、可動させる時に塗膜を千切るような感じになりました。毛細管現象で隙間に塗料が入っていってしまったようです。

これがクリアーだったらかなりマズかったのですが、色さえ入っていれば(黒が塗られていれば)クリアーは控えめで大丈夫なので良い予行練習になったと思います。

と言う事で続けて半艶クリアーを塗布します(実際には7分艶に調整しています)。

2012/10/30
 
jpg画像 ライカのレンズフード プライマー塗布(img2011.jpg) -2011- ライカのレンズフード プライマー塗布

そしてプライマーを塗布します。プライマーの役目は「下地を埋める」と言う事ではありませんので薄膜でOKです。膜厚を付けたい場合は「サフェーサー」ですので。


しかも今回注意しなければならないのは、フードが上と下の部分で可動するようになっています。
この隙間に塗料が乗ってしまうと(塗られてしまうと)可動に不具合が生じますのでその点に気をつけて作業しています。

ちなみにこういった場合には「分解した状態で塗装」が基本(と言うか必須)なのですが、今回はこの点に関してもオーナー様にご了承の上で作業しています。

ただ下地作業をしていてペーパーについていた研磨粒子が隙間に入ったのか、可動させるとどうもジャリジャリとしているような感じがしたので実は一旦分解しています。
画像は撮っていないのですが構造は非常に簡単で、「どうせなら分解した状態で塗装した方が」とも思ったのですが、合わせ目の隙間のクリアランスが非常に精密なので結局その部分に塗装する訳には行かなそうですから、清掃後に新たにグリースを指して元のように戻しておきました。恐らく最初の状態よりスムーズに稼働するようになったと思いますのでご安心下さい(結局中を覗いたらどうにもスッキリさせたくなってしまいまして…)。


と言う事で、プライマーの表面を軽く研磨したら続けて本塗りに入ります。

2012/10/30
 
jpg画像 ライカのレンズフード 下地処理C(img2010.jpg) -2010- ライカのレンズフード 下地処理C

ちょっと近過ぎました(苦笑)。こんな感じでサンドラスト完了です。
良く脱脂清掃したら続けてプライマーを塗布します。

作業さえし始めてしまえばこの辺は早いのですが、中々これだけに時間を費やす訳にもいかないので他の物との兼ね合いの中での作業となっています。

本当は一個着手したら完成まで付きっ切りでやりたい所はありますが、今の小物の塗装でそれをやると商売としては難しいですかね(苦笑)。
ただ老後はそういったやり方にシフトして、小さい物だけを二日に一個仕上げるくらいで成り立たせたいと企んではいます。80歳くらいまで働ければ御の字ですかね(折り返し地点にさえ来てませんが…)。

2012/10/30
 
jpg画像 ライカのレンズフード 下地処理B(img2009.jpg) -2009- ライカのレンズフード 下地処理B

こちらはツマミのネジですね。密着剤だけの下地だと、使っている内に塗装の角などが削れていって下からこのメッキの輝きが出てきたりして見っともないのでキッチリサンドブラストを掛けておくようにします。

2012/10/30
 
jpg画像 ライカのレンズフード 下地処理A(img2008.jpg) -2008- ライカのレンズフード 下地処理A

フード前面には結構傷があったのでダブルアクションサンダーで面研して平らにしておきました。一個だけ深い傷が残りましたがそこまで掘り下げるとラインが崩れてしまうのでそれは残ってしまいましたが殆ど気付かないレベルですので問題無いかと思います。

また先端の内側の塗装が結構剥がれていたのでこの部分まではベースコートの黒を塗るようにします。クリアーまで塗ると膜厚が付いてフィルターが付かなくなりそうですからそれは避けるようにします。

2012/10/30
 
jpg画像 ライカのレンズフード 下地処理(img2007.jpg) -2007- ライカのレンズフード 下地処理

こちらもお待たせしております。ライカのアルミ製レンズフードですね。

アルミ表面にはアルマイトが施されているようですので結構粗目のペーパー(#180〜#240)の手研ぎで表面に傷を付けていきます。

ツマミネジの方は装飾クロムメッキが施されているので、こちらは後程サンドブラストを掛ける事にします。
ただ物が小さいだけに、ブラスト最中に飛ばされていって砂の中に落ちてしまうと発見するのが難しそうですのでキッチリ固定しておくようにします。
丁度良いネジ穴の物があればよかったのですがそういった物が無く、ギボシ端子のゴムカバーがピッタリだったのでそれに差し込んでタイラップでガッチリ締め付けます。

2012/10/30
 
jpg画像 MOMOのシフトノブ塗装 完成ですA(img2006.jpg) -2006- MOMOのシフトノブ塗装 完成ですA

握り部分のグリップ形状が運転者の手にフィットするように出来ているようですが、こうやって撮影するとなると良い所で止まってくれないのでちょっと撮り難いです(苦笑)。先ほどの木片よりは良いかと思ってマスキングテープにしてみました。この辺のアイテムも何か揃えた方が良さそうですね(小さなゴム片など)。


しかし今回のような一品物の小物製品は作業していて解りましたが、確かに自分に合っているようです。趣味では無く「仕事」ですからある程度の緊張感もありますので丁度良い心地で作業が出来ました。
今更ですがやはり自動車の車体では私にはどうも大き過ぎたようでして、出来ればこれからもこういった小物の塗装で飯が食べて行ければと願うばかりです。そして皆様より色々な品を御依頼頂ける事に感謝致します。


来週、幕張メッセで「サイクルモード」なる大きな自転車の催しがあるようで、ただ最近の興味としてはそちらよりも「ワンダーフェスティバル」なる催しが気になっています。
後者の方はガレージキットやら模型などのイベントで、かなり特殊な色をしているようですから(苦笑)中々行き難い所もあったのですが、展示してある品々の出来具合やら技術は相当な物だと思われます。しかもそれらがプロの仕事では無くアマチュアの趣味の延長だったりと…、恐ろしい世界なのです(実際に見てもいませんが既に想像を絶していまして)。


一応紹介しておきますね。

サイクルモードインターナショナル2012

ワンダーフェスティバル


特段フィギアを集めていると言う訳では無いのですが(買うつもりも無いです)、こういった企画やら展示やら手仕事を実際にその場所で見るとかなりヤバい気がします。
仕事と全く関係が無い訳ではありませんから(?)、勉強という名目で何とか行って来たいと思います。


私的なお勧め(ツボでした)→ジョジョの奇妙な冒険〜アナキスのブログ・ザ・ワールド〜


話がすっかり逸れてしまい申し訳ございません。

私の行っている塗装は模型のように「薄膜で」といった繊細さは無いですが、実用性のある下地処理と高性能な2液ウレタンの被膜で、既存の塗膜のように「使っていて擦り切れる」といった事は今後は無いと思います。是非ご堪能下さいませ。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/10/30
 
jpg画像 MOMOのシフトノブ塗装 完成です!(img2005.jpg) -2005- MOMOのシフトノブ塗装 完成です!

そしてこちらもお待たせしました!MOMOのシフトノブはポルシェのオレンジで完成となります。

「LEGACY」のロゴは今までのような塗装では無く、今回が初のデカールによる手法での施工となります。

ちなみに今までにも何度か小さい文字の再現もした事はあるのですが、そちらは一文字一文字を貼り付けていった昔ながらの「ドライレタリング」による方法だったのでかなり手間が掛かっていました。と言うか21世紀にもなってあの方法は厳しいですよね(苦笑。しかももう廃盤ですし)。

参考画像→インテリアパネル ドライレタリングによるプリント文字の再現


もう一枚画像あるので紹介します。

2012/10/30
 
jpg画像 オデッセイのテールランプ一式 スモーク塗装承りました!(img2004.jpg) -2004- オデッセイのテールランプ一式 スモーク塗装承りました!

こちらは先日到着していましたオデッセイ用の社外品テールランプです。この度のご依頼、誠にありがとうございます!

御依頼内容としては、「極薄目と薄目の中間」のスモークで承っております。画像には写っていませんが、テールランプと一緒にリフレクターランプ左右も一緒に御依頼頂いています(箱の下にあってこの時点では気付いていませんでした…謝)。


ちなみにこちらでは紹介していませんが、先日届いたスバルBRZのテールランプは配送中に事故に遭いまして、現在新しい物を手配中鵜との事ですからそちらの作業は少し先へと変更になりました。
なので丁度一枠分が空きましたので次のターンでこちらも他のテールランプと一緒に塗れる予定です。VWのテールランプとインプレッサ4ドアのテールランプ、そしてこの一式です。


それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございます!

2012/10/30
 
jpg画像 KAWASAKIのヘッドカバーなど 結晶塗装完成ですC(img2003.jpg) -2003- KAWASAKIのヘッドカバーなど 結晶塗装完成ですC

バイクのヘッドカバーにしては大きいようですが、恐らく900ccくらいの排気量だと思われますのでこれくらいあって普通なのかも知れませんね。考えて見れば軽自動車よりも排気量があるのにあの車輌重量ですから…(恐)。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/10/30
 
jpg画像 KAWASAKIのヘッドカバーなど 結晶塗装完成ですB(img2002.jpg) -2002- KAWASAKIのヘッドカバーなど 結晶塗装完成ですB

下地の状態は良かったとは言えないような状態でしたが(全体にサンダーのエッジが深く入ったような状態で光ってました)、結晶塗装だとそういった素地の悪さを目立たなくする効果が大きいので今回のようなケースには適しています。あれをパテで修正するなんてちょっと有り得ないですからね(勿論出来ない事は無いですが部品代を超えてしまいますのでバランスシートが成り立ちません)。

2012/10/30
 
jpg画像 KAWASAKIのヘッドカバーなど 結晶塗装完成ですA(img2001.jpg) -2001- KAWASAKIのヘッドカバーなど 結晶塗装完成ですA

若干ですがメーターパネルの方が黒くなっているのが判ると思います。うーん、日に当たるとヘッドカバーの方はかなり明るくなるのですがここだとやはり解り難いですかね…。まあとにかくちゃんとグレーになっていますのでご安心下さい。メーターパネルがもっと大きければもう少し解り易いと思うのですが…。


他にも画像あるので続きます。

2012/10/30
 
jpg画像 KAWASAKIのヘッドカバーなど 結晶塗装完成です!(img2000.jpg) -2000- KAWASAKIのヘッドカバーなど 結晶塗装完成です!

大変お待たせしました!バイク(GPZですかね?)のヘッドカバー・クラッチカバー・メーターパネルは本日完成となります。

この画像だと全く区別がつきませんが、左下のメーターパネルのみ結晶塗装の黒で、他の二点は黒では無く「グレー」です。むしろヘッドカバーの方が黒く見えますが気のせいです(苦笑)。いや、本当にそうでして、他に解り易い画像があるのでそちらを紹介しますね。

2012/10/30
 
jpg画像 KAWASAKIのヘッドカバー 凸部研磨作業(img1999.jpg) -1999- KAWASAKIのヘッドカバー 凸部研磨作業

画像撮っていないかと思いきや研磨する前の状態だけ撮っていましたので紹介させて頂きますね。

フィンと文字の部分は一段高くなっているので、この表面をサンダーで削ることで素地のアルミを露出させます。

が、削るだけだと研磨傷が残ってしまうので、最初は#120と比較的粗い目から初めて徐々に番手を細かくして光らせていきます。

新品時にはこれ専用のジグで固定してフライスなる機械で研磨するのですが(ただこのヘッドカバーにはその設定は無いですか…)、量産でやっている訳ではないのでそういったジグはありませんから、画像のように傷を付けてはいけない部分には一応ガムテープで保護し、シングルサンダーとダブルアクションサンダー、そして最後は手研ぎでの研磨としています。

意外と面倒な作業ですが、単なるべた塗りより断然格好良いですからお勧めです。

勿論オーナー様ご自身でこれをやられるのも問題ありませんから、必要なければ「塗ったままで」といった事でも構いません。
ただ好きでなければ「やっぱり一緒に頼めば良かった…」なんて事態も予想されますのでどうぞ慎重にご検討下さいませ(笑)。


露出した面には既にクリアーも塗ってありますので明日には完成出来る予定です。もう少々お待ち下さいませ!

2012/10/29
 
jpg画像 アクセラの内装パーツなど 本塗り完了ですC(img1998.jpg) -1998- アクセラの内装パーツなど 本塗り完了ですC

クリアーを塗っていないように見えますが、通常と同様にキッチリタップリと2コート塗っています。クリアーの性質が「艶消し」なだけであって、膜厚を薄くして調整とかしている訳ではありません(と言うか少々塗り過ぎた感があって心配した程です)。

色自体はシフトノブと同じシルバーですが、艶具合が違うだけで全く違う表現になります。

受けた光はそのまま吸収してしまう程ですからこれで同乗者様の悩み(と言うかクレーム)も解消される事と存じます。


後から追加でご依頼頂いたエンジンカバーは少々遅れそうですから先にこれらと、グリーンに結晶塗装したサクセションパイプを完成させる事にしますね。もう少々お待ち下さいませ!

2012/10/29
 
jpg画像 アクセラの内装パーツなど 本塗り完了ですB(img1997.jpg) -1997- アクセラの内装パーツなど 本塗り完了ですB

二代目となるシフトノブ(笑)は今回もイリジウムシルバーの艶有り仕様です。艶有りのクリアーは全て「クリスタルクリアー」でご指定頂いてます。

奥のモニター枠は「艶消しクリアー」で、あちらもこのクリアー同様に2コートキッチリ塗っていますが全く艶が違いますよね。ちなみに半艶に比べて艶消しは艶が消えるのが早いです。

内装部品の画像がもう一枚あるので紹介しますね。

2012/10/29
 
jpg画像 アクセラの内装パーツなど 本塗り完了ですA(img1996.jpg) -1996- アクセラの内装パーツなど 本塗り完了ですA

こちらはミラーカバーで、下で紹介したエンブレムの土台部分と同じ色です。ボディ同色かと思っていましたが以前のメールを確認して間違いに気付きました。ボディカラーは赤系で、それに合わせた2トーンカラーとしてこのグレーメタリックを使っているようです。

今ちょっとgoogleで画像検索して気付いたのですが、もしかしてアクセラスポーツ?なるモデルっぽく仕上げているように見えましたが、ミラーとかはこの色にはなっていないのでオーナー様自らアレンジしたオリジナルのようです。随分と楽しんでおられるようで…(笑)。

他にもあるので続きます。

2012/10/29
 
jpg画像 アクセラの内装パーツなど 本塗り完了です!(img1995.jpg) -1995- アクセラの内装パーツなど 本塗り完了です!

そして本塗り完了です。お待たせしました!

ちょっと解かり難いですが、エンブレムが付く土台部分の内側をグレーメタリックに塗っています。

下塗りした時点で「これは塗り難い…」と感じていたので、これのみスプレーガンを小口径の物で塗っています。普通は口径1.3mmですがこれは1.0ミリです。

2012/10/29
 
jpg画像 アクセラの内装パーツなど 本塗り準備A(img1994.jpg) -1994- アクセラの内装パーツなど 本塗り準備A

手前の部品はフロントバンパーの内側に付く物で、エンブレム部分のみバンパーの穴から露出するような形になるようです。余り他では見ないデザインと言うか仕組みですね。マツダらしいといえばらしいですが…(苦笑。私も一時期ロータリーエンジンに乗ってましたので)。

エンブレムの土台になる部分は元々未塗装でプラスチック素地の黒がむき出しの状態でしたが、今回はここをボディ同色?の「カーボングレーマイカ」(カラーコード:28B)でご依頼頂いています。
直接塗っても大丈夫だったかも知れませんが一応始めての部品と試み(笑)だったので下塗りとして2Kエナメルのグレー(2液ウレタンの1コートソリッドカラー)を塗ってあります。


奥の部品は内装パネルで、実は以前私が塗ったものです。
クリスタルクリアーのせいか、同乗者の方から「眩し過ぎ」と言うことで(苦笑)今回はこれを「艶消し」でご依頼頂きました。色は同じですので「艶消しクリアー」のみの塗装で承っております。

これらもスプレーする時は土台のダンボール箱を左手で鷲掴みしてスプレーします。置いたままで綺麗に塗れる程の技術は持ち合わせいませんので…(と言うかそんな塗り方だと腰やら首に負担が大き過ぎます)。

2012/10/29
 
jpg画像 アクセラの内装パーツなど 本塗り準備(img1993.jpg) -1993- アクセラの内装パーツなど 本塗り準備

足付け処理が済んだらよく脱脂清掃して台に固定出来るようにします。

と言っても完全に固定してしまうと非常に塗り難いので、それぞれの被塗物には筒状になったダンボール紙素材の棒を固定し(サランラップの芯のような物です)、さらにそれをスチールパイプの台に挿す様にしています。
これだと塗る時に簡単に手で持って360℃方向からスプレー出来るので非常に塗り易いのです。多少大きい物でも重心の中心さえ押さえて置けば落ちるようなことはありません。


最後にもう一度新しいウェスで脱脂をしたらいよいよ本塗り開始です。

2012/10/29
 
jpg画像 アクセラの内装パーツなど 下地処理(img1992.jpg) -1992- アクセラの内装パーツなど 下地処理

こちらもお待たせしております。先日アルミ製のパイプの結晶塗装は済んでおりますので、後は残りの内装パーツやらミラーカバーなどの作業となります。無事本塗り完了しておりますのでご安心下さい。

画像は下地処理作業中で、ステンレス製のシフトノブ以外は特に傷などはありませんので(新品か私が塗装した物ですので)簡単な下地処理(足付け処理)のみで塗装可能となります。シフトノブは先日プライマーを塗っておいたので他の物と同じく表面を軽く研いでおきます。

2012/10/29
 
jpg画像 スバルのフロントグリル塗装承りました!(img1991.jpg) -1991- スバルのフロントグリル塗装承りました!

本日無事到着しましたスバルのフロントグリルです。この度のご依頼、誠にありがとうございます!

御依頼としてはスバル純正色の「オブシディアンブラックパール」(カラーコード:32J)で、艶有りで承っております。ボディ同色仕様ですかね。

当初のお問い合わせでは「艶有りブラックか、またはオブシディアンブラックで」との事でしたが、費用はどちらも変わりません。
艶ありブラックのような「ソリッドカラー」の場合と「メタリックカラー」で値段を変えているお店も見られますが、当店の場合はソリッドカラー(メタリックでもパールでも無い色)でも「ベースコート+クリアー」の2コート仕上げですので手間的には殆ど変りないのです。

勿論色を配合する手間はありますが、純正色であれば配合データがあるのでそんなに面倒ではありません。それは「配合」であって「調色作業」では無いのでそれで費用を頂くなんて考えは最初からありませんので…。

ただ3コートパールの場合には別途追加費用が必要で、これは当然塗装自体の手間が増えますし、余ったパールコートは他に使い道が無いので(隠ぺい力が全くないので下色にも使えないのです)その分材料コストも高くなってしまいます。

ちなみに普通の色であれば塗料が余っても捨てる事は殆ど無く、何かしらの方法で再利用しています。
例えばある程度の量を必用とする塗装で、先日行った「ホイール4本」などはガンメタにするまでに1リッターの色を使うとして(実際はそんなに使いません…)、7割までは「似たようなガンメタ」で塗ります。単に下地のシルバーを隠ぺいさせる為ですので色味が多少違っても関係ありません。

で、最後の1コート〜2コートをちゃんとした指定色で塗れば問題無く同じ色になります。わざわざ最初から1リッターの塗料を作ったりはしません。環境負荷の提言云々言う前にこれが塗装屋の基本です。材料を無駄に使う人間に良い仕事が出来るとも思えませんので…(まあ私的見解ですがどの職種も大抵はそうだと思います)。


と、すいません。話が逸れてしまいまして。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
結構仕事が溜まって来てしまったので作業着手は少し先になるかも知れませんが、完成まで今しばらくお待ちくださいませ!

2012/10/29
 
jpg画像 パソコンケースパーツ 塗装承りました!(img1990.jpg) -1990- パソコンケースパーツ 塗装承りました!

こちらは先週到着していましたパソコンケースのパーツです。実は今年の夏ごろにレッドメタリックで同じ型のケースの塗装を御依頼頂いた方で、

「赤いケースの出来が良過ぎて2台並べると黒いケースが見劣りして愛着が沸かないので、この際色違いで塗ってしまうことにしました(笑)」

との事で今回新たに別のケースを御依頼頂くに至りました。この度もご贔屓頂きありがとうございます!すっかり病んでますね(笑)。


以前のケースはオーナー様自信のブログでも紹介して頂けているようで、それを見た方からも「映り込みハンパ無いですね?!」とお問い合わせを頂くのですが(何故か笑)、如何せん費用も相当掛かっているので中々御依頼に至るケースは少ないのが現状です。
そもそも塗装費用で新品のケースが何個も買える額ですから踏ん切りは難しいですよね。当然それは解ります。


実は先日の法事で、岡山から来てもらった叔父と叔母から私の仕事に関して聞かれたのですが、やはりこれを説明するのはとてもむずかしかったです(苦笑)。

ただ一つ、「中々身近では理解出来ないような事でも、インターネットを媒介して日本全国規模で見ると普通では考えられないような事を考えている方は意外と多く(爆)、そういった方々のお蔭でうちは成り立っているようです」とだけは納得して貰えたようです。
まあその変わり者の中に私も居るのかも知れませんが(苦笑)。


と言う事で、今回はケース筐体は「グリーンメタリック」をベースに、4本のアームは「ブラック」で御依頼頂いております。どちらも艶々です。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございます!

(本文に失言がありましたら申し訳ございません)

2012/10/29
 
jpg画像 MOMOのシフトノブ 本塗り完了です!(img1989.jpg) -1989- MOMOのシフトノブ 本塗り完了です!

そして後はいつも通りクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

一部のマスキングが剥がれているのは塗料がくっ付きそうだったからで、クリアーを塗った直後であればまだ塗料が流動しているので危ないと思ったら直ぐに剥がせばマスキング際が汚くなるのを防げます。
と言っても多少のリスクは伴うので何でもかんでもそうすれば良いと言うことでも無いのですが…。ケースバイケースですかね。


それでは完成までもう少々お待ち下さいませ!

2012/10/28
 
jpg画像 MOMOのシフトノブ ロゴデカール貼りA(img1988.jpg) -1988- MOMOのシフトノブ ロゴデカール貼りA

デカールは水に浸して裏紙からフィルムを剥がしますから、張り方自体が「水張り」となります。

なのでこの水分が残ったままクリアーを塗ると大変な事になるので(剥がれるかブリスターが発生します)よく乾かす事が必要です。

本来は自然乾燥が望ましいのですが中々そういう訳にもいきませんので(このまま何日も放置する訳には…)、ここではドライヤーを使って強制乾燥させます。赤外線ヒーターに当てておいても良いですかね。とにかく短時間で且つ十分過ぎる程に水気を飛ばしておきます。


画像は既に水気も十分に飛んだ上体で、画像を見て頂いても解かるように一般的なシールと違ってこのデカール用の透明なフィルムは厚みも殆ど気にならないレベルです。
ただしその分デリケートなので貼り付けにはピンセットではなく水に塗らした綿棒を使います。

2012/10/28
 
jpg画像 MOMOのシフトノブ ロゴデカール貼り(img1987.jpg) -1987- MOMOのシフトノブ ロゴデカール貼り

ベースコートのオレンジを塗布したらよく乾燥させ、続けてオーナー様のご指定通り「LEGACY」のロゴを入れます。

これまではこういったロゴ入れは「塗装」で行っていましたが、今回のような小さな文字の場合はカッティングシートによる型の作成が難しいので、今回新たに「デカール」の作成を導入しました。「今更」って感は否めませんが(苦笑)、基本が「自動車塗装屋」だったのでこういった技術も設備も持っていなかったのです。プラモデルや鉄道模型の業界では昔からある手法なんですよね。


ちなみにベースとなる色はポルシェの純正色で、カラーコードは「8C6」になります。オーナー様の言うように「熟し柿みたいな色」はまさにピッタリです(笑)。

2012/10/28
 
jpg画像 MOMOのシフトノブ 本塗り前(img1986.jpg) -1986- MOMOのシフトノブ 本塗り前

先週末に無事本塗り完了しておりますのでご安心下さい。

画像は本塗り前で、旧塗膜に劣化した部分があったのでそこは#600→#800で研磨して均しています。


プラスチック素地が露出した箇所には専用のプライマーを塗布し、いよいよ本塗り開始です。

2012/10/28
 
jpg画像 「プロフィット日記2013」(img1985.jpg) -1985- 「プロフィット日記2013」

他にもアップする事があったのですが、ちょっと他の事で時間が掛かり過ぎてしまいました。

本日作成していたのは来年用のプロフィット日記のベースとなるページで、これは今までの物とは全く違う物なので結構四苦八苦しています。

ただこれにより紹介している事柄を各カテゴリー別に分けられるようになるので、過去の膨大な量の中からでも調べたい物を簡単に見つける事が可能となります。

例えば「タンブラー」のカテゴリーを見ればその一年で携わったタンブラー関係の案件だけが出て来るのです。検索機能もあるので「インプレッサ」と入れればそればかり出せますしね。かなり便利になると思います。

ただ如何せん全く初めての物なので今の内から始めておかないと間に合わないのです。
便利なプラグインの機能も色々とあるので使い易くて格好良いページにしたいと思います。

2012/10/28
 
jpg画像 明日は休業日となります。(img1984.jpg) -1984- 明日は休業日となります。

明日の10月27日(土曜日)は私用の為休業とさせて頂きます。

明日の土曜日は定休日では無いのですが、法事の日取りがどうしてもこの日になってしまいまして…。

お待ち頂いている方々には不都合をお掛けしてすいませんが、何卒ご理解の程宜しくお願いいたします。


本日はまだ作業しますので色々進行しましたらまたアップしますね。
どうぞ宜しくお願い致します。

2012/10/26
 
jpg画像 GIVIIリヤボックス 土台部分 本塗り完了ですA(img1983.jpg) -1983- GIVIIリヤボックス 土台部分 本塗り完了ですA

ロックの部分も外したのでこれは単体で塗っています。

ただし簡易的な塗装なのでシールやらボタン部分はマスキングでの塗装となっています。


それでは完成しましたらまた紹介させて頂きますね。
もう少々お待ちくださいませ!

2012/10/26
 
jpg画像 GIVIIリヤボックス 土台部分 本塗り完了です。(img1982.jpg) -1982- GIVIIリヤボックス 土台部分 本塗り完了です。

下地処理は足付処理のみなので深い傷はそのまま残りますが、浅くて白っぽくなっていた程度の傷はこれだけでも結構目立たなくなったかと思います。Kい物がちゃんと黒いとやはり良いですよね。

2012/10/26
 
jpg画像 GIVIIリヤボックス 土台部分も(img1981.jpg) -1981- GIVIIリヤボックス 土台部分も

土台部分も蓋と同様にツルツルにするとなるとかなりの費用になってしまいますから、こういった場合には土台は塗らなくても良いと思います。むしろ2トーンカラーでその方がしっくりしますしね。

ただ土台部分も少々お疲れ気味ですので、こちらはベースコートのみでの簡易的な方法(激安コース)での塗装とします。

届いた時には結構コーティング剤を塗られていたので黒っぽかったですが、脱脂してそれらを除去するとプラスチックの表面は白っぽくなっています。

プラスチックプライマーを塗布したら続けて黒を塗ります。

2012/10/26
 
jpg画像 GIVIIリヤボックス蓋 本塗り完了です!(img1980.jpg) -1980- GIVIIリヤボックス蓋 本塗り完了です!

そして本塗り完了です。お待たせしました!

梨地の部品は色々塗っていますが、この部品の梨地は結構大変でした。いつもは「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程は一回で済みますが今回は結局これを二回繰り返しましたし。

まあお蔭で元の素地とは全く違う艶々の仕様となりました。ボディカラーとお揃いでお洒落になりそうですね。


組み付けもあるので完成は来週半ば以降になる予定です。
もう少々お待ちくださいませ!

2012/10/26
 
jpg画像 GIVIIリヤボックス蓋 本塗り前(img1979.jpg) -1979- GIVIIリヤボックス蓋 本塗り前

裏側のマスキングを張り直したら良く脱脂をして本塗り開始です。

フチの裏側部分はサフェーサーの範囲を1ミリ程度食み出て塗るのでそういった箇所にもプラスチックプライマーは忘れずに塗っておきます。

2012/10/26
 
jpg画像 GIVIIリヤボックス蓋 調色(img1978.jpg) -1978- GIVIIリヤボックス蓋 調色

車体のカラーコードからは配合データが見つからなかったので(国産バイクの場合は殆どデータが無いのです)、色見本帳から近い色を探して選ぶ予定でしたが、それも中々近い色が無かったので結局一からの作成となりました。

と言ってもバッチリ合わせている訳ではありませんし、5分程度で終わる調色作業程度と言う事で特に調色費は必要ありません。
リヤボックスなのでこれで十分かと思います。

色も出来たのでいよいよ本塗り開始です。

2012/10/26
 
jpg画像 デカールテストA(img1977.jpg) -1977- デカールテストA

と言う事で自前の自転車用のヘルメットで実際にテストをしてみました。足付け処理はせずに脱脂だけしての貼り付けになります。


まず貼りたい位置にデカールを置いたら綿棒を使って台紙からずらします。

丁寧に綿棒でしごいて水気を取り除いたら良く乾燥させます。
自然乾燥が良いのでしょうが塗装作業の現場となると「ベースコートとクリアーの間」と言う事が想定されるのでドライヤーで強制乾燥させます。ただし工業用ドライヤーでは無く(これは火が付けられる程熱くなるので)一般的な家庭用ドライヤーを使い、遠目から遠慮気味に当てるようにします。


このデカールシートでの貼り付けの場合は透明なシートが残るような形になるのですが、これは極薄膜なのでこの後にクリアーを塗れば殆ど目立ちません(塗装屋的な見方だと段差はありますが普通の方が見れば気付かないレベルです。ラッカーだとキツイかも知れませんね)。


次は本番で、ポルシェのオレンジ色で御依頼頂いている「シフトノブ」にこのデカールを使って「LEGACY」のロゴを入れます。
楽し過ぎるんですが仕事がこれで良いんですかね(笑)。

2012/10/26
 
jpg画像 デカールテスト(img1976.jpg) -1976- デカールテスト

先日ドライプリンターで作成したデカールのテストを行いました。
使い方としてはプラモデルのデカール同様に水に浮かして台紙から剥がして使います。

小さい文字は一文字辺りのサイズが1ミリ以下で、これを塗装で再現するのは私の持っている設備と技術では不可能ですが、印刷ならばこれも可能です。
しかもドライプリンターのプリント方法はインクリボンを採用しているので耐候性・耐久性は塗料にも劣らない程らしいです(暴露テストはこれからですが黒・白の無機色は問題無いかと思いますので先行スタートします)。


数十秒経ったらピンセットで摘んで取り出します。

2012/10/26
 
jpg画像 色々組みあがったようです(img1975.jpg) -1975- 色々組みあがったようです

メール頂いているのにうっかり忘れてしまっている方、申し訳ございません。作業が終わってしまうと気が抜けてしまいまして…(謝)。

画像はスバルBRZの内装パーツ一部をホワイトパールで御依頼頂いた方です。確か以前のインプレッサは濃いブルー系のメタリックですから以前とは全然違いますね(笑)。

>写真うつりが下手で、ホワイトが若干濃いですがパールにしたおかげで実際はそんなに濃くはないです。

との事です。確かに白い物を写すの難しいですよね…。解ります(笑)。


あとプレオのヘッドカバーをオレンジ色で御依頼頂いた方から掲載サイトを教えて頂きましたので紹介させて頂きますね。

みんカラです

http://minkara.carview.co.jp/userid/660623/car/1012631/4906232/parts.aspx

http://minkara.carview.co.jp/userid/660623/car/1012631/3300606/photo.aspx


どうもこういったスバルオーナーの方々はどこかで繋がっているらしく、オフ会とかでも「それプロフィットさんで塗った物じゃあ」と会話が弾む?らしいです。周りから見ると結構怪しそうですが(爆)とても楽しそうで羨ましい限りです。

この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/10/25
 
jpg画像 マツダアクセラのエンジンカバー 分解(img1974.jpg) -1974- マツダアクセラのエンジンカバー 分解

エンジンカバーにはマツダのメッキエンブレムと遮熱の為のアルミのファイバーシートが張ってあるのでそれらを外します。

メッキエンブレムはピンが穴に刺さっていて裏側からそのピンの先端を溶かして固定しているので裏側を半田コテで熱して外します。

アルミのファイバーシートは粘着性のある糊と、何故かガッチリとリベット4個で固定されているので、それらをドリルで揉んで外したらヘラで抉って剥がします。時代は21世紀なんですからもう少し良い方法が無かったのかと思いますが…。


結晶塗装の前にネットの部分をシルバーで塗ります。まずは清掃〜脱脂作業からですね。

2012/10/25
 
jpg画像 アクセラのターボサクセションパイプ 本塗り準備完了です!(img1973.jpg) -1973- アクセラのターボサクセションパイプ 本塗り準備完了です!

こちらもカワサキのパーツと並行して作業しています。色はグリーンですから塗るのは別ですが焼くのは一緒に行うので効率良く作業しています。

ちなみに吊るして塗るのはちょっと難しいので(と言うより焼く時が難しそうなので)、いつも塗装台として使っているスチール製の棚板にボルトで固定してしまっています。有り得ないバランスでもしっかりと固定されているので裏まで塗り易くなっています。


こちらも無事本塗り完了しておりますが、画像がちょっと無いので(謝)後日改めて紹介させて頂きますね。

ちなみにこちらのオーナー様からはこれとは別にエンジンカバーも御依頼頂いていて、そちらは「黒」の結晶塗装なので出来ればそれも一緒に塗れればと思っていましたが、あちらはかなりサイズが大きいので流石に今回は無理でしたから後日改めて別に塗る事にします。と言うかその前にネット部分の塗装もありますからね。

もう少々お待ちくださいませ!

2012/10/25
 
jpg画像 Kawasakiのバイクパーツ一式 結晶塗装 本塗り準備完了です!(img1972.jpg) -1972- Kawasakiのバイクパーツ一式 結晶塗装 本塗り準備完了です!

そして下地処理を終えた部品が全部揃いました。

ただ色は全て一緒では無く、真ん中のメーターパネルを「結晶塗装の黒」で、両サイドのヘッドカバーとクラッチカバーは「グレーの結晶塗装」で承っております。


この後プライマーを塗布したらそれぞれ結晶塗装を行い、約120℃〜150℃程度の熱で強制乾燥させます。
無事ここまで完了しておりますのでご安心下さいませ。

予定としては来週早々には発送出来ると思います。もう少々お待ちくださいませ!(何だか寒くなったので眠いです…)。

2012/10/25
 
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