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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記 2012】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 cannondale F700キラーV  本塗り完了ですA(img1810.jpg) -1810- cannondale F700キラーV  本塗り完了ですA

ベースカラーには

・ブリリアントレッド(マゼンタ系)
・スカーレット(同じくマゼンタ系)
・シルバーメタリック
・バイオレットパール

の原色を使い、その上に「ブルーパール」を単独でコートしています。

ベースカラーに直接ブルーパールを入れても良いのですが(可能ですしむしろそれが普通です)、今回のように層を分けて塗った方が色変化が大きく浮いたような立体感が表現出来ます。3コート塗装は塗装費用の20%増し(今回の場合は¥4,000)の追加で対応可能です。ソリッドには出来ませんので(パールになってしまいます…笑)ご了承下さい。


それでは完成しましたらまた紹介させて頂きますね。いつもの場所で撮影した方がパール感も表現出来ると思います。もう少々お待ち下さい!

2012/09/29
 
jpg画像 cannondale F700キラーV  本塗り完了です!(img1809.jpg) -1809- cannondale F700キラーV  本塗り完了です!

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

この写真だと判り難いのですが、最後にはブルーパールをコートした
3コートパールになっています。現物はもっとパール感があって発色も良いのでご安心下さい。

もう少し良さそうな画像もあるのでそちらも紹介しますね。

2012/09/29
 
jpg画像 cannondale F700キラーV  下塗り(img1808.jpg) -1808- cannondale F700キラーV  下塗り

スポット的にプライマーを塗ったら続けてアンダーカラー(下色)を塗布します。本塗り用に作った色は隠ぺい力が非常に弱いのでそのまま塗ると厚塗りになってしまうからです。


下色は1コート程度で染まるような配合にしておきます。下色で2コートも3コートも塗っていたら意味がありませんので…。

2012/09/29
 
jpg画像 cannondale F700キラーV  本塗り準備完了A(img1807.jpg) -1807- cannondale F700キラーV  本塗り準備完了A

自転車フレームの場合はフラットな面以外に「突起した箇所」が多くあるので、下地処理の際にプライマーやサフェーサーなどを研磨した時にそういった箇所の金属素地が露出している事が多いです。

こういった事は自動車ボディの塗装でもドアのエッジなででよく見られるのですが、殆どの場合はそのままトップコート(色)を塗ってしまいます。少なくとも私がディーラーに在籍している時は余り気にせずにそのまま塗っていました。勿論周りの塗装屋さんも同様です。

まあ大きな会社だとお客さんの顔を見ることは無いですし(それは今も同じですが。苦笑)、後で問題が起きたとしても自分には余り関係の無いことなので(責任追求がされる事はありませしそれで給料が下がる事もありません)、わざわざ自分から仕事を増やすようなことをする方が異常なのかも知れません。会社としても現場の人間が余計な事(?)をしていれば、褒めるどころか怒るが普通のようですし…。


と言うことで、確かにこの時点でまたスプレーガンを出して来てプライマーを塗るのはちょっと面倒かも知れませんが、それが当然の事と考えてやれば大した手間ではありませんし、慣れてしまえば時間のロスはそんなでもありません。スプレーガン洗う時間を考えても5分程度あれば十分だと思います。

ただこれに15分掛かったら社長に怒られるのは当然かも知れません。レーバーレート(時間工賃)¥7,000で考えると1,750の工賃と材料費を毎回ロスされたら会社の経営は成り立ちませんから、「自分がこうしたい」と思う事は会社の負担にならないように自分で考えて行動する事が必要です。

2012/09/29
 
jpg画像 cannondale F700キラーV  本塗り準備完了(img1806.jpg) -1806- cannondale F700キラーV  本塗り準備完了

お待たせしました!本日無事本塗り完了しておりますのでご安心下さい。

画像の状態はマスキング・脱脂作業も終えていよいよ本塗りとなる状態ですが、大抵の場合はこのまま色を塗れる訳では無くもう一工程残っています。

続きます。

2012/09/29
 
jpg画像 ロードスター ヘッドカバー付属パーツ シルバー塗布(img1805.jpg) -1805- ロードスター ヘッドカバー付属パーツ シルバー塗布

シルバーに塗ったのは「アルミ素地っぽく見えるように」且つ「腐食しないように」との事で、鋳造成型時の粗はそのまま残しての仕上がりとなります。ただリン酸処理を行ってプライマーも塗っていますので純正の様に徐々に腐食して表面が黒ずんで行く、という事は無いのです。


それでは後日これらを元通りに組み付けて完成しましたら改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

2012/09/28
 
jpg画像 ロードスター ヘッドカバー付属パーツも(img1804.jpg) -1804- ロードスター ヘッドカバー付属パーツも

元々シルバーに塗られた箇所も足付処理時に素地のアルミが露出してしまっていたのでそれらも一緒にプライマーを塗布します。

続けてシルバーを塗布します。

2012/09/28
 
jpg画像 ロードスターヘッドカバー結晶塗装 本塗り完了です(img1803.jpg) -1803- ロードスターヘッドカバー結晶塗装 本塗り完了です

この状態だと解り難いですが、いつも塗っているウレタン系の塗料では無くメラミン系の塗料になります。所謂「焼き付け型」の塗料ですね。

ウレタン系の塗料では「主剤」と「硬化剤」での2液反応型硬化になるので熱を掛ける場合は80℃程度ですが、メラミン系は1液型の塗料で熱によって硬化します。なのでスプレーガンに入れっぱなしでも勝手に固まったりはしないので作業性には優れています。2液混合した塗料をガンの中に入れたまま放置してしまったら大変な事になりますので…。


と言う事で、この後140℃〜170℃程度の熱を掛けて硬化させると徐々に表面がチヂレて来て「結晶塗装」の姿になるのです。

付属品も塗り終わっていますのでそちらも紹介しますね。

2012/09/28
 
jpg画像 ロードスターヘッドカバー プライマー塗布(img1802.jpg) -1802- ロードスターヘッドカバー プライマー塗布

最初はいつも通りプライマーを塗り、続けて結晶塗装の「赤」を塗ります。

今回は珍しく本塗り直後の画像を撮っておいたのでそちらも紹介しますね。

2012/09/28
 
jpg画像 ロードスター ヘッドカバー付属パーツも(img1801.jpg) -1801- ロードスター ヘッドカバー付属パーツも

ヘッドカバーの上面に付いている付属品は結晶塗装では無く「シルバー」に塗るので別で作業しますが、プライマーまでは同じですので作業は並行して行っています。

2012/09/28
 
jpg画像 ロードスターヘッドカバー 本塗り準備完了です!(img1800.jpg) -1800- ロードスターヘッドカバー 本塗り準備完了です!

こちらもお待たせしました。無事本塗り完了しておりますのでご安心下さい。

アルミ素地の表面は黒っぽくムラムラになっていますが、これはリン酸処理による物ですのでご安心下さい。元々は新品でピカピカしていましたからね(まああのままだといずれ酸化してKいカビのような腐食が出てくるのですが…)。

2012/09/28
 
jpg画像 ランドクルーザープラド150テールランプ スモーク塗装承りました!(img1799.jpg) -1799- ランドクルーザープラド150テールランプ スモーク塗装承りました!

先日到着しておりましたプラドのテールランプです。この度のご依頼、誠にありがとうございます!

御依頼内容としては、

・「極薄目と薄目の間」でスモーク(べた塗り)
・クリスタルクリアー仕様

となっております。

御依頼の理由としては、以前同型のテールランプを御依頼頂いた時のオーナー様と同様、純正のレッドの部分が朱色っぽく、クリアーレンズの部分も妙に安っぽいので若干のスモークを掛けて落ち着いた感じと高級感を出せれば、といった感じです。以前御依頼頂いた時のオーナー様は「この紅白おめでたい感じを払拭したい」と言っておられましたが確かにそんな感じです。


それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
改めましてこの度のご依頼、誠にありがとうございます!

2012/09/28
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from和歌山) レッド化+スモーク塗装完成ですA(img1798.jpg) -1798- インプレッサテールランプ(from和歌山) レッド化+スモーク塗装完成ですA

ネットでインプレッサのテールランプについて調べてみると、オーナー様自ら自家塗装で塗られている方も結構いらっしゃいます。
確かに私も昔USテール?に憧れてオレンジの部分を赤くした事がありますが、塗装だと失敗した時に取り返しがつかない可能性があるので「シール」で代用しました。赤くて透明な専用のシールが売っているんですよね。

ただこれを使った事がある方なら解ると思いますが、殆どのテールランプにこれで綺麗に貼れる事はありません…。レンズの形状がちょっとでも曲面的になっているとシールが浮いてしまうのです…(苦)。
ただ私がそれを使った時は20年近く前ですから、今の材料はもっと進化していて当時よりは綺麗に貼れるのかも知れません。

「極短期間のみ」といった限定的な使用であればそういったシールの使用も良いとは思いますが、塗装の質感などを求めるとやはり塗るしか無いかも知れませんね。あのシールの「浮き」はとても私的には許せる事ではありませんので(苦笑)。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/09/28
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from和歌山) レッド化+スモーク塗装完成です!(img1797.jpg) -1797- インプレッサテールランプ(from和歌山) レッド化+スモーク塗装完成です!

お待たせしました!和歌山県から御依頼頂いておりましたインプレッサのテールランプは本日完成となります。夕方以降で発送可能です。

このテールランプは結構前から塗らせて頂いていますが未だ御依頼は続いています。
本日もこれと同型の「無料貸し出し用テールランプ」を某ディーラー営業所宛てに発送する予定で、そこで納車前の新車に付いているテールランプと交換されて新たな依頼品が届く予定です。この型のインプレッサが未だ新車で販売しているって凄いですよね…。


もう一枚画像あるので紹介します。

2012/09/28
 
jpg画像 cannondale F700キラーV  下地処理(img1796.jpg) -1796- cannondale F700キラーV  下地処理

昨日色は作成しておいたので今度は本体を塗る準備をしておきます。先日塗っておいたプライマーは完全硬化しているので表面を研磨し、最後に脱脂〜清掃したらマスキングを張りなおしておきます。


自転車のフレーム程度の塗装作業であれば、下地処理から塗装まででもそんなに大きな作業スペースは必要無いのですが、塗装作業では「粉塵」と「匂い」といった周りからは余り好ましく無いものが放出されるので住宅地での営業は難しいかと思われます。
そもそも「第一種低層住居専用地域」などと呼ばれる地域ではコンプレッサーの出力まで制限されていますので塗装業はまず無理ですかね…(塗装は安定したエアー量が必要なのです)。


と言うことで、「自転車屋+自転車塗装」で独立をするとしたら、本塗りまでの作業を自宅など家賃の掛からない場所で営業し、本塗りの時は近所の板金塗装屋さんなどにお金を払って設備を使わせて貰う、といった方法が宜しいかと思います。2時間¥5,000くらいならギリギリ何とかなるかと思います。

当然この場合は塗装だけでは食べていけないので(数が出来ませんんので)、これの他に自転車屋さんとしての業務(整備や販売)で売り上げを上げないと…ですかね。

好きな事をやって生きて行くのは理想ではありますがその分大変な事は山積みです(笑)。

2012/09/28
 
jpg画像 HONDA NBOXテールランプ クリアー抜きマスキングシート修正A(img1795.jpg) -1795- HONDA NBOXテールランプ クリアー抜きマスキングシート修正A

「ボッチ」はこんな感じです。緑色のマスキングシートの端に丁度半分差し掛かっているのが解りますよね。

このボッチは若干窪んでいるのでその部分はマスキングシートが浮いてしまい色がボケてしまうので、色を分ける際にはこれを避けなければいけないのです。ボッチの真下には丁度反射板があるので本当はこの位置で貼りたい所なんですけどね…。

で、マスキングの見切りラインをこのボッチの上にするか下にするかで仕上がりは結構変わってしまいますので(気がしますので)、実際に貼ってみてどっちの方が良いか考えて見ました。

結果、マスキングシートを少し縮小してボッチを避ける事にしました。ボッチ部分は赤になる感じです。


まあ今回はウィンカー部分もレッドキャンディーにはするつもりですので(多少薄く)見た目の仕上がりはそんなに大差無いとは思いますが、今後同じような御依頼が続くと予想(じゃなくて期待)はしていますので、最初にこの型をしっかり作っておけば安心なのです。


と言う事でクリアー抜きの型は改めて出来ました。本塗り事体は来週を予定しております。もう少々お待ち下さいませ!

2012/09/27
 
jpg画像 HONDA NBOXテールランプ クリアー抜きマスキングシート修正(img1794.jpg) -1794- HONDA NBOXテールランプ クリアー抜きマスキングシート修正

先日一旦は完成したと思っていたのですが、どうやら見切りラインの位置が違っていたらしく、それを修正してサイズを大きく変更する事にしました。

四角くカットされているのがマスキングシートで、一番右にある「
A」と記載されているのが当初作成したサイズです。全然小さいですよね。


ただ見切りの目安となる反射板の位置には、レンズを成型する時にやむを得ず出来てしまう「ボッチ」が丁度そのライン上にあるので微調整が必要なのです。ギリギリそれを避けないとならないんですよね。

これは実際にカットして貼ってみないと判断出来ないので、マスキングシートを0.5mm刻みで修正して確認しています。

2012/09/27
 
jpg画像 色見本帳の無料貸し出し(img1793.jpg) -1793- 色見本帳の無料貸し出し

数日前にホイール4本が到着しているのですが、まだ色が決まっていませんのでそれが決定され次第紹介させて頂きますね。

御希望の色はガンメタ系なのですが、その色だけが纏まった色見本帳があるという訳ではありませんので、色見本帳をお貸出しする際にはこんな感じで何冊かを見繕ってお送りしています。

ちなみに今回は「マツダの純正ホイールカラーに合わせたい」と言ったご希望もありましたので、あるかどうかは解らないのですがマツダ系の色見本をメインに選んでいます。


色見本帳のお貸し出しについては無料で対応しておりますが、中には高価な物もありますので「御依頼が決定された方」を限定にさせて頂いております。何卒ご理解下さいませ。

カラーサンプル=色々


御希望の方はどうぞお気軽にご利用下さい。

2012/09/27
 
jpg画像 KAWASAKI Z1000MkU テールレンズ塗装承りました!(img1792.jpg) -1792- KAWASAKI Z1000MkU テールレンズ塗装承りました!

下のウィンカーレンズと同じ匂いがしますが(笑)御依頼頂いた方は全く別の方で関係ありません。単に同じ日に同じようなバイクの同じような御依頼(爆)が来ただけです。

左にあるのは見本としてお預かりしたレンズで、右側のクリアーレンズが今回の御依頼品です。これを左側のレンズのように、

・反射板部分をレッドキャンディーに
・その他をスモークに
・下のナンバーを照らす部分はクリアーを残して(クリアー抜きに)
・クリスタルクリアーで

との御依頼となっております。

ここでいつもと違うのは、「レッドにする部分は反射板なのでスモークは掛けないように」との事です。

いつものインプレッサなどのテールランプでは「最後に全体にスモークを薄く掛ける」と言う事で一工程で終わるようになっていますが、今回はレッドとスモークをそれぞれ分けて塗らないとなりませんので二工程分(二個分)の塗装が必要となります。当然費用も倍近いのでこれ一つで2万円を越えます…。


まあ下で紹介したウィンカーレンズにしても、オレンジ色の物なら普通に売っているのだと思いますが、「この茶色は光った時に凄く綺麗で好きなんです」との事でわざわざ御依頼頂いておりますので(やはり2万越えで…)、皆さん自分の好きな事には手間もお金も惜しまない傾向が大きいようですね。お蔭で私のような場末の塗装屋でも仕事が成り立つのだと思います。有難い限りですね。


それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
恐らくは「随分面倒な事になるんだな…」っていうのが紹介出来ると思います(笑)。
改めましてこの度のご依頼、誠にありがとうございます!

2012/09/26
 
jpg画像 ホンダモンキーのDOHCヘッドカバー 結晶塗装「赤」御依頼承りました!(img1790.jpg) -1790- ホンダモンキーのDOHCヘッドカバー 結晶塗装「赤」御依頼承りました!

最近の傾向としてバイクの部品の御依頼が増えてきた感じです。ここ二日で立て続けに3件入りましたかね…。

で、こちらはモンキーなるバイクのヘッドカバーなのですが、いつものモンキーヘッドカバーとはちょっと違います。大きくてしかもDOHCって…。


左側にあるのはキャブのトップに付く部品だそうでして、どちらも結晶塗装の赤で御依頼頂きました。

で、塗装後には「DOHC」と「4VALVE」の凸文字を研磨して光らせます。


それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございます!

2012/09/26
 
jpg画像 キャノンデールF700キラーV  調色作業(img1789.jpg) -1789- キャノンデールF700キラーV  調色作業

本塗り予定はもう少し先ですが、ある程度色のイメージが出来て来ましたので(と言うか参考画像を頂きました。笑)先に色を作っておくことにします。

オーナー様のご希望としては、画像のiPodの画面に写っているスニーカーの色でして、また当店で以前塗装したスターバックスのタンブラーもイメージに近いとの事です。オーナー様がネットで参考になる物を探して「これだ!」と思ったら実はうちが塗った物だったって奇跡的な事が起きたらしいです…。


ちなみにiPodの画像はちょっとくすんでいますのでそれにそのまま合わせてはいません。彩度を強くしています(塗料自体もこの画像で見るより深みがあって濃い感じです)。

ちなみに青味が足りないように見えますがこれは確かに足りません(笑)。
と言うのも、最後にこの上にブルーパールを掛ける「3コートパール」としますのでこの時点で青味が合ってたら大変です。

これにそのままブルーパールを投入しても構わないのですが、それよりも高級感を(と言うか変化を面白く)出したいので3コート化にするのです(と御依頼頂いてます)。

ちなみにオーナー様のご要望としては、

「イメージはストリート仕様なのでド派手でいいんですが、ただそれだけだと高級感が出ないので高畑さんのセンスを入れていただこうと…」との事なのです。

私自身色のセンスは無いので100%任せられると大変な事になると思いますが(爆)、「この塗料を入れるとどうなるか」と言うのはある程度やって来ましたので多少なりともお手伝いは出来るかと思います。


それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

2012/09/26
 
jpg画像 スバルプレオのヘッドカバー 結晶塗装オレンジ ほぼ完成ですB(img1788.jpg) -1788- スバルプレオのヘッドカバー 結晶塗装オレンジ ほぼ完成ですB

近くで見るとこんな感じです。作ろう思って作れる模様じゃないですよね…(専用の塗料があるのです)。

プレオのヘッドカバーは今回で2回目?でしょうか。そもそもスバル車のヘッドカバー自体御依頼数は少ない気がします。テールランプは多いですけどね(笑)。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/09/26
 
jpg画像 スバルプレオのヘッドカバー 結晶塗装オレンジ ほぼ完成ですA(img1787.jpg) -1787- スバルプレオのヘッドカバー 結晶塗装オレンジ ほぼ完成ですA

以前ホームページを作るプロの方から聞いた事があるのですが、背景色に「黒」を使うのはタブーと言うか余り宜しく無いようです。理由は良く解りませんが、企業としては黒色が面積の多くを占めるのはイメージ的には良くないのかも知れません(ダークな感じ?だからですかね)。

ただこういった被塗物を紹介する上では、鮮やかな色の対比として黒を使うのは私的に結構好きなので特に気にしてはいません。とにかく被塗物が綺麗にさえ見えればそれで良いですからね(笑)。


こちらも近接画像あるので紹介します。

2012/09/26
 
jpg画像 スバルプレオのヘッドカバー 結晶塗装オレンジ ほぼ完成です!(img1786.jpg) -1786- スバルプレオのヘッドカバー 結晶塗装オレンジ ほぼ完成です!

こちらも明日の夕方以降で発送可能です。お待たせしました!

このヘッドカバーも結構な汚れ具合でしたが、今回の御依頼で新たに綺麗なオレンジのヘッドカバーに生まれ変わったかと思います。エンジンルームが華やかになりそうですね。

他にも画像あるので紹介します。

2012/09/26
 
jpg画像 スバルプレオのヘッドカバー 凸部クリアー筆塗り(img1785.jpg) -1785- スバルプレオのヘッドカバー 凸部クリアー筆塗り

凸部は既に削って光らせた状態で、この後に腐食防止としてクリアーを筆で塗っておきます。プライマーでは無いので完全に腐食が止められるという事では無いのですが、「せめて何もしないよりは」と言う感じでサービス(無料)で対応しています。お気軽にご利用下さい。

2012/09/26
 
jpg画像  レンジローバーのヘッドカバー 明日完成予定ですB(img1784.jpg) -1784- レンジローバーのヘッドカバー 明日完成予定ですB

この幾何学模様の曲線的なラインと、ストレートで直角に曲がるようなラインの組み合わせが私的には凄く好きで、まさにこれを映像化したようなものが映画でありました。「トロン:レガシー」ですね。

「これはヤバい…」と思ってわざわざ映画館まで見に行ったのですが、内容としては今一つな感じでして…(私的見解です)。
まあ制作はディズニー映画だったので子供向けに作った映画だったのかも知れませんね(勢いだけで観に行ってしったので…)。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!
(発送は明日以降になります)

2012/09/26
 
jpg画像  レンジローバーのヘッドカバー 明日完成予定ですA(img1783.jpg) -1783- レンジローバーのヘッドカバー 明日完成予定ですA

赤に次に人気なのがこの「黒」ですかね。地味にも思えますがこの無骨な感じが好きな方も多いのだと思います。如何にも機械的と言うか、エンジンパーツとしてよくマッチングしていると思います。

チヂレ目の近接画像も撮りましたので紹介しますね。

2012/09/26
 
jpg画像 レンジローバーのヘッドカバー 明日完成予定です(img1782.jpg) -1782- レンジローバーのヘッドカバー 明日完成予定です

そしてアルミ素地が露出した部分にクリアーを筆で塗って完成です。クリアーは明日には完全硬化しますのでその後発送可能です。お待たせしました!

アルミの素地を露出させた箇所は腐食の浸食が結構深く、それを削り落とすのは結構大変でした。特に平面に見える部分は何故か中央が窪んでいて研ぎ難くかったのです…(画像で見ると解らないですが緩やかに窪んでいます)。

まあそれだけに仕上がった後の状態は結構良い感じに見えると思います。元があれだったとは想像しにくいですよね。


他にも画像あるので紹介します。

2012/09/26
 
jpg画像 レンジローバーのヘッドカバー バッフルプレート取り付け(img1781.jpg) -1781- レンジローバーのヘッドカバー バッフルプレート取り付け

最初に外していたスチール製のプレートを取り付けます。

元々は何も塗られていなかったのですが、一応ネジの緩み防止に耐油性の液体ガスケットをネジ穴に塗って締めておきます。

プレートはこの日までずっと洗浄液に浸けておいたので油汚れは全て取れました。茶色く見えるのは錆ですので気にしないで大丈夫かと存じます(エンジンに付けばオイル漬けになりますので…)。

2012/09/26
 
jpg画像 レンジローバーのヘッドカバー 凸部研磨準備(img1780.jpg) -1780- レンジローバーのヘッドカバー 凸部研磨準備

このヘッドカバーは元々凸部分が露出されている訳では無いのですが、やはりべた塗りしたままより削って光らせた方が恰好良いと思います。ただかなりの面積があるので作業自体は凄く大変なのですが…。

作業方法としては特に特別な事をする訳では無くただひたすら削り落とします。最初は#120から始めて最後は#800くらいですかね。

2012/09/26
 
jpg画像 スターバックスのタンブラー(2個)は無事届いたようで(img1779.jpg) -1779- スターバックスのタンブラー(2個)は無事届いたようで

ちょっと前にお納めしたこちらの人魚様仕様のタンブラーと、先日完成したばかりの水色のタンブラーのオーナー様からメール頂きましたので紹介させ頂きますね(画像は未公開の物を引っ張り出した物です)。


■人魚様仕様のタンブラーのオーナー様(画像のタンブラーです)

「タンブラーは無事届きました!実際に手に取って見た感想は素直に「かっこいい!」です!
手に持った感じも塗装前よりも断然いいですし、なにより世界に一つしかないというのが嬉しいですね。会社にも毎日持って行って使ってます。
スターバックスに持って行くと、やはり店員さんから「広島の限定のタンブラーですか?」や「凄くかっこいいですね!」と何度も言われました^^ ここから会話のきっかけにもなりますね。
とても良いものを作って頂いて満足しています!今回は本当にありがとうございました!」

との事です。「広島の限定」っていうのが洒落て言っているのか本気なのかが知りたい所ですが(笑)、何にしても声を掛けてくれる気持ちが有難いですよね。塗らせて頂いた私としても嬉しく思います。


■水色のタンブラーのオーナー様(下のNo.1760のタンブラーです)

「さきほどタンブラー届きました。ブログで進捗状況を確認させていただいておりましたが、丁寧な仕事ぶりに感心し、また実際に手に取ってみると想像以上の出来で、非常に満足しております。ちいさな品にも非常に丁寧な対応をしてくださり感謝しております。御社のますますの発展をお祈りしております。この度はありがとうございました」


との事です。こちらこそ有難うございます。

御依頼頂いた方々の中には「写真の方が綺麗でガッカリしました…」といった方もいらっしゃるかも知れませんから(一応今までそんな事は無いのですが念の為…)、「想像以上の出来で」と言う言葉は非常に有難く嬉しい事であります。
と言うか正直な所はお納めする殆どの物は不安に感じていますので(自分で仕上げている以上どうやっても「粗」しか見えないのです…)、ご感想を頂けると「嬉しい」というより「これでようやく安心出来る」といった気持ちの方が強いです。根がネガティブ思考なのかも知れませんね(苦笑)。


この度のご依頼、誠にありがとうございました。
また何かありましたら宜しくお願い致します!

2012/09/25
 
jpg画像 HONDA NBOXテールランプ クリアー抜きマスキングシート仮り貼りA(img1778.jpg) -1778- HONDA NBOXテールランプ クリアー抜きマスキングシート仮り貼りA

と言う感じで全体的に仮り張りしてみたのですが、どうもウィンカーの窓部分が小さ過ぎたようなのでこれはボツにする事にしました。もっと下側に広くするのが正解なんですよね。

と言う事で今回は時間切れになってしまったので、今一度練り直してデータから造り直したいと思います。
もう少々お待ちくださいませ…!

2012/09/25
 
jpg画像 HONDA NBOXテールランプ クリアー抜きマスキングシート仮り貼り(img1777.jpg) -1777- HONDA NBOXテールランプ クリアー抜きマスキングシート仮り貼り

で、カットしたシートをテールランプに貼り合わせてみました。

画面で見て縦に傾斜したラインがズレているのが解りますよね。最初にテープを張っている時にズレたか、パソコンに取り込む時にズレたかは解りませんが、今回のような平面では無い部分の場合には良くある事です。3次元を2次元に変換し、また3次元に戻すとなると何かしらの歪は生じますので。


また角のアールもちょっと小さ過ぎるのでもう少し大きめにするようにします。

2012/09/25
 
jpg画像 HONDA NBOXテールランプ クリアー抜き部 データ化(img1776.jpg) -1776- HONDA NBOXテールランプ クリアー抜き部 データ化

先ほどマスキングテープで作った型をスキャナーで読み込み、ドロー系のソフトでデータ化します。

作業としては取り込んだ画像の輪郭をトレースし、直線は直線に、角は綺麗なアール形状にと微調整をしていきます。

で、画面上でデータが出来上がったら実際にマスキングシートをカットしてみて実物のテールランプに貼ってみます。

2012/09/25
 
jpg画像 HONDA NBOXテールランプ クリアー抜きの位置出しA(img1775.jpg) -1775- HONDA NBOXテールランプ クリアー抜きの位置出しA

輪郭のラインが出来たらそれを崩さないように内側を張って強度を出し、ズレ無いように慎重に剥がして台紙に張り付けます。

で、それをスキャナーで読み込んでパソコンで細部の調整〜マスキングシートを作成します。

そこそこ面倒な作業ですが私的にこういった作業も嫌いでは無いので(むしろ楽しいのです…)飽きずに続けられるのだと思います。


ちなみに私の行っている塗装とは全く畑違いですが、来週のカンブリア宮殿では面白い塗装?が紹介されると思います。フィギアなどの製作でその業界では有名な「海洋堂」さんですね。
この「プロフィット日記」を日常的に訪れている奇特な方(爆)なら多分楽しいと思います。

カンブリア宮殿次回予告

2012/09/25
 
jpg画像 HONDA NBOXテールランプ クリアー抜きの位置出し(img1774.jpg) -1774- HONDA NBOXテールランプ クリアー抜きの位置出し

初めて行う作業では予め作業のイメージをしておきますが、やはり実際に作業してみると悩みますし緊張もします。まあ気楽にやって儲かる仕事ならみんなやっていますからね。知り合いの塗装屋さんもまた一人引退するらしいですし…(私より若いのにです)。


と言う事で、6mm幅のマスキングテープを使って何度か貼ったり剥がしたりを繰り返して良い見切り位置が見つかったら転写(データ化)の準備をします。TOYOTA86のテールランプの時と同じく将来性を考えて、クリアー抜き部分のマスキングシートを作成するのです。

最初はどうしても時間が掛かりますが、何セットかやっていけばペイ出来るのでは?と思い最近はこう言う事も考えるようになりました。まあ後が続いてくれれば良いんですけどね…(苦笑)。

2012/09/25
 
jpg画像 HONDA NBOXテールランプ マスキング(img1773.jpg) -1773- HONDA NBOXテールランプ マスキング

クリアー抜き部分の型を作成する前に先に裏側をマスキングしてしまいます。内部にホコリが入ってしまったらマズイですし、そもそもプラスチック素材は静電気でホコリを寄せ付けてしまうので最初にちゃんとマスキングしておく方が得策です。

「汚れても最後にまとめて掃除すれば良いじゃないっすか?」って言われた事もありますが、そういう人間に限って結局綺麗に掃除出来ていなかったりする気がしますので…(私的な経験談です)。

2012/09/25
 
jpg画像 ロードスターのヘッドカバー 分解A(img1772.jpg) -1772- ロードスターのヘッドカバー 分解A

奥にあるヘッドカバー本体は「結晶塗装の赤」で、手前の部品は艶消しのシルバーとして塗り分けます。同一色で統一するのも勿論良いのですが、場合によっては「のぺっ」としてしまいますので2色以上に別けた配色も効果的です。

特にロードスターのヘッドカバーの場合は凸状になった文字やフィンが無いので付属品を違う色にした方が立体感は出ますかね。

2012/09/25
 
jpg画像 ロードスターのヘッドカバー 分解(img1771.jpg) -1771- ロードスターのヘッドカバー 分解

分解と言う程の事では無いのですが、とりあえずボルトを外して間のガスケットを取り外し、それぞれの部品を分けるようにします。

2012/09/25
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from和歌山) 本塗り完了です!(img1770.jpg) -1770- インプレッサテールランプ(from和歌山) 本塗り完了です!

レッドキャンディーが良い感じまで染まったら(=塗り終えたら)最後にスモークを全体的に塗り、さらにクリアーを塗布して本塗り完了です。お待たせしました!

予定としては今週中には完成〜発送可能になりますのでもう少々お待ちくださいませ。


しかしこの型のインプレッサ、まだ新車で購入出来るようです(お問い合わせ頂いた方が現在新車の納車待ちとの事でして)。
スバル車はスパンが長いとは聞いていましたが、まさかまだ新車ラインがあるとは…(恐)。
この流れで行くと、いずれトヨタ86が廃車になってからもBRZは延々新車販売が続くなんて事も有り得えそうですね(笑)。


それでは完成しましたらまた紹介させて頂きます。もう少々お待ちくださいませ!

2012/09/25
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from和歌山) 本塗り準備完了(img1769.jpg) -1769- インプレッサテールランプ(from和歌山) 本塗り準備完了

テールレンズの一部には5mm程度のひび割れがありまして、一応オーナー様に確認したら何かの拍子に誤って傷が付いてしまったそうです。と言っても端の方ですからむしろ見つける方が難しい程度のヒビですので殆ど気にならないレベルです。

が、念のため裏側から透明なエポキシ接着剤で固定はしておきましたのでご安心下さい。


ブースを稼働させてクリーンなエアーでブース内が満たされたらエアーブローをしてホコリを飛ばし、プラスチックプライマーを塗布していよいよ本塗り開始です。

2012/09/25
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from和歌山) マスキング(img1768.jpg) -1768- インプレッサテールランプ(from和歌山) マスキング

見切り部分をラインテープでピッタリと合わせたらその内側をマスキングテープで埋めていきます。

ラインテープは3mm幅の物を使い、マスキングテープは50mmの物を使っています。

2012/09/25
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from和歌山) 下地処理(img1767.jpg) -1767- インプレッサテールランプ(from和歌山) 下地処理

こちらもお待たせしました!本当は他のテールランプ(NBOX等)と同時にと考えていたのですが、業者さんからの御依頼と重なったので先に塗る事にしました。既に本塗りも終えておりますのでご安心下さい。

画像は下地処理の工程で、先に裏側をマスキングしたらレンズ表面を足付処理します。

部品自体は中古品を購入したらしく、裏側に配線の残骸が残っていましたのでそちらは外しておきました(と頼まれましたので)。固着すると結構固いんですよね。

2012/09/25
 
jpg画像 プレオのヘッドカバー プライマー塗布(img1766.jpg) -1766- プレオのヘッドカバー プライマー塗布

そしてプライマーを塗布した状態です。5分程度したら表面が乾くので続けて結晶塗装を行います。この場合は特に表面を研いだりはしません。ノンサンディングでそのまま塗り重ねる事が可能です。


それではこちらも凸部研磨しましたら(または仕上ったら)改めて画像紹介させて頂きますね。綺麗なオレンジに出来ていると思います。
もう少々お待ち下さいませ!


(ちなみに今日は自転車で来ましたが川崎方面は雨がひどいですね…。帰れるんでしょうか…(って乗って帰るしかないのですが))

2012/09/24
 
jpg画像 プレオのヘッドカバー 本塗り前(img1765.jpg) -1765- プレオのヘッドカバー 本塗り前

こちらは「オレンジ」の結晶塗装で御依頼頂いていますが、プライマーの塗装と焼き付けの工程は同じになりますのでレンジローバーのヘッドカバーと並行して作業しています。小物塗装はそうやって幾つかの案件を同時に作業していかないと採算を合わせるのは難しいですが、幸いにして今まで御依頼が途切れるような事は無いのでちゃんと仕事として成り立っています(当たり前の事ですが当初は結構冒険みたいな感じだったのです)。


ちなみに結晶塗装自体は以前のプロフィット(自動車板金塗装)でも普通にやっていました。きっかけは「無理を言う業者さん」(笑)のお蔭なんですよね。
ちょうどその時に私の会社を担当してくれていたオートサプライヤーさん(ルートで回ってくれる塗料屋さん)が結晶塗装の事をご存じだったので色々と教えて貰って始めるに至りました。

ただ最初の頃は「塗れば勝手にチヂれる」と勘違いしていた面もあるので(これも間違いでは無いのですが…)、今その時の仕上がりを見ると全てやり直したくなると思います。

結晶塗装は単に塗って焼くだけでは無く、「如何に美しい結晶目が出せるか」が大事なんですよね。やればやる程難しいと感じます…。

2012/09/24
 
jpg画像 レンジローバーのヘッドカバー プライマー塗布(img1764.jpg) -1764- レンジローバーのヘッドカバー プライマー塗布

全体的にプライマーを薄く塗ったら続けて本塗りの「結晶塗装 黒」を塗布します。

既に本塗りを終え焼き付けも済んでいるのですが、いつものように塗装後の画像がありません(謝)。結晶塗装は普通の塗装と比べて強制乾燥の工程が違うので写真が撮り難いのです。申し訳御座いません…。

次は凸部の研磨がありますのでそちらの時に写真撮っておきますね。もう少々お待ちくださいませ!

2012/09/24
 
jpg画像 レンジローバーのヘッドカバー 本塗り前(img1763.jpg) -1763- レンジローバーのヘッドカバー 本塗り前

先日サンドブラストまで処理しておいたのでその後にリン酸処理を行い、綺麗な水で良く洗い流したらよく乾燥させてマスキングを行い、いよいよ本塗りとなります。

最初はプライマーからですね。

2012/09/24
 
jpg画像 キャノンデールF700キラーV  調色A(img1762.jpg) -1762- キャノンデールF700キラーV  調色A

「発色」と言うのは人によって使い方(感じ方)が違うのでこういった時の比較で使うのは難しいですが、実はソリッドカラーの方が遠目から見ると発色良く見えるので目立ち易いと思います。要はこちらの方が「遠目にも目立つ」といった感じですかね。故にどこに止めていても発見はし易いかと…(笑)。

ちなみに前記した「シティバイクっぽい」には最後にクエスチョンマークがついているように、実は私にもどうなるのかが想像がつきません(苦笑)。もっと白を入れて淡くしていけばシティバイク風になると思うのですが、ただそれだと幼稚っぽくもなるので男性がそれに耐えられるかどうかが微妙です(文章がふざけた感じになっているようですが極めて真面目にお伝えしているつもりですので何卒ご了承下さい…)。要は「女の子」が好んで乗る色になってしまいがちです。


メタリックの方は近くで見ると発色が良く感じられます。と言うのはメタリックカラーの特徴でもある「陰影が目立つ」と言う事によるものですね。ソリッドカラーに比べるとこちらの方が「男性的」ではあると思います。付属品が黒系でしょうから全体的に見ると「機械的」であって恰好良く見えるかと存じます。


パールに関してはまだ決めかねているのですが、「同系色」としてバイオレットパールを使うと「大人な感じ」に向かいます。
で、ちょっと色相をズラして「ブルパール」を使うと色変化が楽しめますので「妖艶」な方向になります。多分どっちも入れるつもりですが(笑)、どちらに趣を置くかですかね。


とりあえずはベースカラーを「メタリック」か「ソリッド」かで御検討頂ければと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします!

(私が選ぶには難し過ぎるので何とかオーナー様に選んで頂ければと…謝)

2012/09/24
 
jpg画像 キャノンデールF700キラーV 調色作業(img1761.jpg) -1761- キャノンデールF700キラーV 調色作業

今回こちらの御依頼は「ピンクパープル」との事で、下に置いてある三角片の物が色見本となります。

色見本はソリッドカラーなのですが、今回の御依頼は「3コートパール」との事で、もしかしたら下色にする色はソリッドカラーでは無く「メタリック」の方が良いかも、と思った次第です。ですので実際にそれらしい色を作ってみましたのでご確認をお願い致します。

使っている原色はマゼンタ系が2色で、左側がそれに「メタリック」を入れた物で右側が「ホワイト」を入れた色になります。当然全然違う色です。

この上にさらにパール(バイオレットまたはブルー系)を掛けるのでさらに変化は変わりますが、とりあえずは「メタリック系」(左)か「ソリッド系」(右)かをお好みで選んで頂ければ思います。

私的な感想(予想)としては、

【メタリック系】(左)
・色変化が強い
・高級感が出るかも
・MTBっぽい感じ
・大人なエッチ感

【ソリッド系】(右)
・色変化は穏やか
・結構派手かも
・シティバイクっぽい?
・爽やかなエッチ感


といった所でしょうか。

ベースとなる色からしてどちらにしてもエッチな感じにはなってしまうのでご安心?(笑)下さい。ちなみに見本に比べてフレームは面積が大きくなりますから出来上がって見ると結構派手にはなると思います。


長くなったので分けました。続きます。

2012/09/24
 
jpg画像 スターバックスタンブラー塗装 完成ですB(img1760.jpg) -1760- スターバックスタンブラー塗装 完成ですB

いつも塗っているスターバックス社のタンブラーは底に「ゴム板」が貼ってあるのですが、このサーモス社製のタンブラー(携帯マグ)は底の部分が塗装剥き出しです。なのでそのまま固い所に置くと傷が付いてしまいますかね…。
と、ちょっと心配になりましたが、元々もそんなに(と言うか殆ど)傷が無かったのでその辺は大事に扱われているのだと思います。ただ結構神経は使いますよね(笑)。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/09/24
 
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