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-423- アルファロメオSZ 完成!
逆光で全然見えなくてすいません…。まだ洗車待ちの状態なので、洗車後にちゃんと撮影して掲載させて頂きます。ボディとの色味も大丈夫だと思います。
ちなみに、ソリッド(メタリック・パールでは無い塗色)カラーの赤での調色は、室内と室外で大きく変わる「癖」があります。この癖が解らないと酷い目にあったりもします。 ソリッドの赤は、原色の構成自体はシンプルです。 今回使用した塗料はスタンドックスですが(最近はスタンドックスメインです)、色名がドイツ語で伝え難い(解り難い)ので、デュポンの現色名で内容を説明します。
ブリリアントレッド(黄色味の鮮やかな赤) オレンジ(その名の通り橙色。かなり黄味があり、濁る) マゼンタ(青味の赤) レッドバイオレット(青味の赤) ホワイト(その名の通り白) ブラック(勿論黒)
大体上記の4種くらいで構成されますが、判断を間違え易いのが「青系のレッド」と「ブラック」です。マゼンタやレッドバイオレットは「黒味」も演出する為、「黒味が欲しい」と思って本当に黒を入れると色が濁って大変な事になります(産業廃棄物です…)。 また、さらに厄介なのは「マゼンタ」と「レッドバイオレット」の判断です。見た目どちらも同じ様に「青味」を出しますが、光源によってかなり違う方向になります。室内(蛍光灯)では青味が強く出たりする訳です。 また「明るさ」(明度)が欲しくて「ホワイト」を入れるとまた取り返しの付かない事になります(産業廃棄物です…)。明るくなるどころか「ピンク」になってしまいます。明度を演出するのは「鮮やかな赤味」である「ブリリアントレッド」だったりします。 今回のアルファ調色は、最初コミキ(従業員です)にやって貰い、上記全て当てはまりました(最初から解っていましたが、勉強の為に必要ですので…)。 前にも説明しましたが、調色している時の会話は面白いです。「赤」を赤とは言わないので、「もっと青いでしょ」「ちょっと黄色くない?」「白くなり過ぎ」なんて会話になります。「もっと赤味が欲しい」なんて説明はしません。
オーナー様とにかく多忙のようなので、車両引取り日は落ち着いてからで構いません。明日は雪との事ですし…。
ちなみに明日は朝一で業者様の所に行く用事がありますので、開店は11時くらいになる予定です。不都合お掛けして申し訳御座いません。
現車確認&仕上がり楽しみにお待ちください。
2006/01/21
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-422- Z33 フロントバンパー サフェーサー塗布済み
飛び石傷による結果、バンパーもほぼ全面を研磨&サフェーサー塗布となりました。ボディと同じ塗料(新車塗膜)では無いと思いますが、やはりこちらも相当柔らかいです…。
しかし今回の修理により、新車塗膜よりも傷の付き難い塗膜が形成出来ると思います(データが少ないので言い切れません)。是非完成後の新車塗膜と当店の補修塗膜との差をデータとして収集したいところです。
完成までまだ掛かりそうですが、新車塗膜に劣らない塗膜を形成出来るよう努力致しますので(今回が特別では無くいつも思っていますが…)何卒もう少々お待ちください。
2006/01/21
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-421- フェアレディZ33 作業進行状況
大変お待たせ致しました。作業は無事進んでおります。
損傷としては、ボンネットとフロントバンパー、ヘッドライトにフロントフェンダー、そしてドアにイタズラ傷です(近所の子供による損傷との事です…)。
ボンネットとフロントバンパーは、オーナー様も気付かなかったと思いますが、結構な「飛び石傷」が多数ありました。なので思ったよりも広範囲の修正になっていると思われます。 この「飛び石傷」の理由について、前回もZ33に触れていて感じたことが明確になりました。Z33はかなり新車塗膜が柔らかいです…。ドアの傷もかなり簡単に取れてしまいました。前回触れた時にスタンドックスの講師の方に相談した時の結果通り水性塗料によるものだと思います。クリアーの柔らかさからして、こちらも水性なのではないでしょうか(通常ベースコートのみ水性は近年当たり前になってきています)。もし詳しい情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら是非正確な情報欲しいところです。
フロントバンパーは小さなものまで拾っていく(処理していく)うちに、バンパー一本サフェーサー塗ってしまった始末です…。
ちなみにヘッドライトはやはり交換する事にしました。発注済みになります(かなり勝手決め付けている言い回しになっておりますが保険修理なのでこんな言い回しになってしまっています。通常勝手に部品発注したりはしません)
2006/01/21
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-420- Ferrari 575 フロントフェンダー板金(叩き)
最近はフロントフェンダーがアルミ合金製の車両が増え、こちらのフェラーリもアルミ製です。なのでオーナー様のご要望もあり新品のフロントフェンダーを用意しました。板金塗装屋の観点からすると、フロントフェンダーも交換するより板金修正した方が車に対して良いと考えます(プライマーも新車時の物と交換部品の物では違います。その他R33作業で記載したような事です) しかもヘッドライトハウジング(ヘッドライトを固定するベース)がフロントフェンダーと一体化されている形状なので、フロントフェンダーの出来具合が悪いと(一般の車両に比べて悪いです…)各部のチリ合わせの為に全てを変えていく「つじつま合わせ」が起きてしまい収集が付かなくなってしまう恐れがあります。
今までの作業内容としては以下の通りになります。
・ベッコリ入った凹みをドリーでは無く木片で粗出し(伸ばさない為です) ・既存のバンパーとヘッドライトを取り付けて位置確認 ・木片と板金ハンマーにて歪みを修正 ・既存のバンパーとヘッドライトを取り付けて位置確認 ・ドリーと板金ハンマーでハンマリング(叩きです) ・プライマー塗布(スタンドックスレッドブラウンはアルミ対応です)
明日の予定としては、新品バンパーの立付け確認、板金作業完結、細か部品の取り外し、プライマー&サフェーサー塗布、までになります。
前もって調色を始めたかったのですが(通常調色はサフェーサーまで完了してからです)、明日は天気が悪そうなので来週に持ち越しです。
ちなみに「アルミ」は錆びない素材と思われがちですが、錆びます。鉄の様な「赤錆」では無いため、「錆び」とは通常言わないのですが、鉄と同様に腐食します。しかし常温の大気中では逆にサビ(酸化皮膜)によって保護される為、アルミ表面はサビ発生し難くなる「不動態皮膜」となります。アルミで怖いのは異種金属同士による電子やイオンの移動で、例えば鉄とアルミが接触してしまうと鉄よりもイオン化傾向の早いアルミはどんどん腐食してしまいます。なのでアルミ製のボンネットと鉄製のボンネットヒンジ(ボンネットを止める可変式のステー)は互いを絶縁する為に、絶縁性のシーラーや樹脂製のワッシャーなどが間に挟まれている訳です。
こちらも完成までもう少々掛かりそうですが、何卒もう少々お待ちください(貰い事故なのでどうしても「完成を楽しみに」とは言えません。すいません)
2006/01/20
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-419- 板金塗装
画像は全然関係ありません(当店調色室内です)
昨日、職業訓練学校(自動車塗装科)の同級生から久しぶりに連絡がありました。「学校で勉強しているよりも現場に出た方が早く覚えられる」と言って、卒業前に学校を辞めてしまい、私より半年先に塗装屋になった先輩です(年齢的には年下なのですが…) 彼は既に2年くらい前に塗装屋を引退して、今は全く違う事務系ホワイトカラーな仕事をしているのですが、最近どうしてもまた塗装屋になりたいとの事です。塗装屋を辞めた時の理由としては、「仕事がきつい」「給料が安い」「健康的・精神的にもこんなに辛い仕事は無い」だったのですが、最近では「達成感が無い」「楽しくない」「本当は何がしたかったのか」と悩んでいるそうです(殆どの方がそうだと思いますが…)。今になって「あんなに楽しい仕事は無かった」と感じているそうです。確かに自動車板金塗装は楽しい仕事だと思います。溶接がしたければ身近に数種類の溶接器具は揃っているし、塗ろうと思えば何でも好きな色に塗れると思います(ご来店された方はご存知の通り、工場内には自動車以外でもかなり色々な物を塗ってますし…)。 しかし確かに辛い仕事でもあると思います。最初の一年は相当辛い事ばかりなので、楽しい事を知る前に新人の殆どが挫折していきます。学校の同期も今は一割も残っていませんし…。
と言うことで、塗装の楽しさを知って頂く為に「自家塗装講習会」みたいなものを開催しようと以前から考えていたのですが、中々時間が取れません(お待たせしている方々に申し訳無いので…です)。一番簡単なところで(簡単では無いのですが…)、ポリッシングの講習会など出来れば良いと考えております。コーティング剤などを使用するのでは無く、「塗膜を削る」事で塗膜についた傷を除去し、塗装本来の艶を復元させる技術(作業)です。ポリッシャー(磨く機械)は3万〜4万円程度で一生使える物が手に入るので、使いこなせるようになれば自分の愛車は生涯自分自身で手入れをする事が可能になります。私が10代の頃は手掛けポリッシュだったので、ボンネット一枚行うのに一日以上かけていましたが、ポリッシャーがあれば3時間で新車時の塗膜に蘇らせる事も可能になります。勿論コーティング無しで、です。 是非楽しみに(気長に…)お待ちください。
2006/01/19
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-418- R33 GTR ライン出し
損傷個所的に、様々なラインが集まった複合的な形状為、単に研いでいるだけだとラインが崩れてしまいます。なので研磨方法としては、ラインに沿ってマスキングテープを貼って研磨します。私的な考えとしては、「ラインは出すものでは無く、出て来るもの」なのですが、ここまでラインが入り混じるとそうもいきません。今回の部位では大まかに見て7個の平面ラインと7個のプレスラインが存在します。基本的には、この「ライン」を一つずつの平面と考え、それぞれのラインの高さが合えばプレスラインは勝手に決まるものなのですが、一つのラインを出している(形成している)うちに他のラインを崩してしまうので意図的にプレスラインも作ろうとしないとラインが決まらない(形成出来ない)のです。 パテに関しては、オーカー色のものがヘラ付けでのポリエステル系パテ(スタンドックスPE)、白いものがスプレーパテ(スタンドックススプレーフィラー)です。全体的にラインを崩したく無い場合にはスプレーガンにてパテを塗布する訳です。今回のような複合ラインには非常に効果的です。
予定としては、明日にはサフェーサーが塗布出来る所まで行きたいと思います。完成までまだ時間が掛かりますが、何卒もう少々お待ちください。
2006/01/19
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-417- フェラーリ575 作業進行状況
大変お待たせしております。フェラーリ575の修理状況です。 フロントバンパーとヘッドライトを外した状態で、フロントフェンダーは板金荒出しが完了しております。現段階での方向的には板金修正で行っております。オーナー様はご存知ですが、フロントフェンダーは新品が届いております。が、やはりフェラーリ、部品の出来が悪いので(昔に比べて良いと思いますが)既存の部品を使用した方が全然良いと思われました。ヘッドライトも損傷部に近かったのですが、外して確認した所問題無かったのでこちらは再利用する方向です。フロントバンパーが65万円くらいで、フロントフェンダーが45万円くらい、製品を見る限りではボッタクリ感が強いですが、そこは純正部品であるので仕方無いでしょう。使わなかった新品部品は保険屋さんが引き取る、との事です。確かにこれが筋でしょう。ちなみに今日も「近くに来たのでちょっと寄ってみました」と顔を出されました。既に三回目です…。
この後、フロントバンパー(新品)とヘッドライトを取り付けてチリ合わせと板金修正個所の確認をします。この繰り返しが数回から数十回に及ぶと思われます(フロントバンパーも怪しいので…)
オーナー様のご要望としては、「とにかく事故暦が解らないように」との事で、フェンダー内部の塗装(チッピングコート)も新車時と変わらない仕上がりに、外したボルトも外した事が解らない仕上がりにしたいと思います。 まだ時間掛かりそうですが(バンパーの出来具合によりますね…)何卒もう少々お待ちください。
2006/01/19
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-416- KAWASAKIバルカン サイドケース塗装
先日はありがとう御座いました。仕上がりも喜んで頂けて何よりです。
ご依頼内容としては、新品状態に近い両サイドケース(黒)をボディ同色に塗装です。
何でも「同じ色」にしてしまうと、かえってクドくなりがちですが、サイドケース(サドルバック、パニアケースとも言います)がボディ同色になると車体の一部としての一体感が出るので全く違和感無く、ボディ自体が大きくなる感じで、これは非常にお勧めです。
この度はありがとう御座いました。くれぐれも事故の無いように(転ぶと一番最初にケースが損傷を受けますし…)楽しいバイクライフをお過ごし下さい。応援しております。
2006/01/18
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-415- SKYLINE GTR33 レッドブラウン塗布
先日当ウェブサイトの掲示板でもお話した「レッドブラウン」です。ボディの板金作業が完了した時点で、鋼板表面の素地調整(サンダー研磨&サンドブラスト処理)を行い、速やかに防錆処理を行ないます。掲示板でもお話した通り、パテ自体に化学的な「防錆効果」はありませんので、パテ塗布の前の段階で防錆処理を行ないます。裏側には手も入るので、研磨&ウォッシュプライマーの塗布で表裏共に防錆処理を施します。
ちなみにサイドシェルカバー(サイドステップカバー)はバックオーダーとの事でまだ手に入りません。只今メーカーで生産中の模様です(勝手な想像です)
2006/01/18
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-414- SKYLINE GTR33 損傷状況
こちらも大変お待たせしております。現在板金作業3日目に入っております。
損傷としては、リヤフェンダーに大きな凹み、それに伴い凹みの周りも歪んでいます。張高力鋼板の為、ここまでの損傷であればパネル交換をした方が作業的・時間的にも楽なのですが、これからも長く乗り続ける大切な愛車との事で、車にとって最もダメージの少ない方法での修理方法を選択し、結果板金修正で行う事になります。板金修正であれば表は勿論、裏側の処理も可能なので(防錆処理)、今後問題が起る可能性は相当低くなります。
前記した「問題」とは、
1、ボディ剛性の変化(低下) 2、錆びの発生 3、査定落ち(事故車扱い)
などが挙げられますが、当店に来られる方は「この車に一生乗り続ける」くらいの勢いがある方が多いので「2」が一番気になる所だと思います。 パネル自体が溶接でボディについているようなクォーターパネルの交換作業では、「パネルボンド」などの接着材での工法を使うにしても、部分的にはスポット溶接なども行いますし、どうしても省け無いのが「ピラー」「サイドシェル」との接合部分です。どちらも手が入らないどころか、見ることも出来ません(ピラーは裏側の穴から防錆処理出来る場合がありますが、サイドシェルは相当難しいです)。火の入った個所(溶接した個所)は非常に錆びやすくなります。表側が綺麗に直っていても、裏側では常に錆びが進行し続ける事を想像すると、オーナー様にとっては勿論、作業者的にも精神上良く無いことです。
ちなみに以前修理させて頂いたVW LUPOの方で、「ディーラーでは、パテは痩せるから後で問題が出る、交換しないと駄目だと言っていた」「高畑さんは利益を抜きにしても板金作業を薦めるのですか?」とのご相談を受けましたが、作業内容と使用する材料について説明させて頂き納得して頂きました。仕上がりも喜んで頂けたと思います。そもそも、本当に交換するまでも無い損傷でしたし…。ちなみに矛盾点としては、ピラー&サイドシェル溶接部にはパテが付くのが普通ですので、パテが痩せてしまうのであればその個所に問題が起きてしまいますし…。 場合によっては溶接&鋼板研磨のみの仕上がりや、ハンダ付け等でのパテ無しの場合もありますが、私の知る限りディーラーでパテ無しの仕上がりをするとは考え難いです…。(ディーラーを否定している訳では御座いません。私もディーラー内製工場勤務でしたし…) ちなみに「パテが痩せる」も、私的見解としてはあり得無い事です。
2006/01/18
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-413- アルファロメオSZ 本塗り完了!
既に組み付け完了しておりますが、ボディとの色合いも良い仕上がりになっていると思います。是非楽しみにお待ちください。
2006/01/18
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-412- アルファロメオSZ 本塗り前
バンパーは一本丸々サフェーサーを塗布&研磨し、ようやく本塗りです。ここにくるまでおおよそ50時間くらい費やしました。
ちなみにヘッドライト付近が割れやすい理由がわかりました。バンパー本体とボディを止める個所としては、フレームに二箇所がメインで、後は左右フロントフェンダーとのリベット止め、そしてヘッドライトを掛け橋としてボディに付いています。このSZのヘッドライトはかなり特殊で、ヘッドライトがバンパーに付いています。なのでフロントバンパーが衝撃を受けるとボディとの間にあるヘッドライトの部分がダメージを受け、その取り付け部の部分(細いフレームです…)が簡単に割れてしまいます。デザイン性は非常に良いのですが、今後相当気をつけないと同じ事が繰り返されてしまう訳です。
2006/01/18
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-411- アルファロメオSZ FRPフロントバンパー下地処理
以前行われた塗装は、なんとフロントバンパー付けっ放しの状態で塗装されてしまった為(通常バンパー一本塗る場合は外して塗るのが基本です)、マスキング不良により塗装がはみ出た個所や、さらに下地処理も疎かだった為、結局バンパー一本悪い状態の下地を削り落とす事になりました。これも結構大変な作業です…
2006/01/18
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-410- アルファロメオSZ FRPフロントバンパー修正
掲載大変お待たせ致しました。作業状況としては、殆ど完成しております。後は新品リップスポイラーの端を少し加工するだけとなりますので明日には全ての作業が完了する予定です。
今回のご依頼としての損傷個所としては、各部分のヒビ割れ修正ですが、これがかなり大変でした。特にライト周りの細いフレーム部分は作業がし難く、強度も元々無い部分なので作業中に何度もやり直しが発生しました。苦労した分、仕上がりは良くなっていると思います。是非お楽しみ下さい。
画像はバンパー下部分の擦り傷個所にFRPを張っているところです。既に突き抜けるくらいの損傷だった為、FRPは裏当て3枚表1枚、計4枚の貼り付けで強度を持たせました。
2006/01/17
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-409- 日記遅れてすいません・・・
年明けで既に一杯一杯になってしまっております。楽しみにしている方々申し訳御座いません。本日も現場作業終了が1時(夜中です…)、そして各保険会社へ提出する書類を作成しているのですが(4件も溜めてしまいました…)もうそろそろ朝がやって来そうな勢いなので掲載が難しいです…。
現在の状況を簡単に説明させて頂きますと、アルファロメオSZはついにバンパー本塗り完了です。完成までもう少しです。フェラーリ575マラネロは保険アジャスターさんに二度目の立会い終わりました。新品部品の出来が悪いのを確認して貰いました(この後の作業に大きく関わるのでお願いしました)。33GTRは鋼板修正&叩きが完了し、レッドブラウン(プライマー)まで完了しております。高張力鋼板の上厚いので非常に堅かったのですが、パネル交換しなくても済むと思います(まだ完了していないので言い切れません)。この後パテ作業で、まだ時間は掛かると思います。ホイールは無事交換が認められました。なんと一本12万越えの金額です。 それでは後日の掲載楽しみにお待ちください。そろそろ朝なので本日は終了とさせて頂きます(現在4:40です…。今週は睡眠時間が少な過ぎて体中が痛いです)。お疲れ様でした。
2006/01/15
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-408- FD3S FRPエアークリーナーボックス修理
こちらもお待たせしておりますが、お約束通り明日にはお渡し出来ます。完成しております。
各部分に大きな割れやひび割れが発生し、完全な修正にはかなりの費用と労力が必要なのですが、今回は見た目よりも実用性としての修復でのご依頼になりますので(使用個所的には実用性重視は当たり前ですが…)、内容的にはFRPの貼り付けによる割れ部修正をメインとし、仕上げは艶消しの黒で損傷を受けたFRP表面を目立たなくします(修正では無いので目立たない程度の仕上がりです)。
ちなみに画像内にある通り、割れを修正する素材はガラスマットとポリエステル樹脂(主材&硬化剤)で、DIYでも十分対応出来る方法です。興味のある方は是非チャレンジして下さい。解らない事があれば掲示板までどうぞ。
2006/01/11
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-407- アルファロメオSZ 作業着手!
オーナー様大変お待たせ致しました。無事作業着手しております。明けましておめでとう御座います。
またマニアな車両の入庫になりましたが、実は昨年よりお預かりしておりました。昨日よりようやく現場の段取りがつき始めましたのでついに作業着手です。ボディ全体がFRP製で、リヤ駆動、限定1000台生産の珍しいアルファです(実は私も今回初めて存在を知りました…。)
脱着に関してオーナー様も心配されていましたが、問題無く取り外しは完了しております。しかしながらリベットで止まっている個所もあれば、反対側の同じ個所はネジで止まっている個所もあり、結構チグハグな形となっております。取り付けの際には纏まりのある取り付けを致しますのでご安心下さい。
今回の修理としては、FRP製のフロントバンパーの各ひび割れ個所の修正、下側の擦った個所は既に穴が開いているのでFRP貼り付けで修正します。 FRPのひび割れ修正は結構な手間が掛かるので(真っ二つに割れてしまっている方が楽に治せるケースもあるくらいです)まだ時間掛かると思いますが、完成まで楽しみにお待ちください。
2006/01/11
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-406- 現場床塗り
2005年12月30日。年に二回だけ工場より車が無くなる日なので大体この時に床を塗り直します。溶剤(シンナー)で溶けては困るのでエポキシ系塗料でのローラー塗装になります(画像はコミキです)
明るい色味は光の反射によって作業場を明るくしますが、汚れが目立つ欠点もあります。年に2回、半分づつ塗らなければ結構汚い事になってしまうので大変ですが、何より悪環境で良い仕事は出来ないと思います(私的見解です)
年初めの営業は6日よりとなっております。 これからも精進致しますので、今年も何卒宜しくお願い致します。
2006/01/05
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-405- ハーレー キャンディー塗装
珍しく知り合いからの仕事を請けました。ハーレーの部品です。
身内・知人からの依頼は請けない事にしているのですが(気が緩む為)「好きな色にしていい」「時間は気にしない」とのご要望により承りました。と言うより元勤務先の上司で、現在はBMWディーラーにお勤めで、以前助けて頂いた事があるので断れませんでした…。結局一年近く待って貰い、最後の最後の仕事となってしまいましたが、無事納まって何よりです(勿論修理費は頂戴しております)
ちなみにタンク裏側はわざと色味を薄くしてみました。少し淵でグラデーションにしてます。
いつもは「事故前の状態により近く」が理想で行っていますが、今回は通常行わない塗装として(2輪車では多いですが)キャンディー塗装を施しました。クリアーにブルーの顔料を5%程添加して、それを塗り重ねて深みのあるブルーを表現します。本来のキャンディー塗装では、より深味を演出する為に「染料」を使用しますが、染料の弱点として「退色」が起るので、通常通りいつも使用している顔料でのキャンディー塗装にします。
これはこれで楽しかったので良しとします。これが2005年最後の塗装になりました。
2006/01/05
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-404- テスタロッサ ポリッシュ完了
無事完了です。昨年最後の出庫となりました。ありがとう御座いました。
コミキの作業後の感想としては、ボンネットとボディでの塗膜の堅さが若干違う感じがするとの事です。輸入車の場合、特に外装で程度の悪いイタ車(私的見解です。すいません…)では国内に入ってからの新車補修は当たり前だと思いますので、もしかしたらボンネットに補修暦があるかも知れません。
ポリッシュ&コーティングに要した時間はおおよそ12時間くらいで、細かい個所を手作業で行った時間が3時間くらい、清掃には3時間くらい、最初から最後までで行った洗車が3回で3時間くらい。一人でやるには大変ですが、オーナー様にも喜んで頂きコミキも苦労が報われた事でしょう。ポリッシュ&コーティングであればコミキも既に今すぐにでも独立は可能なレベルに達しています。ちゃんと塗膜の性質も感じる事が出来ていると思います。が、彼が目標としているのはまだまだ先の所なのでまだまだ苦労もするかと思います。是非がんばって欲しいところです。
この度はありがとう御座いました。今後とも無事故記録を延ばし続けてください。
2006/01/05
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-403- フェラーリテスタロッサ ハードポリッシュ&コーティング
こちらは以前、ジャガーのポリッシュ&コーティングでお世話になりましたオーナー様で、前回の仕上がりに喜んで頂けたようで今回はテスタロッサのポリッシュのご依頼になります。ご贔屓ありがとう御座います。
こちらも既に20年近く、新車時から乗り続けているとの事で、その間に出来た洗車傷の除去のご依頼になります。板金塗装での修復は無い、程度の良い車両です。
前回のジャガーもそうですが、今回のテスタロッサもコミキ(従業員です)による作業になります。今回は極力手を貸さずに、彼一人で完結出来るように見守ります。
深い傷の確認は容易ですが、ポリッシュの際に起る細かい傷(所謂リングマークやヘアラインと呼ばれます)を見る為には蛍光灯では見えません。かと言って直射日光が照射される屋外で作業するわけにもいかないので、これの対策には市販のハロゲンライト500Wを使用します。ブース脇のスペースは基本的にポリッシュの為のスペースになっている為、上からは500Wハロゲンライトが5箇所(内2個は稼動式)、床に設置して使うライトが3個。このスペースでは8箇所からの照射が可能となります。これくらいやらないと「バフ目」の確認が出来ません。しかし逆にハロゲン灯や水銀灯ではボディラインが正確に読めません(見えません)。なので基本的には現場には多数の蛍光灯が必要になります。前にも記載しましたが、お客様が「この工場の中に入れると随分嫌な所が目立つね…」とおっしゃいましたが、その通りです。嫌な部分んが見えなければ修理出来ませんし…。
2006/01/05
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-402- 944本塗り完了
本塗りが完了した時点で撮影した状態です。綺麗に塗れているように見えますが、ゴミが付いている個所はあります。このまま組み付けて出庫はあり得ません。新車でも同じ様にゴミは付き、磨き工程は行われます。普通に見ても発見出来ないようなゴミを素通りさせてしまえば「ノンポリッシュ」もあり得るのですが、最終的に出来る唯一の手直しとしての磨き作業はどうしても省けるものではありません。勿論理想は「ノンポリッシュ」ですが、手抜きとしなければ難しいと思います(私的見解です)
写真ではドアが少し開いた状態(半ドア)ですが、944の場合ドアの淵が広い為、こうしないとそこが塗れません。しかしこうする事によってドアとクォーターパネル(リヤフェンダー)での微妙な肌違いが起り易くなります。なのでそこを重点に気を使っての本塗りとなりました。違和感無い新車肌の繋がりに出来たと思います。
今回は本業外として皮ハンドルの糸のほつれの修理のご依頼を頂き(多分社外品のハンドルが買える費用ですが、オーナー様が純正に拘ったので)、私の大好きなユザワヤ(DIY用品が多数あります)にて皮用の針と糸を入手し、クロスステッチ(多分この名称だと思います)に挑戦させて頂きました。良い経験をありがとう御座いました。
是非今後とも末永く乗り続けて下さい。この度はありがとう御座いました。(ウィンドウスイッチは国内在庫が確認出来ているので年明けには入荷予定となります。お手数お掛けしますがご来店お待ちしております)
2006/01/05
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-401- ポルシェ944 本塗り直前
下地処理完成までに数週間を費やし、ようやく本塗りです。 塗装は本来、下地処理無くしてあり得ません。塗料は接着剤では無いので適切な下地処理を行なわなくてはその美観も永くは続きません。また気付かない飛び石傷や下地不良などもあるので下地処理が簡単に済むケースは少なくはありません。今回の944でも、車両全体を塗り替えるくらいの広範囲な塗装でも塗り始めてから終わるまでに5時間もあれば完了しますが、部品脱着・下地処理・塗装前の準備(調色やマスキング)を含めると実作業で100時間は簡単に超えます。これをいかに短縮出来るかで会社の利益に繋がるのですが、どうしても手を抜けない部分(時間)はあります。例えば、今回のようにサフェーサーを広範囲で塗布した場合、機械研ぎ(ダブルアクションサンダー空研ぎ)で行うのが近年の作業方法になるのですが、鋼板素地の悪い車両(今回の944の鋼板は出来が良くありません)であれば正確なラインは出ません。無用に鋼板を露出する個所も多くなります。なので当て板と耐水ペーパーで地道にラインを確かめながら#320→#600→#800→#1200の水研ぎで仕上げます(場合によっては#600からを機械研ぎで行います)。古臭い作業方法ですが、結果としては良いものが得られると思います。何より途中工程での映り込みでのライン確認が出来るので作業途中での確認が多く取れます。冬場は非常に辛いのですが…。
2006/01/05
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-400- ポルシェ944 新車塗膜劣化修理
どれも作業着手前の画像が無いので解り難くてすいません。
今回ご依頼頂いた944は新車塗膜の劣化で、全体的にスジ状のクラックが生じ、この修理には広範囲の塗膜剥離が必要となりました。今回のようなケースでは下地処理に多くの時間を費やす為、全体的な費用も大きくなります。 元々凹みなどは非常に少なく一度はお断りしたと思うのですが、オーナー様のご要望は強く、今回のご依頼となりました。聞いてみれば既に20年近く乗り続けているのと事で、車両に対する愛着は非常に大きいと思われます。納得です。
この様な鋼板が露出してしまう作業では、鋼板表面の酸化(錆)を防ぐ為に速やかに防錆処理に移らなければなりません。逆を言えば、このような状態になったら防錆処理を施してようやく一作業が完了するので帰る事が出来ません。事実、この画像の時点で午前3時、ウォッシュプライマー&プライマーサフェーサー塗布の完了時間が午前4時過ぎとなりました。このプライマー塗装はコミキによるもので(勿論私も居ましたが)、雇われの身でありながら本当に良く付いて来ると関心します。私の教え方としては、「どうすると問題が起きるのか」「これをやるとどんなに大変な事になってしまうのか」を極力伝えるようにしています。それが解ると「明日で良いんじゃないか?」と軽々しく思う事が出来なくなると思います。それでも重く受け止められなければこの仕事は続けられないとも思いますし、何事にも触れる事も出来なく(任せられなく)なり、何も教えられなくなります。厳しいようですが、仕方の無い事です。幸いにしてコミキは素質も十分にあるので私が出来る事、知っている事は全て教えていきたいと思います。人の倍働き、人よりも理解しようとする努力があるので普通の倍以上の速さで技術も習得していると思います。これは当時の私以上でしょう。昨年はお疲れ様でした。
2006/01/04
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-399- ディスカバリーV 完了
年末は相変わらずの多忙でついつい写真撮影数が少なくなりがちで、さらにデジカメの故障も重なり画像が少なくなってしまいました。不都合お掛けして申し訳御座いません。
この度はありがとう御座いました。大きい車体なので大変だと思いますが今後とも気をつけて末永く乗り続けて下さい。
2006/01/04
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-398- ランドローバー ディスカバリーV
ランドローバー系では今回のディスカバリーVは初めてのご依頼になります。現行型なのですが、その金額故に結構マニアな車両です。
今回のご依頼では、見た目どこを修理するか解らない具合だったのですが、以前修理したリヤゲート部にタレやゴミ、ピンホール(ハジキ)、マスキング不良等の細かい不具合が多く発生していた為、当時の事故を思い起こしてしまう不愉快さを拭う為にご依頼頂きました。オーナー様にとっては痛い経験と支出だった事と思います。
今までの流れ的には、
@リヤ部損傷 Aリヤガラスのみ交換(取り付け位置不良。シーリング見た目不良) Bリヤパネル修理(前記にある内容の不具合)
そしてこれらを纏めてやり直す為のご依頼になります。
付属部品も満足に外さず、仕上がりも良く無い状態の塗装では下地の状態も良いとは判断し難い為、さらに今回で全ての不具合を抹消したいとの理由から、以前修理した際の塗膜は全て除去(剥離)する事になりました。ガラスも再度取り外します。全て二回分の修理費を出し、さらに手直し分の下地処理費が計上され、トータル的に大きな出費になったかと存じます。かなり痛いと思われます。
リヤガラスは周りにモールが無く、淵からシーラーが見えてしまう形状の為、以前のガラス取り付け時のシーラーは取り除き、その部分もベースコートを塗装して一旦ボディと同色にする必要があります。 そして塗装完了後、その部分を丁寧にガラス用プライマーを塗布し直し、形良くシーリング(ガラス用接着剤)し直します。ガラス脱着は専門の業者さんで、さらにその店でも私がお願い出来るのは一人しか居ない方で、今回もその方御指名でのお願いになります。仕上がりには私も大変満足出来ます。
2006/01/04
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-397- ソアラリヤ周り修理
こちらも昨年末にご依頼になった車両でソアラになります。
オーナー様自ら分解図やクリップをご用意頂き、かなり大切にされている車両です。
当初はトランクルーム内への雨漏れの個所として、リヤエンドパネル裏側の処理をご依頼頂いたのですが、結果としてはリヤパネル裏側には修理する必要が無かった為にリヤバンパーのみの修理となりました。私的にも本当に良かったと思います。
トランクルーム側で発生していた錆には、オーナー様自ら防錆・防水処理を施し、さらには「POR15」なる結構マニアな材料を使用したとの事です。DIYでも適切な処理は非常に素晴らしい事だと思います。感服いたします。 このようなユーザー自ら出来るDIYの方法としては、今回もオーナー様が参考にされたオールドタイマー誌やモトメンテ誌、またはネット上でも色々と情報を集める事が出来ると思います。是非ご活用下さい。
この度はありがとう御座いました。まだまだ折り返し地点では無く、これからの末永く乗り続けて下さい。応援しております。
2006/01/04
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-396- AE86 ボンネット塗装完了
元々ボンネットには大きな損傷が無かったのですが、「どうにも飛び石傷が付き易い」との事で今回のご依頼になりました。今回のご依頼に限らず、オーナー様にしか解らない痛みというのがあるのは良く解ります。当店にご依頼された方はご存知だと思いますが、私的には最初はご依頼をお断りしている場合が結構多いと思います。板金塗装を知れば知るほど、修理によって発生するデメリットも解りますし、それに掛かる費用の大きさでも考える部分は多いと思います。それらのデメリットは極力説明させて頂いておりますが、それを乗り越えてでもご依頼される方の思いは確かに強いです。痛い思いも良く解ります。
今回のボンネット飛び石での原因は、やはり塗膜が柔らかかった事でしょう。以前の修理では堅い塗膜を希望されたとの事ですが、削っていてはっきりと脆い塗膜であるのは解りました。下地の状態(硬度・密着性)も関係してくるとは思いますが、今回の修理で今までのわだかまりが解消されれば幸いです。
この度はありがとう御座いました。また遠方よりのご来店ありがとう御座いました。
2006/01/04
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-395- AUDI A3 完成
昨年はお世話になりました。完成画像になりますが掲載させて頂きます。
損傷部位は左フロントフェンダー後方下部で、フェンダーモール付近になります。損傷によりドアの開閉が難しくなりましたが、その日はとりあえずの応急処置をして後日入庫になりました。その節は不都合お掛けして申し訳御座いませんでした。
AUDI・VW系の車両はチリが良く出来ていて、確かにドアとフェンダーのクリアランスが少し狭くなっただけでドアとフェンダーパネルが干渉してしまいます。今回は幸いにして(幸いではありませんが…すいません)ドアの方には損傷が無く、フェンダーパネル下部の塗装とフェンダーモール交換&塗装で済んだのは本当に何よりです。
ちなみにA4でのご依頼は多いですが、A3は初めてのご依頼になります。普通に走っている姿も余り見かけませんが…。色も希少ですね…。何故かマニアックな方からのご依頼が多いような気がしますが…です。
この度はありがとう御座いました。非常に難しい塗色なので事故にはくれぐれもご注意下さい。
2006/01/04
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-394- フェラーリ575
当店の昔ながらのお客様で、最近手に入れた現行型のフェラーリです。痛い事に事故に遭いました。止めてある目の前でぶつけられてしまった、との事です。
昨年度はお受付出来なくて申し訳御座いませんでした。なのでその時に撮っておいた画像の掲載になります。
作業的にはフロントバンパーと左フロントフェンダーの交換です。現在部品入庫待ちで、部品入荷次第ご連絡差し上げます。何卒もう少々お待ちください。
2006/01/04
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-393- 溶接ボルト取り付け部完了
こちらはこれで完了です。この後完全硬化してからボンネットの方の作業に入ります。
2006/01/04
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-392- ボルトパネル貼り付け
振動によるストレスにより鋼板パネルがもぎ取られた部分なので強度は保持しなければならないので溶接は不可欠です。しかし溶接をすれば錆びは発生し易くなります。この後処理が重要となります。
溶接をした後、余分な部分は削り落としますが、削り過ぎては強度不足になる為、裏側(ホイールハウス内側)はある程度残します。そしてパネル合わせ目に十分にプライマーを浸透させます。飛び散った部分はふき取り、さらに浸透させふき取ります。この作業を数回行い、併せたパネル間の隙間に十分にプライマーが行き渡るようにします。表面の処理はエポキシ系パテで形成しシール性を高め、裏側はシーリング材を重点して表裏共に空気を完全に遮断させます。 その後さらにプライマーを被うように塗布し、それをプライマーサフェーサーの充填で膜厚を確保し、そして最終的に上塗りを施します。「上塗り」は美観でしかありません。機能面では下地塗料が全てになります。
2006/01/04
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-391- ボルト溶接済みパネル作成
新たにボルトを亜鉛鋼板に溶接して、先に開けた穴に取り付けるパネルを作成します。先にボルトが溶接されているパネルを作っておく方が防錆処理をし易いのでこうなりました。写っている作業者はコミキです(うちの従業員です)。
単に溶接するだけであれば時間も費用もそんなには掛かりませんが、今後同じような事が起らずに(取れないように)、さらに錆びも出さずにとなるとまた作業方法は大きく変わります。簡単にやろうと思えば非常に簡単ですが、難しく考えると難しく(面倒に)なる訳です。この辺が工賃が変わる大きな理由です。
2006/01/04
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-390- AE86 ボルト溶接部復元
最近のブームで値段が高騰しているAE86修理のご依頼で、今回は飛び石傷の酷いボンネットの修復と、エンジンルーム内のエアークリーナーを止める個所のボディに溶接されたボルト部の修復になります。走行時のストレスによってボルトが鋼板ごと取れてしまいました。オーナー様のご要望では「永く乗るので錆びない様に」です。
穴が開いた個所は既に錆びが発生しているので、一回り大きく切り取ってしまいます。正確にはベルトサンダーにて削り広げます。
2006/01/04
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-389- カマロ完成
夜だったので上手く写りませんでした。すいません…。
傷の目立ち易い「ソリッドブラック」では日々の手入れに慎重にならざるを得ませんが、それだけに拘れる部分もあると思います。是非是非今度とも美しい姿で末永く乗りつづけてください。いつもご贔屓ありがとう御座います。
2006/01/04
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-388- カマロバンパー下地処理
前記した「出来る範囲」がこの様になります。損傷を受けた個所は左角だけになりますが、以前の修復暦で不具合が出来ていた個所も含めての下地処理ではこの様にほぼ全体的な修復もあり得ます。不具合とは、密着不良や深いペーパー目などなどです。
2006/01/04
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-387- カマロ リヤバンパー修理
こちらは以前都筑店の時にお世話になりました方からの再ご依頼で、今回も同じようにリヤバンパーの損傷になります。
前回は比較的軽度の損傷の為(オーナー様にとっては軽度では無いと思いますが…すいません)その時はクイックスポットでの部分的な補修になりましたが、今回はバンパー樹脂に亀裂が見られる為、取り外しての修正になります。
既にその前にも数回の修正がされている為、正直な所下地状態が万全では無いと思いますが、フロントバンパーの様に飛び石被害の多い部位でも無いので出来る範囲で対応するとします。
2006/01/04
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-386- 犠牲車両…
こちらは前記したミニのマークUを修理する上で、犠牲となる車両です。マークUに比べ比較的新しい車両です(と言っても10年以上前ですが)。ミニの良い点は昔から大きな変更が無いので部品の使い回しが出来ます。 本来はこの様な痛い事はしないのですが、このミニは既に書類(車検証)が存在しなく、今後公道を走る事が出来ない為に(完全に出来ない訳では無いのですが)今回使用させて頂く事になりました。使える部品は殆ど取り外して保管するのでリサイクル率を高くする事で許して貰います。
フロアーとさらにその周りのサイドシェル(ロッカーパネル)も併せて大きめに切り取る為、ドア開口部には補強の為にアングルを溶接してから切り取ります。じゃないと車体がくの字になって折れてしまいますので。
2006/01/04
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-385- ミニ マークU レストア
HP上に記載ある通り、通常全塗装のお受付はしておりませんし、ましてやレストアっぽい事も受付は出来ないのですが…。一度お断りをして巡り巡って取引先のミニ屋さんからのご依頼になりました。修理期間は無期限の様なもので、修理費用も相当大きくなっています。
とりあえずは内装を取り除き、損傷具合を確かめてみます。フロア(床)には穴が開いていましたが、それ以上に全体的に腐っています。理由としては、以前行った修理が「腐った上にそのまま新しいパネルを張り合わせた」です。錆は錆を呼びますので、錆を残せばその進行は進むだけです。かといって、この車両を完全に錆から離すのはバランスシートの上で難しくなります。なので限られた中で(予算内で)最善の修理方法を選択していきます。エポキシ系浸透型塗料を多用します。
2006/01/04
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-384- ホイール修正後
修正したい個所にハンマーを当て、さらにそのハンマーを叩いていけば凹んだ(歪んだ)個所は修正出来ます。鉄なのでアルミの様に簡単に割れたりヒビが入ったりはしません。鉄は錆びますが素材的には私は嫌いな物ではありません。比較的加工がし易く、しなり、粘りがあるので修正もし易いところがあります。
この後、サンドブラスト専門のお店に発送し、帰って来たら即座に防錆処理を施してさらに微妙なラインを形成し直します。
車両本体の修復はまだまだ時間が掛かりそうです…。
2006/01/04
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-383- ミニ マークU ホイール修正
40年くらい前のミニのホイールです。リムがガタガタですが、所謂チューブタイヤの為、これでも普通に使っていたそうです。
ホイールの変形は通常ホイール修正専門店にお願いした方が安価で確実になるのですが、アルミでは無く鉄の為、さらにはボディでの修理も承っている為に当店で修理する事にします(しました)。
2006/01/04
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-382- BMW E36 旧塗膜全剥離
結果、問題のある旧塗膜を全剥離します。その際に新車塗膜も微小な凸凹が出来てしまうので、今回はボンネットのみでもあるので全ての剥離としました。
この場合、鋼板が直接空気に触れる事は大きな問題である為、剥離してからは速やかに次の処理(防錆処理)を行なう必要があります。
この後は全体的にウォッシュプライマーを塗布、続けてプライマーサフェーサーを塗布し強制乾燥(60℃40分で硬化)。翌日以降に研磨して下地を平滑化します。
今回のように下地(旧塗膜)からの問題が起きている場合、通常の修理料金よりもかなりの割高になるケースが多くなります。痛い思いをするのはその車両とオーナー様です。勿論会社側から間違った作業を強制されてしまえば働く側(現場の人間ですね)は意に反してもやり遂げなければいけませんが、その限られた中でも出来る事はあります。前記の様にデュポンのベースコートに他メーカーの安価なクリアー(多くは10;1と呼ばれる物でしょう)を塗っても問題の起き難くなる方法(裏技であって、私的には決して推奨しませんが)は存在します。全てが教えられる訳ではありませんが、ご要望であれば解る範囲でお答えも出来ます。ご質問は相談掲示板まで是非どうぞ。同業者の方でも全く問題御座いません。いつでも歓迎致します。
と、また話がそれましたが、長く連れ添っている大切な愛車との事でこれからも末永く乗りつづけてください。この度はありがとう御座いました。
2006/01/04
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-381- BMW E36 ボンネット修理
こちらのご依頼は事故では無く、塗膜の劣化によるクラッキング&艶引け&塗膜剥がれの修理のご依頼になります。非常に痛い感じです。
オーナー様曰く、こちらの車両を所有してからは補修した経歴が無いとの事で、入手する前に何かしらの修理が行なわれたと思います。被害はボンネットのみで、やはり修復暦はありました。
塗膜に起るクラックの原因としては大きく二つあり、一つは新車塗膜の劣化で、下地からの問題が多くなります。もう一つは今回のBMWのように粗悪な材料の使用、或いは間違った使用方法による物です。粗悪な材料であれば紫外線による塗膜崩壊が主な原因で、使用方法での問題であれば硬化剤の配合比率の間違いや攪拌不良、または両者を併せたベースコートとクリアーコートの異種材料の使用です。私も昔アルバイト先の板金屋さんで経験(実施)していた事で、デュポンのベースコートにロック(国産塗料)の安価なクリアーを塗布していました。材料費を半分以下に抑えられるメリットがありますが、後に取り返しの付かない問題を引き起こす可能性が高くなります。塗膜間での密着性も非常に悪いのでありえないくらいの飛び石被害も起ります。車にとってもオーナー様にとっても痛過ぎる問題です。
2006/01/04
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-380- 色特性表(STANDOX)
ちなみに各原色の特性としての表は各塗料メーカーより提供されます。こちらはスタンドックスの表の一部です。 赤枠の中はメタリックの粒子特性が記されていますが、はっきり言って外資系塗料は日本のメーカーよりも種類は少ないと思いますが…。
2006/01/04
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-378- ランチアデルタ 塗装肌
塗装の仕様は新車時と同じく「ベースコート」と「クリアーコート」の2コート仕上げとなります。なので肌はクリアーで仕上げます。
実際に新車時の肌は鏡の様な超平滑な表面では無く、細かい凸凹がある表面になっています。これが所謂「ラウンド」「肌」と呼ばれるものです。これは各メーカー各車種に違いがあり、さらに特徴もあります。 塗りあがった塗膜が酷い状態だとしても、#1500くらいのペーパーで研ぎ落とし、コンパウンドで磨きこめば艶は出ます。綺麗にも見えます(ちなみにこれを「磨き倒す」と表現したりします)。カスタムペイントや皇室車(コンチネンタルなどです)ではこのような事もあり得るのですが、「事故があった事を思い起こしたくも無い」「損傷前の状態に出来るだけ近く」でのご依頼であれば、この「新車肌」を再現しなければ違和感が拭えません。車の「立ち姿」が悪くなります。
自分的に新車肌の再現を求めた結果、以下の事が大事になると思います。
・クリアーの性質 塗り肌を作れるクリアーとそうでないクリアーも存在します。当店が使用する塗料材料のスタンドックスの中でもデュポンの中でもそれは存在します。耐垂れ性能やレベリング性能が大切になり、基本的には高価なクリアー程優れています。例えばデュポンで存在する安価なS655や7700でははっきり言って限界が低いです。スタンドックスでもEASYCLEARでは肌が出来ても耐垂れ性能に欠ける為に限界があります。これらは本塗りには推奨出来ません(自己見解です)
・ハードナー&シンナーの選択 クリアー(主材)に混合するハードナー(硬化剤)やシンナー(希釈溶剤)の選択や量によってもクリアーの性質は大きく異なります。各季節によっても使い分けますが、一定の時期でも各3種類は使い分けるので、一種類のクリアーでも9通りのパターンが出てきます。
・クリアーの使用条件 気温も大切ですが、塗装する環境(ブース内温度)はもっと大切です。所謂強制的に作る作業時の温度「雰囲気温度」です。「冬場での20℃」と「夏場での20℃」では全く違います。湿度や、保管していたクリアーの物質的な温度も影響されます。
・使用工具(スプレーガン)の条件 現在持っているスプレーガンでも肌を作れるガンと作れないガンがあります。望む肌によって使い分けたりもします。さらにその調整が重要で、「スプレーパターン幅」と「塗出量」「エアー圧」は被塗物の形状や塗装条件で毎回変わります。特にこの中の「エアー圧」に関しては人間の「感」だけでは余りに適当になるので、スプレーガン本体にエアー圧を図る為のマイクロゲージの装着は必須となります。これによってスプレーガンの取り回しが悪く塗れない部分(ロッカーパネル下部)も出て来るので、本塗り時にクリアーを入れたスプレーガンを2丁用意して挑む場合もあります。
そしてここからは技術的な要素になります。
・塗り重ね スプレーガンからは楕円状になったパターンで塗料が噴射され、それらの塗り重ねを丁寧かつ敏速に行なわなければ肌は作れません。基本的には3分の1重ねくらいになりますが、これはやはり毎回変わります。特に自動車のボディーパネルの場合、平面だけで形成されている部位などは存在しないので現車合わせで毎回変わります(あたり前ですが…)
・繋ぎ 例えばボディー側面を通して塗る場合(フロントフェンダー→フロントドア→リヤドア→リヤフェンダー)、まさか走って横に移動していく訳にもいきません(実際にはその場合もあります。以前サバナワゴンで経験しました)。なので数回に分けて横に移動していく場合、当然大きく塗り重なる部分が出てきます。極力これを少なくする必要があり、また「同じ所で繋がない」が基本となります。最も肌が荒れやすく、または垂れやすい部位にもなりますが、条件を揃えられれば塗装屋が見ても解らない仕上がりにする事も可能にもなります。
・順序 塗装をしていれば当然「ミスト」なる不要なクリアーが各パネルに降り注ぐので、これが飛散しても良い順番を決めて塗る必要があります。上下圧送式のブースであれば基本的には「上から下」になるのですが、フェンダーホイールハウス部の耳の部分を塗れば当然ミストは上に飛んで行きます。ある程度はクリアーの性質(乾燥性など)によって防止出来ますが、塗装範囲が大きければ非常に影響度は高くなります。
まだまだ他にも重要な事はあるのですが、とても文章にして書ききれる事ではありませんし、言っている程簡単な事でもなかったりします(自己見解です)。 前記の事を正確に行なおうとすると動きはロボットの様になり、極度の緊張状態で体は硬直して右上半身は慢性的な鈍痛が起るようになり、奥歯は砕け散ります(散りました)(これも自己的な事ですが…)
板金塗装はあまりにもやり方が千差万別なので、簡単と言えば非常に簡単なのですが、難しいと思うといつまでも終わりが見えません。それが楽しい事でもあるのですが、体がいつまでも思い通りに動く訳でも無いので短命な職業でもあると思います(極めて自己的見解です)
この度はありがとう御座いました。貴重な美しい新車塗膜はいつまでも大切にして下さい(事故の無いように、です)
2006/01/04
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-377- ランチアデルタ塗装作業完了時
限定色での珍しいランチアでしたが、無事カラーデータも発見出来て何よりでした。
苦労した点を一覧にしてみました。
・アルミホイール修正 今回の事故のように100%過失の加害者が居る「対物保険修理」では、通常は部品交換が基本となるのですが、既にホイールは廃盤であり新品入手は不可能な為に当店での修復に至りました。色は現物での目調色は基本で、何よりこのイビツな形をスプレーガンで塗装するのには神経を使いました。仕上がりはオーナー様にも喜んで頂き何よりです。
・調色 「限定色」である云々よりも、ランチア特有の(他にはアルファですね)「新車塗膜の退色」を意識しての調色が必要です。当然の事ながら紫外線を多く浴びる上面と側面下部では退色の進行度が違います(以前の作業ではアルファ145で苦労済みです) さらに今後の進行度の度合いも考えなくてはなりません。新車塗膜は退色し続けても補修塗膜(当店使用塗料)が大きく退色する事はありませんので。 これを防止するのには以下の「ボカシ」が重要になります ・ベースコートボカシ ベースコートのボカシ部分を、パネル内でのプレスラインや湾曲部を利用して丁寧にボカシます。ヨコ斜めにボカしたり、横V字型にボカシたりするのが基本で、さらにこれにプレスラインを利用したりして人間の目の錯覚を利用します。ちなみに今回はドア下部に飛び石傷が無数にあった為ボカシが限定される部分もありましたが、今後数年〜数十年経って色の退色による相違が解り難くなるようにイメージしてボカシます(ました)。
・クリアーのラウンド(塗膜肌) とにかく今回のランチアは程度が良く、恐らく補修暦はありません。殆ど全てのパネルが新車肌です。ランチア特有の変なプレスラインも存在しています(無理やりパネルを曲げたような手作り感のあるラインです)。このような細かい積み重ねが所謂「立ち姿が良い」と感じられる部分であると思います。なので新車時と同じような肌目を塗り肌で作ります(ました)。この肌については後述します。
2006/01/04
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-376- あけましておめでとうございます。
去年もお陰さまで超多忙な日々となりましたが、今年も何卒宜しくお願い致します。
大変お待たせして申し訳御座いませんでした。2005年度に停止していた各作業日記の掲載を順次開始致します。 既に完了している作業の為、内容が薄くなってしまうと思われますが何卒ご容赦下さい。
2005/11/23
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-375- ジャガー無事出庫!
本日はご足労頂き有難う御座いました。仕上がり喜んで頂けて何よりです。
ボディカラー的にはやはり傷が目立ち易い色になるのですが、反面美しい塗膜を維持する事が出来れば、淡色系にはどうしても味わう事の出来ない深い光沢を演出出来る事となります。是非是非今後とも今の状態を維持し続けて頂きたく存じます。
洗車方法さえ間違えなければ、一度ハードポリッシュを行なった塗膜は今後メンテナンスの為にお金を費やす必要は無いと思います。コーティングはオーナー様自信でも決して難しい事では無いとも思いますし(ただし労力は必要なのですが・・・)
是非末永く今の状態を維持出来る様がんばって下さい。応援しております。
この度は有難う御座いました。
2005/11/12
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-374- アルファロメオ146 完成!してます。
先ほどはメール有難う御座います。連絡が遅れてしまいましたが車両完成しております。大変お待たせ致しました。
今回は内板を含めた損傷の為、本日最終的なチェックとしてロードテストに行って来ました。ルートとしては、当店を出て新横浜方向に向かい、菅田辺りで右折して片倉町駅前通りを通って大きくグルリと周って帰ってきます。無事問題無く仕上がっているかと存じます。
メールチェックが出来ないとの事で、明日午前中に電話致します。仕上がり楽しみにお待ちください!
2005/11/12
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-373- フェラーリヘッドカバー結晶塗装完成!
大変お待たせ致しました。F355、凸部を鏡面状に仕上げて完成です。大変美しいです…。
結晶塗装が不慣れな頃は、結晶目にバラツキが出たり、焼き過ぎて(高温にし過ぎて)色が黒ずんでしまったりと、難題に何度も悩まされましたが、今ではかなり理想通りの仕上がりを平均的に出来るようになりました。材料や工程についてご教授頂いたオートサプライヤーの方には本当に感謝です。
ちなみに先日部品屋さんが来た時に、軽めに「これって幾らくらいするんですかね?」と聞いた所、本日出た回答は「あぁちなみにそれ調べてみたんですけど、余りにも高過ぎるみたいなんで途中で止めました」との事です。先日のテスタロッサのカバー&インマニといい、フェラーリのヘッドカバー類は実際幾らくらいするんでしょうか…。実際、前に知り合いの業者さんが本国(イタリア)に中古のヘッドカバー類を探しにいった所、探しまくってたったの4個しか手に入らなかったそうです。日本国内で中古在庫品も全然見かけませんし、本国でも中古品は出回っていないらしいですね。(私も以前飾りたくて中古探しまくりましたが全然手に入りませんでした…)
後日発送致しますので仕上がり是非楽しみにお待ちください!
2005/11/11
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