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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記 2005】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 テスタロッサ 調色作業(img319.jpg) -319- テスタロッサ 調色作業

結晶塗装は旧塗膜を全て剥離する事が前提なので、先にサージタンクのグレー(シルバー)の色を作成します。勿論データは無いので目調色です。
最初はグレーだと思っていたのですが、白と黒では質感が出せません。これにメタリックを混ぜていくと同じ質感が出てきました。テストピースの結晶目は実物より粗めになっていますが、色・質感はかなり純正の状態が出せたと思います。

2005/10/25
 
jpg画像 フェラーリテスタロッサヘッドカバー(img318.jpg) -318- フェラーリテスタロッサヘッドカバー

掲載遅れてすいませんでした。本日無事塗装完了しております。とりあえずは入庫時の状態で掲載させて頂きます。

全体的にそんなに酷くは無かったのですが、今回エンジンをオーバーホールとの事で左右ヘッドカバーと左右サージタンクの結晶塗装をご依頼頂きました。先日はご足労頂き有難う御座いました。

各部品とも純正の状態での復元をご希望で、ヘッドカバーは赤の結晶塗装、サージタンクはグレー(シルバー)とレッドの2トーン仕様の結晶塗装です。

2005/10/25
 
jpg画像 アルファ146新品部品達(img317.jpg) -317- アルファ146新品部品達

この他にボンネットがあります。
コアサポートなど溶接で車体に取り付ける部品は、取り付けてからだと裏側が塗れないので(塗りにくいので)、明日先に「裏吹き」を行ないます。ボンネットも各エクボを修正し表側にプライマー&プライマーサフェーサー、裏側は色も入れます(塗ります)
その後ボンネットを取り付け、入力した個所(損傷を受けた個所)を引っ張り出します。

想像よりも少々損傷が大きかったので予定よりも納期が遅れる可能性が出てきましたが、各作業念入りに行いますので何卒ご了承の程宜しくお願い致します。
作業進行しましたらまた随時掲載させて頂きます。不都合お掛けしますが完成までもう少々お待ちください。

2005/10/25
 
jpg画像 アルファ146作業進行状況(img316.jpg) -316- アルファ146作業進行状況

お待たせしております。アルファ146の進行状況になります。
保険屋さんの車両確認後に部品発注しましたが、少々時間掛かってしまいました。本日ようやく各発注部品到着です(部品屋さんのお計らいにより本日PM10時到着です)。先行してボンネットが先日到着していたのですが、エクボが20個と悲惨な状態だったので(勿論新品です)部品屋さんに交換を要請して再度届いたボンネットは程度もそこそこ良いので安心です(ある程度のエクボは伊・英・仏車は仕方無いです…後日修正致します)

フロントバンパー外してみて損傷具合は良く解りました。想像よりも結構入ってます(損傷してます)…。
クーラーコンデンサーもクロスメンバー(フロント部のフレーム)に押され、さらにその後ろのラジエターも凹んでます。なのでこちらも交換です。勿論クロスメンバーも交換です。コアサポート(ラジエターサポート)はヘッドライト周りも一体の物なのでこの辺も交換です。

オーナー様のおっしゃる通り、フロント部は以前修復した形跡があります。フェンダーのネジが一本無かったです…。これも発注しておきます。

2005/10/25
 
jpg画像 S20 ヘッドカバー結晶塗装完了!(img315.jpg) -315- S20 ヘッドカバー結晶塗装完了!

実は先日既に結晶塗装完了しておりました。本日は文字凸部の研磨を行いクリアーを塗布しました。現在は乾燥中で、来週早々にはお渡し出来ると思います。

お預かりした時はサンドブラストで綺麗に感じましたが、元々は結構凄い状態だったのが伺えます。文字部を研磨していて、アルミの腐食による根深い巣穴が多数ありました。凸部研磨では結構時間とられてしまいましたが、美しい仕上がりに出来たと思います。

仕上がり楽しみにしていて下さい!

2005/10/22
 
jpg画像 S20 ヘッドカバー結晶塗装×2(img314.jpg) -314- S20 ヘッドカバー結晶塗装×2

ハコスカGT−Rのエンジンヘッドカバーで、今回2つ同時にご依頼頂きました。珍しい一品が同時に2つです。この度はご依頼有難う御座います。

既にオーナー様側の手で丁寧にサンドブラスト処理が施され美しい状態ですが、さらに純正の状態に拘り「結晶塗装」を行ないます。S20は今回で3回目のご依頼になります。
ご要望の塗色はグレーで、S20は少し緑掛かった色合いになっています。なので「黒」「白」「グリーン」の3色を混合して調色をします。

2005/10/22
 
jpg画像 う、美しい・・・。(img313.jpg) -313- う、美しい・・・。

元々入庫された時の状態が結構ヒドイ感じだったので余計美しく見えてしまいますが、オーナー様にも喜んで頂けると思います。

本日スタンドックスのデモンストレーターの方に今回のウォータースポットの件で色々と話を伺いました。
国産車で2コートのソリッドカラーであれば、やはり水性塗料での塗膜であるとの事です。しかもウォータースポットが随所に見られるケースだと、クリアー層も水性塗料が採用されているであろう、との事です。さらにこの手の相談は日本全国あるそうで、塗装の際にも結構厄介だったりもするそうです。
しかしこの問題を「問題」と考える方と考えない(気づかない)方もいらっしゃると思うので大げさな事とも言えるのですが…。
また「外国車では既に一般化された水性新車塗膜でも、日本国内ではまだ日が浅い」との事も聞きました。しかしメーカー側に訴えてもクレームとして扱うケースは無いそうです…。痛いです…。

しかし今回の作業でウォータースポットは殆ど目立たない状態に出来たと思います。今後この状態を維持出来る様、私も応援させて頂きます。
仕上がりは是非楽しみにしていて下さい。

2005/10/22
 
jpg画像 Z33完了!(img312.jpg) -312- Z33完了!

Z33完了しております。「新車同様」と言う表現は余り好きではありませんが、塗膜本来の艶が戻った事と思います。
しかしソリッドブラックはやはり大変でした…。

2005/10/22
 
jpg画像 おまけ画像(img311.jpg) -311- おまけ画像

損傷個所とは関係ありませんが、逆光でなんか格好良く撮れていたので掲載致します。今後も楽しいカーライフお過ごし下さい!

2005/10/22
 
jpg画像 W210無事出庫!(img310.jpg) -310- W210無事出庫!

先日はご足労頂き有難う御座いました。無事メルセデスワゴン出庫です。
こちらもイタズラ傷での修理依頼でしたが、仕上がり喜んで頂けて本当に何よりです。心の傷も一緒に払拭されたと思いますが、その為の出費はやはり痛いと思います…。この度はご依頼頂き有難う御座いました。

人の不幸で飯を食っている所もあるので心苦しい所もありますが、困った事がありましたらいつでもお気軽にご相談ください。この度は有難う御座いました。

2005/10/22
 
jpg画像 BMW K1200GT 本塗り完了!(img309.jpg) -309- BMW K1200GT 本塗り完了!

ベースコート自体は損傷部とその周りにボカシた程度で、範囲的には30cm四方くらいです。隣接するパネル(この場合フェーエルリッドパネル)との色違いが起こらない様に、その辺りにはベースコートは飛ばさないようにします。これは四輪車と同じ事になります。そして全体的にクリアーをパネル一枚塗って完成です。これも4輪車と変わりありません。
しかしバイクのカウルパネルの場合、地面に置いたりする事でカウルの角が削れている場合が良くあります(当店の場合、クッション材か作業台の上に置くので直接地面に置く事はありませんが)
なのでそのような部分を一つずつ丁寧に拾って(塗って)いきます。表側に色を飛ばすと先に説明した「隣接パネルとの色違い」が発生するので、裏側から部分的に塗っていきます。

バイクのカウルの場合、殆どが湾曲した形状をしているのでクリアーを塗った質感が美しく見えがちです(実際美しくなります)。なので自分の腕が良くなったと勘違いを起こしがちになります(昔そうでした…)。しかし、やはり綺麗に塗れればそれは楽しいです。
今回も綺麗に塗れたと思います。仕上がり是非楽しみにお待ちください。

2005/10/22
 
jpg画像 BMW K1200GT 本塗り前(img308.jpg) -308- BMW K1200GT 本塗り前

ご覧の通り、サイドカウルの損傷自体は大きな範囲ではありませんが、オーナー様にとっては被塗物の見た目以上に心が凹んでいる事でしょう…。心中お察し致します。

2005/10/22
 
jpg画像 ジャガーXJ出庫!(img307.jpg) -307- ジャガーXJ出庫!

塗る必要が無かったのでお預かりは一日で済みました。予約待ちの方もいらっしゃったのですが、時間的には3時間程度で終わる作業だったので先に手を付けさせて頂きました。お待ちしている方々申し訳御座いませんでした。

しかし今回は本当に塗らずに済んでよかったと思います。塗って見た目を綺麗にする事は簡単ですが(全然簡単ではありませんが…)費用云々では無く、何でも容易に塗る事はお勧め致しません。

この度は有難う御座いました。お気に入りの愛車、末永く乗り続けられるよう応援しております。

2005/10/22
 
jpg画像 ジャガーXK入庫!(img306.jpg) -306- ジャガーXK入庫!

珍しい2ドアクーペのジャガーXKです。XJやX、Sタイプは業者さんからの仕事でやり慣れていますがこの型は初めてです。先日はご足労頂き有難う御座いました。

損傷としてはボンネットにイタズラ傷(最近多いです。皆さん気をつけて下さい)があったのですが、どうも傷を付けた武器が金属では無くプラスチックの様な物と思われ塗膜は削れていませんでした。不幸中の幸いです(幸いではありませんね。失礼しました…)

しかし強い圧力で塗膜に押し付け動かした感じで、塗膜が線状に凹んだ感じなので、#2000→#3000でペーパー掛け(段差落とし)、その後ポリッシュにて艶出し(工程的には前記のZ33と同じです)、最終的にボンネット一枚をコーティングして完了です。

2005/10/21
 
jpg画像 BMWE36 サフェーサー塗布(img305.jpg) -305- BMWE36 サフェーサー塗布

痛い傷の部分は各部ダブルアクションサンダーで削り落とし(正確には傷を削り落としている訳では無く、傷の周りの塗膜を削り落とし平滑にする作業です)鉄板の露出している部分にはウォッシュプライマーを塗布し、サンダーを掛けた部分全てにプライマーサフェーサーを塗布します。
全塗装ではありませんが殆ど全塗装です…。前後バンパー以外は全て塗ります。

まだ痛い姿が続きますが、本塗り後の仕上がり楽しみにしていて下さい。

2005/10/21
 
jpg画像 Z33 ハードポリッシュ(img304.jpg) -304- Z33 ハードポリッシュ

ドア損傷個所の修理が終わり、次の作業依頼としての「ポリッシング」になります。既に全ての作業は完了しておりますが、各作業工程を説明致します。

@洗車(鉄粉除去)
Aマスキング
Bハードポリッシュ(ウォータースポットの除去)
  3M ビューティフルカット使用 ウールバフ→スポンジバフ
C全体的なポリッシュ(Bのバフ目消し)
  3M ハード1使用 ウールバフ→スポンジバフ
D全体的なポリッシュ(Cのバフ目消し 艶出し)
  3M ハード2使用 スポンジバフ
E洗車(コンパウンド清掃)
F全体的なポリッシュ(Dのバフ目消し)
  3M ウルトラフィニッシュ スポンジバフ
G最終的なポリッシュ
  3M ウルトラフィニッシュ ダブルアクション&専用スポンジバフ
H脱脂(シリコンオフ使用)
Iポリマーコーティング 3Mポリマー
J清掃

となります。
とにかくウォータースポットが酷い状態で、それを消す為に粗目のコンパウンド(と言っても細目なのですが)から始め、そのバフ目(ポリッシュによって付いた傷)を消す為に一つづつ段階を踏んで最終的に深みのある艶を出します。これによってコーティング無しの状態でも塗りたての様な深い艶を出します。そしてその状態を今後維持する為(保護する為)コーティングを行ないます。

画像内でポリッシングを行なっているのは私では無く、弊社従業員のコミキです。ご来店頂いた方は見かけていると思います。彼も良く働きます。一日平均14時間くらい働くのでは無いでしょうか…。その為かあり得ないくらいのスピードで仕事を覚えて行きます。通常板金塗装は1〜2年は雑用がメインになり、2〜5年くらいでようやく実作業を任されるようになったりしますが、彼は既にオールペン一台仕上げてたりします(勿論テストとしての車両ですが)。私の予想だと、業者さんからの仕事であれば2年以内に本塗り出来る様になるのでは、と思います。ちなみに彼が覚えているのは板金・塗装両方で、一通り仕事を覚えたら独立したいそうです。
まだまだサポート的な仕事がメインにはなると思いますが、もっと沢山仕事を覚えて楽をさせて貰いたい所です(そんな風には思っていませんが…)。宜しくお願いします(彼に言ってます)

2005/10/21
 
jpg画像 BMW K1200GT サイドカウル作業開始(img303.jpg) -303- BMW K1200GT サイドカウル作業開始

お待たせ致しました。実は作業状況は既に本塗りが完了しております。
明日は乾燥期間として、明後日以降に磨き作業になりますので予定通り進行しております。

損傷としては10cm×10cmくらいの擦り傷ですが、塗布部分はカウル一枚の為見た目よりも金額は大き目になってしまいます。
エンブレムは取り付ける際に貼り位置が解らなくなると困るので(と言うよりそれは大きな問題です)取り外す前に位置の確認をしておきます。反対側のカウルがあれば参考になるのですが、今回はこの部品のみ単体での発送依頼なので位置確認は念入りに行ないます。

2005/10/21
 
jpg画像 もう4時ですが…(img302.jpg) -302- もう4時ですが…

面白い物を作ったのでご紹介させて頂きます。先日日曜日に作成した「ミニのリヤ周りオブジェ」です。実寸サイズです(純正部品使用なので当たり前ですが…)

以前より在庫品があったのでそれらを利用して作成してみました。リヤガラスもあるので最終的に実車同様になる予定です。

事務所を二階に移転し、一階のスペースが広がったのでそこを全体的にそのままガレージ風に仕上げてみたいと思います。実車も入れる予定です(入るサイズが決まってはいますが)。「そんな事している暇があれば私の車早く直してくれ」とのお気持ちも良く解るのですが(勝手な思い込みですが…すいません)、時々思いついた事を凄い勢いで実践してしまう癖があります。ご迷惑お掛けして申し訳御座いませんが何卒お許し下さい…。

明日は朝一で業者さんの所に車両引き取りに行く予定なので、11時くらいよりの開店となる予定です。ご迷惑お掛けして申し訳御座いません。

2005/10/20
 
jpg画像 BMW E36作業開始!(img301.jpg) -301- BMW E36作業開始!

こちらも作業始まっております。先日はご足労頂き有難う御座いました。

こちらのBMW、非常に痛い状態になっております。ボディ全面イタズラ傷です…。前後バンパーを覗いた他の部分は殆ど修理が必要になります。ヒドイです…。
今回の修理に掛かる費用も少なくは無く、直すかどうかの判断にオーナー様も相当迷ったと思いますが、やはり他の車とは違う思い入れも相当あると思われ今回ご依頼頂く事になりました。時間を元に戻す訳にはいきませんが、今回の惨事を今後引きずら無いで済むように元以上の仕上がりになる様に努力させて頂きます(「元以上」の定義は色々ですが…)

しかし車両に触れさせて頂きオーナー様の御意向も良く解りました。かなり大事にされているのも解りますし、事故暦・補修暦・塗装暦が全く見当たりません(バンパーは未確認ですが)。素晴らしい状態だと思います。

仕上がりまでまだ時間が掛かると思いますが、作業進行もお伝えさせて頂きますので何卒もう少々お待ちください。

2005/10/20
 
jpg画像 二柱リフト設置完了!(img300.jpg) -300- 二柱リフト設置完了!

本日プロフィットに二柱リフトが導入されました。ビシャモン製の3トンワイドです。嬉しいです…(リース物ですが…)

しかし自分的にはこの柱の部分が現場的には邪魔に感じて仕方無いのですが…見た目も格好良いので全体的には良しとします。

整備作業をする訳では無いのですが、ドアの下部損傷時やサイドシェル(ロッカーパネル)等の板金作業では通常の高さでのどうしても無理な体勢になります。板金塗装屋さんの多くは腰痛持ちですが、その理由がこれです。
環境が良くなれば仕事も(仕上がりも)良くなるが常です。これにより今後さらに良い仕上がりになるよう努力させて頂きますので今後とも宜しくお願い致します。


現在お預かりしておりますテスタロッサのヘッドカバー各種、本日剥離剤が入荷致しました。想像以上の量だったので在庫が足りませんでした。大変申し訳御座いませんでした・・・。なので明日より作業開始となります。作業進行しましたら随時掲載させて頂きますのでもう少々お待ちください。

2005/10/20
 
jpg画像 W210ワゴンも作業完了しております(img299.jpg) -299- W210ワゴンも作業完了しております

こちらは全ての作業が完了しております。
明日のご来店、天気が良いと良いですね。
仕上がりも是非楽しみにお待ちください。ご来店お待ちしております。

2005/10/20
 
jpg画像 GSXアッパーカウルも塗装完了しております(img298.jpg) -298- GSXアッパーカウルも塗装完了しております

下地を殆どやり直した甲斐があり、良い仕上がりに出来たと思います。
サイドダクトの継ぎ目部分の成形も上手くいき、違和感無いラインが形成出来たと思います。これは喜んで貰えると思います。

現在乾燥中で、今週中には作業が完了する予定ですので来週早々には届けられると思います。
仕上がり是非楽しみにお待ちください。御贔屓有難う御座います。

2005/10/20
 
jpg画像 Z33クリアー塗布完了時(img297.jpg) -297- Z33クリアー塗布完了時

2コートなのでベースコート(黒)はドア全体に塗布しておりません。基本通りベースコートはドア内でボカシを行い、隣接パネルに近い部分には色が掛かっていない為「色違い」は発生しません(厳密にはクリアーによる深みやギラつき感で隣接パネルとの相違は100&無くなる事はありませんが)。
仕上がり楽しみにお待ちください。

2005/10/20
 
jpg画像 Z33ベースコート塗布(img296.jpg) -296- Z33ベースコート塗布

こちらのZ、車体色はソリッドの黒ですが、国産車には珍しく「2コートソリッド」の新車塗膜になります。なので補修方法もそれにならっての2コート仕上げとなります。

通常、今までの国産車のソリッドカラーであれば「1コートソリッド」(クリアー樹脂に顔料が入った様な塗装方法)が基本でしたが、Zは「ベースコート」(黒)と「クリアーコート」の2コートでの塗膜となっております。外車では昔から普通の事なのですが、国産車では珍しいと思います(自分が知らないだけかも知れませんが…)
これは恐らく溶剤使用規制の問題からベースコートが水性になっているのかも知れません。無事作業は完了しておりますが明日にでもメーカーに確認してみる事にします。

この事から、新車塗膜のクリアーについても少々疑問に思う所があります。本日行なったポリッシュ作業で色々と気づく事がありました。これについても明日確認とってみます。

各作業は順調に進んでおりますので仕上がり是非楽しみにお待ちください。

2005/10/20
 
jpg画像 Z33本塗り直前(img295.jpg) -295- Z33本塗り直前

再度塗布したプライマーサフェーサーをさらに#320→#600→#800→#1200と水研ぎします。今度はかなり理想通りに仕上がりました。どの角度から見てもプレスラインは少しの歪みも無くどこにも違和感はありません。自分的に満足出来る仕上がりになりました。

以前、スカイライン(R34)のドライカーボン製のドアを「見た目純正と同じ様に」とのご依頼を請けた事がありますが、純正の鋼板パネルと違いFRPに良くある全体的な歪みが発生し美しく無いラインになっていましたが、サフェーサーの3度打ちで何とかこれに対応しました。ライン出しは難しく苦しい作業ではありますが、スジ一つ無いラインが出た時にはあり得ない位の達成感が得られる事でもあります。なので下地処理は工程の中でも結構好きだったりします。

2005/10/20
 
jpg画像 Z33サフェーサー二度打ち〜強制乾燥(img294.jpg) -294- Z33サフェーサー二度打ち〜強制乾燥

再度プライマーサフェーサーを塗布し60℃40分(厳密には80℃まで達しています)で強制乾燥します。

2005/10/20
 
jpg画像 大変お待たせしました・・・(img293.jpg) -293- 大変お待たせしました・・・

何やら最近大き目の修理が続いてしまいその書類整理で日記が遅れがちになってすいません・・・。通常業務(現場)が終了するのが12時(夜です…)、各見積書を清書し、部品屋さんや保険屋さんにファックスしたり保険会社さん宛ての写真を印刷し書類を纏めて封書に入れて出してと、そんな事をしているうちに連日3時になってしまいます…が、仕事は楽しいので体調は悪く無いのが救いです。

33Z現在の作業状況としては損傷したドアの修理は完了し、続いてご依頼の「ボディ全体のポリッシュ&コーティング」に入っております。全体的には順調に進んでおります(ポリッシュで少々手を焼いておりますが…詳しくは後日掲載致します)

画像はプライマーサフェーサーを#320→#600で研磨した状態で、この時点では自分的に満足出来るラインにはなりませんでした(それでもかなり良いラインは出ているのですが…)。なのでサフェーサーをもう一度塗ります。所謂「二度打ち」です。

2005/10/20
 
jpg画像 フォレスター出庫!(img292.jpg) -292- フォレスター出庫!

本日はご足労頂き有難う御座いました。お陰様でアルファが無事工場内に収まりました。感謝致します。

仕上がり喜んで頂けて何よりです。有難う御座います。

今回は「気づいたら凹まされていた」なる不可抗力的な損傷でしたが、車両については、ある意味「放置する固定資産」的な面もあると思います。気をつけると言っても限度がありますし…。何より今後痛い思いをされないようにお祈りしております(この表現があってるかどうかいつも疑問です…。かと言って「応援しております」は違うと思いますし…。勉強不足ですいません…)

この度は有難う御座いました。困った時はいつでもお気軽にご相談下さい。ご紹介頂いたkuroki氏にも宜しくお伝え下さい。

2005/10/16
 
jpg画像 アルファロメオ146入庫!(img291.jpg) -291- アルファロメオ146入庫!

不慮の事故でフロント部を損傷されてしまった痛いアルファの入庫です。本日はご足労頂き有難う御座いました。

掲載では出来るだけ「痛い感じ」を出さないようなアングルで写真を撮りましたが、損傷は小さくはありません。
「手元に置いておけない」お気持ちから今回緊急での入庫となりましたが、来週出庫の予定になると思っていた車両が本日出庫致しましたので、無事工場内での保管可能となりました。本日夜より結構な雨が降りましたが無事切り抜けました。ご安心下さい。

とりあえず今週は洗車だけして保管となります。来週より各部損傷具合の確認&お見積もり致します。火曜日辺りには保険アジャスターさんの立ち会いが入ると思われます。
この「保険アジャスターさんの立会い」ですが、この時に出来るだけ損傷部の確認をして貰う必要があります。後で「この傷は無かった」などのトラブル防止の為にも車両が綺麗な状態で無ければなりません。なので入庫前洗車(作業前洗車)は必要と思います。現在入庫している全ての車両は工場入庫前に洗車していますし、今までも殆どの車両が洗車をしてからの入庫となっております。「どうせパテ粉で汚れるから」と思ってしまえばそこまでなのですが、洗車一つで作業者のモチベーションが変わるのも事実だと思います。触れれば触れる程車両の事も解りますし、そのオーナー様の心意も伝わる事が出来るとも思います(自論ですが…)

今解る範囲での修理内容としては、
@ボンネット交換
Aフロントバンパー交換
B左右ヘッドライト交換
Cフロントグリル交換
Dボンネットグリル(エンブレム)交換
E左右ヘッドライトサポート修正
Fコアサポート修正
Gライセンスプレート(ナンバープレート)交換(再交付)
で、塗装範囲は左右フロントフェンダーを含むフロント周り全部、です。

作業進行次第また掲載させて頂きますので、車両と共に心の凹みも一緒に軽減して頂ければ幸いです。
ちなみに確認するのを忘れていたのですが、車両保険で「代車特約」が付帯されていれば保険会社より代車のサービスが受けられます。是非ご確認下さい。

2005/10/16
 
jpg画像 GSX プライマー&プラサフ塗布完了(img290.jpg) -290- GSX プライマー&プラサフ塗布完了

そして全体的にプラスチックプライマー(デュポン800R)を塗布し、その上にプライマーサフェーサーを塗布します。

現在こちらの寝かし中です。来週より研磨作業に入りいよいよ本塗りになります。
仕上がり楽しみにお待ちください。

2005/10/16
 
jpg画像 GSXアッパーカウル サイドダクト隙間埋め(img289.jpg) -289- GSXアッパーカウル サイドダクト隙間埋め

こちらもお待たせしておりますが、既にサフェーサー塗布まで完了しております。

カウル側面に付いているサイドダクトは元々分割しているものを溶着にて取り外し不可能となっている個所で、この隙間がうっとうしい為(極めて私的見解です)、オーナー様の許諾を頂き埋める事となりました。

しかし単に「埋める」では、後にここに亀裂が出るのは間違いありません。それが数ヶ月後か数十年後か解りませんが、出るであろう問題を置き去りにして上塗りをする訳にも行きませんので、私が思うセオリー通りに作業を行ないます。しかし思った以上にこれが面倒でした…。

最初に継ぎ目をハンダゴテで溶着し継ぎ目を無くします(強化します)。そこは樹脂(プラスチック)を一旦溶かし込み、それが凸凹になってしまう為、これをエポキシパテで整形し直します。「基準の無くなったラインを再現する」、これにちょっと時間を取られてしまいました。

2005/10/16
 
jpg画像 W210メルセデスワゴン 塗装完了!(img288.jpg) -288- W210メルセデスワゴン 塗装完了!

思ったよりも作業がスムーズに進行致しました。本塗り完了しております。
綺麗に見えた塗膜でしたが、フロントドアは飛び石傷が結構ありましたね。ドアミラー付根辺りに大きな物が3箇所あったのでそれも処理しておきました。フロントドア前方の中央辺りにも飛び石傷があったのですが、この部分に色を入れてしまうと(塗ってしまうと)フロントフェンダーとの色違いが発生してしまう恐れがあった為こちらは処理致しませんでした。見たところ鋼板までは達していない傷なので、今後錆やブリスターが発生する可能性は非常に低いのでご安心下さい。

後日組み付けに入りますので来週早々には予定となります。仕上がり楽しみにお待ちください。

2005/10/16
 
jpg画像 Z33 プライマーサフェーサー塗布(img287.jpg) -287- Z33 プライマーサフェーサー塗布

そして最後にプライマーサフェーサー(スタンドックスシステムフィラー)を3回程塗布して完了です。サフェーサーは各コート間でもきちんとフラッシュオフタイム(コート間の待ち時間)を置き、1コート毎の溶剤分を飛ばします。各フラッシュオフタイムは10分程で、プライマーサフェーサーを塗布する為の所要時間は20分〜30分くらい掛けて行います。その間は他の作業をしてたりします。温度の低い冬場は赤外線ヒーターを遠目に置いて被塗物を30℃くらいで保ったりします。この「コート間のフラッシュオフタイム」を面倒と思い、エアーブローで時間短縮させようとしてしまうとサフェーサーの表面だけが乾燥して蓋をしてしまい、サフェーサー内部から揮発しようとする溶剤分が抜けられなくなる「溶剤篭り」が発生します。最悪の結果、数センチ程のブリスターが発生したりもします。それであればその場で問題を発見出来ますが、ブリスター化しない溶剤篭り(通常はこれが一般的)を起こすと、本塗り後や納車後に「艶引け」や「ペーパー目」なる問題を発生します。

塗布完了後は、さらにセッティングタイムを置き、ある程度溶剤が抜けたら強制的に乾燥硬化させます。60℃40分くらいです。この「熱」により反応速度が促進され「硬化」となります。この時点で熱を加えないと、ベースコート(スタンドックス)を塗布した時点で「チヂレ」を起こします。または「チヂレ無いようにドライコートで塗布する」なんて塗り方をしてしまうとベースコートの肌が荒れたり「艶引け」を起こしたりもします。

サフェーサーについては「どんな状況でもベースをウェットに塗って侵されない下地作り」が基本となります。BMWの様な粉黛クリアーや近年多くなった水性新車塗膜などの弱い塗膜でも、基本通りに行なえば不都合は起こりません(ここに到達するまで数年掛かりましたが…)

2005/10/16
 
jpg画像 Z33 ウォッシュプライマー塗布(img286.jpg) -286- Z33 ウォッシュプライマー塗布

そしてプライマー(レッドブラウン)の周りに露出した鋼板部分にウォッシュプライマー(デュポン820R)を塗布します。サフェーサーを塗る範囲内は#240〜#400のペーパー目に揃えて(所謂「ペーパー目」の起きない状態にして)、なだらかな傾斜(所謂「フェザーエッジ」)を作成します。フェザーエッジを丁寧に作成すればそれだけエッジマッピング(所謂「パテ痩せ」現象)が起こる可能性は低くなります。なのでこのような広範囲になってしまいます。これを小さく済まそうとすれば前記した「エッジマッピング」が起こりやすくなります。前回行なったフォレスターも、これを考えた結果サフェーサーの範囲が大きくなり、「ボカシ」の範囲が狭くなってしまい、隣接パネルの塗装が必要となりました。逆にこれらを小さく小さく収めようとすると問題が起こる可能性が高くなると考えられます。

2005/10/16
 
jpg画像 フェアレディZ33 板金作業終了(img285.jpg) -285- フェアレディZ33 板金作業終了

中央がパテ(スタンドックスPEソフトストッパー)で、その周りの茶色い部分はプライマー(スタンドックスレッドブラウン)です。パテが直接鋼板に塗られている(付いている)部分はありません。理想的な形だと思います。
以前記載した通り、パテに防錆効果はありません(空気に直接触れなくなる点からは防錆効果ともとれますが、化学的にはありません)。通常自動車の鋼板には「亜鉛メッキ」が施されていますが(ローバーミニやハーレーなどにはされてません…)、研磨した際にその皮膜も既に無くなっているので、パテの前の段階で行なえる防錆処理は非常に効果的です。

2005/10/15
 
jpg画像 W210メルセデスワゴン 下地処理(img284.jpg) -284- W210メルセデスワゴン 下地処理

実はこちらの車両、既に塗装完了しております。そちらの画像も楽しみにお待ちください。

画像の状態はウォッシュプライマー&プライマーサフェーサーを塗布する直前の状態です。
キズはやはり鋼板まで到達するくらいの深いもので、その部分の塗膜は当然鉄板が露出するまで削り落とします。

クリアー&ベースコートの下からは「グレー」と「オーカーっぽいグレー」の2種類のプライマーが顔を出します。鋼板に直接塗布されているグレーのものは「防錆力」に優れた下地塗料で、その上に塗ってある「オーカーっぽいグレー」は肉持ち(膜厚)を確保する為の下地塗料でしょう。当店がスタンダードとする下地もこれと同じく、鋼板には防錆力&鋼板への密着性に優れたウォッシュプライマーを塗布し、その上に膜厚の確保としてプライマーサフェーサーを塗布します。理論上では同じ下地状態を再現していると思います。

2005/10/15
 
jpg画像 さらに旧塗膜剥離・・・(img283.jpg) -283- さらに旧塗膜剥離・・・

今回気づいた事ですが、当店で塗った塗膜の下に、さらに「黒系」の塗膜がありました。今回この塗膜が妙な感じがしたので(最悪「全面チヂレ」の可能性があります…)、これも取り除き(勿論レッドも一緒に)、結局殆どの塗膜が無くなりました。少し残っている紫色の塗膜は新車塗膜です。これは剥がす必要はありませんが、綺麗にこれだけ残すのも難しいのでこんな感じになっております。

2005/10/14
 
jpg画像 旧塗膜除去完了(img282.jpg) -282- 旧塗膜除去完了

自家塗装された塗膜が全て取り除かれ、当店で塗った塗膜が露出した状態です。「耐溶剤性に優れて…」との謳い文句にある通り、ラッカーシンナーくらいでは艶も無くならない強固な塗膜です。この頃はスタンドックスが導入されていない時期なので、クリアーはデュポンのS690かS696です。

2005/10/14
 
jpg画像 GSX作業開始しております。(img281.jpg) -281- GSX作業開始しております。

こちらは以前フェラーリレッド(ロッソコルサ)に全塗装させて頂いたGSXで、今回はフロントカウルの修正依頼になります。
既にオーナー様の手で自家塗装修理をされた模様で、とりあえずはこの塗膜の除去作業になります。
DIYで行なう塗装(自家塗装)では、多くの場合ラッカー系や水性塗料での塗装になる為、これの除去には「ダブルアクションサンダー」では塗膜がペーパーに絡んで目詰まりしてしまいます。ペーパーが何枚あっても足りません。なので地道にラッカーシンナーで洗い流す様に取り除きます。

2005/10/14
 
jpg画像 Z33 ドア付属品取り外し(img280.jpg) -280- Z33 ドア付属品取り外し

こちらの作業も進んでおります。オーナー様ご安心下さい。

こちらのZ、当初オーナーのご要望としては「ドア交換」での作業依頼でしたが、最終的なご依頼は「板金での修正」との結果になりました。
損傷個所が「プレスライン上」である事と、後々パテによって起こる得る問題を嫌っての見解です。お気持ち良く解ります。

しかしこれはケースバイケースであり、板金修正でのメリットデメリット、パネル交換でのメリットデメリット全てを考えて、その中から車とオーナー様にとって良い修理方法とそれに掛かるコストをこちら(当店)が提案して、最終的にはオーナー様に検討して頂く事となります。
今回はオーナー様が100%の被害者の為(隣りの車のドアが当たっての損傷の為)、加害者の方が加入している保険会社より100%修理費が支払われる為、修理方法のバランスとしてはコスト面では無く、修理内容を最優先としての方向になります。

前記の「バネル交換か板金修正かの判断」については後日掲載させて頂きます。

話がそれましたが、現在の状況としては板金途中になります。画像は付属部品の脱着で、ドアの付属品は殆ど外しました。ドア裏からも叩けるようにする為、ドアガラス・レギュレーター(ガラスを動かすモーター)も脱着しました。勿論パネル裏側の防錆処理もこれで可能となります。
画像内に写っている金属製のパネルは、ドアガラスレギュレーターが金属パネルと一体型となっているタイプで、アウディやVW系の車両に良く見られるタイプです。ガラスも外さないとこのパネルが取れないのですが、見た目よりも面倒ではありません。アウディ&VW系はこのパネルが一部大き目のリベットでの取り付けとなっている為結構面倒ですが、NISSAN系は10ミリボルトのみでの取り付けになってます。

リベットを外すのはドリルで揉めば(貫通させれば)簡単なのですが、そのキリコがドア内部に落ちてそのままだと錆が発生し、錆がドア側に感染る可能性が出てきます。アルミ製のリベットでも同じ様な事が起こります(電位差による腐食です)。なのでキリコの掃除までを含めると結構面倒な作業ではあります。

2005/10/14
 
jpg画像 メルセデスワゴンW210入庫(img279.jpg) -279- メルセデスワゴンW210入庫

先日はご足労有難う御座いました。作業進行状況としては、思ったよりも他の作業がスムーズに進んだ為、明日本塗りの予定となります。

損傷部は、右フロントドアアウターハンドル下部に10cm程の深い傷で、その他エクボも無く比較的(かなり)綺麗なパネルです。塗るのが勿体無いくらいです…。
しかし損傷個所が隣接パネル(リヤドア)に相当近い為、リヤドアとの色違いを起こさない為にもリヤドアのボカシ作業が含まれます。場所的に痛い所です…。

良いニュースとしては、フロントドアは補修暦無し、完全な新車塗膜でありました。これは良かったですね(オーナー様に言ってます)

2005/10/14
 
jpg画像 そして本塗り完了(img278.jpg) -278- そして本塗り完了

そして本塗り完了時の画像です。フェーエルリッドは付けて塗るつもりでしたが、給油口内部の塗膜が薄すぎた様で、#1500スコッチで下地が出てしまった為(通常あり得ないくらい塗膜が薄かったです)、中も塗装しておきました。フェーエルリッド(給油工蓋)は勿論一緒に塗装しております。

もう少しで完成しますので、仕上がり楽しみにお待ちください。完成次第連絡させて頂きます。

2005/10/14
 
jpg画像 フォレスター塗装直前(img277.jpg) -277- フォレスター塗装直前

掲載遅れましたが、既に組み付けも殆ど完了しております。残すはリヤドアの水切りモールが届けば全ての作業が完了致します。

最初の予定ではクォーターパネルのみ(ルーフサイドパネル含む)の塗装でしたが、サフェーサーの塗布面積が予定よりも大きくなった為、クォーターパネル内ではベースコートのボカシ範囲が狭すぎると判断し、リヤドアの塗装に至りました。
ベースコートのボカシ際はどうしてもドライコートっぽくなりがちで(ベースコートの肌が荒れがちで)、この場合メタリック粒子が立ち気味になり、「表面が明るくスカシが黒い」状態になります。ボカシ範囲が広ければ、ボカシ際をずらしていけば気にする事でも無いのですが、狭い範囲だと同じ個所でボカシ際が発生し、ベースカラーの肌が荒れてしまい色味までが変わってしまいます。特に今回のような赤パール系の塗色は隠ぺい力が弱い為(染まり難い為)、コート数が多くなりがちでボカシ際のドライコートも起こり易くなります。

今回はベースコートのボカシ範囲的には15センチくらいの幅があった為、強行しても(ドアのボカシをしなくても)問題無かったかも知れませんが、もしそれで失敗(パネル間の色違い)が生じた場合は最悪の結果となります。後からリヤドアのみ塗装しても、ドライコート状態になったクォーターパネルのボカシ際と色味を同じにするのは難しくなります。同じようにドライコートでベースコートの肌を荒らした状態を再現しなければなりません。それを避ける場合は、再度クォーターパネルも含めた2パネルを塗り直す結果となります。
なので手間は増えますが、リスク分を極力する無くする為リヤドアも同時に塗装を行ないました。結果としては良かったと思いますし、自分的には殆どの場合今回と同じ事を行ないますのでこれを日常的な作業で「手間」と考える事も少ないとは思います。

2005/10/14
 
jpg画像 Z33入庫!(img276.jpg) -276- Z33入庫!

入庫までの期間お待たせして申し訳御座いませんでした。当日はご足労頂き有難う御座いました。無事入庫です(当たり前ですが…)

損傷は左ドアに凹み。お隣りの車のドアが強風に煽られて勢い良く当たった物と思われます。なので対物保険100%での修理です。

とりあえずは保険屋さんの立会いが入ると思いますので、作業開始は木曜日辺りからと思われます。作業開始したら内容掲載させて頂きますのでこちらも楽しみにお待ちください。

2005/10/10
 
jpg画像 メルセデス出庫!(img275.jpg) -275- メルセデス出庫!

出庫直前での撮影です。ご足労頂き有難う御座いました。

こちらのベンツ、かなり程度が良いと思われます。所謂「立ち姿」が美しいです。今まで大きな損傷・補修暦も無いと思われます。社内移動しかしていませんのでエンジンの調子も良く解りませんが、この様な雰囲気を出している車だと中も(エンジンも)良好でしょう。
今となってはW124も旧型の車種にはなってしまいましたが、最もベンツらしいと言える型でもあると思います。(私的感覚です。バブリーな時代の車両なので…)。是非今後とも末永く走り続けて欲しいです。
この度は有難う御座いました!

2005/10/10
 
jpg画像 本塗り完了(img274.jpg) -274- 本塗り完了

スタンドックスには、この「半艶」を再現する為の専用クリアーがパッケージとして用意されていますので、基本的にはこのクリアーに硬化剤とシンナーを入れて塗るだけです。流石メルセデス指定塗料です。
が、硬化剤の硬化スピードやシンナーの揮発速度、シンナーの配合比率によって艶具合は大きく変わります。しかもこのクリアーは通常の2液ウレタン性と変わり無いので硬化するまで艶具合は解りません(60℃40分〜)
さらに塗り方(塗膜厚)や塗装時の環境によっても艶具合は大きく変わるので事前にテストピースでの艶具合の確認が必要です。

しかしこのリスク分を低減させる方法もあります。艶具合を現状よりも若干落とす事です。現車の状態よりも艶具合を良くしてしまうと、その艶を無くす事は出来ません。塗り直し、です。しかし逆に塗装後に「艶を出す」事は出来ます。コンパウンドによるポリッシュです。番手を落として(細かいコンパウンドの使用)ムラ無く艶を出します。

2005/10/10
 
jpg画像 本塗り前準備完了(img273.jpg) -273- 本塗り前準備完了

今回最も難易度の高い作業は、バンパー部分の「艶具合」になります。この時代のメルセデスに多く採用された「半艶」の設定です。これ自体の再現はそんなに難しくは無いのですが、問題は「磨き」(ポリッシュ)が出来ない事です。塗装時にゴミが付けばその部分をペーパー(#2000〜#3000)で研磨し、コンパウンドで磨けば平滑にはなりますが(これも厳密に言えば簡単な事では無いのですが…)、つや消し仕上げの場合はこれが出来ません。磨けば艶が出てしまうからです…。

そして次に、この艶具合が新車時と今の状態(10年くらい)では違う事です。この間に洗車やワックス掛け、時には業者さんによるポリッシュやコーティングが行なわれて来たと思われます。この艶消しの塗膜に「摩擦」が生じれば艶が出るのは仕方の無い事です。なので現状の状態としては新車時よりも「艶」が出ている事です。新車時が「5分艶」であれば、今の状態は「7分艶」といった所です。
補修では、この艶具合に合わせた塗装が必要となります。

2005/10/10
 
jpg画像 ベンツワゴン 傷修正〜サフェーサー塗布準備完了(img272.jpg) -272- ベンツワゴン 傷修正〜サフェーサー塗布準備完了

傷の除去はセオリー通り、#120〜#240のダブルアクションサンダーで研磨し取り除きます。勿論その分塗膜も樹脂素地も削り落とされている為、本来のラインより低くなっています。特に今回はバンパー上部、メッキモールの下側プレスライン上に深い傷が入っていたので、その部分のラインは大きく崩れました。板金塗装屋的には面倒な事で、わざわざ難易度を上げています。簡単に済まそうと思う「最も早く楽な効率の良い作業」であれば、深い傷にパテを塗り込み埋めてしまう方法になります。これ専用のパテとして「樹脂パテ一番」なる製品も販売されています。私も昔使った事があり「プライマー不要!」なんて謳い文句もあった様な気がしますが、私的見解ではオレフィン系素材(プリプロピレン等)に直接塗布して食い付く(密着する)パテは存在しないと思います。密着性に優れたエポキシ系でも同様でしょう。極めて私的な感想ですが、各商品私が最も信頼する3Mさんの商品としてこれは早く廃止して頂きたい所です…(批判している訳では無く、私的感想です。または既に廃止されているかも知れませんし)

話がそれましたが、崩れたラインにはこちらもセオリー通りエポキシ系のパテを使います。3Mの樹脂専用パテです。これは良い製品です。
勿論その前工程として、樹脂専用プライマーDUPONT800Rを塗布します。パテの説明書にもはっきりと「PP素材の場合は専用のプライマーを塗布する必要があります」等の記載がされています。

2005/10/10
 
jpg画像 メルセデスベンツワゴン300TE バンパー擦り傷修理(img271.jpg) -271- メルセデスベンツワゴン300TE バンパー擦り傷修理

大変お待たせ致しました。実は既に作業完了&出庫済みなベンツです。掲載遅れて申し訳御座いませんでした。

損傷はリヤバンパー左側面。数センチ〜数十センチの擦り傷です。
バンパー及びドアガーニッシュ(サッコプレート)は「半艶」仕上がりの新車設定で、この場合の部分的な補修、「クリアーのボカシ」は「クィックスポット」では難しいですが、このタイプのリヤバンパーは各部「見切り」が設定されているのでクリアーのボカシは必要無く、ブロックで塗装可能です。なのでバンパー脱着無し、各付属品脱着無しでの作業(塗装)となります。

2005/10/10
 
jpg画像 メルセデスベンツCLK(W208)フレーム修正(img270.jpg) -270- メルセデスベンツCLK(W208)フレーム修正

こちらは現在、ようやく完成に近づいたCLKです。ボディに続き、付属品(リヤバンパー周り)の塗装もようやく終了致しました。
今回はリヤ周りに大きな損傷を受けました…。
作業期間が長くなったので、後日まとめて掲載させて頂く予定ですので詳細はもう少々お待ちください。

フレーム修正はいつもお手伝いに来てくれている板金屋さんの所でお世話になりました。勿論自走する筈は無く(マフラーも外したので直管ですし…)積載車で移動したのでご安心下さい。

今回の修理では内板パネルも塗装する範囲が大きかったのですが、その時コミキ(従業員)に「高畑さん、実は結構何でも出来るんですね?」と言われました。そう言えば今回の様にフレームまで達する大きな事故内容の修理は久しぶりです。
元々勤めていたのはディーラーの内製工場なので、大きな事故の修復はかなりやりました。内板が逝って(損傷して)しまった車両の修理も少なくは無かったです(勿論塗装だけですが)。フロントパネル(ラジエターサポート)やエンドパネル(リヤパネル)クォーターパネルの交換は日常茶飯事でした…。面倒な作業は若い人間(当時20歳前半…)にまわって来るのは世の常ですし…。しかしこれが逆に良い経験だったと思います。

後日、CLKリヤパネルの交換に関する内容掲載させて頂く予定です。特に溶接を多様するパネル交換作業での「経年数による錆の発生に対する防御策」に重点をおいて掲載する予定です。
元請さんからの作業依頼では現在も結構大きな修理はあるのですがそれらを日記に掲載する訳にはいきませんので…(ちなみに現在入庫中のローバーミニはフロントパネル・ボンネット・左右フロントフェンダー(溶接)交換で、ドアも詰まっている程の損傷です…痛いです…)

2005/10/06
 

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