結晶塗装

マセラッティ ヘッドカバー&スロットルボディ

塗装専門店 プロフィット
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 こちらはマセラッティザガートのボディ損傷修理でのご依頼と同時に、ヘッドカバーとスロットルボディの結晶塗装復元のご依頼を承りました。なんとも痛い状態です。
 見て解る通り、新車時ではプライマーの塗布が行われていません。その為にこのような塗膜剥離が起きてしまっていると思われます。塗装の基本としては「金属には直接上塗り塗料は密着しない」事になります。
 この新車塗膜に限らず、いかに綺麗な塗膜を形成しても、経年数により剥がれてしまっては仕方ありません。

 崩壊した塗膜を剥離剤にて大まかに取り除き、その後サンドブラスト処理により全ての塗膜を完全に取り除きます。
 さらにリン酸処理を行い、アルミ素地の表面にリン酸皮膜を形成すると同時に、細かい凸凹や気孔を作成し、それによる投錨効果により塗装の密着性を格段に高くする事が出来ます。

 そして上塗りの備えて各部をマスキングします。

 被塗物のフィンや形状により、入り組んだ箇所が多くなると、局部的な塗り過ぎによりチヂミ具合は大きく変わってしまいます。それを防ぐ為にはスプレー方法で補うしかありません。しかし塗装時にはその判断が難しく、これは多くの失敗を繰り返して経験を積むしか方法はありませんでした。しかし幾多の失敗を繰り返して、ようやく今の結晶目を表現する事が可能となりました。

 そして凸部を研磨し、アルミ素地が露出した部分にクリアーを塗布して完成です。

 結晶塗装の場合は、部品を外した状態でのご依頼が基本となりますが、御希望であれば当店での脱着も承ります。お気軽にご相談ください。


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