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     以下の文章は「プロフィット日記2009」より抜粋しております。


-1185- メガネフレームの塗装承りました。

先日無事届いております。改めましてこの度のご依頼誠に有難う御座います!

こちらは多分新品で、色はネイビー(光に当たると結構鮮やかな青になりますね)なのですが、オーナー様的には「有り得ない色」だったらしく、今回こちらを「黒」で塗装承りました。

付属するワンポイントの金具は、蝶番部分を支える為のボルトナット的な役割をしているのですが、固定自体が「カシメ」になるので外すことが出来ません。裏側の部分をサンダーで削ってしまえばカシメは抜けるかも知れませんが、接着剤も併用されているようですので取り外すのは難しいと判断します。

が、オーナー様からも一緒に塗って良いとのご了承頂いておりますので、こちらも一緒に黒々と仕上げる事に致します(マスキングで処理すると余計汚い仕上がりになる可能性が高いので塗り潰した方が良いと判断しています)。

ただ、フレームとツル(サイド部分の棒)との稼動部分は塗ると動かなくなってしまいますので、そこはマスキングで処理します。ちょうど綺麗にマスキング出来そうな部分がありますのでこちらはご安心下さい。

作業開始は少し先になりますが、完成を楽しみにお待ち下さい!

-1261- メガネフレーム 塗装開始です!

こちらも大変お待たせしました。いよいよ本塗り開始です。

画像では色がちょっと判り難いですが、元々はネイビー(濃いブルー)な感じです。既に「足付け処理」がされているので艶が無い状態になってます。

ヒンジ(蝶番)の部分と鼻が当たる部分はマスキングしています。

この後プラスチックプライマーを塗って、いよいよ本塗りです…。



-1262- メガネフレーム ベースコート(黒)塗布

画像はメガネのツル(耳に掛ける部分)です。

手前がベースコートの黒を塗った状態で、奥が元々の色「ネイビー」です。確かに明るい環境だと本当に「青い」んですよね。オーナー様が「この色じゃあ着ける気は無いですから」と言い切った意味も判る気がします…。


-1263- メガネフレーム 本塗り完了です!

って実はちょっと前に塗り終わってました(笑)。

メガネのような超小物製品は場所を取らないので、ちょっと手が空いた時にコソコソと作業していまして、本塗り準備までしておいて保管しておきます。

で、何か同じ色を塗る時に出してきて一緒に塗ってしまいます。
これは確かアレックスモールトン(自転車)の黒を塗った時に一緒に塗っています。

今回の塗装で気を付けた事は、レンズが入る箇所の塗膜を極力薄く、ですね。多少は事前に削っておきましたが、レンズを入れる時は結構キツク入れるので(外れたら困るので…)クリアランスがピッタリに作られているんですよね(と言うより狭いですね…)。
なので塗装剥がされたり割られたりするのも困るので、塗膜は薄く、またクリアーには軟化剤も結構入れてます。柔らかくしなやかに、ですね。

レンズ付ける時には、油を付けるかママレモンを塗ると良いでしょう。自動車の填め込みガラス着ける時と一緒ですね。
「これはどうやっても入らないでしょ?!」なんて物も、潤滑すると入ったりするんですよね。時々本当に入らないガラスもありますが…(粗悪な社外品の場合は寸法が違うのでガラスを削る嵌めになったりします。見たことあります…怖)。

-1264- 眼鏡フレーム「黒」塗装完成です!

と言うことで、既に組み付けも完了していたりします。

う〜ん、ヤバイですね…(惚)

なんて言うか、やはり自分の中で「塗装」は特別です。艶があるのは当然ですが、物質そのものの性質すら変えてしまうような危うい艶やかさがありますよね…(妄)。


他にも画像ありますのでそちらも紹介しますね。

-1265- 眼鏡フレーム「黒」塗装完成ですA

裏返しの状態です。

鼻が当たる部分はフレームのプラスチックとは素材が違うんですよね。良く見るとこの部分だけ填め込みでフレームに組み込まれています。

私は20歳までは視力良かったので眼鏡には無縁でしたが、塗装を仕事にしてからは極端に細かい作業が増えた為か、見る見るうちに0.3まで落ちました。
が、仕事で眼鏡していると当然「塗料ミスト」が付いてしまうので直ぐにザラザラになってしまいます。
なのでシンナーで洗ったりするのですが、レンズもフレームも意外と大丈夫だったりします。なんてったって、眼鏡屋さんは「アセトン」で掃除したりするので(驚)。でもそれでも落ちない私の眼鏡の汚れ(と言うより塗料)にはビックリしていましたが…(だから買い替えに来てるんですけど…って)。

が、この鼻に当たる部分だけは耐溶剤性が無く、シンナーも染み込んでしまいます。なのでシンナーで洗ったあと直ぐに眼鏡を着けると大変な事に…(解りますよね…超ヒリヒリです)。


と言うことで、鼻に当たる部分は、肌に優しい柔らかい素材で出来ているのでこの部分は塗りません。

-1266- メガネフレーム塗装完了ですB

ヒンジ部をカシメてあった金属部分はフレームと一緒に黒でベタ塗りしていますが、事前に説明していた通り違和感無く仕上がっていると思います。

これも注意して塗ったのですが、塗り過ぎると継ぎ目が塗料で埋まってしまい、変な一体感が生まれてしまいます。下手をすると「異物」扱いになってしまいます。

同色の黒同士ですが、境界がキッチリしていると意外と渋く仕上がります。クドク無い感じですね。

ツルの部分にも同様にワンポイントありますが、そちらも同様に仕上がっています。ご安心下さい。


それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。

この度のご依頼誠にありがとう御座います!

 

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