SCOTTカーボン製フォーク塗装

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　ご依頼としては、「カーボン目は活かしてロゴを全部消して欲しい」になります。
　ロゴだけを消すことは不可能ですが、多少の塗装修正でご希望のように仕上げます。

各ロゴのプリントシールはクリアー下に貼ってありますので、シールだけを除去するのは不可能です。

クリアー層を抜けるとロゴのプリントシールに達します。
研磨の際には局部的に行うと仕上がり面が凸凹になってしまうので、範囲は大きく硬い当て板(今回は砥石）を使ってのペーパー掛けが必要です。

研磨後、水を掛けるとデカールが完全に除去出来たのが解ります。またラインの確認にもなります。

全体的に足付け処理が済み、これで本塗りの準備が出来ました。
フェザーエッジ部分（塗装の際）に艶が出ているので恐らくは新品時の下地処理が甘いと思われますが（足付け処理不良です）、さすがにここで全部を剥がすのはコストが掛かりますのでこのまま作業を進めます。
カーボン製品は製造時の特徴から、折り目・重なり目が醜い部分には黒をボカして塗ってあります。その部分は同じように修正します。

元々塗られていた黒のボカシを行い、全体にクリアーを塗って本塗り完了です。

ベタベタとしたロゴが払拭されてスッキリとしたカーボンフォークになりました。オーナー様にも満足頂けたようで何よりです。

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