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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記2006】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 ポルシェ ボクスター リヤバンパー取り外し(img145.jpg) -145- ポルシェ ボクスター リヤバンパー取り外し

掲載大変お待たせ致しました。既に出庫済みとなりますボクスターですが、各内容の説明をさせて頂きます。
実はGW連休前に、リヤバンパー内の一部を部分的な補修(クイックスポット)での作業を行いましたが、出庫直前に不都合を発見した為、連休明けに再度お預かりさせて頂く事になりました。「不都合」とは、クリアーのボカシ目がはっきりと出てしまった事です。
通常反射率の高い白であれば、この「ボカシ際」は目立たない仕上がりになる筈だと考えて作業しましたが、新車時の塗膜が極端な軟化剤使用での塗膜であった為にボカシ際が目立ってしまいました。オーナー様には目立たないと言って頂けたのですが、自分的には許せないレベルであった為、その時は一旦出庫して頂き、後日再入庫となりました。その節はお手数をお掛けしてしまい申し訳御座いませんでした。
再補修の方法としては、クリアーのボカシ際が上手く出来ない事が解った以上、リヤバンパー全ての塗装が望ましい事となり、バンパーは取り外しての塗装となります。昔のポルシェに比べ、現行型ではバンパー脱着はそんなに面倒な作業ではありません(964などはとにかくボルト数が多いです・・・)

2006/05/18
 
jpg画像 MINI マークUボディ外板本塗り直後(img144.jpg) -144- MINI マークUボディ外板本塗り直後

左右ドアと、ボンネット、トランクは別で塗ります。

ルーフは白(オールドイングリッシュホワイト)の仕上がりになりますが、これも一旦ボディのグリーンを完了させてからとなります。

車両お預かりからおよそ半年、長かったですがついに本塗り完了で、安心した一時でした…。

2006/05/08
 
jpg画像 ミニ マークU 外板パネル本塗り直前(img143.jpg) -143- ミニ マークU 外板パネル本塗り直前

本日無事元請の業者様に納まりました、床に穴の開いていたミニです。

室内と下周りは既に本塗り済みで、その側のみ単体での本塗りとします。外側もエポキシ系プライマーサフェーサーと、その上にウレタンプライマーサフェーサーの塗布で仕上がっています。

2006/05/08
 
jpg画像 他店工場見学(img142.jpg) -142- 他店工場見学

仲の良い川崎の鈑金屋さんの所に遊びに行った時に撮ってきた画像です。
昔アルバイトに行っていた町工場で一緒に働いていた方で、私よりも半年早く独立し、昨年引越してこの新しいブースが導入されました。ブース設置には相当拘り、床下は1メートルも掘ってしまいました。この工事費が結構高いのです…(うちは40cmとの事です)。
先日は新型もマセラティも入庫してたりと、遊びに行くだけでも相当勉強にもなります。

2006/05/08
 
jpg画像 ジャガーXJR 本塗り直後(img141.jpg) -141- ジャガーXJR 本塗り直後

そして本塗り完了です。

ボディ全体の肌が、ポリッシュされた鏡面状の仕上がりになっている為、塗ったパネルも後に肌を殺して(肌を削り落として)のジャガー的な仕上がりとしております。

ちょっとした擦り傷と、洗車傷の付いたボディの修復に何十万も掛ける事は、やはりオーナー様以外には理解し難いところでもあるとは思いますが、仕上がりを見て頂いてお連れ様の方にも喜んで理解して頂ければ何よりです。この度は有難う御座いました。

2006/05/08
 
jpg画像 ジャガーXJR 本塗り前(img140.jpg) -140- ジャガーXJR 本塗り前

こちらはGW連休前に出庫済みのジャガーになりますが、途中工程と内容の紹介をさせて頂きます。

今回のご依頼は、左リヤタイヤ前方の部位の修理と、ボディ全体のポリッシュ&コーティングになります。5年前くらいからの常連さんです。いつもご贔屓有難う御座います。

リヤドアは損傷的にはそんなに大きくは無かったのですが、以前の補修暦(購入当初からの補修暦)でドアにびっしりパテが入っている(付いている)状況なので、そのラインとの「繋ぎ」をスムーズにする為にサフェーサーの範囲は大きくなりました。

2006/05/08
 
jpg画像 工具棚作成 in Pro_Fit(img139.jpg) -139- 工具棚作成 in Pro_Fit

GW中を利用して作成していた作成棚です。この業種は工具や使用材料は増えていく一方なので、それに対応すべく新たに収納棚を拡大し続けなくてはなりません。両面テープの種類だけでもおよそ20種類×2セットは常備しなければなりませんし…。

写真はフレームが完成し、ペンキ(フタル酸塗料)を塗り終えた所です。時計は12時を指していますが、勿論夜中の12時です…。
無事板も貼り終えて、既に工具は収納済みです。連休明けはまだ落ち着いていますが、5月中旬までは既に予約で一杯となっておりますので、各作業がスムーズに進行出来るようにしたいと思います。

2006/05/08
 
jpg画像 CLK240 リヤスポイラー塗装(img138.jpg) -138- CLK240 リヤスポイラー塗装

画像では取り付けているように見えますが、乾燥硬化時の熱によって変形したリヤスポイラーを、ボディに仮合わせしている所です。今回のご依頼としては塗装のみで、取り付けはオーナー様自らの手による施工となります。

素材はウレタン系でしたが、やはり巣穴は多少空いていたので、一旦#240で研磨の後にプライマーサフェーサー塗布→研磨(#600〜#1200)で、トップコートは調色無しでのデーターからになります。やはり色味はボディと異なってはしまいましたが、オーナー様的に満足して頂けたのでこれはこれで良いと思います(色違い発生は承諾の上での作業ですので…)。

無事取り付け完了していると思いますが(元ディーラーメカニックとの事なので心配はしておりませんが)、もし難航しているようであればお気軽にご相談下さい。この度は有難う御座いました。

2006/05/08
 
jpg画像 アルシオーネ バンパー本塗り完了時(img137.jpg) -137- アルシオーネ バンパー本塗り完了時

バンパーダクト部の、樹脂素地の「黒」部分は塗装しない為、この部分のみマスキングをします。

ちなみにこのスバル「アルシオーネ」なる車両は結構マニアックな車両で(それでも当店に他に3名程常連さんがいらっしゃいますが・・・)、知らない方も多いと思いますので、紹介文を他サイトから抜粋してみました。

【アルシオーネとは】
イタリアの著名なカーデザイナーであるG・ジウジアーロ率いるイタルデザインがスタイリングを担当した。オリジナル原案に極めて忠実な市販モデルが完成したことに当のイタルデザイン側も驚いたという。外観だけでなくその中身も負けず素晴らしいものだった。当時としては先進的な4WDシステム(VTD機構付き;不等&可変駆動トルク配分)とスバル独特の3.3L水平対向6気筒エンジンを搭載し、その性能は世界屈指のグランドツーリングカーといっていいものであった。

【G・ジウジアーロとは】
ジウジアーロ氏の手掛けた作品は、初代フィアット・パンダやアウディ80、BMW M1、最近ではアルファ159やブレラなどが有名だが、日本との関わりも深い。古くはいすゞ・ピアッツァや117クーペ、スバルSVX、初代アリスト、それに2004年のジュネーブショーでトヨタが発表したアレッサンドロ・ポルタなどはまだ記憶に新しい。
自身の創作活動50周年を記念し、1台のプロトタイプをデザインした。その名は、フェラーリ GG50。

との事です。

2006/05/08
 
jpg画像 アルシオーネSVX入庫(img136.jpg) -136- アルシオーネSVX入庫

こちらのSVXは、先日お世話になったプレリュードのオーナー様の妹様の御車で、プレの仕上がりを気に入って頂き今回のご依頼となりました。遠方からの御来店有難う御座いました。

既に本塗り&組み付けも完了し、最後に磨きをして完了となります。本日中に完了予定です。

損傷状況としては、バンパー角を擦ってしまい下地が露出している状態ですが、既に4回の修復暦があるとの事で、膜厚も相当ついてしまいそのまま塗るよりもバンパー自体を交換する事となりました。画像手前にある黒いバンパーが新品状態の物です。

予定通りのお渡しが出来ると思いますのでご安心下さい。

2006/05/08
 
jpg画像 アルファ156 クイックスポット本塗り完了時(img135.jpg) -135- アルファ156 クイックスポット本塗り完了時

この部位以外にも、他に二箇所をクイックスポットにて対応しております。フロントバンパーとリヤバンパーでは、各部品によって色が違うので(補修&退色による)、実際にはどちらにも近い感じに調色を仕上げておりますが、「どちらにも合わせている」と言う事は、「どちらにも合っていない」事でもあります。これをベースコートのボカシ方(ボカす部位)で、色違いを解らない仕上がりにする事に重点をおきました。

2006/04/30
 
jpg画像 アルファロメオ156 クイックスポット本塗り前状態(img134.jpg) -134- アルファロメオ156 クイックスポット本塗り前状態

損傷範囲的には大きく見えますが、部分的な補修(スポット補修)で可能かどうかを判断するのは、「クリアーのボカシ際」が要となるので、今回のケースでも部分的な補修「クイックスポット」で対応可能となります。クリアーのボカシ部分で目立つ箇所は、画像内の黄色丸箇所のみとなり、他は殆ど目立たない部位になります。実際仕上がって車両をお渡しする状態でも、クリアーのボカシ目は殆ど解りません(お客様も私も肉眼では解らない仕上がりですが、赤や黒のソリッドの場合、後にクリアーのボカシ目は解り易い塗色でもあります)。

2006/04/30
 
jpg画像 アルファ156 調色作業(img133.jpg) -133- アルファ156 調色作業

アルファロメオのロッソ(赤)のように、頻繁に塗る塗色の場合、カラーデータからいきなり作らずに、今までに作成した事のあるデータを利用したりします。データとしては「塗装カルテ」に色板(テストピース)として残っているので、これを実車に合わせて最初に確認します。アルファの場合は車両毎に全然色が違うので余り参考にはならないのですが…(ベンツの744シルバーなどは重宝します)。

2006/04/30
 
jpg画像 電動車椅子用ホイール塗装完了(img132.jpg) -132- 電動車椅子用ホイール塗装完了

色分けとして、ホイール全体が黒のソリッドで、リムのみブルーメタリックの仕上がりとなります。

最初にソリッドの黒で一旦塗装を完成させ(乾燥硬化させ)、ホイール表面のみ再下地処理(足付け処理)の後、リムのみブルーメタリックにする為にマスキングをし、塗布後マスキングを剥がしてホイール表面全部にクリアーをコートします。二回工程です。

この度のご依頼、ご贔屓有難う御座いました。またご相談ありましたらお気軽にどうぞ!

2006/04/30
 
jpg画像 電動車椅子作業内容書(img131.jpg) -131- 電動車椅子作業内容書

今回の様に、通常の依頼(自動車補修)では無い特殊なご依頼の場合、その内容を出来るだけ解るようにして残すようにはしています。
今回のご依頼も、前回と同じ様な仕様とし、アルミホイールは2色塗り分けての仕上がりになるので、その「見切り箇所」の確認は、以前行った時の作業内容を確認して作業します。カラーデータも「塗装カルテ」として残っていました(多忙な場合作成していない時もありますので…)。殴り書きなので暗号みたいな文面ですが…。

2006/04/30
 
jpg画像 電動車椅子用部品各種塗装依頼(img130.jpg) -130- 電動車椅子用部品各種塗装依頼

こちらも以前、電動車椅子一台分の塗装でお世話になりました方からのご依頼で、今回はスペアー用の部品の塗装依頼になります。アルミホイール二本と、フロントフォーク二個の塗装です。ホイールは新品で、塗るのがちょっと勿体無いのですが・・・。

2006/04/30
 
jpg画像 アルファロメオ156ワゴン入庫(img129.jpg) -129- アルファロメオ156ワゴン入庫

こちらは以前都筑店でお世話頂きましたアルファで、今回は各部の小傷の修理をご依頼頂きました。ご贔屓有難う御座います。

この度の損傷箇所としては、リヤバンパーモール状箇所の傷、フロントバンパー左側面、フロントバンパー右下部、それぞれ部分的な補修「クイックスポット」での対応となります。

2006/04/30
 
jpg画像 嘱託社員(?)(img128.jpg) -128- 嘱託社員(?)

以前勤めていた時の同僚で、今は自動車関係のフリーのライターさんです。月に数回、会社内の専門的な業務を色々と助けて頂いております。いつも有難う御座います。
会社内のLAN構築や、PC関連の部品調達、アドバイスなどを頂いており、今回は「現場でDVDを連続して再生出来るようにして欲しい」なるわがままをお願い致しました。結果、貧弱な現場用PCでも映像が見れるように出来たので、今後ハードディスクを拡大して手持ちのDVD(全て音楽系です)を全てPC内に入れて、ディスク交換の手間を無くし、作業効率のアップを計りたいと思います。

その他、色々な方の手助けによりプロフィットは成り立っております。いつもお世話して頂き有難う御座います。

ちなみにプロフィットの事務所二階は、結構空いたスペースが残っております。正直勿体無いスペースだと思っておりますので、もし何かしらでご利用したい方がいらっしゃいましたらご一報頂ければ検討させて頂きます。「電話とPCと机さえあれば仕事が出来る」という感じの方でしょうか…。当店にとってデメリットが無ければ無償で構いません。また、鈑金経験者の方の雇用も募集しております。お気軽に連絡下さい。

2006/04/30
 
jpg画像 アルファ147 部品取り付け(サイドステップカバー)(img127.jpg) -127- アルファ147 部品取り付け(サイドステップカバー)

通常、社外品エアロパーツでのサイドステップカバーの場合、ドア下部の箇所は直角に折れ曲がっていて、サイドシェル上面に数センチ被さる形状になるのが普通なのですが、今回のアウタデルタ製の物は、ボディラインにピッタリ沿う形となります。これが苦労した理由です…。

また、今回のようなボディとパーツとの隙間には、通常黒のスポンジ状の隙間埋めの物を利用しますが、より上品な仕上がりにするべく、ゴム製の隙間シールを利用します。これはスバルレガシィのリヤバンパースポイラーに使用されている純正部品です(色はグレーと黒があり、今回は黒の使用です)。しかし隙間を埋める程の戦闘力(業界ではこのような表現をします)は無く、たった2ミリ程の幅しか無いので、製品自体のライン歪みを誤魔化す事では無く、1.2ミリ厚の両面テープを見えなくするくらいの戦闘力でしかありません。結果、スポイラー自体のフィッティング・ライン補正に相当の時間を費やしてしまいました…。

2006/04/30
 
jpg画像 アルファ147 リヤゲート塗装(img126.jpg) -126- アルファ147 リヤゲート塗装

今回は、各エアロパーツの他に、ボディリヤゲートの塗装も併せてご依頼頂きました。損傷自体はタッチペンされた箇所くらいで、余り目立つ損傷ではなかったのですが、単体での塗装ご依頼よりも、今回のように一緒にご依頼頂いた方が安価に出来ますので(調色は一回ですし)お勧めです。

2006/04/30
 
jpg画像 アルファ147 エアロパーツ本塗直後(img125.jpg) -125- アルファ147 エアロパーツ本塗直後

ここまで来るのにおよそ一ヶ月掛かってしまいましたが、ついに本塗り完了です。

下地の状態では60℃近くまで熱を加えていますが、本塗りの強制乾燥では安全マージンを取り、50℃以下での熱とします。その代わり、これを3度(一回40分)に渡って繰り返します。2回目以降は他の被塗物の強制乾燥時に一緒にブース内に入れて行います(行いました)。とにかく時間は掛かります。

2006/04/30
 
jpg画像 ISUZU ヘッドカバー結晶塗装完成!(img124.jpg) -124- ISUZU ヘッドカバー結晶塗装完成!

そして完成した状態です。イタリアンなレッド(当HP上にあるマセラティの赤)をご希望でしたので、そのような色味に仕上げました(と言ってもアルファのヘッドに塗る赤も同じなのですが…)。

今回の依頼中に、エンジン自体もディーラーにて作業しているとの事で、その間に仕上げて、無事後日ディーラー内にて装着して頂いたとの事です。お褒めのお言葉も頂き有難う御座いました。

普段はエンジンルームの中にあるので中々人に見せられる部位ではありませんが、ヘッドカバーの塗装はオーナー様の満足度は結構高いものだと思います。または部屋やガレージに飾ってもインパクトありますよね…。

ヘッドカバーへの結晶塗装は、当店の耐久性データの一つとしては、レース車両使用時にて6年間剥がれずに美観を保っており、今後簡単に剥がれる事は無いと思いますので、今後は鮮やかな赤が保てるようにメンテナンスがんばって下さい。この度は有難う御座いました。

2006/04/30
 
jpg画像 ISUZU ヘッドカバー結晶塗装依頼(img123.jpg) -123- ISUZU ヘッドカバー結晶塗装依頼

ちょっと前に、同じ型のヘッドカバーを結晶塗装しましたが、今回はその方のお知り合い(だったと思います)からのご依頼になります。前回行ったヘッドカバーをオーナー様は見たとの事で、今回はそれと同じ様な仕上がりでのご希望となります。

既にオーナー様の手により、ある程度の下地が出来た状態なので、当店で行うこの後の作業としては、リン酸処理と塗装(プライマー含む)、そして文字部分の研磨のみとなります。ちなみに今回は発送でのご依頼となっております(結晶塗装は発送でのご依頼の方が多いですね…。有難う御座います)。

2006/04/30
 
jpg画像 アルファ147 エアロパーツ本塗り前状態(img122.jpg) -122- アルファ147 エアロパーツ本塗り前状態

こちらも既に出庫済みとなりましたが、各作業途中の内容の紹介させて頂きます。オーナー様先日は遠方より有難う御座いました。

途中、下地が完了した筈のサイドステップが極端に変形してしまい(元の形に戻ってしまい)、端の部分をバッサリ切り落とし、部品を車体に取り付けた状態でのFRP貼り付けなど、結構大変な事になってしまいましたが、無事装着出来て何よりです。

ちなみに昔アルバイトに行っていた鈑金屋さんでは、エアロパーツのマスター(FRP製品の原型)作りをしていて、これを見ていたので、ある程度勝手が解っていたので、車体に取り付けたままのFRP貼り付けをしてみました。
・まず汚れると思われる箇所を、大き目のシート状粘着フィルムでマスキングをします。FRP樹脂が直接ボディに付くので、そのままだと大変な事になります。
・その上に部品を仮組みし、ポリエステル樹脂を塗りまくります(マスター作りの場合は発泡ウレタンを貼り付けたり盛ったりします)。
・ガラスマットを貼り付けていき、またポリエステル樹脂を塗りながら形を整えます。崩れるようであればダンボール等で固定します。
・完全硬化前の半乾きの状態で、部品(サイドステップ)ごと取り外します。完全硬化してしまうと外し難くなってしまいます。
・形が崩れないような状態にして完全硬化を待ちます。

車体に合わせてその辺りの部分を作ってしまっているので、フィット性はかなり良くなります。パテで対応出来るのであればそうするのですが、アール部分の硬い箇所で、ボディとの隙間が1cmも開いてしまうと、もうパテでは対応出来ませんし、加熱して変形させても無理です(今回これで痛い目を見ました・・・)。

2006/04/30
 
jpg画像 W210ベンツワゴン出庫!(img121.jpg) -121- W210ベンツワゴン出庫!

もう結構前に出庫されたのですが、改めての紹介となります。

2トーン色は全体的に引き締まったイメージになりますが、やはりモールボディ同色は、高級感漂う仕上がりだと思います。

車体の状態は非常に良いですが、結構長く乗っていらっしゃるとの事で、今後とも無事故で、美しい状態を維持し続けられるよう応援しております。この度は有難う御座いました。

2006/04/30
 
jpg画像 W210 メルセデスワゴン モール各部塗装直前(img120.jpg) -120- W210 メルセデスワゴン モール各部塗装直前

掲載大変お待たせ致しました。現在GWの連休中になりますが、連休中お預かりの車両の作業と、業者様からの比較的大きな修理依頼により、現場作業は今日も進行しております。

今回のベンツのドアモールは、ボディからは比較的簡単に取り外しが出来ますが、前後バンパーのモールは一旦バンパー自体を外さなければ取れないので、これの脱着に少々手間が掛かります。

モール自体は既に新車からの塗装済みなので、足付け処理と、ちょっとした傷の部分的な修理をするのみで塗装可能です。樹脂(プラスチック)素地に直接塗装する訳ではありませんので、プラスチック専用プライマーなどは使用しません。
誤解されがちな事ですが、被塗物はプラスチックであっても、その表面には車体ボディと同様の(実際には違う種の塗料ですが)塗膜があるので、剥がしたり、専用プライマーを塗ったりする必要はありません。既に下地は出来ている訳です。#1200のペーパーで研磨した後、同等目のスコッチ(研磨不織布)とウォッシュコンパウンドでの足付け処理を行うのみで塗装可能となります。

先日BMWのヘッドカバーを結晶塗装を依頼頂いたオーナー様が、もう一台の愛車のゴルフVの各モールを艶消し黒に自家塗装しましたが、この場合は樹脂素地の状態に塗装する事になったので、足付け処理の後にプラスチックプライマー(デュポン800R)を塗布し、缶スプレーで仕上げました。仕上がりみせて頂きましたが、相当綺麗に塗れています。しかも下地処理は基本通りに行っているので今後剥がれるトラブルも無いと思います。艶々の場合は難しいですが、艶消しの場合は結構自家塗装しやすいので、樹脂モールが白っぽく劣化してしまってお困りの方は自家塗装チャレンジしてみては如何でしょうか。応援致します。

2006/04/29
 
jpg画像 フィアットバルケッタ  納車前(img119.jpg) -119- フィアットバルケッタ  納車前

実はまだありました。
オーナー様が海外出張中での車両お預かり&修理依頼となっておりましたが、先日無事ご帰国されました。納車の日取りも決まっておりますので最終確認です。仕上がり確認して頂き、オーナー様に喜んで頂ければそれで一安心ですが、10年20年以上今後乗り続けていて修理箇所に何の問題も起こらなければ私としても非常に嬉しい事です。
御来店お待ちしております。

2006/04/06
 
jpg画像 アルファ147 エアロ仮組み状態(img118.jpg) -118- アルファ147 エアロ仮組み状態

ようやくサフェーサー塗布まで完了し、その時点では自然乾燥で一日置いて、後日仮組みをした状態でブースに入れて焼きます(強制乾燥硬化させます)。どうにも怪しい箇所が多すぎる部品なので、外した状態で熱を掛けてしまうとまた形が崩れてしまう恐れがある為です。

しかし悲劇は起きました・・・。サイドステップカバーはまさか本番さながら両面テープでビシッと付ける訳にはいかず、ガムテープでの固定となりましたが、これくらいの仮組みでは上手く行きませんでした…。せっかくラインを合わせたのですが、また元に戻ってしまいました…。既に樹脂と繊維が変形した状態で形を成してしまった模様です。なので予定変更で、再度サイドステップの取り付け合わせを行います。これによりまたFRPを切断し、再貼り付けとなっております。まだまだ時間掛かりそうです…。完成まではもう少々お待ち下さい。

2006/04/06
 
jpg画像 W210ベンツワゴン入庫!(img117.jpg) -117- W210ベンツワゴン入庫!

掲載遅れましたが、既に本塗りは完了しておりますので、車両お渡しは予定通り出来ると思います。オーナー様ご安心下さい。

ご依頼内容は、ドアモール各種とバンパーモールを既存の艶消しガンメタからボディ同色のシルバーへの塗装になります(画像では解り難いですが、施工前のガンメタです)。特に事故などでのご依頼ではありません。車体の状態は非常に綺麗です。

いつも思うのですが、皆さん御車綺麗に維持していますよね…。今はそうでは無いのですが、私も昔は(塗装屋になる前ですね)自分の車は相当綺麗に維持していました。「素手で塗膜に触れるのは禁止」でしたし…。なので塗膜を綺麗な状態に維持する事が非常に大変な事は良く解ります。しかしオーナー様にとってはそれも(それが)楽しみなのも良く解ります。

組み付け完成画像も掲載しますのでこちらも是非楽しみにお待ち下さい。

2006/04/06
 
jpg画像 FRP部品 ブリスター処理(アルファ147)(img116.jpg) -116- FRP部品 ブリスター処理(アルファ147)

FRP部品の欠点の一つとして「ブリスター」があります。これはFRP貼り付けの際や、ゲルコートとFRPの間に出来た巣穴(気泡)内の空気が熱により膨張する事で、その箇所が表面に膨れ出てしまいます。私的に大嫌いな物です。
「温度を掛けずにそっと」と最後まで行えば、これも発生させずに済んだりするのですが、そうすると気温の暑くなる夏場などに大量発生したりもします。全面これが出たコルベットを見た事がありますが、最悪です…。

この発生率は、やはり製品の製作者の手腕による所が大きく、良い製品であればブリスターの発生は相当低いです。逆にひどい仕上がりだと沢山出ます。今回も沢山出ました…(それにしても出過ぎです…)。

ちなみにこれは被塗物を一旦強制的に温度を掛けて、わざとブリスターを発生させています。熱を掛けなければ直ぐに発生はしていないと思われましたが、上塗り・サフェーサーを塗布してから発生すると二度手間になるので予め膨らませてしまいます。
そしてその膨らんだ箇所をマイナスドライバーで抉ってしまいます。怪しいと思われる箇所も残さず抉ります。結果、画像のように全体的に深さ1〜5ミリくらいの穴が多数出来ますが(部品4点で合計200個くらいです…)、その後ダブルアクションサンダーで穴部分をテーパー状にし、ポリパテをシゴキ入れます。これで安心です。

2006/04/04
 
jpg画像 アルファ147 サイドステップカバー修正(img115.jpg) -115- アルファ147 サイドステップカバー修正

車体に対してサイドステップカバーの長さ(取り付け部内寸)が全然短いので、表側にFRPを数枚貼り付け、それをカットして今度は内側を削り落とします。ここで角の割れた部分も一緒に貼り付けておきます。

車体に付けてはカットし、足りない部分を補い、そしてまた組み付けてと、これを繰り返せば繰り返す程仕上がりは良くなっていきます。コスト上掛けられる時間は制限されてしまいますが(仕事である以上これは当然の事なのです…)、良いフィッティング出来たと思います。最終兵器もありますので(後日記述します)まだまだ良い状態に出来ると思います。是非楽しみにお待ち下さい。

2006/04/04
 
jpg画像 アルファ147 フロントダクトネット&ウィンカー仮組み(img114.jpg) -114- アルファ147 フロントダクトネット&ウィンカー仮組み

フロントバンパーダクト部のネットをとりあえず仮組みした状態です。ネットは画像の物より粗めの物になりますが、その両サイドのターンレンズと、それに差し込むメッキバー取り付け&位置調整は完了致しました。ターンレンズの付くべき箇所はスペースが非常に狭く、最初は全く入らない状態でしたが、削って切ってなんとかスペース確保です。

2006/04/04
 
jpg画像 S4 結晶塗装塗布部品装着!(img113.jpg) -113- S4 結晶塗装塗布部品装着!

取り付けは嵌め込むだけなのでその場で装着です。エンジンルーム内、華やかになって引き締まったイメージになったと思います。この度のご依頼有難う御座います。

先日もお伝えしましたが、こちらの車両、2006インポートカーショウ内に展示される予定なので(恐らく日曜日です)、足を運ばれる方は是非チェックしてみて下さい。うちもデモカー作成して出展したい所でですが・・・(無理です)。

2006/04/04
 
jpg画像 ビックホーン本塗り完了!(img112.jpg) -112- ビックホーン本塗り完了!

大変お待たせ致しました。無事本塗り完了しております。

塗色はソリッドのブラックなのでブースの天井が良く映りこみます。実は最初、パールかと勘違いしておりました。オーナー様心配お掛けして申し訳御座いません。

以前の塗装の仕上がりでは、色に関してもお褒めのお言葉頂きましたが、「ソリッドの黒」も勿論普通に調色を行いますので、仕上がりの色違いは解り難く出来ていると思います。
ソリッドの黒は確かに色違いは解り難い塗色なのですが、データで出来る色と実車の色味は相当違います。昔アルバイトをしていた所では、「黒だから調色しなくて良い」的な風潮があり、そこの社長は結構調色しないで塗ってたりもしましたが、塗り終わってから外に出して「全然色違うぢゃん…」なんてトラブルも起きて、納車前日に慌てて塗り直していたりもしてましたが…。


既に乾燥硬化工程も完了しておりますので、明日磨き工程と部品組み付け(ウィンドウォッシャーノズルのみですが…)で完了する予定です。完了次第連絡させて頂きますので、仕上がり楽しみにお待ちください。

2006/04/03
 
jpg画像 アウディS4 樹脂カバー結晶塗装完了(img111.jpg) -111- アウディS4 樹脂カバー結晶塗装完了

先日は御来店頂き有難う御座いました。無事仕上がり喜んで頂けて何よりです。

既にお馴染みとなった、樹脂製(プラスチック製)への結晶塗装ですが、未だに作業はまだ難しく、何より温度管理として被塗物に付きっきりなのが大変です。樹脂素材は勿論「熱可塑性」なので、ある程度の熱が加われば変形も溶解もします(実際アウディのエンブレムを外して付ける際には裏の爪部分を半田コテで溶解・溶着させてますし…)。

ちなみに色合いが「青っぽく」見えますが、実際はイタリアンなレッドです(いつもアルファロメオのヘッドカバーに塗っている塗色です)。

2006/04/03
 
jpg画像 ビックホーン本塗り前状態(img110.jpg) -110- ビックホーン本塗り前状態

先日は御足労頂き有難う御座いました。本日本塗り完了しております。

こちらのオーナー様、およそ3年前にボンネットとフロントバンパースポイラーを塗らせて頂き、今回もボンネットの塗装依頼となります。ご贔屓有難う御座います。

ご依頼内容は飛び石傷だけなのですが、やはりどうしても気になってしまうとの事で、結果ボンネット一枚の塗装になります。飛び石は大きい物がおよそ3つ、小さい物が3つくらいですが、画像のように下地処理(サフェーサー塗布)範囲は結構大きくなります。無理に派手にやっている訳ではありませんので・・・ご安心下さい。

以前手を掛けた箇所がこうやって確認出来る事は、作業者としては有難い事です。私的には全ての作業は「絶対」的なものでは無いと思っていますので、この様な「日常使用による年月の経った被塗物」を見れる事は良いデータにもなりますし、問題が起きていなければ作業者の自信にも繋がると思います(安心出来ます…)。

2006/04/03
 
jpg画像 アルファロメオ ダクトカバー(アルミネット)(img109.jpg) -109- アルファロメオ ダクトカバー(アルミネット)

今回新たに用意したアルミネットですが、元々の物に比べて「目」が相当細かいです。まだオーナー様に確認とっていないのですが(こちらの日記相当楽しみにしているとの事なのでもうお気づきだと思いますが)、写真撮りましたのでご確認下さい。

機能性としては飛び石が入り難くて良いのですが、デザイン的にお気に入りにならなければその旨ご連絡頂ければ幸いです。とりあえずはバンパー内にあるターンレンズ(フォグだと思っていました…)とネットとを繋ぐ「メッキバー」は装着出来そうです。仮合わせまでは完了しております。

ちなみにこのようなアルミネット、黒く塗られた物で、その塗料が簡単に剥がれてしまう物を良く見かけますが、単に黒を塗っただけであればこれは当たり前に起こる事です…。アルミ素地に直接色(トップコート)を塗っても密着する筈がありませんので…。

今回も艶消しの黒に塗る予定ですが、その前に「足付け処理」と「プライマーの塗布」は行います。当たり前の作業なのですが…。

2006/03/30
 
jpg画像 アルファロメオ サイドステップカバーエンド修正(img108.jpg) -108- アルファロメオ サイドステップカバーエンド修正

ガラスマットを貼り付ける箇所に合わせてカットし、主剤と硬化剤を混合したポリエステル樹脂を塗ります(浸透させます)。
「FRP」について解り易いサイトがありました。「FRC」なるセラミック質のものや、ボ材が金属のものもあるんですね。勉強になります…。

ちなみに、普通にただ貼って塗っただけでは表面は凸凹になってしまいます。それを研磨し、さらにポリエステルパテでラインを出したりするのが普通ですが、この部位に「型」を付けてあげる事によって簡単に平滑にする事が出来ます(成型をされる方であれば当たり前の作業なのですが、補修だと余り活用されていないと思います)。同業者の方、宜しければご参考下さい。

(ここからは同業者向けな説明となります。解り難かったらすいません…)

ご存知の通り、ガムテープ表面は塗装が乗らない性質があります(密着しないのか、表面の皮膜が剥がれるかどちらかですね)。これを利用し、ダンボール片にガムテープを貼り、貼り付けたFRPが乾かない内に圧着貼り付けします。裏側も同様にし、さらにそれらをガムテープで固定します。可能であれば木片をバイスで固定してしまう方が強度は出ると思いますが、ポリエステル樹脂が溢れ出てくるので下に何か敷いた方が良いでしょう。今回は薄い鉄板とダンボールを利用しましたが、平滑なPPかPE(ポリエチレン)の板であればそのまま貼り付けもOKです。アクリル板はくっ付いてしまうのでやはりガムテープが必要です。薄いフィルム状の物でも良いですね。綺麗な表面の物であればそのまま研磨要らずで仕上がったりもします。

ちなみに私が勤めていた会社ではFRPの補修は殆ど行った事がありませんでした(ディーラーなのでこれが普通ですが…)。多少はバイト先の町工場で経験しましたが、今回のようなアイデアや元々の始まりは、一般の方でも簡単に入手可能な「モトメンテ」や「オールドタイマー」などの雑誌で勉強しました(これらもオートサプライヤーさんの御好意により揃えて頂いていたりするのですが…。いつも有難う御座います)。そこから少しずつテストや実践を行って今日に至ります。
各雑誌とも相当面白いのでまだ読んだ事の無い方には是非お勧めの一冊です。

2006/03/30
 
jpg画像 アルファ147 サイドステップカバー(FRP)修正(img107.jpg) -107- アルファ147 サイドステップカバー(FRP)修正

本日はサイドステップカバーの仮合わせを行いました。ちなみにフロントバンパーとリヤバンパーは現在コミキ(うちの従業員です)が担当しておりますので、私が行っているサイドステップと並行して作業は進行しております。

サイドステップカバーは勿論そのままスムーズに合う事は無く(これが一番合わせ難いです)、こちらも各部位の修正が入ります(修正を行います)。

とりあえずは、車両取り付け部に対してサイドステップカバーが嵌る内側が2ミリ程短いので、カバー内側を削って装着出来るようにします。無理やり付けると割れます。ちなみにもう各箇所が割れましたが…(詳しくは後述します)。
さらに、その「2ミリ」を削るとサイドステップカバーの端は極端に薄くなるので、取り付け強度が足りません。走っている内に外れてしまいます…。なので内側を削った箇所の「表側」に新たにFRPを3枚程張って対応致します。「耳」の部分も短いので、こちらも幅を広くしておきます。

最近は暖かくなってきたので外に出て作業してたりもします。ちなみに画像は工場前の歩道ですが…。
ガラスマット貼り付け作業の際には「微小なガラス粉」が辺りに舞ってしまい、これが結構厄介なので(非常にチクチクします)外で作業してたりします。歩行者の方も興味深々でした…。

2006/03/30
 
jpg画像 AUDI A4も出庫していました。(img106.jpg) -106- AUDI A4も出庫していました。

出庫直前に写真撮ってありました。遅れましたが掲載させて頂きます。
リヤゲートに貼ってありましたエンブレムは、オーナー様のご要望により取り外しました。何の車だか解り難くなってしまったと思うのですが…。

当日はオーナー様のお仕事が忙しく、取りに来られたのが遅い時間にはなってしまいましたが、大切なお車をようやくお渡し出来て何よりです。御足労頂き有難う御座いました。

まだ1000キロしか走行していない車両ですが、今後末永く乗り続けられる事を応援しております。この度は有難う御座いました。

2006/03/30
 
jpg画像 プレリュード出庫(img105.jpg) -105- プレリュード出庫

本日は遠方より御足労頂き有難う御座いました。

昨日完成の連絡をしたのですが、本日会社を早退しての御来店となりました。お気に入りの一台への想いが良く解ります。

実はこちらのオーナー様はご友人の紹介で当店(ウェブサイト)を知ったとの事ですが、その時の仕上がりを気に入ってくれての決断だったとの事です。当時はプロフィット日記は無かったので掲載していなかったのですが、その時塗らせて頂いた物はDUCATI999Rのサイドカウルです。ドライカーボン素材がベースで、「DUCATI999R」の文字抜きがされた真っ赤なカウルでしたが、正直完成するまで自信が無かった事を覚えております(フリーハンドカットでの文字抜きは大変でした…)


本日は有難う御座いました。今後とも末永く乗り続けられる事を応援しております。

2006/03/30
 
jpg画像 アルファ147 またまた問題(img104.jpg) -104- アルファ147 またまた問題

勘違いしていたのですが、フロントバンパー下部大口径ダクト部は純正バンパー付属のプラスチック製の「ネット」がそのまま移植される形になっております。フォグも同じくです。

しかし各隙間でチリが合わなく、画像の通り最高15ミリ程の溝が出来てしまう為、これは使えません…。なのでここには汎用品のアルミネット「バグネット」を貼り付ける方向で作業進めたいと思います(既に発注はしてしまったのですが…)。

また作業経過掲載させて頂きますので完成までこちらも楽しみにお待ち下さい。

2006/03/26
 
jpg画像 アウディS4 樹脂製カバー結晶塗装(img103.jpg) -103- アウディS4 樹脂製カバー結晶塗装

本日は御足労頂き有難う御座いました。アウディからドーベルマン(犬です)が出てきたのにはビックリしましたが…。

今回ご依頼頂いたのは、エンジンルーム内にあるイミテーションカバー(樹脂製カバー)の塗装になります。

元々が「チヂミ」っぽい質感に仕上がっているのですが、やはり樹脂素地な雰囲気は拭えませんので、今回の結晶塗装によって「重厚な質感」を演出する予定です(塗るだけの事ですが…。大袈裟な表現ですいません…)。

ちなみにオーナー様のアウディ、去年のインポートカーショー会場内に展示されたそうで、今年も出るとの事です。その準備ですね。車体全体も気合入ってます…(画像掲載したかったですね…撮って無いですが…)。

恐らく当店のお客様方々も足を運ぶ方がいらっしゃるかと思いますので、是非装着後の仕上がり見て頂きたいです。

仕上がりましたらそちらの画像も掲載させて頂きますので楽しみにお待ち下さい。

2006/03/26
 
jpg画像 ジャガーソブリン 本塗り完了しております(img102.jpg) -102- ジャガーソブリン 本塗り完了しております

塗りあがりの状態になります。美しいラインと美しい肌が出来たと思います。

オーナー様も気にしておりました「色」についてですが、確かに色変化の激しい塗色で、「スカシ=赤青い」「ヘッド=鮮やかな黄味のグリーン」となります。この「反対色」な感じの塗色は英国車に多く見られますが、私的には好きな色です(英国贔屓な訳ではありません…)。

ちなみに「反対色」とは、「色の3原色」の図式での反対側の色になります(解り難いのでこちらを御覧下さい)。

・赤の反対色・・・緑
・青の反対色・・・橙(オレンジ)
・黄の反対色・・・紫

となります。これら色の基本特性を知る事で塗料の調色をする事が出来たりします。
余談ですが、外科医師の白衣が「緑」色になっている理由としては、血液の「赤」の反対色にして目を疲れ難くしているとの事です(昔TV番組で見ました)。なるほど、です。

2006/03/26
 
jpg画像 ジャガーソブリン 鈑金(パテ)完了(img101.jpg) -101- ジャガーソブリン 鈑金(パテ)完了

こちらも大変お待たせしております。実は本日最終で塗りあがっております。ご安心下さい。

この後、ウォッシュプライマーとプライマーサフェーサーを塗布し、乾燥硬化→研磨(水研ぎ)でラインを出すのですが、このアーチ部の微妙なラインが難しく、一回の研ぎ(サフェ研ぎ)ではラインが出なく(出来なく)、サフェーサーの二度打ち(二工程)を行いました。無事本来の美しいラインが形成出来たと思います。

2006/03/26
 
jpg画像 アルファロメオ147 またまた問題発生(img100.jpg) -100- アルファロメオ147 またまた問題発生

今回のエアロ部品塗装取り付けと一緒に「マフラー」の取り付けもご依頼されたのですが、イギリスから到着したマフラーセット、部品一つ足りませんでした・・・。

マフラーのパイプ同士を繋げた箇所の締め付ける為の「U字」型になったボルト止めする部品ですが、きっちりパイプ径と合っていないとキチンと締め付けられません。同じ様な物がホームセンターに売っているのですが、それだと合わないのです…。なので自作する事にします(しました、ですね。既に装着済みです)。

ちなみに自動車鈑金塗装業は相当色々な工具・機材が必要な業種なので、それ相応に身の回りに色々な物があります。半自動溶接機やスポット溶接機、酸素アセチレンガス、研磨工具も色々あるので結構なんでも作れます。
今回の作業で重点をおいたのは、「ホームセンターに行って材料買って帰るよりも早く」です(勿論品質も確保します)。身近な材料(端材)と工具の使用で十分な品質の物を作成します。

ベースとなるのは「アングル」で、厚みが3ミリくらいの物を酸素(アセチレン)で炙って変形させマフラーパイプに安定して固定出来る「耳」を作り、反対側はパイプ径とピッタリの半円形に切り抜きます。これはグラインダーとエアーソー(ノコギリですね)、そしてベルトサンダーで仕上げます。
「U字」になる箇所は、エンド部を「ネジ」状にしてボルトで固定出来るようにします。かなりトルク掛けられるようにしなければならないので、ここは直径10ミリの「長ネジ」を適当に切り、酸素で曲げてマフラーパイプの形状に合わせます。ここで相当の熱が入るので、軟鉄の長ネジに「焼き」も入り、丈夫な硬い鉄になります。

そして洗浄してプライマー塗布、余った塗色のシルバーで仕上げます。材料探しから完成まで40分くらいなので、目標は達成です。コーナン(ホームセンター)に行って帰ってくるより半分くらいで良い物が出来たと思います。

2006/03/26
 
jpg画像 プレリュード各部品塗装完了しております。(img99.jpg) -99- プレリュード各部品塗装完了しております。

大変お待たせしております。昨日本塗り完了しております。

FRP部品は強制乾燥による「ブリスター」の発生がある為、50℃40分を二度焼きしております。これで来週早々には磨き工程、そして組み付けになります。

各部品とも良い仕上がりになっていると思います。組み付け画像も後日掲載しますのでこちらも楽しみにお待ち下さい。

2006/03/26
 
jpg画像 アルファロメオ147 エアロフロントバンパー仮合わせ(img98.jpg) -98- アルファロメオ147 エアロフロントバンパー仮合わせ

いや、大変でした・・・。バンパー組み付ける(仮組み)だけでここまで大変だった経験が御座いません・・・。

実はフロントバンパー、縦に10cmくらい縮んでおりました(多分10cm以上です)。これの理由は良く解ります。バンパー製造時、素材のポリエステル樹脂が硬化しきる前にバンパーを型(雌型)から外してしまい、外した後にまだ硬化し続ける事によって内側にどんどん引っ張られてしまったのだと思います。FRP製品は縮んだり広がったりと、ある程度の変形は良くある事ですが、まさかここまでひどいとは・・・です。

本来ならば返品ですが、とりあえずは色々と考えてみました(既に装着しているのでご安心下さい。これまでの経緯です)。

@ バンパーを一旦真っ二つに切って角度を広げて再結合。
これの工程自体は難しいことでは無いのですが、バンパーが全体的に折れ曲がってしまっているので一箇所だけでは無く数箇所切り継ぎしなければ全体的に角度が合わなくなってしまうと思い、踏みとどまりました。本来のライン(デザイン)も大きく変わってしまう恐れがあります。

A 熱を掛けての再変形
結果としてはこれを撰んで上手く行きましたが、FRP(ちなみに今回の物はファイバークロス+ポリエステル樹脂)の性質上「熱可塑性」(熱によって変形する性質)では無いので「熱」によって変形する事はありえ0無いので余り期待はしていませんでした。「少しでも良くなれば」程度です(物が大きいので実際には熱によって変形したりもするのですが)。

とりあえずは無理やりバンパーをこじ開けて、取り付け箇所(ボルト穴)に位置を合わせますが、この時点でバンパーが悲鳴をあげます(ミシミシと嫌な音がします)。ちなみにこれによってバンパーが割れてしまっても良いと考えていました(勿論直します)。それくらい合わなかったのです…。
しかし幸いにもバンパーは割れず、とりあえずは装着出来ました。しかし二人掛かりでの作業で、抑えている手を離せば一瞬にして前に飛んできます(本当です)。
そこで各ボルトを装着し仮止めし、ジェットヒーター(業務用のジェットエンジンみたいな形状をしたストーブ)を当てて強制的に熱を掛けます。局部的には120℃の熱が掛かったのでブリスターが有り得ないくらい発生しました(当然です…)。
そこで気付いたのですが、このバンパー未だに硬化不良だったらしく、熱を掛けた事によって裏側の樹脂がベトつく感じになりました。恐らく受注生産品で、オーダーが入ってから作成したのでは?と思います。しかしFRPの場合、硬化時の自己反応熱で100℃を超えるので、単なる硬化不良では無いと思うのですが…(ちなみにこのバンパーの生産国イギリスは現在寒いのでしょうか…?だとすると有り得る話ですが…)。
とにかく、熱を掛ける事によって無理やり付けていた状態でバンパーが再変形してくれて、さらにその間に木片を挟んで十分余裕のある広がりに再変形出来ました。当初ボンネットも閉まらない変形をしていましたが、全体の形状に戻る事によって各部も無事納まってくれました。本当に助かりました…。

勿論、ブリスターの発生した箇所は補修しますのでご安心下さい。

まだまだ時間掛かりそうですが、仕上がりまで楽しみにお待ち下さい。フロントバンパーも仮組みが完了しただけで、これから細部の調整になります。

2006/03/24
 
jpg画像 ジャガーソブリン エポキシパテ塗布(img97.jpg) -97- ジャガーソブリン エポキシパテ塗布

こちらは本日の今朝、パテを塗布した時の画像になります。ドアパネルの方はポリパテで十分だったのですが、エポキシパテを付けて悪い事は無いのでこちらも一緒に塗布します(しました)。

材料としては群を抜いて良いのがエポキシの特徴ですが、とにかく作業性が悪く、ヘラ付けするのも綺麗に出来ません。硬化させる為にも強制乾燥60℃1時間を要します(通常のポリパテは強制乾燥5分で研げます)。

ちなみに現在の宇宙ロケットの機体はカーボン(恐らくドライカーボンですね)とエポキシ樹脂で成り立ってるとの事です。それくらい耐久性はあります(パテ研ぎも#120では研磨しきれませんので#60使いますし・・・)。

2006/03/24
 
jpg画像 ジャガーソブリン 鈑金(叩き)完了(img96.jpg) -96- ジャガーソブリン 鈑金(叩き)完了

損傷としては、横線状にリア後部からクォーターパネルのアーチ部に食い込んだ凹みとなります。鋼板が2枚重なった結構硬い箇所です。

このような鋼板二枚合わせ目箇所の場合、間に空間があるので裏から叩いても表の鋼板は出てきません。表からスタッド溶接をして引っ張り出すか、裏のパネルを切開して表を叩いて平らにし、また裏のパネル貼り付けるかになるのですが、今回は裏のパネルを切り開く程の損傷では無いと思いますし、そこまでして表面のパネルを綺麗に叩いて仕上げても、結果としてそれが車の為では無いと思います。なので裏のパネルは手を付けず、表側のパネルの鈑金(叩き)を程ほどにして(手を抜いている訳では御座いません)、パテを強固な物としてカバーする方向で作業したいと思います(既に作業は進行しておりますが…)

画像は既に(鈑金)叩きが完了した時点で、この後いつも通りスタンドックスレッドブラウンを塗布し、その後のパテは軽量エポキシの物を使用します。

2006/03/24
 

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