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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記 2009】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 HONDAの軽のヘッドカバー 結晶塗装イエローへ(img284.jpg) -284- HONDAの軽のヘッドカバー 結晶塗装イエローへ

こちらは遠方の業者様よりご依頼頂きましたホンダの軽自動車のヘッドカバーです。車体は聞き忘れまして解りません(苦笑)。

遅れましたがこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

既に完成済みで、昨日発送も済んでおります。掲載のご承諾を頂いていたのですがかなり遅れてしまいました。申し訳御座いません…。

ご依頼内容としては、ホンダ社のチューニングで有名なSPOON社のイメージカラーのようなレモンイエローにして欲しいとの事です。
電話口だけで色を確認する事は非常に難しかったので、ここはやはりスプーン社のオフィシャルサイトの画像を参考にさせて頂きました。

実際に参考にさせて頂いたオフィシャルブログサイトです。

SPOON OFFICIAL BLOG

しかしながらPCでの確認となると、ディスプレイによって色味は全然変わりますので(特に会社で使っているノートPCのモニターは彩度が低いのです…)、これは自宅に帰ってからも確認しました。

ちなみに旧塗膜は元々無い状態で、画像は洗浄と燐酸処理を行った後の状態です。
これよりマスキングを行い、いよいよ本塗りです。

2009/04/21
 
jpg画像 インターフォンの色(img283.jpg) -283- インターフォンの色

お預かりしているインターフォンの色は「ホワイト」と「グレー」の2トーンになります。

土台になるベースは元々グレーっぽく、確かにそれで安定した配色になっているので、今回の塗装でも同じ様にベースをグレー、それ以外はまさに「真っ白」での塗装となります。

グレーは、画像にあるRAL色見本帳の「7047」で、白はスタンドックスの原色の白をそのまま使います。以前塗らせて頂いたサラウンドスピーカーセット(×6個)に採用した白ですね。まさに混ざりっけの無いピュアーなホワイトになります。

ただし、今回はちょっと違います。
今回の被塗物のプラスチック樹脂は「PS」(ポリスチレン)である事が判明したので(パッチテストを行いました)、通常の溶剤系塗料だとプラスチックが溶けてしまいます(本当)。

それでもドライコートで抑えれば塗れない事は無いのですが(PSは密着性は抜群ですので)、部位によっては「艶引け」の仕上がりになってしまう為、今回のように入り組んだ形状の場合は磨き処理が困難になります。なので今回はいつもと違う塗装に変更です。

所謂「水性塗料」の使用です。

といってもまだプロフィットでは水性塗料を持っていませんので、今回は私がお世話になっている「TAC」さんにRM社の水性塗料を使わせてもらいます。

ただ、使用方法などは全く解りませんので、これはTACのサイトー氏に色々と教わりながら事前にテストを行ってから本番に挑みたいと思います。

どの道塗装業界はいずれは水性塗料に完全シフトしなければなりませんので(欧州は完全シフト済みです。溶剤系はもう使えません)良い機会だと思っております。

実は前々からTACさんには「使っても良いよ」と有り難いお言葉を頂戴しておりましたので、今回でようやく実現する事になりました。
これを機に、プロフィットも序々に水性に移行していきたいと思います。

2009/04/20
 
jpg画像 カローラアクシオ 完了しました!(img282.jpg) -282- カローラアクシオ 完了しました!

大変お待たせしました。

本日磨き処理も無事終わりまして、明日発送出来る予定です。

ちなみに上記で「無事」とありますが、無事終わらない場合もあります(悲)。

磨かなくても良い仕上がりの場合は当然磨かなくて済みますが、ゴミが付いたり肌が悪かったりする場合はやはり磨いて仕上げます。
塗装は下地の状態や塗り方、使う材料(気温によって硬化剤・シンナーは色々使い分けます)によって大きく仕上がりは変わります。

これが毎回上手くいけば良いのですが、実際には完璧とはいきません。同じ条件で同じ物を、同じコンディションで出来ませんので。

と言うわけで磨き処理を行うのですが、今のプロフィットで取り扱う「小物」の場合、磨いていて「すっ飛んでいく」可能性が高いです(恐)。
当然飛ばしてはいけないのですが、ちょっとした拍子にバフが引っかかってしまうと簡単に飛んでいきます…。

同じ塗装屋さんであれば解ると思いますが、被塗物(部品)が軽ければ軽い程飛び易いですね…。自動車を扱うにしても、結構大きい物ではバンパーを飛ばしたのも何回も見ています(私は飛ばした事はありませんが)。

ちなみに最近ではポリッシャーの回転調整が付いたタイプも普通に安く買えるのでこんな事故は少なくなりましたが、昔は速度調整が付いていないポリッシャーは普通だったので大変でした(なので庫小刻みに連射するのが上手くなったりしますよね(笑))。

と言う訳で、明日発送予定です。楽しみにお待ち下さい!

2009/04/20
 
jpg画像 カローラアクシオ ナンバーブラケットも塗りあがってます!(img281.jpg) -281- カローラアクシオ ナンバーブラケットも塗りあがってます!

そしてこちらはナンバーブラケットです。

内装と同様に黒く見えますが、こちらはボディ同色のブラックマイカ(パール)、カラーコードは209です。微妙なパール感ですね。

元々は黒いプラスチック素地ですが、ボディと同色により一体感が出て、かなり高級な感じになると思います。

楽しみにお待ち下さい!

2009/04/18
 
jpg画像 カローラアクシオ内装パーツ 本塗り完了です。(img280.jpg) -280- カローラアクシオ内装パーツ 本塗り完了です。

そして本塗り完了です。ピアノの様に黒々と深々と仕上がったと思います。こちらのパーツは4点ですね。

本日は終了ですので、来週に完全硬化させてから磨き処理となります。
完成予定は火曜日ですね。もう少々お待ち下さい!

2009/04/18
 
jpg画像 カローラアクシオ 本塗り開始しました(img279.jpg) -279- カローラアクシオ 本塗り開始しました

そして先ほど本塗り完了しました!

画像はベースコート(黒)が塗布された状態です。これよりいよいよクリアーを塗布します。

ちょっと前まではかなり暇なプロフィットでしたが、先日業者さんからも少し大きいお仕事も入り、どうにか忙しくなってきました。

今月ももう少ししかありませんが、何とかがんばって5月を迎えたいと思います。

2009/04/18
 
jpg画像 KAWASAKI ZZ-R1200のパーツも入りました!(img278.jpg) -278- KAWASAKI ZZ-R1200のパーツも入りました!

こちらも本日お預かりしました。わざわざご足労頂き有難う御座います!

これらはバイクのパーツで、純正の状態からこのように「艶消し」の仕上がりなのだそうです。BMWみたいですね。

ガソリンタンクなどは通常通りの「艶々」なのだそうで、それとこの艶消しの組み合わせで渋い感じだとは思いますが、やはり万人がそれを好みでは無いとは思います。
なのでこちらのオーナー様も、ガソリンタンク同様の「艶々」の仕上がりをご要望になりました。色も同色での「黒」に変更です。

全身艶々で真っ黒になった車体は、今までとは全く別の形になるでしょう。想像しただけでヤバイと思います(実際この時が一番楽しい時間だと思います)。

仕上がり楽しみにお待ち下さい。
ちなみにGWには納品出来ますのでご安心を!

2009/04/18
 
jpg画像 インターホン塗装承りました!(img277.jpg) -277- インターホン塗装承りました!

こちらも本日はご足労頂き、誠に有難う御座いました。

新しくリフォームされた室内に設置されていたインターホンとの事ですが、部屋は綺麗になってもこれだけは綺麗にならなかったとの事で(部品が欠品している上に、特殊なインターホンらしいです)、どうにかしたいとのご要望により当店にご相談いただけました。
この度は有難う御座います!

塗装するとなると通常分解しなければなりませんが、そうするとコストが掛かりますので、今回はオーナー様に分解して頂きました。ここまでしてくれると本当に助かります。お疲れさまでした(組み付けも大変だとは思いますが、それはそれでかなり楽しいと思います)。

2009/04/18
 
jpg画像 プレリュードのテールランプ入荷しました(←売り物じゃありません)(img276.jpg) -276- プレリュードのテールランプ入荷しました(←売り物じゃありません)

本日は、はるばる千葉よりご来店&パーツ持込して頂きました。遠方よりご足労頂き誠に有難う御座います。

普通はありえませんが、元々「以前のプロフィット」でお世話になった方で御座います。当然普通では御座いません(爆)。

以前のプロフィットをご存知の方は良く解ると思いますが、かなり特異なお客様が多かったと思います(失言すいません…)。
車を大切にしている事は当然として、他で何か嫌な思いをして来られる方が多かった気がします。
ディーラーで5回クレーム付けてサジを投げられ、遥々名古屋から来られた方も居たくらいです…。

なのに当時のプロフィットは諸々の理由から閉鎖となってしまい、多くの方にご迷惑をお掛けしてしまいました。
が、それでも今回の様にご贔屓頂ける事は本当に有り難い次第です。感謝しております。

と言うわけで、こちらは綺麗な新品のクリアーレンズですが、オーナー様のご要望により「純正のような」テールランプに変更になります。レッドのキャンディー塗装ですね。このクリアーな「違和感」がどうにも気になるらしいです。
確かにプロフィットのお客様らしいご要望ですね…(何故か微笑)。

ちょっと色々と考える事や材料の取り寄せもありますので、作業開始もまだ先になると思います。折角のGWですが、到底間に合いませんので何卒お許し下さい(といっても元々急かされておりませんので誤解しないで下さい)。

作業進行次第また掲載させて頂きます。楽しみにお待ち下さい!

2009/04/18
 
jpg画像 BBSホイール事故分は無事到着した模様です(img275.jpg) -275- BBSホイール事故分は無事到着した模様です

画像は今回お届けした物では無く、前回お納めした品が組上がった画像です。オーナー様より頂いていた画像ですね。
凄く綺麗に撮れていたので、掲載するチャンスを窺っていました(笑)

今回は運送時に傷が付いてしまい、オーナー様にもご迷惑をお掛けしてしまいましたが、お納めした品は喜んで頂けたようで本当になりよりです。うちとしてもちゃんとお金頂けるので(配送会社さんより)助かりました…。

以下はオーナー様から頂いたメールの一部ですが、これで私の重荷も晴れましたので本当に助かりました(いつもの通り都合の良い所だけ抜粋です)。

「先程、無事に到着致しました。
 今回は違う配達員でしたが、立会いのもと開封しました。(笑)
 あまりの美しさに、配達員も「本当に車に付く物なのですか?」 とびっくりしてました!!!

 これを一先ず、お蔵入りにする予定でしたが、あまりにも綺麗なので、家のオブジェに出来ないかと思案中です!(簡単なのは、時計ですかね〜!?ちょっと重い?) 」


と、時計は落ちてきたら危ない気がしますが…(笑)

この度はご迷惑をお掛けしたにも関わらず、多大なるご協力を頂き万事まとまる事が出来たと思っております。
有難う御座いました!

2009/04/17
 
jpg画像 レインボーラメ(img274.jpg) -274- レインボーラメ

リキッドタイプ(液体)のレインボーラメですね。容器の内蓋についた物を撮影した画像です。

粒子自体はそんなに大きくないので、そんなに下品な顔料ではありません。

それでもこれらのラメは普通の顔料(自動車補修で使う塗料の顔料)の大きさを逸脱していますので、これらを使うにあたっての工程は普通よりもやはり手間は掛かります。なので使ってみてカスタム塗装屋さんの苦労も良く解ります。お疲れ様です…。


・ベースコート塗布
 今回はバイオレット色で、通常のメタリックのベースコートですね。

・ラメ塗布
 続けてベースクリアー(ベースコートのクリアー)にラメを適量入れて塗ります。粒子が大きいのでかなり突起します。

・クリアー塗布
 通常通りにクリアーですね。しかしクリアー層をラメ粒子が突き抜けるので(怖)、通常2コートなのを4コートくらいにします。それでも飛び出ていますが…(恐)。

・乾燥硬化〜研磨
 完全硬化した上記の塗膜は、ラメ粒子がクリアーより飛び出しているので紙ヤスリみたいにザラザラな状態です。なので研磨して平滑にします。

・クリアー塗布(2度目)
 これで普通に仕上がります。完全硬化して完成です。


ここで塗装は殆ど完了ですが、この次の工程としては、オーナーになる予定の方のお名前を塗膜に彫りこみます。
既にカッティングプロッターで名前を切り込んだマスキングシートが出来ていますので、それを貼ってサンドブラストを掛けます。

かなり前に「プロフィット社外記」で、私の父の位牌を自らこの方法で掘り込んで作成していますので良かったらご参考にどうぞ(誰が参考にするのかと思いますが、自分の位牌も死ぬ前に作っておく予定ですので…)。金箔も貼り込んでみたりしています。

ちなみに墓石の名前もサンドブラストで彫るみたいです。墓石屋さんの入り口に「サンドブラスト受け付けます」って張り紙がしてあったので、副業で何でも削ってくれるのでしょうか…(実際にサンドブラストなのかどうかは不明です)。

2009/04/17
 
jpg画像 とある被塗物の調色(img273.jpg) -273- とある被塗物の調色

先日紹介させて頂きました、紹介は出来ない被塗物の塗装ですが、プロフィットでは珍しくラメを使った作業ですので少し紹介させて頂きます。

ちなみにプロフィットはカスタム塗装な路線ではありませんのでご了承下さい。
私的な理想としては「塗膜本来の美しさ」ですね。同じ様に艶があっても、高品位なポリウレタンの塗膜は見るからに美しいと感じられます。
変な例えですが、西洋の刀はその装飾により刀の美しさを表現した(する)らしいのですが、刀の素材である金属(「鋼」でしょうか?)のみに美しさを求めたのは日本人だけとの事です。お高い日本刀は鞘も何も付いていないで飾ってありますよね。そんなことらしいです(私的に好きなコミックの「ギャラリーフェイク」にそんな事が書いてありました)。

また塗装は「美観」もそうですが、「機能」も大切だと思います。物で言うと「用の美」に近い感じでしょうか…。
見るだけでは無く、実際に使う物に塗装を施して、それが今後どうなるかまでを考えた塗装は良いですね。塗る意味があると感じられます。

と、全然また関係無い話になってしまったのですが、今回このラメに追加としてもう一つ足しました。続きます。

2009/04/17
 
jpg画像 上手く撮れなくてすいません…。(img272.jpg) -272- 上手く撮れなくてすいません…。

昨日発送させて頂きました4AGのヘッドカバー一式です。
既に到着してご連絡も頂き、仕上がりにも喜んで頂けたようで本当に何よりです。

写真は上手く撮れなくてすいません…。先日掲載した最後の画像も実物よりかなり黒く写ってしまっているみたいで、自宅のモニターで見たらビックリしました…。会社のPCは古いDELLのノートPCなので、モニターの能力が低いのです…。
色を扱う仕事なのに、仕事場のモニターで見ると彩度が低い、なんて事はちょっとマズイですね…。次はこれを何とかしたいと思います(お金の目処は立ちませんが…苦)。

それよりも驚いたのは(私事ですいません)、仕事で撮った画像の容量の多さです。
撮影したのは整理するのも面倒なので(この辺不精です…)、PC内に「画像一時保管庫」なる、非常に便利そうなフォルダを一ヶ月毎に作って納めているのですが、先月のフォルダの容量を調べて見ると、何と1ギガもあるでは無いですか…!?(恐)。

このノートPCのハードディスク容量が27GBで(今時少ないですよね…)、既に半分の12GBは使ってしまっているので(OS含む)、あと一年もすればPCは動かなくなります(多分そうですよね)。

なのでとりあえずは外付けHDDに少しずつ整理して移動していきたいと思います。

と言うことからも解るように、プロフィット日記などに掲載されている画像は、実際には同じ状況で10枚くらいを撮影した中から一番良い物を抜粋して利用しています。なので安価なコンパクトカメラでも比較的良い画像を提供出来ているのだと思います(至極私的見解ですが)。
逆を言うと、無造作に撮った画像が多いのでHDDを圧迫する結果にもなるですが…。

と、全く話が逸れてしまいましたが、この度のご依頼誠に有難う御座いました!
こちらのオーナー様も、ご依頼は今回が初めてだったのですが、以前のプロフィットの時に、その時に乗っていたポルシェの塗装の件でご相談をさせて頂き、そして今回に至ります。本当にありがたい事です…。

ちなみにオーナー様のブログを教えて頂いたので紹介させて頂きます。
コチラです。

86(=ハチロク)を如何に大切にしているか良く解りますね…(お金も結構掛かっていますよね…)。

この度は有難うございました!今後とも宜しくお願いいたします!

2009/04/17
 
jpg画像 カローラアクシオ ナンバーブラケット素地調整(img271.jpg) -271- カローラアクシオ ナンバーブラケット素地調整

こちらはボディ同色塗装予定のカローラアクシオのナンバーブラケットですが、側面は恐らく「シボ」(=梨地)状態だったのを、オーナー様自らがペーパーで削り落としての納入となりました。

このような事をして頂ければ、当店で行う素地調整の費用も省けますので、当然トータル費用も安くなります。

しかしながらパテやサフェーサーを塗ってしまうと、それらが問題が発生した時には対応出来ませんので、再度やり直す費用が掛かってしまったりもします。

なので今回のような内容は丁度良い形ですね。お疲れ様です!

2009/04/17
 
jpg画像 カローラアクシオ内装パーツ到着しました!(img270.jpg) -270- カローラアクシオ内装パーツ到着しました!

この度のご依頼有難う御座います。

こちらは愛知県から到着しましたカラーラアクシオの内装パーツ4点+ナンバーブラケット(ナンバーの土台ですね)になります。

内装パーツは恐らく新品になるのでしょうか。傷一つ無い艶消しの塗装済み品です。カラー設定は他には無いのかも知れせんね。
今回はこちらを「ピアノブラック」へ塗装します。艶々で漆黒の塗装ですね。

そしてナンバーブラケットは、元々はプラスチック素地の状態ですが(これはチープな質感ですよね…)、ご依頼はボディ同色の黒メタリック(カラーコード:209)への塗装になります。

仕上がり楽しみにお待ち下さい!

2009/04/17
 
jpg画像 ハイパーブラック塗装完了です!(img269.jpg) -269- ハイパーブラック塗装完了です!

マスキングなどがされたままの状態ですが、これが一番良く撮れていた画像ですので採用させて頂きます。

ちなみに青い壁は塗装ブースの扉です。何か昔のSF映画みたいな色の組み合わせになってしまいましたが…。

こちらも明日か明後日には発送可能になります。お手元に届くまでもう少々お待ち下さい!

2009/04/15
 
jpg画像 BBSホイールと一緒にご依頼頂いたスターのその後(img268.jpg) -268- BBSホイールと一緒にご依頼頂いたスターのその後

こちらはBBSホイールの塗装と一緒にご依頼頂いた、元々は黒い梨地のプラスチック製のスリーポインテッドスターですが、先日メッキ調に塗らせて頂き、BBSホイールオーナーの父上の車(R129)のエアークリーナーボックスに装着されました(戻されました?)

光り過ぎな気がしますが…(笑)


肝心のホイールは先日塗りあがっております。
明日には発送出来ると思います。もう少々お待ち下さい!

2009/04/15
 
jpg画像 BBSホイールおまけ画像A(img267.jpg) -267- BBSホイールおまけ画像A

そして組みつけられた状態です。
場所はガレージでしょうか。羨ましい限りですね…。

こちらのオーナー様は、以前のプロフィットでもお世話になった事が無いのですが、3年前くらいからプロフィット日記を見てくれていたそうでして、この度初めてご依頼を承った次第です。本当にありがたい事です。

プロフィットは閉鎖した時点では、「またいつかやろう」とは本当に思っていませんでした。が、「いつか違う形でまたやりたい」とは常々思っておりました。結果、HPもそのままで残していたのですが(それも問題ですが)お陰様でまたご贔屓頂けております。ありがたい事で皆様には本当に感謝しております。

2009/04/15
 
jpg画像 BBSホイールおまけ画像(img266.jpg) -266- BBSホイールおまけ画像

ここが問題のセンターキャップです(笑)。
見事にハマりましたね…。メルセデス社も「こんなオプション設定あったっけ?」と驚くことでしょう(私的見解ですが)。

私が思うところ、今回のケースでは「社外品をいかに純正風にアレンジ出来るか」といった感じだと思いますが、これは派手さはありませんが、逆にそれが良い所だと思います。
単純に言うと「マニア過ぎる」なのかも知れませんが(爆)、「解る人に解ってくれれば尚嬉しい」といった所でしょうか。これも私的見解ですが、私もそんなところがあるので良く解ります(←勝手に決め付けて申し訳ございません…)。

2009/04/15
 
jpg画像 先日塗らせて頂いたBBSホイール達です(img265.jpg) -265- 先日塗らせて頂いたBBSホイール達です

先日お納めしたBBSのセンターディスクが組みあがったらしく、オーナー様より画像が届きました。あ、有難う御座います!

普通に見ると余りにもまとまり過ぎて「普通のホイール」なのですが、実際には全然違ったりします。リムの変更でホイールサイズ自体を変えてしまい(そもそも普通分解しませんよね…)、センターキャップはベンツ純正を無理やり(爆)流用してしまい、かなり綺麗に収まっています。
既に素人の領域を超えているような気が…(怖)。

2009/04/15
 
jpg画像 新しい塗料入荷しました。(img264.jpg) -264- 新しい塗料入荷しました。

以下に掲載している4AGのメッキ調の塗料と同じ様な物で、先日遊びに来てくれたスタンドックスのデモマンの方に教えて貰った塗料です。

塗装サンプルも見せて貰い、私的にも合格点が出せたと思いますので今回導入してみました。それでも250ccで¥18,000もしますが…(辛)。

それにしてもこのパッケージ、なんだかインチキ臭いです。どう見ても日本で作っているパッケージを空缶に貼っているだけに見えますが…。どうしたんでしょう…。

2009/04/14
 
jpg画像 4AGヘッドカバー ハイパーブラック塗装完了!(img263.jpg) -263- 4AGヘッドカバー ハイパーブラック塗装完了!

ちなみに昨日は一日の訪問者数が最高値をマークしました。確か550件くらいだったと思います…。有難う御座います有難う御座います。

と言うことで、ついに本塗り完了です。かなり疲れました…。
最近、胃の調子が悪く、精神的に緊張するとさらに悪化するみたいで(それってストレスなのでしょうか…)、胃液が上に上がってくるのが解ります。胃カメラでは異常なかったんですがね…。

しかしながらある程度のストレスは無いと仕事のレベルも上がらないと思いますので、多少の緊張状態は嫌いではありません。

お陰様で今回のハイパーブラック塗装も中々良い感じに仕上がったと思います。本物は画像で見るより凄いのですよ…(惚)。

天気が良くなったら外で撮影会をしたいと思います。盆栽の中に混ぜるかどうかはまだ不明ですが(苦笑)、楽しみにお待ちください!

2009/04/14
 
jpg画像 4AGのタペットカバーのクリアー(img262.jpg) -262- 4AGのタペットカバーのクリアー

メッキ調の塗装が終わったら、一旦よく感想させます(1液なので「硬化」では無く「乾燥」といった表現になります。または「重合」でしょうか)。

そして最初にモトクリアーなる水性っぽいクリアーを塗布し、続けていつものクリアー(2液ウレタン)を塗るのですが、今回オーナー様が希望している

「漆黒の宝石の様なエンジン」

といった事がありますので、漆黒にはなりませんが(既にメッキ調に輝いてしまっていますので…爆)、そのイメージに近い仕上がりにする為、今回はキャンディーブラック(スモーク)仕様のクリアーにします。

と言っても、単にスタンドックスのクリアーに10%程度、2Kエナメルの黒を入れるだけですが…。

ちなみに通常のベースコートの色などはクリアーには混ぜられませんが、1コードソリッドである2Kエナメルはクリアーと同じ樹脂なので混ぜても問題ありません。50%混ぜても90%混ぜても大丈夫です(それじゃあ意味無いですが…)。

ちなみに「1コートソリッド」とは、クリアーを塗らないで仕上げる塗膜のことですね。日本車の白や赤などはクリアー塗っていないのが普通です(今はどうなんでしょう←すっかり自動車塗装とは縁遠い感じですいません…)。
各メーカーそれ専用の塗料があり、直接硬化剤を入れて塗ります。クリアーと同様に艶々に仕上がります。

2009/04/14
 
jpg画像 高輝度アルミ塗布(img261.jpg) -261- 高輝度アルミ塗布

そしていよいよメッキ調の塗装になります。

使用塗料はいつもと同じ「モトクローム」なる塗料です。クリアーを塗らない状態だと写真の様にメッキメッキしています。

この後「モトクリアー」なる専用の1液クリアーを塗って、さらにいつも通りのスタンドックスのクリアーを塗って完了させます。ここまで仕上がるともう少し落ち着いた「アルミ」な質感に変わります。

ちなみに今回は「重厚なメタル感」のご要望に応じて、メタリックを少なめに抑えて下地の黒を活かした仕上がりにしてします。

そしてさらに、この後の仕上げでさらに重厚な感じに仕上げます。

楽しみにお待ち下さい…。

2009/04/14
 
jpg画像 4AGタペットカバー 下塗り完了(img260.jpg) -260- 4AGタペットカバー 下塗り完了

こちらもお待たせしました!

ハイパーブラック塗装になる予定の4AGタペットカバーになります。
画像は下塗りとしてのソリグロ(=ソリッドの黒)が完了した状態です。
ここまでは特に普通の上塗り塗装と変わりありませんが、ここの仕上がりがそのままメッキ調の仕上がりに大きく影響される為、「下塗り」といっても全く気が抜けません。肌も極力作らないような、鏡面な仕上がりにします。

そしてこの後、完全硬化させてからいよいよメッキ調の塗装に入ります。楽しみにお待ち下さい…。

2009/04/14
 
jpg画像 追加BBSホイール本塗り完了しました!(img259.jpg) -259- 追加BBSホイール本塗り完了しました!

掲載大変お待たせしました!

昨日は久しぶりに塗装ブースがフル回転で、午後から塗装初めて深夜までブース入りっぱなしでした…(疲)。

と言うことで、急いではおりませんでしたが、無事BBSのホイール(運送会社事故追加分)の本塗りも完了しました。大変お待たせしました。

そしてオーナー様より、先日お納めしたホイールディスクの組み付け画像が届きました!ゴトー氏も「よ、よくやるね…」と驚きの仕上がりでした(写真もですね)。有難う御座います!

そちらも後日掲載させて頂きますので楽しみにお待ちください。お手数頂き有難う御座います!

2009/04/14
 
jpg画像 そして本塗りを待ちます…。(img258.jpg) -258- そして本塗りを待ちます…。

ちなみに現在ブース待ちですので、本塗りは来週からになります。

ちなみに同じように塗装待ちなのは5セットくらい溜まりました。来週はようやくフル回転な感じですね!がんばります!

2009/04/12
 
jpg画像 4AGのプラグカバー 裏側艶消し黒塗装(img257.jpg) -257- 4AGのプラグカバー 裏側艶消し黒塗装

タペットカバーの間に装着されるプラグカバーですね。こちらもタペットカバー同様にハイパーブラックになる予定です。

画像は裏側で、到着時の画像を撮り忘れていたのですが、裏側なのでオーナー様も気にしていなかったと思いますが、一応キザキザに削られていた所は平滑にし、プライマーを塗った後、画像のように艶消し黒で仕上げております。ご安心下さい。

自分の手も写ってしまいましたが、この3点の部品のサフェーサー研ぐのに3時間くらい掛かってしまったのでもうガサガサです。
塗装屋は水やら洗剤やら脱脂作業やらで、手が油ギッシュになる暇がありません(仕事中になっていたらかなり危険ですので)。
なので一年の内10ヶ月くらいはハンドクリームが欠かせません…(本当)。

2009/04/12
 
jpg画像 4AGタペットカバー ガイドコート(img256.jpg) -256- 4AGタペットカバー ガイドコート

ハイパーブラック塗装予定の4AGタペットカバーです。サフェーサーを塗って焼いた後(=完全硬化させた後)に研ぎ始めます。

画像ではサフェーサー表面に黒い粒々が見えると思いますが、これは「ガイドコート」で、以前も良く説明していたのですがおさらいをしておきます。

サフェーサーは2液ウレタンが普通ですが、自家塗装などで使う「ラッカー系」に比べて2液ウレタンサフェは非常に厚く塗れます。そして固いです。
結果、肌は荒れますし、研ぐのも大変です。なので研ぎ忘れたりした箇所があるとこれから塗る「上塗り」(&クリアー)に影響が出てしまいます。研ぎ忘れた所はラインが崩れたり、肌が荒れたり艶が引けたりします。なのでサフェの肌は完全に研ぎ落とさなければなりません。

さらに今回の用に歪な箇所が多い場合は「研ぎ残し」が起こり易いです。なのでそれを簡単に目視出来るように、サフェーサーの上に色をサラっと吹きかけています。私の場合は単に「缶スプレーの黒」ですね。本当にサラッと塗るだけですが、これのお陰で「うっかり」も無くなります。

塗装業界では極当たり前の事ですが、自家塗装でも是非応用されると作業は確実に、そして早く出来る筈です。是非ご活用下さい。

2009/04/12
 
jpg画像 ラメ(=粗めメタリック)入荷しました(img255.jpg) -255- ラメ(=粗めメタリック)入荷しました

以前からのプロフィットをご存知の方は解ると思いますが、元々プロフィットはカスタム系が得意な訳ではありません。「いかに元の状態に戻すか」と、「どれだけ性能の良い塗膜を形成出来るか」を求めていました。なので画像のような「ラメ」とは少々縁遠いお店でしたね…。
まぁそもそもオールマイティーにやるのは得意ではありませんので、この先も絵を描いたりする仕事はしないと思いますが(当然今も出来ませんので)、人それぞれ好みもあると思いますし。何より仕事に関しては「餅は餅屋」ですね。自分のやる事に対して深く出来ればと思います。

そんな前置きですが、ラメは単に顔料の一種ですので特に普通の仕事と変わりありません。スタンドックスもデュポンも「パウダー」なる顔料設定はありますので、リキッド(液体)の樹脂にこれらを入れて塗料を作るだけの事です。
ただし「粒子の大きさ」を考えて塗装工程を組み立てる必要はあります。まぁ今回は単にクリアーを2工程にするだけなので大層な事では無いのですが…。

ちなみに手前がピンク系のラメですね。今回主に使うのは奥のバイオレットなラメになります。クライアント様のご要望が「かなりギンギラしてもOK」みたいな感じですので、これに手持ちのレインボーラメも入れてみたいと思います。

今回は実物の紹介出来ませんので、平行して同じ様な被塗物を作成して紹介しようと思っております。なので進行も楽しみにお待ち下さい!

2009/04/11
 
jpg画像 またやってしまいました…(謝)(img254.jpg) -254- またやってしまいました…(謝)

で、こちらが一眼レフで撮った画像ですね。また盆栽棚を使って撮ってしまいましたが…。一応仕事に関わる事ですので何卒ご容赦下さい…。

しかし黄色(オレンジ)の鮮やかさが際立って良いですね。家の中でもこんな色があったら楽しいと思います(微妙に宣伝している感じがイヤラシイですね…すいません)。

ちなみにカバーだけですと、色見本帳から色を選んで頂ければこんなシルバーは直ぐに見つかるので調色費は掛からず「お任せコース」で¥2,000ですね。クリアーも塗って艶々仕上げです。
これにスイッチ部は2色色分けした仕上げなので¥3,000になります。これも当然艶々です。
さらに普段は余り使わないですが、ベースとなるボックス(イエロー)も塗っているので、これも¥2,000です。

合わせて¥7,000になってしまいますが、ご一緒でのご依頼なので複数割引があります。単色では無いので20%オフ程度ですが、それでも¥5,600になります。
これに消費税を足して¥5,880が総額となります。
塗装は当然スタンドックスの使用ですので品質は折り紙付きです(私の技術では無く材料が良い事なので褒めてます)。

ちなみにコンセントカバー外して送るもの大変ですので、ご依頼があればこちらで買って塗って送ります。カバーやスイッチだけなら数百円程度なので送料よりも安いですよね…。

私的には、動かせる「製品」といった物より、そこにあるまま動かない「設備」に色が付くと、ちょっとした意外性があって面白いかと存じます。私的見解ですが…。

2009/04/10
 
jpg画像 以前塗ったスィッチ&ボックスです。(img253.jpg) -253- 以前塗ったスィッチ&ボックスです。

この色の組み合わせはカワイイですね。

以前のプロフィットの時に仕事の合間に塗った物で、会社を片付けた時に梱包していたのですが、つい先日出てきました。3年ぶりくらいに日の目を浴びましたね。

前のプロフィットでは当然このような事は仕事としては成り立たず(1時間¥8,000の仕事をしなければ成りませんでしたので)、「いつか自動車以外の物を塗って生計が成り立てば」と夢見ていましたが、とりあえずは今、実現しているみたいですね(爆)。

ちなみに画像は普通のコンパクトカメラで撮影しました。先日手に入れた一眼レフよりも綺麗に撮れていたのでこちらを採用しました(苦笑)。まだまだ難しいですね…。

2009/04/10
 
jpg画像 4AGサフェーサー塗布(img252.jpg) -252- 4AGサフェーサー塗布

そしてプライマーに続けてサフェーサーの塗布です。
通常ヘッドカバーに行う「結晶塗装」では、鋳造素材の荒さを隠してくれる性質がありますが、ハイパーブラック(メッキ調)塗装だと下地が命ですので、特に今回のような磨きがし難い形状をしたパーツの場合、塗りっぱなしの「ノンポリ」(=ノンポリッシュ=磨かない仕上げ)が必須条件になります。
と言っても日常そんなに変な肌で仕上げたりはしませんのでそんなに力む必要は無いのですが、とにかくここの下地は重要です。

また、通常のように「平面」では無く入り組んだ箇所が多い形状ですので、サフェーサーの研磨作業も難しいと思われるので、肌を荒らさないように「硬化」よりも「レベリング」重視の設定でサフェーサーを塗ります。
(塗装屋さんなら解ると思いますが、真夏用な感じで塗ってツルリとした肌になるようにサフェーサーを塗っているという事ですね)


2009/04/10
 
jpg画像 4AGプライマー塗布(img251.jpg) -251- 4AGプライマー塗布

そしてプライマーを塗布します。今朝届いたばかりですが、他の作業は一旦止まっておりますので(アルミホイールは塗装前段階まで完了してますのでご安心下さい!)どんどん進行致します。

お陰様で今日は久しぶりに仕事らしい一日な気がします。今月は仕事量が少ないですね。TACの周りの工場も毎週金曜日は休業してしまっています。ワーキングシェアですね…。

と言ってもいつもながら何故か年中忙しいです(苦笑)。
HP内の項目を増やしたり、営業用の資料を作ったりと、普段出来ない(やらない)事をこんな時に進めなくてはなりません。実りの秋に備えての開墾とか治水な感じですね。

時間を作るのは本当に大変な事だと思います。私は下手な方ですね…(あっという間に日が暮れてしまいます…)。

2009/04/10
 
jpg画像 4AGタペットカバー燐酸処理済み(img250.jpg) -250- 4AGタペットカバー燐酸処理済み

ちなみに今回のハイパーブラック塗装では、通常当店で行う結晶塗装よりもかなり割高になってしまっております。

なんとかコストを低減しようと思いまして、今回はオーナー様に旧塗膜を剥離して頂きました。本当にお疲れ様でした。有難う御座います。有難う御座います。

と言うわけで、早速作業を開始しております。
かなり綺麗に洗浄もして頂き綺麗な状態でしたが、画像では少し黒ムラになっていると思います。これは燐酸で処理した為で、表面のアルミ素地が溶けた事による物です。
金属部分をピカールなどのコンパウンドで磨くと、ウェスが黒くなるのと同じ感じですね。

これでアルミ素地は活性化されましたので、続けてウォッシュプライマーを塗布します。



2009/04/10
 
jpg画像 4AGヘッドカバー到着しました!(img249.jpg) -249- 4AGヘッドカバー到着しました!

大変お待たせしました。日記掲載が一日開いただけで、非常に久しぶりな気が致します。仕事は暇な筈ですが何故か忙しいのです(爆)。

こちらは愛知県より到着しました4AGのタペットカバーとプラグカバーの3点です。

いつもならば「結晶塗装」の黒辺りのご依頼となるのですが、今回は少々違います(と言うより全然違います)。

オーナー様的に求めているのは「重厚なメタル感」との事でして、一旦はガンメタに塗装されたとの事ですが、それがどうにも理想の「重厚なメタル感)(←強調してわざと2度続けています)にならなかったとの事で、今回「ハイパーブラック」への塗装をご依頼いただきました。有難う御座います!

ちなみに「ハイパーブラック」ですが、いつも行っているメッキ調の黒い感じです。既に200個以上の被塗物をこれの塗装でこなしていますので(結構疲れますが)ご安心下さい。「重厚なメタル感」になるよう努力させて頂きます(少しクドいですね…すいません)。

各工程もちゃんと紹介させて頂きますので楽しみにお待ち下さい!
(現在他に余りネタが無いですので…)。

2009/04/10
 
jpg画像 モノカラーユニオンジャック撮影会しました(サボりですね…)(img248.jpg) -248- モノカラーユニオンジャック撮影会しました(サボりですね…)

ということで、無彩色な塗装色なだけに、裏の盆栽達に紛れ込ましてみました(爆)。

ちなみに壁面はタックの工場で、ここにスダレ掛けてあげればもっと雰囲気出せたと思い少々残念です(多分方向性を見謝っています。申し訳御座いません…)。

ちなみに左手前はケヤキです。新芽が出揃ってきました。モノカラーなユニオンジャックと並ぶと一層鮮やかさが増しています。
桜も良いですが、こんな感じで新緑はかなり良い感じです。

後日、ミニ屋さんに飾ってもらう予定です。
部品が品薄なので(コストを下げる為に中古パーツの使用としております)、既存のパーツを下取りが条件で、店頭価格¥16,000程度での販売になるかと存じます。
こちらを見てご所望の方はご連絡ください。現在¥12,600(税込み・こちらのみ送料別)で塗装は承ります。
作業時間と手間の割りにはお安いと思いますが、3個以上まとめてじゃないと塗りませんのでこの価格で対応出来ている所でもあります。
他の価格と比較しないで頂けますようお願い申し上げます。

2009/04/08
 
jpg画像 ローバーミニ用 モノカラーユニオンジャック完成です(img247.jpg) -247- ローバーミニ用 モノカラーユニオンジャック完成です

既に磨き処理も完了し、本日始めて一眼レフで撮影会してみました。ちょっと古いニコンのD70なる中古カメラです。

って、どうもピントが合っていない気がするのですが…。

まだ機能も全然解りませんので、今後精進して行きたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。

2009/04/08
 
jpg画像 ミニのランプカバー ベースコート塗装完了(img246.jpg) -246- ミニのランプカバー ベースコート塗装完了

そして柄(ベースコート)が完了です。クリアーを塗っていない状態なので、非常に「マット」(=艶消し)な感じですが、これはこれで渋くて良いですね。
しかし色分けした段差も意外とケバケバしていますので、このまま終わりと言う訳にはいきません。

と言うことで次はいよいよクリアー塗装です。

2009/04/08
 
jpg画像 ミニのランプカバー本塗り開始(img245.jpg) -245- ミニのランプカバー本塗り開始

いきなり本塗りに飛ぶのですが(笑)、オーナー様が居るお仕事では無いのでこの辺りでうっかりしてしまいます。

と言うことで、サフェ研ぎも終わり、マスキングをしていよいよ本塗りです。

画像では最後の3色目の茶色が塗り終わり、マスキングを剥がし始めた所です。塗装屋にとってはこの瞬間が一番楽しいですね。まさに「ワクワク」する感じです。逆に塗装のキワがバリバリになったり、色が隙間から漏れていたりしたらショックも大きいのですが…(意外とこれもいつもの事で、修正すれば良いだけの話なのですが)。

2009/04/08
 
jpg画像 ミニのランプカバーサフェーサー塗布(img244.jpg) -244- ミニのランプカバーサフェーサー塗布

ローバーミニに長く乗っていて細かい方(と同業者さん)はご存知だと思いますが、このランプカバー、塗装が浮いてくるんですよね…。

原因は素地のアルミの腐食で、製造時に既に腐っているみたいですね。数年経つとブリスターが出てきて塗装を押し出し、最終的に塗装が剥がれると下から粉を吹いた感じのアルミが出てきます(別に脅かしている訳ではありません。こんな物です)。

当然の如く、これらのパーツも塗装が浮いてきていましたので、全部剥がして新たにウォッシュプライマーを打ち直し(=塗り直し)、サフェーサーで下地を作り直します。

2009/04/08
 
jpg画像 BBSホイール 既に作業開始しております(img243.jpg) -243- BBSホイール 既に作業開始しております

こちらのホイールディスクは直ぐに使う物では無いとの事で、オーナー様からも「手の空いた時で良いですよ」とお気遣い頂いていたのですが(有難う御座います)、意外と暇ですので(爆)早速やらせて頂きます。

オーナー様が自ら行った「自家塗装」なので、正直なところ「下地まで剥がさないと駄目かな」と思っていましたが、キッチリ下地は出来ています。まぁこの仕上がりならばそれもその筈ですし、色々とお話していますので納得です。
横から見ていたゴトー氏も「何それ?随分ちゃんと出来てるけど、本当に自家塗装?下地のサフェの色、RMじゃない?」と関心していました(RMかどうかは全く定かではありません)。

と言うことで、損傷があった箇所の剥がれた塗膜とその周辺は削り落とし、フェザーエッジを出してウォッシュプライマー→サフェーサーを塗布します。

ちなみに削った箇所にある「m」みたいなマークですが、ここをそのまま塗ってしまうと埋まってしまう恐れがあったので、ここだけはサンドブラストで根元まで剥がしておきました。これが見えなくなってしまうと、車検通らなくなってしまうらしいですね(ゴトー氏談)。

2009/04/08
 
jpg画像 頂きました(嬉)(img242.jpg) -242- 頂きました(嬉)

こちらはクラッシックミニ(=ROVER MINI)のトランクに付く「ライセンスランプカバー」なるパーツです。中に電球が入って、リヤのナンバープレートを照らす為のカバーですね。アルミ製です。

今回昔からの知り合いの練馬のミニ屋さんより頂きました。有難うございます!STOCKMAN ラルフカーズ店さんです。
ここの社長さん、何故か(笑)昔ISSEY MIYAKEで働いていたらしく、確かにセンスが良い方です。私も色々と教わりました。

で、こちらのパーツは今回プロフィットで塗装し再生して、新たな「商品」としてまた世に出て行く事になります。簡単に言うと、プロフィットで仕事が無くなった時の為の素材ですね。

以前からプロフィットのサイトをご覧の方は既にご存知だと思います。これにミニの生まれ故郷である英国のトレードマーク(みたいな)ユニオンジャック(英国旗)を塗装で行います。
と言っても、ユニオンジャックは「赤」と「青」と「白」の3色で構成され、少しドギツイ所もあります。
なのでこの色相を無彩色化したモノトーン調の色に変更してしまいます(してしまいました)。

以前も何個か作ってミニ屋さんに並べておいて頂いたのですが、好評だったらしく完売して頂きました。なのでまた作っておいて店頭に並べておいて頂き、売れたらお金が入ります。なんだか陶芸作家みたいな感じですね。

なので「納期」もありませんから、頂いてから既に2ヶ月くらい経過して、ようやく(と言う表現は正直困るのですが…)暇になりましたので手を付ける次第で御座います。

実のところ、こういう形は私的に好きです。このままゴミになるのを待つかも知れないパーツが、ちょっとした加工(塗装)でまたお金を払って買って下さる方が居る、使い捨てにならないで高い満足度が得られる形の一つだと思います(自己満足も入っていると思いますが…)。

2009/04/08
 
jpg画像 BBSホイールご依頼頂きました(再)(img241.jpg) -241- BBSホイールご依頼頂きました(再)

先日お納めしたBBSのホイールディスクなのですが、発送した3本の内の見本としてお預かりしていた1本(オーナー様自ら塗装したホイールディスク)が運搬中に事故に遭ってしまいました…。

梱包には気をつけたつもりなのですが、ディスク3枚入った荷物は相当重く、間に挟んだクッション材やダンボールを付きぬけ、丁度突起したセンター部分が一番下のディスクを貫いた模様です(イメージ的にはポンチ打った感じですね)。

オーナー様にはご迷惑をお掛けしました…。

が、事故中に付いた傷は明白でしたので、オーナー様も怒る所か逆にお気遣いを頂き(これが一番有り難かったです…宅配会社さんにはどのような対応をしたかは定かではありませんが:怖)、宅配会社さんもすぐに非を認めてくれたので、新たにこちらのホイールも塗らせて頂く事で対応させていただく事になりました。
有難う御座います、有難う御座います。
(当然修理費用は宅配会社さんが支払ってくれますので、正直な気持ちとしてその意も含んでおります)

それにしても折角オーナー様自ら綺麗に塗れた一品だったのが本当に申し訳御座いませんでした。
せめて、喜んで頂ける仕上がりになるよう努力致しますので何卒ご容赦ください。

2009/04/08
 
jpg画像 特殊マスキング用テープ色々(img240.jpg) -240- 特殊マスキング用テープ色々

塗装で使う一般的なテープは、和紙状のマスキングテープなのですが、塗り分けや曲線部分のマスキングには普通のテープでは無く、それ専用のテープを使うのが一般的です。

ちなみに専用のテープは通常使うマスキングテープよりも全然高いです。良く使うマスキングテープでは一¥100程度ですが(すいません、実際には良く知りません…)、画像に写る「クリアーラインテープ」は2mmでも一本¥300くらいします。

細くなって材料は少なくなる筈なのに値段は高くなるんですよ…。
(って素材も精度も全然違うので当然です)

他に「直線が出やすいテープ」や、紙タイプなのに良く曲がるテープなど色々とあります。
箱の左隅に差し込んであるのは、事務仕事でも良く使う丸いシールです。ネジ穴とかを塞ぐ時に、サイズがぴったりとハマって使えた時にはとても嬉しいです(なので「重宝する」とは言い切れません。でもこれあると結構便利なんですよね…)。

などなど、普段使わないだけにいつも使うテープと一緒にしてしまうと、汚れてしまったりホコリが付いたりして嫌なので、これらは別にしておいたりします。
今の「小物」を対象とした仕事になると、これらの出る出番が本当に増えましたね…。実は意外と好きですが。

2009/04/06
 
jpg画像 「社外記」ではありません・・・(img239.jpg) -239- 「社外記」ではありません・・・

今日は珍しく外回りしていました。所謂「営業」、ですね(するんです、私も…)。

今日は昼まで現場やりまして(大した事は出来なかったのですが…)、昼食食べてすぐに会社を後にしました。

最初に行ったのは、以前の職場(勤め先)で一緒に働いていた仲間が、今は用賀辺りに勤めているのでそこの会社にご挨拶に行かせて頂き、その後は写真の所に行ってきました。横浜は青葉区で、着いてみてビックリ、結構のどかなところでした。

今回新たな企業様で、自動車関係では無い被塗物の塗装についてご相談を受けました。これから企画書(ってそんなに大層な物では無いのですが…)を提出し、サンプルも作って色々と提案したいと思います。私は余り芸能界とかには興味無いのですが、誰もが知っている方が使う物をどうやら塗らせて頂けそうです。何にしてもお仕事があるのは有難い事です。

それにしてものどかですね…(実際は車から降りてから道に迷って、写真のような畑地帯を30以上歩き回っていた始末なのですが…)。

2009/04/06
 
jpg画像 スーパーセブンのパーツは先週末にお渡ししていました(img238.jpg) -238- スーパーセブンのパーツは先週末にお渡ししていました

こちらは無事、先週末にオーナー様にお渡し完了しておりました。

オーナー様は相模原の方から当店にいらっしゃって、そのままパーツを車に積んで(注>積んだ車はスーパーセブンではありません)、スーパーセブンが保管してあるであろう山梨の山小屋(=勝手な想像です。オーナーからは「ガレージ」と聞いただけです…)に向かわれました。無事到着したでしょうか…(って今週もう仕事していますよね)。

この度のご依頼、誠にありがとう御座いました!
プロフィットが再稼動してから一番大きな被塗物のご依頼となりましたが、あんなに喜んで頂けて本当になりよりです。以前より長くご贔屓頂いて本当に感謝です。
BBSのオーナー様もそうですが、「以前のプロフィット」からご贔屓頂いていて、一旦は閉鎖したのに今日また再稼動に伴ってご依頼頂けた事は本当に嬉しい限りです。感謝感謝しております。ありがとう御座いました!

2009/04/06
 
jpg画像 カルテル社ランプシェード完成!(img237.jpg) -237- カルテル社ランプシェード完成!

こちらも大変お待たせいたしました!カルテル社のランプシェードです。

内側、あんなにゴールドだったのに(実際本当にゴールドでしたね)、全く普通の状態(?)になってしまいました。ここだけ見ると金箔(=実際には金箔ではありませんがイメージ的に)を剥がしただけに見えますが、実際にはこうするのに結構大変だったのです…(ちなみに金箔は接着剤でしっかり付いているので剥がせません)。

しかし金箔が無くなって本当にシンプルになりました。オーナー様にとってはとても好みの一品になったのでは無いでしょうか。

改めましてこの度のご依頼、誠にありがとう御座います。
明日には発送予定となりますので、明後日にはお手元に届くかと思います(先ほどメールしました)。到着を楽しみにお待ち下さい!

2009/04/06
 
jpg画像 カルテルランプシェード 本塗り(クリアーまで)完了しました…!(img236.jpg) -236- カルテルランプシェード 本塗り(クリアーまで)完了しました…!

大変お待たせしました!本塗り完了です。

元々ゴールドだった事も全く解りません(仕事なので当然です。っていうかそんなのが解る仕上がりだったら納品出来ませんし…)。

後は完全硬化して完成検査を経ましたら発送させて頂きます。来週早々には発送出来る予定です。

マスキングも剥がして、最後にまた完成写真を撮りましたら掲載させて頂きます。それにしてもヤフオクで買った中古一眼レフが届きません…。それでどれも写真撮りたかったのですが…(悲)。

2009/04/04
 
jpg画像 カルテルランプシェード ベースコート(グレー)塗装完了時(img235.jpg) -235- カルテルランプシェード ベースコート(グレー)塗装完了時

ベースコートのグレー(かなり白っぽいですが)を塗り終わった状態です(=完全隠蔽した状態です)。

ベースコートだけだと「艶消し」な状態になります。これはこれで質感はとても良いのですが(私的に好きです)、日頃のメンテナンス性は余り良くありません。艶消しの場合は汚れが付き易く、明るい色(白)の場合は特に目立ちますし。
好み云々が無ければ艶有りの方が断然メンテナンス性は良いですね。自動車のボディ同様、ワックスなどを塗っても良いですし(全く同じ塗膜ですので)、スリ傷が付いたり曇ってきたらコンパウンドで磨けば塗りたてのような艶が蘇ります。自動車のボディみたいに大きいと手磨きじゃとても大変ですが(それでも10代の頃はがんばりましたね…)、小物であればお手軽なのでとても楽しいかも知れませんね。

話が逸れてしまいましたが、この後いよいよクリアーです。

2009/04/04
 
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