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-234- カルテルランプシェード 塗り終わっております。
大変お待たせしました。こちらのランプシェード内側塗装は既に塗り終わっておりますのでご安心ください。来週早々には発送出来る予定です。綺麗に塗れておりますのでご安心ください。
画像は本塗り直前の状態で、内部は既にサフェーサー塗布→研磨にて、元のゴールドを隠蔽し、平滑な素地に仕上げてあります。
そして最初に作っておいた塗装ジグ(と言ってもダンボールに穴開けただけですが…)にセットしていよいよ本塗り開始です。
2009/04/04
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-233- ヴァンガード フォグランプグリルも塗ってあります。
こちらは元々シルバーだった新品パーツで、今回のご依頼によりボディ同色のグレーメタリックになりました。こちらはフルグロスな感じです(爆)←下の項から順番に見て来ないと意味不明だと思います。すいません…。
ちなみにこちらのフォググリルの塗装のお値段は左右セットで一万円になります。同じようにお悩みの方がいらっしゃいましたらどうぞご検討下さい。 こんなちょっとした変更で、実はかなり見た目は変わると思います(オフィシャルサイトの動画を見た方には解ると思います)。 社外品は社外品で良いですが、純正品のクォリティと品格はそのままに、ちょっとしたアイデア(とお金)で大きな満足感が得られたりするのだと思います。
この度のご依頼、誠にありがとう御座いました。 磨き作業と完成検査が終わり次第連絡をさせて頂きます。 ちなみに明日はちょっと時間が無く、お渡しは来週になるかと存じます。申し訳御座いませんがもう少々お待ちください!
2009/04/04
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-232- ヴァンガードグリルおまけ画像
アップするとこんな感じです。いつもの「艶々の塗装」と違って半艶は半艶で良いですよね…(惚)。
ちなみに今回の「半艶」よりも艶が無い「艶消し」の仕様は管理が大変です。ちょっとワックスが付いたりするとそこだけ艶が出てしまうので変になります。また強く擦っても艶が出てしまうので変になります。挙句にタオルが丸まります(引っかかる感じで)。紫外線吸収率も高いので劣化も早いです。
それでも「フルフラット」(=艶消し)は時と場合によっては格好いいんですよね…(矛盾していますが要はTPOって事ですね)。
ちなみに「艶」の事を外資系塗料用語(?)では「グロス」と呼びます。良く「グロス値は」なんて事も日常で使いますよね(使わないかも知れませんが)。
「艶あり」の事は「フルグロス」、半艶は「セミグロス」、艶消しは前記した「フルフラット」なんて言ったりします。でも実際の現場では余りそう言わないですね…(普通に日本語です)。
2009/04/04
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-231- トヨタ ヴァンガード フロントグリル半艶黒塗装完了!
そして完全硬化したフロントグリルです。渋く「半艶」に仕上がりました。場合によっては「艶々」よりも今回のような「半艶」の黒の方が美しく感じます。オーナー様の選択は良かったと思います。
昔流行ったオールペンでは、車体全て同じ色にしたギトギトな仕様がありましたが、今思うとちょっと微妙な感じです。色は単色よりも2色〜3色を使い分けた方が安定するのでしょう。 今回はガンメタ(グレーメタリック)な艶々のボディに、こちらの半艶の黒のグリルで、シックにまとまったと思います。
この後、グリルにはメッキのフィンが付くと思いますが、それも細味のようですのでさらに上品さが増すのでは無いでしょうか(これが太かったり、ましてやゴールドだったりしたら危ないですね…)。
2009/04/04
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-230- トヨタ ヴァンガード フロントグリル半艶黒塗装
こちらも大変お待たせしました!既に塗装完了しております。
ちなみにこちらのグリルのご依頼内容は「半艶黒」ですが、画像だと艶々に見えます。と言うより実際に艶々に仕上がっています。
「艶消しクリアー」も使い方は普通の2液ウレタンクリアーと変わりありません。なので塗った直後はこのように普通に艶々になりますのでご安心下さい。
この後、塗装が乾くのに従って艶が消えていきます。
2009/04/03
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-229- ベンツバッジ 黒プラスチック素地→メッキ調塗装B
モトクリアーを塗ったら、ここでも一旦強制乾燥させます。ここで油断するとまた同じ結果になります(普通のシルバーになってしまいます…)。
そしていよいよ最後にいつも使うクリアーを塗ります。普通は2液のウレタンクリアーですね。強い2:1でも全く問題ありません。ウェットに行ってください(塗って下さい)。
ここで一旦曇ったりもするのですが、時間が経つと元に戻ったりします。 画像は強制乾燥させて完全硬化した状態です。塗った直後よりもまたメッキ感が戻った感じがします。
今回は下地に「黒」(実際には「黒系」)を使い、メッキ調塗料も少なめに塗りました。ブラッククロームな感じですがこの方がメッキ感は強いです。 逆にもっとシットリさせたい場合は、下地をもう少し明るくして「グレー」にすると良いでしょう。メッキ調塗料の透けた感じも無いので「塗装屋」の観点からすると良い仕上がりに思える筈です。
ちなみに画像では、少し良く撮れ過ぎた感じがします(笑)。 実際にはもう少しメッキ感も弱く、落ちついた感じですね。何故かメッキ感が強く写ってしまっています。何卒ご容赦下さい・・・。
と言う訳で、いよいよ完成間近です。楽しみにお待ち下さい!
2009/04/03
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-228- ベンツバッジ 黒プラスチック素地→メッキ調塗装A
メッキ調の塗装を塗ったら一旦強制乾燥させます。これをするとしないとでは後のメッキ感に大きく関わります。メーカーマニュアルだと24時間くらい自然乾燥した方がいいらしい事が書いてあった気がします(そんなに待ってたら仕事にならないのでマニュアル頼りになりません…)。
そしてクリアーですが、いきなり2:1のクリアーとかを塗ると、普通の「シルバー」になってしまいます。曇りが強く、塗装屋用語で言うと「カブる」感じですね。これをやると最初からやり直しです(恐)。
なのでそれ専用のクリアーがあります。そのまんまで「モトクリアー」ですね。一液型のクリアーで、水性っぽいけどそうでもなさそうです。安そうに見えるのですが、これも高いんですよ…(幾らか忘れましたが…)。
ちなみに10:1などのチープな感じのクリアーだと意外に大丈夫みたいな事を聞きました。要は下に塗ったメッキ調を侵さない感じで塗れば良いみたいですね。かと言って2:1のクリアーをドライ吹きでも駄目です。駄目なんですよ…(ここまで来るのに色々やりましたので)。
ちなみに口調(文面)が少々荒い感じがしますがご勘弁下さい。何故か弟子に仕事教えているような気持ちで説明してたりします(自分でも意味不明です)。お許し下さい…。
画像はその「モトクリアー」を塗った状態です。さっきよりかなりメッキ感は弱くなりました。曇ったって感じですね。解り難いかも知れませんが、塗装屋の見解としてはかなり曇ったと感じます。
2009/04/03
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-227- ベンツバッジ 黒プラスチック素地→メッキ調塗装@
お待たせしました。いよいよベンツバッジのメッキ調塗装になります。
今回のような平面面積が小さい物は技術的には全く難しくないので、まだやった事が無い全国の塗装屋さんも是非お試し下さい。
画像は、前もってホイールの色と一緒に仕上げておいたバッジにメッキ調の塗料を塗っただけの状態になります。スプレーガンは口径が小さく方が微粒子化して塗りやすいと思います。前の会社ではBMWやベンツのホイールを多く塗っていましたが、そこでもIWATAの1.0で塗っていました。1.3mmよりこの方が塗りやすいですね。
塗料は以前も紹介したモトクロームになります。750gで3万円弱しますのでとてもお高い塗料です。他にも各メーカーから出ていますし、スタンドックスでも新しいのは良いらしいとデモマンの方に聞きました。今度オートサプライヤーさんに聞いてみようと思います。色見本見た感じではどうしてもメタリック粒子が目立っていたのですが…。
この後にクリアーを塗るのですが、実はこの状態が最もメッキ感が強い状態です。メッキ感だけを追い求めて、室内使用で見るだけならばこのままの方が良いかも知れません。ただしアルミ顔料が露出しているので酸化していくとは思いますが…。
2009/04/03
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-226- ベンツE500の各パーツも
奥の丸い円盤は、オーナー様が手加工(手作業+加工)で作ったホイールセンターキャップです。恐らく(これも余りちゃんと聞いていませんでした…すいません…)ベンツ純正のホイールセンターキャップを今回のBBSのセンターに流用(のレベルを超えているかと)するのでは無いでしょうか(今更超曖昧ですいません…)。
そして一番手前のベンツバッジですが、これも同色(ブルーブラック)で塗っています。
「ええええ?!」とオーナー様はびっくりしているかも知れませんが、メッキ調の下地としてはこれで問題ありません。
メッキ調の下地としては「艶々の黒」が基本となりますが実際この「黒」に関しては「色相」は余り問題ありません(完全に影響が無いとは申しません)。重要なのは「明度」であって、これによってメッキ感が成されます。あとは「堅さ」と「ツルツルの素地」です。 「堅さ」という表現は、先日スタンドックスのデモマンの方が使った表現ですが、要は上に塗るメッキ調の「吸い込み」が無い下地ですね。ベースコートだけの下地やペンキ、ラッカー塗装では駄目で、きっちり完全硬化したウレタン塗装といった意味ですね。 またはプラスチックなどでもOKです。
なのでこれも連続して塗装は出来ません。この塗ったクリアーもきっちり完全硬化させなければなりません。
メッキ調塗装はまた作業が進行しましたら掲載させて頂きます。楽しみにお待ちください!
2009/04/03
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-225- ”カルテル”のシェード 下地処理
こちらもお待たせしております。Kartell社のランプシェードになります。
実は既に本塗り予定だったのですが、気になる箇所があったので追加で作業が入りました。 内部のゴールド色は、あの鮮やかさときめ細かさ(顔料粒子が見えませんので)からして「顔料」では無く「染料」と考えました。 この場合「ニジミ」(=ブリード)の恐れが大く、そのまま上塗り(白)を行う事は危険ですので、一度プライマーを入れてニジミを止め、さらにサフェーサーを塗って下地を作り直す事にしました。
ウェットオンウェット(連続して塗装を行う工程の事)で行けば(=作業すれば)そんなに手間では無いと思ったのですが、ここでさらに気になる事が…。 内側はフラットな面だとばかり思っていたのですが、表側の表面のキザキザの形状が内側にも影響されていました。このまま塗ると全体的にかなりスジが出てしまいます。まぁゴールドの時もそんなに気にならなかったのですが、いざ自分で塗って仕上げるとなると、仕上がった時にこの凸凹が目立ってしまったら…と思ったので、結局サフェーサーをキッチリ塗って一旦焼き上げました(=強制乾燥にて完全硬化させました)。 サフェーサーはタップリ塗ると肌が荒れてしまうので(当然ですが)そのまま続けて上塗りには行けません(凸凹の仕上がりになってしまいます)。
と言う訳で、本日は朝からサフェーサーを研いでいました。
ちなみに今日は昨日のトラブル(車もバイクもエンジンが掛からない)のお陰で右足が超筋肉痛です。既にスターターモーター(リビルト品)は届いたので時間見つけて交換したいと思います(整備に関して素人な私でもこれは出来そうですね)。
2009/04/03
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-224- そしてガンメタに…
ガンメタって言うと失礼ですよね。ベンツの純正カラーのブルーブラック、カラーコードは199です。
大変お待たせしました。先ほど本塗り完了しました。
ちなみにオーナー様の当初のご要望としては「余りギラギラしないクリアー感じに」との事だったのですが、やはりクリアーの性質上それは難しかったです…。恐らく、国産クリアーのような(国産の全てのクリアーがそうではありませんが一般論と私的見解です。申し訳御座いません…)落ち着いた仕上がりをご要望だったと思うのですが、使っているスタンドックスのクリアーだとかなり輝いてしまう感じです…。 こんなご要望も初めてなのですが…と思ったのですが、そういえば以前勤めた会社で同じような事やりました。詳しくは言えませんが、車体の当時(60年くらい前でしたっけ)のくすんだ質感にして欲しいとの事で、随分昔の塗料を使ってのオールペンでした。雑誌にも出てしまったのでご存知の方には知られてしまっていますが、公にはしません(出来ません)のであしからず、です。すいません…。
ちなみに艶感に関しては事前にオーナー様にもご了承は頂いております。シンナー多めに入れて艶引けさせるか、艶消し剤を入れて艶を落とすか、ベースコートを荒らして艶引けさせるか、といった事を色々と考えたのですが、どれも余り宜しく無い事ですので辞めておいた次第です。何卒ご了承ください。
他にもまだ仕上がっていないパーツ(ベンツバッジのメッキ調塗装ですね!)がありますので、こちらも楽しみにもう少々お待ちください。
2009/04/02
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-223- BBSホイール本塗り開始です(って今終わりました)
お疲れ様でした。先ほどBBSホイール本塗り完了しました。大変お待たせしました…!
朝からキック(=バイクのエンジン掛ける為のキック)を数百回やったせいか、右足が変です(痛いです)。 さっきまでは何とも無かったので、ようやく一仕事が終わって安心したせいだと思います。バイクで転んだ直ぐの時は痛く無いのと一緒ですね。ドーパミンだかエンドルフィンとかが出ているんでしたっけ…(多分今回の場合は違うと思います…)。
と言うわけで、体の不調のせいで仕上がりが悪くなったりはしておりませんのでご安心下さい。 また実際の作業者の立場からして「良く出来ました」とは言えませんのが、いつもどおり無事に仕上がっておりますのでご安心ください。
画像では、センター部のアルミ素地が露出していたところにプライマーを塗布した状態です。 センターキャップの付く所は元々色が入って(=塗られて)いなかったのですが、今回新たに装着されるであろうオーナー様による手加工(=手作業+加工)のセンターキャップを仮装着してみたら、どうやら底(奥)まで入りそうでしたので、一応アルミ地肌が見え無いように塗っておきました。センターキャップにもスリーポインテッドスター(=ベンツバッジ)が付くのでしょうか?(それらしき跡は確認出来たのですが…)。私としても完成が楽しみです。
そして続けて上塗りに入ります。
2009/04/02
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-222- BBSホイール塗装前状態
おはよう御座います。いよいよ新年度になりましたね(って昨日ですね)。 ニュースでは、大手企業の入社会の模様などが報道されていますが、我々のような小さな会社(と言うより当社は一人…)には新年度といっても何も変わりありません(別にひがんでいる訳ではありません)。
それより今朝は大変でした。車のエンジンが掛からなく、仕方なくバイクで来ようと思ったら、途中でバイクは止まってしまいました(本当)。 ガソリンは入っていた筈なのですが、どうやら漏れていたらしく(恐)、さらに雨水が混入していたのか不動車になってしまいました…。 仕方なく車両保険の無料レッカーサービスにお願いして整備工場に入庫しようと思いましたが、TACのサイトー君に電話したところ「セルモーターが固まってるんだよ。ドライバーでコンコン叩いてみそ?」(←本当に「みそ」って言います)。とアドバイスを頂きました。
自動車を多く扱ってきた私ですが、お察しの通り車は全然詳しくありません(爆)。塗装屋ですから(←開き直りました)。
と言うわけで、半信半疑でカツカツセルモーターを叩いていたら本当に掛かりました(本当です)。 これにて保険会社さんにはレッカーサービスをキャンセルして、何とか会社に来る事が出来ました。
なんでもない日常がこんなにも大切なのだと思い知らされた一日です(バイク1キロくらい押して、もう体がボロボロです)。平凡な毎日に感謝ですね(本当にそう思い知らされました…)。
それにしてもバイクはひどい事になってしまいまいた。日ごろのメンテナンスを怠っただらしが無い私は本当に駄目ですね…。何とか復活させます。
と、全然本題からズレてしまいましたが、ホイールは本日塗装予定です。 センター部分に削った跡がありますが、これは元々のホイールサイズが刻印されていた所で、今回ホイールリムとこのセンターディスクを他の物と入れ替えたらしく(すいません、実は良く解っていません…)、何と違うサイズのホールになってしまうそうです。 そういえば、普通ホイールって分解しないですよね…。これを見たゴトー氏が「ホイール分解しちゃうんだ?!普通の人でしょ?だ、大丈夫なの?」と驚いていましたが、多分普通の人ではありません。見本でお借りしている塗装済みのホイールディスクも自家塗装の仕上がりですから…。凄いですね…。
削った部分は本塗り直前にプライマーを塗布し、ウェットオン(=そのまま続けて)で本塗りになりますのでご安心ください。
それでは作業が進行しましたらまた掲載させて頂きます。 楽しみにお待ちください!
(ちなみにトップページに作業例の項目増やしました。昨日は危うく明け方になる所でしたが…)。
2009/04/02
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-221- ランプシェードの塗装ジグ
ランプシェードを塗装するにあたって、しっかりと固定する良い方法を考えていましたが、元々の箱に入っていた状態と同じようにすれば良いと考えつきました(って誰でも気づく事ですが…)。
と言うわけで、型をとって新たにダンボールで作成します。
この穴にランプシェードを差し込んで、いつも使うパイプで出来た塗装台に乗せればOKです。落ちたりしません(というか落としませんし落とせません)。
2009/04/01
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-220- 磨きの材料
今回スーパーセブンの磨きに使ったコンパウンド達です。往年の物から最近の物まで色々混ざっていますが、実際今回これら全種類使いました(用途によってはまだ他にあります)。
またおさらいになりますが、新しいプロフィットになって技術的な事は余り紹介していないので一応説明させて頂きます。実はまだブース待ちで暇だったりしますので…(悲)。
画像みて左側がこの中では一番「粗め」になります。右に行くにつれて研磨粒子が細かくなっていきます。 ただし単に研磨粒子の大きさだけでは無く、それぞれ研削能力や傷の付き具合、油膜の多い少ないなど、色々な特性があります。 自分の経験から模索して、一番楽に出来る方法を行います。最終地点(求める仕上がり)は当然同じですので、早い方が良いのは当たり前ですよね。 ただ、現場の人間は時として「無駄」な事も行います。 新しい材料のサンプル品が手に入ったり、前から気になっていた事などを実作業でテストしたりします。恐ろしく聞こえますがこの業界は結構普通です(どの職種もそうだとは思いますが)。
当然「危険」では無い事を確認した上で行うので心配する必要はありません。逆にこんな事をやりながら仕事をしていないと何も成長しません。 「昔ながらのやり方で」も当然重要ですが(伝統工芸などですね)、仕事である以上新しい工法や材料を使って進歩させるのも必要な事だと思います。
ちなみに全然関係ありませんが、昔は(というか今も)「鹿の角」を粉にした物を研磨材として使うらしいです。江戸切子の仕上げに使っていた気がしますが…(漆の磨きもそうでしたっけ…?)。
2009/04/01
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-219- スーパーセブンのカウルパネルも完了です
そしてフロントカウルパネルも完了です。
室内側(画像見て右側)(←間違いです。エンジンルーム側でした。4/3に訂正しました!)はアルミ素地が普通らしいのですが、今回はオーナー様のご要望で外側と同じく同色に仕上げました。曇ったアルミ地肌見ているよりは全然この方が美しいですよね。
2009/04/01
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-218- スーパーセブンのボンネットのバンド止め金具取り付け
別に何でも無いのですが、こんな些細な部品でも結構良く出来ているなと関心してしまいます。金属は美しいですね…。
ちなみにリベット止める工具はゴトー氏に借りました(爆)。いや、自分のリベッター(工具)もあったのですが、ゴトー氏がエアーリベッターを無言で差し出してくれたので行為に甘えてみた次第です。確かに手持ちリベッターだと滑って傷を付け易いんですよね(なのでガムテープなどで保護しておいてからやるのは当然ですが、念の為…)。
2009/04/01
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-217- スーパーセブンボンネット完成しました!
大変お待たせしました。
先ほど磨き作業を終え、外したバンド止めの金具もリベットで取り付けて、ついに完成です。 元々がアルミ素地だった事など全く解りませんね(意味不明←塗装屋が言う言葉じゃ無いですね…)。
取りに来られるのは週末との事でお伺いしておりますので、それで全然構いません。既に二階に仕舞って置きました。ご安心ください。
仕上がり楽しみにお待ちください!
2009/04/01
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-216- ベンツバッジも進んでおります。
ちなみにベンツバッジだけでは無く、アルミホイールディスク×2も同じ様に進行しておりますのでご安心ください。
ホイールの方はわざと画像出さない訳では無く(爆)、上手く写真が撮れていなかっただけで、後日改めて本塗り前の状態でちゃんと撮影致しますのでご安心ください!(本当に悪意がある訳ではありませんので…)。
ちなみに全くの私事なのですが、ついに買いました。一眼レフデジタルカメラ。
ちなみに今使っているデジカメは¥14,000で買ったSONYのコンパクトカメラです(安)。 それでも不便には思っていないのですが、逆にこれがまだ使えている内に一眼レフも使ってみたいと思った次第で御座います(仕事で使っているので壊れたら即買い直さないといけない環境ですので)。
しかしながらそんなにお金に余裕がある訳も無く、結果、結構な型遅れの製品をヤフオクで落札した次第です…(イワタのスプレーガン2丁分より安いですね。っていうか今はこんなに安いのに驚きましたが)。 それでも望遠レンズもセットで買えたので、初心者(私)にはこれで十分だと思います。とにかく使いこなす事が先決ですし(これから勉強する感じですが…)。
入荷次第、プロフィット日記などもそのカメラで写真撮っていきたいと思います(今時手ぶれ防止機能無しで大丈夫なのかととても不安ですが…)。
と言うわけで全く話が逸れてしまいましたが、明日か遅くても明後日には本塗り予定となります。調色も既に終わっておりますのでご安心を。完成まで今しばらくお待ち下さい…!
2009/03/31
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-215- カルテルランプシェード 本塗り準備完了しています
と言うわけで、外側が傷付いたりしては大変ですので(と言うよりそんな事は当然注意しますが)、外側に先にマスカー(=養生紙)を適当に貼り付けておいてから内側の下地処理を行います。
内側は金属かと思うくらいの輝きでしたが、銀色のフィルムに黄色のキャンディー塗装が施された物でした。折り紙の金色と同じ感じです。 黄色のキャンディー塗装は恐らく予めプリント印刷されている物で、そのフィルムも後から内側に貼り付けて仕上げたのだと思います。 何にしても塗装の下地としては問題ありませんのでご安心ください。 少々勿体無い気もしましたが、きっちりと足付け処理をして傷だらけにしておきました(←表現が怖いですが塗装をする上で必須作業ですので…ご安心ください)。
そして清掃が済んだら上下のフチの部分をキッチリとしたマスキングを行います。ここはアールになっているので普通のマスキングテープでは無くラインテープを使用します。これで塗装の見切りも綺麗に出来る様にしてあります。
それにしても画像だけ見ると、映画のインディージョーンズ(最後の聖戦でしたっけ)に出てくる「聖杯」みたいですね…。
2009/03/31
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-214- カルテルランプシェード 作業入りました
お待たせしました。本日作業開始しました。
が、本日はゴトー氏がブース使う予定があったので、私(プロフィット)は主に下地作業がメインとなりました。このランプシェードに限らず、お預かりしている全ての下地作業(塗装前の準備)を進行させていました。 地味な一日でしたが、それなりに実のある一日でした(って、まだ終わってませんが。笑)。
画像はお預かりしているKartell社のランプシェードなのですが、今回塗装するのは「内側」の、まさに黄金色に輝いている部分です。私も最初はてっきり外側を塗るのかと思っていましたが、メール頂いて2回目くらいで気づきました。
それにしても外側も内側も良く出来ています。素材はポリカ(=ポリカーボネート=PC)で、表側はプラスチックの素地そのままを活かした仕上がりですが、かなり出来が良いですね。そもそもプラスチック製品が得意なメーカーみたいなので(全然知りませんでした…)この辺は本当にお見事な出来栄えだと思います。
2009/03/31
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-213- ヴァンガードグリル 足付け処理
おはよう御座います。 こちらは昨日足付け処理を終えているヴァンガードです。 既に夜だったのでブースの中で撮影しただけで、まだ本塗りになる訳では御座いませんのでもう少々お待ちください。
ちなみに今回のご依頼では、予めオーナー様より作業指示書を作って頂いておりましたが(プロフィットのサイト内にテンプレート用意してあります)、そのチェック欄に「プロフィット日記への掲載を □許諾する □許諾しない」を用意しておりますが、今回は「許諾しない」にチェックが付いておりました。
通常「業者」様の仕事であれば日記には掲載しないので、もしかしたらその筋の方(同業者さんです)だったのかな…と思いましたが、途中電話でご連絡頂き、実はプロフィット日記を余り見ていなかった(ご存知無かった)との事でして、この度改めて掲載の許可を頂きました。ご了承頂き有難う御座います!
と言う訳で、以前から塗装について勉強されている方には既にご承知だとは思いますが、改めて今回の作業工程を説明させて頂きます。
画像では「足付け処理」を行った状態で、全体的に#1000程度の傷を付けています。程度が良かったので少々勿体無い気もしますが、これから塗る「塗料」の食いつき(=密着性)を確保する為に必要な作業です。 無数の傷を付ける事で、被塗物(グリル)と塗料の接する面を増やし、アンカー効果が得られます(マジックテープみたいな事をご想像ください)。
ちなみにこの傷が深すぎると、塗装した後に傷が見えてしまうので粗すぎては駄目です。細かすぎても駄目ですね。これらはこれから塗る塗料によっても使い分けます。
・パテを塗る前の鋼鈑面…#60〜#120 ・サフェーサーを塗る前の塗装面・パテ面 #180〜#320 ・上塗り(ベース・クリアー)前 …#600〜#1500
くらいですね。上塗りの場合は範囲が大きいですが、各塗料によって性質が変わるので、製品のマニュアルに沿って行うのが宜しいでよう。私が使うスタンドックスなどの外資系はせめて#800で、普通は#1000〜#1200くらいですね。
ちなみに削っていて気づいたのですが、こちらのパーツ、クリアーは塗っていないんですね。艶消し仕上げなのは解っていましたが、外装部品でクリアー無しのメタリックは大丈夫なのでしょうか…。 ちょっと前にレンジローバー3hdのアウターハンドルを全て塗りなおしましたが、それもこれと同じ仕上がりでクリアーが塗っていない純正仕様でしたが、紫外線の当たる上面は全て白くなってボロボロになっていました。樹脂とアルミ粒子の劣化ですよね…。
「クリアー」には美観もそうですが、「保護」の役割も大きく担っています。メタリックカラーであればアルミ粒子を酸化から防ぎますし、ウレタンクリアーの「耐UV効果」はかなり優れています(当然クリアーの種類にもよりますが)。
ちょっと長くなってしまいましたので、続きはまたの工程で! 完成までもうしばらくお待ちください(仕事しないと…ですね)。
2009/03/31
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-212- ベンツバッジ素地調整
という訳でスターの梨地は削ってしまいます。 楽をしようとしてダブルアクションサンダーとかを持ってくると(=使うと)割れてしまうのでこの辺りは手作業ですね。DIYもプロも関係ありません。
ただ、使う材料はちょっと違います(自慢じゃありませんので、念の為)。 DIY(自家塗装)の良いところは「時間を費やせるだけ費やす」ですが、仕事としてだとそうはいきません。自己満足だけだとあっという間に会社は潰れますので。 以前読んだ陶芸の漫画では「職人8:芸術2」と親方(と言うか先生)に教えられていましたが(職人9だったかも知れません…忘)、確かにその通りだとも思います。余分にやりたい事があるならば、それは就業時間外にやる事ですね。ましてや雇われの身であれば会社の負担になるだけですし…。難しい所です。
と話が逸れてしまいましたが、今回「梨地」を削ったのは普通の空研ぎペーパー#240と、青いのが「アシレックススカイ」ですね。これは#320程度の目なのですが、布状のシートに研磨材が付いているので、コシが無く柔らかい感じで細かいところまで簡単に研磨する事が出来ます。良い結果が短時間で得られます(当然お高いですが…)。
そんな感じで素地調整は完了です。 この後脱脂をしてプラスチックプライマーを塗布、そしてサフェーサーを塗装します。
2009/03/30
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-211- ベンツのパーツも始まっております。
大変お待たせしております!
こちらは先日お預かりしたBBSのホイールパーツ数点と共にご依頼頂いております、エアークリーナーボックスに付くベンツエンブレム(スリーポインテッドスター)になります。
樹脂製のパーツで、こちらを「メッキ調」への塗装をご依頼頂いております。 画像でも解るとおり、表面はザラザラと梨地になっています。メッキ調の塗装は素地の状態が重要ですので、これをツルツルに仕上げる必要があるので、このザラザラを研ぎ落としてサフェーサーを塗布します。
その後、下色として「黒」或いは黒に近いグレーなどで仕上げます。 そして完全硬化後、ようやくメッキ調の塗装になります。結構手間が掛かるので大きい物には向かないですね(それでもショーカーでは採用している車両もありますが…あれは凄いですね)。これだけでも¥12,000頂戴しておりますので…(普通に塗るなら5千円くらいですね)。
2009/03/30
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-210- TOYOTA VANGUARD 各パーツご依頼頂きました。
こちらはトヨタの「ヴァンガード」なる車で(すいません、正直な所余り知りません…)、この度はのフロントグリルとフロントバンパーの左右フォグランプグリルの塗装を承りました。
改めましてこの度のご依頼誠に有難う御座います!
車両についてのオフィシャルページがありましたので宜しければどうぞ→http://toyota.jp/vanguard/
フロントグリルは「半艶の黒」に、フォグランプグリルは現在のシルバーから、ボディ同色の「濃い目のグレーメタリック」へ塗装します。
ちなみにまだ車体は納車されていないそうです。今回フロントグリルは事前に中古で手に入れたとの事で、フォグランプグリルは新品で購入されたとの事です。どうにも気が早い感じもしますが、オーナー様的にはこの時間が一番楽しいのだと思います(新車を買った事が無い私としては本当は解らない所ですが…)。
中古品だとしても今回のフロントグリルもかなり程度が良いのですが、フォグランプグリルは確かに新品で傷一つありません。綺麗なメッキ調のシルバーに塗装されたパーツなのですが、確かにこのシルバー、黒い車体に付くとそこだけ浮いた感じで何か妙です…(上記オフィシャルサイトの動画で最後にその姿が見れます)。
トヨタのデザイナーさんが「ここはこれだ!」と決めたのか、それともどの色の車体でも共通部品としてのコストダウンの結果なのかは不明ですが、私的な見解でもボディ同色へ塗装したいオーナー様のご意向は良く解ります、良く解ります(オフィシャルサイトの画像を見れば二度繰り返した意味も解ると思います←注>極めて私的見解です…)。
それでは作業進行しましたらまた掲載させて頂きます。 この度のご依頼、誠に有難う御座います!
2009/03/30
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-208- ランプシェード本日届きました。
本日無事到着いたしました。 この度のご依頼誠に有難う御座います!
一見すると何だか解りませんが、こちらはランプのシェード(傘)で、室内で使うインテリア用品になります。 イタリアのKartell社の製品との事です。け、結構お高いみたいですね…(同製品10万円超えていました…驚)。 ご参考までに→ Kartell
ご依頼内容は、シェードの内側のゴールド部分を「グレー」のソリッド艶有りに塗装させて頂きます。本来はここの部分がお高いところなのだと思いますが(失言すいません)、それでもやはり人それぞれ好みがありますのでその辺りは良く解ります。良く解ります。
他の仕事がありますのでちょっとまだ手は付けられませんが、作業進行しましたらまた掲載させて頂きますので楽しみにお待ちください。
改めましてこの度のご依頼、有難う御座います!
2009/03/30
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-207- ヘルメット塗り終わりました(疲)
おはよう御座います。本日はまだ少し寒いですが良い春晴れですね。 屋外作業とそれに近い環境で仕事をしている方々(私も含んでおります)は特に気候によって一日が左右されてしまいますから、今の時期は有難い限りです(これで花粉症さえ無ければ…と贅沢になってしまいがちですが)。
ちなみにこちらのヘルメットは先週塗り終わっている物で、クリアーの時はスーパーセブンのボンネットと一緒に塗っておりました。 スーパーセブンの前に予めベースコートの白を塗布し、隅に寄せて覆いを被せておいて、クリアーの時に一緒に塗装する「ついでに塗装」で対応しました。
何故かというと、そもそもが「曰く」付きの仕事で、塗り終わった今ようやく公に出来る代物です(ちなみに仕事関係の知人の私物です)。
元々は多種な色とデザイン的に色分けされたカスタムな塗装だったのですが、オーナー様的な好みとは全く違う仕上がりになってしまったとの事で、今回元々の「白」に戻しました。まだ新品で買ってから使っていない物との事ですが、かなり残念な形になってしまっております。
正直私を含めTACの人間も「買い直した方が良いよ」との見解ですが、普通のバイク用では無く4輪の自動車レース用の物で結構高い(5万円くらいでしょうか)物との事ですので、何とか安い方法で仕上げる事にしました。納期無し催促無しの「ついでの仕事」な感じですね(ある意味これは恐ろしいです)。
と言うことで、まっさらに戻りましたヘルメットはもう少しで完成です。組み付けはサイトー君なのでまだまだ先になるかも知れませんが…。
2009/03/30
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-206- スーパーセブンのフロントカウルパネルも
フロントカウルパネルも本塗り完了しております。
本来はメーターパネル側は塗装していないアルミ無垢の状態がノーマルな感じらしいのですが、腐食も始まっていたので今回一緒に塗装する事になりました。これはこれで良いですよね。
これも一枚のアルミ板から「曲げ」「絞り」「フランジ」を作ってあります。非常に軽いですね。イギリス人(でしたっけ?)はこう言うのが得意ですよね…。 そういえば今図書館で借りている「イギリスの職人」なる本があるのですが、まだ全然読んでいないまま明日返却期限が来てしまいました(苦笑)。 他に「イタリアの職人」がありましたが(爆)、どちらにしても一旦返却してもう一度借りて読まないと、ですね。 仕事無くなるかと思っていましたが、何だかんだ今週も忙しい一週間でした…。
本当は今日やっている「六本木アートフェスタ」(でしたっけ?)行きたかったのですが、結局行かないですね。六本木周辺の美術館が深夜までやっていたり、そこら辺がアートなイベント沢山やっているみたいですが、何故か最近はお祭り騒ぎな所を避けたい感じです。それより月末なので帰って請求書作らないと、ですね(爆)。
2009/03/28
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-205- 本塗り完了しました!
ちょっと時間掛かってしまいましたが、無事本塗り完了しました。
普通のボンネットとは違い、フィンになった部分が沢山ありますが、あの辺りはポリッシャーも掛けられないのでそれを肝に銘じて仕上げました。綺麗に出来たと思います。
最近では結構大きい方なので久しぶりに「車を塗ってるなぁ」といった気持ちになりました。今は本当に車体塗っていませんので(TACの仕事も手伝っていたりしません)。
ちなみに今メインにしている「小物」の塗装も、単に小さくなったから簡単になったと言う訳ではありません(楽=簡単ではありませんね)。面積が小さい場合には逆に全体を良く見てしまうのでアラが目立ったりもしますね。 また最初から小さい物ばかりやっていたら、今の仕事も出来ない事が沢山あったと思います(今回のアルミ素地の下地処理など)。 自動車の板金塗装はオールマイティーに全てをこなさないと通用しませんから、お陰で今の自分が成り立っているのだとつくづく気づかされます。
という訳で来週には磨き作業になりますので、お約束の来週末には十分間に合う予定で進行しております。ご安心下さい。
あと別件でお預かりしているBBSホイールはもう少々お待ち下さい!今週手が付かなかったですね…申し訳御座いません。来週より気合入れてスタート致します。
2009/03/28
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-204- スーパーセブン本塗りしています!
お待たせしました!只今塗装中です(笑)。
朝からサフェーサーの研ぎを始めて下地作業をしていましたが、結局こんな時間になってしまいました。
現在ベースコート(グリーン)を終え、これよりクリアーの塗布となります。サボっている訳では無く、フラッシュオフタイム(コート間の乾燥時間)を取っている所ですのでご安心下さい。
2009/03/28
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-203- NISMOなbremboキャリパー完成!
大変お待たせしました!本日無事完成しました。
各部品は元通りに組み付けておきました。プレートを止めているネジはネジロック(緩み防止剤)で付いていましたので、そちらも同様にしてあります。
あと画像では解りませんが(裏側なので)、車体に取り付くボルト部分は新車時同様に塗らないようにしましたので、丸くアルミ素地が出た状態になっております。ご安心下さい。
この度のご依頼、誠に有難う御座いました。 お手元に届くのはもう少し先になってしまいますが(本日クロネコ業務が終わってしまいまして…)楽しみにお待ち下さい!喜んで頂ければ幸いです。
2009/03/28
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-202- SUPER SEVEN ウォッシュプライマー塗布
そしてウォッシュプライマーを全体的に塗布します。
ちなみに今回は表側のみのご依頼になりますので、裏側は塗りませんし、塗料も飛ばないようにマスキングしてあります。
ボンネットは大きく見えますが実はかなり小さく、そして非常に軽いです。 基本は「アルミ板」なので軽くて当たり前ですが、こんなに軽いボンネットは(純正では)他に無いのではないでしょうか…。これなら子供でも持てますね(もつ必要も無いですが)。
この後続けてプライマーサフェーサーを塗布します。 各パーツは比較的状態が良さそうに見えますが、実際にはやはり小さな凹みや傷などは多少あります。が、今回はコスト面を重視してのご依頼ですので、板金は無しで作業を進行させて頂いております。 以前はこういったスタイルでの仕事は殆どやりませんでしたが(代わりにお値段は今回の数倍でしたが…)今はユーザーのご要望にお応え出来る仕事を心掛けております。
しかし今回は久しぶりに「車」のパーツをやってるなぁ、と感じる仕事ですね。結構楽しんでおります。私的にも早く塗りたいですね。ですがもう少々お待ち下さい!(来週中には完成予定ですのでご安心下さい)。
2009/03/28
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-201- リン酸
ボンネットの方は比較的綺麗でしたが、カウルパネル(フロントガラスの下のパネル)は、表面に結構腐食(白い斑点)が多く見られたので、これらはダブルアクションサンダーだけで取り除くのは難しいので、最後の仕上げにリン酸を塗布します。
今回は3倍程度に希釈して全体的にハケ塗りをします。 10分程放置したら水で洗い流して綺麗にふき取ります。 そして良く乾かして完了です。ボンネットも同様に行います。
続けてプライマーですね。
2009/03/28
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-200- スーパーセブンも始まっています!
大変お待たせしました!昨日より(日付的には一昨日ですね)作業始まっております。ご安心下さい。
意外と綺麗な状態の「アルミ無垢」のボンネットでしたが、塗装の為に素地調整を行います。
画像は#180のダブルアクションサンダーで全体的に足付けして、細かい所は手掛け#240でしっかりと足を付けます(←「足付け」の事を現場ではこう言います)。
2009/03/28
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-199- PSPおまけ画像A
今回のように、塗装パーツを分解しないでの塗装でネックとなるのは、「内側」のマスキングだと思います。普通これは少し悩んでしまうかも知れませんが、自動車ボディのマスキングと同じように考えると意外と難しい事ではありません。
自動車の場合、側面を連続して塗装するのは日常です。「側面イタズラ傷」の修理は良くやりましたね…。
例えば4ドアセダンの場合だと
・フロントフェンダ ・フロントドア ・リヤドア ・リヤフェンダ
の4パネルが連続して繋がりますが、ドアやフェンダーをわざわざ外して塗ったりはしません。なのでパネルはついたままで、内側に塗料が入っていかないようにマスキングをして塗装します。
自動車塗装をやっていれば当たり前の事ですが、これは結構大変な事です。 クオリティとしては当然「外だけ塗った事が解らないように」ですから色々と工夫が必要ですし、かといって掛けられる時間は限られています。 自動車ボディのマスキングは結構簡単そうに見えて、「じゃあ貼っといて」と言われて貼れる人は殆ど居ないと思います(と言うよりちゃんと教わらないと貼れる訳がないですよね…)。
知人の板金屋さんは若い頃に自分の車体をオールペンしたのですが(塗装は初心者です)、マスキングのやり方がどうしても解らなかった為、付属品という付属品は全て外して塗ってしまった、なんてくらいです。ドアやボンネット、トランクまで全てですね…(それはそれで凄いですが…)。
そんな訳で、分解しなくでも何とかなるもんですね(爆) 全然言ってることと違うんですけど、これが終わってみた所の正直な感想です。失言すいません…!。
この度のご依頼、誠にありがとう御座いました! 明日改めてメールさせて頂きます!(本日は既に帰宅しています)
2009/03/28
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-198- PSPおまけ画像
最後の最後で解決出来たLEDランプ部分は、マスキングでの作業にも関わらず上手く出来たと思います。
2009/03/28
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-197- PSPついに完成しました・・・
大変お待たせしました! PSPオリジナルカラーの塗装、ついに完成です!
画像はブース内で撮影したので色味が薄く見えますが(光源が蛍光灯な為)、実物はもっと色味(オレンジ)が濃いのでご安心下さい。
しかし今回の作業は本当に大変でした…。
技術的にもそうなのですが、「失敗=産業廃棄物」みたいな可能性もあったので精神的なプレッシャーはかなりの物でした。言葉や文章では到底言い表せません…。
と言うことで、PSPの塗装はこれが最初で最後にしたいと思います(爆)。別に今回の仕事が嫌だったとか、やらなければ良かったと言うことでは無く、最初からある程度は解っていた事、決めていた事ですね。
そもそも、単に「個人的に一度塗って見たかった」からですね(笑)。
かなり以前に塗らせて頂いた「ひょうたん」の塗装もそうでしたが、このような仕事は会社としての(金銭的な)利益は少ないですが、個人的なスキルアップとしての利益はかなり高いと思います。失敗が許されない仕事は大変な反面、得られる物は本当に大きいと思います。
なので今回のご依頼には本当に感謝しております。ようやく念願かなった、って感じですね。
またこれも、安い家賃で設備を貸してくれているTACさんのお陰でもありますね。低いコストで運営出来るお陰で、利益や効率を深く考えなくても済む環境は本当に有難いです(でなければ今回の仕事も出来ません…)。本当に感謝しております。
PSPはまだネタがありますのでアップもう少々お待ち下さい!
2009/03/27
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-196- 目が覚める様なGreenです。
凄い色ですよね。確かに凄かったです。でも本物はこれよりもっと鮮やかなグリーンです(蛍光色ではありません)。
しかしやってしまいました。 このグリーンは今回のオリジナル色なのですが、彩度を求める余りに鮮やかな原色しか使っておりません。結果、かなり隠蔽しない色になってしまいました…(泣)。
今回は下地の状態が非常に良く(ほぼ傷無し)、元々の色も鮮やかなイエローだった為に隠蔽するのが早くて済みましたが、元の色が黒や濃い色だったとしたら10回塗っても染まりません(=隠蔽しません)。といってもそんな事をする塗装屋は普通居ませんので「下色」を塗ってからグリーンを塗りますが…。
ちなみにこういう色は大量生産のメーカー製造ラインではありえません。コストが掛かってしまいますし、隠蔽しきっていなかった場合には隣接パネルとの色が違ってしまいますし。
その代わり、補修の時に使う「下色」と同じように新車ラインでも下色(=外資だと「アンダーカラー」と呼びます)を塗る場合もあります。と言うより塗らざるを得ない、ですね。 以前に一度、LP500?だか何だかムルシエラゴのグリーンパールを塗りましたが、あれも同じような感じで「下色」のお陰であのパールとグリーンの発色を出せていました(1度だけ調色をした私的見解ですが…)。
そう言えば他にもレクサスの赤メタも隠蔽していませんね。etc. etc…、最近の車は隠蔽していない色が多いのでキリがありませんね…。大変だと思います。お疲れ様です…。
2009/03/26
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-195- NISMOなキャリパー 掲載忘れ画像
すっかり忘れておりましたので追加掲載いたします。
プライマー塗った時点の画像ですね。アルミ素地に直接上塗り(=色)を塗ったりはしませんのでご安心下さい。
ちなみに「NISMO」のロゴシールは、同梱されていた物をそのまま使わせて頂きました。 貼るスペースが少々キツイかと思い、字間(字と字の間)を狭くして詰めようかと思いましたが、そのまま貼れましたので違和感無いことを確かめて、そのままの利用となりました。ご心配をお掛けしてすいませんでした。
それでは完成楽しみのおまちください!
2009/03/26
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-194- PSPマスキングの佳境
結局最後まで悩んでいた「LEDランプ」のマスキングですが、最後の最後に何とかなりました。ハサミでもカッターでもポンチでも無理だった、わずか0.8mmの「丸」を、カッティングプロッターが切り抜いてくれました(惚)。
あのLEDランプに張ってあるグリーン色の円形のマスキングシートは直径0.8mmです、0.8ミリ。1ミリより小さいんですよ…。
今までPCのディスプレイなどを塗った時は、塗り終わって完全硬化してから、LEDランプの部分をカッターの先でカリカリと削って、仕上げにクリアーを塗って処理していましたが(これでもかなり目立ちません)、今回は被塗物自体が小さいので、ちょっとした事でも目立って仕方なくなります。しかも左右2箇所づつで、計4箇所ですので…(苦)。
と言うわけで、ベースコートを塗ってる時は貼っておいて、クリアーの直前にこれを剥がしてクリアーは一緒に塗ってしまいます。 これであれば仕上がりも良く、LEDは当然見えます使えます。
めでたしめでたし、ですね…(本当に安心しています)
2009/03/26
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-193- PSPも・・・
PSPも昨日無事塗り終わっております。
いやしかし、正直疲れました…(倒)。
そもそもここまでの電子機械を分解しない「フルマスキング」での塗装は初めてです。普通は分解します。普通は…。
ただやはり肝心のネジの上に封印シールが貼ってあったので、これを剥がせませんでした。修理受付もしてくれないみたいですし(確かそれくらい厳しい事が書いてあった気が…)。
まぁ途中経過は良いとして、結果はかなり良い感じですので楽しみにして頂ければと思います。 塗り終わってマスキングしたままの「べた塗り」状態だとかなりのっぺりした感じでしたが、各部スイッチやアルミフレーム、黒いディスプレイのどれもが今回のオレンジに合っていると思います。
画像ではマスキングが完了した状態で、いつもと工程の順番が違いますが、これより「足付け」になります。 今回は微細な作業なので、空研ぎの#1500の研磨パッドで細かい箇所も丁寧に足付け作業をしていきます(って言うか水研ぎは出来る訳も無いですね)。
完成までもう少しです。こちらも楽しみにもう少々お待ち下さい!
2009/03/26
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-192- NISMOなブレーキキャリパー おまけ画像
珍しくローアングルから撮影してみましたのでこちらも掲載させて頂きます(TACのサイトー君に「タカハタくん、いつも同じアングルだね」と突っ込まれたのが少し痛かった事もありまして…)。
ちなみに今回の本塗り時の被塗物(キャリパー)固定方法ですが、単に左右のボルト穴に鉄棒を突っ込んで塗装台(パイプの台)に乗せただけです。が、これが結構便利で、裏返し表返しが自由自在です。解りやすく申しますと、「うなぎを焼いている」ような感じです(笑)。2本のクシ(=鉄棒)の端を持ってクルクル回せば、裏も表も綺麗に簡単に塗れます(塗れました)。
ちなみにこの「鉄棒」、キャリパーと一緒に塗ってしまっていますが、実は自作のデントツールなんですよね。確かに車体はもう扱わないので、こんな使い方で役に立っているのが少々微妙な感じもしますが…。
2009/03/26
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-191- お、お待たせしました!
大変お待たせしました!
本日デジカメを会社に持って来るのを忘れてしまいましたが、本塗りは既に昨日完了しておりましたので、塗装直後の画像は撮ってありました。現在は既に帰宅し、自宅からのアップとなります。 大変失礼しました…(危)。
いや、しかしデジカメが無いとこんなに危機感を感じるとは思いませんでした。改めて私の仕事はこのプロフィット日記で成り立っているのだと実感出来た次第でございます(ただ忘れ物はしなくて良いですね…)。
と言うわけで、ニスモなキャリパーは塗装完了しております。
本日一日掛けてじっくり焼いておりましたので(強制乾燥しましたので)細部の点検はしておりませんが、パッと見た感じでは問題名無いと思います。完成までもう少しです。楽しみにお待ち下さい!
2009/03/26
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-190- ホンダのスクーター色替えオールペン
こちらは先日「グリーン」の調色色見本を作成していた案件のスクーターになります。グリーンは3色作成しましたが、そこから1色を選んで頂き、ついに被塗物搬入になります。この度のご依頼、誠に有難う御座います!
ちなみに現在の状態は非常に良く、傷一つ見当たりません。 艶やかなイエローが勿体無い気もしますが、「自分だけのオリジナリティ」のご要望も良く解ります。良く解ります。
そもそも、以前のプロフィットでは「補修」がメインでした。ご存知の方は今更ですが、自動車の「板金塗装」ですね。 これは「元の姿」に戻す為に全ての尽力を注ぐ、といった形でしたが、今の主な業務ではそれは余りありません。 ある程度の凹みや割れの板金修理はやりますが、何かしらの「色」を付けた仕事が基本ですね。
正直なところ、以前の仕事に比べれば今やっている事は楽になりました。 作業自体の負担が減ったのもありますが(磨き作業が本当に大変でしたね…)、やはり一番大きい部分は精神的な負担でしょうか。私的には「元に戻す」と言った作業は本当に大変でした…。
結果的に、開業する前から宣言していた「引退は35歳で」がその通りになってしまったのですが(自分ですっかり忘れていたのですが、知人の板金屋(O石氏)に言われて思い出しました…)、お陰様で今は「塗る」仕事を楽しくやらせて頂いております。
と言うわけで、こちらのスクーターは結構前からの案件ですので、先行して作業に掛からせて頂きます。お待たせしている方々申し訳御座いません…!
2009/03/25
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-189- 装着されていました…!
以前塗らせて頂いたDトラッカーのFRPパーツが装着されていました。本日わざわざ寄って頂きましたので写真撮らせて貰いました。
しかしようやく正式名称が解りました(爆) しかも今回のパーツの製造元の「オスカー」さんのHPより抜粋させて頂きました。 ↓ 「250SBベースのヨシムラコンプリートモデル「ヨシムラスズキM250S」 限定200台だったようです。」
何とかお褒めのお言葉も頂けたようで何よりです。やはり同業者(と言うより同系業者ですね)の方に良い評価を頂けるのはありがたいですね。ありえない程目が肥えていますし(怖)。
この度は有難う御座いました。これからバイクの絶好期になりますので羨ましい限りです。 私のR1−Zは、ガソリンやたら食うので封印しましたが(と言うよりそろそろ任意保険も切れてしまいますね…)、この時期だけでも少し走る機会を増やしたいと思います。花粉症がまたひどくなってしまいますけどね…。
2009/03/24
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-188- ブレンボキャリパー塗装準備
こちらも大変お待たせしております。ブレンボのキャリパーです。
サンドブラストを終え、各部マスキングを行いました。
ピストン部と周りのゴムは、以前の塗装では一緒に塗られてしまっていた状態ですが、今回はその辺りは塗りませんのでマスキングします。 ちなみに今回はカッティングプロッターを使ってマスキングシートを作ってみました。一回り大きめに丸く切るだけですが、ちょっと別件で使っていたので(PSPですね)一緒に作成してみました。
そろそろ本塗りに入りますので、作業進行しましたらまた掲載させて頂きます。もう少々お待ち下さい。。。
2009/03/24
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-187- BBSホイール塗装済み品
こちらは色見本としてお預かりしている、メルセデスのブルーブラック(カラーコード199)塗装済み品ですが、こちらはオーナー様自らの「自家塗装」による物です。
…え?って感じですね。確かに私もそう思います。 というのも、材料も環境もプロユースの物らしく(詳しく聞き忘れましたが)、以前はそのような環境を利用出来たとの事ですが、今は無くなってしまったとこ事です。
ご自身でこれだけ仕上げられるならば素晴らしいですね。しかしここまでくるには「環境」だけではなく、色々と思考錯誤されての結果だと思います。おめでとう御座います(←意味不明ですが正直な感想です)。
と言う訳で、こちらに劣らないような仕上がりになるよう精進させて頂きます。 改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います! (作業は今週末あたりからですかね…スイマセン!)
2009/03/24
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-186- BBSホイール塗装承りました!
本日は遠方よりご来店頂き、誠に有難う御座いました!
こちらは今回初めてのご依頼となる方なのですが、「以前のプロフィット」時代からこちらの「プロフィット日記」をご愛好頂いていた方で御座います。この度のご依頼、誠に有難う御座います!
プロフィットは復活しましたが、「車体はもう受付られません」といった形になってしまい不都合をお掛けしますが、今回「小物」と言うことでご依頼頂けた事に感謝致します。
しかし勝手な私的見解なのですが、「以前のプロフィット」よりお見知りおきの方々は、何故か「無理やり」仕事を作ってくれている気がしないでもありません。勝手な見解ではありますが、どうにも「ご祝儀」的にお仕事を頂いているようで、本当に恐縮で御座います。有難う御座います。有難う御座います。
お陰様で今月は仕事で埋まりましたので、サボりに行く機会は無くなってしまいましたが(苦笑)、実は今日朝から少しサボっていました(爆)。 こちらのお客様が10時ご来店でご予約を承っておりましたが、駐車場(歩いて10分の所に一応借りてますbut\11,000/1ヶ月←激安)から歩いていると、遠くに満開の桜(ソメイヨシノじゃありません)が見えたのでそちらの方にフラフラと歩いていったら、国指定の有形文化財を発見してしまいました(大きな円形の水位安定設備だかなんだか…)。丁度、市の清掃員の方々が作業し始めたので写真が撮れなく立て札も良く見れなかったので、後日また行ってみる事にします。とにかくヤバイ感じでした(惚)。
実はここに行くまで本日ご来店のお約束をすっかり忘れていてしまい、危うく10時のお約束に遅れる所だったのですが…。
2009/03/24
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-185- kawasaki クランクケースカバー 完成!
そして半艶黒を塗装して完成です。
アルミ素地は元々オーナー様がバフ掛けをしてピカピカに仕上げてありました。これをペーパー傷を付けないように、黒い部分を仕上げて欲しい(しかし費用は少なく)という要望から今回のような経緯に至りました。 大変だった分、今後の愛着も相当湧くとは思います。
この度はありがとう御座いました!
2009/03/23
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-184- クランクケースカバー ウォッシュプライマー塗布〜マスキングについて
ウォッシュプライマーを塗って解りやすくなったと思いますが、マスキングテープのエッジ面がガタガタになっているのが解ると思います。また糸くずもかなりくっついてしまっています。
エッジがガタガタなのはカッターでマスキングテープをカットしたからで、通常自動車板金塗装ではマスキングテープをカッターでカットする事はありません(私の知る限りではですが)。ちなみにハサミも使いません。
基本的には、見切りのエッジとなる部分にはマスキングテープ自体のエッジ(横面)を利用します。アールが付いた部分には良く曲がる「ラインテープ」(ビニールテープのようなマスキングテープ)を使います。アールに沿って後からカットなどはいたしません。
恐らく今回のマスキングでは、全体的にマスキングテープで覆ってしまい、ライン部分や文字部を全てカッターで切り抜いたのだと思いますが、自動車塗装の一般的なやり方としては、周りの丸い縁はアール部専用のラインテープを使い、横の直線ラインは2mm〜3mm幅の同じくラインテープを二回に分けて張ると思います。 カッターを使うとすれば文字部ですが、「K」や「W」など直線ラインで形成されている文字は、ここですらカッターは使わずにラインテープで仕上げたりします。
「一旦全てをマスキングテープで覆って後からカッターでカット」といった手法は、恐らくカスタムペイント系の場面で多く使われると思いますが、「自動車補修」の場面では、ちょっと違う次元で一つ一つの物事が要求されたりします(多分)。
2009/03/23
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