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トップページ結晶塗装>フェラーリ512TRエンジンパーツ一式結晶塗装 新車時復元


 以前から当店をご存知だったオーナー様が、エンジンの修理を機に各パーツの再塗装をご依頼頂きました。
 再塗装するのは、「ヘッドカバー」「サージタンク」「インテークマニホールド」の計8点です。


■初期状態

お預かりした時の状態です。当店では車体のお受付はしていませんので、整備工場で外した部品を直接オーナー様が取りに行って持ち込んで頂きました。
■旧塗膜剥離

旧塗膜の剥離には主に溶剤槽への浸け置きで行います。この方法であれば溶剤を廃棄する事無く再利用が可能ですので、一般的に行われる剥離剤の使用のような方法に比べて格段に環境負荷は少なくて済みます。
細部に塗膜が残った場合にはサンドブラストで処理します。

■燐酸処理〜プライマー塗布

リン酸処理を行うことによって被塗物の洗浄及び脱脂処理を行い、同時に金属表面をエッチングして燐酸皮膜を形成します。これにより耐腐食性を向上させ、この後に行う塗装の密着性を格段に高くします。純正塗装のように経年劣化で塗膜がポロポロと剥がれるのを防ぎます。

■凸部研磨

結晶塗装を終えたら凸部分を面研して光らせます。

■タペットカバー完成

今回は個人の方からのご依頼ですが、全国のディーラー・ショップからのご依頼も頂いていますので品質的には御安心頂けるかと存じます。

■調色

結晶塗装の「赤」は既存の塗料で塗りますが、フェラーリの場合はグレーシルバー色に塗られた箇所があるのでその色を作成します。
結晶塗装用の塗料は一旦混ぜると長期保存が出来ないのでご依頼を頂いた時点で調合します。


■サージタンク本塗り前

サージタンクは「赤」と「グレーシルバー」の2トーンカラーになっているので、先に赤の結晶塗装を行ってからそこをマスキングしてその周りのグレーシルバーを塗装します。マスキングの下にはうっすらと赤の結晶塗装が塗られているのが解かると思います。

■インマニ本塗り前
■インマニ完成
■サージタンク完成
■組み付け装着

偶然車体を拝見する機会があったので写真を撮らせて頂きました。やはり装着されてこその部品ですからね。とても格好良いです。

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