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-1808- 内装パーツのシボ取り作業B
こんな感じでシボ取り作業が終了です。 この後綺麗に脱脂洗浄してそれぞれ台にセットしてサフェーサーを塗る準備をします。 勿論そのサフェーサーも研ぎますので、シボ取り作業はまさに「研ぎ三昧」です。
これを簡略化した「スプレーパテ方式」なんてものを以前見たことがありますが(ハマーのバンパーコーナーでしたね)、ちょっと当たっただけでパテが殆ど割れてひどい事になってました(見た目はもう廃棄物です…)。 ポリパテは柔軟性が出せませんのでそういった使用は駄目なんですよね。近道は無いという事です…。
2010/10/01
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-1807- 内装パーツのシボ取り作業A
#180のダブルアクションサンダーで表面を削りますが、こういったイビツなパーツの場合は細かい箇所は機械での処理は限界がありますので後は「手研ぎ」になります。苦行のような感じですね(笑)。
2010/10/01
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-1806- 内装パーツのシボ取り作業
お預かりしておりますインプレッサとラクティスの内装のパーツで一部「梨地」がありますので、それらは先に処理しておきます。
「梨地」とはプラスチック表面が凸凹(ザラザラ)の模様になっていまして、自動車の内装パーツやバンパー・モールなどに多く採用されています。塗装しなくても「それらしい」質感に見えるのがメリットですが、「艶々の塗装」に仕上げるにはこの上なく邪魔なものなのです…(苦)。
2010/10/01
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-1805- クロモリフレーム&フォーク 素地調整完了です。
そんなこんなで全体のサンドブラスト掛けが完了です。 この後全体を綺麗なシンナーで洗い流します。 本来の脱脂処理ではシリコンオフを使いますが、こちららは高いので(苦笑)こういった場合はシンナーたっぷり使って流します。 下には受け皿おいて、その後は剥離用溶剤として再利用されます。
その後はもう素手では触れませんので(そこから直ぐに錆が出ます)、急いでプライマー塗装になります。
という事で、プライマー(錆止め)まで完了しましたので一応は安心です。 ちょっと凹んだ箇所を見つけたので後日パテ作業になりますので本にリはもう少し先ですね。今しばらくお待ち下さいませ!
2010/10/01
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-1804- クロモリフレーム&フォーク 素地調整
という事で、工場裏側に置いてあるサンドブラストボックスにパーツを入れて処理します。 単に終りそうなイメージですが、自転車フレームのようにパイプ形状が組み合わさったパーツは色々な方向に変えながらの処理ですので結構時間が掛かります。 サンドブラストは姿勢が酷なので(腰が悪いと大変です…)、極力短時間で終るように塗装は事前に溶剤で剥離しておく訳です。
2010/10/01
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-1803- クロモリフレーム&フォーク 旧塗膜剥離
溶剤槽に浸けては出してスクレーパーで削ってを何回も何日も続けてこんな感じまでは塗装が剥がれてくれます。
が、細部にはまだ旧塗膜が残っていますのでこの後はサンドブラストで全部綺麗に除去します。
しかし今回はオーナー様が事前に部分的に塗装を剥がしている箇所がありまして、そういった鋼板が露出した箇所から錆が出ています。結構これが広範囲にありまして、これの除去作業が少し大変になりました…(既に完了しておりますのでご安心下さいませ)。
2010/10/01
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-1802- MR2タイミングベルトカバーは・・・A
右上が新品状態ですね。新たに取り寄せました。元々はグレーシルバーっぽいプラスチック素地で、やはり安っぽいんですよね。
左下が今回結晶塗装して変形した方です。良くみると下側だけではなくYAMAHAの文字部分も凹んでいますね(厳)。
結晶塗装は良い感じで仕上がったのでやはり残念です。
実はこの変形に気付いた日は早めに仕事上がって松崎君(友人です)と夜の撮影会(勉強会ですね)に行く予定だったのですが、余りのショックでそれはキャンセルとなりました。 で、自虐的行為というか(笑)、結局夜中まで仕事する事になりました。まあその方が落ち着くんですよね。精進いたします。
2010/10/01
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-1801- MR2タイミングベルトカバーは・・・
こうやってみると良い感じに仕上がっているように見えますが、下側が結構変形して爛れてしまっています。 着いてしまえば見えない箇所ですのでそんなに問題では無いのですが、恐らく下のカバーとの接合が上手くいかないと思うので念のためもう一個作成する事となった次第です。
このように、プラスチック製品は焼付けによる硬化(120℃以上)には適しませんが、まあだからといって全ての仕事を駄目としてしまうと商売にもなりませんので(笑)、万が一の了解さえ頂ければ今回のように対応はしております。
しかしせめて裏書(部品の裏に素材名が記載されてます)があればもう少し慎重に出来たのですが、今回は記載なかったんですよね。TOYOTAさんお願いしますよ…(って製造元はYAMAHAですかね。というか人のせいにしては駄目ですね。苦笑)。
2010/10/01
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-1800- MR2ヘッドカバー 結晶塗装黒で完成ですB
チヂレ目のアップですね。幾何学的で何とも言えません(病)。
で、今回はこちらのヘッドカバーと一緒に、プラスチック製のタイミングベルトカバーも結晶塗装で承っているのですが、そちらはちょっと変更になりました。 いや、作業は平行して行っていたのですが、実はトラブルが発生しました。熱による変形ですね…(苦)。
が、プラスチックの変形は当初よりある程度想定はしていましたので(ご了承頂いておりましたので)、それであればとこれとは別に「半艶黒」の仕様も作る(塗る)事にしました。 既に部品も取り寄せておりますのでご安心下さいませ。
2010/10/01
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-1799- MR2ヘッドカバー 結晶塗装黒で完成ですA
結晶塗装の黒は一見して地味ですが、「重厚感」といった点ではこれ以上のは無いですね。無骨で良い感じだと思います。
2010/10/01
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-1798- MR2ヘッドカバー 結晶塗装黒で完成です!
いきなり完成ですが、ちゃんと途中工程を踏んでの仕上がりですのでご安心下さいませ。
他にも画像あるので続きますね。
2010/10/01
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-1797- MR2エンジンヘッドカバー 本塗り前
こちらもお待たせしました!既に完成しておりますのでご安心下さいませ。
画像はリン酸処理してマスキングを終えた状態です。新品なのにアルミが腐った(劣化した)ように見えるのはリン酸で処理されたからですね。ご安心下さい。
2010/10/01
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-1796- BMW「K1300」サイドカウル 完成ですB
スカシはオレンジで光が当たるとイエローパールが効いて色変化が面白いです。最終的には3コートパールのような感じですね(隠蔽しませんでしたので下色用と仕上げ用2種類使いました)。
それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。 この度のご依頼、誠にありがとう御座いました!
2010/09/30
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-1795- BMW「K1300」サイドカウル 完成ですA
BMWの場合はバイクでも色データが結構あるので助かりますが、今回の色はデータと実車でのブレが大きかったですね。バイクのように販売台数が少ないと塗料メーカーもやる気が無いのだと思います(注>今までの経験上の私的見解です)。 HONDAなんかも多少データがあるのですが、とても同じ色だとは思えないような色が出来上がったりします…(私的見解です)。
色データ上では「レッドパール」も入るのですが、どこをみてもそんなパールは見えません(爆)。 画像の部分は今回塗った色ですが、元々の塗装部分見ても赤パールは確認出来ません…(パール粒子は肉眼でも見えます)。
ですのでデータに頼らず一から色はつくりました。その方が早いです。 オレンジの鮮やかさを殺さない(消さない)ようにしたパール感を出すのが結構大変でしたが、良い感じに出来たと思います。
もう一枚画像あるので続きますね。
2010/09/30
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-1794- BMW「K1300」サイドカウル 完成です!
大変お待たせしました!BMWのサイドカウルもバッジ取り付けて遂に完成となります。
他にも画像あるので紹介しますね。
2010/09/30
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-1793- アルファロメオGTV エンジンカバーとサージタンク結晶塗装承りました!
先日無事到着しておりますアルファのエンジンカバーとサージタンクです。この度のご依頼、誠にありがとう御座います!
画像にあるアルファのV6エンジンのエンジンカバーは実際には「飾り」でして、本物のヘッドカバーはこのカバーの下に存在します(見た目も地味です…)。ですのでこれを外してもオイルが出たりはしませんから脱着は簡単です。ネジ4本ですね。
ですが、今回はこれと一緒にご依頼頂いたサージタンクの場合はそうは行きません。結構大変だと思います…。なのでこちらを塗装依頼受けたのは初めてですね。
確かにエンジンカバーだけの塗装よりも、サージタンクも一緒に赤くなった方がエンジンルームは映えるんですよね。 アルファオーナーさんの皆さん同じように思うと思うのですが、しかしこれを外すのは躊躇しますよね。 なので今回も、分解はディーラーさんにて行っているようです。確か車検と一緒にお願いしているようですので、であれば良いタイミングですよね。最近は代車もサービスで貸してくれたりするみたいですし。
そういえば板金屋さんも代車サービスとか普通になってきましたよね。厳しい世の中です(←短絡し過ぎですね…立場上解ってしまうのです…)。
それではタイミングが来ましたら作業開始させて頂きますね。 とりあえずは浸け置き洗浄しておきます。完成楽しみにどうぞ!
2010/09/30
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-1792- フェラーリホイール 本塗り完了です!
そしてクリアー塗って本塗り完了です。クリアーはスタンドックスでも高品位な「クリスタルクリアー」を採用しています(オプション変更承ります)。
しかしホイールは大変です(苦笑)。 特に内側を下から塗る時はどうしても姿勢が厳しいので下半身への負担が大きく、塗っている途中で太ももの筋がつりそうになります(というかなりました…)。
しかしもう少しで完成です。もう少々お待ち下さいませ!
2010/09/29
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-1791- フェラーリホイール 本塗り開始ですD
そしてリム部分のマスキングを剥がします。ここが一番緊張する場面で、それでいて嬉しく何故か楽しい時でもあります。やはり単色よりも2色以上の「配色」は良いんですよね。一気に華やかになります。
2010/09/29
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-1790- フェラーリホイール 本塗り開始ですC
そしてベース色のブラックパールを塗ります。坦々と作業が進むように見えますが、ホイールの塗装は今の所(小物です)一番大変な作業で、今回のようにリム部の塗装が入ると一日掛かりです。
2010/09/29
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-1789- フェラーリホイール 本塗り開始ですB
リム部分のマスキングが完了したら改めてセットし直します。天井吊りですね。
リムのマスキングは微妙な作業ですので、この吊った状態ではちょっと難しいのです(振れてしまいます…)。
2010/09/29
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-1788- フェラーリホイール 本塗り開始ですA
リムのレッドがテープフリーな状態になったらマスキングします。
こういったマスキングの場合には少しでも色が食み出たらマズイですので(修正は可能です)ちょっとの隙間もきっちり押さえておきます。 画像は6mmのマスキングテープですね。
2010/09/29
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-1787- フェラーリホイール 本塗り開始です!
そして大変お待たせしました!お預かりしたから何ヶ月が経過したでしょうか…。長い間お待たせしてすいませんでした…!
リムはフェラーリレッド(ロッサコルサ)、ベースは同じくフェラーリ純正色のブラックパールでご依頼いただいております。
通常は先に全体をベース色に、そしてリムを塗りますが、「隠蔽」の事を考えて今回はリム部分を先に塗ります。
2010/09/29
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-1786- フェラーリホイール サフェーサー研摩〜足付け完了
サフェーサーを研いだら全体的にスコッチ+ウォッシュコンパウンドで足付け処理をします。
一件してアルミ無垢(剥き出し)に見えますが、純正の状態でクリアーが塗ってありますので下地処理は普通の塗膜と同じようにでOKです。
2010/09/29
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-1785- フェラーリホイール サフェーサー用マスキング
こちらは本日本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。
作業内容は途中で止まってましたので続けて紹介しますね。
画像はサフェーサー塗装前のマスキングです。サフェーサーは無用に広範囲に塗ったりはしませんが(無意味です)、かといって小さい範囲で塗ると無理が生じますのでホイールのような場合はちょっと難しいですね。
修正箇所はリムの部分だけですが、サフェーサーのボカシ部分も考えて足付け〜マスキングします。
2010/09/29
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-1784- Kawasaki W650 サイドボックス装着されましたA
ちなみにオーナー様に聞いて初めて気付いたのですが純正品じゃないんですね…。失礼しました。何でも「白バイ」についているのと同じ物らしいです。な、なるほど。確かに…(笑)。
この度のご依頼、誠にありがとう御座いました! 別件でご相談頂いたMINIのライセンスランプユニオンジャック仕様も企画物として再度立ち上げますので今暫くお待ち下さいませ!
2010/09/29
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-1783- Kawasaki W650 サイドボックス装着されました
本日はわざわざご足労を頂き有難う御座いました。 先日完成したサイドボックス付けまして(オーナー様自ら路上でです…)写真撮らせて頂きました。 うーん、やはりこういったパーツでの同色は良いですね。ボリュームアップです。って実際には同色というより近似色を色見本帳より選んでいただきましたので実は全然違うメーカーの色だったりします。ただ違和感は全然無いですね。メタル感も色味も良い感じです。
もう一枚画像あるので続きますね。
2010/09/29
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-1782- 内装パーツ塗装承りました!
今日は早めに終って、先日私が使っていた一眼レフカメラを譲った松崎君と撮影会(しかし当てが無い…)に行こうと予定を立てていたのですが、何故か深夜0時を過ぎても未だに工場に居たりします(疲)。空きっ腹の胃酸過多で胃が痛いです…(苦)。
中々予定通りに行かないというか、やはり祭日が多いとその分のしわ寄せがやってきます。 残業時間で言うと毎月200時間はオーバーしている気もしますが(苦笑)、自営業だと自分のペースでやっているのでそんなに苦では無いので過労死とかはしませんね。単に段取りが悪いのでしょう…。
こちらは何の車種だかわからないのですが、木目部分は本当の木では無くプラスチック製でした。転写ですね。リアルです。 今回のご依頼はこれら全部「半艶の黒」でご依頼いただきました。
現在お預かりしている内装パーツの塗装はこれで3セットで、それぞれ「艶あり黒」(ピアノブラック)、「艶あり赤」(フェラーリレッド)、そしてこの半艶黒です。バラバラですね(爆)。せめて同じ色ならもう少し楽が出来たのですが…(冗談です。すいません)。
という事で、今日も色々と作業は進んだのですが、ちょっともう無理そうです(そろそろ1時です)。 色々と改めて紹介させて頂きますね。
この度のご依頼、誠にありがとう御座います!
2010/09/29
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-1781- MR2やその他も
これはTAC内階段途中にあるいつもの撮影場所ですね。私的に使わせて頂いている「作業台」のようなところでもあります。 ただし階段途中なので椅子などはありませんが…(と言うより一歩下がると下に落ちてしまいます…)。
メッキのパーツは業者さんからのお仕事で、その他小物パーツ色々作業始めています。
手前のはMR2のタイミングベルトカバーで、こちらはヘッドカバー同様に「結晶塗装の黒」で塗装予定です。
奥にはスターバックスのタンブラーで、底のゴムなどの分解はここで済まし、付属部品はご依頼時に一緒にお預かりした袋(または箱)に締まっておきます。
画像中央には¥100ライターをターボ化させるLOGOSのライターカバーですね。お待たせしております。作業始まっておりますのでご安心下さいませ。
左上にある両面テープは、なんとこれ一巻きで¥5,000以上します(苦)。プロ用というか、材料屋さんで「50mmの厚めのやつ」と頼むとこんなのが届きます(苦笑)。
2010/09/27
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-1780- BMW「K1300」 クリアーコート塗布完了
そしてクリアーを塗って本塗り完了です。この鮮やかなオレンジ色を出すのがちょっと難しかったですね。画像だと解らないですが、パールがかなり効いた色です。
完成予定は10月始めくらいですが、予定通り進行しておりますのでご安心下さい。
完成次第また紹介させていただきますね。楽しみにどうぞ!
2010/09/27
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-1779- BMW「K1300」 ベースコート塗布
ちなみに紹介を省いていますが「調色」の作業もしていますのでご安心下さい。
で、今回は「修理」ですのでいつもとはちょっと違います。
ベースコート(色)は全体に塗っている訳ではなく、傷の箇所(sフェーサーの箇所)のみにします。隣接するパネル(があるのか解りませんが)との色違いが起きないように、ですね。
最初にサフェーサー部分を隠蔽させて、次第にその周りにベースコートを広げていきます。
2010/09/27
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-1778- BMW「K1300」 下地処理完了
サフェーサーが硬化したら研摩してラインを出し、全体的にペーパーとスコッチ+ウォッシュコンパウンドで足付け処理をします。
そしていよいよ本塗りです。
2010/09/27
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-1777- S20ヘッドカバー 結晶塗装承りました!
随分以前にお問い合わせ頂いていたのですが、先日「届きました?」と電話があってビックリしました。いや、その時点では届いていなかったので何の事か解らなかったのです。
で、先日某日産プリンスの工場で無事外されたようで本日到着しました。赤と言うより朱色っぽく塗装されています。半艶の塗装な感じです。
今回は「こちらと同じ色のままで結晶塗装に」との事でご依頼頂きました。了解です。塗るのはヘッドカバーだけで、奥にあるインマニ?は色見本としてお預かりしています。
それでは作業始まりましたらまた紹介させて頂きますね。今しばらくお待ち下さいませ。
この度のご依頼、誠にありがとう御座います!
2010/09/25
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-1776- フェラーリホイール 作業前清掃
手前が清掃前で奥がシンナーでの清掃後ですね。バランスウェイトも全部外して両面テープも綺麗に除去しておきます。 これでようやくスタート地点に立ったといった感じですが、ここまでの作業を適当にやると後で余計に大変な事になりますので(油がネットリ残っていたりしたら大変です…)ひとつひとつを虱潰しです。
小僧(=見習い)の頃はこういった地道で全く面白くも無い作業が永延毎日続くので、ある程度社会の事をしってしまうと働き続けるのが嫌になったりもします。どう考えてもコンビニでバイトしている方が楽でお金もいいですし。 ただ、そういった基礎をネチネチやって覚えていき、いずれ「本塗り」が出来るまでになると仕事が楽しくなってきます。 ただし失敗も多くなり、さらには責任までも背負うようになるので、結局は「割りに合わない」と辞めていく人も多いのがこの業界です。私の周りも皆辞めていきました…(まあ私も自動車の塗装は辞めたので同じですね)。
私の場合は最初から独立するのを決めて自動車塗装の業界に入りましたので、他に類を見ないような厳しい上司(爆)でも続けられることが出来ました。良くノイローゼにならなかったと今でも思います(苦笑)。 いや、それくら厳しかったのでだらしがない私でも普通に仕事が出来るようになったと感謝しているのですが…(笑)。
2010/09/25
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-1775- フェラーリホイール 下地状態
ホイールの塗装では「新品」か「中古」かで費用も大きく変わります。 傷が付いているのは当たり前ですが、一旦タイヤが付いたか、走ったかどうかでも費用は大きく変わるのです。
理由としては「油」や「汚れ」でして、ホイールの場合はこれが結構凄いのです。
画像はタイヤが付いていたビートの部分で、ゴムがホイールにくっ付いてしまっています。
これも中々取れませんし、ホイール内部にはタールピッチもあるので、一旦全体をシンナーで綺麗にふき取ります。
2010/09/25
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-1774- フェラーリホイール パテ研摩完了
パテを#120→#180でラインを出して、#240で目消し、#400でその周りを足付けします。
画像だとスッキリしていますが、研ぎ作業の途中は粉だらけです…(苦)。
この後サフェーサー塗って歪の修正は完了ですが、これ以上にホイールの下地処理は大変ですのでまだまだ続きます。
2010/09/25
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-1773- フェラーリホイール パテ付け
ある程度研摩にて平滑にし、脱脂洗浄後にマスキングをしてパテを塗ります。 こういったパテの時点でマスキングをする人としない人が居ますが、時間と結果が全てですのでやり方は何でもいいのです(事実板金塗装にこういった事のマニュアルは存在しません…)。
ただ、トータルで考えると、この後の「サフェーサー」の塗装と研ぎを小範囲に済ませたいですので(ここが一番時間掛かりますので)余計なところにパテは付けたくありませんので私はマスキングしてパテ付けします。
自動車板金塗装の場合、板金屋と塗装屋が別れているところではこういった事が喧嘩の元となりまして、どちらも「もう少し気を使えよ」といった事が毎日続いて最後にはお互い話すらしなくなったりします(それぞれが仲が悪い工場は多いです…)。
2010/09/25
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-1772- フェラーリホイール素地調整
という事でヘナヘナだったリム部分をダブルアクションサンダー#120で削ります。
画像は研摩途中の状態で、低い箇所にはまだクリアーが残ってまだら状になっています。いかに凸凹なのかが解ると思います。どうしたんですかね…(恐)。
2010/09/25
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-1771- フェラーリホイールも始まりましたが…
到着した時点で傷のチェックはしていたのですが、なにやら一本だけ変な状態なのに気がつきました。 リムの部分がヘロヘロなんですよ…(苦)
リム修正でも掛けたのかと思いきや、恐らくは最初からの出来かと思われます。
今の状態だとシルバーなのでそんなに目立たないですが(淡い色は歪が目立ち難いです)、塗装したとなると余計に目立つので修正する事になります。
2010/09/25
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-1770- フェラーリホイールも始まります!
お預かりしてから随分寝かしてしまい申し訳御座いませんでした。 いよいよ作業開始しますのでご安心下さいませ!
先日のワタナベホイール同様アルミ無垢っぽく見えますが、実はクリアーが掛けられています。 また実際にはアルミではなく「マグネシウム」っぽいですね。裏に「Mg」と記載されていました。が、どちらかというとアルミっぽい感じです(合金ですのでアルミが含有されてますからね)。
2010/09/25
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-1769- Z32インマニカバー 完成ですA
これだけ見るとアルミ製に見えますが、元々は、というより今も(笑)素材はプラスチック製です。 それにオーナー様がご用意したアルミフィンを取り付けて結晶塗装を施しました。
当然結構なお金も掛かっているのですが、装着されるのはエンジンルーム内ですので、まさに自己満足的な所でもあるかと思います(こちらが心配になりました…笑)。
ちなみに当初は文字部分はレーザーでの切り抜きを予定していたのですが、途中変更となって「塗装」で表現する事になりました。こちらも全然良いですよね。オーナー様の機転が効いた事と存じます。
それでは本日発送させて頂きますね。 この度のご依頼、誠にありがとう御座いました!
2010/09/25
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-1768- Z32インマニカバー 完成です!
先ほど撮影しまして本日発送となります。大変お待たせしました!
最初と見比べると随分違いますね。素材自体が変わってしまった気もしますが…(笑)。
他にも画像あるので続きますね。
2010/09/25
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-1767- BMW「K1300S」のサイドカウル サフェーサー塗布完了
プラスチック素地が露出した部分にはプラスチックプライマーを塗布し、続けてサフェーサーを塗ります。当然2液ウレタンです。
毎回ウェットコートで、今回は5コート程度塗りました。 ただし毎コートでフラッシュオフタイムをおいて溶剤を十分に抜きます。どんどんと塗り重ねていくと「溶剤篭もり」を起こして、密着性が悪くなり酷い時はブリスターになって剥がれてしまいます(勿論何度も経験があります)。
一回一回時間を置いて塗るので30分くらい掛けて塗り終えます。 その感は勿論別の作業を進行させます(待ってて成り立つ程楽な仕事ではありませんので…苦)。
2010/09/24
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-1766- BMW「K1300Sのサイドカウル 傷部分研摩
傷の部分は「パテ」で埋めたりはしません。基本的には「削り落とす」です。 当然その分高さが変わってしまいますので(といっても0.1mm程度ですが…)その分は「サフェーサー」で充填します。
よく自家塗装などではサフェーサーは「密着性を高める為」みたいに思われていますが全くの間違いです(苦笑)。 金属にせよ樹脂(プラスチック)にせよ、密着性を高める役割は「プライマー」でして、サフェーサーは「充填」が役割です。
ただしこの二つが合わさった「プライマーサフェーサー」通称「プラサフ」なる製品が主流ですが、便利になった分当然それぞれの性能も落ちている訳ですので、基本的には「プライマー」単体で使う方が良いとは思います。プラサフはその後に、ですね。ちなみに1液タイプのラッカープラサフは仕事で使うとしたら論外です。プライマーどころかサフェーサーの性能も2液ウレタンに比べれば相当落ちます。というか別物と考えた方が良いと思います。
かといって、私も時々は缶スプレーのプラサフを使ったりもします(苦笑)。主に業者さんからの仕事で(コスト的に厳しいです)、FRP製品ですね。 巣穴があったりペーパー目がきつかったり、離型剤が残っていてハジキ易かったりと、本当は2液サフェを入れたい(塗りたい)ところですが、そうすると「最初からやらない方がマシ」的な仕事になってしまいます。これは危険です。
ですので「そのまま塗るよりは間違いなくマシ」「コスト的にも何とか許せる」という事でしたら缶スプレーも重宝したりはします。
画像では傷を削り落としつつ、膜厚を緩やかな傾斜にした「フェザーエッジ」を形成しています。 研摩は機械研ぎで、ダブルアクションサンダーが主流です。 #120〜#180で傷を取り、#240〜#400で目消しと足付けを行います。 最終的には手研ぎでの足付けも行い、サフェーサーの塗布範囲はその中で限定となります。足付けされていない箇所(ツルツルした箇所)に塗っても剥がれてしまいますので。
2010/09/24
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-1765- BMW「K1300S」のサイドカウル 作業始まってます
こちらも作業始まっておりますのでご安心下さいませ。事前にご予約頂いておりまして、10月始めにはお届け出来る段取りしておりますのでご安心下さいませ。
画像は傷の部分ですね。擦ったというよりは砂利道で倒れたといった感じでしょうか。痛々しいですね…。
こちらはいつもの「塗装」と言うよりは「修理」ですね。元通りに、という事です。了解しております。
2010/09/24
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-1764- クロモリ自転車フレーム&フォーク塗装承りました!
本日はわざわざご足労を頂き有難う御座いました。またこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!
白いフレームが完了しましたので、ようやくお次にお待ちのこちらの方をご案内させて頂きました。ご予約頂いたのが8月6日でして、今日で大体一ヶ月半ですね。大変お待たせしました…!
多少塗膜が剥がれているのでそのせいで錆が発生してしまっておりますが、塗膜剥離後にこちらも処理しておきますのでご安心下さいませ。既に剥離浴槽に浸け置きしてありまして、約一週間掛けて旧塗膜剥がして参ります(放置と言うわけでは無く、途中何度か削り落としてあげます)。
ご希望の色は「黄土色っぽいパール」でして、ご来店頂いた時に直接色見本帳を見て選んで頂きました。HONDAの色で「ヘリオスイエロー」なる色ですね。了解しました。
それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。 改めましてこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!
2010/09/24
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-1763- パターの塗装も完成ですB
途中戻りましたが、改めて完成画像です。
画像の置くに見えるのはパターとお揃いのヘッドカバー(?)でして、子供の靴の形に出来ています。 今回の色とお揃いでこれはお洒落ですね…。な、なるほどです。
オーナー様からはご来店のメールも頂いておりまして、先ほど返信済みで御座います。 ご足労頂けるとの事で、どうぞ宜しくお願い致します。
この度のご依頼、誠にありがとう御座いました!
2010/09/24
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-1762- パター バッジ部分のマスキング時の画像A
こうやってバッジ部分のマスキングが完了です。なんだかマミー(ミイラ)みたいですね…。
2010/09/24
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-1761- パター バッジ部分のマスキング時の画像
そういえば途中のマスキング時で写真撮ってましたので今更ながら少し時間戻って紹介させて頂きますね。
画像はエンブレム部分のマスキングでして、こういったパーツは取れてくれれば一番有り難いのですが、自動車の場合とは違って「取れる物」として造られてはいない場合が殆どです。どうしても外したい場合は「壊して」との事ですね(寂)。
ですが、壊わして新たなバッジをメーカーから取り寄せて、といったゴルフクラブ専門店的な事は流石に対応しておりませんですので(と言うかバッジだけ取り寄せられるものかどうか…)、こういう場合ではマスキングでの対応となります。
が、単にマスキングといっても「貼ってカッターで切る」といった事ではありません。そんな方法ですと色が食み出てしまいますので…。 マスキングの基本は「差し込む」でして、髪の毛程度の隙間でもテープが入れば直角に差し込んで貼り付けるのが基本です。であれば置くまでテープが貼れるので塗料が食み出たりはしません。
今回のバッジでは、幅6mmのマスキングテープをさらに半分の幅にカットして、それぞれを細切れにしたらピンセットで隙間に差し込んでいきます。こういった作業は素手ではもう無理です…。
2010/09/24
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-1760- パターの塗装も完成ですA
ちょっと解り難いですが、センター部分の細長い溝を「白」で塗装しています。 恐らくはゴルフボールのセンターを打ち抜く為の目印かとおもわれます。
もう一枚画像あるので続きますね。
2010/09/24
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-1759- パターの塗装も完成です!
なんだか完成ラッシュとなってしまいましたが、小物の塗装ですとどれも平行して作業になりますので(ひとつだけに集中すると採算取るのが難しいのです…)、完成の時も重なってしまう場合があります。難しいんですね…。
なので本日は梱包やら撮影やらで余り現場作業が出来ていません。 まあ敏腕営業マンなど居ない会社ですので(と言うかいつも一人です…)これは仕方ありません。逆にその方が気楽ですのでもう最後までこのスタイルで行くと思います(まだ残り30年ですが…厳)。
と、また話が逸れてしまいましたが、こちらパターの塗装も遂に完成となります。大変お待たせしました!
元々はアルミアルマイトのシルバーっぽい製品で、打つ時に眩しいのが嫌との事でして(確かそうだと思いましたが…勘違いだったらすいません)、この度「艶消しの黒」でご依頼頂きました。
で、打つ箇所と埋め込まれたエンブレム部分はマスキングでの作業となっています。
画像まだあるので続きますね。
2010/09/24
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