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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記 2011】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 アルミ&カーボンフレーム塗装 完成ですB(img1312.jpg) -1312- アルミ&カーボンフレーム塗装 完成ですB

私は自転車の事には詳しくはありませんが、触れてみると本当に色々な種類があるんですね。
フレームにしても当初は「単なる丸パイプの集合体」と思っていましたが、実際には徐々に細くなっていたりプレス掛けて形を変えたりと随分と良く考えて造られているみたいですね。フレームを沢山揃えるマニアな方が居るのも良く解る気がします。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2011/08/03
 
jpg画像 アルミ&カーボンフレーム塗装 完成ですA(img1311.jpg) -1311- アルミ&カーボンフレーム塗装 完成ですA

カーボン部分も傷が付いて曇り気味でしたが、表面削ってクリアー塗ると新車時の美しさが蘇ったのでは無いでしょうか。まあそもそもうちに来た時のあの「ベトベト」に比べれば全然別物ですからね(笑)。

もう一枚あるので紹介しますね。

2011/08/03
 
jpg画像 アルミ&カーボンフレーム塗装 完成です!(img1310.jpg) -1310- アルミ&カーボンフレーム塗装 完成です!

大変お待たせしました!アルミとカーボンのハイブリット?フレーム、遂に完成です。

ブルーはスバルインプレッサのブルー(カラーコード02C)で、このブルーはメタリックの金属感がしっかりしていて自転車のフレームに良く似合うと思います(と言うか以前のベースギターでも良く似合っていたので色の出来そのものが良いんでしょうね)。

他にも画像あるので続きます。

2011/08/03
 
jpg画像 パジェロヘッドライトカバースモーク塗装 完成ですA(img1309.jpg) -1309- パジェロヘッドライトカバースモーク塗装 完成ですA

レンズの下に両面テープ(身近にあったので…)を置いてレンズ自体を浮かしてみました。
横から光が入り込むので、反射板とまではいきませんがスモーク濃度が全然違って見えるのが解ると思います。カメラの設定自体は変えてない(筈)ですので。


こちらのオーナー様も今回で4回目?でしょうか。フロントグリルやテールランプの前にはホイールも塗らせて頂いたんですよね。いつもご贔屓頂きありがとう御座います!

先ほどメール差し上げた通り、こちらは本日発送致します。
この度もご依頼頂き有難うございました!

2011/08/02
 
jpg画像 パジェロヘッドライトカバースモーク塗装 完成です!(img1308.jpg) -1308- パジェロヘッドライトカバースモーク塗装 完成です!

こちらもお待たせしました!パジェロのヘッドライトカバーですね。
画像だと真っ黒に見えますが濃度は「標準」程度です。これはいつものテールランプと違い裏に「反射板」が無いからですね。
光が内部に入っていくだけだとこうやって見た目よりも真っ黒に見えます。
解り易い画像も用意しておきましたのでそちらも紹介しますね。続きます。

2011/08/02
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from福岡)塗装 柱有りVer. 完成ですB(img1307.jpg) -1307- インプレッサテールランプ(from福岡)塗装 柱有りVer. 完成ですB

いつもは無い所に「柱」があるのが解ると思います(ってインプオーナーにしかこの違いは解りませんかね…笑)。

良くお客様から「とても「塗り分けしているとは思えない」といったご感想をいただけますが、確かにそこは私が気を付けている点でもあります。平滑にして「美しく」が基本ですからね。

クリアーを残す部分にはマスキングをする訳ですが、当然そこには塗膜の段差が付きます。
塗る時にこれを何も気にしないで行うと実は大変な事になります。見るに堪えられないような仕上がりですね。

そうならないようにするコツは「膜厚を薄く」なのですが、キャンディー塗装でそれをやろうとすると今度は「ムラ」に悩みます。
透過性の塗装(キャンディーカラー)を綺麗にムラなく仕上げるには濃度を薄くしてコート数を増やす事で対応出来ますが、それだと塗膜が厚くなるので先ほど紹介したように大変な事になってしまいます。際のラインがガタガタに、ですね。

これを防ぐ為には、マスキングテープを厚みを使っての「ボカシ」をする訳ですがこれも容易ではありません(多分意味が解らないと思いますが、プロフィット日記2008年前で一度やり方を図解付きで紹介していますので宜しければ探してみてください)。

このボカシの為には「スプレー方向」が肝となるので、このテールランプを塗る時はスプレーの基本である「被塗面に垂直に」はタブーになります。
方法としては、クリアー抜きの部分の中心部分から外側に向けてスプレーガンの角度をつけて塗る、といった感じです。
これも「ムラ」といった事を考えるとあり得ないような方法ですが、一つ一つの動作を丁寧に行えばちゃんと出来ます。ただエラく面倒で時間が掛かるんですけどね(苦笑)。


これに限らず、塗装作業では色々なテクニックというか方法があります。ただどれもが他の作業との組み合わせになるので「これが正解」といった事でも無いんですよね。
基本は「早く美しく」を安定して出来る事だと思っていますので(趣味では無く仕事ですので…)、その中で思考錯誤してレベルを上げていくのが塗装の面白い所でもあります。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2011/08/02
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from福岡)塗装 柱有りVer. 完成ですA(img1306.jpg) -1306- インプレッサテールランプ(from福岡)塗装 柱有りVer. 完成ですA

こちらはリヤゲート側のテールランプですね。バックランプだけ?の為のレンズのようで、実際に赤い部分は光りません。
ただこれをベースに改造して、赤くなっている部分にLED埋め込む職人さん(と言うか素人の方らしいですが…恐)がいらっしゃるとの事です。うちでも何件がその施工後の仕上げで塗装をご依頼頂いたケースがありますが、「これを仕事にした方がいいんじゃ…」と思う程の仕上がりです。まあ趣味でやっているから楽しいのかも知れませんけどね(苦笑)。


私は元々塗装が趣味という訳では無く、日曜大工というか細々とした作業が好きでした。電気関係も好きでしたね。
免許取って車が手に入ると、今後はそれに対して色々いじくっているうちに「自動車塗装」といった仕事があるのを知ってその道に進みました。単なるきっかけですね。
なので以前のプロフィット(自動車板金塗装)をやっていても何か違和感のような物もあり、それを辞めて今の「小物塗装」になったのは極自然だったのだと思います。自動車塗装だとどうしても車の事も知らないといけませんからね。私には荷が重すぎます(爆)。

しかし小物に特化した事で塗る物は色々ありました。自動車部品は当然ですが、まさかメガネを塗る事になるとは予想もしていませんでしたし(笑)。また現在進行中の案件では、掃除機ロボットの「ルンバ」の塗装も相談お受けしていたりします。
確かに世の中身近な物でもっと彩良ければいいのにと思う物はまだまだ沢山ありますからね。今後とも色々塗らせて頂ければと思う次第です。

話しが逸れてすいません。もう一枚画像あるので紹介しますね。

2011/08/02
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from福岡)塗装 柱有りVer. 完成です!(img1305.jpg) -1305- インプレッサテールランプ(from福岡)塗装 柱有りVer. 完成です!

大変お待たせしました!福岡からご依頼のインプレッサテールランプで、レッドキャンディー+スモークにクリアー抜き部分は「柱有り」のバージョンで完成です。

ちょっとこの画像だと解り難いのですが、クリアーの部分が完全に赤で囲まれている仕様です。
インプレッサのテールランプはボディとリヤゲートにそれぞれテールランプが付くので、リヤゲートを閉めた状態だとテールランプ同士が隣合わせになります。
この時、それぞれのテールランプのクリアー部分が繋がるのが「柱無し」で、今回のはそこに「柱」があるのでそれぞれのクリアー部分は独立した形となります。

まあこれは完全に好みの問題ですので(笑)お好きな方を選んで頂ければと思います。
ただしこちらの「柱有り」の方は塗装時にかなり面倒な事になりますので(スプレー方向が一定に出来ないので難しくなるのです)その分費用が高くなります。「柱無し」に比べて¥5,600の追加ですね。何卒ご理解の程を宜しくお願いいたします(やってみると解るんですけどね…苦笑)。


他にも画像あるので紹介しますね。

2011/08/02
 
jpg画像 マツダアクセラ 内装パーツ一式塗装承りました!(img1304.jpg) -1304- マツダアクセラ 内装パーツ一式塗装承りました!

先日かなりの数で内装パーツ一式をご依頼頂いた方で、今回も大量に部品が届きました。だ、大丈夫でしょうか…(恐)。

前回納めた内装パーツは、その後特に連絡が無かったので「思ったよりも気に入らなかったのかな…」と思っていましたが、実は相当気に入って頂けていたらしく(爆)、それから着々と部品を買い揃えていたようです。

お金が湧いて出てくるのかと思いきやそうでは無く、「予算オーバーなので後ろ座席は諦めました…」との事だったりもします。な、なるほどです…(何だかすいません…)。


それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度もご贔屓頂きありがとうございます!

2011/08/01
 
jpg画像 レクサスCT200hのピラーカバー 塗装承りました!(img1303.jpg) -1303- レクサスCT200hのピラーカバー 塗装承りました!

こちらも紹介が遅れましたが先日無事到着しております。レクサスのドアピラーカバーですね。

元の状態はプラスチック素地むき出しの状態で、表面はザラザラとした「梨地」になっています。

今回こちらを「ピアノブラック」でご依頼頂きましたので、梨地を下地処理で平滑にして艶ありの黒で仕上げます。

確かにこういったお粗末な部品(私的見解です)が艶ありの黒になると高級感が上がりますよね。
確かキャデラックエスカレードがピラーが艶々の黒で恰好よかった記憶があります。


それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございます!

2011/08/01
 
jpg画像 less than humanのサングラス 塗装承りました!(img1302.jpg) -1302- less than humanのサングラス 塗装承りました!

恐らく一か月前くらいにもこれと同じタイトル分を付けたと思います。
これはデジャブーでは無く(笑)、先日お納めしたピンクのless than humanのオーナー様が大層気に入って頂けたようで、新たにもう一個全く同じフレームをご依頼頂きました。今回は地味に(笑)カーキ色です。


それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度もご贔屓頂きありがとうございます!

2011/08/01
 
jpg画像 スーパーセブンのテールランプ塗装承りました!(img1301.jpg) -1301- スーパーセブンのテールランプ塗装承りました!

先日お納めしたスーパーセブンのカーボンボディパーツのオーナー様に、納めたその日にお預かりしていた部品です。紹介が遅れましてすいませんでした。

小さくてかわいいテールレンズですがかなりの年代物らしく中々入手が難しいらしいです。なのでこのようにそれぞれの色が違ったりするようです。そう、この二つ色が違うんです(恐)。

劣化によるものかどうか解りませんが、下のレンズに比べて上のレンズは明らかにオレンジが強い。と言うより赤味が消えてしまったような感じです。

これらが褐色したのか最初から違うのかは解りませんが、とにかく「同じ様に」といった事で今回もご依頼頂きました。なるほど、ですね。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。
この度もご贔屓頂きありがとうございます!

2011/08/01
 
jpg画像 アルミ&カーボンフレーム 本塗り完了ですA(img1300.jpg) -1300- アルミ&カーボンフレーム 本塗り完了ですA

カーボン部分も表面の一膜は削ってリフレッシュしています。

途中ペーパーが掛かって表面は曇りガラスのようになっていましたが、クリアーが塗られるとこのように鮮やかなカーボン目が復活します。
ただしカーボンあるいは製造時に使われている樹脂そのものが劣化してしまうと手遅れになります。白濁りしたりカサついたりですね。
特に後者は既に分子構造が崩壊しているのでそうなる前に手を打っておかないと、ですね。

ちなみに近年飛行機のボディにカーボン繊維が使われいるとの事ですが、あの高度(紫外線量)の状況下での使用となるとその上にある保護膜(塗装)も相当考えられていると思います。
もしかすると塗装じゃ無くシート(シール)かもですね。その方が安価で手早いでしょうし(近くで見ないですからね…)。
ただ飛んでいてシールが剥がれたら大変な事になりそうですのでやはり塗装ですかね。機会があれば調べてみたいと思います。


それではこちらも完成までもう少々お待ちくださいませ!

2011/08/01
 
jpg画像 アルミ&カーボンフレーム 本塗り完了です!(img1299.jpg) -1299- アルミ&カーボンフレーム 本塗り完了です!

そして本塗り完了です。お待たせしました!

塗り終わった感想として、「カーボンはブルメタに会うなぁ…」と思ったのですが、実はどの色にも合いそうですね(苦笑)。

カーボン目と言うと単なるべた塗りでは無く「市松模様」ですからね。無彩色(グレーとグレー)のこの組み合わせはどの色に組み合わせても良く似合うのだと思います。

もう一枚画像あるので紹介しますね。

2011/08/01
 
jpg画像 アルミ&カーボンフレームも本塗り開始です。(img1298.jpg) -1298- アルミ&カーボンフレームも本塗り開始です。

元々は凄い状態(塗料が劣化してベタベタ)でしたのでこの状態まで来ただけでも御の字のような気がしますが(私が言う事では無いですね…)、やはり機能面だけでは無く「見た目」も大切ですよね(そうじゃないと当店の存在自体が成り立ちませんし…)。

色はスバルインプレッサのブルーメタリックで承っております。
色名は忘れてしまいましたが(苦笑)、カラーコードは「02C」ですね。以前塗らせて頂いたギブソンのベースギターと同じ色です。私的にも好きですね。


画像では「カーボン」の部分はマスキングしてあります。その部分も下地処理はしてあるのでクリアーは塗りますから、ベースコート(ブルー)が塗り終わった時点でこのマスキングを剥がしてクリアーを一緒に塗ります。

2011/08/01
 
jpg画像 キャノンデールF1000 本塗り完了です!(img1297.jpg) -1297- キャノンデールF1000 本塗り完了です!

ロゴの色はベース色の白同メーカーとしてホンダの「ミラノレッド」を採用しています。

フレームの形は同じでも色やロゴが違うと全く違うフレームに見えますね。色の効果にはいつも驚かされます。


今週中には完成出来る予定です。もう少々お待ちくださいませ!

2011/08/01
 
jpg画像 キャノンデールF1000 ロゴ入れ塗装(img1296.jpg) -1296- キャノンデールF1000 ロゴ入れ塗装

画像では既にベース色の「ホンダチャンピオンシップホワイト」が塗られた状態で、テープフリーな状態になった後に予め容易しておいたマスキングシートを貼って全体を養生紙で覆います。

ロゴ入れ塗装の場合には口径0.3mmのエアーブラシのようnスプレーガンを使う為にそんなに周りに塗料が飛び散ったりはしないのですが、ほんの少しでも飛んだ場合には全てがやり直しになってしまうので結果毎回フレーム全体を覆う事にしています。

塗装作業に限る事では無いと思いますが、「多分大丈夫だろう」でも後に相当に大きい被害へと繋がるので、念には念を入れるのが癖になりましたね。基本的にはズボラな性格な筈なのですが…。

2011/08/01
 
jpg画像 キャノンデールF1000 本塗り前(img1295.jpg) -1295- キャノンデールF1000 本塗り前

こちらもお待たせしました!本塗り完了しておりますのでご安心下さい。

先日塗っておいたプライマーを研いで各部マスキングし、ネジ穴にはイモネジ(頭が無く六角レンチの穴が開いたネジ)を嵌めていよいよ本塗り開始です。

2011/08/01
 
jpg画像 エイプのフェーエルタンク 本塗り完了です!(img1294.jpg) -1294- エイプのフェーエルタンク 本塗り完了です!

先ほどのブルーキャンディーをコートし、クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

後はタンク裏側を「艶消し黒」でご依頼頂いておりますので、完全硬化後にそちらも作業しますね。もう少々お待ちくださいませ。

2011/08/01
 
jpg画像 エイプのフェーエルタンク 本塗り開始ですA(img1293.jpg) -1293- エイプのフェーエルタンク 本塗り開始ですA

こちらが「キャンディーコート」のブルーで、先ほどのアンダーカラーとして塗ったブルーメタリックの上にこれを塗る事でキャンディーカラー特有の深味と鮮やかさが得られます。

ちなみにこの色は、樹脂分(クリアー)の中にブルーの原色が14%程入っています。
ただこのままだと色見本としてお預かりした部品と比べて「赤味」が足りないですので、この後本塗りをしながらバイオレットを若干足しています。

2011/08/01
 
jpg画像 エイプのフェーエルタンク 本塗り開始です!(img1292.jpg) -1292- エイプのフェーエルタンク 本塗り開始です!

お待たせしました!エイプの社外品フェーエルタンク、本塗り開始です。確かキタコ?製ですよね。

色についてですが、エイプのボディ純正色は「ブルーキャンディー」でして、これと同じであれば当然良いのですがキャンディーカラーの調色はかなり大変ですので(費用も…)、既存の色見本帳から近似色を選ぶようにしました。

しかしながらやはりキャンディー塗装となると通常の2コートとは質感が全然違いますので、結果以前別のお店で塗った時と同じ色で塗る事にしました。ホンダの「B510P」なる色ですね。NSXに採用されているらしいです。
ちなみにこれも3コートのブルーキャンディーカラーなので費用は多少上がりますが、それでも調色作業(費用)がある無いでは全然違いますからね。

お金は沸いて出てくる物ではありませんので、限られた中で最善の方法を選んで頂ければと思います。


画像は「アンダーカラー」で、この上にキャンディーコートを塗ってクリアーを塗ります。続きます。

2011/08/01
 
jpg画像 エイプのガソリンタンクも(img1291.jpg) -1291- エイプのガソリンタンクも

バイクのガソリンタンクとしては珍しく「プライマリー仕様」の部品です。新品の状態で色は塗っていませんがプライマーは塗ってあるので簡単な下地処理(足付け処理)のみで本塗りが可能です。

こういった製品であれば比較的自家塗装もやり易いと思いますが、今回の色は「キャンディーカラー」ですのでそれだと自家塗装は難しいでしょうね。ムラムラになってしまうかと…です。


画像左下に写っている青と黄色の四角片は空研ぎ用の研磨布で、今までのようなペーパーのような「紙」では無く布状になっています。業界では定番となったコバックス社の「バフレックス」ですね。
一昔前ではこういった空研ぎ研磨では「目詰まり」が頻繁に起きるので余り人気は無かったのですが近年の製品はかなり改善されていますね。塗装現場ではかなり重宝されています。

「自動車補修」のマーケットは各企業にとっても重要な位置にあるようでこういった新製品は結構目白押しです。たった10年前にはあり得ないような製品なんですよね…。

2011/07/31
 
jpg画像 パジェロヘッドライトカバー 本塗り完了です!(img1290.jpg) -1290- パジェロヘッドライトカバー 本塗り完了です!

そして本塗り完了です。お待たせしました!

かなり真っ黒に見えますが、これは通常のテールランプのように奥行きがあって反射板がある訳では無いのでちょっとしたスモークでも濃く見えてしまうのです。
これを解らずに「もっともっと」とコート数を重ねてしまうと、取り返しの無い濃さになってしまうのです(怖)。

最初の頃はこれの判断が難しかったので、裏に貼るのは養生紙では無く「透明フィルム」にしていました。これであれば塗っていて今どれくらいの濃さなのかを判断し易いですからね。
ただそういった微調整はかなり手間が掛かってしまうので、こういった事が対応出来るのは「標準コース」ですね。コストを抑えた「お任せコース」では「大体こんな感じで」といった感じになりますので何卒ご了承下さいませ。

こちらも来週半ばまでには完成予定となりますのでもう少々お待ち下さいませ!

2011/07/30
 
jpg画像 パジェロヘッドライトカバー 本塗り前(img1289.jpg) -1289- パジェロヘッドライトカバー 本塗り前

変な風に見えますが、こちらは「カバー」だけの板状の製品ですので裏側に養生紙を張ってありそれが透けて見えています。

こういった部品の場合には「裏から塗る」といった方法でも可能なのかも知れませんが、今まで裏から塗って上手くいった試しが無いですのでそれは止めました。趣味でやるラジコンボディ程度ならそれでも良いのですが、仕事となると決められた仕上がりの基準がありますので、やはりいつものテールランプ同様に表から塗装を行います。裏から塗れればかなり楽なんですけどね…。

2011/07/30
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from福岡)レッド+スモーク仕様 本塗り完了です!(img1288.jpg) -1288- インプレッサテールランプ(from福岡)レッド+スモーク仕様 本塗り完了です!

そして全体に薄くスモークを掛けてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

これとは別の案件で同型のインプレッサテールランプをもう1セットお預かりしておりますが(北海道からのご依頼品です)、そちらは今回一緒には塗れませんでした。お待たせして申し訳御座いません。

ただこれ単体で塗っている訳では無く、他にベンツCLKのテールランプとパジェロのヘッドライトカバーを一緒に塗っていたりします(ベンツのテールは業者さんからのご依頼品ですので紹介は出来ません)。


来週半ばまでには完成予定ですのでもう少々お待ち下さいませ!

2011/07/30
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from福岡)レッド+スモーク仕様 本塗り中(img1287.jpg) -1287- インプレッサテールランプ(from福岡)レッド+スモーク仕様 本塗り中

プラスチックプライマーを塗布後、レッドキャンディーを塗布します。

一気に染めようとすると「ダマ」「ムラ」が出てしまうので、薄いレッド(ピンク)を数コートに分けて塗ります。

これで大体6コートですね。毎回塗り方(方向)も変えたりして膜厚が均一になるように気をつけて塗ります。

2011/07/30
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from福岡)レッド+スモーク仕様 本塗り前(img1286.jpg) -1286- インプレッサテールランプ(from福岡)レッド+スモーク仕様 本塗り前

クリアー抜きをする部分にはマスキングテープが張ってあるのですが、このテールに付いている糊によってこの後の塗装に悪影響が出る場合もあります。糊の溶剤分による「ハジキ」のようなトラブルですね。
この問題はテープが貼られている時間によって大きく変わりますので、これを回避する為には極力テープを張ってから剥がす時間が少なくなるように努めます。なので塗るその日に貼ってその日に塗り終わるのが基本となります。
作業効率はどうしても悪くはなりますが、失敗してしまうと通常の塗装のように塗り直しが効かないので極力リスク分を減らすようにしています。このテールランプ一個で¥16,000ですからね…(恐)。

2011/07/30
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from福岡)レッド+スモーク仕様も(img1285.jpg) -1285- インプレッサテールランプ(from福岡)レッド+スモーク仕様も

こちらもお待たせしております。福岡からご依頼頂いているインプレッサのテールランプですね。レッドキャンディー+スモークで、クリアー抜き部分は「柱有り」でご依頼承っております。

既に本塗り完了しておりますのでご安心下さい。

2011/07/30
 
jpg画像 GTOのテールランプ スモーク塗装承っております(img1284.jpg) -1284- GTOのテールランプ スモーク塗装承っております

紹介が遅れましたが、先日はわざわざご足労を頂きありがとうございました!珍しい三菱GTOのテールランプですね。

オレンジ部分とレッド部分が一体式になったテールランプですが、今回ご依頼頂いたのはオレンジ部分だけですので、赤い方はマスキングをしての塗装となります。

ご希望の内容としては、「オレンジ部分が目立たないようにスモークにしてほしい」との事です。
現在車体にはアメリカ仕様?のレッドテールランプが付いているのですがそれだとウィンカーも赤くなってしまってマズイとの事で、
「オレンジに光っては欲しいけどオレンジに見えないように」といった感じがご希望との事です。ただしあまり濃くなって既存の赤部分との違和感が無いように、ですね。なのでスモーク濃度は「薄め」になります。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございます!

2011/07/29
 
jpg画像 マツダアクセラのパネル枠部品も追加塗装承りました!(img1283.jpg) -1283- マツダアクセラのパネル枠部品も追加塗装承りました!

先日シフトカバーパネルで塗装のご依頼を頂いていた方で、追加でこちらの枠?状のパーツをご依頼頂きました。

が、ちょっと普通のプラスチック部品とは様子が違って、見た目は一般的な「梨地」なのですが素材自体がかなり柔らかいです。まるでゴムのようです…(苦)。

まあ実際はゴムとは違うようですので何とかなるとは思います。ただ切削性は相当悪いと思いますので、いつものようにシボを削るのが難しいかも知れません。
また使う塗料も下塗りから上塗りまで相当の軟化仕様にしないと塗膜が持ちません(割れます…)。

と言う事でちょっと面倒そうですが、幸いにして小さな部品ですのでいつものようにネチネチと(笑)やっていきたいと思います。

この度もご贔屓頂きありがとうございます!

2011/07/29
 
jpg画像 プレゼント用のタンブラー完成画像(img1282.jpg) -1282- プレゼント用のタンブラー完成画像

そして今回塗装された物です。自分でイラスト作っておいて何ですが、こうやって自分のイメージが形となって実現すると何だか凄く良いですよね。

渋谷かどこかのNIKEショップで、こうやってパソコンの画面見ながら自分好みにパーツを組み合わせて実際に一品物のスニーカーをオーダー出来るのをテレビで見ましたが、感覚的にはそんな感じですね。当時それを見て「これ凄く良いな…」と思ったので、無意識でしたが今のプロフィットの営業形態に影響していると思います(って私は未だNIKEのそれを利用してはいないのですが…)。


ただ余りにも敷居が高くなると限られた人限定になってしまいますのでそれも気を付けています。
「オーダーメイド」となると実作業前の段階で行う話し合いというか打ち合わせに多くの時間が取られてしますのでそれによって費用が高くなるのは仕方無いのですが、それだと気軽には出来なくなりますよね¥2,800のタンブラーを塗るのに数万円は厳しいかと…。

そういった事を考えて今のプロフィットでは「お任せコース」といったコースを設定する事にしました。
仕上がりや納期など細かい事には対応できませんが、そういった事を省きつつ塗装の美しさや素晴らしさ(笑)を身近に感じてもらえるように、ですね。

ただ単にこれを言葉だけだとどうやっても通じ無いと思いましたので、日々の作業内容や仕上がり感をこういったブログ形式で画像を交えて紹介出来るようにしています。まあこれが結構大変なのですが(苦笑)。


いずれはFlashなどを使って、WEB上で塗り絵のようにタンブラーを色変え、ロゴ入れなどユーザー自身でイメージ図を作れるようにしたいですね(当分無無理そうですが…)。

と言う事で、この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2011/07/28
 
jpg画像 プレゼント用のタンブラー(img1281.jpg) -1281- プレゼント用のタンブラー

こちらは友人の方への誕生日プレゼント品との事で、時間が迫っていたので(苦笑)既に発送させて頂きました。
紹介が後からになってしまいましたが作業内容紹介させて頂きますね。

ご依頼内容としては、プレゼントする方の名前?を筆記体英語で入れて欲しいとの事で最初にイラストを作成しました。
ベース色はBMWの「コスモスブラック」(カラーコード303)でご指定頂いていましたので、恐らくはその色のお車に乗っていてしかも車好きな方なんでしょうね。


こういったイメージはご依頼時に簡単な物で良いのでイラストなどを同封して頂ければそれに沿って作業します。
余りにも厳密な指定(「上から55mmの場所で」など)でなければ「お任せコース」でも対応出来ますのでお気軽にどうぞ。

続けて完成画像を紹介しますね。

2011/07/28
 
jpg画像 BMWのルーフアンテナ 完成ですA(img1280.jpg) -1280- BMWのルーフアンテナ 完成ですA

私の仕事的としては、塗装による「一品物の作成」的な感じですが、素材となる物(製品)に関してはこういった「量産品」の方が間違いはないと思います。相当数を作るのが前提ですので元となる所(金型など)に時間とお金が十分に掛けられているからですね。

左右非対称なんて事は絶対ありませんしバラつきも殆ど無いですから、加工する(塗る)側からすると安心感がありますし、塗った後の完成度も違いますからね。折角綺麗に塗っても「着けてみたら隙間が空いていた…」なんて事も無いと思いますので。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2011/07/28
 
jpg画像 BMWのルーフアンテナ 完成です!(img1279.jpg) -1279- BMWのルーフアンテナ 完成です!

紹介が遅れてすいませんでした!こちらも無事完成しておりますのでご安心下さい。

しかしこの形、空力を考えてデザインされたのかどうかは解りませんが見た目は紙ヒコーキそのままですね(笑)。

後姿の画像もあるのでそちらも紹介しますね。

2011/07/28
 
jpg画像 less than humanのサングラスフレームもピンクで完成です(img1278.jpg) -1278- less than humanのサングラスフレームもピンクで完成です

裏側ですね。今回鼻当ての部分は塗っていません。

そういえば最近メガネフレームの塗装についてお問い合わせが多くなりました。どこかのブログで紹介されたのでしょうか…。

有難いお話なのですが、一般的な被塗物と比べてちょっと特殊なので毎回結構ヒヤヒヤです。
ネジを外す時も手が滑ってどこか飛んでいってしまったりしたら大事ですので…(あり得ない程小さいネジなので見つけるのは不可能かと…)。
そういった作業はチリひとつ無い部屋でやりたいですね。または各種ネジを揃えたような環境を用意したいです。「メガネ屋開業セット」みたいなのが売っていれば良いのですが、そんなに甘い世界じゃないのも解りますので今は無意味ですね。いつか丁稚修業したいと思います。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2011/07/27
 
jpg画像 loss than humanのサングラスフレームもピンクで完成です!(img1277.jpg) -1277- loss than humanのサングラスフレームもピンクで完成です!

こちらもお待たせしました!黒かったサングラスフレームもご希望のピンクで完成です!

直に床に置くと下を向いてしまって上手く撮れませんのでウェスに乗せて撮ってます。
ウェスは最後の清掃用に使っているもので昔からのお気に入りです。メガネを買うと一緒に付いてくるレンズ吹上げ用のウェスが大きくなった感じです。指紋などの跡がきれいに取れて塗装も傷付け難い製品です。

塗装作業ではこのようにウェスも用途によって使い分けます。
磨き作業(コンパウンドによるポリッシュ)に使う「綿ウェス」と、それを吹上げるネルウェス、塗装前の脱脂に使うポリエステル製のウェス、そしてこの仕上げ用の化学繊維のウェスですね。さらにこの他水拭き用でも2種類を使い分けています。

こういった塗装の為のちょっとした副資材の仕様は「自分だけの拘りのアイテム」という訳では無く、いつもの日常的な作業が効率良く出来る為に自然に出来たシステムですね。これを人に勧めたからといってその人の仕上がりが良くなったりする訳では無く、自分の作業方法に合って自然に集まった製品群って感じですね。
ただこういった普通の事こそが自分のスキルというか財産だったりするのだと思います。


と、ウェス一枚で随分と話が逸れてすいません(笑)。他にも画像あるので紹介しますね。

2011/07/27
 
jpg画像 スターバックスタンブラー×3 完成ですB(img1276.jpg) -1276- スターバックスタンブラー×3 完成ですB

三本とも同じオーナー様からのご依頼ですが、明らかに3つの色が違うので一人で使い分けるのではなくご家族で使われるのでしょうか。羨ましい限りです(笑)。


ちなみに私も人へのプレゼントとして塗装を利用したりします。
先日祖母の納骨で岡山に行って来たのですが、小学生の甥っ子がガンプラ(ガンダムのプラモデル)のファンだという事で、当時の私が出来なかった艶々仕様に塗ったガンプラをプレゼントしようと計画中です。
ただガンプラのような塗装は本来は組み立てた状態で行うのがセオリーですが、それだと作る楽しみが無いのでランナーについた状態で塗って送ります。
出来上がった質感はプラモのそれとはまったく違うのでかなり楽しんで頂けると思います。機会があれば紹介しますね。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2011/07/27
 
jpg画像 スターバックスタンブラー×3 完成ですA(img1275.jpg) -1275- スターバックスタンブラー×3 完成ですA

下の画像は一眼レフで撮った方で、こちらはいつものコンパクトカメラで撮った方です。ピンクの色味はこちらの方が現物に近いですね。

ピンクは「3コートパール」なので、ソリッドカラー(パールでもメタリックでも無い色)とは違った質感になっています。これも写真だと表現し難いんですけどね…(苦笑)。

もう一枚続きます。

2011/07/27
 
jpg画像 スターバックスタンブラー×3 完成です!(img1274.jpg) -1274- スターバックスタンブラー×3 完成です!

先ほど無事組み付け作業完了しまして遂に完成となります。大変お待たせしました!

画像だとピンクがちょっと青味掛かって冷たい感じですが、実際にはもっと柔らかいピンクですのでご安心下さい。パールカラーは写真の撮り方で色味が変わってしまうので表現が難しいんですよね(単に下手なだけなのですが…)。

他にも画像あるので続きます。

2011/07/27
 
jpg画像 cannondale F1000のフレーム プライマー塗布(img1273.jpg) -1273- cannondale F1000のフレーム プライマー塗布

そしてプライマー塗布まで完了です。ここまで来るとホッとしますね。

こちらも本塗りはまだ少し先になるかと思いますが、進行したらまた紹介しますね。もう少々お待ちくださいませ!

2011/07/26
 
jpg画像 cannondale F1000のフレーム 素地調整A(img1272.jpg) -1272- cannondale F1000のフレーム 素地調整A

サンダー系の工具が使えるのは平面部分だけなので、入り組んだ箇所はサンドブラストで処理します。

サンドブラストの箱は知人の建築板金屋さんに特注(と言うか裏のバイト)でお願いした物で、最初は「でか過ぎるでしょ…」と思いましたが、今となってはこの箱の中でフレームがグルグル回せるのでとても重宝しています。

この後、全体的にリン酸処理を行って腐食部分の取り残しが無いようにします。

2011/07/26
 
jpg画像 cannondale F1000のフレーム 素地調整(img1271.jpg) -1271- cannondale F1000のフレーム 素地調整

アルミ素地全体を#120のダブルアクションサンダーで削ります。シングルアクションと違ってダブルアクションはかなりガシガシと削っても鋭角には掘らないので見た目よりも結構安全です。

こちらも年代物のようなので深い傷が多々ありますが、削り落とせる物は削り落とし、それ以上に深い傷はパテで修正していきます。

2011/07/26
 
jpg画像 cannondale F1000のフレームも(img1270.jpg) -1270- cannondale F1000のフレームも

こちらもお待たせしております。先ほどのカーボン+アルミフレームと同時進行しておりますのでご安心下さいませ。

こちらはアルミ無垢ですので剥離作業は必要無いのですが、全体に腐食が出ているのでそのまま塗る訳にはいきません。素地調整を行います。

画像ではとりあえずシールを剥がしてます。年代物のシールは剥がすのも大変ですので、プロ用のドライヤー(紙なら燃やす程熱くなります…)を使ってフレーム側を温めてから剥がしていきます。

このドライヤー、一番最初に勤めた某外資系ディーラー時代に、その時の上司から譲って貰った物です。実際には上司が新しい物に買い換えてお古をもらったのですね。ちなみにこういった物は会社の備品なのである意味横領みたいな事なのですが(爆)、給料の低い小僧(見習い)時代はそうやって何とか凌いでいくのがあの時代の慣例でした。
スプレーガンなども、上司(親方)が「これ捨てるけど要るか?」的な感じでまだ使えるガンをもらって、自分の技量と共に工具も揃えていくんですよね。今思えば恵まれていたと思います。

2011/07/26
 
jpg画像 アルミ+カーボンのフレーム プライマー塗布完了です!(img1269.jpg) -1269- アルミ+カーボンのフレーム プライマー塗布完了です!

そしてようやくプライマー塗布が完了です。

ここまでの作業では苦しい事がメインでしたが、プライマーが入るとやはり感慨深い物がありますね(って仕事なので辛いのは当たり前なのですが…)。

本塗りはまだ先になるかと思いますが、とりあえずここまで来ていますのでご安心下さいませ。ベタベタももうありませんしね(笑)。

2011/07/26
 
jpg画像 アルミ+カーボンのフレーム 旧塗膜剥離C(img1268.jpg) -1268- アルミ+カーボンのフレーム 旧塗膜剥離C

で、最後の仕上げで細かい箇所に残った塗膜をサンドブラストで除去します。

カーボン部分は予めマスキングテープを貼ってガムテープを貼って保護しておきます。

2011/07/26
 
jpg画像 アルミ+カーボンのフレーム 旧塗膜剥離B(img1267.jpg) -1267- アルミ+カーボンのフレーム 旧塗膜剥離B

カーボン部分がある為に長時間の浸け置きが出来ないので、ある程度ワイヤーブラシで剥がし終わったら次はサンダー系のエアーツールで削り落とします。細かい箇所は大きいサンダーでは入らないので小型の物も使います。

2011/07/26
 
jpg画像 アルミ+カーボンのフレーム 旧塗膜剥離A(img1266.jpg) -1266- アルミ+カーボンのフレーム 旧塗膜剥離A

今回こそ「剥離剤」を使おうと思ったのですが、やはり環境に良くないのと後の処理が面倒なのでいつも通りの作業にしました。

カーボン部分に溶剤が付かないようにアルミ部分のみを溶剤槽に浸けて、少し経ったら出してワイヤーブラシで擦って塗装を剥がします。まるでDIYな光景ですが本業でも基本的には同じ事です。
それがやれる環境と(とても臭いです)工具(耐油性の強いゴム手袋とワイヤーブラシ多種)が揃っていればあとは作業者次第ですので。

作業のコツとしては余り余計な事は考えず、頭を使うよりも体を使うというか「とにかく動きを止めない」といった感じです(笑)。

2011/07/26
 
jpg画像 アルミ+カーボンのフレーム 旧塗膜剥離(img1265.jpg) -1265- アルミ+カーボンのフレーム 旧塗膜剥離

こちらもお待たせしております!作業着手しておりますのでご安心下さいませ。

周りにコーティングされていたゴム状のクリアー(ラバーコーティング)がベトベトになっていましたが、このフレームはアルミとカーボンのハイブリッド?になっているのでいつもの溶剤漬け置きが出来ませんので(カーボン部分が駄目になってしまうかと思われます…)いつものサンドブラスト専門店にお願いしようと思いましたが、コスト上の折り合いが付かず(送料含めるとうちが赤字になってしまうのです…苦)結局自力でやる事にしました。まあ揃う物は一応揃っているのであとは自分のやる気ですからね(苦笑)。

という事で、カーボン部分には溶剤が付かないように気を付けて剥離作業を進めていきます。

2011/07/26
 
jpg画像 RITCHEYのフレーム&フォーク塗装承りました!(img1264.jpg) -1264- RITCHEYのフレーム&フォーク塗装承りました!

先日「完成イメージ図」を先行して紹介させて頂いたリッチェイ?のフレームとフォークです。遥々沖縄からやって来ました…。遠方からのご依頼誠にありがとうございます!

素材はクロモリで、25年程度昔のフレームだそうです。自転車のフレーム塗装のご依頼はこういった年代物があるのが面白いですね。ちょっと前にもドイツ系某自転車ディーラーさん(本当は自動車メインの会社だと思いますが…)から年代物のフレームの部分塗装&リフレッシュ(ポリッシュ&コーティング)でご依頼頂きましたが随分と喜んで頂けました。当時のステッカーやらフリーハンドの塗装部分などがあり、それらを残しての塗装は難しかったのですが(コスト的にもです)、文化遺産(笑)的な物を残せるお手伝いが出来るのはやはり嬉しいですね。


といった感じで、実は自転車のフレーム塗装を受け始めた頃は正直「面倒な割にこれは儲からないなぁ…」(爆)と思っていたのですが、ある程度作業をシステム化する事が出来たのと(浸け置き剥離作業などですね)、こちらのウェブサイトに来て頂いている方々などからのご支援ご教授を頂けて何とか仕事として成り立つようになりました。と言うか結構楽しいんですよね(笑)。


それでは順番が来ましたらこちらも作業着手しますね。もう少々お待ち下さいませ!

2011/07/26
 
jpg画像 バイクパーツ一式のシボ取り作業 完了です。(img1263.jpg) -1263- バイクパーツ一式のシボ取り作業 完了です。

プラスチック素地のザラザラ(シボ)はエアーツール(ダブルアクションサンダー)を使って削り落とします(手じゃ大変です…)。

最初は比較的荒目の#120で初めて、#180、#240と徐々に番手を細かくしていきます。

無事素地のザラザラが取れたら全体を脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗布してサフェーサーを塗ります。

後は何かのついでに熱を掛けてもらい数日寝かしておきます。その間に他の部品の下地処理(足付け処理)やら調色作業を行います。
小物塗装はコストを抑えつつ効率良くが基本ですので。


という事で、また作業進行しましたら紹介しますね。もう少々お待ちくださいませ!

2011/07/26
 
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