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-1019- NISSAN FJヘッドカバー結晶塗装「赤」 ほぼ完成ですA
パイプを差し込む箇所が艶消し黒になっていますが、今回は飾り用との事なのでこれは露出したままですから、これが結構良いアクセントとして効いていますよね。後はお好みでオイルキャップなんかを着けられては、と思う次第です(無くても良いですけどね)。
それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。 明日の夕方以降で発送可能です。この度のご依頼、誠にありがとうございました!
2012/06/01
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-1018- NISSAN FJヘッドカバー結晶塗装「赤」 ほぼ完成です!
そしてこんな感じで完成です。お待たせしました!
ちなみに今回の御依頼ではこれは車体に取り付けるのでは無く「飾る物」としてと伺っています。 そういえば先日「グレーの結晶塗装」で御依頼頂いたBMWMPowerのヘッドカバーのオーナー様も「飾る用に」との事でしたから随分贅沢な使い方ですよね。
ただ確かにヘッドカバーならそれ単体でも恰好良いですからガレージの壁に飾っても良いですし、リビングや玄関でも絵になると思います。なんとポストにしてしまった方も居るくらいですしね(笑)。
→プロフィット日記2010年 -936-
→プロフィット日記2010年 -1473- ↑ 近所で有名になっていませんか?(笑)。
2012/06/01
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-1017- NISSAN FJヘッドカバー 凸部研磨作業
先日無事結晶塗装は塗り終えていますので、最後に凸部分を研磨して光らせます。
新品時には恐らく表面をフライスで切削しているのだと思いますが、まさか場末の塗装屋がそれぞれのヘッドカバーを固定する専用ジグを持っている訳もありませんので、比較的誰でも出来るような原始的な方法で行っています。
まず傷を付けたくない箇所をガムテープで保護して、あとはダブルアクションサンダーやシングルサンダーで表面を削ります。
最初は#120から初めて徐々に番手を下げていきますから結局結構な種類のペーパーを用意しなければなりません。#120からいきなり#400にやっても傷は消えないのです(この間に#240と#320が必要です)。
と言う事で凸部分のアルミ素地を露出して綺麗に光るようにしたら保護の為にクリアーを筆で塗っておきます。
2012/06/01
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-1016- MINIのホイールキャップ用ロゴデータ
MINIのホイールセンターキャップには「COOPER」のロゴと赤いラインを入れるのでそれのマスキングシートを作成します。
と言ってもデータ自体は以前作成したものがあるので、今回はそれを引っ張り出してデータをカッティングマシーンに出力するだけです。これは楽ですね(笑)。
既にオーナー様のブログにも作業内容が掲載されていたので紹介しますね。私の撮った物に比べ、オーナー様が紹介している他の画像はどうやったらあんな綺麗に撮れるんでしょう…。
→Simply mini J
また進行したら紹介しますね。もう少々お待ち下さいませ!
2012/06/01
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-1015- S20タペットカバー 本塗り完了です!
面研してアルミ素地が露出した箇所は本来ならば「プライマー」を塗らなければなりませんが、この仕事ではそれは適いませんので不本意ではありますが「密着剤」を用いてクリアーを定着させます。 私的に望む本来の形(塗膜形成)ではありませんがこの場合はこれでOKとします。アルミ素地がむき出しの状態よりは良い、といった判断ですね。
ちなみにいつもはもうちょっと赤が濃い(青味がある)赤ですが、今回は冴えのある赤をご希望との事ですのでフェラーリの赤(ロッソコルサ」にしています。この写真だとちょっと判り難いですかね。 完成時にはいつもより鮮やかな赤が紹介出来ると思います。 もう少々お待ちくださいませ! (発送は来週予定です)。
2012/06/01
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-1014- S20タペットカバー 本塗り中A
ベースコートとして塗った赤が十分に乾いたら凸部分を研磨します。
予め#240まで研磨されていますからここでも#240からスタートします。 工程としては、
#240→#320→#400→#600→#800
といった感じです。水は使えませんから全て空研ぎです。 当然研磨粉は出るのですが水さえ使わなければエアーブローである程度飛ばせてしまえますし、最後にタッククロスで拭き上げれば問題ありません(タッククロスとはウェスに粘着質が塗布された塗装前に使う専用のウェスです)。
2012/06/01
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-1013- S20タペットカバー 本塗り中
見事に赤でべた塗りされたヘッドカバーですがこのままだと異様ですよね。色は単色で見るよりやはり組み合わせが大切だと思い知らされます。
続きます(眠…)
2012/06/01
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-1012- S20タペットカバー 本塗り前
下の画像に対して随分とスッキリとしているというかシャープな感じになっていますよね。あれを6時間くらい掛けて全体を研いで仕上げるとこんな感じになります。爪も指紋も一緒に削れていってしまうのでまるで苦行の一つみたいな仕事です(笑)。
ちなみに色具合が違うのは、先ほどのサフェーサーの上にさらに「プライマー」を塗布しているからです。 以前も紹介しましたが、サフェーサーを研ぎ終わった時点で素地のアルミも露出している箇所が多くあるので再度全体にプライマーを塗っているのです。アルミ素地に色がついても食いつきませんからね。いずれそこから腐食が起こるか密着不良で塗装が剥がれて来ます。 と言ってもそれでも3年は何も起こらないと思うので気にしないで塗ってしまう方の方が多いかも知れませんけどね。商売上手にやるなら電化製品のように時限装置を仕掛けておくのも必要なのかも知れません(私的想像です)。
凸部は後で楽なように#240までの番手で面研を済ませておき、一応適当でもマスキングテープを貼っておきます。少しでも作業は楽に出来るように、ですね。本塗り中にバタバタしたくもありませんので。
2012/06/01
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-1011- うっかりしていましたが・・・
すっかり途中工程を紹介していなかったのですが地道に作業は進行しておりまして(笑)つい先ほど無事本塗り完了しました。って今日もとっくに日付変わってしまいましたけどね(苦)。
画像は随分のぺっとした状態ですが、これが下地を作る為の「サフェーサー」で、この下には薄膜でプライマーも塗られています。
このサフェーサーもクリアー同様に「主剤」と「硬化剤」を混合して作る「2液ウレタン」のタイプで、用途としては「充填」がメインですからこのようにタップリ塗っておき、後でこれを削って平滑な下地を作るのです。天ぷらの衣みたいな感じですかね。
2012/06/01
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-1010- リフレクターレンズスモーク塗装承りました!
こちらも昨日無事到着しております。車種はちょっと不明ですが比較的小さなリフレクターレンズ(反射板)です。この色味からしてBMWですかね?よくリヤバンパーに埋め込まれてくっ付いている部品です。
既存の色としては「赤」と言うより「朱色」っぽく、この色の薄さがちょっと安っぽい感じを出しています。何故ですかね…。
と言う事で今回はこちらを「標準濃度」のスモークで承りました。御依頼有難うございます!
それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。 完成まで今しばらくお待ちくださいませ!
2012/05/31
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-1009- バイクトップブリッジの塗装承りました!
先日無事到着しておりますバイクのハンドルを固定する部品です。この度のご依頼、誠にありがとうございます!
素材はアルミで、恐らくアルマイト処理は施されていると思われます。 今回はこれを「艶消し黒」で御依頼頂きました。
作業工程としては、
・サンドブラスト処理 ・プライマー塗布 ・ベースコート「黒」塗布 ・艶消しクリアー塗布
といった感じですね。
それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。 この度のご依頼、誠にありがとうございます!
(一緒に写っているカッターは大きさの比較の為です)
2012/05/31
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-1008- NISSAN L型タペットカバー 色作成
画像の奥に見えるのが「青」の結晶塗料原色で、そのまま使うには結構濃い青かと思います。青というより「紺」ですかね。
で、これに「白」の結晶塗料を加えてiPodに写る画像の青味に近づけていきます。以前当店で行ったベンツのヘッドカバーの作業例画像です。
しかしiPodのような携帯端末は予想以上にこういった現場での作業に役立ってくれて無理やり経費で買った甲斐もありました(爆)。
個人経営での自営業の場合、利益分は全て個人の所得になると言うのは間違いないのですが(同時に負債もですが…)、私の場合は基本的にはサラリーマンと同じく決まった給料制でやっていますから(個人事業でも皆さんそうだと思いますが)、景気が良いからといって自由に買い物が出来るということではありません。その辺の区別がつかないと長続きは出来ませんからね…。
ただ若干趣味性の強いもの(カメラなど)でも、仕事に使う頻度が高ければ「経費」として会社のお金を使って(言って良いんですかね…笑)購入したり出来ます(します)。まあ実際仕事以外で写真撮る機会も少ないですから問題無いでしょう(笑)。
逆にそういった事から携帯電話に関しては未だにスマートフォンではありません。日常生活の殆どが自宅と工場の往復でその移動方法はバイクがメインですから携帯触る事も出来ないので余り必用無いんですよね。ただそろそろスマートフォンも欲しいのですが…(苦笑)。
iPodはちょっと前に新しいOSが配布された当日にアップロードして、てっきりそれでsiriが使えるようになるのかと勝手に思い込んでいました。後で知りましたがsiriが使えるのはiPhoneだけだったようですね。端末に向かって話掛ける自らの姿が悲しすぎます(恥)。
それではこちらもまた改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!
2012/05/31
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-1007- NISSAN L型タペットカバー プライマー塗布
こちらもサンドブラスト処理した後、燐酸処理を行ってからプライマーを塗布しています。ここまでやっている下地処理も他では余り見かけない気もしますが(爆)、慣れればそんなに手間ではないのです。
燐酸処理後は水洗いですからサンドブラストの埃も綺麗に取れますしね。実は一石二鳥なのです(ただ燐酸も水分も残すと大変なことになる諸刃の剣でもありますから注意は必要かと…)。
こちらも本塗り後の画像は無いのですが、綺麗なブルーに仕上がっていますのでご安心ください。
とここで思い出しましたがブルーの色を作っている時の画像もありました!紹介しますね(しかしもう3時なのですが…眠)。
2012/05/31
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-1006- NISSAN FJタペットカバー プライマー塗布
そしてプライマー塗布です。色をつける「トップコート」の仕上がりも美しいですが、塗装をやっているとこういった下地塗料が塗られた状態もそれはそれで美しいと感じます。と言うか「ようやくここまで来たか…」といった感無量な気分ですかね(笑)。
トップコート(上塗り)は技術と言うか「慣れ」(=経験ですかね…)に頼る面がありますが、下地作業は本当にマンパワーが必要ですから正直そっちの方が体力的には大変です。
それなのに金額的にはここまでの作業の方が断然安いですよね。これは「塗装の付帯作業」と言うことですからあの金額設定なのです(ここまでは大抵¥5,000〜¥8,000です)。l
ですのでこれだけをお願いされてもこの値段では到底出来ませんので何卒ご了承ください。DIYで剥離作業に挑戦した事のある方は解って頂けると思いますが大変過ぎますよね(苦笑)。間違いなく任せて頂いた方が身のためかと思います。心身共に、ですね(爆)。
で、案の定と言うかこちらも塗装後の画像がありませんでして(謝)、また改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!
2012/05/31
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-1005- NISSAN FJタペットカバー 本塗り準備完了です。
L型のヘッドカバーの作業が追いついてきたのでこちらも一緒に本塗り準備を行います。
こちらは剥離作業〜サンドブラストまでは先日終えていまして、その後L型他ペットカバーと一緒に燐酸処理を行っています。
ちなみに結晶塗装のご依頼はここに来てまだ衰えることが無いですが、理由としてはやはりインターネットで検索した際に当サイトが上位に出てくるからですかね。今ちょっと「結晶塗装」で検索を試してみたらgoogleで 537,000件中第2位でした(驚)。
こういった検索エンジンで上位になる為に「SEO対策」とかをよく聞きますが私はそういったことをやったことがありません(笑)。 そもそもそういった小手先の方法を使ったとしても新たな対策?が出てきたりしてイタチごっこですから意味が無いですよね。
ただそう言う私も一度googleから違反通告があって一ヶ月くらい検索サイト上から消えたことがあります。 ネットがまだ一般的ではなかった頃(まだISDNの時代ですね)、サイトの宣伝方法としてページ内に検索キー(例えばここでは「日産」「FJエンジン」「結晶塗装」といった単語です)を沢山入れるのですが、余り関係ない単語を並べるとうっとうしいので文字を背景色と一緒にして見えなくしてしまうのです。「白い背景に白い文字」といった感じですね。
それをそのまま残したままにしていたらgoogleの管理者?から違反通告のメールが来て一切のサイト情報がgoogleから消えたのです。
その時は結構ショックを受けたのですが、修正する箇所はすべて直して理由を話したらまた元通りに戻りました。
後で思えば、そういったことをちゃんと監視して実行しているgoogleこそが公平で素晴らしい検索エンジンだと好意が持てました。多くのユーザーに使われている理由がよく判ります(当然私もです)。
2012/05/31
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-1004- NISSAN L型タペットカバー 素地調整完了
全体的にサンドブラストを掛けて下地処理完了です。
ここでは「アルマイトを剥がす」ということでは無く表面に細かい傷を満遍なくつけるといった感じでOKです。 そもそもアルマイトはメッキのような物ではなくアルミの表面を電気的に酸化させて出来た極薄い皮膜ですからね。サンドブラストを軽く掛ける程度で十分かと思います。
2012/05/31
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-1003- NISSAN L型タペットカバー 素地調整
こちらもお待たせしております。
当初は塗装ではなく「アルミ無垢の状態で」と言うことでアルマイト?を施されたようですが、結果的に変な黒味になってしまったとのことで今回塗装をご依頼いただきました。
ただアルマイトが掛かっているとその上には塗料の密着性は落ちてしまうので何かしらの下地処理が必要で、一応はオーナー様自らペーパーで傷をつけておいて頂いたようですがこれだとちょっと苦しいかと(苦笑)。結構荒めのペーパー(察するに#80くらいでしょうか…)が使われているようで、それが細かい箇所には当たっていないようですので今回は全体的にサンドブラストを掛ける事でご依頼いただいてます。
現状はまだ光っていますよね。続きます。
2012/05/31
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-1002- こんな筈では・・・(苦)
先日表側の「艶消しクリアー」を無事塗り終えていたのですが、元々ファイバーパネルが埋め込まれていた隙間が残っていたようで、塗った時は良かった(と思う)のですが強制乾燥させて現物を見てみるとまた隙間が出来ていました。
一般的な艶有り仕上げであれば「クリアー筆指し→完全硬化→研ぎ→磨き」で処理できるのですが、半艶や艶消しの場合は磨き処理が出来ませんので(艶が出てしまいます…)塗り直し確定となります。まあ自業自得ですから仕方ないですね。
ただこの隙間にはパテは使えませんので普通のクリアーを筆指して埋める事にします。一度盛った後、再度その上に盛り付けます。 前回もこれをやっているのに関わらず隙間で出来ていますからちょっと慎重に行う事にしますね。
と言う事でもう少々お待ちくださいませ…(自分の不甲斐なさに結構凹んでいます。苦笑)。
2012/05/30
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-1001- ロードスターテールランプ スモーク塗装承りました
先週無事到着しておりますロードスターのテールランプです。中古で購入した物を当店宛てに直送して頂きました。
ただ今回はこちらと一緒に「ハイマウントランプ」もスモークで御依頼頂いておりますので作業はもう少し先になりそうです。
スモーク濃度については「中のメッキ部分が光りすぎているところが、安っぽくていやな点です。デザイン的には気に入ってるのであまり濃くならないようにしてメッキ部分がブラッククローム調になる程度が理想です」との事ですので、「薄目」か「薄目〜標準の間」くらいですかね。既に「標準コース」で承っておりますので濃度の調整は可能ですから決まりましたらご連絡下さい。
それでは後程ハイマウントランプの発送も宜しくお願いいたします。 とりあえずはこの度のご依頼、誠にありがとうございます!
2012/05/30
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-1000- イスズ117クーペヘッドカバー 結晶塗装承りました!
こちらも紹介遅れましたが先週無事到着しております。時々御依頼頂くイスズのヘッドカバーですね。独特なオイルキャップが記憶に強く残ります(笑)。
今回はこれを「ブルー」の結晶塗装で御依頼頂いておりまして、しかもメタリック(実際に使うのはパール)的な色合いにします。画面左側に写っているアルミパネルが色見本ですね(実際にはこれよりも濃い感じでと御依頼頂いてます)。
・・・とすいません!以前の施工例を紹介しようとして調べていてすっかり勘違いしていた事に気が付きました。申し訳ございません。
当初お問い合わせ頂いていた色は以下ページのヘッドカバーの「青」でした。こちらは通常の「青」の結晶塗装です(パール入っていません)。
ホンダビートヘッドカバー
で、私が勘違いしていた「パール仕様の青」の結晶塗装は以下ページの物です。
プロフィット日記2010 -528- HONDA BEAT ヘッドカバー結晶塗装ブルメタ仕様完成です!
いやはや大変失礼しました…!勿論どちらでも選択可能です。
後程メールでもお知らせしますね。どうぞ御検討の程宜しくお願いいたします。
そしてこの度のご依頼、誠にありがとうございます!
2012/05/30
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-999- スターバックスタンブラー 塗装承りました。
紹介が遅れてすいませんでした。先週無事届いておりましたスターバックスのタンブラーです。定番ではありますがちょっと久しぶりですね。この度のご依頼、誠にありがとうございます!
御依頼内容としては、「三菱のディープシーグリーンマイカ」(カラーコードF15)で承っております。色見本帳をお貸出ししていないのにここまで指定色がきっちり決まっているという事は愛車の色そのものかまたはその色の車体色の車に乗っている方へのプレゼントといった所でしょうか。どちらにしても楽しい事だと思います(羨)。
それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。 改めましてこの度のご依頼、誠にありがとうございます!
2012/05/30
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-998- ランサーヘッドカバー結晶塗装「オレンジ」 完成ですB
結晶塗装の良いところは、整えられていない素地(鋳造製品全般)でもその塗膜自体で優れた意匠性を表現出来る事だと思います。
下地に塗っているプライマーは極薄膜ですから、素地を整える下地調整無しにここまで恰好よくそして美しく仕上げられるのに非常にコストパフォーマンスが優れているのです。普通は「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程が必要ですからね。
費用はこれで3万円以下ですが(剥離が無いですからね)、対して最近よくやっている「艶々仕上げのS20ヘッドカバー」は6万円を超えます(それでも出来れば遠慮したい仕事なんですが…苦笑)。
結晶塗装はちょっと異質な塗装ではありますが使い方によっては非常に優れた塗料なのです。ただこうやって「結晶目」を美しく揃えるのは結構大変なんですけどね(苦)。
それでは後程完成のお知らせ致します。確かメールでは無く電話でしたよね。
この度もご贔屓頂きありがとうございました!
2012/05/30
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-997- ランサーヘッドカバー結晶塗装「オレンジ」 完成ですA
プラグカバーが装着されるとこんな感じです。
有彩色のオレンジと無彩色の黒(実際はグレー)、そしてワンポイントとしての小面積なシルバーですから色の組み合わせはバッチリですね。
色は単色よりも「組み合わせ」(配色)が肝心で、さらには「面積」(比率)が重要です。と本で勉強しました(笑)。
配色に関しての書籍は沢山出ていて、基本的な事はそれを読むだけでも解り易く、あとはデザインに関係ある雑誌などの内容を意識して見ているだけで十分勉強になります。
私的に好きなのは「CasaBRUTUS」と「商店建築」ですかね。ただ最近忙しくてどちらも読めていないのですが(苦笑)。
もう一枚画像あるので紹介します。
2012/05/30
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-996- ランサーヘッドカバー結晶塗装「オレンジ」 完成です!
先日御依頼頂いた「赤」の結晶塗装に引き続き、今回は「オレンジ」で御依頼頂きました。オレンジは久しぶりですがなかなか良いですね。
手前のプラグカバーは元々の物で、ただ「MITSUBISHI」の凸文字のみ表面を面研〜シルバー筆塗りで仕上げています。筆塗りなのでお粗末な仕上がりですが写真で見ると確かに恰好は良いですね(笑)。
他にも画像あるので紹介します。
2012/05/30
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-995- ステンレス製遮熱板 結晶塗装(グレー)完成ですB
穴が開いていた箇所も良く見ても解らない仕上がりに出来ていると思います。
表は平滑に削ってエポキシ樹脂で均していますが裏側はビードも残しています。強度の保持ですかね(ここはTACのゴトー氏にお願いしているので私的見解です)。
また元々溶接してあった箇所の隙間もエポキシ樹脂を埋めておいたので穴なども開いていません。穴が残るのはまだ良いとしてそういた箇所は焼き付け時に「膨れ」が出ますから無事に仕上がって安心しました。備えあれば、でしたね。
それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。 この度のご依頼、誠にありがとうございました!
2012/05/30
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-994- ステンレス製遮熱板 結晶塗装(グレー)完成ですA
これは裏側で、先日紹介した通り今回裏の見えない部分は結晶塗装で仕上げていません。置いて塗ったからですね。
裏も綺麗に仕上げる事は勿論可能なのですが実は作業的に凄く大変になるので費用がいきなり上がってしまうのです。
これは「塗装面積」が増えるからでは無く、塗る方法としては吊るして行わないと出来なくなったり、その吊るしたままだと焼き付けするのが難しかったり移動ももままならなくなったりするからです。とにかく非常に面倒な事態になるのです。
同じような事でフェラーリのインマニがありますが、V12エンジン用のインマニの場合4個で1セットで、ただ大きさはそんなでも無くてもヘッドカバーよりも作業(セッティング)が面倒なので費用も凄い事になります。フェラーリだから高い訳では無いんですよ…。
実は今現在その案件がありまして、フェラーリのケーニッヒ?のエンジンパーツとその補機類一式が山積みになっていて作業内容を打ち合わせ中です。 部品は全部で10個以上になりますから相当ハードな作業が予想されます。なので取りあえず今は考えない様にするのが良いですかね(笑)。
2012/05/30
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-993- ステンレス製遮熱板 結晶塗装(グレー)完成です!
大変お待たせしました!恐らくはワンオフで作成されたステンレス製の遮熱版です。
いつもの黒では無く若干白の結晶塗料を混ぜて「グレー」に仕上げています(といったご要望ですので)。
オーナー様から頂いた画像からすると、エンジンルーム内にあるエキゾーストマニホールドと室内の間に取り付ける物で、その名の通り熱対策で利用すると思われます。 ただステンレスのままだと浮いてしまう?からでしょうか。今回珍しくエンジン系パーツ以外で御依頼頂きました。
他にも画像あるので紹介しますね。
2012/05/30
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-992- 危ない危ない・・・
そう言えば今日の内に送っておくメールが…と思って文章を打ち終えてからふと見たら相手方のメールアドレスが携帯電話らしきアドレスでした。
パソコンのメールであれば開かない限り気づく事も無いですが、携帯電話となると深夜でも枕元で鳴る恐れがありますから、まさか夜中の3時に大した事の無い確認メールが来たら何事かと思うでしょうね。 今年に入ってからはこんな状況が日常的になってしまい就寝は4時過ぎと言うのも結構よくあるのですが、起きるのは8時と比較的ゆっくりですから(苦笑)まだ助かっています。サラリーマン時代なら完全に遅刻ですからね…。
と言う事で打ったメールは保存しておいて明日改めて送信致します。日記掲載の件で確認を忘れていたのでそれだけしておけば明日紹介出来たかな、と思った次第でして(単にそれだけですからこの時間に送るメールではないですね)。
ちなみに画像は本文とは全然関係無く(笑)、いつも使っているスタンドックスの塗料原色です。これで1キロ入っています。
この「561」は鮮やかな赤でして(朱色っぽい)、今の小物塗装では非常によく使う原色の一つです。 ちなみに最もよく使うのは「黒」で、これは何故かというと黒でご依頼頂くケースが非常に多いからです(爆。当たり前過ぎる回答ですがその通りなんです…)。
その次に多いのが赤系で、逆にメタリックは使う機会が減りました。 日本の車のボディ色で恐らく一番多いのは「シルバー」ですが、その機会が無くなった今となっては一番使わない色の一つです(苦笑)。
ちなみに本日はいつものブレーキ屋さんからのご依頼でブレーキキャリパーを8個(苦)塗りました。それが全部「赤」なのですよ(笑)。
2012/05/30
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-991- サイトの一部を更新しました。
「プロフィット社外記」でちょっと紹介していましたが、先日の日曜日にサイトの一部を更新していました。
プロフィットのサイトは最初から自分で作っていて、それに増築を重ねて今の形になっていますから結構ヒドイところも多々あります。
ただ写真素材だけは日々日記に紹介しているものが沢山ありますのでやる気になれば結構簡単にサイトを変更したりページを増やしたり出来ます。これが強みでもありますので。
で、新たに設けたページとしては「スモーク塗装」の新たな濃度設定で、実は一番多いんじゃないかと思われる「極薄目と薄目の間」といった濃度です。 凄く曖昧なニュアンスだったのですが逆にそれが日本人の感性に合っているというか(笑)ご要望が多かったので参考例を紹介する事にしました。 ただこの辺の調整は非常に難しく、もしかして自らの首を絞めている気がするのは気のせいですかね(爆)。
で、すいません。肝心の作業進行についてはちょっと今日は心身ともに限界が訪れたようでして明日(と言うか既に現在2時ですから今日ですね)新ためて色々紹介しますね。
そういえば昨日もこれくらいの時間に結構大きな地震がありましたが、まさにその時もこの日記の更新中でした。メガネフレームの画像を紹介したところでしたね。 結構大きな地震だったので焦ったのですが、その時何をしたかを言うと「サーバーがダウンしてせっかく打った文章が無くなると勿体無いから早く送信ボタンを押さないと」なんてことでした。どっぷりワーカーホリックな気がします(苦笑)。
そう言えばこの「ワーカーホリック」なる言葉もすっかり聞かなくなりました。この不景気なご時勢ですから仕事漬けになれる環境が凄く贅沢な事に思えるようになったのかも知れませんね。うちの場合は単に時間ばかり掛かっているだけなんですが…(眠)。
メールも頂いておりますがちょっともう意識朦朧ですので明日改めて返信させて頂きますね。 あと既にお預かりしていお品もまだ紹介していないのがありますので追ってご案内させて頂きますね。
お待たせしている方々も申し訳御座いませんがもう少々お待ちくださいませ!
2012/05/30
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-990- W126タペットカバー 浸け置き洗浄完了
ヘッドカバーはエンジンに付いていた物を外して中古部品として購入した場合、裏側にオイルやらそれが固まった物が付いていたりしますが、DIYだとそういった清掃も大変だと思いますので、御依頼の際には特に清掃などしないでそのまま送って頂いて構いません(ただ箱が滲む程オイルが付いていると困りますが…常識の範囲でOKです)。
今回のヘッドカバーも結構古いオイルがこびり付いていましたが、専用の洗浄液が入った容器(と言うか水槽)に数日浸けておけばかなり綺麗に落とせます。
で、さらにこの後は溶剤槽(再生廃シンナー)に漬けこみ塗膜を除去します。と言ってもシンナー程度では勝手に塗膜が取れてくれるという訳では無く、スクレーパーとワイヤーブラシで柔らくなった塗膜を削り落としまた数日浸け置き、といった事を繰り返します。
ただ作業者としては「放置」していても作業が進行しているというシステムは凄く助かっています。人手が私しか居ないですからね(苦笑)。
2012/05/29
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-989- メガネフレーム 筆指し
元々メガネのフレームをくり抜いてそこにカーボンで作ったパネルを埋め込んで作っているらしくそこには目で見えない程の「隙間」や「巣穴」が存在します(しました)。
先日裏側仕上げ用のために塗った「艶ありクリアー」でもそういった隙間に塗料が吸い込まれたりハジキのようになっていたので、一旦平滑に研いでから隙間の開いた箇所にクリアーを筆指しておきます。
この後完全硬化したら再度平滑に研いで今度は表面だけを「つや消しクリアー」で仕上げます。
2012/05/29
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-988- ランサーのヘッドカバー プライマー塗布
そしてプライマーを塗布します。こちらは先ほどのステンレス板に塗ったプライマーと同じ物です。
が、さらに先日紹介したミニのホイールキャップに塗った物とは違います。プライマーやらサフェーサーなどの下地塗料は見た目は似ていますが用途や使い方、樹脂素材そのものが全く違ったりしますからね。ただそれが飯の種でもあるので大っぴらに紹介する訳にも行かないのですが…(昔からここを見ている常連の塗装屋さんなら解っていると思いますけどね。笑)。
ちなみに同じ下地塗料でも「色」が違う物もあります。 スタンドックスのサフェーサーは「白」「グレー」「黒」と3色のラインナップがあり、それぞれ上塗りの色に対して使い分けたりします。 ただ少し考えれば解るように、「白」と「黒」があればグレーは必要無い筈なんですけどね(苦笑。混ぜて使えます)。
それではこちらも完成しましたらまた紹介させて頂きますね。 ブレーキ屋さん曰く「綺麗なオレンジだね」と高評価(爆)頂いていますのでご安心下さいませ。
2012/05/28
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-987- ランサーのヘッドカバー 本塗り前
お待たせしました!こちらも無事本塗り完了していますのでご安心下さい。
こちらは新品のヘッドカバーで、ただちょっと金属が黒ずんで古く見えるのはこれの前に「リン酸処理」を行ったからですのでご安心下さい。新品のピカピカのままより断然塗料の密着性が良くなっていますので(所謂「リン酸被膜」ですね)。
2012/05/28
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-986- ステンレス製遮熱板 プライマー塗布
先に裏側にプライマーを塗布し、それが乾いたら表に戻して同じようにプライマーを塗布、続けて本塗り(結晶塗装)を行います。
が、結晶塗装の場合はこの後焼き付けとなるのでいつも写真を撮る機会を逃してしまいがちです。すいません…。
ちなみに今回はこの状態で塗るので裏側を全面塗る訳ではありません。 表も裏もきっちり塗ろうとすると一気に作業が大変になり(塗る時は吊るしたり焼くときもセッティングが一苦労です)費用も全然高くなってしまいます。その場合は7万円近くまでなりますので…。
ただこうして表側をメインで「裏側は一部だけで構わない」と言う事であればいつものヘッドカバーと同程度の費用で対応出来ます。 今回は溶接穴埋め作業で¥15,000掛かっていますが合計は5万円以内に収まっています。それだけ手間が違うんですよね。
同じようにサージタンクなども「裏側は塗らなくて構わないから」と言う事であれば安く出来る場合もありますので予算が限られている場合にはお気軽にご相談下さい。単にサービスと言う事はしませんが省ける作業があればその分費用は下げられますので(ただそれによって何かトラブルが起きるような事や著しく品質が落ちるような事には対応出来ませんので何卒ご了承くださいませ)。
それでは完成しましたらまた画像紹介させて頂きますね。 もう少々お待ちくださいませ!
2012/05/28
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-985- ステンレス製遮熱板 色作成
グレーは黒と白で作ります(当たり前ですね…)。
ただ結晶塗装は普通の塗料とは違いますのでそんなに原色数がある訳では無くそんなに表現力が豊と言う訳ではありませんので…(ただパール粉末を入れたりも出来ます)。
ただし結晶塗装の基となる塗料の性質さえ理解すれば混ぜられる色は飛躍的に上がったりもするんですどね。結晶塗料自体、何かの樹脂と何か(顔料だか添加剤だか)の組み合わせで出来てる塗料の筈ですので。
で、ご指定頂いた色見本(当サイト上のweb色見本帳をiPodで確認しながら色を作ります。便利になりましたね…(以前はパソコンぱで行ったり来たりでしたので)。
2012/05/28
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-984- ステンレス製遮熱板 本塗り準備完了です!
何か黒い物が付いて見えるのは、TACのゴトー氏に穴を溶接で塞いでもらった箇所にエポキシ接着材(3Mパネルボンド)で巣穴を埋めている箇所です。
全体的にはダブルアクションサンダーとサンドブラストで素地調整(足付処理)してあるのでいつも通りのプライマーで問題ありません。ステンレスと言っても鉄とクロムとニッケルの合金ですしね(鉛と勘違いしていましたが…謝)。
御依頼頂いている内容は「結晶塗装のグレー」ですので色を作成します。続きます。
2012/05/28
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-983- 電子楽器「EWI4000S」塗装 完成ですB
画像手前の部品のみアルミ製で他の部品はプラスチックです。
ただ基本的には素材によって仕上がりが変わる、と言う事は塗装ではありません。それ専用に下地を作ってから塗るのが前提ですからね。 (ただしメタリックの場合静電気によってアルミ粒子の立ち方が変わるなどのケースはあるようですが)。
ただ素材によって下地の作り方は全く違って、プラスチックであればそれ専用のプライマーが必要ですし、今回のようにメッキが施された金属であればそれに適した方法での下地造りが必要となります。 当たり前の事なんですが塗装の場合「素材」その物よりもその上にある被膜に対しての考え方ですからね。 (ただし今回のようにメッキを全部剥がせれば素材として考えられますが)。
それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。 この度のご依頼、誠にありがとうございました!
2012/05/28
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-982- 電子楽器「EWI4000S」塗装 完成ですA
今回気を遣ったのはこういった刻印状の文字部分で、余りたっぷりとクリアーを塗ると埋まってしまう(事は無いのですがシャープさが欠けて「如何にも塗りました感」が出るのが嫌になる)恐れがありましたので膜厚に気を付けました。
ちなみに「薄膜」だけを考えればラッカー缶スプレーのような塗装の方が適していますが(「溶剤揮発型」ですね)、これだと塗膜自体の強度(耐擦り傷性・耐薬品性・耐候性・耐溶剤性)が足りないので日常的に触れる物、使う物としては向いていないですかね。 自動車の外装塗装にラッカーが使われているなんて時代が無くなったのはそういう事です(苦笑)。今回のように艶が必用無い塗装であればラッカーでも見た目的には一緒に出来ますので(むしろその方が簡単ですので…)。
もう一枚画像あるので紹介しますね。
2012/05/28
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-981- 電子楽器「EWI4000S」塗装 完成です!
こちらもお待たせしました!サックスの電子版?のような電子楽器の外装部品一式ですね。下記で紹介しているメーターカバーと同じく「艶消し黒」で完成となります。
他にも画像あるので続けて紹介しまね。
2012/05/28
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-980- FRP製メーターカバー塗装 完成ですA
昔に比べるとメーターカバーも比較的安く手に入るようになったようですが、今回の製品は形が結構凝った造りになっているのでFRPでの製作になっているのかも知れません。結構珍しいですよね(最近ではABS製がメインかと)。
または取り付ける車体が余り一般的では無いのかも知れません。 ちょっとマニアックな車種になると大量に製造しても売れる見込みはありませんから(苦笑)、だとしたら多少凝った物を高値で販売するような路線にはなってしまいますよね。しかしトータルでこれに幾ら掛かっているのか恐ろしい気もしますが…(笑)。
それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。 この度のご依頼、誠にありがとうございました!
2012/05/28
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-979- FRP製メーターカバー塗装 完成です!
大変お待たせしました!メーターカバーも「艶消し黒」で完成です。
元々は新品の状態で、ただ表面はザラザラとした梨地調の塗装(ストラクチャー塗装)だったので、オーナー様的に「一度着けたら外せないから」と言う理由でこの度の御依頼に至りました。「つるっとした艶消し仕上げ」ですね。
他にも画像あるので紹介します。
2012/05/28
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-978- MINIのホイールキャップ 傷部修理B
そして全体をプライマーで覆います。一応直した部分を手前にもってきて撮影していますがこの時点でも判り難いですよね。 まだこの後の研ぎでさらにラインを整えていきますのでご安心下さい。
まあこの辺は特に問題無いんです。ネックは奥にある平板の方でして、あそこにはギュッと色々な物が詰め込まれるのでちょっとここからが大変です。
ちなみに以前御依頼頂いた時に紹介した「オリジナル」の画像があったので紹介しますね。
→http://www.pro-fit.ne.jp/diary/2011/img176.jpg
元々メッキ素地の上に「赤いリング」と「COOPER」のロゴがプリントされていて、これをホイールと同色のガンメタ塗った上に同じようにロゴを再現するように御依頼頂きました。今回はそれの「修理と再現」と言う事なのでちょっといつもより大変なんですよね(苦笑)。
ただ幸いにして以前作った時の型データが残っていますので(捨てられる訳がありません)、それを使える分楽ではあります。 と言うかそのデータが無かったら…相当厳しくなりますかね(恐)。
と言う事でとりあえずはこの状態で少々寝かしておき、また手が空いた時にネチネチと進行したいと思います。 もうしばらくお待ちくださいませ!
2012/05/26
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-977- MINIのホイールキャップ 傷部修理A
エポキシ系の接着剤やら塗料でネックなのは「硬化」ですね。 中には常温(20℃)で硬化するタイプもありますが、それにしても完全硬化まで24時間掛かったりします。冬場なんかは「前の日に塗っておいて次の日来たらまだベトベトしていた」なんて事もよくあります。
なので普通は60℃以上の熱を強制的に掛けて1時間くらいで完全硬化させます。この辺りはDIYでは難しいですかね。小さい物なら「コタツ」などの中に放置すると良いでしょう(今時少ないですか…)。
で、先ほど盛っておいたエポキシ樹脂を研いで、ポリパテを使ってラインを整えようと思ったらエポキシ樹脂の研ぎだけで済みました。巣穴も無く上手く盛れていたようです。
で、その周りは#240の目で均一にし、全体的には#320で足付け処理をしてよく脱脂をしたらメッキ素地用に使うプライマーを塗ります。
以前の塗膜は残っていますからその部分は普通にサフェーサーで良いんですが、若干メッキ素地が露出している箇所があるのでやはり普通では済まないんですよね(笑)。
2012/05/26
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-976- MINIのホイールキャップ 傷部修理
エグれていた箇所はリューターで研磨して均し、その周りも含め#120→#180→#240とペーパーで研磨します。
今回の作業でちょっと面倒なのは元々メッキが施されている部品と言う事で、損傷個所はメッキも捲れ上がっているような状態です。
そもそもプラスチック素材(ABS樹脂)へのメッキは、密着しているというより「被さっている」といった表現の方が合っていて、一か所でもメッキが剥がれてそこを爪で引っ掻くとキリ無くどんどんとメッキが捲れてきます。 何かの間違いでこういったプラスチックメッキ部品にサンドブラストを掛けたことのある方はご存知ですよね。その恐ろしさが…。
と言う事で、こういった箇所にポリパテなどを使うと後々問題が起きるのは確実なので接着効果が高く充填性もあるエポキシ系の接着剤を使います。いつも使っている3M社の「パネルボンド」ですね。 これは単なる接着剤というより、中に珪砂?のようなものが入っているので比較的粘度があって(固くて)こういったケースでは使い易いです。 ただ逆にその粘度の高さから浸透力は弱いと思われ、細かいひび割れなどには向かないかも知れません。そういった時はもっとシャブいタイプ(粘度が低く液体っぽいタイプ)の接着剤が良いですね。勿論エポキシ系で。
ちなみに家庭用では便利な「瞬間接着剤」なる物は塗装の下地としては使いません。今までの経験上「熱に弱い」と思われ、塗装後の強制乾燥の60℃〜80℃で接着力が無くなりくっ付いていた部分が取れてしまうのです。 そんあ悪夢ような経験を一回でもすると自分の中のリストからは無くなるので二度と使わなくなります。そもそも「1液タイプ」で持つ訳が無いんですよね…。
ちなみにどんな高性能な接着剤も素材によってはその効果が得られないケースもあります。 身近な所では「PP」(ポリプロピレン)ですかね。 ただこれは塗装業界ではもう一般的な樹脂の一つなので、「PPだから剥がれる」なんて事は殆ど聞きません。 ちゃんと足付処理(ペーパー掛け)と脱脂、専用プライマーを塗ればガッチリとした接着が可能です。ちなみに溶着は相当難しいのでお勧めは出来ません(何度か試しましたが強度が保持出来ません)。
今回のようにメッキが施されている樹脂はほぼ間違いなくABS樹脂なので接着も塗装も難しくはありません。時々溶けやすい物がありますが(これが困るんですが…)樹脂の中では一番扱い易いですね。
2012/05/26
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-975- メガネフレーム 本塗り完了です!
まだ一回目の本塗りが終わっただけで、この塗膜が完全硬化したら次にもう一度本塗りを行います。
ちなみにこの一回目の仕上げは「艶有り」のクリアーで、次回は表側のみを「艶消しクリアー」で行います。
方法としては先ほど紹介したベースコートの黒を塗る方法と同じで、裏側はバックテープでマスキングして艶消しクリアーが裏側に付かない様にします。 あの方法であればクリアーのボカシ(グラデーション)も上手くいきそうですので表と裏で自然な色分け(と艶分け)が出来るかと思っています。次回の機会までまたイメージトレーニングしておきますね。
2012/05/25
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-974- メガネフレーム 本塗り開始です。
ツルの表側は元々赤っぽい色で、そこを「艶消し黒」で承っております。 ただしこれに加えて「裏側は元々の色を残して、艶有りに」といった半ば無理っぽいご要望がありまして(苦笑)、ただどうやってもその完成イメージに辿りつかず「全面艶消し仕上げ」で一旦はご了承頂いたのですが、あれからもずっと色々と考えて何とか出来そうだと思うに至りました。
で、とりあえずは「黒」をグラデーションさせるのですが、画像を良く見て頂ければ解ると思いますがマスキングテープを張っている際の部分で若干「黄色」が見えますよね。ここには黒の塗料が入り込んでいないという事です。 スプレー塗装は空気で塗料を運ぶ(塗着させる)という性質ですから、空気が入らない行き止まりがあると塗料もそれ以上入りません。 なので行き止まりを作って数ミリの範囲で「ボカシ」(グラデーション)を行えるのです。
2012/05/25
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-973- メガネフレーム 本塗り準備完了です
ちょっとこの画像だと「大丈夫か?」と思われそうですが、自動車補修塗装のマスキングではセオリーでもある「バックテープ」なる手法ですね。裏側からマスキングテープを張り付けています。
ただこれも単に張り付けている訳では無く、シワ無くピッタリ同じライン状で貼りつけ、その境界線で「美しいボカシ」になるようにしています。適当そうですがこれでも結構手を入れているのです…。
と言う事で、プラスチックプライマーを塗布したら続けて「黒」のベースコートを行います。
2012/05/25
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-972- メガネフレーム マスキング
こちらもお待たせしております。既に本塗りは終えたのですが工程を変更してもう一度本塗りに入る事になりましたので納期はもう少々伸びる事となります。が、一応当初のご要望通りの工程を考え出しまして、予定通りの仕上がりを目指しておりますのでご安心下さい。
画像は下地処理を終えたメガネフレーム(ツル)に、予め作成しておいた「カーボン埋め込み部」の為のマスキングシートを張り付けた状態です。凸凹していた部分も平滑に研いであります。
2012/05/25
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-971- インプレッサテールランプ塗装(from福井) 完成ですA
クリアー抜きのラインについてもいつもとちょっと違っていて、元にあるラインとは少しズラしています。この状態だとちょっと解りにくいですが実車に装着された時には良い感じになるのでしょうね。
ちなみに黒に見えますがパールも入っています。スモークでは無いので透過はしません。
こんな感じで「いつもとちょっと違ったアレンジで」といった変更も可能です。 内容が複雑な場合にはとにかく「イラスト」を作って頂ければ解り易いので助かります。 今回こちらのオーナー様からも色々画像頂いていまして、ただ元となる画像が著作権に引っかかるのではないかと心配しているので(笑)ちょっと紹介は出来ませんが作業をする上ではとても助かりました。お手数を頂き有難うございます。
それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。 この度のご依頼、誠にありがとうございました!
2012/05/25
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-970- インプレッサテールランプ塗装(from福井) 完成です!
そしてこちらのテールランプも無事完成となります。お待たせしました!
この状態で見るとちょっと異色ではありますが(笑)、黒い部分はボディ同色なので装着されれば一体感が出て良い感じになると思います。と言うかそもそもオリジナル性を高めた物ですから似合うとか似合わないとかは二の次のかも知れませんけどね(笑)。
もう一枚画像あるので紹介します。
2012/05/25
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