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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記 2012】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 ロードスターの他の部品も(img2303.jpg) -2303- ロードスターの他の部品も

ハンドルスポークのスイッチパネルやらハンドルコラム?のカバーなど他にも色々あります。


エアバックとハンドルスポーク部のスイッチパネル以外はそんなに目立つ箇所では無いので梨地はそのままで、プラスチックプライマーを塗布したらそのままトップコート(レッド&クリアー)を行います。

2012/12/06
 
jpg画像 ロードスター内装パーツ一式 本塗り完了です!(img2302.jpg) -2302- ロードスター内装パーツ一式 本塗り完了です!

ベースコートを塗ってクリアーを塗ったら本塗り完了です。外れないホーンボタン周りはバツ切りマスキングの為、クリアーに流動性があるうちに剥がして見切り部が馴染むようにします。

色はフェラーリレッドのロッソコルサで(って色名です)、眩しくて運転中に目が眩まらなければいいですが…(笑)。

「SRS」の凹み文字部もいい感じに仕上がりまして、梨地を処理するのを大変なのが判っている人がこれを見たら結構驚いてくれると思います。

2012/12/06
 
jpg画像 ロードスター内装パーツ一式 本塗り準備完了です!(img2301.jpg) -2301- ロードスター内装パーツ一式 本塗り準備完了です!

こちらもお待たせしました!ロードスターの内装パーツ色々ですね。と言うかハンドル周りに集中していますね(笑)。

手前はステアリング中央のエアバック部で、元々表面がザラザラの梨地だったものを艶々に仕上げる為にサフェーサーで下地を造っています。その奥にあるのはステアリングの下の方にあるパネルですかね。

2012/12/06
 
jpg画像 KONA KAHUNA マットブラック塗装で完成ですC(img2300.jpg) -2300- KONA KAHUNA マットブラック塗装で完成ですC

下のNo.2297にある「KONA」のロゴと見比べて頂くと解ると思いますが、同じに見えて違うんですよね。伸びている線は真っ直ぐに見えて実は若干緩いカーブを描いていたりして(苦)。


ちなみに時々ご質問頂くのが、「艶消しのメンテナンスはどうしたらいいですか?」との事ですが、基本的には水洗いまたは油汚れなら中性洗剤を使ってになります。

で、「ワックスは駄目」と言う訳ではありません。選択を間違えなければむしろやって頂きたいです。
ただ市販の練ワックスだとコンパウンドやら変な成分、相性の問題があるので、知り合いのコーティング屋さんが行っている事はガラス珪素系のコーティング剤です。ちょっと前から流行っている透明なシャブシャブのタイプの奴ですね。ブリスXのような手軽に使える奴でもOKです。

原液を塗り込むタイプだと若干艶が出ますがムラ無く出来ていますので塗ってしまえば違和感は無いと思われます。

逆にやってはいけない事としては、

・コンパウンド掛け
・ウエスで強くこする
・指で強くこする

と、とにかく強く何かを当てて擦るといった行為は避けた方がいいです。部分的に艶が出てしまうと凄く恰好悪いですので…。

まあ当店で使っている艶消しクリアーは元々練り込まれたタイプの物で跡から艶消し剤を単体で添加するタイプでは無いですから比較的耐擦り傷性能は良いので(実際に確認してます)、普通に自転車を大切に扱っている方なら大丈夫だと思います。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/12/06
 
jpg画像  KONA KAHUNA マットブラック塗装で完成ですB(img2299.jpg) -2299- KONA KAHUNA マットブラック塗装で完成ですB

こちらはトップチューブ先端の方にあるロゴマークですね。これも既存のデータバンク(何故か笑)には無かったので新たに作成しました。次回またKONAの御依頼があれば活かされる事でしょう。


こういったロゴに関してはカッティングプロッタなる機械があればステッカーや今回のような「マスキングシート」を比較的簡単に作成する事が出来ますが、恐らく難しいのは基となる「データ」を作る事で、塗装もやってこういった作業をやってと全てを一人でやるとなるとちょっと大変かも知れません。ソフトの使い方を覚えるまでにはやはり結構大変ですからね。仕事としてロゴを一個トレースするのに1時間かかっていたら会社は消えてしまいますので(いや、KONAのロゴはもっと掛かった気が…笑)。

ただ私的にはこういった作業も結構好きで、いや今やっている仕事に関わる殆どの作業が好きな事の延長なので苦しい事でも余り辛くはありません。

以前の自動車塗装であれば「良い仕事は自己犠牲の上で成り立っている」なんて考え方をする事もありましたが、今はそんな風に考える事は無くなりました。むしろ色々なデータが蓄積されていくのが楽しくてたまらないのです。変な病気ですかね(笑)。


もう一枚画像あるので紹介しますね。

2012/12/06
 
jpg画像 KONA KAHUNA マットブラック塗装で完成ですA(img2298.jpg) -2298- KONA KAHUNA マットブラック塗装で完成ですA

今回のフレームにある「KONA」のロゴは、

・トップチューブ上部一カ所
・ダウンチューブ左右二カ所

となっていて、ただどれもが違うデザインなのにはびっくりしました。メーカーロゴって一つの物には普通は一種類で統一しますよね…。何かの嫌がらせかと思いましたよ(笑)。

2012/12/06
 
jpg画像 KONA KAHUNA マットブラック塗装で完成です!(img2297.jpg) -2297- KONA KAHUNA マットブラック塗装で完成です!

大変お待たせしました!KONAのアルミフレームはマットブラックベース&マットゴールドのロゴで本日完成となります。

最初にお問合せ頂いた時はまだ納車前で、新車の段階で分解〜今回の御依頼に至りましたから私的にはちょっと勿体ない気もしますが(笑
)、オーナー様としては買う時からのこだわりがあったのでしょうね。

ちなみに御依頼前にお問合せ頂いていた完成イメージとしては以下のような感じです。

KONAWORLD

他にも画像あるので紹介しますね。

2012/12/06
 
jpg画像 ロードスターのエアーバック部 サフェ研ぎA(img2296.jpg) -2296- ロードスターのエアーバック部 サフェ研ぎA

と、こんな感じでサフェ研ぎ完了です。あと皮一枚で下地が露出するくらいですね。凹み文字部分は良い感じにシャープに仕上がっています。サフェを塗り過ぎてこの文字が中途半端に埋まるのが本当に嫌だったんですよね。


中央のホーン部分は構造的に取れませんからマスキングでの作業になりますが、マスキングの見切りいっぱいまでサフェーサーを入れてしまうとやはり不具合が出るのでサフェーサーは「山」のラインで見切っています。勿論本塗り時はきっちり溝まで塗ります。


ヘッドかばーのように凸状の文字も良いですが、私的にはこういった凹み文字も大好きです。

よく石鹸でもこんな風な凹み文字があって、新しく出した瞬間のアレはちょっとヤバイですよね(病)。CNCとかあればこういった物も塗装に応用出来そうな気がしますが…。いや、時代は3Dプリンターですかね(憧)。

2012/12/05
 
jpg画像 ロードスターのエアーバック部 サフェ研ぎ(img2295.jpg) -2295- ロードスターのエアーバック部 サフェ研ぎ

梨地(表面がザラザラの凸凹)がひどかったハンドル中心部のエアバック部分です。先日塗っておいたサフェーサーを研いで表面を平滑にします。

と、ここまではいつも通りで、今回はこの梨地部分に「凹み文字」があるので、それを埋めないように気をつけて作業しています。

最初は硬い木片に#320の空研ぎペーパーを貼り付け、ラインを平滑にしつつ研ぎ過ぎないように注意して作業を進めます。

2012/12/05
 
jpg画像 DELL仕様のタンブラー ロゴサイズの検討(img2294.jpg) -2294- DELL仕様のタンブラー ロゴサイズの検討

画面上では確認しましたが、実際に実物に合わせてみて見た目とマスキングシートの貼り具合を確認しておきます。

オーナー様より頂いた正規ロゴデータ(何故か笑)を数種類のサイズに変えて印刷し、それをカットしてタンブラーに合わせてみます。

サイズとしては、

・120mm
・130mm
・140mm
・150mm
・160mm

の5種類で、130mmにしようと思ったのですが、蓋を着けてさらに立てて見ると少し物足りない感があったので140mmに決めました。


ちなみに色はベースカラーがホワイトパールでロゴはイメージカラーの「ブルー」になります。

2012/12/05
 
jpg画像 BMW3シリーズのテールランプ一式 スモーク塗装 完成ですA(img2293.jpg) -2293- BMW3シリーズのテールランプ一式 スモーク塗装 完成ですA

塗装屋になって塗装の技術は一応覚える事が出来ましたが、かといってこれが自家塗装で出来るかと言うと余り役に立ちません。結局の所、

@技術
A設備(環境)
B材料

があって初めて(高品位な)塗装は成り立つのです。

景気が良いころは塗装屋さんの給料もそれなりに良かったらしいですが、近年だと一部を除いて平均以下なのは確実です。多分好きじゃないとやっていけないかと(苦笑)。

ですので@の技術があってもズバ抜けて給料が良かったりはしません。雇われている以上は世間一般的な普通の給料かそれ以下でしょう。

で、Aが一番お金が掛かりますかね。設備は買えば終わりでは無いので毎月かなりの固定経費が掛かります。なので塗装は凄く高いのです。
私の場合は「間借り」での形態ですからこれでもかなりコストを抑えられていますから、一応は「ベンツやフェラーリと同等の塗装」が小物部品の塗装費用で提供されているのです(勝手な私的見解ですが。笑)。
これの理由がBで、私が使っている「STANDOX」なるメーカーの塗料は、多分どの塗装屋さんが使っても褒めてくれる程良い塗料だと思っています。
ただ当然一つのメーカーでも数種類のクリアーが出ていますからそれこそピンからキリまでありまして、通常使っているのが「イージークリアー」で、オプションで選んで頂けるのが「クリスタルクリアー」となっています。どちらも商品名ですので私が勝手に命名している訳ではありませんから(笑)これを使っているどこかの塗装屋さんが見られても理解出来ると言う事です。

なのでプラモデル塗装などでもこれらの塗料を使えば同じ品質に出来る訳ですが、ここでAの設備が掛かって来ますので、テールランプ程度の大きさの物でも自宅で塗ろうと思うのはちょっと難しいのです。
私の自宅作業場でも小さいながらこの設備を入れていますが、とてもとてもこの塗装が出来るレベルには程遠いです。まず高性能なフィルターを備えた塗装ブースが必要ですからね…。硬いクリアーを磨くのは大変ですからゴミが沢山付いたりするともうどうにもなりません。特に今回のような「透過性の塗装」を行うとなると、一旦付いたゴミは永遠見え続けますからね…。


と言う事で、私的な見解では極々小規模の塗装と自動車塗装(ではありませんが内容はそれですので)とでは同じ塗装でも全く異質の塗装だったりするのです。

と言う見解ではありますが、私的には「メガネフレーム程度の小物なら自宅でも塗れるんじゃないか」という魂胆もありまして(笑)、今度実際にやってみようと思います。
実は最近それを趣味でやっている方を知りまして、実に興味深く関心していたりします。いずれ紹介しますね。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/12/05
 
jpg画像 BMW3シリーズのテールランプ一式 スモーク塗装 完成です!(img2292.jpg) -2292- BMW3シリーズのテールランプ一式 スモーク塗装 完成です!

大変お待たせしました!BMWのテールランプ一式は濃度を若干濃くしての再塗装で無事完成となります。

ちなみに今回のオーナー様が不思議に思っていた事として、「どうやったらそんなに艶が出るんですか」的な質問を頂きましたが、これは一重に「材料と設備」による物です。
確かにプラモデルなどで塗装を経験されている方は不思議に思う筈で、昔の私も全く同じでした。まさかこれが人の手で出来る仕上がりだとは思いもよりませんでしたので…。

で、こういった事が出来る世界(と言うか仕事)があるのを知ってしまってからは「もうこれしかない」と言う事で今に至っている訳です(何故か笑)。

「材料と設備」については次に紹介しますね。続きます。

2012/12/05
 
jpg画像 KONA KAHUNAのフレーム ほぼ完成してます(img2291.jpg) -2291- KONA KAHUNAのフレーム ほぼ完成してます

先日塗り終わって強制乾燥も完了し、フロントバッジの取り付けも終えておりますが、もう少し寝かしておきたいですので発送まではもう少々お待ちくださいね。配送途中はどうしてもストレスが大きいですので。


改めて完成画像も紹介しますのでもう少々お待ちくださいませ。

2012/12/05
 
jpg画像 DELL仕様のタンブラー+3 プライマー塗布(img2290.jpg) -2290- DELL仕様のタンブラー+3 プライマー塗布

素地調整まで終わらせておいたDELL仕様にするスターバックスのタンブラーですね。

並んでいるタンブラーの内5本がこのDELL仕様で御依頼頂いている物で、他の3本は珍しく私物になります。一本足りないのはそちらは旧塗膜は剥離しないで塗る予定ですので後から合流する予定です。

自分の分の3本はどういったデザインにするかは未定なのですが、多分一個は例の人魚様仕様にすると思いますので、そうなると今回のDELL仕様とは一緒には塗れないと思います。マスキングシートを作るのに時間が掛かり過ぎるんですよ…(苦)。

他には自分用にもDELLを一本、っていうのも密かに検討中だったりします(笑)。

2012/12/04
 
jpg画像 KONA KAHUNAのフレーム 艶消しクリアー塗布(img2289.jpg) -2289- KONA KAHUNAのフレーム 艶消しクリアー塗布

ちょっとロクな画像が撮れていなくて申し訳御座いません…。
画像は艶消しクリアーを塗り終わった後で、既に艶が消え掛かってきているような状態ですかね。数十分後にはかなり艶が消えて来ますが、そちらの画像が無いので後日改めて紹介させて頂くとします。

画像を見て頂くと解ると思いますが、この時点でロゴの箇所には段差は出ていないのが見て取れると思います。

艶消しor半艶仕上げの場合には「磨き処理」が出来ないのでこの時点で変な段差やバリが出来ていたらもうアウトです。ロゴの塗装はそうならない様な塗り方が必要で、っていうかロゴだけでは無く「塗装の見切り」には全てこれが当てはまります。

艶有り仕上げの場合なら「後で磨いて段差を消せばいいや」も通用しますが、それで慣れてしまうと今回のようなケースで困る事になってしまいます。
まあだったらもう一回クリアー塗ればいいのですが、それだと採算は合わないですかね(苦笑)。勿論私もそうなってしまうケースはありますが、やはり一回で終わらせたいですよね。


それでは後日改めて艶消しな塗装で紹介しますね。もう少々お待ちくださいませ!


2012/12/04
 
jpg画像 KONA KAHUNAのフレーム ロゴ入れ塗装完了(img2288.jpg) -2288- KONA KAHUNAのフレーム ロゴ入れ塗装完了

そしてロゴカラーのゴールドが塗り終わったらマスキングを剥がして全体をチェックします。

問題無ければいよいよクリアーですが、マスキング作業でバタバタしていたので全体をタッククロス(粘着質な不織布のホコリ取り)で綺麗に拭き上げ、再度勢いよくエアーブローをしておきます。当然自分の体も、ですね(ホコリの殆どは自分の体から出てます)。

2012/12/04
 
jpg画像 KONA KAHUNAのフレーム ロゴ入れ塗装中(img2287.jpg) -2287- KONA KAHUNAのフレーム ロゴ入れ塗装中

何だか繭みたいな状態ですがここまでしないと気持ちが悪いので全体を養生紙でくるんでいます。

他の塗装屋さんは解りませんが、自動車塗装の場合にはマスキングは空気の隙間すら残さないくらいにキッチリ貼るようにします。少なくとも私の場合はそう習いました。
恐らく塗る時のスプレーガンの圧力が高いのが理由で、ちょっとした隙間でもそこからミストが入り込んでしまったりするからですかね。
SATAガンなんかでクリアーを塗る時は手元の圧力計で3.4キロ掛けて塗っていたりしますので、ボンネット塗っている時なんかまるでロケットが噴射しているような光景です(笑)。まあ時代的にそういうのはもう流行らないですけどね(時代は低圧ガンかと)。

2012/12/04
 
jpg画像 KONA KAHUNAのフレーム ロゴ入れ塗装準備(img2286.jpg) -2286- KONA KAHUNAのフレーム ロゴ入れ塗装準備

そしてベースコートがテープフリーな状態になったら各ロゴ入れ塗装の準備をします。

下に敷いてる養生紙が綺麗ならば塗装面が直接当たっても大丈夫なのですが、そのままスライドするとちょっと怖いので一応直接塗膜と台紙が当たる面にはフレーム側にマスキングテープを貼っておきます。


そして採寸しておいた通りに各ロゴのマスキングシートを張っていき、全体を覆っていきます。流石に塗面に直接手が触れる事になるので作業前には良く手を洗い、作業途中にも何度も手を洗いに行きます。


ちなみに「KAHUNA」の位置が微妙だったので予め撮っておいた画像を印刷して位置を合わせています。

こんな感じでプレッシャーが高い作業だと変な汗が出てくるので何度も手を洗わないとならないのです(笑)。

2012/12/04
 
jpg画像 KONA KAHUNAのフレーム ベースコート塗布(img2285.jpg) -2285- KONA KAHUNAのフレーム ベースコート塗布

ベースコートは一見すると「ラッカー」のようですが、実際にはそうではなくちゃんと2液硬化する塗料です。

が、実際には塗る時にはこれに硬化剤は入れず、塗装後にクリアーの硬化剤成分(主剤に対して50%)がベースコートに浸透する事によって2液反応を起こすと言われてます。言われてますって言うのは、実際にこれをちゃんと明確にしている文が無いんですよね。
それらしい資料は以前担当して頂いたオートサプライヤーさんが色々と揃えてくれたり、塗料メーカーの講習会に出たりで何とかそういった解釈は出来るようになったのですが、多分これを理解している塗装屋さんも少ないと思います。ちなみにベースコートに直接硬化剤を入れて塗るタイプの塗料も当然あります。国内だとまだその方が多いかもですね。あ、デュポンは入れないといけないんでしたっけ(笑)。


で、画像はベースコートを塗り終わった状態ですが、比較的艶があるのが解ると思います。
ベースコートは「単に色を塗るだけ」ではあるのですが、実はここで肌を荒らすと最後までその影響が残ってしまいます。クリアーでいくらテロテロに仕上げても熱を入れて完全硬化すると艶が引けたような仕上がりになってしまうのです。

なのでベースコートもクリアー並みにウェットに塗る事で、乾いてくるとこんな感じでツルっとした表面に仕上がります。って言うかこう仕上がらないと駄目な筈なんですけどね。材料の文句を言う前に自分の仕事を疑った方が宜しいかと思います。

2012/12/04
 
jpg画像 KONA KAHUNAのフレーム 本塗り準備完了です・・・!(img2284.jpg) -2284- KONA KAHUNAのフレーム 本塗り準備完了です・・・!

何だかいつもに増して結構時間が掛かった気がしますが(苦笑)、無事本塗りまで来ました。

良く脱脂してエアーブローをしたら各部を点検し、こういった角が多い部品の場合は大抵研ぎ作業の時に下地が露出している箇所があるので(飛び出たリベットの頭など)、スポット的にプライマーをスプレーしておきます。

ちなみにネジ穴にはイモネジ(頭が無い六角形の穴が開いたネジ)を詰めてあります。BB(ボトムブラケット)の部分はマスキングテープの芯を差し込んでいます。

2012/12/04
 
jpg画像 メルセデスW204クーペフロントグリル マットブラック塗装承りました!(img2283.jpg) -2283- メルセデスW204クーペフロントグリル マットブラック塗装承りました!

こちらも先日無事到着しておりましたメルセデスのフロントグリルです。この度も御依頼頂き有難うございます!

実は以前も同じようにベンツのフロントグリルを艶消しの黒で御依頼頂いておりまして、今回違う車種のフロントグリルを再度同じ艶消し黒で御依頼頂きました。

ちなみに前回御依頼頂いたのは丁度3年前くらいです。相当昔な気がするのですが…。

参考画像→http://www.pro-fit.ne.jp/diary/2009/img996.jpg


今回もメッキ部分が多々ありますので先ずはそこの下地作業からですね。
丁度別件のMINIのダクトグリルも同じメッキ素地なので並行して作業したいと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度もご贔屓頂きありがとうございます!

2012/12/04
 
jpg画像 BMWヘッドカバー 結晶塗装+塗り分け塗装承りましたA(img2282.jpg) -2282- BMWヘッドカバー 結晶塗装+塗り分け塗装承りましたA

先ほどの「水色」「青」「赤」の組み合わせはBMWの「M」のカラーリングですね。

これを凸部のフィンで再現します。中々無さそうですね。と言うかどうも最近複雑な御依頼が至って普通になって来た気がしますが…(苦笑)。上手く出来るように努力致しますね。一応完成までの工程はイメージ出来ているので大丈夫だと思います。


それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
改めましてこの度のご依頼、誠にありがとうございます!

2012/12/04
 
jpg画像 BMWヘッドカバー 結晶塗装+塗り分け塗装承りました!(img2281.jpg) -2281- BMWヘッドカバー 結晶塗装+塗り分け塗装承りました!

先日無事到着しましたBMWのヘッドカバーです。この度のご依頼、誠にありがとうございます!

御依頼としてはちょっと複雑で、

・ベースは結晶塗装の「黒」
・「BMW」のロゴと上下一本のフィンは「研磨鏡面状仕上げ」(クリアー筆塗り

そしてBMWロゴの左右にある5本ずつのフィンを、

・上の2本を「水色」
・真ん中の一本を「青」
・下の2本を「赤」

これらはそれぞれクリアーを塗った「艶有り」の仕上げで承っております。

BMWが好きな方は気付かれたかと思いますが、アレの色の組み合わせですね。

カラーサンプルも用意して頂いたのでそちらも紹介します。

2012/12/04
 
jpg画像 DELL仕様のSTARBUCKSタンブラー マスキング(img2280.jpg) -2280- DELL仕様のSTARBUCKSタンブラー マスキング

マスキングと言うよりは塗装の為の下準備ですかね。実際に塗装をする時に如何にストレス無く塗り易く出来るかのセッティングが必要です。

これはプライマーを塗る前の段階で、基本的には本塗り時と同じですが微妙にマスキングの仕方が違ったりします。

しかしまあこれだけ見ると何かクリスマスの準備でもしているかのような光景です。実際には粉塵だらけでの作業で華やかさとは全く無縁な場所なのですが(苦笑)。

2012/12/04
 
jpg画像 DELL仕様のSTARBUCKSタンブラー 下地処理(img2279.jpg) -2279- DELL仕様のSTARBUCKSタンブラー 下地処理

こちらはまずは素地調整からですね。
コンコルドのタンブラーはステンレス素地にクリアーが塗られていて、密着性は悪くは無いのですがどの道足付け処理はしなければならないので(元々はヘラーライン仕上げの上にクリアーが塗ってあります)ダブルアクションサンダー#120で全体的に研磨します。

通常のタンブラーはステンレス素地のそのままなのですが、多分クリアーを塗った方が「指紋」が目立たないのと金属臭さ(削っているとよく判ります…)が無いからですかね。

以前チタン製の自転車フレームの塗装をご依頼頂いた時、「折角のチタンなのに勿体無くないですか?」といったら「指紋がべたべた残るのが嫌なんです」との事でした。なるほど、なんですよね。

2012/12/04
 
jpg画像 KONA KAHUNAのフレーム サフェ研ぎ(img2278.jpg) -2278- KONA KAHUNAのフレーム サフェ研ぎ

お待たせしております。KONAのアルミフレームですね。

先日塗っておいたサフェーサーが完全硬化したので表面を研いでいます。
最初は軽く肌を落とすような感じで空研ぎ用のコシのあるペーパー#320→#400、今度は布状のタイプで#320→#600といった感じで目を整えていきます。

当然指が入らない箇所もあるのでそういったところはヘラを使って研ぎます。

水研ぎと違ってホコリっぽいのが難点ですが、足元が水浸しになったり手が悴んだりはしないので空研ぎで出来るシステムは本当に助かります(昔はこういった副資材が無かったんですよ)。

2012/12/04
 
jpg画像 cannondale System Integration 塗色(img2277.jpg) -2277- cannondale System Integration 塗色

塗色を英語にするとそのまま「paint color」で良いんですかね?

最初にご来店頂いた時にあっさり色を決めて頂いたのですが、どうもその後気になったらしく先週の土曜日にわざわざもう一度ご足労頂きました。

で、選んで頂いたのがこの色ですね。まさに「GOLD」な感じです。

ベースカラーをこのゴールドで、「cannondale」のロゴカラーはブラックで御依頼承っています。仕上げは「艶有り」ですね。


この「プロフィット日記」はオーナー様に作業内容を絵で見て確認して頂き、もし不都合があったらご指摘頂き修正するといった役目があるので、出来れば日本語に堪能な身近な方に確認して頂ければいいんですけどね。もしいらっしゃったら是非よろしくお願いいたします。


現在溶剤槽の中にはフェラーリのヘッドカバーが入っていますので、そちらが出たら次にこちらを沈めておくことにします。

もう少々お待ちくださいませ!

2012/12/03
 
jpg画像 cannondale System Integration 採寸(img2276.jpg) -2276- cannondale System Integration 採寸

こちらも作業はまだ先ですが、剥離作業の為に溶剤槽に浸け置きする前に「cannondale」のロゴサイズと位置を採寸しておきます。

オーナー様が外国の方で、ちょっと日本語は解らないようですので英語で紹介したい所ですが私もそちらは全然ですので(苦笑)とりあえずいつも通りに紹介していきますね。
ただせめて解り易いような画像にしておきたいと思います。

2012/12/03
 
jpg画像 BMWのパニアケース 塗色確認(img2275.jpg) -2275- BMWのパニアケース 塗色確認

作業はまだですが先に色を確認しておきます。

画像だと全く解りませんが色は「3コートホワイトパール」で、恐らくは新車から塗られている限定色?だと思います(ただパニアケースもそうだかは解りませんが…)。

今回御依頼頂いたのはこれとは反対側で、そちらは未塗装品でこちらは「色見本」としてお預かりした方です。


今回の塗色の配合データは無いので、手元にある色見本帳から近い色を探してそれを使うようにします。これであれば調色費は必要ありませんので。

ちなみに3コートホワイトパールは外車では余りありませんが国産車(日本車)であれば普通に沢山ありますので日本車用の色見本帳から選ぶ事とします。

と言う事で20冊目に見つけたのが日産の「WK0」で、ただこの色番号でも沢山の種類があるので(車体間の色ブレはそれなりにあります)同じカラーコードでも色々な配合データが存在するのです。

今回は「WK0」の後に「B」が付いていて、ただこの色見本帳には直接「原色の配合比」が記載されているのでCDやネットからデータを出す必用が無くこれのままで作ればOKです。これは便利ですよね。


それでは実作業開始までもう少々お待ちくださいませ!

2012/12/03
 
jpg画像 年内のお受付は終了しました・・・。(img2274.jpg) -2274- 年内のお受付は終了しました・・・。

ちょっと前まで「あれ?仕事がそろそろ無くなるかも…」と思っていましたが、お問合せ頂いていた案件が何故だかかなりの確定率になってしまいあっという間に仕事が埋まりました。本日だけで4件の御依頼品が到着してしまいもう一杯一杯です。有難い限りですがご検討していた方には申し訳ございません…。

と言っても今は「車体」を扱っている訳ではありませんので、特に手元に無くても困らない物であれば年をまたいでの御依頼&お預かりは問題ありません。お約束が出来ないだけで普通に年内に終わってしまうかも知れませんしね。単に「割増分は掛かっても納期指定でお願いしたい」と言うのが年内はもう難しい、といった状況です。


以前のプロフィットの時は車体を扱っていましたから、年末になるとどうしても全部の車を終わらせなければならないのでバタバタで仕事をしていた気がします。
が、もう歳ですので(笑)出来ればいつもと変わらない状況&状態で仕事をやらせて頂ければと思う次第です。


ちなみに既にお預かりしている品々に関しては年内問題無く終わる予定です。
まだ他にも多分大丈夫ですがお約束は出来ない、といった感じですかね。


あと既にお問合せ頂いている案件で一件ヘビーな内容があるのでそれは上手く行けば年内、じっくりやらないとならないと判断すると年明けになるかも、ですかね。何といってもカーボンパネル二枚を剥離からの再塗装ですからね…(怖)。


それでは引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。

2012/12/03
 
jpg画像 BMW MINIのエアーダクトグリル塗装承りました!(img2273.jpg) -2273- BMW MINIのエアーダクトグリル塗装承りました!

すっかり紹介が遅れてしまいましたが先週無事到着しておりますMINIのエアーダクトグリルです。この度のご依頼、誠にありがとうございます!

製品は恐らく社外品で、プラスチック素材に装飾クロムメッキが施されています。プラモデルなどに施してあるメッキでは無く本物のメッキですね。
このメッキのメリットとしては、傷がかなり付き難く結果的に汚れも付き難いというのが特徴です。錆難いっていうのはまた別の話です(それは下地の問題です)。

が、塗装をするとなるとその特徴がかえって邪魔になって、普通に塗っても密着性が著しく弱いので簡単に剥がれてしまったりします。
普段ストレスの無い室内部品や車体後方の紫外線が当たらない部分ならまだ持ちますが、フロント部分にこれがあるとちょっとした飛び石でみるみる内に傷が増えていき、強力なスチーム洗車やエアーブローでバリバリと塗装が剥がれてしまったりします。

と言う事で、メッキ素地の場合にはそれ専用の下地処理を行うのですが(メッキは剥がさずに)、それが結構面倒で材料も作業性が良い物では無いのでどうしても手間が掛かります。なのでメッキパーツの場合にはその分費用が高ってしまいますかね。

まあこの辺は対費用効果も関係しまうので「絶対にこのやり方じゃないと駄目」と言うのは存在はしないのでケースバイケースでOKだと思います。じゃないとまともにブラッククロームなんてやると大変な金額になってしまいますからね…(なのでメッキの上にスモーク塗装をしたりする方法の方が主流です)。…ケースバイケースなのです。


と言う事で、御依頼内容としてはボディカラー同色の「チリレッド」(カラーコード:51)の艶々で承っております。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
改めましてこの度のご依頼、誠にありがとうございます!

2012/12/03
 
jpg画像 ランドクルーザープラド150テールランプ塗装 完成ですB(img2272.jpg) -2272- ランドクルーザープラド150テールランプ塗装 完成ですB

最初に御依頼頂いた時にオーナー様には「上下で色味は変わってしまうかも知れません」旨はお伝えしていますが、塗った私が見ても上下の違和感は解りませんから偶然かも知れませんが今回は良い感じで仕上がりました。

それに加え、元々のクリアーレンズ部分は内部の反射板が強過ぎる傾向にあったものが今回のレッドキャンディー+薄目スモーク(おまけスモーク)で丁度良い感じになりました。凄く綺麗ですよね。
ドンピシャだったのでは…と思う次第です。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/12/03
 
jpg画像 ランドクルーザープラド150テールランプ塗装 完成ですA(img2271.jpg) -2271- ランドクルーザープラド150テールランプ塗装 完成ですA

バックランプ部分は内部の反射板の枠に沿ってマスキング〜クリアー抜きをしています。

スモークとクリアーはこの部分も一緒に塗っているので特に段差は感じられなく違和感無い仕上がりに出来ていると思います。
マスキングしているのはレッドキャンディーだけですから爪が引っかかるような仕上がりにはなっていません(って事を心配する方が結構いらっしゃいますがそんな仕上がりで出したりはしませんのでご安心下さい)。

2012/12/03
 
jpg画像 ランドクルーザープラド150テールランプ塗装 完成です!(img2270.jpg) -2270- ランドクルーザープラド150テールランプ塗装 完成です!

こちらもお待たせしました!ちょっと大きめのプラドのテールランプです。

元の状態としては下半分だけが赤で、上半分のクリアーレンズを下側と同じようにレッドキャンディーで仕上げました。最後には全体にスモークも掛けています。

他にも画像あるので紹介しますね。

2012/12/03
 
jpg画像 BMW3シリーズのテールランプ一式は・・・(img2269.jpg) -2269- BMW3シリーズのテールランプ一式は・・・

こちらも完成予定だったのですが、実はスモーク濃度がご要望より若干薄かったようで、もう少し濃くして欲しいとの事で再塗装する事になりました。

が、実は既に先週末に塗り終えておりますので少し遅れはしますが近々完成予定ですのでご安心下さい。

画像は最初に塗ったスモークの状態で、ここからもう少し濃くするようになります。もう少々お待ち下さいませ!

2012/12/03
 
jpg画像 SUBARU BRZテールランプ レッドキャンディー塗装完成ですA(img2268.jpg) -2268- SUBARU BRZテールランプ レッドキャンディー塗装完成ですA

すっかり86のテールランプと勘違いしていました…。大変失礼しました(って同じテールランプなんですけどね)。一応以前掲載したものも修正しておきました。ご心配をお掛けしていたら申し訳ございません…!


ウィンカー部分の赤は周りに比べて薄く仕上げていますが、これが薄過ぎると「ピンク」に見えてしまうので、そこから少し上げて「赤」として認識出来る程度で止めてあります。

画像だとちょっとその区別が付き難いのですが、実物はもっと濃淡がはっきりしていますのでご安心下さい。是非点灯した後のレポートなど頂ければ有り難い限りです。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!


2012/12/03
 
jpg画像 SUBARU BRZテールランプ レッドキャンディー塗装完成です!(img2267.jpg) -2267- SUBARU BRZテールランプ レッドキャンディー塗装完成です!

大変お待たせしました!SUBARU BRZのテールランプはダブルレッドキャンディー塗装で本日完成となります。

ウィンカー部分は赤を薄く、その他の部分は濃い目のレッドキャンディーに仕上げています。濃度(コート数)で言うと倍以上違いますが違和感無く仕上がっていると思いますのでご安心下さい。


もう一枚画像あるので紹介しますね。

2012/12/03
 
jpg画像 KONA KAHUNAのフレーム ロゴカラー調色(img2266.jpg) -2266- KONA KAHUNAのフレーム ロゴカラー調色

フレームのベースカラーは黒ですから調色は行いませんが、代わりにロゴについては色見本帳から選んで頂いておりますのでそれに合わせて色を作成します。

ご指定いただいているのは画像に写る色見本帳の「G−5」にあたる箇所にあるゴールドです。ゴールドの中でも黒味を帯びた落ち着いた感じですかね。派手になり過ぎないようにあえてこれを選択されているのだと思います。


色の作成には、ゴールド色の着色メタリックを一番最初に使いたくなる所ですが実際にはそうではなく、アルミ粒子を揃える為にシルバーメタリックの原色から始めてそれにイエロー系やマルーン系、ブラックを入れていき彩度が欲しくなったらゴールドアルミを入れていきます。

調色はそれぞれの原色の特性さえ覚えてしまえばそんなに難しく無いのですが、その特性を覚えるのにはやはり実際に作業してみて幾度の失敗を繰り返さないと理解するのは難しいかも知れませんかね。そもそも黒だけでも7色あったりするくらいですので(苦)。

2012/12/02
 
jpg画像 BMWパニアケース塗装承りました!(img2265.jpg) -2265- BMWパニアケース塗装承りました!

昨日無事到着しました。何度か作業例のあるBMW純正パニアケースの蓋部分ですね。そうです、蓋だけです。

ご存知の方なら解ると思いますが、このパニアケースは車体についている時はまだマシですが外してみると結構巨大なのに気付きます。
となると、発送に関しても保管に関してもどうしても場所を取ってしまうで、土台ごとのお預かりになる場合には一個¥5,000の費用を頂戴しています。


と言う事でちょっと勿体ない気もしますので、出来ればオーナー様自身で蓋を外せるのでしたらその方が良いと思います。私的にもこれで儲けようなんて微塵も思っていませんので(苦笑)。

で、今回は実際にオーナー様の方でこの蓋を取り外して頂いたのですが、やはり作業は相当大変だったようでオーナー様曰く、

「パニアを分解しない場合の\5000の理由が良くわかりました。やってられませんよね」

との事でした。な、なるほど…。相当大変だったようですね…。
確かにDIYじゃ工具が絶対的に足らないでしょうし、初めての作業となるとどうしても時間は掛かります。

ただ苦労した分、完成後は絶対普通よりは愛着が湧く筈です。
今回のような御依頼に限らず、単に買っただけの物よりも、それを手に入れるまでの経緯で苦労して手に入れた物の方が間違いなく大切にする筈ですので。


で、御依頼い内容としては右側のKいパニアケース(未塗装・梨地)を左側の塗装済みのパニアケースと同じような色に、との事となります。
ちょっと画像では解り難いですが色は恐らく限定色の3コートホワイトパールで、配合データは無いので色を調色して作るとなると「調色費」が掛かってしまいますが、今回は手持ちの色見本から似た色を探し出してそれの配合データで対応するように致します。
カウルパネルだと色違いは目立ちますがこういったパニアケースであればそれで十分だと思いますので。


それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。最初は「梨地の平滑化」からですかね。

改めましてこの度のご依頼、誠にありがとうございます!

2012/12/01
 
jpg画像 本日は休業日ですが(img2264.jpg) -2264- 本日は休業日ですが

本日は第一土曜日なので休業日ではありますが、ちょっと終わらない仕事があったのでとりあえず出社して普通に仕事はしています。

画像とは全然関係ありませんが、先日のLEVINエンブレムのオーナー様からもお礼のメールを頂き、来年早々にまたエンブレム二個を依頼したい(恐)とのお言葉を頂きました。うーん、また神経戦ですかね(笑)。


画像は先日購入した「香炉」なるもので、金属の鋳物で出来ていて中に御香を入れて焚く為の物です。
御香は時々やると気分転換になって良いのですが、灰がその辺に落ちたり焚いた後の始末とかを考えると面倒になってついつい疎遠になってしまいます。

と言う事で色々探していたのですが、ちょっと面白そうなのでこれも塗って見る事にしました。竜が付いているのは蓋の部分です。

素材が金属と言う事ですから折角なので普通の塗装では無く「結晶塗装」と他の何かを組み合わせてみたいと考えています。

と言っても仕事とは関係無いので作業を紹介する場合は社外記の方ですると思います。出来れば自宅でも塗装を試みてみたいんですけどね…。

2012/12/01
 
jpg画像 サーモスは無事届いたようです(img2263.jpg) -2263- サーモスは無事届いたようです

先日御依頼頂いたスターバックスのクリスマス限定タンブラー(サーモス社製)が無事届いたようで、オーナー様からご感想頂きましたのでちょっと紹介させて頂きますね。


>本日夕方にサーモスを受け取りました。
>包装を開けた瞬間「スゲー」と声にならない声が出ました(笑)。
>日記で拝見していたものと同じクオリティのものが手元に来ました。今回もツルッツルのテロンテロンで惚れ惚れするくらい素敵で満足しています。
>添付した画像はiPodnanoと一緒に撮ったものです。座右の銘のフォントを指定したのはiPodに刻印しているものと揃えたかったからです。
>今回も本当にありがとうございました。


との事です。こちらこそいつもご贔屓頂き有難うございます!


なるほど、御依頼前には全く伺っていなかったのですが、今回御依頼頂いた色はお手持ちのiPodとお揃いの色で、さらには銘のフォントもこれと同じにする為だったのですか。逆にあとからこれを見て私がビックリしました。

しかしiPodnanoはてっきりアルマイト仕上げかと思っていましたが、どうも塗装のような艶がありますね。
こういった気に入った小物をお揃いで持って出かけるだけで楽しい気分になりそうです。

この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/12/01
 
jpg画像 スバ―バックスタンブラー 追加分(img2262.jpg) -2262- スバ―バックスタンブラー 追加分

スターバックスのタンブラーが好きな方なら「???」な物かと思われます。日本では無く本国シアトルで売っている物らしいです。いつものブレーキ屋さんが買って来てくれました。

ただ自分の私物を塗るといった事は余りしない方で(殆どしません…)、頂いてから半年くらい放置してあったのですが、最近色々考えるところ?がありまして色々と塗る事にしているのです。

と言うのも、色々な物を色々な内容で塗らせては頂いているのですが、気付くと自分の手元にはそういった物が何もないのです(まあ当然ですが)。

画像はこうやって残ってはいますが、やはりいざと言うときに塗装済みの品が手元にあれば何かしらの役に立つと思ったので空いた時間で色々と仕上げて行くことにしました。


と言う事で今回は私物のタンブラー(未使用ですが…)を3本追加して並行して作業していきたいと思います。

しかし合計8本となるとちょっとヘビーですかね。やはり塗る時は別工程で…になると思います。

2012/11/30
 
jpg画像 DELL仕様のタンブラー 分解(img2261.jpg) -2261- DELL仕様のタンブラー 分解

いつも通り蓋と底を外して下地処理の準備をしておきます。底のゴムは両面テープで付いているだけですのでヘラを差し込めば比較的簡単に外れます。

蓋については最後に「位置合わせ」の為にもう一度使います。閉めた時にピタリとロゴが正面(または入れる場所によっては反対)に向かないと恰好悪いですからね。

2012/11/30
 
jpg画像 ロードスターのハンドルエアバック部 サフェーサー塗布完了です!(img2260.jpg) -2260- ロードスターのハンドルエアバック部 サフェーサー塗布完了です!

そして無事サフェーサー塗布完了です。イメージ通り良い感じで凹み文字は残ってくれました。

マスキングをして四角く段差が出来ている分は後で高い方を削り落としてしまいますので問題御座いません。

こういった時に削る方法としては、とにかく硬い当て板を使う事です。
面倒がって手研ぎだけでやると残したい低い方のサフェーサーを削ってしまい素地のプラスチックを露出させてしまいますからそれでは勿体無いです。

研ぐ時は砥石か木片にピッタリペーパーを貼って高い方から丁寧に削って上げると綺麗に平らになります。

ペーパーは「軽くなでるように」なんて事は多分間違いで(まあそうやる場合もありますが)、本来は適正な番手を使ってしっかりととぎつける、と言うのが正しい研ぎ方ですかね。

2012/11/30
 
jpg画像 ロードスターのハンドルエアバック部 サフェーサー塗布中(img2259.jpg) -2259- ロードスターのハンドルエアバック部 サフェーサー塗布中

5コート程度サフェーサーを塗った状態で何とかシボ(梨地)が埋まって来たので凹み文字部分のマスキングを剥がします。

ここで忘れてはいけないのは、下から出ている部分はプラスチック(または硬質ゴム)ですのでこのままサフェーサーを塗っても充分な密着性が得られない可能性があります。なので最初に塗ったようにここでも「プラスチックプライマー」をちゃんと塗っておきます。

塗装作業では「うっかり」なんて事は有り得ませんので(そうシゴかれて来ました…)結構神経の方がやられてしまいます。その癖雇われているとなると余り良い給料は貰えないので「やってられない」といった辞めて行く人が凄く多いのです(自動車塗装屋さんの場合です)。
私の知っている人間も半分以上はもう残っていない状況で、折角大変な思いをして仕事を覚えたのに(大変なのです…)非常に勿体なくそして残念です。

2012/11/30
 
jpg画像 ロードスターのハンドルエアバック部 サフェーサー準備完了(img2258.jpg) -2258- ロードスターのハンドルエアバック部 サフェーサー準備完了

今回梨地は殆ど削り落としませんでした。と言うか普通のプラスチックより随分柔らかそうで、どちらかと言うと「硬質ゴム」のような感じです。
または単にPP(ポリプロピレン)かも知れませんが、どちらにしても中央部のスワロフスキーが取れないとなるとエアーツール(ダブルアクションサンダー)は使えませんから、今回はサフェーサーの充填力に頼る事とします。


ちなみにホーンボタンは取り外せるかどうか一応調べてみました。が、どうやらここは外せない(と言うか外したら駄目)のようです。
ちょっとヘラを差し込むと良い感じで浮き上がるのですが多分それは罠で、ホーンが割れるとASSY交換(=アッセンブリー交換)ですからそれこそメーカーの思うツボです(笑)。エアバック幾らするんですかね…(恐)。


と言う事でホーン周りは「山」のラインでマスキングしています。とりあえずサフェーサーが溝部分に入らなければ良いのでマスキングは曲がっていますがこれでOKです。

で、「SRS AIRBAG」の凹み文字部分は最初は画像のようにマスキングしておきます。
今回はサフェーサーを6コート程度塗る予定ですから、文字をそのままにすると凄く変な状態になってしまうのです。中途半端に埋まった感じですかね。
これは私的に一番嫌な状態で、だったらパテで埋めてしまう方がまだマシですので。

ある程度シボが埋まったらマスキングを剥がし、最後の2コート程度だけサフェーサーを塗る事にします。なのでこの部分だけ梨地は多少削り落としています。

2012/11/30
 
jpg画像 ロードスターのハンドルエアバック部 下地処理(img2257.jpg) -2257- ロードスターのハンドルエアバック部 下地処理

ちょっと厄介な予感がしたので(笑)先に作業しています。梨地の激しいハンドルの中央、エアバックのカバー部分ですね。

他のパーツは単に塗るだけですが、ここは目立つ箇所ですので前回同様「艶々」にする為に下地を平滑化します。

そして今回はここに「SRS AURBAG」のロゴが凹み文字で形成されていますので、これがちょっと厄介なので御座います。

オーナー様的には「埋めちゃってOKです」との事ですが、ちゃんとした仕上げにする為には単にパテで埋め込むだけではダメなのです。後で必ず文字の模様が浮き出てきます。塗装屋さんなら解りますよね。

原因としては素材とパテの伸縮率の違いや、凹み内部側面までの足付不良(これはサンドブラストで対応可)、エッジが急降下過ぎるって所ですかね。ちゃんと仕上げるにはサンダーでザクザクと削って緩やかな傾斜に仕上げてから軟化性のあるパテ(エポキシ系)での処理が必要です。ただこれだと削り過ぎて中からエアバックが出てくる可能性も否めません(恐)。

私的にはこういった「後から浮き出てくる」と言うのが凄く嫌で、今までもそういった事の対処方法は色々考えて来ました。求めるレべルによって見解は違うと思いますが、私的には「絶対に出る」のが解っているので出来ればそれは避けたいのです。溶接(溶着」出来ればそれが一番良いんですがどうも素材はゴムっぽいですし(苦)。


と言う事で今回は「残す」方向で作業する事にしました。綺麗に残せれば埋めてしまうよりも恰好良い筈ですしね(結局はここなんですが)。

2012/11/30
 
jpg画像 KONA KAHUNAのフレーム ロゴ用マスキング準備(img2256.jpg) -2256- KONA KAHUNAのフレーム ロゴ用マスキング準備

cannondaleのロゴも比較的長いですがここまで長いロゴは初めてです(笑)。なんと全長490mmもありましたよ…。

KONAの文字自体は普通のサイズなのですが、そこから飛び出ている尖った部分が異様に長いのです。しかも左右でデザインを変えるというまでの凝りようですから塗装屋としては嫌がらせにしか思えません(笑)。

まあ今回これでデータが出来たので次回のKONAオーナーに期待です(ちょっと無理な気が…)。

2012/11/30
 
jpg画像  KONA KAHUNAのフレーム サフェーサー塗布完了です!(img2255.jpg) -2255- KONA KAHUNAのフレーム サフェーサー塗布完了です!

全体にプライマーを塗ったら続けてサフェーサーを塗って、とりあえずここで一段落で一安心ですね。

サフェーサーが硬化したら表面を#600〜#800程度で軽く研磨して次はいよいよ本塗りです。


予定しているのはマットブラックにマットゴールドのロゴですから最初とは全然イメージが変わりそうですね。

それではもう少々お待ちくださいませ!

2012/11/29
 
jpg画像 KONA KAHUNAのフレーム プライマー塗布A(img2254.jpg) -2254- KONA KAHUNAのフレーム プライマー塗布A

で、ふき取るとこんな感じです。解り難いですが、解る程残っていたらマズイですのでこれでOKです。本来プライマーは厚塗り出来ないので余分に残しておくとロクな事がありません(強度が足りなくなります)。厚塗りして良いプライマーはエポキシ系くらいですかね。今回使っているのはウォッシュプライマー系ですので。

2012/11/29
 
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