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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記 2012】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 メガネフレーム塗装承りました!(下記とは別件です)。(img279.jpg) -279- メガネフレーム塗装承りました!(下記とは別件です)。

メガネフレームの塗装が重なっていますがどこかのサイトで紹介でもされたのでしょうか(ただ一個は依頼内容が不明なのですが…)。

こちらはちょっと傷だらけの状態ですが、表面を削り込めば問題無いレベルですのでご安心下さい。

ご依頼内容は「艶消しの黒」です。付属品が一部見えますがこれは塗り潰してしまいます。カシメ部の飾りも同様です。


それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございます!

2012/02/15
 
jpg画像 メガネフレーム塗装承りました!(img278.jpg) -278- メガネフレーム塗装承りました!

先日はわざわざご足労頂き有難う御座いました!

こちらはいつもお世話になっている自転車屋さんと同系列他店舗の方でして、今回は自転車では無く(笑)こちらのメガネフレームの塗装をご依頼頂きました。

ご依頼色は「かなり黒寄りの紫」との事で、画像に写る色見本帳よりお好みの色を選んで頂きました。「H−3」ですね。ただこの画像だと真っ黒ですが…(それが狙いですのでOKかと)。

仕上げは「艶々のクリスタルクリアー仕様」で承っております。
また、レンズ取り付けの際に傷が付く可能性も考えて別途タッチペン(¥300)もご用命頂きました。有難う御座います。


それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございます!

2012/02/15
 
jpg画像 レクサスブレンボキャリパー 下準備完了のようです(img277.jpg) -277- レクサスブレンボキャリパー 下準備完了のようです

タイトルが他人事っぽいのは理由がありまして、ブレーキキャリパーの塗装で行う下地は全て外注依頼としているからです。
ただ「外注」といっても私と同じくTACさんに間借りしている方でして、この日記上で時々登場するキャリパー群の塗装でご贔屓頂いているブレーキ専門の方なのです。直ぐ隣に居ます(笑)。

画像は既に旧塗膜をサンドブラストで削り落とした所で、その前に内部のブレーキフルードを抜き全体的に洗浄も済んでいます。

そのブレーキ屋さん曰く、今回のブレーキはブリーダーキャップが一か所しか無いので(普通は二個あるらしいです)いつもやっているブレンボよりちょっと面倒らしいです。なるほど…ですね。

あと画像では既に処理済みですが、何かのご事情?でキャリパーに3か所程エグれたような深い傷がありましたが、そちらもブレーキ屋さんにアルミエポキシパテで修正して貰っていますのでご安心下さい。

既に脱脂洗浄済みですので後はプライマー塗っていよいよ本塗り開始です。

2012/02/15
 
jpg画像 Dinoのタペットカバー×2 結晶塗装ご依頼頂きました。(img276.jpg) -276- Dinoのタペットカバー×2 結晶塗装ご依頼頂きました。

先日無事到着しましたディーノのヘッドカバーですね。この度のご依頼、誠にありがとうございます!

塗装剥がれが酷いのは一枚だけですが、エンジンに装着されるのは二枚で1セットですので(V型エンジンですので)二枚一緒でのご依頼となります。

素材はマグネシウムですが珍しく腐食は殆ど出ていませんのでいつものアルミ同様の処理で問題無いかと思います。リン酸の希釈を薄めにしないと水素が出過ぎるくらいですかね(苦笑)。

ご依頼内容としては、現在と同じように結晶塗装の「赤」で承っております。まあフェラーリで赤以外はあり得ないと思いますが…。

ちなみに「テスタロッサ」は「赤い頭」という意味らしいです。「これはエンジンのカムカバーが赤く塗られているところから名付けられた」ってウィキペディアに書いてありましたので(苦笑)。


それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございます!

2012/02/15
 
jpg画像 インプレッサ内装パネル塗装ご依頼頂きました!(img275.jpg) -275- インプレッサ内装パネル塗装ご依頼頂きました!

てっきり紹介していたと思っていたらまだでしたね。大変失礼しました…!
こちらはすっかり常連さんの一家4台スバル車代表の方(爆)からのご依頼でして、代表の方は確かエクシーガだったと思いますがご家族の方がインプレッサにお乗りなんですよね。いつもご贔屓頂き有難う御座います!

ご依頼内容としては、画面右上にあるのはいつもの定番のセンターコンソール部分のパネルですね。下回りは艶消し黒のシボ模様なのですが、その内側にある明るいシルバー不評のようで(苦笑)、ここを黒く塗られる方は多いですね。ただ殆どの場合は「半艶」なのですが、こちらのオーナ様は以前モニター枠のパネルを「艶あり黒」でご依頼頂いてますので、今回もそちらに合わせて「艶あり黒」で承っております。好みは色々ですからね。

で、その他の凄い色(紫色のカーボン調?)のカバーパネルは鮮やかなオレンジ(VWPOLOの「マグマオレンジ」(カラーコードLD2C」で承っております。黒とオレンジですか…これは面白いですね(以前塗ったムルシエラゴがまさにこれでした)。


それでは作業着手しましたらまた紹介させて頂きますね。
この度もご贔屓頂きありがとうございます!
またご信用も頂き有難う御座います(事前見積もり無しに届きましたので…恐)。

2012/02/15
 
jpg画像 Thinkpad(ノートパソコン天板パネル)塗装 完成ですB(img274.jpg) -274- Thinkpad(ノートパソコン天板パネル)塗装 完成ですB

こちらはパネル側面に付くメクラ蓋?でしょうか。組み付ける前に付けるようですので一度着けると外す事はないようですね。
当初組み付けた状態で塗ろうかとも思っていましたが別で塗りましたのでこの状態で返却いたしますね。

画像は梱包作業の風景で、塗装した物を梱包する際には画像に写る和紙状の紙で一旦包んでからプチプチなどで梱包しています。

梱包資材(プチプチ)については基本手には最初に包んであった物を再利用していますが、足りない場合にはこちらにある物で対応しています。

梱包資材についてはどれもリサイクルが基本ですので、時々タンボールなどちょっと見た目が悪い時もありますが(謝)、ゴミを増やすよりもその分を「送料」「代引き手数料」「銀行振り込みサービス¥300」などに回した方が良いと思っていますで。何卒ご理解下さいませ。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/02/14
 
jpg画像 Thinkpad(ノートパソコン天板パネル)塗装 完成ですA(img273.jpg) -273- Thinkpad(ノートパソコン天板パネル)塗装 完成ですA

天板に写り込んでいる網目はガラス窓の飛散防止ワイヤーなのですが、意外と塗装面の確認には役立っているような気がします。何も見えないよりいい感じですよね(笑)。

付属品の写真もあるので続けて紹介します。

2012/02/14
 
jpg画像 Thinkpad(ノートパソコン天板パネル)塗装 完成です!(img272.jpg) -272- Thinkpad(ノートパソコン天板パネル)塗装 完成です!

こちらもお待たせしました!ノートパソコンの天板パネルですね。

素材はマグネシウムで、元々ゴムっぽいコーティングが施されていましたのでマットブラックな質感でしたが、今回の塗装で全く違う印象に変わったかと思います。違い過ぎますね(笑)。

パネル右下にある窪みには純正のエンブレムが装着されるのだと思います。組みあがった姿も見てみたいですね。

もう一枚画像あるので紹介します。

2012/02/14
 
jpg画像 ホイールセンターキャップ塗装 完成ですA(img271.jpg) -271- ホイールセンターキャップ塗装 完成ですA

入っているメタリック含有量は少ないですが粒子が粗い物が使われているので面白い色になっています。
ボディ色もこれだとすると結構凄い事になっている気がしますが…(まあアメ車ですからOKなんでしょうね)。

それでは後程完成のご連絡差し上げます。お問い合わせ頂いているのはメールで無く電話でしたよね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/02/14
 
jpg画像 ホイールセンターキャップ塗装 完成です!(img270.jpg) -270- ホイールセンターキャップ塗装 完成です!

こちらもお待たせしました!ホイールセンターキャップの塗装も完成になります。

色は恐らくボディ純正色で、近くで見ると結構粗いメタリックが入っているのが解ります。結構凄い色ですよね…。近接画像があるのでそちらも紹介します。

2012/02/14
 
jpg画像 ホンダモンキーのサイドカバー塗装 完成ですA(img269.jpg) -269- ホンダモンキーのサイドカバー塗装 完成ですA

今回の部品は「社外品」ですがABS樹脂の一枚物でしたので繋ぎ目も無く表面も傷一つ無く綺麗な状態でしたから簡単な下地処理のみでこれくらい綺麗には仕上がります。

逆にこれがFRPやらカーボン製品だと製品の出来具合にバラつきがありますのでそのままでは塗れないケースも多々あります。巣穴やゲルコート素地の不良などですね。
そういった場合には「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程が必用となり追加費用も掛かってくるのです。未塗装部品を購入される際にはこういった事も踏まえて検討した方が良いですよね。


で、今気づいたのですが…。
こちらのオーナー様、以前同じモンキーのヘッドカバーを結晶塗装でご依頼された方でしたね。今回のお問い合わせでは何も伺っていませんでしたので全く気が付きませんでした。大変失礼しました…!

それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。
この度のご依頼、ご贔屓頂き有難う御座いました!

2012/02/14
 
jpg画像 ホンダモンキーのサイドカバー塗装 完成です!(img268.jpg) -268- ホンダモンキーのサイドカバー塗装 完成です!

大変長らくお待たせしました!モンキーの社外品サイドカバー完成です。

色はホンダ純正色の「モンツァレッド」で、当初はこちらのサイト上にある「web色見本帳」から選んでご指定頂いていたのですが、色名からデータを探してみたら配合データがあったのです。

で、オーナー様曰く「赤というよりは朱色?な感じですから」とのお話通り確かに朱色っぽい赤です。これで間違いないかと思います。

もう一枚画像あるので紹介しますね。

2012/02/14
 
jpg画像 連絡が取れなく困っております。(img267.jpg) -267- 連絡が取れなく困っております。

こちらは先日届いたメガネなのですがご依頼者様が解らず困っております。
こちらをご覧頂きお気づきになりましたらご連絡を頂ければ幸いです。どうか宜しくお願いいたします。

発送は定形外郵便で、電話番号の記載はありません。
NTTの104番で電話番号を調べたのですが、封筒に記載されている字が達筆過ぎてご芳名の一部が確認出来ません。ですので該当が無いとの回答になっており連絡する手段が見当たりません。

ただ先日、これかと思われるメールを頂いておりまして、ただそちらにもお名前等の情報が一切記載されておらず、「もしかしてメガネを送りましたでしょうか?」と数日前に返信をしましたがその後返信は届いておりません。


またこれとは別件で、ノートパソコンが一台丸々届いております。当方ではこれの分解には対応しておりませんので対応に少々困っております。先日お送りしたファックスは確認して頂けたでしょうか?(電話では留守番電話にならなかったのでファックスにて連絡差し上げております)。
そちらをご確認頂けましたらご一報頂ければ助かります。


どうぞ宜しくお願いいたします!

2012/02/14
 
jpg画像 DUCATIアッパーカウル(下部分) 下地処理(img266.jpg) -266- DUCATIアッパーカウル(下部分) 下地処理

こちらは先ほどの部品とは違う物で、塗られている塗膜も自家塗装では無くしっかりした物ですので剥離はせずに下地処理だけして上から塗り重ねます。

「塗り重ねる」と言うとイメージが悪いように感じるかも知れませんが、高機能塗装と謳われる自動車補修塗装で毎回剥離している場面なんてありません。塗膜永久保証のプログラムでもそんな事は説明していません。ですのでご安心下さい。

と言っても当然塗膜限界の膜厚もありますし、問題のある塗膜の上に塗っても間違いなく問題は起きますので、剥離が必用な場合には当然それを行う必要はあります。大事なのはそれの判断ですね。

いや、どこかのサイトを見た時に「剥離しないで塗るなんて手抜きも良い所」みたいな事が説明されているのを見かけた事がありましたのでちょっとそれは違うかな、と思った次第です。自動車の新車塗膜剥がしたりしたらそれ相応の下地を造りなおさないと大変な事になりますので…(それこそ取り返しが付きません)。


ただ今回のカウルは2色が塗り分けとなっているので、クリアーの下にあるベースコートの段差もそのまま残すと後でそれが見えてしまいます。
こうやって見ると段差は無い様に見えますが、結構あるんですよ。色が付いているだけに解り難いだけですね。

この段差を残したまま色が単色塗り潰しとなると、塗り分けのラインやDUCATIの文字部分が浮き上がって見えてしまいますので予めここを平らに研いでおきます。
この際「手研ぎ」ではこの段差も残ってしまいますので極力固い当て板を使って研ぐとします。普段は木片ですが今回は砥石を使ってみました(気分的に…)。

使っているペーパーは#800です。
#600を使ってダラダラ研ぐよりも番手は細かくても当て板を固くしてシャキっと研いだ方が下地が露出する(クリアーを突き破る)可能性が低いと思ってこうしています。
もっと慎重に行う場合には#1000や#1200を使ったりもしますが今回は#800を選びました。

昔はこういった事の判断が全く解らず、親方(上司)に「なんで#800なんですか?」と聞いても「そういう気分だからだ」としか答えてくれませんでしたが(苦)今になると良く解りす。
最終的な結果へのアプローチは状況が変われば毎回違うので、それを考えながら変えていかないといけないんですよね。とても口で説明出来る事ではないようです(笑)。

2012/02/13
 
jpg画像  DUCATIアッパーカウル サフェーサー塗布(img265.jpg) -265- DUCATIアッパーカウル サフェーサー塗布

被塗面を良く脱脂洗浄したらプラスチックプライマーを塗布後ウレタンのサフェーサーを塗ります。

ウレタンサフェーサーは2液性ですので厚塗りが可能ですが、一気に膜厚をつけてしまうと表面だけ硬化して内部に溶剤が籠ってしまい、巨大なブリスター(塗装が浮きます…)が出来てしまったりもしますのでコート毎に表面を乾かしながら行います。私的には5コート程度を一時間掛けてゆっくり塗っています(当然その間は単に待っているのではなく他の作業をしています)。


ちなみにこの時期は気温が上がらないのでサフェーサーの硬化にも気を使う必要があります。自然乾燥では到底無理ですね。
硬化が甘いと本塗り時に「チヂレ」が発生しますので熱を掛けての強制乾燥は必須です。

と言ってもこれ単体の為に熱を掛けるのは残念ですので(色々な理由で)、他の何かを炙る時(=強制乾燥する時)に一緒に行うようにします。急いでいる時は別ですがそれで済むならそうするように努力しています。

2012/02/13
 
jpg画像 DUCATIアッパーカウル 旧塗膜剥離完了です!(img264.jpg) -264- DUCATIアッパーカウル 旧塗膜剥離完了です!

こういった比較的平面的な形の部品は機械工具(エアーツール)が使えるので助かります。全て手作業では一日掛かってしまいますからね…。

と言ってもただ一辺倒に削り落とすのではなく、元のラインを崩さないように且つスピーディーに作業を完結させる努力は必要です。

最初はパッドに直接#120のペーパーを張り付け平面部分を削り、その後#180〜#240をスポンジパッドに張り付け「目消し」を行います。スポンジパットを使う事で緩やかなアール面に良く馴染むように、ですね。パッドが堅いままだとカクカクした仕上がりになってしまいますので。

最後にエッジの部分は手作業で、裏側に回り込んだ分も確実に除去しておきます。

画像は樹脂素地の状態です。素材はABSかと思われます(切削性は良いのですが割れ易い素材です)。

2012/02/13
 
jpg画像 DUCATIアッパーカウル 旧塗膜剥離(img263.jpg) -263- DUCATIアッパーカウル 旧塗膜剥離

とてもとても剥がすのが勿体ないくらいの出来具合なのですが、使った塗料が「ラッカー」との事ですので、後々のトラブルも想定して全て剥がす事で承っております。自家塗装とは思えないですね…。

と言うのも、これに使っているクリアーは「2液ウレタン」でして、缶スプレーですが「主剤」と「硬化剤」を混合して使う(使い切る)タイプの物があるのです。ただしお高いですけどね(苦笑)。

2液ウレタンであればある程度の膜厚が付きますので(付けられますので)余り綺麗に塗れなくても磨きで挽回出来たりします。
とにかく研いでも下地が出ない程塗っておけばペーパー掛けてコンパウンドで磨けば艶は出ます。
ラッカーだとここまでの艶は出ませんし膜厚は付けられませんので(付けてはいけませんので)限界はありますからね。

ただ今回はその下に塗っているベースコート(やってみて解りましたが白だけですよね?)はラッカー樹脂なのでそれが厄介なんですよね。と言う事で「根こそぎ」なのです。とてもとても剥がすのが勿体ないくらいの出来具合なのですが、使った塗料が「ラッカー」との事ですので、後々のトラブルも想定して全て剥がす事で承っております。自家塗装とは思えないですね…。

と言うのも、これに使っているクリアーは「2液ウレタン」でして、缶スプレーですが「主剤」と「硬化剤」を混合して使う(使い切る)タイプの物があるのです。ただしお高いですけどね(苦笑)。

2液ウレタンであればある程度の膜厚が付きますので(付けられますので)余り綺麗に塗れなくても磨きで挽回出来たりします。
とにかく研いでも下地が出ない程塗っておけばペーパー掛けてコンパウンドで磨けば艶は出ます。
ラッカーだとここまでの艶は出ませんし膜厚は付けられませんので(付けてはいけませんので)限界はありますからね。

ただ今回はその下に塗っているベースコート(やってみて解りましたが白だけですよね?)はラッカー樹脂なのでそれが厄介なんですよね。と言う事で「根こそぎ」なのです。

2012/02/13
 
jpg画像 Thinkpad(ノートパソコン)天板 磨き処理(img262.jpg) -262- Thinkpad(ノートパソコン)天板 磨き処理

磨きが終わってから付属品を着けるより、着けてから磨いた方が無用な傷を気にしなくて済むので磨き作業は最後にしています。

パネルの白っぽくなっている所はペーパーが当たったところで、ここでは耐水ペーパーを使っての水研ぎとなります。

工程としては、

@#1500水研ぎ
A#2000水研ぎ
B#3000水研ぎ
Cウールバフポリッシュ
Dスポンジバフポリッシュ
E仕上げスポンジバフポリッシュ

となります。CDEはそれぞれ違う種類のコンパウンドを使います。

画面では小型のポリッシャーが写っていますがこれだと効率が悪すぎるので大型のバフに変更しています。確か75mm→200mmでしたかね(適当ですいません…ど忘れしてしまいまして)。


画面左上にあるのはポリバケツで、磨き用具一式はこの中に入ってます。
蓋を閉めればホコリは入りませんし持ち運びもこれ一つでOKなので小物塗装にはこれで十分です。

こちらは明日には完成予定で、他にホイールキャップ×4個とモンキーのサイドカバーも明日完成予定ですね。
もう少々お待ちくださいませ!

2012/02/13
 
jpg画像 Thinkpad 付属品取付け(img261.jpg) -261- Thinkpad 付属品取付け

4枚のパネルの内2枚に金具が付いていたのでそれを元に戻します。両面テープですね。

元々どれについていたか、どのような位置に付いていたかは予め写真を撮ってますのでご安心下さい。便利な時代になりました…(どっかで聞いたような気が…笑)。


厚手で強力な両面テープはカットするのが結構大変です。板金塗装屋さんはエンブレムの再貼り付けで年中これに苦労しているかと…(ディーラーだと再利用しないのでそういった機会は少ないですかね。基本的に使い捨てですので)。
こういったケースでも良く切れるデザインカッターは有効です。ただ切れ過ぎるくらいですので使い方を誤ると危険ですが…(怖)。

2012/02/13
 
jpg画像 インプレッサテールランプ レッドキャンディー+スモーク塗装 本塗り完了です!(img260.jpg) -260- インプレッサテールランプ レッドキャンディー+スモーク塗装 本塗り完了です!

そして全体的に薄くスモークを掛け、クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!


テールランプの塗装は今の「小物塗装」になってから本格的に始めまして、実は色々思考錯誤はありました。
使っている材料もそうですが作業自体も最初の頃から比べるとかなり改良を加えて来ています(まあ当たり前ですか。笑)。

ただ基本的には普通の塗装と変わりはありません。どれも基本を抑え、どうやったら楽に早く綺麗に出来るか(爆)を目指してやって来ています。

基本は大切ですが、新しい材料ややり方があったらやはり色々試して見たいですし、今よりもっといい方法があるのであれば変えていきたいですからね。

ちなみにまだ試してはいませんが新しいクリアーも導入しました。
今使っているクリスタルクリアーよりも値段は高いです(爆)。
タイミングが来たら早速試してみたいと思います。


それではこちらも完成しましたらまた紹介させて頂きますね。
今週中には出来る予定です。もう少々お待ちくださいませ!

2012/02/13
 
jpg画像 インプレッサテールランプ 本塗り開始です。(img259.jpg) -259- インプレッサテールランプ 本塗り開始です。

レッドキャンディーは4コート〜5コート程度で終え、クリアー抜き部分のマスキングを剥がします。

レッドキャンディーは樹脂分(クリアー)に赤を数パーセント入れて作ります。最初から出来ている訳ではありません。
で、それの濃度が濃ければコート数は少なくて済むので簡単なのですが、そうなるとムラやダマ、濃淡が変わってしまうのでわざと薄めにしてコート数を増やして均一に色を着けるようにします。

ただしコート数を増やし過ぎると過剰膜厚になってデメリットが発生しますので(塗膜が弱くなります)、予め想定した膜厚になるようにコート数を考え含有量(濃度)を決めるのです。逆算ですかね。

で、マスキングテープを剥がした箇所にはプラスチックプライマーは塗られていませんので、再度プライマーをその部分にスプレーします。
この時のプライマーもオーバーミストはトラブルを誘発しますので(経験済みです)気をつけて行います。

2012/02/13
 
jpg画像 インプレッサテールランプ 本塗り準備完了です!(img258.jpg) -258- インプレッサテールランプ 本塗り準備完了です!

そして最後の脱脂作業を終えたらブースを稼働して被塗物を勢いよくエアーブローし、ホコリを良く飛ばしたらプラスチックプライマーを塗布します。

続けてレッドキャンディーです。

2012/02/13
 
jpg画像 デザインカッター(img257.jpg) -257- デザインカッター

以前の「自動車塗装屋」の時はカッターもハサミも塗装の仕事では殆ど使う事はありませんでした。カッターを使うのは車を覆う大きなビニールを切る時くらいですね。

自動車塗装の現場でマスキングテープを切る場合、実は「指で千切る」が基本でして、普通わざわざハサミを使ってマスキングテープを切ったりはしません。

私が一番最初に親方(上司)についた時、ボンネットの裏側を一面養生(=マスキング)するのにそのマスキングテープをハサミで切ろうとしたらいきなり怒鳴られました(苦)。

いや、正確には怒鳴られるのではなく、「おい、それ誰に習ったんだ?」なんて言われ方で、そもそもそれを会った事も無い貴方(親方)言っても解る訳が無いのにわざとそういう聞き方をするのです(厳)。

まあ一昔前はこれが普通でしたし、パワーハラスメントなんて言葉も見当たりませんでしたからね(苦笑)。
ちなみに今はその上司に非常に感謝しております。時々連絡も取りますし今でも尊敬しております。こんないい加減な私の性格でも何とか塗装屋としての形にして貰えましたし(爆)。


で、画像のカッターは一般的なカッターと違い、曲線のカットや細かい部分のカットに適したカッターです。
刃が切れなくなったら折るのではなく交換するのですが、刃自体はそんなに高い物では無いので使う時は毎回交換しています。使わなくても空気に触れているだけで切れ味は落ちるんですよね(金属の酸化です)。

切れない刃は非常に操作が難しく、むしろ恐ろしく切れ味が良い方が微妙な調整が出来ますね。今の小物塗装には欠かせないアイテムです。

ピンセットも恐ろしく先端が尖った物が細かい作業には有効で、ただ扱いを間違えて時々指に刺さります(苦)。
ピンセットはそんなに高価な物では無く、刃先(先端)の噛み合わせが悪くなったら新しい物に交換してしまいます。10本くらいは常備していますので(笑)。

2012/02/13
 
jpg画像 インプレッサテールランプ 「クリアー抜き」部分のマスキング(img256.jpg) -256- インプレッサテールランプ 「クリアー抜き」部分のマスキング

良く脱脂したらクリアー抜き部分のマスキングを行います。
このテープに付いている糊も長時間放置したままだとこの後の塗装に悪影響を及ぼすので(糊は溶剤系ですので)マスキング〜本塗りまでは限られた時間内に行うのが理想です。

またマスキングテープの糊は気温によって本来の性能を落としてしまうので基本的には一年以内に使い切ります。
去年の残っていた物を使おうとしてもスムーズに引き出せませんし、上手くくっ付いてもくれません。なので買い貯めはせずに使う分だけその時に買うのが常識ではありますね。

ラインの繋がりが確認出来たら中の部分を幅の広いマスキングテープで覆っていきます。

2012/02/13
 
jpg画像 インプレッサテールランプ 下地処理(img255.jpg) -255- インプレッサテールランプ 下地処理

現在この型のインプレッサテールランプのお預かりは一名だけですのでご判断は大丈夫ですね。去年の年末から3セットも纏めてご依頼が重なってしまったのはちょっと大変でしたからね(それぞれ間違えないようにです)。

画像は足付け処理が終わった状態で、先ほど紹介したシルビアのテールランプは塗装剥がしてもこんな状態では無かったですからもしかしたらいずれペリペリと塗装が剥がれて来た可能性もあります。
自家塗装だと恐らくプラスチックプライマーの代わりに「ミッチャク○ン○チ」などをご利用されたかも知れませんがうちではそれは使ってませんのでご安心下さい(←私的見解です)。

ちなみに画面に一緒に写っている「刷毛」は掃除用です。
テールランプの裏側などイビツな形をしている場合ウェスでは手が届かず普通のブラシでも奥まで全く入りません。なのに土埃が残ってイライラしませんか?(何か変な宣伝みたいですいません…)。

エアーブローだけじゃ取れませんし、勢いよく水を噴射してしまうと中に入って大変な事になりますので、穴の部分を目止めしたらこの刷毛で奥の隅を叩くようにすると結構きれいになります。エアーブローと併用が良いですね。相当汚れがひどくなければこれでかなり綺麗になります。刷毛はコシの強い堅めがお勧めです。

2012/02/13
 
jpg画像  シルビアテールランプ レッドキャンディー塗装で承りましたA(img254.jpg) -254- シルビアテールランプ レッドキャンディー塗装で承りましたA

で、クリアー抜きの位置を一応ご確認お願いいたします。

クリアー抜きをする箇所が赤くなっていますが、実際にはそこがクリアーでその他全体がレッドキャンディーになります。

またオーナー様のイメージとしては「最近の純正に、より近付けたいので」との事ですのでスモーク塗装は無しになります。純正風としてレッドキャンディーのみの仕上げですね。

ちなみに「褪色」についてですが、良く街中で見かけるカラー印刷のポスターなど年月が経つにつれて色が薄くなってきますよね?あれがそうです。色によっても褪色し易かったりし難かったり、樹脂や顔料の種類によっても変わってきます。

これの対応策としてはとにかく紫外線に当てないのが一番ですが、一概にそれは難しいのでクリアーを耐UV効果の高い物に変更するなどの事で防止しています。

最近は家庭用の窓ガラスでもそういった高機能的な物が付随した製品が出ていたりしますが、後からUVカット性能のあるクリアーフィルムを張るだけでも効果がかなり違ったりします。
車でも気を使っている方はフロントガラスにもクリアーフィルム貼っていたりしますからね(クリアーなので違法では無いそうです)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
もう少々お待ちくださいませ!

2012/02/13
 
jpg画像 シルビアテールランプ レッドキャンディー塗装で承りました!(img253.jpg) -253- シルビアテールランプ レッドキャンディー塗装で承りました!

先週無事到着しておりましたシルビアのテールランプです。この度のご依頼、誠にありがとうございます!

実はこのテールランプ、既に一度自家塗装でレッドキャンディーに塗られていたそうで、当店での剥離は難しいとの旨を伝えましたらオーナー様自らそれを剥がして(!)今回のご依頼となりました。す、凄いですね…。感服致します。

ただ到着した現品を見てもこれが剥離した製品とは思えません。かなり綺麗な状態です。
塗ったのが自家塗装(缶スプレー)でしたので、足付け処理をしていなかった事と塗料自体が弱い物だったのがむしろ幸いしたと思います。うちで塗ったのはそう簡単に剥がれないと思いますので…(要部品交換です)。

で、今までの自家塗装だとどうしてもレッドキャンディーの赤が段々と薄くなってしまったとの事で今回のご依頼に至ったという事もありますが、確かに缶スプレーだと少々限界があるかと存じます。褪色(色褪せ)は色その物もそうですが樹脂分によるところもありますので(硝化綿ラッカーかアクリルウレタンか、という事です。同じ色でも樹脂が違うと全然違う性質の塗料になります)。


クリアー抜きもご用命頂いてますのでそちらも紹介しますね。

2012/02/13
 
jpg画像 Thinkpad(ノートパソコン)天板 本塗り完了です!(img252.jpg) -252- Thinkpad(ノートパソコン)天板 本塗り完了です!

そして艶々の黒で無事本塗り完了です。お待たせしました!

同じ物がこれだけ一緒にご依頼頂くのも珍しいですが、実は最初にお問い合わせ頂いた時は一枚だけの筈でした(笑)。

「同じ形で同じ色の物が増えれば複数割引が適用されるのでお得です」とお話したらお知り合いの方に声を掛けて今回一緒にご依頼頂いたのです。と言っても4人では無くお一人二枚ずつなんですが(爆)。余程この機種が好きなんですね…(そういうの良いですよね)。

それではまた進行しましたら紹介させて頂きます。もう少々お待ちくださいませ!

2012/02/11
 
jpg画像 Thinkpad(ノートパソコン)天板 本塗り準備完了です(img251.jpg) -251- Thinkpad(ノートパソコン)天板 本塗り準備完了です

そして最終的に#800の目で揃えたら良く脱脂洗浄していよいよ本塗り開始です。

台に置いて自立するように、且つ塗る時は片手で持てるような状態にしておきます。このまま置いた状態で塗る方が実は難しいですからね。

2012/02/11
 
jpg画像 Thinkpad(ノートパソコン)天板 下地処理(img250.jpg) -250- Thinkpad(ノートパソコン)天板 下地処理

先日塗っておいたサフェーサーが完全硬化したので表面を研磨します。

マグネシウムのパネルは表面に細かい凸凹があるので最初は固めの当て板(木片)に#320のペーパーを貼って研磨し、その後柔らかい当て板(スポンジ)、そしてダブルアクションサンダーにて均します。側面など細かい箇所は手研ぎメインです。

2012/02/11
 
jpg画像 キャノン水中ビデオカメラケース 本塗り完了です!(img249.jpg) -249- キャノン水中ビデオカメラケース 本塗り完了です!

そして本塗り完了です。お待たせしました!

濃度は標準濃度で、内部はマスキングしてあるので暗く見えますが、中身が透過して中に養生紙が詰まっているのが解ると思います。

形がイビツだったのでとにかくスモークがムラにならないように気を付けました。一気に染めようとすると部分的に濃くなってしまうので薄く薄くを細かく分けてコートしています。

とりえあえず無事に全体的なスモークは塗り終えましたので、完全硬化したらフロントパネルは再度下地処理(足付処理)し、各ロゴを塗装したら再度全体的にクリアーを塗布します。


ちなみにこのケース何故スモークでの塗装かと言うと、「浸水した場合に水滴がケース内面に付着するのでそれを認識するため」との理由からだそうです。なるほど、ですね。

ただそれに続けて、「水中で浸水を発見したとしても、どうすることも出来ないので気休めなのかもしれません」とご自分で突っ込んでいたりもするのですが(笑)。

それではまた作業進行しましたらまた紹介させていただきますね。
もう少々お待ちくださいませ!

2012/02/10
 
jpg画像 キャノン水中ビデオカメラケース 本塗り準備完了(img248.jpg) -248- キャノン水中ビデオカメラケース 本塗り準備完了

各部スイッチ部分も防水になっているのでその部分には触れず(外さず)今回はマスキングメインで行います。

緑色のシールが貼ってある箇所は「液晶画面」の部分で、そこはモニターが見えるようにスモークを掛けないようにしています。サイズと位置は予めオーナー様から指定して頂いておりますのでそれに合わせて行なっています。


固定方法は「ガムテープの芯」を二段に重ね、ガムテープでレンズ部分の塗らない箇所にガッチリ固定しています。置いて自立するようにもなっていますし片手で持てるようにもしてあります。裏側も塗らないといけませんからね。しかも単なる塗装ではなく「スモーク塗装」ですから結構大変です。起こるであろうトラブルを色々想定して懸念材料は片っ端から払拭しておきます。

2012/02/10
 
jpg画像 キャノン水中ビデオカメラケース マスキング(img247.jpg) -247- キャノン水中ビデオカメラケース マスキング

こちらもお待たせしております。ビデオカメラを水中で使う為のケースですね。

表と裏のパネルを分解するのが難しかったので(破損してしまう可能性があるので)別々に塗る予定でしたが、幸いにしてロック部分のシャフトは簡単に抜けたので予定を変更して裏表一緒に塗ることにしました。

ただそうなると全面パネルにいれるロゴの塗装を一緒に行うにはちょっと難しいので、これは後ほど別工程で塗ることにします。

結局手間的にはあまり変わらないのですが、前後パネルを一緒に塗る事によってそれぞれのパネルのスモーク濃度を揃えられるので間違いは無いですね。


画像はケース内部のマスキングをしているところです。
ロック部分は分解してしまったので蓋はキッチリ締まりませんから隙間から内部に塗料ミストが入ってしまうので予め養生しておきます。

2012/02/10
 
jpg画像 カローラミリオンテールランプ クリアー抜き位置の確認B(img246.jpg) -246- カローラミリオンテールランプ クリアー抜き位置の確認B

塗り分けの境界線は下の画像と同じです。単に色を反転させただけになります。まあこれが完成のイメージですね。ただし実際の完成はこんな濁った変な色(苦笑)ではありませんのでご安心下さい。

どうぞご確認の程を宜しくお願いいたします!

2012/02/10
 
jpg画像 カローラミリオンテールランプ クリアー抜き位置の確認A(img245.jpg) -245- カローラミリオンテールランプ クリアー抜き位置の確認A

オーナー様から頂いた「画像指示書」からして私の判断としては「壁の内側」のラインを境界線と考えております。こちらで宜しいでしょうか?

赤(オレンジ)色になっている箇所が「クリアー」になる箇所です。
ただ壁の部分も見えにくくなっていますので赤い部分を反転した画像も続けて紹介しますね。ご確認ください。

2012/02/10
 
jpg画像 カローラミリオンテールランプ クリアー抜き位置の確認(img244.jpg) -244- カローラミリオンテールランプ クリアー抜き位置の確認

画像はカローラミリオンのテールランプの近接画像です。クリアー抜きの位置確認の為に画像アップさせて頂きますね。

こちらは何も加工していない状態です。

クリアー抜きをする「部屋」にそれぞれ枠(壁)があるのですが、壁の厚みが1ミリ程度あるのでそれの内側か外側かで少々悩みましたので判断が付けやすい様に紹介させて頂きます。


続きます

2012/02/10
 
jpg画像 ブレンボのキャリパーも・・・(img243.jpg) -243- ブレンボのキャリパーも・・・

画像に写るキャリパーはいつものブレーキ屋さんからのご依頼品で、今年も相変らず売れ行きは順調のようでして何個も何個も塗らされています(苦笑)。
同じ色で統一されてくれていればまだ楽なのですが、この時は「オレンジ」「ゴールド」「シルバー」「ブラック」と全部違う色でした(酷)。
画像左奥にあるのは次回の塗装待ちのキャリパーで、旧塗膜はサンドブラストで綺麗に落とされたアルミ素地の状態です。

ちなみにこれらのキャリパーが吊ってあるのはTACさんのフレーム修正機で、ここで塗っている訳では無く塗装前〜塗装後のキャリパーの「一時保管場所」となっています。上にはポルシェが乗っています(笑)。


どのキャリパーもここに来た時はゴミ同然だったのに(いや、ブレーキキャリパーに全く興味の無い私から見た視点でして…)、こうやって色のオーダーが入って綺麗に仕上がって出て行くのを客観的に見ると面白い仕事だと思います(自分で塗っているとついついこれを忘れがちでして…)。

魅力的な仕事だと思うのですが如何せん車業界がちょっと寒い感じですからね。今後盛り上がってくれればと思う次第です。


で、ちょっと話は変わりますが、当ウェブサイトのトップページ冒頭にある画像、今は「Wiiコントローラー」になっています。
いつもここは「艶々仕上げ」の塗装物が定番だったのですが今回初めて「艶消し」で仕上げた物を採用しました。私的に結構楽しめた仕事でしたので。

で、実はそこに掲載する画像は「自動車部品以外の物」と決めていたりします。
どうしてかと言うと、そこで自動車部品を紹介してしまうと初めてこのサイトに来た方はどうしても「自動車塗装」のイメージが強くなってしまうと思うからです。まあそもそもが自動車の塗装屋でしたから、敢えてそれを出さないようにしているのです。

まあ実際は車の部品を塗っている方が儲けはあるので(爆)、実はそれを前面に出した方が商売的には良いのですが、それだとどうしても先が見えてしまうと思われまして…。自動車の塗装屋を辞めた意味がなくなりますしね。

なので今回は遊び心も含めてWiiのコントローラーのような案件を選んで掲載しています。あ、でも実際に塗ったのはコントローラーでは無く奥にある「ヌンチャク」の方なんですけどね(笑)。

機会がありましたらまた違う画像を紹介していきますのでどうぞ今後ともプロフィットウェブサイトを宜しくお願いいたします。

2012/02/09
 
jpg画像 ホイールセンターキャップ 本塗り完了です!(img242.jpg) -242- ホイールセンターキャップ 本塗り完了です!

そして本塗り完了です。お待たせしました!

プレートにあった窪みが良い感じで出てオーナー様の狙い通りになったのではないでしょうか。べた塗りでも恰好良いですよね。

画像だと塗った直後の状態なので、完全硬化後にはもう少し文字の輪郭もくっきりと出ていると思います。一応これでも膜厚を付け過ぎないように気を付けて塗っています。


それではこちらも完成しましたら改めて紹介させて頂きますね。
もう少々お待ちくださいませ!

2012/02/09
 
jpg画像 ホイールセンターキャップ 本塗り前(img241.jpg) -241- ホイールセンターキャップ 本塗り前

こちらもお待たせしました!無事本塗り完了しておりますのでご安心下さい。

元の状態としてはアルミプレートにパンチング?で文字の部分が窪んだ形になっています。丁度その位置に文字をブルーでプリントしてクリアーが塗ってる、といった状態です。

今回はこれにブラックメタリック(カラーコードPXRでご指定頂いてます)でべた塗りにします。

2012/02/09
 
jpg画像 モンキーのサイドカバー 本塗り完了です!(img240.jpg) -240- モンキーのサイドカバー 本塗り完了です!

色はホンダ純正色の「モンツァレッド」でして、幸いにしてスタンドックスにこのデータが存在しましたのでそれを基に色を作成しています。バイクの配合データがあるのは5割以下ですので(私的経験で)ラッキーだったと思います。


それでは完成しましたら改めて紹介させて頂きますね。
お待たせしてすいませんがもう少々お待ちくださいませ!

2012/02/09
 
jpg画像 モンキーのサイドカバー 本塗り準備完了です!(img239.jpg) -239- モンキーのサイドカバー 本塗り準備完了です!

素材はABS製で元々の状態は比較的艶のある状態でしたが、先ほどの研磨材で全体的に均一に傷を付けているので艶消しな状態になっています。良く見ると細かい傷が万遍なく付いています。これによってこれから塗る塗料が食い付く訳ですね。

塗料自体は接着剤でもなんでもないのですが、一応初期の状態では多少粘着力があるというか、適当な下地処理だとしても簡単には剥がれない場合があります。ツルツルの状態で塗っても、ですね。

しかしある程度の年月が経つとその接着力も劣ってくるのか、塗装はペリペリと剥がれてきます。所謂「密着不良」ですね。こうなるとどうにもなりません。処理するには「総剥離」ですが恐らく部品を買い直した方が早い(安い)です。

他には「密着剤」といった便利な塗料(プライマーとは呼べません)もあるのですがやはり万能ではありません。紫外線が直接それに当たってしまうキャンディーカラーなどでは劣化が早いですし、飛び石などで一旦きっかけがあるとそこからベリベリと剥がれてきます。
なので結局は昔ながらの方法で行うネチネチとした下地処理が必用になってくるのです。

最近は下地処理用の副資材(先ほどの黄色い物など)が増えたのでここを手を抜くケースも少なくなったのですが、一昔前はこの「ペリペリ」には本当に参りました。ラップのように綺麗に剥がれてくれれば良いのですが殆どが中途半端な状態でくっ付いているので非常に大変だった記憶があります。


という事で、十分に脱脂してエアーブローしたらプラスチックプライマーを塗布していよいよ本塗り開始です。

2012/02/09
 
jpg画像 モンキーのサイドカバー 下地処理(img238.jpg) -238- モンキーのサイドカバー 下地処理

こちらも大変お待たせしました!無事本塗り完了しておりますのでご安心下さい。

画像は足付け処理作業中の口径で、黄色く見えるシートが所謂「ペーパー」と呼ばれる研磨材の替わりです。私が小僧(見習い)の時代には無かった代物ですね。#800相当です。

で、ご依頼頂いているのは表面だけなのですが、よくありがちなのが「耳」の部分の塗装がペリペリと剥がれてしまうトラブルです。
わずか1ミリ程度の面なのですが疎かにすると後で面倒な事になりますのでここもちゃんと足をつけておきます(研磨材で傷を付けておきます)。

2012/02/09
 
jpg画像 ホンダの内装部品塗装 完成ですA(img237.jpg) -237- ホンダの内装部品塗装 完成ですA

手前のスイッチパネルは元々艶消しのシルバーだったのでそんなに変化はないのですが、やはり他とお揃いの色になると断然統一感がありますから違うと思います。

エアコン吹き出し口は元々は黒いプラスチック素地の梨地でしたが、これは一旦平滑な下地を造ってから仕上げています。「ツルっとした艶消し仕上げ」は上品な高級感がありますからね。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/02/09
 
jpg画像 ホンダの内装部品塗装 完成です!(img236.jpg) -236- ホンダの内装部品塗装 完成です!

そして遂に完成です。お待たせしました!

画像を見て頂けると解ると思いますが、左端にあるスイッチパネルと右端にあるスイッチパネルでは色が違って見えると思います。
今回これがこの色の特徴でして、スカシは青くヘッド(正面)は赤黄色い、そしてメタリックの目(粒子)を感じないくらい細かい目になります。結果、この色は普通のメタリックではどうやっても出ないのです(ですので今回は高輝度メタリックを使っています)。

他にも画像あるので紹介しますね。

2012/02/09
 
jpg画像 ホンダの内装部品塗装 組み付け作業A(img235.jpg) -235- ホンダの内装部品塗装 組み付け作業A

あと、元々エアコン口についていた「開閉」を案内する為のシールですが、今回の色にはちょっと合いそうもありませんのでとりあえずは付けないまま返却しますね。
裏側には新たに両面テープを貼り直しておきましたので着けるのは簡単に出来るようにしてあります。お好みでどうぞ。

私的な見解では、最近文房具屋さんやホームセンターで売っている飾りシールで体裁のいい物を選んで貼るのが良いのでは、と思う次第です。
探せばいい物が見つかりそうですし何だかそういうのも結構楽しそうですし(笑)。

2012/02/09
 
jpg画像 ホンダの内装部品塗装 組み付け作業(img234.jpg) -234- ホンダの内装部品塗装 組み付け作業

こちらもお待たせしました!エアコン吹き出し口とスイッチパネルカバー、そしてメーターリング部の塗装も完成となります。

画像は分解していたエアコン吹き出し口を組み付けている作業です。
基本的にこういった自動車部品の分解については無償で行う場合が殆どです。ただしその作業によって生じたトラブルや破損・紛失などには責任が持てませんので、その場合には付属品を全て外した状態でご希望の被塗物部品単体でのご依頼でお願いいたします。作業する私も殆どが毎回初めての物ですので「熟練した作業者が」と言う訳では全然ないんですよ…。

ただ元々は自動車の塗装屋ですから多少なり分解の経験はありますので一応はご安心下さい。今までどうにもならなかったケース(上記で説明した破損・紛失など)はありませんので。

そして出来ないのは「電化製品」や「カメラ部品」「自転車」などです。どれも全くの専門外ですので…(単なる塗装屋ですから…)


既に完成しておりますので続けて紹介しますね。

2012/02/09
 
jpg画像 マツダアクセラ内装パーツ塗装 完成ですB(img233.jpg) -233- マツダアクセラ内装パーツ塗装 完成ですB

こちらはパワーウィンドウスイッチのパネルで元々はザラザラとした「梨地」の状態でしたから、「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で一旦平滑な下地に仕上げています。それが一番大変な作業ですね(笑)。

ただそれだけに元の部品とは全く違う製品に見える程に仕上がっていると思います。
メーカーもこういった物をオプションで設定すれば…と思ったらそういえばウッドパネル(調…)とかは選べましたよね。
まあオーダーカラーとなるとやはり面倒ですから難しいかも知れませんが、今後少子化と運転する人間も相当に減る筈ですからそういった方向に向いてもおかしくは無いと思います。
そうなると私の仕事も減るかまたは一気に増えるか、ですかね(現在1200個もの製品を塗るかも知れないプロジェクトが…恐)。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。
この度もご贔屓頂きありがとうございました!

2012/02/09
 
jpg画像 マツダアクセラ内装パーツ塗装 完成ですA(img232.jpg) -232- マツダアクセラ内装パーツ塗装 完成ですA

単なる円柱形では無くこうやってカットが入っていると色の変化も楽しめていいですね。

こちらのオーナー様はこういった内装の小物部品は殆どがこのシルバーで統一されてまして、ただハンドルのスポーク部分に紅一点赤メタリックを採用しています。無彩色と有彩色を上手く組み合わせている事と思われます。

その他内装部品の多くを占める「艶消し黒」(またはグレー)の色もありますが、そちらは「艶消し」というのが実は大きな効果があって、もしこれが全部艶々の仕上げだったらちょっと落ち着けない状態になってしまうと思われます。まあ派手に仕上げたいと言うのであればそれはそれでいいのかも知れませんが(笑)。

塗装は「単色」よりも2色以上の組み合わせと、さらに艶に変化を与えれば少ない配色で非常に大きな効果が得られます。
またそれぞれの色の位置関係や面積も重要ですから、それらの事を総合的に考えて全体像を塑像すると良い結果が得られると思います。
まあ何よりそうやって妄想している時こそが一番楽しいですし(笑)。

2012/02/09
 
jpg画像 マツダアクセラ内装パーツ塗装 完成です!(img231.jpg) -231- マツダアクセラ内装パーツ塗装 完成です!

という事で今回もお気に入りの色(メルセデスのイリジウムシルバー)で完成です。お待たせしました!

さすがにもう塗る物が無いのでは(笑)と思いますが、取り付ける時が恐らく凄く楽しいと思いますのでまた何か塗りたい衝動に駆られてしまうかも知れません。私も自分の物を塗る機会は殆ど無いのですが、以前塗った物が目に入るだけで結構楽しかったりします。


画像左に写る丸いのはスピーカーグリルの枠になる部品で、そんなに面積があるので単体だと目立ちませんが、恐らくベース部分が艶消し黒っぽい内装だと思いますのでそれに着けると引き締まって映えて見えると思います。楽しみですね。

右下のは前回ご予算が足りなく断念したリヤウィンドスイッチのパネルで、フロントは既に塗り終えてますよね。ご依頼色がちゃんとデータとしてある物であればご依頼時期が変わっても同じ色で再現出来ますのでこういった場合にはお勧めです。

右奥はサイドブレーキのシフトレバーです。その画像もあるので続けて紹介しますね。

2012/02/09
 
jpg画像 マツダアクセラヘッドカバー 結晶塗装「グリーン」で完成ですB(img230.jpg) -230- マツダアクセラヘッドカバー 結晶塗装「グリーン」で完成ですB

二個下で撮影した物とは光の角度が違うのでパールの明るさが出ているのが解ると思います。と言っても艶消しですから微妙かも知れませんが(笑)。ただソリッドカラーではこういった表現にはならないかと思います。お好みでどうぞ。

内装部品の方も完成しておりますので続けて紹介しますね。

2012/02/09
 
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