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トップページ結晶塗装>ISIZU117クーペ 車体色に合わせた結晶塗装

 ボディーカラーが淡いブルーメタリックとの事で、極力それに似せてとの事でご依頼頂きました。。


画像左にあるのが見本として一緒にお預かりしたプレートです。アルミノ板に塗料が筆で塗られています。

当店では環境面に考慮して現在は「剥離剤」の使用を極力控えています。
不要になった廃シンナーを貯めたタンクに製品を数日浸けておくと画像のように塗装が剥離してきます。現在はほぼ100%に近い割合で廃棄物を出さないで旧塗膜の剥離を行っています。


タペットカバーと同時に「オイルキャップ」も純正の時のような姿に戻します。旧塗膜は既に剥がれ掛かっているのでこれは残さないように完全に除去します。

サンドブラストで不要な塗膜を綺麗に剥離しつつ腐食部分も除去します。

周りの部分は塗装せずにポリッシュさせて光らせる為、最初はサンダーで侵食された箇所や小傷を削り落として平滑にしておきます。

ペーパーの番手を徐々に細かくしていき、最後はコンパウンドとポリッシャーで艶を出します。
中心部分は塗装するのでサンドブラスト目を残しておきます。ここまで光らせてしまうと塗料の密着性が落ちてしまうからですね。


ポリッシュした箇所には塗料が付かないようにマスキングをしておきます。
中心は綺麗な円に仕上がるように、それに合わせて真円にカットしたシートを貼り付けています。


上塗り前の金属素地には必ず下地塗料(プライマー)を塗布します。
純正部品の殆どはこれを塗っていない為に経年劣化で塗装がボロボロと剥がれてしまうのです。


結晶塗装を終えたら最後の仕上げとして、文字やフィンの凸部分を研磨して光らせます。その他の部分には傷が付かないようにガムテープで保護しておきます。

キャップも組み付けて完成です。色味は純正当時のものとは違いますが、むしろオリジナル製があって良いと思います。

色見本としてお預かりしたタッチアップ塗料瓶とアルミプレートです。
一般の塗料とは違う結晶塗装ですので同じ色とはいきませんが、イメージ的には良い感じに表現出来たと思います。


無骨ですが色味が現代風でかなり格好良く仕上がっていると思います。こういう結晶塗装もアリですね。。

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