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-292- 部品保管室(部屋ですが…)
通常外した部品の保管方法としては、その車の車内(主にトランクルーム)に綺麗な布を敷き、その上に陳列して置いたりするのですが(他車との混合や付け忘れの防止の為にはこれが良いと考えております)、SLKのような2シーター車では部品を置く場所を車内に確保出来無いので、その場合は部品保管室に置いておきます。この部屋は調色室の二階部分で、元々は現場人間の休憩室だった所です(私が来た頃数人分のロッカーが置いてありました)。当初は結構な廃墟っぷりだったのですがですが、壁をベージュに塗り変えて、床にカーペットを張って再生しました(およそ2年前ですが…)。奥にあるドアトリム(内張り)はSLKの物で、手前のはアウディA3のドア付属品です。部品同士の接触によって傷が付くと思われる物は、事前に個々でマスキングを施しておきます。多種のネジが使われている場合で、元位置が解らなくなる恐れがある物は個別にマスキングテープを貼り、それにメモ書きをしておきます。取り付ける本人が認識出来れば良いのでその説明は殴り書きっぽいのですが、それでも良いと思います。
「Fr奥の上」=「フロントドアのヒンジ側(奥側)上方部」 「RrR下」=「リヤドアの右側(ドアロック側)の下部分」 などなど、人には解らない、まさに暗号文です。
人間の記憶は結構いい加減な物で、「自分で外しておいて忘れる訳無いじゃん」なんて言っておいて、取り付ける時にはすっかり忘れていたりします。思い出すことが出来たとしても、余計時間が掛かってしまいます。「作業効率の悪さ」とは、手の動きよりも頭の回転が遅い場合が殆だと思います(私的見解です)。 前に見た人で、「そんなのネジの頭見れば解りますよ。トルク値が解れば付く箇所は決まってるし」なんて豪語し、全てのネジを一緒くたにしていましたが、終わってみるとネジ余っていました…。仕事上でそういう事をする人は嫌いなのでもう付き合いはありませんが…(仕事以外では別にどうでも良いので許せるのですが、仕事だと駄目です…)。
2006/07/16
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-291- SLK エポキシパテ塗布
そしてレッドブラウン硬化の後にパテを塗りますが、ドア・クォーターパネルどちらも部位的に裏から叩けないので(ドアは一部叩けますがビームのある箇所は難しいです)、出し切れない(叩き切れない)部位はエポキシパテの使用でカバーします。軽くて硬くて非常に優れた密着性を誇りますが、其れが故に作業性が非常に悪く、手研ぎではラインを出すのは困難です。なのでパテの研磨としては通常あり得ない#80程の粗目で機械研ぎ(ダブルアクションサンダー使用)を行います。所謂「ラインの粗出し」です。 パテの粘度が高い為(硬いのです…)、美しく盛れていないのが残念ですが(所謂「ヘラ目」が出過ぎています)、この時点では性能優先ですので何卒ご了承下さい…。
2006/07/16
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-290- メルセデスSLK 左クォーターパネル鈑金(叩き)終了時
左クォーターに関しては、裏側の処理に関して色々と悩んでおりましたが、タイヤハウス内に直径3cmくらいのサービスホールを発見しましたので(プラスチックの目蔵ブタが付いています)、ここから防錆処理(ウォッシュプライマーの塗布)が可能と判断しました。これが無ければ、クォータートリム(室内リヤ周りの内装)一式の脱着が必要になるか、例の可動式トランクリッドを分解&脱着(トランクルーム内のトリムを外しても事故部位の裏側には到達しませんでした…)、それでも駄目ならばタイヤハウス内のインナーパネルを切開し鈑金、そして蓋をする事も検討しておりました。どちらも結構大掛かりな作業なので見積もり上でも結構な額を占めていましたが、このサービスホールのお陰で対応出来ますので削除しておきます。
2006/07/15
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-289- メルセデスSLK 板金(叩き)終了時
大変お待たせしております。現在SLKはパテ付けまで進行しておりますが、途中工程の説明をさせて頂きます。画像内の現場がちらかっていてすいません…。
ドアは無事板金作業で進んでおります(交換しないで済んでおります)。しかしやはり鋼板が結構伸びていた為板金に時間が掛かりました。今回のケースのように、ドアのビーム部に当たる(挟まれる)損傷の場合は見た目以上にダメージは大きいです。ちなみに「ビーム」とは、車体側面からの衝突時に乗員を守る為にある、ドア内部に装着されたフレームみたいな物です。アルミ製や鉄製の物があり、こちらのSLKは丸状のパイプで鉄製ですが、アウディなどは角状のアルミ製だったりします。ビームは装着方法も色々で、SLKはドアパネル一体型で取り外し不可能ですが、アウディのビームは取り外し可能だったりします。
写真の鋼板むき出し箇所の中に小さい丸状の跡が沢山ありますが、これはスタッド溶植(今回は波状ワイヤーを多用しました)をして微小な凹みが出来た箇所をスポットサンドブラスト処理をした部位です。特に問題御座いませんので(と言うよりそれを残したままの方が問題なのですが…)ご安心下さい。
この後レッドブラウン(パテ前に塗布する専用プライマー)の塗布の為にマスキングがしてあります。
2006/07/15
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-288- 本日はフラッシュ作成に嵌っています…
色々とやらなければいけない事(やりたい事)が溜まってしまい、とりあえずフラッシュを完成させ事にしました。しかし一から作り直すと一年以上掛かってしまいそうなので、とりあえずは手元にある廃棄予定だった素材(ファイル)を改良して作るとします。画像は私の机です。今書いている日記は左のPCで、FLASHは右で同時進行しています。眠くて頭が働かなくなってきましたが…何とか完成させたいです。
2006/07/14
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-287- 仕事とは全く関係ありませんが・・・
先日こちらの日記で紹介させて頂きました(お客様に紹介して頂きました)「You Tube」のサイトですが、非常に面白いものを発見してしまいました…。昔の日本の番組(多分「学校に行こう」)の一部で軟式グローブです。私は全然知らなかった(観ていなかった)のでかなり楽しめました。疲れも暑さも忘れられます。仕事中の社内で嗜む方はくれぐれも気をつけてください(ボリュームにも気をつけて下さい)。
そして以前も紹介した、スケールの大きい(?)映像です。滅入った気分の時にどうぞ。
2006/07/13
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-286- ブース内雰囲気温度
本日今年最高の35℃をマークしました…。地球温暖化に歯止めを掛けたいと思います。横浜の最高気温はいったい何度だったのでしょう…。
2006/07/13
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-285- メルセデスSLK作業始まっております
現在板金修正中です。ご安心下さい。 ドアパネルは損傷箇所が丁度ビーム(ドア内部にある安全・保護の為に付いている金属製の骨)に差し掛かっているので、見た目は余り凹んでいませんが、実際には見た目以上にダメージがあると思われます(見た目もダメージはありますが…失言すいません)。ビームが無ければもっと凹んでいたと思われます。 近年の国産車のように鋼板が薄いとかなり厄介ですが(絞る事もままならなくなります…)、今回の車両は鋼板が比較的しっかりしている為、板金修正での作業で進行しております。交換しなくても大丈夫そうです(まだ板金が完了した訳ではありませんので言い切れません(言い切りません))。
ドアの付属品「ドアミラー」「アウタハンドル」は、ドアトリム(ドア内張り)を外さなくても外せるのですが、スタッド溶接(波状ワイヤー溶植)を行うので裏側の処理をしなければならない為外しております。リヤバンパーは当初外すつもりは無かったのですが、クォータートリム(リヤフェンダー内張り)を外す際に、トランクを一旦稼動させなくてはいけないのですが、制御センサーを解除する為にちょっとしたサービスホール(穴)が欲しかったのでバンパーを外しました。極力スマートに修理するように心掛けた結果こうなっております。何卒ご安心下さい。 (ちなみにこちらの車両は電動でルーフが格納してオープンカーになる構造で、トランクの動き方が(ステー部も)特殊です)
2006/07/13
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-284- ノンポリ=ノンポリッシュ=磨き無し
先日お話した「ノンポリ」の結果がこちらです。ミニのドアを一枚塗らせて頂きましたが、磨いていません。所謂「塗りっぱなし」です。 見た目はゴミも無く、塗り肌も隣接パネルと同じように仕上がり、非常に違和感無く美しく仕上げられているとは思いますが(私的見解です)、塗った本人には手を加えたい(磨きたい)箇所は幾つかあります。 (ここだけ読まれると適当な人間に思われてしまいそうで怖いですが…)
今回のケースはちょっと事情があり、比較的コストを下げなくてはいけない面がある為、結果「ノンポリで良い」と私が判断した訳です。塗った物を磨かない事は通常ありませんし、「磨かなくて良いから安く」などは受け付けられません。
「磨かなければ綺麗にならないから磨く」 「磨かなくても十分。だけど、磨けばもっと良くなる」
両者は結果的にはどちらも「磨き」は行われていますが、内容は全然違います。そして危険な思想としては
「磨かなくて十分」
これで終わってしまう事です。
なので私的には「ノンポリッシュ」(磨かない事)を自慢する事はとうてい出来ない事だと考えるのですが…。
いつも「100%はあり得ない」とは言いますが、100%に近づける事は出来ます。しかし出来ない事もあります。やらない事もありますし、やる事もあります。怖い事は「勘違い」だと思います。 文書にするのは難しいですね…。
2006/07/13
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-283- ジャガー本塗り完了
写真が上手く撮れませんでしたが、美しく仕上がったと思います。この時代のジャガーの肌はポリッシュされた肌が基本なので、全体的に肌をある程度殺して(慣らして)違和感の無い新車時の状態に近づけます。 完成までもう少々お待ち下さい。
2006/07/13
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-282- ジャガー本塗り前
本日本塗り〜乾燥硬化まで無事完了しております。以前日記に登場した全面ポリッシュのジャガーで、テスタロッサのオーナー様のセカンドカーで御座います。今回は左後方を損傷してしまっております…。ここは死角になってどうしてもぶつけ易い箇所なのです…。
リヤバンパーもエグれてしまってはいましたが、部分的な損傷なのでこちらはクイックスポット(部分補修)で対応致します。 左クォーターパネルは修復暦も見られなく、非常に程度の良い車体であると感じました。 ジャガーのクォーターガラス脱着には内装の脱着も結構大掛かりになる為(コストも大きくなる為。確か4万円くらいだった気がします)今回はマスキングで行います。ジャガーのクォーターガラスは上の方は大きく隙間が開いているのでマスキングで処理しても醜くはならないのですが、下側はモール(ゴム)がピッタリ付いているので私的には外して塗りたい所ですが、今回はオーナー様(の御子息の)ご了承の下にマスキングで行っております。ここが二度三度マスキングで塗られてしまうと、美しく無い仕上がりになってしまいますが、今回は初だったので(私的には)美しく出来たと思います。
2006/07/13
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-281- アルファ147ほぼ完成
明日内窓を拭いて完了です。
ご来店頂く時に雨が降っていなければ良いのですが…。
仕上がり楽しみにお待ち下さい。ご来店お待ちしております(その前にご連絡お待ちしております)。
2006/07/13
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-280- 後ろも赤いです・・・。
ちなみに色は「ロッソアルファ」(カラーコード130)です。 「鮮やか過ぎず渋い感じに。それでいてアピール性があって、意味合いも欲しい」として、極めて私的な好みで決めました。気に入って頂ければ幸いです(オーナー様に申し上げております…)。 本日テスト走行も終え、ホイールナットも二度締めしておきました。ご安心下さい。
2006/07/13
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-279- アルファ147 キャリパー赤仕様
本日ほぼ作業完了致しました。洗車前の状態でしたが天気が良かったので撮影しておきました。フロントキャリパー赤いです。
2006/07/13
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-278- 本日の一品
極めて私的な一品です。使っていなかったPCの液晶ディスプレイです。ドット落ちで二本のラインが出ている為使わずに保管していたのですが、本日塗ったアルファ147のキャリパー用のレッド(ロッソアルファ:カラーコード130)が余ってしまった為(硬化剤配合済み)、ついでに塗りました。後日どこかにディスプレイしたいと思います(勿論映像も出します)。
塗装が出きる環境だと、「綺麗に掃除するくらいなら塗ってしまった方…」となりがちです。美しくなれば安易に捨てられてしまう事も無くなりますので(捨てるくらいなら貰ってくれる人が見つかる筈です)間違っていないとも思います。
ちなみにPC部品に使われる樹脂(プラスチック)は「ABS」が多いのですが、これらは比較的「弱い方のABS」になります。なので自動車塗装に使うウレタン系では樹脂が侵されてしまいがちです。逆を言えば「塗料の食い付きが良い」事にもなりますので、足付け無しでの自家塗装でも結構剥がれ難いです(脱脂は必要です)。なので「艶々」に塗り上げてもチヂレっぽくなってしまう場合もあります。
無機質な色が有機色になれば机の上が華やかになりますので是非お勧めです。隙間から塗料が入っても結構大丈夫だったりします(既に数年前にTVモニターで実証済みで、現在も暴露実用試験実施中です)。なので外した部品はありません。お手軽で効果の大きいDIYの一つです。是非塗りましょう(自家塗装をお勧めしています)。
2006/07/11
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-277- フェラーリ328完成しております
明日の引き取りご来店の予定となっております。黒い部分も新調し(塗装し)、引き締まった仕上がりに出来たと思います。スタンドックスのデモマンからも「良いですねぇ〜」とのお言葉頂戴しました。
今回の「艶消し黒」と「半艶黒」に関しては、この方のアドバイスも頂いております。以前はフェラーリを多く取り扱う(塗る)某有名店の塗装屋さんだったりする方ですので。 「タカハタさん、タカハタさん、フェラーリの艶消し黒は艶が消え過ぎているくらいほ方が良いんですよ。最後の微調整は「ボンスター」で整えてフィニッシュですね」だそうです。「ボンスター」は市販ワックスの商品名ですが、今回使用しておりませんが良い艶具合に出来てると思いますのでご安心下さい。
それではご来店お待ちしております。道中お気をつけてご来店ください。
(ちなみに撮影は工場前の歩道上です。大きい建造物は環状二号線です。わざわざ撮影に出かけている訳では御座いません。)
【訂正】2006/7/13 「ボンスター」はスチールタワシみたいな奴ですね。金属の艶を出したりする物です。私の聞き違いと勘違いです。何だったのでしょう…(今度聞いておきます)。
2006/07/11
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-276- アルファ147 ブレーキキャリパー塗装完了
キャリパーの塗装で気を付ける事は「油分」です。とにかく油っぽいです。 作業の工程としては、
@ ブレーキクリーナーで洗い流すように大まかな脱脂 A 工業用石鹸でブラッシング B 水で洗い流す C A〜Bをもう一度 D A〜Bをさらにもう一度 E シリコンオフで洗い流すように脱脂 F スコッチブライト(研磨用不織布)とシリコンオフで足付け脱脂 G ウエスとシリコンオフで最終脱脂 H ウォッシュプライマー塗布 I 本塗り
となります。とにかく「脱脂」です。途中エアーブローも行います。
ブレーキパッドは外してあります。一旦キャリパーも外してしまうのですが、ブレーキパイプは付いたままなので、マスキングをしてからまたキャリパーを元の位置に戻して仮止めをします。本来付いている状態に戻して塗るのです。当初は「ホイールの隙間から赤が見える程度で良い」とのご依頼だったのですが、結局大事になっているような気もしますが…。やはり綺麗に塗りあがって、そして剥がれないでいて欲しいものですので…。
この状態だとイメージは湧きにくいと思いますので、是非新たなホイール装着後、「隙間から垣間見える鮮やかな赤」の画像を掲載したいと思います。楽しみにお待ちください。
2006/07/11
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-275- アルファ147 ブレーキキャリパー塗装
先日よりボディポリッシュ&コーティングで入庫中の147で御座います。本日はキャリパーの塗装になります。 実は以外にもキャリパーの塗装は今回が初めてです。しかし知り合いでキャリパー専門で塗っているような方も身近に居ますので、作業自体は特に問題ありません。悩んでいたのは「塗料」で、これは最後まで迷っていました。場所的には非常にストレスの大きい部位なので、通常の塗料(2液反応型ポリウレタン樹脂)では難しいのでは…と思っていました。なので焼き付け型の塗料(1液熱硬化型のメラミン系塗料)の使用を考えていました(いつもお世話になっているオートサプライヤーさんの恩恵で数種の在庫はしております)。
しかし今回のご依頼としては「キャリパーを付けたままで」との事であり、偶然今日来たスタンドックスのデモマンの方も(月に一回は突然現れます)「いつもの塗料で大丈夫ですよ。私の知っている限り剥がれた前例ありませんね」との回答ではありました。一応他にも聞いてみたところ(これはいつも登場する川崎の板金屋さんですね)、「高熱による変色」の可能性はあるとの事です(これはメラミンも同様でウレタンよりも退色し易い傾向はありますが)。続けて「こないだウレタンで塗った奴(ポルシェ)レースで走ったてたけど変色はして無かったね」との回答も頂いたので、今回はウレタンでいく(塗る)とします。私的にはメラミン系の塗料で塗るのが本来望ましい姿だと思いますが、キャリパーを付けたまま140℃以上で40分焼くのも(強制乾燥硬化させるのも)ちょっと辛いかと思いますので…(車に対してです)。
2006/07/11
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-274- メルセデスSLK入庫しています
先日はわざわざご来店頂きありがとう御座いました。本日(昨日)より作業開始しております。
損傷具合としては、左側をガードレール(らしき物)に巻き込んでしまい、横方向にえぐり込んだ感じとなっております。クォーターパネル(リヤフェンダー)は鋼板が避けて穴が開いております…。非常に痛そうな状況です…。
各作業が進行しましたら随時掲載させて頂きますので、完成までもう少々お待ちください。内容で何かしら気になる事を発見しましたらそちらも説明させて頂きます。
2006/07/11
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-273- LAND_MINI 付属品下地処理
とりあえず鉄板むき出しだと気分が悪いので(職業病です…)、溶接の前に防錆処理を施してしまいます。効率は悪いのですが…。
鉄の表面を研磨して、ウォッシュプライマーとプライマーサフェーサーを塗布しておきます。そして溶接する時には、その箇所の塗膜を削り落とし、溶接が終わったら再度その部分のみまたプライマーを塗ります。正直なところ、金属に直接手を触れる事自体が嫌です(後にくっきり手の跡で錆が発生したりするのです)。また塗装屋になると「世の中の物は油膜だらけ」と感じてしまいます。なので一日の内に何回も手を洗ったりしてしまいます。「一見して綺麗な手より、塗料が付いて汚くても油脂分が無い方が全然まし」となってしまいます…。
2006/07/08
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-272- LAND_MINI 外装装飾品到着
到着と言っても、先日コミキが持ってきてくれたのですが…。彼の親戚の方が金属加工屋さんで、日曜日にいきなり呼び出されて手伝って作って来てもらいました。本当にお疲れ様です。有難う御座います。 溶接は「TIG溶接」で、やはりその筋のプロの方は仕上がりが違います(削った箇所はコミキの仕事だそうですが…)。
加工屋さんは本当に忙しかったらしく、ステーを取り付ける時間が無かったそうで、「後は自分でやってくれ」的にステーのみ受け取りました。それはこちらで溶接するとします。ここまででも十分なくらいありがたい事です。
2006/07/08
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-271- メルセデスCLK 出庫
こちらは昨年リヤ周りを修理させて頂いたCLKです。今回は板金塗装とは別件での入庫となりますので内容の紹介は無いのですが、修理後の状況が気になったので眺めてみました(ついでに写真とりました)。 そのときの状況としては、後ろからトラックに追突されて左右のリヤフェンダーが歪み、クォーター交換も十分ありえる損傷だったのですが、板金修理での対応として作業させて頂き、現在の状態は良好だと思います(トランクとリヤバンパーは交換しています)。
損傷を受けた車をどのような方法で修理をするかの判断は、多くの場合オーナー様ではありません。希望は伝えたとしても、最終的な判断はこちら側(現場の人間やフロントマンなど)に委ねられるのが普通です。 このCLKのように「クォーターパネルの交換をせずに板金で修正」とした場合、 ・「どうしてその様な方法をとったのか」 ・「そしてそれがどのような結果をもたらすのか」 などの責任を負わなくてはなりません(しかしコスト最優先での希望の場合は難しい所があります。なのでお受付出来ないケースもあるのです)。 「部品交換よりも板金修理の方が会社的には儲かるから」なる理由では車が可哀想過ぎます…。 私の理想としては、車にとって極力ダメージの無い修理方法を選び、そしてその理由と修理内容をオーナー様に伝え、そして良い結果を提供し、そしてそれが持続し続ける事だと思います。 なので自分が修理した箇所が良い状態を保っていてくれれば、それは非常にうれしい事です(「板金塗装屋冥利につきる」と言いたい所ですが、職人っぽい言い回しで言いたくない所でもあります…)
この度はご贔屓有難う御座いました。是非末永く乗り続けてください(オーナー様ちょっと他の車に興味があるみたいですが…)
2006/07/07
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-270- フェラーリ328 ほぼ完成
後ろ周りがオレンジっぽくなっておりますが、撮影上の問題なので心配しないで下さい…。上手く撮れなくてすいません…。赤は難しいです…(まだ新しいデジカメ使いきれておりません…)。ちょっと出ている間に車両移動が完了していたので屋外で撮影する機会を逃してしまいました…。すいません…。
ちゃんと調べた訳では無いのですが(知り合いの板金屋さんに聞きました)、4つあるテールランプ、一個が8万円くらいするそうです。4つ合計で32万円ですか…。
リヤパネル内に貼ってあるエンブレム・バッジは全て交換だったのですが、「GTS」のみ国内在庫が無く、現在バックオーダー中です。なのでとりあえずは古いのを付けておきました。黒枠に白の墨入れがされたようなバッジで、上の「328」に比べるとやはりグレーっぽいです。少しの間(恐らく1ヶ月くらいです)何卒ご辛抱下さい。
美しい写真が撮れたらまた掲載させていただきます。完成楽しみにお待ち下さい。
2006/07/07
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-269- DATSUN3100ヘッドカバー結晶塗装完了
大変お待たせ致しました。ヘッドカバー塗装完成です。以前同じようなダットサンのヘッドカバーを赤の結晶塗装でご依頼頂き、今回は黒でのご依頼です。いったいどのような車に付くのでしょう…(当方解りません…)。
日記掲載用の画像は通常殆どが手を加えずに(ナンバーは勿論修正しますが)、撮影時のサイズから70%程小さくする程度での仕様にしていますが、今回のような「斜めの直線ライン」がある場合、このラインが細かい凸凹になってしまいがちです。これに関してはちょっと前に「隠れウェブマスター」の内の一人、キノピー氏に「縮小したサイズの按配が悪いからだ」とご教授頂き、今回のような場合だけはちょっとだけ手を加えています。なので「ぶっつけ本番」的な撮影が多く、今回は外で撮影してみました。美しい結晶目は出た(出来た)と思います。入金確認しましので後日発送準備致します。到着&仕上がり楽しみにお待ち下さい。ご贔屓有難う御座います。
2006/07/07
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-268- アルファ147 ボディポリッシュ&コーティング60%完了
本日でボディ全体のポリッシュが完了しました。この後、各部清掃や細かい箇所の処理になります。全体的には60%くらいの段階になります。 作業者はコミキで、昨日の15:00から開始し、本日は一日中回し続けていました(ポリッシャーをです)。私の仕事も一段落したので途中から参加し、21:00で本日は一旦終了です。全体的にあった細かい無数の傷も除去出来て、塗色本来の深みとパール感が蘇っております。今回は塗装作業は承っていないのでカラーデータの中身は解りませんが、肉眼で見た所「ブルーパール」「グリーンパール」「レッドパール」など、結構凝った塗色みたいです。スカシはバイオレット掛かった鮮やかな赤味が出ているので、ポリッシュ前とは違った印象を受けるかと思います(これは写真では伝わりませんが…)。
今回はボディポリッシュ以外の依頼として、キャリパーの塗装とホイール交換(先日塗装したホイールです)を行います。ホイールのデザインが変わる事により、スポーク部の隙間から見えるキャリパーにも手を加えたいとのオーナー様のご希望です。車に興味の無い方からしてみると「そんな事にお金掛けるの?!」と思われがちですが、デザインが変わったり車体が美しくなれば、やはりオーナー様にとっての満足度は高いと思います。
その後の作業も掲載しますので楽しみにお待ち下さい。キャリパーは赤への塗装です。
2006/07/07
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-267- アルファ147 作業開始しております
先日はご足労頂き有難う御座いました。本日(昨日)より作業は開始しております。
こちらは先日アルミホイールの塗装で掲載していたオーナー様の車両で、そのホイールはこのアルファに履くご予定との事です。今回のご依頼は、車体全体に付いた磨き傷の除去「ポリッシュ」になります。 こちらの車体は最近手に入れたばかりとの事で(既にポルシェを所有しています)、今回の洗車傷は前オーナー様の時に付いたそうです。反射率が低下し、色の深みとパール感の鮮やかさが消えてしまっています。 まだまだポリッシャーは周り続けますので、完成まではもう少々お待ち下さい。
2006/07/07
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-266- フェラーリリヤバンパー 艶消し黒塗装
そしてリヤバンパーの艶消し完了です。
「艶消し」の作成の仕方としては、「クリアー」を艶消しにする場合と、「黒」自体を艶消しにする方法があります。後者はソリッドのみの方法で、今回はこちらを選択します。
黒の顔料分としては、先日掲載した「1コートソリッド」(スタンドックス商品名「2Kエナメル」)を利用します。それに「艶消し剤」なる樹脂を混合し、そしてハードナー、シンナーをいつも通りに混合します。この「艶消し剤」の比率によって、グロスレベル(艶具合)が変わるのです。 たとえば今回の仕様としては、
主剤(2Kエナメル黒原色)・・・30% 艶消し剤(画像右上のmix606)・・・70%
上記にいつも通りハードナー(硬化剤)が50%で、シンナーは5%程度に抑えます。
その他の黒い部分は「半艶」にするので、比率は1:1にします。
今回のような「全艶消し」の事を「フラットカラー」、「半艶消しを」セミグロスなどと呼びます。
グロスレベルの調整は条件により変わり易く、ハードナーの硬化速度、シンナーの揮発速度・希釈率、そして塗装環境や塗り方によって大きく変わったりします。
2006/07/05
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-265- フェラーリ 艶消し黒部分塗装前
バンパーはロッソ(赤)の部分を一旦完了させ(硬化させ)続けて黒い部分を塗ります。その他の部品も一緒に塗りますが、バンパー以外は「艶消し黒」では無く、「半艶の黒」なので、塗布する塗料はちょっと配合を変えています。
バンパーの黒い部分のような「アール」の付いた箇所のマスキングは、通常使うマスキングテープとは違った物を使用したりします。所謂「ラインテープ」です。 通常のマスキングテープは「紙質」の物であり、ラインテープの多くはプラスチックやビニールっぽい素材で出来ています。これにより、 ・美しい直線 ・美しいアール ・鋭い見切り それぞれの用途にあったマスキングが比較的簡単に出来るようになります。今回は普通のマスキングテープも含め3種類の使用ですが、幅の使い分けまで含めると8種類使用してたりします(確認して自分でも少し驚いてたりします)。一種類のテープでもマスキングは可能ですが、仕上がりと時間効率を考えれば色々な種類を使い分けた方が結果的には良くなったりします(当たり前の事なのですが…)。
【今日の業界用語】(←勝手にいきなり始めました)
「ノンポリ」 所謂「ノンポリッシュ」の略で、ポリッシュしない事を指します。塗装の理想としては「ノンポリ」が勿論究極なのですが、私的な考えではこれはあり得ない考えています。結局の所、作業する本人の考え方であると思います。 安易にやり直しの効かない「塗装」を、より自分の理想に近づける事の出来る唯一の後作業では無いかと考えております。塗装は「塗装」だけでは完結しないとも思います。 「これのどこを磨くの?」と周りが言ったとしても、塗った本人や磨き専門の人(会社によっては作業分担制があります)から見れば気に入らない箇所は解っていたりもしますし。それを許せるかどうかの問題だと思います。勿論環境(会社の方針)もありますし。
2006/07/05
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-264- LAND_MINI
完成まではまだまだですが、ちょっと外に出す機会があったので撮影してみました。 装着しているホイールは無くなります。外装装飾品はまだ肝心な物が付いていません。既に到着はしていますが、取り付け位置等まだ加工が必要で、塗装も必要です。現段階ではまだ60%くらいの出来具合です。
2006/07/05
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-263- フェラーリ ボディポリッシュ
工程としては、 ・上面 ハードEX(細目)ウールバフポリッシュ ・全体 ハードEX(細目)スポンジバフポリッシュ ・全体 トライザクトフィニッシュ(微細目)ウールバフポリッシュ ・全体 トライザクトフィニッシュ(微細目)スポンジバフポリッシュ
・全体 トライザクトフィニッシュ エクストラファイン(超超微粒子)スポンジバフポリッシュ ・全体 トライザクトフィニッシュ エクストラファイン(超超微粒子)スポンジバフダブルアクションポリッシュ
となります。基本的にはコンパウンドを荒い目から細かい目に順番に行いますが、バフによっても切れ方(研削力)は変わりますし、傷の付き方も変わります。 そして今回は新しいコンパウンドを導入してのシステムです。メーカーは全て3M社製品です。
コンパウンドの使用で注意する事は、記載されている「粒子」の目を真に受けない事です。今回一番最初に使用しているハードEXには「細目」と記載されていますが、同じ3M製品の「ダイナマイトカット」も「細目」の記載です。両者は全然違う性質であり、後者の「ダイナマイトカット」はその名の通りある意味「危険物」的な攻撃力(研削力)を持っています。自分が塗ったものでは無い塗膜に対してのこれの使用は危険過ぎます。 なので、DIYで磨きを行う際には、市販されている「超微粒子」など安易な記載に気をつけましょう。コンパウンドは研磨粒子だけで構成されている訳では無く、媒体の溶剤がキツイ物もあります(私はこれが嫌なので結果として3M製品で統一してたりします)。
ちなみに今回使用したトライザクトシリーズは良い感じがします。塗装したパネルの磨きもいつもより楽な工程で出来た気もします(これは新しい製品に対する思い込みもあると思いますので、現段階では言い切れません)。今後3ヶ月くらいで様子を見ていきたいと思います。
ちなみに作業者はコミキですが、3Mの磨き講習に行って「コンパウンド使用による人体への悪影響」を学んでから、いつも防毒マスクを着用してたりします。粉塵が相当体に悪いみたいです…。同業者の方気をつけましょう…。
2006/07/05
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-262- フェラーリ ボディポリッシュ前準備
「前準備」と言うより「下準備」と呼ぶのが普通ですね。作業者はコミキです。 今回は保険作業とは別にボディ全体のポリッシュ&コーティングも承りましたので(許諾有難う御座います)、本作業(板金塗装)と平行してボディのポリッシュも開始します。
ポリッシュの内容としては、深い傷は取り除きませんが(今回の塗膜状況上、下地が露出する可能性がある為)、全体的についた無数の洗車傷を取り除きます。これが塗膜の反射率を低下させ、色の深みを無くしてしまいます。
ポリッシュの下準備として、ポリッシュが掛かってはいけない部分(艶消し黒の部分やゴムなど)と、隙間に入ってはいけない部分を養生します。 ちなみに「養生」とは、体を休める事では無く「マスキング」の事を指します。何故か業界ではこう言うのですが、もしかしたら私が勘違いしているのかも知れません…。見習いの時は「おい、これ養生しとけ」と言われたのですが…。
2006/07/05
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-261- フェラーリ エンジンフード&バンパー本塗り完了(ロッソ部)
そして本塗り完了です。肌は当時のフェラーリな感じでテロテロに仕上げています(日常このように塗ったりはしません)。
ここで一旦焼いて(60℃40分強制乾燥硬化させて)、後日他の部品と共に「艶消し黒」を塗ります。
本日は既にブース内雰囲気温度は34℃に達し、クリアーのハードナー&シンナーは今年初めての組み合わせとなりました。
今までは ・スタンドックスクリスタルクリアー ・15−30ハードナー(15℃〜30℃使用での目安です) ・15−25シンナー
そして本日は ・スタンドックスクリスタルクリアー ・25−40ハードナー ・25−35シンナー です。
このように、ハードナーやシンナーは気温に合わせて選択する必要があります。なので気温差の激しい「季節の変わり目」は、塗装の具合が変わり易いので、それを考慮して作業(塗装)する必要があります。
全体の作業としては半分くらいまで来ています。仕上がりまでもう少々お待ち下さい。
2006/07/03
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-260- フェラーリ エンジンフード&バンパー本塗り(ロッソ部)
本日はエンジンフードとバンパーのロッソ部(赤い部分)を塗装します(しました)。 こちらは各部「艶消しの黒」が塗られていますが、その部分も一緒に赤に塗ってしまいます(完全に隠蔽する必要はありません)。 元々、赤い部分と艶消し黒」の境界部に大きな段差が出来ていて、さらにその部分がペロペロと剥がれている箇所もあった為、この部分も一緒に処理し、塗装してしまいます。これにより段差は一旦無くなり、そして新たに艶消し黒で塗ります。極力段差の無い美しい仕上がりにします。
2006/07/03
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-259- メルセデスC36AMG完了しております。
修理箇所はフロントバンパー右前になります。
新しくなったデジカメの使い方がいまいち解りにくかったのですが(機能が増えたため…)、ちょっと解るようになりました。いつもり綺麗に撮れたと思います。
それでは明日のご来店お待ちしております。道中お気をつけてご来店下さい。仕上がりも楽しみにお待ち下さい。
2006/07/03
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-258- 「FLASH」作成計画
画像はコンパウンドの試供品です。タイトルとは全く関係ありません…。 ついに出ました。私の贔屓する「3M」社からの新製品、「超超微粒子コンパウンド」です(ベタな「超超」の文句が少し残念な所ではありますが…)。
3M社では以前より「トライザクト」なる画期的な研磨粒子が使われたペーパーがありましたが、この度その技術(研磨粒子)をコンパウンドに応用したと思われます(写真左の2本。右3本は他メーカーの物で未だ未使用です)。実際このコンパウンドを使用した所良かったので、この度本ボトルを発注しました(既に納品済みです)。今後の使用感でまたレポートしたいと思います(まだまだ解らない部分もあります)。
以前、当ウェブサイト冒頭のフラッシュ画像を「いい加減作り治さなければ…」と記載しておりましたが、案の定中々進みません…。その後動画も簡単に取れるデジカメも手に入れたので、今度はショートムービーのようなフラッシュを作りたいと思っていた所、とても勉強になるフラッシュを見つけました。ルイヴィトンのサイトで、特にその中の「クラフツマンシップ」のページが凄いです…。さらにその中の「ウォッチ」はありえないです…。こんな感じで創れれば良いのですが…(到底無理ですが…)。
Yoshiiboさん、何とか出来ないでしょうか…(某「隠れウェブマスター」さんの一人です)。
2006/07/02
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-257- そしてフェラーリ本塗り完了
そして無事完了です。ベースコート(色)は途中でボカシ、クリアーは一枚入れる(塗る)「2コートソリッド」です。
こちらのフェラーリの「肌」は、所謂「塗り肌」では無く「磨き肌」が正規の物なので、綺麗に塗れたとは思いますが、後日行うポリッシュでは「塗り肌」を削り落とし(イメージ的に悪いですが大丈夫です)、比較的ツルツルな「磨き肌」にしてしまいます。特に上面(今回はエンジンフード部ですね)は「テロテロ」に仕上げてしまいます。 若い頃は毎回「テロテロ」を目指してしまい(これは間違いです…)、上司には「親のカタキみたいに塗りやがって」、なんて事も言われたものです。これに気づくまでに3年掛かりました…。
ちなみにクリアーは塗り過ぎると艶が引けます(艶が無くなります)。イメージ的には「塗れば塗るほど艶々になる」と思われがちですが、ある一定の膜厚を越えると、所謂「溶剤篭もり」になり、その塗膜中の溶剤分が一気に抜けすぎて塗膜表面に多過ぎる気孔(肉眼では見えません)を発生します。これによって塗膜表面が荒れてしまい、結果「艶の無い」仕上がりになってしまいます。この「気孔」の親玉みたいなものが所謂「ワキ」と言われるもので、目で見える程のピンホールを無数に発生させてしまいます。 稀にクリアー(または2Kエナメル)を「3コート」以上行う時がありますが(通常は2回)、この場合フラッシュオフタイム(塗装間の乾燥待ち時間)はコートが増える毎に「倍」にしなければいけないと考えます。通常はコート間で「10分待ち」くらいですが、さらに塗る場合は「20分待ち」、その次は「40分待ち」となります。さらにその次の「80分待ち」では、恐らく「チヂレ」ますので、ありえません…。なのでこの時間を短縮してしまい、結果として「ワキ」が発生したり「艶引け」を起こします。なので「塗装はむやみやたらに厚塗りをしても良いことではない」と考えます。 「適正な膜厚」の範囲で美しい塗り肌を作る事が大切だと思います。
2006/07/02
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-256- フェラーリ本塗り直前(マスキング直後)
「マスキングは美しく」がモットーですが、ちょっと乱れています。エアーブロー(車体周りのホコリを飛ばす為、勢い良くエアーを吹き付ける作業)をした後に写真撮り忘れている事を忘れてしまい、慌てて撮りました。なのでマスキング紙が乱れています。台風時に髪型が乱れてしまう感じです…。
2006/07/02
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-255- フェラーリ調色
本日無事ボディの塗装は完了しております。早いようですが、完成まではまだまだです。一日1ターンであと二日を本塗りに要し、その後磨きを経て組み付けになります。来週一杯は掛かると思われます。
そして塗装の種類ですが、このフェラーリであれば本来の塗装は「1コートソリッド」が新車時の塗装に準じた方法でしたが、今回は「2コートソリッド」で行いました。 1コートソリッドとは、その名の通り「1コート」の塗装です(スプレーは2〜3コートします)。ちょっと伝わり難いですよね…。各特長と内容を箇条書きにしてみます。
【1コートソリッド】 ・ベースコートを塗らなくても良い(塗っても良い)。 ・クリアーの中に最初から顔料が入っている(感じ)。 ・クリアーと同じように硬化剤を混合して塗る。 ・これ単体でクリアーと同等の艶が出る ・通常2〜3回のスプレーを行う。 ・顔料分が直接塗膜表面である為、退色し易い ・作業性が良い(作業が早い) ・材料費が安く済む(ベースコート分が要らない為) ・1コートソリッド専用の塗料原色で調色をする(デュポンは例外) ・ポリッシュの際、バフの色が変わるので気分が悪い。 ・基本的にクリアーよりも柔らかい(材料品質が選べない) ・(ポリッシュなどによって)塗膜が薄くなると下地が透ける。 ・調色し易い(クリアーコートによる屈折率色変化が無い) ・基本的に「ブロック塗装」(クリアーコートも可能な為、ボカシも可能)
【2コートソリッド】 ・ベースコートを塗る(通常2〜4コートくらい) ・その後クリアーを塗る。 ・クリアーに顔料が保護されている為、退色し難い。 ・時間が掛かる。 ・材料費が多くなる。 ・強固な塗膜が作れる(材料品質に左右はされる) ・クリアーの膜厚により色味が変わる(淡色系が主で、今回の赤であればそんなに変化は感じません) ・ベースコートのボカシが出来る為、隣接パネルとの大きな色違いを回避出来る。
などなどです。 今回「2コートソリッド」にした大きな理由としては、「・ベースコートのボカシが出来る為、隣接パネルとの大きな色違いを回避出来る」になります。いつもの通り、隣接パネルで色が違います。 今回は、左リヤドア(左側面)の方が「鮮やかな黄色味」の赤で、右クォーター(右側面)の方が「濁った黄色味」となっています。なのでそれぞれ色を作る必要があります。一色で行おうとすると、どちらかは色が違ってしまうのです…。なので、それぞれのベースコートを使い分けボカせば、隣接パネルと違和感無い仕上がりに近づける事が出来ます。ベースコートはパネル一枚塗り潰している訳では無く、「ボカシ」を行っています。作った2色もそれぞれボカして、違和感無く組み合わせます。
「オリジナルにこだわったから、色違いは仕方ない」と言い切るのも良いのかも知れませんが、私的には美観・耐久性が優れるのであればオリジナルに拘る必要は無いと思うのですが…。 ちなみにオールペンだったら1コートソリッドで行うと思います(勿論オーナー様のご意向を優先します)。しかし自分の車だとしたら2コートソリッドにすると思います。ちなみに今回の車両はこれまでに色々な補修暦が混ざっていて、2コートソリッドの部分もあれば1コートソリッドの部分もあります。 何にしても、車にとって良いと思われる作業を心掛けておりますので何卒ご安心下さい。
2006/07/01
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-254- 知的所有権(著作権)の申請
今回あまり意味も解らず申請してみたのですが、申請自体は案外簡単でした。小泉純一郎さんも推奨しているとの事です。最近では大企業も「特許」を取るよりもこちらに移行しているらしいとの事で、興味のある方は是非お試し下さい。
2006/07/01
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-253- LAND_MINI カンガルーバー設計
リヤハシゴと同じくして、フロント部のカンガルーバーのモデルを作成します。 作成途中で「ゴツ過ぎる…」事に気づき、大幅なデザイン変更もありましたが、とりあえずはこんな感じで決定です。実際にカンガルーを跳ねる訳でも無く、ファッション性のみ追求です。
この後、実際に金属製の製品が手元に届き、それの取り付け寸法を決定し、最終的な設計図も完成します。量産が出来るのです(しても意味が無い気もしますが…もしかしたら爆発的に売れるかも知れませんし…その為に知的所有権の申請もしたのですし…)(←独り言です)。
2006/07/01
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-252- LAND_MINI リヤハシゴ設計
LM_MINIの外装装飾部品の一つとして「リヤハシゴ」があります。恐らく使い道は無いのですが…。
形の決め方としては「実車合わせ」で行う為、もう一台のミニ(こちらも借り物です)で寸法をとります。この「寸法取り」には、加工のし易い「塩ビパイプ」を利用します。エルボー(L型のジョイント部品で、業界ではこう呼びます)とチーズ(T字型の部品)を組み合わせて行くと、画像のようなハシゴが出来ます。途中ちょっとした角度付けにはドライヤーで簡単に曲がります。 このようにして実車にくみ上げ、その後寸法を設計図として書面に仕上げ、これを鋼材加工屋さんに渡して作成を依頼します。作業自体はかなり楽しいです。
2006/07/01
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-251- ピンボケですが…
先ほどのプレートをルーフキャリアに装着します。思いっきりピンボケてますが…。
LM_MINIは工場内の奥まった所に追いやられてしまいましたので、後日外に出した時に色々と撮影したいと思います。楽しみにお待ち下さい。
2006/07/01
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-250- LANDMINI キャメルプレート作成
当初は既製品のシールをプレートに貼るだけの予定でしたが、どうにもデザインを間違えてしまった為、急遽「自家製プレート」の作成となりました。
プレートはヤフオク(ヤフーオークション)で購入です。2ミリ厚のアルミ板で、250mm×500mmで¥3,000くらいでした。鋼材業者さんから買うよりは高く、ホームセンターで買うよりは安く、と言った感じです。とにかく早く欲しかったのです。
そのプレートを切断&加工し、イエローに塗装します。そしてカッティングプロッタでカットしたデカールを貼り付けるだけです。DIYでも十分可能です(カットはフリーハンドでもいけると思います)。
仕上げにクリアーを塗布したりすると高級感溢れたりもするのですが、今回はしません。イメージ的にこうなのです(意味不明ですいません…。今回は企画物なので直感的な衝動で動いてたりします)。
2006/07/01
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-249- フェラーリ328 サフェーサー塗布&研磨
損傷を受けていた範囲よりも大げさに下地処理を行っているように見えますが、余り気にしないで下さい(オーナー様に申し上げております)。塗装は「下地」こそが大切でありますので、その「下地処理」が必要な部位が当初よりも広いと判断しております。無用な作業をしている訳ではありませんのでご安心下さい。
なので、結局バンパーはほとんど一本、エンジンフードも広範囲になっております。ボディの左クォーターパネルは、この後「ダクト」部前方に傷を発見しましたので、さらに下地処理の範囲は広がっております。
本塗り時の段取りとしては、ボディを最初に終わらせ(塗装のみでその後の磨き&組み付けは後です)、次に艶消し黒の部位、そして外したパネル(ロッソ部)を塗ります。合計3ターンです(ブースファン稼動から停止までが1ターンとなります)。
本塗り直後の掲載、楽しみにお待ち下さい。
2006/07/01
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-248- ピアノ風 スピーカーボックス 本塗り完了
そして本塗り完了です。ピアノの様な仕上がりになったでしょうか…。尖ったエッジが非常に美しいです…。 といっても、平面のラインは凸凹ですが…(元からです)。
自動車の板金塗装に従事してしまうと、世の中の物はほとんどが凸凹に感じてしまいます。身近な物では鏡とガラスくらいが平面なラインです。平らそうな机の天板も実際には凸凹なのです。 塗装屋になって、ようやくラインが取れる(解る)ようになった時は、身近な物のラインを良く観察していました。お風呂に入りながら「風呂釜のライン」を取って毎日練習していたものです。
平面ラインの取り方(解り方)の習得方法としては、手のひらの「感覚の取り方」のコツさえ解ってしまえば簡単なのですが、それまでが大変です。それは人から教えて貰って出来る事でもありませんので…。私は半年くらい掛かりましたが、それまでは泣きそうになるくらいな思いをしました…。「なんでこんなのが解らないんだ?!」との上司の罵りは今でも忘れられませんが、そのお蔭で今があるのだとも思います。中には一生それが解らない人も居たりしますので…(実際に身近に居ましたので…)。
とにかく「ライン」が取れるようになれば、「研ぎ」は非常に楽しい作業になります。数ミクロンの厚みも手のひらで感じ取る事が出来ます(そうなる事で世の中の物が凸凹に感じてしまうようになってしまうのですが…)。
スピーカーの仕上がり、車(CLK)と共に楽しみにお待ち下さい。
2006/07/01
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-247- スピーカーボックス サフェーサー塗布
既に製品として出来上がっている(塗装されている)物なので、恐らく「目止め」は行われていると思われますが、「ピアノの様な外観に」とのご依頼なので、木目は一切無くしてしまう必要があります(元々は木目を活かした艶消し黒薄塗り)。
全体を#240くらいで研磨し、いつも通りのプライマーサフェーサーを塗布します。この辺りは鉄やアルミ・樹脂(プラスチック)と同じ方法で行います。今回は特に木材専用の工法で行いません。と言うより、木材専用の材料も無いですし、自動車用塗料はそれ以上に高品質な材料だとも思いますし(家具向け塗料よりも耐候性が高いです。無意味なのかも知れませんが…)。
この後、40℃以下の低温で長めに乾燥硬化させます。いつも通り60℃以上で強制乾燥させてしまうと、木材表面の気孔から一気に空気が放出され、サフェーサー表面は穴だらけ泡だらけのブリスターだらけになってしまったりします(これは既に若い頃に苦い経験済みです…)。
この後の処理もいつもと同じく、表面を研磨して平滑にします。 今回のご依頼内容としては「ピアノのように」なのですが、これに限らず「いかにも人工的」な感じを強調する場合、「エッジ」の作成が要となります。通常自動車の外観ではありえない、「尖った」形の鋭いエッジに仕上げる必要があります。エッジの効いた「直角」は、いかにも人口的な風合いに仕上がるのです。これは自動車のボディには見られないラインです(と言うより、逆にエッジに自然な丸みを帯びさせるのが自動車プレスライン部処理のセオリーですし…)。
2006/07/01
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-246- C36AMG 塗装完了
塗装方法としては、部分的な塗装「クイックスポット」での対応となります。クリアーのボカシ部分はナンバーブラケット(ナンバープレートの土台)を外した裏の箇所なので、これであればボカシ目が発生したとしても目立たない部位になります(シルバー自体は反射率が高い為にクリアーのボカシ際は元々目立ちませんが)。
あと、プレスラインを利用してのクリアーのボカシ方法としては、今回は3M社の「ソフトテープ」を利用しています。今回はプレスラインのエッジが緩やかなアールになっている為、いつも行う「マキシテープ」(マスキングテープの端を織り込んでペラペラとさせる方法。正式名称では無いと思いますが…)よりも、ソフトテープの方が綺麗にボカせるからです。 ソフトテープとは、断面が丸い帯状のスポンジに糊が付いた物で、本来の使用方法としては、パネル隙間のマスキングに使う物です。が、その様な使い方をしても余り綺麗には出来ません…。なので私が使う用途としては、今回のように「エッジボカシ」を行う場合のみです。
明日一日を乾燥硬化の時間とし、月曜日の午前中に磨きを行う予定です。完成までもう少々お待ち下さい。
2006/06/30
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-245- メルセデスC36AMG入庫しています
先日はわざわざご来店頂き有難う御座いました。本日無事本塗りまで完了しております。
損傷箇所はフロント部なのですが、写真が上手く撮れなかったので後方からの画像での掲載となります。それでもあまり綺麗に撮れていませんが…申し訳御座いません。
損傷箇所としては右フロントバンパーの角で、軽く擦った程度なのですが、大き目の飛び石傷も含め、塗装はバンパー半分くらいの範囲となりました。
2006/06/30
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-244- キャメルトロフィーとは・・・
結構前に、LANDROVER社の「DISCOVERY」なる車両で、「キャメルトロフィー仕様」みたいな限定車が発売されました。結構マニアが多いです。しかしこれがディーゼル車だった為、規制に引っかかって今日では余り見かけません。なので、それをROVER社の「MINI」で再現しようと思い今回の企画に至りました。 「CAMEL TROPHY」の内容については以下のサイトを見ると参考になると思います。
↓日本語なので内容が解り易いです。 http://www.geocities.jp/bk117sat/camel1.html ↓かなり凄い人達です。 http://www.camel-trophy.nl/html/dom_d_thenissey.html
企画車両のコンセプトとしては、
・キャメルトロフィーマニアが見て喜んで貰えるように ・とにかく独創性のあるMINIの創作。 ・造る側にとって楽しめる内容(センス良く上品な感じで)
などなどです。
2006/06/30
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-243- フェラーリ エンジンフード補修暦
エンジンフード(リヤにあります)は以前の補修暦により、全面退色してしまっています。彩度の高い赤味(鮮やかな黄色い赤味)が飛んで(退色して)しまっています。耐候性の無い余り良くない塗料なのでしょう。 そしてその時はフードを外さずに塗した為、奥側の方は肌が変です。塗り肌が悪く、磨きも悪い感じです。なので今回で全て払拭したいと思います。 保険で適用されるのは範囲が限られてしまいますが、今回ついでに治した方が良い箇所も見られましたので、こちらはオーナー様の実費負担となってはしまいますが、快く許諾を頂きましたので作業する側にとっては気持ちよく仕事が出来ます。有難う御座います。
2006/06/30
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