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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記 2011】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 トラック用 レンズイエローキャンディー仕様一式 完成です!(img1662.jpg) -1662- トラック用 レンズイエローキャンディー仕様一式 完成です!

こちらも大変お待たせしました!トラックに取り付け予定の社外品レンズ一式ですね。今回初のイエローで塗装承りました。

キャンディー塗装に関しては全ての色を在庫している訳では無く、必要に応じて揃えています。注文が入ったら、ですね。

現在在庫している色としては、

・レッド
・ブラック
・オレンジ
・グリーン
・イエロー

になります。ご要望に応じて他の色も対応可能ですが塗料取り寄せに多少お時間が掛かるのと、ご依頼が決定されてからの発注になる事をご了承くださいませ(空振りは厳しいですので…)。

他にも画像あるので紹介しますね。

2011/09/29
 
jpg画像 インプレッサテールレンズ レッドキャンディー+薄めスモーク塗装 完成ですB(img1661.jpg) -1661- インプレッサテールレンズ レッドキャンディー+薄めスモーク塗装 完成ですB

今回は塗装費用とは別に部品代(中古部品で税込¥31,500です)が掛かっていますが、今着いている物と交換したらそれをネットオークションなどに出品すると宜しいかと思います。
買った値段とさほど変わらない金額で売れる筈ですので、最終的には金銭的な損は無くなる筈です。

ただ長い事保管して旬を過ぎると安くなってしまうのでご注意ください。自動車の定めでありますので…。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2011/09/28
 
jpg画像 インプレッサテールレンズ レッドキャンディー+薄めスモーク塗装 完成ですA(img1660.jpg) -1660- インプレッサテールレンズ レッドキャンディー+薄めスモーク塗装 完成ですA

以前掲示板で「テールランプのクリアー抜き部分に段差は出来ないのですか?」と質問がありまして、「塗装屋的な見解では段差はどうしても出来ると言えます」と回答していますが、画像を見て頂いても解るように普通に見て段差は感じられないと思います。

ただ塗装屋的な視点ではどうしても段差はあるとしか言えません。これで「無い」と言ったら嘘なのか或いはそこまでのレベルなのか、ですね。

私が現場に携わらず塗装の事も知らなければ、「完璧な仕上がりです!」みたいな事も言えるとは思うのですが、如何せん自分でやっている事に関してはどこが駄目でどこが足りなかったのかよく解りますからね。完璧は無いのです。

2011/09/28
 
jpg画像 インプレッサテールレンズ レッドキャンディー+薄めスモーク塗装 完成です!(img1659.jpg) -1659- インプレッサテールレンズ レッドキャンディー+薄めスモーク塗装 完成です!

こちらも大変お待たせしました。部品はこちらで中古品を手配してのご依頼となりましたインプレッサのテールランプ一式、完成です。

塗装の内容はいつも通りでしたが、今回初めてこちらで部品を用意した案件です。

確かにお問い合わせでは「今着いている部品なので出来るだけ最短で」といったご希望があるのですが、如何せん私一人で運営しているので仕事がいつもパンク状態になってしまい、短い納期にお応え出来ない状況となっております。ご迷惑をお掛けして申し訳御座いません。

以前のプロフィット(板金塗装屋です)でも殆どがインターネットで宣伝〜集客していたので、現在の「小物塗装」になってもある程度のご要望があるのは予想していましたが、まさかここまで忙しくなるとは…と思う次第です。有難い限りです。


と言う事で今回は予め中古品を用意しておきまして、ご依頼が入ったら即施工、といった形で承らせて頂きました。

ただこれも作業途中の経過とかが解らないととても不安だったのでは、と思った次第です。
部品をこちらで用意した場合には先にお支払(銀行振り込み)といった形式をとらせて頂いておりますので、そこから完成まで1か月以上掛かったら普通の方は不安になりますよね。しかも初めてでは…。
ただこちらの日記では日々の作業進行具合が解るようになっていると思いますので多少なり不安は拭えたのではと思います。
ただどうしても紹介は遅れがちですね。既にお預かりしているのにまだ掲載していない物もありますので、誠に申し訳御座いませんがもう少々お待ち頂けますようお願い申し上げます。

2011/09/28
 
jpg画像 SUZUKI GSX-R1000のテール&ウィンカーレンズ 完成ですB(img1658.jpg) -1658- SUZUKI GSX-R1000のテール&ウィンカーレンズ 完成ですB

裏側に反射板が付くとスモークの見え方がまた違ってくると思います。今の状態だと横に開いた隙間から光が入って薄く見えています。

バイクの場合は面積が小さいですからこういった小物製品でも全体のイメージは結構変わりますよね。新しい部品を着けた瞬間の喜びは凄く楽しい筈ですので。羨ましい限りです。私ももう少し大きいバイク欲しいですね…(通勤はスーパーカブですので…)。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2011/09/28
 
jpg画像 SUZUKI GSX-R1000のテール&ウィンカーレンズ 完成ですA(img1657.jpg) -1657- SUZUKI GSX-R1000のテール&ウィンカーレンズ 完成ですA

「しっかりとレッドでしっかりとスモーク」が今回のコンセプトです(勝手にですが…)。

ウィンカーレンズの画像もありますのでそちらも紹介します。

2011/09/28
 
jpg画像 SUZUKI GSX-R1000のテール&ウィンカーレンズ 完成です!(img1656.jpg) -1656- SUZUKI GSX-R1000のテール&ウィンカーレンズ 完成です!

大変お待たせしました。バイクのテールランプと左右ウィンカーレンズ塗装、完成です!

どれもクリアーレンズだった物で、テールランプはわざわざ一旦赤くしてからスモーク掛けています。

「せっかく赤く塗るので薄めの方が」と思ったのですが(進言もしました)、スモークはしっかりと掛けて欲しいとのご要望でしたので標準濃度にしてあります。元々クリアーレンズだったとは思えませんね。これは渋いです。

2011/09/28
 
jpg画像 スバルプレオのヘッドカバー結晶塗装「青」 完成ですA(img1655.jpg) -1655- スバルプレオのヘッドカバー結晶塗装「青」 完成ですA

いつも塗っている艶々の塗装とは真逆な仕上がりですが、この無骨な中の均一感というか「人工的な堅さ感」が結構好きですね(いや、そもそも素材が堅いんですけどね…)。カチッとしています。

この後エンジンルームに着けばその他の付属品との相性もあると思います。プラグコードも青かったりするのでしょうか。色々考えると楽しそうですね。

この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2011/09/27
 
jpg画像 スバルプレオのヘッドカバー結晶塗装「青」 完成です!(img1654.jpg) -1654- スバルプレオのヘッドカバー結晶塗装「青」 完成です!

そしてお待たせしました。

「青」といっても今回はメタリックとパールを入れた「ブルーパールメタリック」にしてあります。
イメージとしてはスバルWRブルーカラーで、通常の塗装のように艶が無い分それよりパール分を多くしてあります(あくまでもイメージです。塗料が違いますので…)。

アルミ素地部分とのコントランスが良いですね。ブルーが映えています。

もう一枚画像紹介しますね。

2011/09/27
 
jpg画像 スバルプレオのヘッドカバー 凸部研磨作業(img1653.jpg) -1653- スバルプレオのヘッドカバー 凸部研磨作業

既に結晶塗装の本塗りは完了しておりまして、その後焼き付け乾燥硬化も終わって次の工程に入ってます(これも既に終わってますが…)。

いつも行っている凸部の面研ですが、いきなりペーパーで削る時もあれば最初にカッターである程度削る場合もあります。

ペーパー研磨の場合にはダブルアクションサンダーやらシングルサンダーを使うので余計な所に傷が付かないようにガムテープで養生しておきます。

カッターは寝かした状態でスクレーパーのようにスライドさせると凸部上面の塗装がスルスルと削れていきます。

ある程度カッターで落としたら次は機械研ぎで、最後は手研ぎで徐々に番手を上げていきながら(細かくしていきながら)金属面の光沢を出していきます。

2011/09/27
 
jpg画像 スバルプレオのヘッドカバー プライマー塗布(img1652.jpg) -1652- スバルプレオのヘッドカバー プライマー塗布

アルミ素地に直接トップコート(色やクリアー、結晶塗装も)を塗っても十分な密着性は得られませんので、金属素地には必ず「プライマー」を塗ってからの塗装が基本となります。

プライマーは金属への密着性と共に防錆効果が得られますので鉄の錆やアルミの腐食を抑える事が出来ます(酸化を防ぎます)。電子のイオン化傾向やら犠牲被膜といった理由からですね。

ただ結晶塗装のような焼き付け型塗料の場合、それ単体でも比較的密着性が良い塗装ですので、このプライマー塗装を省いてしまうケースも多々あります。
自動車ボディの塗装ではあり得ませんが、日用品などへの塗装では今でも良く見られます。
例えばホームセンターで見かける昔ながらの家庭用スチール製ポストなどでは、売っている時は綺麗に見えるのですが買って実際に屋外に着けてみると数年で錆が出て塗装が剥がれて来てしまったりするケースがあります。
剥がれた所から下地を見ると「色」しか塗ってないんですよね。プライマーの塗装はどこにいったのやら…といった感じです(悲)。

まあこれはコストを最優先すれば仕方のない事ではあるとも思います。最初の一年を持ち越せば多少色が剥がれて来てもクレーム言う人は少ないでしょうし、説明書をよく見ると「屋内での使用に限る」なんて書いてあったりしますので、これでは騙された感が強くなります。非常に残念です。

2011/09/27
 
jpg画像 スバルプレオのヘッドカバーも(img1651.jpg) -1651- スバルプレオのヘッドカバーも

すいません、こちらはすっかり紹介が遅れてしまいまして。

こちらも無事完成しておりますが途中の作業内容紹介させて頂きますね。

画像はリン酸処理が終わってマスキングした状態です。

内容としては「ホームページにあるヴィヴィオと同じ様な仕上がりで、色はブルーパールを」との事です。

なるほど、今回初めて知りましたがヴィヴィオとプレオはエンジンが一緒なのですね。ヘッドカバーの形は全く同じ様です。

2011/09/27
 
jpg画像 ランサーのヘッドカバー 結晶塗装「赤」で完成ですA(img1650.jpg) -1650- ランサーのヘッドカバー 結晶塗装「赤」で完成ですA

真ん中の点火プラグが刺さる場所は「プラグカバー」が付いて見えなくなるのが普通ですが、場合によっては何かの部品が付いてそのカバーが着けられなかったり、あえてカバーを付けないで中を見せるといったケースがあるようですので一応(というかちゃんと)綺麗に塗り上げるようにしています。イビツに入り組んだ形をしているのでとても塗り難いんですけどね(苦笑)。

スプレー時のイメージとしては、パターン広げてドバーっと塗っているような感じがするかも知れませんが、こういった立体的な部品の場合はスプレーパターンは細くしてスプレーガンをチョコチョコ動かしながら塗っています。
「それで本当に塗れてるの?」みたいな事を繰り返しながら、細かい所が塗り終わったら最後に比較的少ない平面部分をスーっと塗っていきます。結構地味な塗り方ですね(笑)。

慣れてくるとこういった立体物でも全体的に同じ膜厚で塗れるようになり、比較的均一な結晶目で揃える事が出来る様になります。最初の頃は本当にひどかったんですけどね(苦)。

この結晶塗装を覚えた当時は業者さんからの仕事がメインで、その時請けていたスカイラインのエンジンパーツ一式はかなりの量になりますからとにかく練習にはなりました。
「値段より量」みたいな所があったので苦しい時代でしたが、そのお蔭で今があるのだと思います。お金の回収の仕方も勉強になりました(爆。いや、中々お金払ってくれない業者さんでして…苦笑)。


それでは後程完成のご連絡いたしますね。代引きで承っておりますが一応電話致します。

この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2011/09/27
 
jpg画像 ランサーのヘッドカバー 結晶塗装「赤」で完成です(img1649.jpg) -1649- ランサーのヘッドカバー 結晶塗装「赤」で完成です

大変お待たせしました!ランサーのアルミ製ヘッドカバーですね。

凸文字部研磨して光らせてクリアー塗って完成となります。

先日納品したロードスターのヘッドカバーは丸みを帯びた形でしたが、こちらは昔ながらの角ばったデザインで無骨さを感じますね。
赤も良いですが黒も良く似合いそうです。

もう一枚画像あるので紹介しますね。

2011/09/27
 
jpg画像 休業日のお知らせ(img1648.jpg) -1648- 休業日のお知らせ

誠に恐縮では御座いますが、10月1日(土曜日)は私用により休業日とさせて頂きます。

お待たせしている方々には誠に申し訳ございませんが何卒ご理解の程を宜しくお願いいたします。

2011/09/26
 
jpg画像 インプレッサテールランプ 本塗り完了ですA(img1647.jpg) -1647- インプレッサテールランプ 本塗り完了ですA

ここまでの工程としては、

・パーツ確認(傷や割れなどをチェックです)
・脱脂清掃
・裏側マスキング
・レンズ表面足付け処理
・脱脂清掃
・待機
・脱脂清掃
・クリアー抜き部マスキング
・脱脂清掃
・本塗り準備(ブース内部品設置)
・脱脂清掃
・ブース稼働
・エアーブロー&タッククロス掛け
・プラスチックプライマー塗布
・レッドキャンディー塗布(5〜6コート)
・マスキング剥がし
・プラスチックプライマー塗布
・スモーク塗装(2コート)
・クリアー塗布
・強制乾燥

となります。「とにかく脱脂」といった事が良く解るかと(笑)。


それでは完成しましたら改めて紹介させて頂きますね。
もう少々お待ちくださいませ!

2011/09/26
 
jpg画像 インプレッサテールランプ 本塗り完了です!(img1646.jpg) -1646- インプレッサテールランプ 本塗り完了です!

プラスチックプライマーを塗布後、レッドキャンディーを塗布してクリアー抜き部分のマスキングテープを剥がし、再度その部分にプラスチックプライマーを塗ったら全体に薄くスモークを掛け、続けてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

解り難いので箇条書きで工程紹介しますね。続きます。

2011/09/26
 
jpg画像 インプレッサテールランプ 本塗り前(img1645.jpg) -1645- インプレッサテールランプ 本塗り前

そしていよいよ本塗りです。

この段階までに脱脂作業は4回程度終わってますが、注意していてもマスキング時には素手で触れている部分がありますので最終的な脱脂作業を行います。

ただ脱脂する際にウェスを拭き上げる方向を誤ると大変な事になります。

マスキングテープの断面部分(端)は厳密に言えば「糊」が剥き出しの状態で、ここにウエスが当たるとウエスのホコリがテープ際に付いてしまいます。

脱脂に使っているウェスは「不織布」と言われるもので、一般的にはホコリや糸クズが出ない筈なのですがそうではありません。ちゃっかりカスが残るのです。

テープ際についたカスはこの後のタッククロス(不織布に粘着物質が付いた埃とり専用ウェス)で取れる物では無く、肉眼でも見落としがちな些細な物なので、これを防ぐには脱脂拭き上げの方向を考慮する事です。

当たり前と言えば当たり前の事なのですが、どれも一つ間違えたり忘れたりすると想像していた仕上がりにはなりません。
まあ理想通りになる事も稀ではありますが、それでも「もっと注意していれば」と悔やむのは嫌ですので、ちょっとしたことで回避出来る事はやっておきます。

難しそうに言っていますが毎日やっていると当たり前の事ですので特別な事ではありませんね。
盆栽を始めて気付いたのですが(笑)、器が小さな植木は毎日水を上げないと簡単に枯れてしまうという方が驚きでした。
「水遣り3年」(でしたっけ…)という格言?にも納得です。

(ちなみに塗装業界では「水研ぎ3年」みたいな言葉があります。笑)

2011/09/26
 
jpg画像 インプレッサテールランプ マスキング作業(img1644.jpg) -1644- インプレッサテールランプ マスキング作業

こちらもお待たせしました。先日こちらのテールランプ一式を中古品でご購入頂いた方ですね。

こちらは元々在庫していた部品で、ただ先日「裏側のボルトが折れた」方の為に一時貸し出しをしておりましてその間お待ち頂いておりましたが、先日無事戻って来ましたので作業着手しております。大変お待たせしました。

レンズ表面は足付け処理を行い、脱脂清掃後に「クリアー抜き」の部分のマスキングを行っています。
前もってこれが出来れば全体的な作業がもう少し楽になるのですが、足付け処理〜脱脂作業を行った被塗面にマスキングテープを貼ったままにすると、テープについている「糊」が強くくっ付いてしまい残ってしまうのです。所謂「糊残り」ですね。

これの発生が解るのはテープを剥がした時でして、その時はまさに「本塗り中」ですからもうどうにもなりません。

かといって普通の塗装のようにその部分だけ拭いたり塗り直しが出来ませんから(レンズ類の塗装は一発勝負です)、いかに本番で問題が起きないかの為に下地処理の段階で注意する必要があります。


ただ元々の私の性格だと実はそういった事が実に不得意でして(苦笑)今までも相当苦労してきました。失敗は人よりかなり多い方だと思います。
塗装に限る事では無いと思いますが、完成させるまではどの作業にしても基礎を忠実に積み重ねていき、トラブルが予想される事は予め除去していく必要があります。
こういった事から私的には塗装は消去法で完成していくといった考えですので、各工程とも足し算では無く引き算みたいな感じで進行していきます。

地味な作業の連続ですが今までやってこれたお蔭で何とか人並みには仕事が出来るようになりました(笑)。当面はこれで食べて行ければと願う次第です。

問題は歳をとってからなんですよね。今のような細かい作業が出来るかどうかです。
人生の終焉まで塗装は続けて行きたいと思いますので今からそれに備えて精進していきたいと思います。

2011/09/26
 
jpg画像 SUZUKI GSX-R1000のウィンカーレンズ 本塗り完了です。(img1643.jpg) -1643- SUZUKI GSX-R1000のウィンカーレンズ 本塗り完了です。

こちらはウィンカーレンズでスモーク塗装のみの仕上がりとなります。

ご依頼内容は「標準濃度のスモーク」で、裏に貼ったマスキングテープの黄色味が見えるので「もっと濃くした方が」と思いがちですが、黄色が見えなくなるまでやると真っ黒な「濃い目」になってしまいます。「勘」では無く確認しておりますのでご安心下さい。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

2011/09/26
 
jpg画像 SUZUKI GSX-R1000のテールレンズ 本塗り完了です!(img1642.jpg) -1642- SUZUKI GSX-R1000のテールレンズ 本塗り完了です!

そしてしっかりスモークを掛けて本塗り完了です。確かにいい感じですね。

いや、最初は「スモークにするならわざわざ赤くしなくても良いのでは…」と提案させて頂いたのですが(当然費用が大きくなりますので)、オーナー様的には「赤にスモークで」と拘っておりましたので。
確かに単にスモークにするだけの仕上がりとは違いますね。感服致します。

2011/09/26
 
jpg画像 SUZUKI GSX-R1000のテールレンズ レッドキャンディー塗布(img1641.jpg) -1641- SUZUKI GSX-R1000のテールレンズ レッドキャンディー塗布

左右のウィンカーはスモークですが、テールランプは「一旦赤くしてからしっかりとスモークを」との事でご依頼頂いておりますので、その通り一旦はレッドキャンディーをきっちり仕上げます。

続けてスモーク塗装を行います。

「最初からレッドとスモークを混ぜてしまえば楽なのでは」と思われる方も居るかも知れませんが、それをやると濁りが発生してしまうとの事を聞いた事があり、またそれだとどちらも微調整が出来ませんからね。試した事もありません。

2011/09/26
 
jpg画像 SUZUKI GSX-R1000のレンズ3点 本塗り前(img1640.jpg) -1640- SUZUKI GSX-R1000のレンズ3点 本塗り前

こちらもお待たせしました。いよいよ本塗り開始です。

レンズ単体の製品は裏側に直接テープを貼る事になるのでマスキングテープの黄色がそのまま見えています。
この場合、見た目だけで塗る込んでいくと気づいた時には「真っ黒」になっていたりします。テープが貼ってある時と剥がした時と
では光の入り方が違うのでこの状態ではスモーク濃度が解り難いんですよね。

「そこは職人の勘と経験で」なんて事に頼ると大抵は失敗しますので(苦笑)そんな事はせず、コート毎にスモーク濃度を確認しながら進めていきます。

2011/09/26
 
jpg画像 トラック用ウィンカーレンズ一式 本塗り完了です!(img1639.jpg) -1639- トラック用ウィンカーレンズ一式 本塗り完了です!

今回取り寄せたイエローはいつも塗っているレッドやオレンジなどに比べて若干「濁り」が見られます。
恐らくは耐候性を考慮してかと思います。

ちなみに透過性の塗装の中で、「レッド」は比較的耐候性は良くブルーは弱いらしいですね。「色が飛びやすい」との事です。
どちらにしても通常の塗装よりは耐候性が劣ると思われますので、クリアーは耐UV効果の高いクリアー(クリスタルクリアー)を採用しています。


それでは完成しましたら改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

2011/09/26
 
jpg画像  トラック用ウィンカーレンズ一式 本塗り前A(img1638.jpg) -1638- トラック用ウィンカーレンズ一式 本塗り前A

隣に居たブレーキ屋さんからは「おいおい、ブレーキランプ黄色くて良いのかよ」といった発言がありましたが、こちらはブレーキランプでは無くてコーナーランプですよ(笑)。確かに大きいので普通車だとテールランプにしか見えないですね。トラックのフロント左右に着くコンビネーションランプかと思います。

2011/09/26
 
jpg画像 トラック用ウィンカーレンズ一式 本塗り完了です。(img1637.jpg) -1637- トラック用ウィンカーレンズ一式 本塗り完了です。

ご依頼内容は「レンズをイエローで」との事で、最初は「え?オレンジじゃ無くてですか?」と聞き返してしまいました。
ただ装着予定の車両が「トラック」という事で納得です。確かにそういった装飾はあり得ますね。


という事で、今回新たにこちらの色を取り寄せて透過性のイエローで本塗り完了です。
オレンジにならないようにレモンイエローな感じで仕上げています。

全部で10個ですね。他にも紹介致します。

2011/09/26
 
jpg画像 トラック用ウィンカーレンズ一式 本塗り前(img1636.jpg) -1636- トラック用ウィンカーレンズ一式 本塗り前

下地処理を終えいよいよ本塗り開始です。

四角いレンズは土台のメッキ部分との分解が不可能ですので(接着剤で付いているようです)その間はマスキングにて対応しております。
丸いレンズは裏側内部をマスキングしていますが、注意する点はネジ穴部分に「穴」を開けておく事です。
ネジ穴部分は窪んだ形となっていて、ここが行き止まりになるとスプレー時のエアーが奥まで届かなくなる為塗料も跳ね返されてしまいます。色もクリアーも入らないんですよね。

なのでそこに穴を開けておく事でスプレーのエアーが通り抜け、さらには塗料もちゃんと入るようになります。
ただしだからといって勝手に奥まで綺麗に塗れたりはしないのですが(苦笑)。面倒でもきっちりスプレーパターンを絞って細くし、意識して奥までスプレーしないときっちりクリアーが入らなくてザラザラな肌になってしまいます。

多少面倒でも丁寧に、ですね。

2011/09/26
 
jpg画像  F430仕様スターバックスタンブラー 完成ですA(img1635.jpg) -1635- F430仕様スターバックスタンブラー 完成ですA

先ほどのレッド&グリーンラインの裏側になります。このロゴも頂いた参考画像を元に作成しています。

近日中に別件でTACさんいらっしゃるとの事ですのでその時にお渡ししますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2011/09/26
 
jpg画像  F430仕様スターバックスタンブラー 完成です(修復後)(img1634.jpg) -1634- F430仕様スターバックスタンブラー 完成です(修復後)

という事で無事修正しまして完成となります。大変お待たせしました!

作業は当然「仕様書」を見て進行していたのですが、どこでどう間違えたのか塗っている時は全く違和感無く作業していました。
で、オーナー様が本塗り完了時の画像を見てわざわざご連絡頂きまして修正させて頂いた次第です。大変失礼致しました。

裏側の画像もありますのでそちらも紹介致します。

2011/09/26
 
jpg画像 F430仕様とMINI仕様のタンブラー 完成です(修復前)(img1633.jpg) -1633- F430仕様とMINI仕様のタンブラー 完成です(修復前)

こちらも大変お待たせしました。

が、実はこの画像はちょっと前に撮ったもので、内容に一部間違いがありましたのでその後修正しております。ご安心下さいませ。

修正したのは白いタンブラーの方で、黄色いMINIの方はこちらで完成で間違い御座いません。

当然修正後の画像がありますのでそちらをご覧ください。

2011/09/26
 
jpg画像 インプレッサ ウィンドウォッシャーノズル 塗り分け部(img1632.jpg) -1632- インプレッサ ウィンドウォッシャーノズル 塗り分け部

水が出てくる部分は今までのように丸く無いようで、これのお蔭で万遍なく水が出せるのでは無いかと思われます(使って無いので解りませんが…)。

という事で、穴の部分も一緒に塗ってしまうとその噴射パターンが崩れる恐れがありましたので、穴の周りの四角い窪み部分全体をマスキングしています。黒い部分がそうですね。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。
この度もご贔屓頂きありがとうございました!

2011/09/26
 
jpg画像 インプレッサ ウィンドウォッシャーノズルとルーフアンテナ塗装 完成です!(img1631.jpg) -1631- インプレッサ ウィンドウォッシャーノズルとルーフアンテナ塗装 完成です!

ルーフアンテナは恐らく社外品で(箱がそうでしたので)、ウォッシャーノズルはスバル純正品です。

ちょっとした小物ですがアクセントにはなりますし、同じインプオーナーからするとどこで売っているか気になる所でしょうか(爆。塗装済み品は売ってませんかね)。

2011/09/26
 
jpg画像 インプレッサウエストスポイラー塗装 完成です!(img1630.jpg) -1630- インプレッサウエストスポイラー塗装 完成です!

大変お待たせしました!お預かりしておりましたインプレッサ用ウエストスポイラーとルーフアンテナ、ウィンドウォッシャーノズル、ボディ同色で完成です!

ウエストスポイラーは確か今回で3回目で、今までは「半艶黒」「艶消し黒」でしたからボディ同色は初めてですね。
艶消し黒などは厳つい感じですが(笑)、ボディ同色は「一体感」が得られそうです。

小さい部品の画像もありますのでそちらも紹介します。

2011/09/26
 
jpg画像 トラックのレンズ一式も(img1629.jpg) -1629- トラックのレンズ一式も

こちらもお待たせしております。全部で10個くらいご依頼頂いているトラック用のレンズ一式ですね。今回の色は「イエロー」でご依頼頂いております。

全て新品のようで綺麗な状態ですが、このまま塗っても十分な密着性が得られませんのできっちり足付け処理をしておきます。

足付け処理は特に難しい事では無く、その状況にあった番手で全体的に万遍なく傷を付けてあげればいいだけです。
ただ番手が細か過ぎると作業するのが大変ですし、逆に粗すぎると塗った後に傷が見えてしまうので丁度いい番手で作業するのが基本です。

あとは「根気」ですね。今回のようなレンズだとネジの部分が窪んでいて、普通にやると奥まで処理出来ません。
「どうせプライマー塗るから大丈夫だろう」なんて事を行うときちんと後で自分に返って来ますので、指が入らない箇所はヘラなどをつかってネチネチと行います。

脱脂作業も同じくですね。こちらは見えない分、きっちり意識して行わないと密着性が落ちたりします。

2011/09/24
 
jpg画像  SUZUKI GSX-R1000のレンズ3点 下地処理(img1628.jpg) -1628- SUZUKI GSX-R1000のレンズ3点 下地処理

こちらもお待たせしました。スモーク塗装とレッドキャンディー+スモークでご依頼頂いているレンズ一式ですね。

下地処理して気付いたのですが、左右のウィンカーはどうやら一度スモーク塗装に挑戦されたようですね(またはそういった物を中古で入手されたか、でしょうか)。細部にスモーク塗装のカスらしき物が残っていました。

ちなみに市販のスモーク缶スプレーでは、それの隣に「剥離剤」みたいのも一緒に売っているみたいです。
プラスチック部品に剥離剤なんてあり得ませんので、恐らくはシリコンオフや塗料用シンナーなど溶解力の弱い溶剤だと思います。
という事は、スモーク塗料も弱い塗料という事ですね。

以前、「塗ってはみたもののどうにもならなくなった」といったアウディのテールランプをご依頼頂きましたが、持ち込まれた時は何だかベタベタでどうにもならない状態でした。
しかし塗装用の缶スプレーとそれの除去剤を一緒に売るなんてある意味商売上手なんですかね(恐)。


画像は下地処理中の作業で、上の曇ったレンズが「足付け処理」されたもので、下の透明なレンズが未処理の状態です。このまま塗っても密着性が弱いと思われますので駄目ですね。きっちり傷を付けておきます。

2011/09/24
 
jpg画像 ランサーのヘッドカバー プライマー塗布(img1627.jpg) -1627- ランサーのヘッドカバー プライマー塗布

プライマーは極薄膜で十分です。そもそも厚塗りは無意味というか適していませんのでトラブルが生じる元です。
厚塗りしたい場合は「サフェーサー」で、ただそれでも各メーカーの製品によって厚塗りが適していない物もあります。

商品説明には「防錆も厚塗りもこれ一つでOK」みたいな事が書いてありますが、それを鵜呑みにして本当に厚塗りすると大変な事になったりします。

だとしたら「パテ」になるのですが、ポリエステル系パテは熱に弱いので使用する場所を考えなければなりません。

理想的には「エポキシ系」なのですが、これを全ての作業に使用すると相当大変です。固まらないは堅くて研げないはで時間ばかり掛かってしまいます(当然お金も…)。

ただ全てが許されるならば下地は全てエポキシ系で行い、紫外線が当たるトップコートのみウレタン系でやると良いのでは、と思う次第です。エポキシは下地には適していますが耐候性は無いですからね。


それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。もう少々お待ちくださいませ!

2011/09/24
 
jpg画像 ランサーのヘッドカバー 本塗り前(img1626.jpg) -1626- ランサーのヘッドカバー 本塗り前

こちらも大変お待たせしました。無事本塗り完了しておりますのでご安心下さい。

お預かりしたのは新品でしたが、画像で見るとちょっとくたびれた感じがします。これは素地調整でのリン酸処理でアルミ表面がエッチングされてリン酸被膜ができたからですね。塗装にとっては良い状態ですのでご安心下さい。塗装が食い付き易いのです。

2011/09/24
 
jpg画像 タッチアップ塗料販売のご案内(img1625.jpg) -1625- タッチアップ塗料販売のご案内

以前もこちらの日記で紹介したのですが、膨大な量の中に埋もれてしまうので解り難いですよね。いずれちゃんと紹介のページを作らねば…と思っている次第です(相変らず思っているだけですいません…)。

ご依頼の中にはオリジナルカラーでの塗装も多々ありますので、「同じ色は二度と手に入らない」といった事も想定されます。
使っていて傷が付く可能性が無い物に関しては必要ありませんが、触ったり持ったりする物に関してはこちらも合わせてのご購入をお勧め致します。

タッチペン塗料は¥300で、手前の筆は¥100です。
価格は原価で儲けなどはありませんので、購入は「塗装ご依頼時」のみ対応となります。
誠に恐れ入りますが、塗装ご依頼時以外でのタッチペン塗料作成販売は対応しておりませんので何卒ご了承くださいませ。

一般的なタッチペンボトルと違って瓶に筆は付属されていませんが、代わりに内蓋がちゃんと付いているので5年経っても中身が干からびて「いざと言う時に使えない」なんて事はありませんのでご安心下さい。ちゃんとデータ取りました。

筆が必要無い場合には小瓶だけで宜しいかと存じます。
お支払方法が銀行振り込みか直接取りに来て頂いた場合には¥300サービスしておりますので、それと相殺でこちらをご利用されるとちょっと得した気分になるのでは、と思う次第です(笑)。

ちなみに一部対応していない塗料もありますのでその場合はご了承くださいませ(マジョーラーやキャンディーカラーなどですね)。

どうぞご検討下さいませ。

2011/09/24
 
jpg画像 ルンバのトップカバー パープルメタリックカラーで完成ですA(img1624.jpg) -1624- ルンバのトップカバー パープルメタリックカラーで完成ですA

近くで見るとメタリックだけでは無くパールも使われているのが解ると思います。バイオレット系のパール(こちらはパウダータイプで他メーカーの顔料です)も入れています。

ちょっと塗料について説明しますと、

・顔料
・樹脂
・溶剤
・添加剤

といった構成になっています。

「顔料」は色を決めるもので、鉱物などから作られる「無機顔料」や石油から作られる「有機顔料」などがありますね。

「樹脂」はその名からして「樹液」を想像しますが、私が使っているような塗料では天然では無く、やはり石油から作られた「合成樹脂」が基本です。

「天然樹脂」となると皆さんもご存じな松ヤニや漆、ゴムなどですね。


結果、石油が高騰すれば塗料も値上がりまして、数年に一度値段改正が行われて高くなっていくのですが、下がった試しは一度もありません(酷)。
近年円高が激しくなっているので輸入している外資系塗料辺りは下がっても良い筈なのですが、やはり値段が下がった事は私が知る限り一度もありません(苦)。

まあ世界的には水性化が進行していきますので、淘汰されていくであろう溶剤系は値段が上がって当然ではありますね(ってちゃんと説明があれば納得も出来るのですが…)。


対してルンバは円高のお蔭で並行物?は安くなりましたね。実は私も買いました(爆)。
8万円は出せませんでしたが3万円台なら何とかなったのです。お蔭で欲しかったカメラは当分諦めましたが…。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2011/09/24
 
jpg画像 ルンバのトップカバー パープルメタリックカラーで完成です。(img1623.jpg) -1623- ルンバのトップカバー パープルメタリックカラーで完成です。

こちらは粗目のメタリック顔料を使った紫系のルンバのトップカバーです。
ラメ(=粗目メタリック)といっても特殊な顔料では無く、スタンドックス原色に設定のあるメタリックです。原色番号は「598」ですね。

一般的には(自動車補修塗装には)余り多量に使われる原色ではありませんが、思いっきり入れると結構表現力はあります。
近接画像あるのでそちらも紹介しますね。

2011/09/24
 
jpg画像 ルンバのトップカバー キャンディーレッド塗装で完成ですA(img1622.jpg) -1622- ルンバのトップカバー キャンディーレッド塗装で完成ですA

「キャンディー塗装」とはその名の通り飴玉のような色味で(私的解釈ですが)、下色にシルバーを塗ってその上に透過性のレッドを塗る事によって、入っていく光と反射して返ってくる光の両方が見られ、また寝かした角度から塗膜を見ると色の深味が感じられます。
通常の2コートでは得られない「彩度が高いまま表面を明るくスカシを黒く」といった表現が可能になるのです。


もう一方の紫カラーのルンバも紹介しますね。

2011/09/24
 
jpg画像 ルンバのトップカバー キャンディーレッド塗装で完成です!(img1621.jpg) -1621- ルンバのトップカバー キャンディーレッド塗装で完成です!

こちらもお待たせしました。自動お掃除ロボット「Roomba」のトップカバーですね。

ご依頼は2機分でこちらはレッドキャンディーでご依頼頂きました。
元々は艶消しシルバーと無難な感じでしたが随分と華やかな色になりましたね。キャンディーカラー特融の深味があって鮮やかな色味が出ています。

他にも画像あるので紹介しますね。

2011/09/24
 
jpg画像 マジョーラカラーで塗装ご依頼のプラスチックパーツ 完成ですA(img1620.jpg) -1620- マジョーラカラーで塗装ご依頼のプラスチックパーツ 完成ですA

カメラの設定や撮影場所などは先ほどの画像と同じ条件ですが、光源に対して見る角度を変えると全く違った色に変わります。最初の頃は「カメレオンカラー」なんて呼ばれた所以ですね。真っ青です(いや、色が…)。


当初はプラスチック素地に直接塗る予定でしたが、折角のマジョーラカラーですので下地もしっかり作っておきました。「研磨→プラスチックプライマー塗布→2液ウレタンサフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程ですね。やはり仕上がりが違います。

マジョーラカラー(使っているのはデュポン社「クロマリュージョン」)ではこのカラーのみまだ在庫ありますので、ご要望ありましたらお気軽にお問い合わせください。ただ通常の塗装より高くなっておりますので何卒ご了承下さいませ…。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2011/09/24
 
jpg画像 マジョーラカラーで塗装ご依頼のプラスチックパーツ 完成です!(img1619.jpg) -1619- マジョーラカラーで塗装ご依頼のプラスチックパーツ 完成です!

大変お待たせしました!実際どこに着く部品なのか解りませんが(笑)、マジョーラーカラーでご依頼頂いていたプラスチックパーツの塗装も遂に完成です。

画像だと奥と手前の色が違うように見えますが、実際にこれくらい違って見えます。いや、これよりも派手に見えますね。

この角度からだと青味が見られませんが、光源に対して違う角度からの見方だと全然違う色に変化するのです。普通の顔料ではあり得ませんね。続きます。

2011/09/24
 
jpg画像 ハリアーのメッキパーツ 下地処理(img1618.jpg) -1618- ハリアーのメッキパーツ 下地処理

こちらも随分とお待たせしておりますが、作業は着々と進行しておりますのでご安心下さい。

先日メッキ素地に下地処理を行い、専用の(と言うか普通は使わない)プライマーを塗り、そのままウェットオンウェットで2Kエナメルのグレーを塗っています。塗装屋じゃないと???な内容ですね。

プライマーはちょっと特殊なタイプで、その性質からして肌が荒れ易いのです。
ただ薄膜で終わらせると、後でそのプライマーを研ぐ時に下から「メッキ」が露出し易くなりますのでそれはアウトです。また最初からやり直しですので。

ただ肌が荒れたプライマーを研ぐのも、こういった小さくて複雑な部品だと非常に大変です。大変というか現実的では無くなりますね。一個研ぐのに一日掛かってしまいます。

それら全てを防ぐのは難しいですが(そもそもメッキ素地にちゃんと密着させる塗装が難しいので)、少しでも軽減できるように工程を組んでいます。

「2Kエナメル」とは、いつも使っている2液ウレタンクリアーに色がついたような物で、ソリッドカラーならこれだけで塗り上げられます。トラックやバンなどはこれが多用されていますが、日本車は普通車でも1コートソリッドはまだあると思います。

これを下地のプライマーが乾く前、ウェットな状態で塗り重ねると良い感じで密着します。厳密には違う性質の塗料ですから「チヂレ」が発生する恐れがありますが、タイミングを間違えなければ十分に食い付きます。イメージ的には「お互いが溶け合う」みたいな感じでしょうか。これが「ウェットオンウェット」なる工法です。

ちなみに下が完全に硬化してしまうと密着不良を起こしますし、中途半端に乾いてしまった状態だと「チヂレ」を起こします。
または早すぎると地割れのようなクラックが発生します。

まあ意外と当たり前の事なので、変に焦ってやったりしなければ誰でも普通にやっている作業方法です。
ただ各塗料の「組み合わせ」みたいなのに一時期興味があって色々と試してはみました。
セオリーさえ守れば3層でもいけますね。ただポリエステル系は反応してからが一気に早くなるのでこれがちょっと難しいです。


と、すいません話が逸れまして。
エンブレム類の研ぎは終わりましたが大物のフロントグリルがまだですね。フィンが多いので非常に大変そうですが来週中には本塗りいけるように致します。
もう少々お待ちくださいませ!

2011/09/22
 
jpg画像 エレクトリックピアノ 完成ですB(img1617.jpg) -1617- エレクトリックピアノ 完成ですB

丁度これを作業している時に新しいレンズが来たのでそれを使って撮ってみました。
50mmとちょっと望遠?になったのでかなり離れて撮ってます。
いつもとは違った感じではありますね。まあ仕事で使う予定では無いのですが色々試してみたいと思います。

それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2011/09/22
 
jpg画像 エレクトリックピアノ 初期状態(img1616.jpg) -1616- エレクトリックピアノ 初期状態

ちょっとピンボケしていますが画像ありました。

元々蝶番を固定していたのはスチール製の「カシメ」で、今回はこれが調達出来なかったのでアルミリベットで対応しています。
まあ格段に良くなったかと…。

2011/09/22
 
jpg画像 エレクトリックピアノ 完成ですA(img1615.jpg) -1615- エレクトリックピアノ 完成ですA

カバー背面には開閉の為の蝶番が付いていましたので、塗装前に一旦外して再度リベットで取付けになります。

周りのアルミ枠は接着剤で強固に固定されていたので取り外しは不可能でしたが(破損します。代替えありません…)マスキングでの対応でも綺麗に仕上がったと思います。

蝶番の金具は外した時にコンパウンドで艶を出しておきました。
確か当初の画像があったと思いますが…。

2011/09/22
 
jpg画像 エレクトリックピアノ 完成です!(img1614.jpg) -1614- エレクトリックピアノ 完成です!

大変お待たせしました!塗り終わってからちょっと時間経っておりましたので心配されたかと思いますが、先ほど蝶番部分も取付け完了しまして無事完成となりますのでご安心ください。

大きい物だとどうしても保管上の問題で、奥の方に仕舞って寝かしたままになってしまいがちなんですよね。その辺に置いておいて「手が空いた時の片手間に」という訳にはいかないのです。

元の黒から比べて随分と垢抜けましたね。いい感じだと思います。

他にも画像あるので紹介しますね。

2011/09/22
 
jpg画像 アウトランダー内装パーツ3点 塗装承りました。(img1613.jpg) -1613- アウトランダー内装パーツ3点 塗装承りました。

こちらも初めてご依頼の製品ですね。アウトランダーなる車種の内装パーツとの事です。

恐らくは新品で、現状シルバーの艶消しで塗られています。
今回ご依頼の内容は「半艶の黒」で、部品単体で見ると劇的に変わるといった事では無さそうですが(どちらも無彩色ですので…)、自動車の内装はトータルで見ますからね。色々検討した結果今回の色に行き着いたことと存じます。


それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。
この度のご依頼、誠にありがとうございます!

2011/09/22
 
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