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Pro_Fit Diary 【プロフィット日記 2012】

ここではプロフィットで最近行った作業内容やお預かりしている被塗物を紹介させて頂きます。
作業進がそのまま掲載されるとは限りませんのでご了承下さい。

他にも以前のプロフィット日記をご覧になれます。

■プロフィット日記2005 …以前のプロフィットで、この頃は小物では無く「自動車板金塗装屋」でした。欧州車をメインに扱っていましたね。

■プロフィット日記2006 …こちらも以前のプロフィットの頃でここで一旦閉鎖となります。MINIのプチレストアもやりました。

■プロフィット日記2008 …プロフィットが「小物塗装」として再稼動し始めてからになります。まだ先が見えていない頃でした(笑)。

■プロフィット日記2009 …この年からは色々塗らせて頂きました。自動車部品以外のご依頼品が増えた年でもあります。

■プロフィット日記2010 …自動車パーツではテールランプの「スモーク塗装」が増えまして、メガネや自転車フレームなどのご依頼も増えた年でした。

■プロフィット日記2011 …テールランプの「レッドキャンディー+スモーク」が増えた年でした。自転車フレームも多いですね。

■プロフィット日記2012 …究極に忙しい夏でした。確か三ヶ月待ちの状態にまでなったかと・・・。

■プロフィット日記2013 …そして現在進行形のプロフィット日記です。相変わらず稚拙な文ですがご容赦下さい…。



■プロフィット旧社外記 …仕事とは関係ない個人的なブログのようなページです。2012年までがこちらとなります。

■プロフィット社外記 …現在進行中の社外記です。仕事とは関係の無い作業や趣味を紹介しています。フランクな言動にはご容赦下さい。


基本的に文章の見直しはしていません。乱文・誤字・脱字がひどいですがご辛抱下さい。スピードと量を優先しています。

ページ内での最新の情報は上段になります。下になると古くなり、「Next」のボタンを押すとさらに以前の情報をご覧頂けます。

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jpg画像 ランサーのヘッドカバー 本塗り前(img987.jpg) -987- ランサーのヘッドカバー 本塗り前

お待たせしました!こちらも無事本塗り完了していますのでご安心下さい。

こちらは新品のヘッドカバーで、ただちょっと金属が黒ずんで古く見えるのはこれの前に「リン酸処理」を行ったからですのでご安心下さい。新品のピカピカのままより断然塗料の密着性が良くなっていますので(所謂「リン酸被膜」ですね)。

2012/05/28
 
jpg画像 ステンレス製遮熱板 プライマー塗布(img986.jpg) -986- ステンレス製遮熱板 プライマー塗布

先に裏側にプライマーを塗布し、それが乾いたら表に戻して同じようにプライマーを塗布、続けて本塗り(結晶塗装)を行います。

が、結晶塗装の場合はこの後焼き付けとなるのでいつも写真を撮る機会を逃してしまいがちです。すいません…。

ちなみに今回はこの状態で塗るので裏側を全面塗る訳ではありません。
表も裏もきっちり塗ろうとすると一気に作業が大変になり(塗る時は吊るしたり焼くときもセッティングが一苦労です)費用も全然高くなってしまいます。その場合は7万円近くまでなりますので…。

ただこうして表側をメインで「裏側は一部だけで構わない」と言う事であればいつものヘッドカバーと同程度の費用で対応出来ます。
今回は溶接穴埋め作業で¥15,000掛かっていますが合計は5万円以内に収まっています。それだけ手間が違うんですよね。

同じようにサージタンクなども「裏側は塗らなくて構わないから」と言う事であれば安く出来る場合もありますので予算が限られている場合にはお気軽にご相談下さい。単にサービスと言う事はしませんが省ける作業があればその分費用は下げられますので(ただそれによって何かトラブルが起きるような事や著しく品質が落ちるような事には対応出来ませんので何卒ご了承くださいませ)。


それでは完成しましたらまた画像紹介させて頂きますね。
もう少々お待ちくださいませ!

2012/05/28
 
jpg画像 ステンレス製遮熱板 色作成(img985.jpg) -985- ステンレス製遮熱板 色作成

グレーは黒と白で作ります(当たり前ですね…)。

ただ結晶塗装は普通の塗料とは違いますのでそんなに原色数がある訳では無くそんなに表現力が豊と言う訳ではありませんので…(ただパール粉末を入れたりも出来ます)。

ただし結晶塗装の基となる塗料の性質さえ理解すれば混ぜられる色は飛躍的に上がったりもするんですどね。結晶塗料自体、何かの樹脂と何か(顔料だか添加剤だか)の組み合わせで出来てる塗料の筈ですので。


で、ご指定頂いた色見本(当サイト上のweb色見本帳をiPodで確認しながら色を作ります。便利になりましたね…(以前はパソコンぱで行ったり来たりでしたので)。

2012/05/28
 
jpg画像 ステンレス製遮熱板 本塗り準備完了です!(img984.jpg) -984- ステンレス製遮熱板 本塗り準備完了です!

何か黒い物が付いて見えるのは、TACのゴトー氏に穴を溶接で塞いでもらった箇所にエポキシ接着材(3Mパネルボンド)で巣穴を埋めている箇所です。

全体的にはダブルアクションサンダーとサンドブラストで素地調整(足付処理)してあるのでいつも通りのプライマーで問題ありません。ステンレスと言っても鉄とクロムとニッケルの合金ですしね(鉛と勘違いしていましたが…謝)。


御依頼頂いている内容は「結晶塗装のグレー」ですので色を作成します。続きます。

2012/05/28
 
jpg画像  電子楽器「EWI4000S」塗装 完成ですB(img983.jpg) -983- 電子楽器「EWI4000S」塗装 完成ですB

画像手前の部品のみアルミ製で他の部品はプラスチックです。

ただ基本的には素材によって仕上がりが変わる、と言う事は塗装ではありません。それ専用に下地を作ってから塗るのが前提ですからね。
(ただしメタリックの場合静電気によってアルミ粒子の立ち方が変わるなどのケースはあるようですが)。

ただ素材によって下地の作り方は全く違って、プラスチックであればそれ専用のプライマーが必要ですし、今回のようにメッキが施された金属であればそれに適した方法での下地造りが必要となります。
当たり前の事なんですが塗装の場合「素材」その物よりもその上にある被膜に対しての考え方ですからね。
(ただし今回のようにメッキを全部剥がせれば素材として考えられますが)。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/05/28
 
jpg画像 電子楽器「EWI4000S」塗装 完成ですA(img982.jpg) -982- 電子楽器「EWI4000S」塗装 完成ですA

今回気を遣ったのはこういった刻印状の文字部分で、余りたっぷりとクリアーを塗ると埋まってしまう(事は無いのですがシャープさが欠けて「如何にも塗りました感」が出るのが嫌になる)恐れがありましたので膜厚に気を付けました。

ちなみに「薄膜」だけを考えればラッカー缶スプレーのような塗装の方が適していますが(「溶剤揮発型」ですね)、これだと塗膜自体の強度(耐擦り傷性・耐薬品性・耐候性・耐溶剤性)が足りないので日常的に触れる物、使う物としては向いていないですかね。
自動車の外装塗装にラッカーが使われているなんて時代が無くなったのはそういう事です(苦笑)。今回のように艶が必用無い塗装であればラッカーでも見た目的には一緒に出来ますので(むしろその方が簡単ですので…)。


もう一枚画像あるので紹介しますね。

2012/05/28
 
jpg画像 電子楽器「EWI4000S」塗装 完成です!(img981.jpg) -981- 電子楽器「EWI4000S」塗装 完成です!

こちらもお待たせしました!サックスの電子版?のような電子楽器の外装部品一式ですね。下記で紹介しているメーターカバーと同じく「艶消し黒」で完成となります。

他にも画像あるので続けて紹介しまね。

2012/05/28
 
jpg画像 FRP製メーターカバー塗装 完成ですA(img980.jpg) -980- FRP製メーターカバー塗装 完成ですA

昔に比べるとメーターカバーも比較的安く手に入るようになったようですが、今回の製品は形が結構凝った造りになっているのでFRPでの製作になっているのかも知れません。結構珍しいですよね(最近ではABS製がメインかと)。

または取り付ける車体が余り一般的では無いのかも知れません。
ちょっとマニアックな車種になると大量に製造しても売れる見込みはありませんから(苦笑)、だとしたら多少凝った物を高値で販売するような路線にはなってしまいますよね。しかしトータルでこれに幾ら掛かっているのか恐ろしい気もしますが…(笑)。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/05/28
 
jpg画像 FRP製メーターカバー塗装 完成です!(img979.jpg) -979- FRP製メーターカバー塗装 完成です!

大変お待たせしました!メーターカバーも「艶消し黒」で完成です。

元々は新品の状態で、ただ表面はザラザラとした梨地調の塗装(ストラクチャー塗装)だったので、オーナー様的に「一度着けたら外せないから」と言う理由でこの度の御依頼に至りました。「つるっとした艶消し仕上げ」ですね。

他にも画像あるので紹介します。

2012/05/28
 
jpg画像 MINIのホイールキャップ 傷部修理B(img978.jpg) -978- MINIのホイールキャップ 傷部修理B

そして全体をプライマーで覆います。一応直した部分を手前にもってきて撮影していますがこの時点でも判り難いですよね。
まだこの後の研ぎでさらにラインを整えていきますのでご安心下さい。

まあこの辺は特に問題無いんです。ネックは奥にある平板の方でして、あそこにはギュッと色々な物が詰め込まれるのでちょっとここからが大変です。

ちなみに以前御依頼頂いた時に紹介した「オリジナル」の画像があったので紹介しますね。

http://www.pro-fit.ne.jp/diary/2011/img176.jpg

元々メッキ素地の上に「赤いリング」と「COOPER」のロゴがプリントされていて、これをホイールと同色のガンメタ塗った上に同じようにロゴを再現するように御依頼頂きました。今回はそれの「修理と再現」と言う事なのでちょっといつもより大変なんですよね(苦笑)。

ただ幸いにして以前作った時の型データが残っていますので(捨てられる訳がありません)、それを使える分楽ではあります。
と言うかそのデータが無かったら…相当厳しくなりますかね(恐)。

と言う事でとりあえずはこの状態で少々寝かしておき、また手が空いた時にネチネチと進行したいと思います。
もうしばらくお待ちくださいませ!

2012/05/26
 
jpg画像 MINIのホイールキャップ 傷部修理A(img977.jpg) -977- MINIのホイールキャップ 傷部修理A

エポキシ系の接着剤やら塗料でネックなのは「硬化」ですね。
中には常温(20℃)で硬化するタイプもありますが、それにしても完全硬化まで24時間掛かったりします。冬場なんかは「前の日に塗っておいて次の日来たらまだベトベトしていた」なんて事もよくあります。

なので普通は60℃以上の熱を強制的に掛けて1時間くらいで完全硬化させます。この辺りはDIYでは難しいですかね。小さい物なら「コタツ」などの中に放置すると良いでしょう(今時少ないですか…)。


で、先ほど盛っておいたエポキシ樹脂を研いで、ポリパテを使ってラインを整えようと思ったらエポキシ樹脂の研ぎだけで済みました。巣穴も無く上手く盛れていたようです。

で、その周りは#240の目で均一にし、全体的には#320で足付け処理をしてよく脱脂をしたらメッキ素地用に使うプライマーを塗ります。

以前の塗膜は残っていますからその部分は普通にサフェーサーで良いんですが、若干メッキ素地が露出している箇所があるのでやはり普通では済まないんですよね(笑)。

2012/05/26
 
jpg画像 MINIのホイールキャップ 傷部修理(img976.jpg) -976- MINIのホイールキャップ 傷部修理

エグれていた箇所はリューターで研磨して均し、その周りも含め#120→#180→#240とペーパーで研磨します。

今回の作業でちょっと面倒なのは元々メッキが施されている部品と言う事で、損傷個所はメッキも捲れ上がっているような状態です。

そもそもプラスチック素材(ABS樹脂)へのメッキは、密着しているというより「被さっている」といった表現の方が合っていて、一か所でもメッキが剥がれてそこを爪で引っ掻くとキリ無くどんどんとメッキが捲れてきます。
何かの間違いでこういったプラスチックメッキ部品にサンドブラストを掛けたことのある方はご存知ですよね。その恐ろしさが…。

と言う事で、こういった箇所にポリパテなどを使うと後々問題が起きるのは確実なので接着効果が高く充填性もあるエポキシ系の接着剤を使います。いつも使っている3M社の「パネルボンド」ですね。
これは単なる接着剤というより、中に珪砂?のようなものが入っているので比較的粘度があって(固くて)こういったケースでは使い易いです。
ただ逆にその粘度の高さから浸透力は弱いと思われ、細かいひび割れなどには向かないかも知れません。そういった時はもっとシャブいタイプ(粘度が低く液体っぽいタイプ)の接着剤が良いですね。勿論エポキシ系で。

ちなみに家庭用では便利な「瞬間接着剤」なる物は塗装の下地としては使いません。今までの経験上「熱に弱い」と思われ、塗装後の強制乾燥の60℃〜80℃で接着力が無くなりくっ付いていた部分が取れてしまうのです。
そんあ悪夢ような経験を一回でもすると自分の中のリストからは無くなるので二度と使わなくなります。そもそも「1液タイプ」で持つ訳が無いんですよね…。


ちなみにどんな高性能な接着剤も素材によってはその効果が得られないケースもあります。
身近な所では「PP」(ポリプロピレン)ですかね。
ただこれは塗装業界ではもう一般的な樹脂の一つなので、「PPだから剥がれる」なんて事は殆ど聞きません。
ちゃんと足付処理(ペーパー掛け)と脱脂、専用プライマーを塗ればガッチリとした接着が可能です。ちなみに溶着は相当難しいのでお勧めは出来ません(何度か試しましたが強度が保持出来ません)。


今回のようにメッキが施されている樹脂はほぼ間違いなくABS樹脂なので接着も塗装も難しくはありません。時々溶けやすい物がありますが(これが困るんですが…)樹脂の中では一番扱い易いですね。

2012/05/26
 
jpg画像 メガネフレーム 本塗り完了です!(img975.jpg) -975- メガネフレーム 本塗り完了です!

まだ一回目の本塗りが終わっただけで、この塗膜が完全硬化したら次にもう一度本塗りを行います。

ちなみにこの一回目の仕上げは「艶有り」のクリアーで、次回は表側のみを「艶消しクリアー」で行います。

方法としては先ほど紹介したベースコートの黒を塗る方法と同じで、裏側はバックテープでマスキングして艶消しクリアーが裏側に付かない様にします。
あの方法であればクリアーのボカシ(グラデーション)も上手くいきそうですので表と裏で自然な色分け(と艶分け)が出来るかと思っています。次回の機会までまたイメージトレーニングしておきますね。

2012/05/25
 
jpg画像 メガネフレーム 本塗り開始です。(img974.jpg) -974- メガネフレーム 本塗り開始です。

ツルの表側は元々赤っぽい色で、そこを「艶消し黒」で承っております。
ただしこれに加えて「裏側は元々の色を残して、艶有りに」といった半ば無理っぽいご要望がありまして(苦笑)、ただどうやってもその完成イメージに辿りつかず「全面艶消し仕上げ」で一旦はご了承頂いたのですが、あれからもずっと色々と考えて何とか出来そうだと思うに至りました。


で、とりあえずは「黒」をグラデーションさせるのですが、画像を良く見て頂ければ解ると思いますがマスキングテープを張っている際の部分で若干「黄色」が見えますよね。ここには黒の塗料が入り込んでいないという事です。
スプレー塗装は空気で塗料を運ぶ(塗着させる)という性質ですから、空気が入らない行き止まりがあると塗料もそれ以上入りません。
なので行き止まりを作って数ミリの範囲で「ボカシ」(グラデーション)を行えるのです。

2012/05/25
 
jpg画像 メガネフレーム 本塗り準備完了です(img973.jpg) -973- メガネフレーム 本塗り準備完了です

ちょっとこの画像だと「大丈夫か?」と思われそうですが、自動車補修塗装のマスキングではセオリーでもある「バックテープ」なる手法ですね。裏側からマスキングテープを張り付けています。

ただこれも単に張り付けている訳では無く、シワ無くピッタリ同じライン状で貼りつけ、その境界線で「美しいボカシ」になるようにしています。適当そうですがこれでも結構手を入れているのです…。


と言う事で、プラスチックプライマーを塗布したら続けて「黒」のベースコートを行います。

2012/05/25
 
jpg画像 メガネフレーム マスキング(img972.jpg) -972- メガネフレーム マスキング

こちらもお待たせしております。既に本塗りは終えたのですが工程を変更してもう一度本塗りに入る事になりましたので納期はもう少々伸びる事となります。が、一応当初のご要望通りの工程を考え出しまして、予定通りの仕上がりを目指しておりますのでご安心下さい。

画像は下地処理を終えたメガネフレーム(ツル)に、予め作成しておいた「カーボン埋め込み部」の為のマスキングシートを張り付けた状態です。凸凹していた部分も平滑に研いであります。

2012/05/25
 
jpg画像 インプレッサテールランプ塗装(from福井) 完成ですA(img971.jpg) -971- インプレッサテールランプ塗装(from福井) 完成ですA

クリアー抜きのラインについてもいつもとちょっと違っていて、元にあるラインとは少しズラしています。この状態だとちょっと解りにくいですが実車に装着された時には良い感じになるのでしょうね。

ちなみに黒に見えますがパールも入っています。スモークでは無いので透過はしません。


こんな感じで「いつもとちょっと違ったアレンジで」といった変更も可能です。
内容が複雑な場合にはとにかく「イラスト」を作って頂ければ解り易いので助かります。
今回こちらのオーナー様からも色々画像頂いていまして、ただ元となる画像が著作権に引っかかるのではないかと心配しているので(笑)ちょっと紹介は出来ませんが作業をする上ではとても助かりました。お手数を頂き有難うございます。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/05/25
 
jpg画像 インプレッサテールランプ塗装(from福井) 完成です!(img970.jpg) -970- インプレッサテールランプ塗装(from福井) 完成です!

そしてこちらのテールランプも無事完成となります。お待たせしました!

この状態で見るとちょっと異色ではありますが(笑)、黒い部分はボディ同色なので装着されれば一体感が出て良い感じになると思います。と言うかそもそもオリジナル性を高めた物ですから似合うとか似合わないとかは二の次のかも知れませんけどね(笑)。

もう一枚画像あるので紹介します。

2012/05/25
 
jpg画像 インプレッサテールランプ塗装(from岐阜G様) 完成ですA(img969.jpg) -969- インプレッサテールランプ塗装(from岐阜G様) 完成ですA

ここまで近くで撮るのは嫌な所でもありますが(苦笑)、逆にこういった普段見え難い部分を紹介出来れば信用はして貰えるのでは、と思う次第です。

気付いている方もいらっしゃると思いますが、今年新たに設置した「Q&A」ではちょっと有り得ない事を述べていたりします。
質問する内容としては、「出来上がった仕上がりが気に入らないのですが」でして、それの回答が「納得して頂く他ありません」と結構ヒドイ回答になっています。

と言うのも、私的には100%の仕上がりと言うのは有り得ないと思っていますので、粗を探せば実は幾らでも見つけられますから「完璧」は無いものと思っています。それを求められると終わる事は無いですので…。

ただその後には「完成画像や途中工程、実際の感想などはサイト上で紹介ていますのでそちらを参考にして頂ければ」と綴っていますので、実際にこういった画像を見て頂き検討して頂ければと思っています。

ただこういった事を大っぴらに見せている所も少ないと思いますし、私も出来る事なら何もしないで仕事が来てくれれば助かるんですけどね(苦笑)。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/05/25
 
jpg画像  インプレッサテールランプ塗装(from岐阜G様) 完成です!(img968.jpg) -968- インプレッサテールランプ塗装(from岐阜G様) 完成です!

こちらもお待たせしました!ちょっと前に同じ岐阜県から御依頼頂いていた方と勘違いをしてしまいまして今回はイニシャルも記載させて頂いております。勘違いをさせてしまっておりましたら大変失礼しました。

こちらはいつもの定番で「柱無しバージョン」になりますね。もう40セットくらいは塗ったでしょうか…。


自動車業界では結構有名な話なのですが、スバル車オーナーはちょっと変わっている所があるようでして(笑。いや業界での話です)、敬意を表して?「スバリスト」と呼んだりします。

私はスバル車に乗ったことが無いので解らないのですが、私的な見解では、スバル車を選ぶ方が変わっているという訳では無く、スバル車に乗ってみたら「なんか今までの車とはちょっと違うな」といった何かがあるのでは、と思う次第です。きっと何か普通とは違う魅力的なものがあるんでしょうね。


ただこのテールランプに関しては、単に「純正の状態がひどい」(苦笑)と言う事でしょうからスバル車云々とは関係ないですかね…。

もう一枚画像あるので紹介しますね。

2012/05/25
 
jpg画像 インプレッサテールランプ塗装(from東京) 完成ですA(img967.jpg) -967- インプレッサテールランプ塗装(from東京) 完成ですA

車体に装着されるとこんな感じになります。

柱を太くしたりといった事も可能ですが、複雑な内容となるとそれだけ費用も上がる場合がありますので(コースが変わります)事前にご相談下さい。
今はこれが標準の形ですかね。


昨日やっていたニュースで「自分だけの一品物」のニーズが最近凄く多くなっているようで、ナイキのシューズをオーダーメイドで作成出来る有名ですがアディダスも始めたようで、デザインだけでなく自分の足に合せて作れるのは良さそうです。

参考までに→NIKEiD 世界に一つをカスタマイズ


当店に御依頼頂く案件では「元のように」といった「修理の塗装」と、上記のシューズのように「自分好みの色で」といった「オリジナル塗装」と二通りの内容がありますが、今は間違いなく後者の方が多いですね。

ただ私的には量産品の良さも嫌いではありません。粗悪な物は別ですが、同じ物を寸分たがわずキッチリ出来るのは人間の手だけではどうにもなりませんので。身近な物ではapple社の製品なんかは特にそれが感じられたりしますよね。

ちょっと前置きが長くなりましたが(苦笑)、私的に求めるのはその両方が理想でして、「人の手で塗ったとは思えない」という仕上がりを提供出来ればと思っています。

例えばこういったテールレンズであれば、ダマやムラがあったら「やっぱ塗ったんだ」と馬鹿にされてしまいそうですが、デザイン云々では無く品質自体を純正と同じかそれ以上に仕上げれば「これって元々赤いんじゃないの?!」と驚いて貰えますからね(笑)。それに尽きるかと思います。


それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。本日夕方以降で発送可能です。
この度のご依頼、誠にありがとうございました!

2012/05/25
 
jpg画像 インプレッサテールランプ塗装(from東京) 完成です!(img966.jpg) -966- インプレッサテールランプ塗装(from東京) 完成です!

大変お待たせしました!こちらは「柱有りバージョン」のインプレッサテールランプですね。

その他の仕様はいつも通りで、レッドキャンディーの後には全体にうっすらとスモークも掛けています。

「柱」の画像もあるのでそちらも紹介しますね。

2012/05/25
 
jpg画像 電子楽器「EWI4000S」 本塗り準備です!(img965.jpg) -965- 電子楽器「EWI4000S」 本塗り準備です!

こちらもメーターカバー同様、ベースコートに黒を塗ってその上に艶消しクリアーを塗る「2コート仕上げ」です。

ちなみにクリアーを塗る時のスプレーガンは、今の小物塗装になってからは「口径1.3ミリ」の低圧ガンを主に使っていて、ただそれでも場合によっては「出過ぎる」と言う事もあるのでその場合には口径の小さなスプレーガンを使う場合もあります。
今回もそういった事ですので、使ったスプレーガンは口径が1.0ミリで、やはりこれも低圧ガンです。


自動車部品では余りそういった細かい箇所に気を遣う事は無かったのですが、今回のような稼働する部分がある製品の場合、ボタン穴や接合部、刻印文字など塗膜が厚くなり過ぎるとマズイ場合には口径の小さなガンで対応したりします。


来週には完成出来る予定です。もう少々お待ちくださいませ!

2012/05/25
 
jpg画像 電子楽器「EWI4000S」 本塗り準備完了です(img964.jpg) -964- 電子楽器「EWI4000S」 本塗り準備完了です

こちらもメーターカバーと一緒に本塗り完了しておりますのでご安心下さい。

製品としては「一個」なのですが、塗装するとなるとそれぞれを分解した状態にしなければなりませんので(使い物にならなくなります)被塗物が増える事になり当然費用も増えます。

これは自動車ボディの塗装でも言える事で、例えば車を「色替えオールペン」するとなって外装部品を全て外して塗る場合と、最近は見かけなくなりましたが着いた状態で塗る場合とでは当然費用も仕上がりも変わります。
かといってドアは付いたままちゃんと塗らなければならないケースもあり(外せばいいという事では無い事もあるのです)、となるとそれで綺麗に仕上げる(塗った事が解らない様に仕上げる)為にはかなり大変です。作業時間の差は数十倍ですからね。

結果、同じ車でも10万円で出来るオールペンもあれば200万円掛かるオールペンもありまして(勿論部品代は別で)、何が違うのかと言えば「掛ける時間が違う」といった事になります。

もっと簡単に言うと「仕上がりが違う」と言う事でもあると思うのですが、実際に作業する人間にとってはそれが自信過剰っぽく聞こえてしまい嫌う方も多いんですよね。それが言えれば本当に楽なのですが…(苦笑)。


と言う事で今回は大きな部品は3点、小さい部品は7点、計10点としての塗装となります。
勿論これらは分解した状態で届きまして、ただ恐らくは分解したのではなく全て新品部品として購入したようです。決して安い物じゃないと思いますが…(恐)。

2012/05/25
 
jpg画像 社外品メーターカバー つや消しクリアー塗布(img963.jpg) -963- 社外品メーターカバー つや消しクリアー塗布

「つや消し」と言ってもクリアー自体は普通の艶あり仕上げと変わらず「主剤」と「硬化剤」を混合させて作る2液ウレタンですので、見た目は艶がなくとも自動車ボディの塗装と同様の性能はあると言う事ですね。これが缶スプレーとは違うところです。

ただ艶が消えるからといって適当に塗るとやはりそれなりの仕上がりになってしまうので、本塗りはいつものように肌を荒らさないようウェットで2コートに分けて塗って仕上げます。


この後表面が乾くにつれ徐々に艶が引けてきますが、基本的には「自然にゆっくりと」というのがセオリーで、熱を加えて強制乾燥させてしまうのは実は間違いのようです。ムラの原因になるようですね。
実はこれは私もちょっと前までずっと勘違いしていたことで、均一にムラなく仕上げるには早めに熱を掛けて乾かしてあげるのが良いのだと思っていました。思い込みは非常に危険です。時々でもちゃんとマニュアルを確認して修正していかなければ、ですね。


それでは完成しましたらまた紹介させて頂きますね。
もう少々お待ち下さいませ!

2012/05/25
 
jpg画像 社外品メーターカバー ベースコート塗布(img962.jpg) -962- 社外品メーターカバー ベースコート塗布

大変お待たせしました!本日(日付変わってますから昨日)無事本塗り完了しております。

画像は「ベースコート」を塗布した状態で、この状態では艶は出ていませんが「つや消し」といった状態でもありません。「半艶に近いつや消し」といった感じですかね。

この状態で終わるのが所謂「激安コースで」、仕上がりや耐久性としては缶スプレーのそれと同じ程度とお考え頂ければと思います。
私が通勤で乗っているスーパーカブの外装パネルもこの仕様で塗っていますが、やはり日々接触する所は擦り切れて下地が露出してしまっています。剥がれはしないのですが削れてはしまうようです(まあ私の暴露テストも兼ねてますのでそれはそれでOKです)。

2012/05/25
 
jpg画像 メルセデスCLS350テールランプ スモーク塗装承りました!(img961.jpg) -961- メルセデスCLS350テールランプ スモーク塗装承りました!

本日無事到着しております。まだ詳細は決まっていないのですが現物を見て先ほどご提案のメールを差し上げておりますのでご確認の程ご検討を宜しくお願いいたします。クリアー抜き部分をどうするか、ですかね(私的に色々気になる所もありますので…)。


ちなみに先日完成〜納品したランクルのテールランプとメルセデスCLSのテールランプそれぞれのオーナー様から感想のメールを頂きましたのでちょっと紹介させて頂きます。


ランドクルーザーのテールランプオーナー様より
「昨日到着し確認させて頂きました。イメージ通りの濃さ、かつ美しい仕上がりでとても満足しております。どうもありがとうございました。今後も機会ありましたらよろしくお願いします。」

メルセデスCLSのテールランプオーナー様より

「本日、確認しました。想像してた通りの素晴らしい出来上がりでした。興奮して未だテンション高めです(笑)。ありがとうございました。」


との事です。
どちらもスモーク濃度は細かくご指定頂いておりまして、ご希望に沿った濃度に出来ていたようで安心しました。わざわざご報告頂き有難うございました!


それではこちらのCLSテールランプについても作業進行しましたら紹介せせて頂きますね。
この度のご依頼、誠にありがとうございます!

2012/05/24
 
jpg画像 FRP製社外品メーターカバー サフェ研ぎ完了です!(img960.jpg) -960- FRP製社外品メーターカバー サフェ研ぎ完了です!

最初は#320→#400の空研ぎでラインを出して、最終的には#600→#800の水研ぎで表面を均します。

水研ぎの良い所はそのまま目で見てラインを確認出来るところですね。

細部をチェックして問題無ければいよいよ本塗りになります。


ちなみに話が変わりますが、ゴールデンウィークが明けて一か月も経っていませんが既にキャパシティを超えてしまいまして、誠に申し訳御座いませんが一部の御依頼受け付けを制限させて頂きたく存じます。もう荷物を置く所が無いのです…。

何故だかここの所エンジンパーツ系の「結晶塗装」がフィーバーしてしまいまして、本日業者さんよりフェラーリのパーツ一式が届いて満杯となってしまいました…。

ただ他の案件で「テールランプ3セット」は塗装済みですし、エンジンヘッドー等の結晶塗装品なども今週中には塗れそうですので再来週辺りにはお荷物もかなり減ると思われます。

とりあえずは大きい物はお預かり出来ませんので今しばらくお待ち頂けますようお願い申し上げます。いつも不都合をお掛けして申し訳ございません…。

2012/05/23
 
jpg画像  FRP製社外品メーターカバー サフェ研ぎ(img959.jpg) -959- FRP製社外品メーターカバー サフェ研ぎ

サフェーサーを塗ったのは先週末ですので既に完全硬化していますから早速研ぎ作業も行っています。

いつも通り最初にガイドコートとして黒の缶スプレーでパラパラと万遍なく塗ってそれが無くなるまで全体を研ぎ落とします。

研いで見て解ったのですが表面は結構凸凹としているので単にペーパーで研ぐだけではラインの修正がし切れないのでちゃんと当て板にペーパーを張って研ぎ作業を行います。

曲面部分に平らな当て板を使って研ぐとカクカクとしたラインになりますが一旦はそれで良いのです。イメージとしては歪な形を平均的な超多角形に仕上げ、その後手のひらの柔らかい部分やペーパー自体のコシを利用して滑らかなラインに仕上げます。

2012/05/23
 
jpg画像 FRP製社外品メーターカバー サフェーサー塗布(img958.jpg) -958- FRP製社外品メーターカバー サフェーサー塗布

こちらも作業進行しておりますのでご安心下さい。

画像はサフェーサーを塗布した状態で、随分とテロテロになっていますが実際サフェーサーはこれくらいたっぷり塗るのが一般的です。
自家塗装で使う「レッカーサフェーサー」とは違い、2液ウレタンサフェーサーの特徴と言えばその「充填効果」なので、これをタップリ塗って完全硬化させたらそれを研いで形を整えます。

研ぎはラインを形成する程ですから細かい番手でネチネチ削ったりするのではなく、最初は#320程度からザクザクと削り始めて大まかなラインを出して徐々に番手を細かくしてペーパーの目を均していきます。

2012/05/23
 
jpg画像 電子楽器「EWI4000S」 プライマー塗布完了です(img957.jpg) -957- 電子楽器「EWI4000S」 プライマー塗布完了です

こちらの御依頼は「艶消し黒」で、現在別件で御依頼頂いている「メーターカバー」の艶消し黒と一緒に塗る為に合せて作業しています。

ちなみに小さいネジ穴が塗装で埋まってしまいそうだったので急遽そこにハマるネジを探して来て装着しました。
いつもならTACさんにある在庫品を分けて貰ったりするのですが、一般的に自動車部品として使う大きさのネジでは無いのでゴミ捨て場に捨ててあったカーオーディオを分解して用意した次第です。

2012/05/23
 
jpg画像 電子楽器「EWI4000S」 プライマー塗布前(img956.jpg) -956- 電子楽器「EWI4000S」 プライマー塗布前

素地調整が完了したので続けてプライマーを塗布します。

ここで使用するプライマーは「メッキの下地用」で使う物では無くいつも使っているプライマー(勿論アルミ素地対応)です。元のメッキが残っている訳ではありませんのでこれで問題ありません。

ただ裏側(内部)のメッキは処理していません(剥がしていません)ので、(これにはサンドブラストが必要)そこには塗料が付かない様にマスキングしています。


ちなみに今回のオーナー様にちょっとしたアドバイスを頂いたのですが、確かにこういった「楽器」は今後もご要望はあるかと思われます。ギターの塗装なんて普通の事ですしね。

そう言えば以前「エレクトリックピアノ」の外装カバーを塗装御依頼頂いた案件がありましたが、後で解ったのですが実は相当著名な方からの御依頼だったようです。

あれが完成して取りに来て頂いた時にもしかして随分と失礼な事を言ったかも知れないのですが(謝)、言葉の中に「一応人に聞かせる機会があるもので…」といった事を聞いてちょっと調べてみたのです。いやはや日本国民であれば誰もが聞いた事があるような曲を作っているような方だったようでして…。

完成画像は下のページ内「No.1617」にありますので宜しければどうぞご覧ください。

プロフィット日記2011年9月辺り

2012/05/23
 
jpg画像 電子楽器「EWI4000S」 素地調整(img955.jpg) -955- 電子楽器「EWI4000S」 素地調整

画像は既に表側はダブルアクションサンダー#120で表面のメッキ層を削り落とし、隙間にはペーパーを入れて細部まで足付処理を行っています。


ちなみに以前塗らせて頂いた下記ページの「No.2133」で完成画像を紹介しています。

プロフィット日記2010年11月辺り

その下に「YAMAHAの音叉マーク」をヘルメット掲載カメラにロゴ入れ塗装している画像があるのですが、自分のやっている事ながらちょっと異色に感じてしまいます(爆)。と言うか御依頼者の方々がちょっと普通では無いのかも知れませんね(少なくとも絶対数は少ないかと…)。

2012/05/23
 
jpg画像 電子楽器「EWI4000S」 塗装承りました!(img954.jpg) -954- 電子楽器「EWI4000S」 塗装承りました!

こちらも紹介が遅れてしまいましたが作業は既に着手しておりますのでご安心下さい。この度のご依頼、誠にありがとうございます!

こちらは以前も表側のカバーのみ塗装した事がある製品で、サックスの電子楽器?のような物でしょうか。ちょっと私は詳しくありませんのでオーナー様にご紹介頂いたサイトを紹介させて頂きますね。
有名なT-SQUAREの伊東たけし氏の動画です。

「Meets EWI_EWIに出会う」

ああなるほど!、マクドナルドのCMに出ていたのはこの方だったのですね…。今やっと気づきました…。


御依頼内容としては、上記で紹介した伊東氏が使っているEWIと同様にボディ外装パーツ全部を「艶消し黒」で御依頼頂きました。


ただ現在の所連休が明けてまた忙しくなってしまいましたのでちょっとお時間が掛かる状況なのですが、近々こちらをお使いになる予定があるのかどうかで今回は「納期指定」で御依頼頂きました。
私的には余り推奨はしませんが、それぞれご都合がある方はいらっしゃると思いますので現在はオプションとして設定させて頂いております。宜しければご利用下さい(追加料金が掛かりますのでお勧めしていないのです…)。
まあ私の寝る時間を削って作業していると思って下さい(苦)。


で、一部アルミ素材の製品がありまして、ただどうやらこちらは「無電解ニッケルめっき」が施されているようです。アルマイトにしては輝き過ぎてますからね…。
となるとこれに塗装しても充分に密着しませんのでそれの対策が必要となります。

一つはこのメッキを活かしつつ上塗り塗装が密着する下地を作るか、またはこのメッキを除去するかですね。

ただこのメッキは装飾クロムメッキ程固くないので後者を選ぶことにします。

2012/05/23
 
jpg画像 プレオテールランプ等 スモーク塗装承りました!(img953.jpg) -953- プレオテールランプ等 スモーク塗装承りました!

すっかり紹介が遅れましたが無事到着しておりますのでご安心下さい。この度のご依頼、誠にありがとうございます!

御依頼内容としては、テールランプとハイマウントランプ、そしてフェンダーサイドマーカー左右を「薄目のスモーク」、そして「クリスタルクリアー」への変更で承っております。

完成イメージとしては、「濃度は最近施工されたBMWZ4テールランプのように赤い部分はより深みのある赤へ、透明な部分はほどよいスモークになれば」と承っております。

ただ細かい点は実際に塗装してみて確認〜微調整をお任せ頂いてますので理想に近くなるように作業しますね。


そもそも「スモーク塗装」は予め決まった濃度と言うか設定と言うのが存在しません。
と言うのも、スモークの具合は被塗物となるテールランプによって全く見た目も効果も違うので、今回が良かったとしても次回に行う別のテールランプにはその処方が余り活かせません。

なので一番最初のコートは想定しているよりも相当薄目で、コートを重ねるごとに徐々に濃度を上げていくといった本番での調整が基本となるのです。一見難しいようですが実はこれが一番確実ですからね。

ただし今度はその御依頼内容と言うかオーナー様が希望されている事をどこまで汲めるか、と言うのが肝心になってくるので、本塗時のブース内には作業依頼書やメール内容を印刷した物、またはiPodを持ち込んで以前の作業例などの画像を参考にしたり比較したりしてスモーク具合を調整しています。相当アナログな手法なんですよね(笑)。


それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。
改めましてこの度のご依頼、誠にありがとうございます!

2012/05/23
 
jpg画像 一輪車のフレームは・・・(img952.jpg) -952- 一輪車のフレームは・・・

結構前に塗らせて貰った物ですがタイミングの都合でこちらでは紹介していなかった案件です。

で、その後オーナー様はどうされているかと思い、以前教えて貰っていたYouTubeのアドレスから発見出来ました。今はガラパゴス(!)に居るようです。

ご依頼時に仰っていた発言通り、その後一輪車を持って世界一周の旅に出ていたようです。

一輪車持って世界一周! "Around The World PART1" - B-BOY CHAO UNICYCLING
(注>音が出ます)

画中に出てくる一輪車はまさにこのフレームを使っているようで、随分と酷使されているようですが画面を見る限りは無事のようなので何よりです(笑)。


何にしても羨ましい生き方ですね。今後のご活躍も応援しております。


2012/05/23
 
jpg画像 ブレーキ屋さんの作業場(img951.jpg) -951- ブレーキ屋さんの作業場

私と同じくTACさんに間借りしているブレーキ屋さんの作業場です。と言っても私がいつも完成品を撮影している直ぐ隣に居るだけなのですが(笑)。

通常の塗装時ではピストンやシール(ゴム?)を交換したりする必要は無いようなのですが、必要な場合や希望によりそういった消耗品の交換も受付てくれたりするようです。ただし「brembo」の製品に限るようです。画面左下にゴロゴロしているのが「ピストン」ですかね。

ただ、オーバーホールするとなるとそれ相応に費用が掛かるらしいので(部品が相当高いようでして…)「わざわざ中古品を使う意味が無い」といったことになるそうです。な、なるほど・・・ですね。

2012/05/23
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from福井) 本塗り完了です!(img950.jpg) -950- インプレッサテールランプ(from福井) 本塗り完了です!

そして問題の(爆)インプテールランプも無事本塗り完了です。お待たせしました!

確かオーナー様的には「他でやっていないことを」といった事をご希望だったと思いますがが、確かにこれはその通りかと(笑)。


最初に伺ったときは「黒に」との事だったのでてっきり「スモーク」かと思っていたらそうではなくボディ同色の黒パールでのご依頼だったのです。

確かに見慣れないとちょっと異質には見えますが(笑)、実際ボディに装着されると色が同化しますから単体で見るのとは違う一体感が得られると思います。これは楽しみですね。


ちなみにクリアー抜きの部分にはスモークも入っています。ここはいつも通り隣り合うテール同士でラインも色も繋がります。


それでは完成次第また紹介させていただきますね。もう少々お待ち下さいませ!

2012/05/23
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from東京) 本塗り完了です!(img949.jpg) -949- インプレッサテールランプ(from東京) 本塗り完了です!

こちらは画像を見て判る通り「柱有りバージョン」のテールランプです。

いつものクリアー抜きに比べて柱が一本出来ただけですがスプレーの方法は大きく変わります。

2トーンカラーなどの塗装時もそうですが、塗装を途中で塗り分けるような「バツ切りマスキング」は比較的リスクの高い作業です。
と言っても仕上がりを余り気にしなければ何でも無いことなのですが、塗り分ける境界線のラインを美しく仕上げるには普通にスプレーしてしまうとどうしても「ガタガタ」になってしまうのです。

コツとしてはそのマスキングされた境界線の塗膜を薄くすれば良い筈なので、マスキングテープの厚みを利用して「ボカシ」を行うのです。
無理そうな話に聞こえますが、塗装業界では「紙一枚の厚み」も凄い厚みの部類に入りますからこれは十分利用できます。

ちょっと言葉で説明するのは難しいのですが、要はミクロの世界でもイメージ次第でいつも行っている作業と同じになる、といった所ですかね。
機会があれば動画などで紹介出来れば…と思います(言葉での説明が難しいので諦めました…謝)。


それでは完成しましたらまた紹介させていただきますね。もう少々お待ち下さいませ!

2012/05/22
 
jpg画像 インプレッサテールランプ レッドキャンディー途中状態(img948.jpg) -948- インプレッサテールランプ レッドキャンディー途中状態

ここまで薄い色味でも塗り重ねる事によってあそこまでの赤になります。と言うか一気に濃くしてしまうと「ムラ」と「ダマ」が出来てしまうのでこれくらいまで薄くして均一に色を揃える(膜厚を揃える)必要があるのです。

またこの時点でも一旦ムラを出してしまうと後々まで影響してしまうのでやはり気を抜けません。

ただこういったハイリスクな仕事(と言うか普通はやりたがらない事。苦笑)を得意なことにしてしまえば仕事量を確保する事は比較的容易な気がします。

このテールランプにしても技術的には特別な事をやっていると言うことでは無いんですけどね。必要な事と言えば、スプレー塗装の基本を行う事と、後は自分がテールランプの周りをグルグル回りながら塗るくらいですからね(笑)。

2012/05/22
 
jpg画像  インプレッサテールランプ(from岐阜G様) 本塗り完了です!(img947.jpg) -947- インプレッサテールランプ(from岐阜G様) 本塗り完了です!

先日完成した同型のテールランプがこちらのオーナー様と同じく「岐阜」だったのでちょっと勘違いしてしまった場面がありました。うっかりしてしまい申し訳御座いませんでした(何かミスが合った訳ではありませんのでご安心下さいませ)。


元々クリアーだったレンズにここまで赤くするには一度のコートで完了出来る訳では無く、薄い赤(ピンク)を何回も重ねてここまでの濃さに仕上げます。最後にスモークも薄く掛けているのでさらに深みも出ています。

途中の画像があるのでちょっと紹介しますね。続きます。

2012/05/22
 
jpg画像  インプレッサテールランプ(from福井) マスキング作業(img946.jpg) -946- インプレッサテールランプ(from福井) マスキング作業

こちらもお待たせしております。ちょっと異色の(笑)インプレッサテールランプですね。

外側のレンズはいつもの定番なのですが、内側リヤゲートに装着されるレンズはいつも赤くしている部分を「ボディ同色」としてブラックパールに塗り潰します。そう、ここは「隠蔽」させてしまうのです。

ちなみに以前同じような感じで、そちらは外側のテールランプの一部をボディ同色として「シルバー」に塗った案件があります。
その後装着された画像も頂いてオーナー様も大満足だったようですから今回もイメージ通りになれば良いですね。


ちなみに画像内にはこれもまた異質の「差し金」(笑)が写っていますが、今回はマスキングのラインについてもいつもとは違った状態でご依頼いただいてまして、そこが「このラインに対して直角で」といったご指定ですのでその為に使っています。凄く便利です(笑)。

2012/05/22
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from東京) マスキング作業(img945.jpg) -945- インプレッサテールランプ(from東京) マスキング作業

こちらは東京からご依頼で、久しぶりの「柱有りバージョン」でご依頼のインプレッサテールレンズです。

いつもの「柱無し」に比べて若干費用は上がりますが(¥5,600アップ)こちらも「お任せコース」で対応可能ですのでどうぞご利用下さいませ。

マスキング方法としては、隣り合うテールランプで繋がるラインはいつも通りで、後は「柱」として残す部分にそれぞれ直角のラインを入れます。

ちなみに値段が上がるのはこのマスキングの手間が増える分、と言う訳ではなく実際には本塗り時に増える手間(と言うか苦労)分ですかね。

2012/05/22
 
jpg画像 インプレッサテールランプ(from岐阜G様) 下地処理(img944.jpg) -944- インプレッサテールランプ(from岐阜G様) 下地処理

こちらもお待たせしております。岐阜から御依頼のインプレッサテールランプ一式ですね。今気づきましたが現在5セットでは無く6セットお預かり中の模様です(ちゃんと調べていませんので曖昧ですいません)。

6セットとなると4個×6=24個ですから流石にこれ全部を一度には塗れませんかね。場所もそうですが精神的に持ちません(苦)。


白っぽく見えるのは足付処理済みのレンズで、透明なのは処理前のレンズです。白っぽくなっていても番手(傷)は細かく均一なので、この状態でもクリアーを塗れば透明になります(ならないと困ります…)。

ただこれが通用しないのが「ヘッドライト」でして、理由は何故だか良く解らないのですがちょっとした些細な傷でも残ってしまうので、ヘッドライトレンズを塗るとしたら全く傷の無い「ピカピカな状態」で塗るしかないかと思われます(今までの私的経験です)。

ただそうだとすると、この画像にあるような「足付処理」といった下地作業を行わないで塗る事になりますから当然塗膜の密着性は劣ります。と言うか私的には有り得ないかと…(恐)。

まあ仮に足付処理無しでも十分な密着効果が得られて、且つ紫外線に強く悪環境下でも長きに渡って性能が落ちない、なんて夢のような密着剤(敢えてプライマーとは呼びません)があれば可能かも知れません。
惜しい所で「エポキシ」といった樹脂がありますがこれは紫外線に弱く、そもそも使う前から黄変しているくらいですから透過性の塗装に使う気にはなれませんかね…。

と言う事で、当店では「ヘッドライトの塗装」は行っていないのです。何卒ご了承下さいませ。

2012/05/22
 
jpg画像 遮熱版 素地調整A(img943.jpg) -943- 遮熱版 素地調整A

マスキングした部分を食み出さないように接着剤を塗布し、指先でしっかりとシゴキながら隙間に埋めていきます。

で、接着剤が乾く(硬化する)前にテープを剥がして完全硬化を待ちます。

とりあえずはこの状態で寝かし、接着剤が完全硬化したらサンダーで平滑に削ります。

本塗りはもう少し先になりますがまた進行したら紹介しますね。もう少々お待ち下さいませ!

2012/05/22
 
jpg画像 遮熱版 素地調整(img942.jpg) -942- 遮熱版 素地調整

溶接部分の見える方はビードを削っているので巣穴が出ていましたからエポキシ接着剤で埋めておきます。板金塗装業界では有名過ぎる3Mのパネルボンドですね。

これが販売された当初は賛否両論だったようですが、使った事がある方はこれで得られるメリットとその性能に驚いたことだと思います。
エポキシ樹脂の登場により作業方法は「溶接」から「接着」へと大きく変わりましたらからね。ただコストが高いのと体に良くない(特にモノマーな状態の硬化剤が)のをよく理解することが必要ですかね(苦笑)。取り扱いには十分気をつける必要があります(勿論環境面へも)。


で、当初は穴埋めした部分だけの予定だったのですが、予想以上に接着剤が余ったので元々溶接してあった継ぎ目部分にも塗ることにしました。画像でマスキングしている箇所ですね。

こういった作業はポリエステル系樹脂(ポリパテ)で行う方が圧倒的に楽なのですが、今回のこれは結晶塗装でご依頼いただいてますのでそれの硬化時の温度にポリパテでは耐えられません。


塗装屋さんならよくご存知かと思いますが、実は2液ウレタン塗料はそんなに耐熱性が低くありません。恐らく140℃を超えても変化は無いかと思われます。
逆に100℃程度であっという間に問題が起こるのが「ポリパテ」で、時々間違えて赤外線ヒーターが近すぎて塗装が剥がれたり膨れたりする多くのトラブルはその下にある「ポリパテ」が剥がれることによって起きています。限界温度が低いようですね。

なのでこういった巣穴程度を埋める場合でも高温になる場合にはポリパテの使用は厳禁です。一度密着性が落ちたパテはその時は大丈夫でも後で必ずブリスター等の問題を起こしますので…。

2012/05/22
 
jpg画像 続けて遮熱板も(img941.jpg) -941- 続けて遮熱板も

こちらは元々の素地には問題無い状態でしたが、形状的にサンダーが入らない箇所もあったので最後にサンドブラストを掛けておきました。この後の塗装がよく密着するようにと「足付け処理」の役割ですね。

2012/05/22
 
jpg画像 NISSAN S20タペットカバー サンドブラスト処理(img940.jpg) -940- NISSAN S20タペットカバー サンドブラスト処理

FJのタペットカバーに続けてこちらも全体的にサンドブラストを掛けます。こちらの塗膜は溶剤でかなり取れたのですがその下に腐食が出ていたのでそちらを除去しました。

サンドブラストの作業は箱の中で行いますが、それでも外に粉塵は出てくるので防塵マスクは必須です。
と言いつつもこの仕事はどうしてもホコリや有機溶剤を吸ってしまう機会が多々あるのでどうしても健康上良くは無いですね。そのせいかどうか判りませんがこの仕事を始めてから体がアレルギー体質になっています(今この時期で花粉症がピークです)。

と言いつつも、それ以上に得られる物は多いですから続けられるんですけどね(お金ではないです。苦笑)。

と言うことで日々の作業に慣れ過ぎないよう気をつけて作業に就きたいと思います。塗装屋の病気はジワジワと後から来ますからね。みなさんもどうかお気をつけ下さいませ。

2012/05/22
 
jpg画像 NISSAN FJタペットカバー サンドブラスト処理完了(img939.jpg) -939- NISSAN FJタペットカバー サンドブラスト処理完了

旧塗膜が結構しっかりしていたので溶剤浸け置きだけでは細部に塗料が残ったので最後は全体にサンドブラストで剥がしきりました。

ちなみに元の塗装(オリジナルの塗装?)ではプラグホールの内部は未塗装でしたが、再塗装の場合には防錆の面などからして塗ったり塗らなかったりです。
今回は贅沢に「飾り用」との事ですので(恐)どちらが良いかちょっと判断付けにくい所でもありますね。

後程メール差し上げますのでどうぞご検討下さいませ!

2012/05/21
 
jpg画像 ステンレス製遮熱版 穴埋め作業A(img938.jpg) -938- ステンレス製遮熱版 穴埋め作業A

金環日食じゃありませんが眩し過ぎて直視は出来ませんが(苦笑)、一応まともに撮れたのがあったので紹介しますね。

溶接後見える方は削って平滑にしています。

2012/05/21
 
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